顔タイプフレッシュのメイク|似合う色・質感とNGメイク

「ナチュラルが似合うと言われて全部を薄くしたら、顔がぼやけて疲れて見えた」「では、と今度はしっかり描いたら、メイクだけが顔から浮いた」。顔タイプフレッシュの方から出やすいのが、この正反対に見えて原因が同じ2つの失敗です。
理由は顔立ちにあります。フレッシュは子供顔をベースに、直線と曲線の中間にあるパーツを持つタイプです。輪郭は卵型かやや面長、目は大きすぎず切れ長すぎず、鼻筋も強くは主張しません。顔の中に強い線も強い丸みもなく、爽やかさと清潔感が先に伝わります。装いで引き算が効くと言われるのは、この「顔立ちそのものが中間にある」という条件から来ています。
だからメイクではっきりした線や塗った面を作ると、顔立ちより先にメイクの輪郭が目に入ります。かといって、すべてを薄く消してしまうと、顔の中に手がかりがひとつも残らず、輪郭が沈んでぼやけます。落とし穴が両側にあるのです。
必要なのは、濃さの上げ下げではありません。色と肌の境目をどう扱うか、そしてどこか1か所だけ輪郭を残すか。この2つを決めれば、化粧品を大きく買い替えなくても印象は変わります。
この記事では判断の軸と隣タイプとの違いを整理したうえで、パーツごとに合う方向と外れる方向を理由つきで並べます。肌質や年齢で出方は変わるので、自分の条件に近いところから拾って読んでください。
結論:フレッシュのメイクは「境目をぼかせるか」で決まる
色の濃さでも、流行の質感でもありません。決め手は、色と肌の切り替わりを見えなくできるかどうかです。
| 判断軸 | 合う方向 | ずれる方向 |
|---|---|---|
| 境目の扱い | 色と肌の切り替わりをぼかして消す | 縁取る、塗った面がはっきり出る |
| 色の系統 | ソフトベージュ、淡いピンク、アプリコットベージュなど澄んだ中間色 | 濁った深色、原色に近い高彩度 |
| 彩度 | 中間。鮮やかにしすぎない | 高彩度の一点づかい、または彩度ゼロ |
| 質感 | 素肌が透ける薄いツヤ | 厚いグロス、粉で固めた全面マット |
| 線 | 密度として見せ、線として見せない | 太い線、跳ね上げ、囲み |
| 残す輪郭 | 眉だけは輪郭を保つ | 全部ぼかす、または全部くっきりさせる |
この6行はひとつの原則から出ています。顔立ちが中間の位置にあるので、メイクの輪郭が増えるほど顔が押し負ける。けれども輪郭がゼロになると、顔そのものの手がかりまで消える。だから引き算のあとに1か所だけ残す。この配分が揃うと、清潔感と存在感が同時に立ちます。
条件に落とすと3つです。
-
ぼかした境目:チークもリップもラインも、色の終わりを肌に溶かす
-
素肌が透ける薄さ:肌の質感を塗りつぶさず、光を広く薄く残す
-
澄んだ中間色:濁らせず、鮮やかにもせず、明るさを保った色を選ぶ
優先順位が高いのは1番目です。色が多少ずれていても、境目が消えていれば全体は成立します。逆に正しい色を選んでも縁が残っていると、その一点だけが浮きます。迷ったら、まずぼかしを一手増やしてください。
なお、肌質と肌色には個人差があります。乾燥しやすい方は粉の量で仕上がりが変わり、皮脂が出やすい方は薄いツヤが時間とともにテカリ寄りに動きます。年齢によって水分量やハリが変われば、同じ色でも発色は違って見えます。以下は方向の目安として読み、量は自分の肌の反応を見ながら決めてください。
アクティブキュート・クールカジュアルとの違い
同じ子供顔でも、正解はずれます。混同されやすい2タイプとの差を、メイクの言葉で並べます。
| フレッシュ | アクティブキュート | クールカジュアル | |
|---|---|---|---|
| 軸 | 子供顔×中間 | 子供顔×曲線 | 子供顔×直線 |
| 印象 | 爽やかで中性的 | はつらつと華やか | 知的で親しみやすい |
| 決め手 | 境目をぼかす | 血色と光の置き場所 | 線の細さと残す温度 |
| 色の代表 | ソフトベージュ、淡いピンク、アプリコットベージュ | コーラル、アプリコット、ライトオレンジ | ローズベージュ、モカ、アッシュブラウン |
| 彩度 | 中間。鮮やかにしすぎない | 高めまで受け止められる | 低め。くすみを効かせる |
| 質感 | 薄いツヤ。素肌に近い | ツヤと細かいパール | セミマット |
| チークの形 | 横に薄く広く、輪郭を作らない | 丸くふんわり、高い位置に | 頬骨の上を横長の楕円で |
アクティブキュートとの差は、彩度と情報量です。あちらは顔立ちに立体感と華やかさがあるため、鮮やかなコーラルやライトオレンジを乗せても受け止められます。フレッシュで同じ彩度を使うと、顔の中で色だけが先に見えます。似ているタイプほど、量の設計が違うと考えてください。
クールカジュアルとの差は、線を見せるかどうかです。クールカジュアルは目のキワと眉の輪郭をはっきりさせたほうが揃いますが、フレッシュで同じことをすると線が顔立ちの中間性を上回ります。残す輪郭は眉だけ、目のキワは線ではなく密度で見せる。これが違いです。顔立ちそのものの違いは顔タイプフレッシュとは?特徴・見分け方と似合う服でも整理しています。
ベースメイク
ベースの狙いは、色ムラを均すことと、素肌の質感を残すことです。フレッシュは肌の清潔感がそのまま印象になるので、覆い隠すのではなく整える方向で止めます。
- ◯ 下地で赤みと色ムラだけを均す(後から乗せる淡い色が濁らない)
- ◯ ファンデーションは薄く、頬の中心から外へ向かって伸ばす(外側が自然に薄くなり、境目ができない)
- ◯ ツヤは頬の内側から目の下にかけて、広く薄く残す(光の面に輪郭が出ず、素肌の質感に見える)
- ◯ コンシーラーは目の下と小鼻の際に限定し、縁を必ずぼかす(面で塗らないので厚みが出ない)
- × 顔全体を厚く均一に塗り込む(肌の情報が消え、清潔感より塗った感じが前に出る)
- × 顔全体を粉で固めて全面マットにする(乾いた印象が出て、顔から光と温度が同時に抜ける)
- × 濃いシェーディングで輪郭を削る(顔の中に線が増え、中間の顔立ちとぶつかる)
- × 大粒のラメ入りハイライトを一点に強く置く(光の粒が主役になり、境目が線として見える)
つまずきやすいのは、清潔感を出そうとして塗り重ねることです。フレッシュの清潔感は、覆った肌ではなく整った素肌から出ます。カバーしたい場所は全体の厚みを上げず、その一点だけを叩き込んで周囲をぼかしてください。
アイブロウ
眉は、フレッシュで唯一はっきりした輪郭を残すパーツです。ここが決まっていると、他をすべて薄くしても顔がぼやけません。基準は、平行寄りのゆるいアーチ。直線でも曲線でもない、中間の形です。
- ◯ 地眉の太さを活かし、細くしすぎない(顔の余白が増えず、薄いメイクでも顔が締まる)
- ◯ 眉山はゆるく、角を立てない(直線と曲線の中間になり、顔立ちと同じ方向になる)
- ◯ 色はライトブラウンやアッシュブラウン(顔まわりが明るくなり、眉だけ重く出ない)
- ◯ 下側のラインだけを整え、上側は毛流れを立てる(輪郭は締まるのに、硬くならない)
- × 黒に近い色で太くくっきり描く(眉だけが強く出て、薄いメイク全体との釣り合いが崩れる)
- × 眉山に角を作った直線的な眉(大人顔・直線タイプ向けの作りで、中間の顔立ちと食い違う)
- × 細く整えた丸いアーチ眉(曲線タイプ向けの形で、爽やかさが甘さに置き換わる)
- × 隙間を全部塗りつぶす(面になり、毛の質感が消えて硬く見える)
相談で多いのが「きちんと描くと濃く見えるのに、ぼかすと物足りない」というものです。これは濃さではなく、面か線かの問題です。パウダーで面を作る前に、細い芯のペンシルで毛を1本ずつ描き足してみてください。仕上げに眉マスカラで向きを揃えれば、輪郭を保ったまま軽さが残ります。
年齢とともに毛が細くなることがありますが、その場合も濃い色で埋めず、描き足す本数を増やす方向に。眉が薄い状態で全体まで薄いと顔の手がかりが消えるため、ここは優先して手をかける価値があります。
アイシャドウ
目もとは、色数を絞り、段を作らないほど揃うパーツです。フレッシュの目は大きすぎず切れ長すぎない中間の形なので、大きく見せる方向にも鋭く見せる方向にも寄せず、自然な形をそのまま生かします。
似合う色
| 色 | 効き方 | 使いどころ |
|---|---|---|
| ソフトベージュ | 肌と地続きに見え、境目が出ない | 迷ったときの基準色 |
| アプリコットベージュ | 温度がありながら甘くならない | 日常使いの主役 |
| ライトブラウン | 締め色として重くならない | 目のキワと目尻に |
| 澄んだ淡いピンク | 血色が出て、顔から温度が抜けない | 顔色が沈む日に |
| カーキベージュ | 中性的な抜け感が出る | 休日やカジュアルな服の日 |
| ミルクティーブラウン | 明度を保ったまま落ち着きが出る | 30代以降やきちんとした場に |
塗り方は、段を作らないことが第一です。アイホールにベースを薄く広げ、二重幅あたりに半歩だけ濃い色を重ね、締め色は目のキワにごく細く。下まぶたは目尻3分の1に軽く足す程度で十分です。使う色は2色まで。色数が増えるほど境目が増え、まぶたに横線が並んで見えます。
質感は、マットとサテンの中間が扱いやすい選択です。全面マットにすると乾いた印象が出て、光をすべて外すと目もとが平らになります。微細なパールをまぶたの中央に少しだけ置くと、粒が目立たないまま光が入ります。まぶたにハリの変化が出てきた方は、粉より練り状が密着します。
避けたい色
- × 深いバーガンディやワインをまぶた全体に(重さが出て、目の下に影ができ疲れて見える)
- × 灰みの強いスモーキーグレーや真っ黒の締め色を広げる(大人顔・直線タイプ向けの強さで、顔だけ重くなる)
- × 粒の大きいラメや偏光パールを広範囲に(光の粒が主役になり、素肌に近い質感が消える)
- × 濃淡差の大きい3色以上のグラデーション(境目が横線として見え、まぶたに面ができる)
同じ茶系でも、明度が保たれていれば問題ありません。避けたいのは「暗い」と「濁っている」が重なった状態です。まぶたに赤みが出やすい方は、ピンク寄りよりベージュ寄りが腫れて見えにくくなります。
アイライン・マスカラ
ラインとまつげは、フレッシュでいちばん「線」が出やすい場所です。引かないのではなく、線として見せないことが条件になります。
- ◯ ブラウンやグレーブラウンで、まつげの隙間を埋める(線ではなく密度として見え、境目が出ない)
- ◯ 目尻は数ミリだけ、目の形に沿って止める(自然な目の形がそのまま残る)
- ◯ 引いたあと、綿棒かチップで上からなぞってぼかす(縁が消え、影のように馴染む)
- ◯ マスカラはセパレートで、根元を軽く上げる程度に(束にならず、目もとが軽く見える)
- × 黒で太く長く引く(線の情報が増え、顔立ちの中間性を上回る)
- × 目尻を跳ね上げる、または大きく下げる(角度がつくと、目の形そのものが作り物に見える)
- × 目の周りを1周囲む(目が小さく締まり、爽やかさの出どころである抜けが消える)
- × 強いカールと束感で丸く大きく見せる(曲線量が増え、甘さが顔立ちを上書きする)
まぶたの状態で最適解は変わります。二重幅が広い方は目を開けるとラインが隠れるので、キワを埋めるだけで足ります。奥二重や一重の方は、開けた状態で見えなければ気持ち太めに。ただし太くするほど線として見えやすいので、そのぶんぼかしを一手増やしてください。
マスカラの色は、ブラウンやグレーブラックが使いやすい選択です。黒が外れるわけではありませんが、黒でロングタイプを重ねると線の主張が強くなります。黒を選ぶなら、長さを伸ばすより本数を揃える方向にすると揃います。
チーク
チークは、フレッシュで面の輪郭がいちばん出やすいパーツです。役割は可愛くすることでも引き締めることでもなく、顔がぼやけない程度の温度を、輪郭を作らずに広げることにあります。
- ◯ 色はアプリコットベージュ、ソフトコーラル、澄んだ淡いピンク、ピーチベージュ(濁らず、鮮やかにもならない)
- ◯ 黒目の下あたりを中心に、頬の中央からやや外側へ横方向に広げる(面の中心が定まらず、輪郭が出ない)
- ◯ クリームやリキッドを指で叩き込む(内側から出る色に見え、粉の面が乗らない)
- ◯ 仕上げに、ファンデーションの残ったスポンジで縁を一周なでる(切り替わりが完全に消える)
- × 黒目の下に丸く高く、濃く入れる(曲線タイプ向けの位置と形で、色の面がはっきり見える)
- × 頬骨に沿って斜めにシャープに入れる(大人顔・直線タイプ向けの締め方で、顔に線が増える)
- × 鮮やかなピンクやオレンジを一点に濃く置く(彩度と境目が同時に出て、塗った感じだけが残る)
- × まったく入れない(顔から温度が抜け、輪郭が沈んでぼやける)
薄いメイクを目指すほどチークを省きたくなりますが、フレッシュの持ち味は健康的な清潔感なので、血色が抜けると単なる顔色の悪さとして伝わります。薄くていいので必ず置き、判断は鏡から一歩離れた距離で。近距離で足りて見える量は、たいてい入れすぎです。
大人っぽく見せたい日は、色を暗くするのではなく位置をわずかに外側へ寄せます。同じアプリコットベージュでも、内側に寄せると親しみやすさが、外側に長く取ると落ち着きが出ます。
リップ
唇は、顔の中でいちばん輪郭がはっきりしている部位です。だからこそ、フレッシュでは色より先に輪郭の扱いを決めます。
- ◯ ソフトコーラル、ピーチベージュ、淡いローズ、ベージュピンク(頬と同じ系統で、顔の中で色が割れない)
- ◯ 澄んだライトレッド(きちんとした場で、明度を保ったまま発色を上げられる)
- ◯ 質感はシアーか、ツヤを抑えたバーム状(素肌に近い質感と揃い、光の面ができない)
- ◯ 指かチップで中央から外へ伸ばし、輪郭は肌に溶かす(縁が出ず、自然な血色に見える)
- × 深いボルドーやダークブラウンのフルマット(唇だけが重くなり、顔の軽さと食い違う)
- × 厚いグロスでぷっくり見せる(丸みと光の面が同時に出て、抜け感が消える)
- × リップライナーで輪郭を縁取る、大きくオーバーに描く(線が主役になり、顔の中で唇だけが強くなる)
- × 原色に近い高彩度の赤やビビッドピンクを直塗り(彩度と縁が同時に立ち、唇だけが浮く)
質感は年齢とともに効き方が変わります。縦じわが気になり始めたら完全なマットは避け、バーム状かシアー寄りに。逆にツヤが強すぎると輪郭の外へ色が動きやすいので、置いてから軽く押さえ、中央だけに光を残すと安定します。
色みの微調整には、パーソナルカラーも参考になります。イエローベースの方はアプリコットやピーチ寄り、ブルーベースの方は淡いローズやベージュピンクが馴染みやすい傾向です。ただし順番は後です。まず薄さと輪郭の処理を合わせ、そのうえで色みを動かしてください。詳しくはパーソナルカラー診断とはも参考になります。
シーン別
方向は変えず、色数と光の量だけを動かします。系統を変えないことが、迷わないための条件です。
オフィス
きちんと感は、色ではなく眉と肌の均一さで作ります。
- アイシャドウはソフトベージュとライトブラウンの2色だけ、締め色はキワに細く
- ラインはブラウンで隙間を埋める程度、ぼかしを必ず一手加える
- チークはアプリコットベージュを横に薄く、光らせない
- リップはシアーのままベージュ寄りに半歩寄せる
物足りなく感じても、濃い色やラメを足さないでください。色を足すと、足した分だけ境目が増えます。効くのはベースの均一さと眉の輪郭のほうです。
休日
いちばん持ち味が出る場面です。色数を絞ったまま、質感で遊べます。
- アイシャドウをカーキベージュや澄んだ淡いピンクに替え、1色で仕上げる
- リップはバーム状の質感で、ソフトコーラルを薄く重ねる
- チークはクリームを指で広げ、粉は乗せない
- ツヤは頬の内側と目の下に、広く薄く残す
甘さを足したい日は、ピンクを濃くするのではなく質感をわずかにツヤ寄りに。色で甘さを作ると顔立ちとぶつかりますが、質感なら方向を壊しません。
きちんとした場
式や会食など、落ち着きが求められる場面です。ここでも暗くするのではなく、明度を保ったまま密度で品を作ります。
- 色は同じ系統のまま、明度を保って一段だけ深く(淡いピンクをピーチベージュへ)
- リップは澄んだライトレッドで発色を上げ、輪郭はやはりぼかす
- 光は微細なパールに限定し、目頭と頬の内側だけに
- ベースの均一さを一段上げ、目の下のくすみだけ丁寧に整える
写真に残る場では、近くで見た印象より少ししっかりめが合います。ただし濃くするのは密度であって、色の系統ではありません。装い側の考え方は顔タイプフレッシュに似合う服の3原則と合わせて読むと組み立てやすくなります。
大人がフレッシュの軽さを子どもっぽくせずに着地させる
フレッシュの薄さと軽さは、扱い方を間違えると年齢より幼く見える方向に振れます。30代・40代で気になりやすいのがこの点です。薄さを捨てる必要はありません。調整する場所を変えるだけで解決します。
ひとつめは、密度を上げる場所を2か所に限定することです。上げるのは眉と、まつげの隙間。ここだけ密度が高ければ、全体が薄いままでも顔に芯が通ります。色の濃さで解決しようとすると、情報量が上がって別のタイプの作りになります。
ふたつめは、色みを一段だけ深くすることです。淡いピンクをピーチベージュに、ライトブラウンをミルクティーブラウンに。ここで大事なのは明度を落とさないことです。暗くすると落ち着きではなく重さが出ます。深くするのは色み、保つのは明るさ、と分けて考えてください。
3つめは、光の粒を細かくして面積を広げることです。大粒のラメや強いハイライトは、粒そのものが目立って幼く見えます。細かい粒を広く薄く置き換えると、同じツヤでも落ち着いて見えます。
4つめは、肌の均一さに時間を配分することです。薄いメイクほど素肌の状態が印象になるため、色を選び直すより色ムラをひとつ均すほうが結果が出ます。年代別の装いとの合わせ方はフレッシュ顔 40代の大人コーデにもまとめていますので、服のほうと合わせて考えたい方はそちらも参考になります。
やりがちな失敗と回避
方向自体は合っているのに起きる失敗があります。相談として出やすい5つを挙げます。
失敗1:ナチュラルだからと全部を薄くする
似合うのは薄いメイクだと聞いて、眉もラインもチークもすべて最小限にするケースです。顔の中に手がかりが残らず、輪郭が沈んで疲れて見えます。回避策は、抜くのは色数であって輪郭ではないと分けること。眉とまつげの隙間、この2か所だけ密度を残せば顔は成立します。
失敗2:締めようとして黒く太いラインを足す
ぼやけて見えるのを直そうとして、黒のアイラインを太く引くケースです。密度ではなく線が増えるため、目もとだけが強くなり、顔の中でメイクが浮きます。回避策は、太さではなく密度で解決すること。ブラウンで隙間を埋め、上から綿棒でぼかせば、線として残らないぶん自然に収まります。
失敗3:甘さを足そうとしてピンクとツヤを盛る
柔らかく見せたくて、ピンクのチークと厚いグロスと大粒ラメを一度に足すケースです。曲線と光の面が同時に増え、爽やかさが甘さに置き換わります。回避策は、彩度を上げずに温度を足すこと。ピンクをアプリコットベージュに、グロスをバーム状に替えるだけで血色は戻ります。
失敗4:大人っぽさを濃さと暗さで作ろうとする
深いボルドーのリップやスモーキーグレーのシャドウに替えるケースです。暗さは落ち着きではなく重さとして出るため、顔の軽さだけが取り残されます。回避策は、明度を落とさず色みを深くすること。同じ系統で一段深い色に移し、密度は眉と目のキワで足せば落ち着きが乗ります。
失敗5:似合うメイクを一度決めて固定する
うまくいった組み合わせを何年も続けるケースです。肌の水分量やハリ、毛量は年齢とともに変わるため、同じ色と質感でも見え方が動きます。回避策は、方向を変えずに程度を調整すること。粉の量を減らす、ラメを細かいものに替える、リップをバーム寄りに戻す。診断は傾向を知るための地図であって、選択肢を狭めるものではありません。
まとめ
顔タイプフレッシュのメイクを決めるのは、色の濃さではなく境目をどこまでぼかせるかです。チークもリップもラインも縁を肌に溶かし、素肌が透ける薄さを保ち、澄んだ中間色を選ぶ。この3点が揃っていれば、細かい色みは好みで動かして構いません。
そのうえで、輪郭は1か所だけ残します。残す場所は眉です。下側のラインを整え、色はライトブラウンかアッシュブラウン、太さは地眉を活かす。ここが決まっていれば、他をすべて薄くしても顔はぼやけません。
ベースは薄く、ツヤは頬の内側から目の下に広く薄く。アイシャドウは2色まで、段を作らず締め色はキワに細く。ラインはブラウンで隙間を埋めてぼかし、跳ね上げません。チークは黒目の下から横に薄く、リップは頬と同じ系統でシアーに。
場面ごとの調整は、系統を変えずに色数と光の量だけを動かします。オフィスなら色数を減らし、休日なら質感で遊び、きちんとした場なら明度を保ったまま密度を上げる。暗さで落ち着きを作ろうとしないことが近道です。
肌質にも年齢にも個人差があります。ここに挙げた内容は出発点として使い、鏡から一歩離れた距離で確かめながら、自分の肌の反応に合わせて調整していってください。
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- 顔タイプ診断とは
自分に似合う装いを見つけるには
メイクで顔まわりの印象が決まると、次に気になるのは服のほうです。似合う色や襟元は、顔タイプだけでなく骨格とパーソナルカラーの重なりで変わります。
3軸診断で、あなただけの正解を見つけてください(無料・3分)。
ライフスタイルから装いを選ぶ
「似合う」が見えたら、次は「いつ着るか」「どう続けるか」。 あなたの暮らしに合う装い方は、こちらから。
- 自分に似合う服がわからない人におすすめ
- 服選びの時間がない人におすすめ
- 服に失敗したくない人におすすめ
- ニーズ別ファッションサブスク 選び方ガイド — 育児・サステナブル・在宅・年代別など
よくある問い
- Q. 顔タイプフレッシュに似合うメイクは?
- 色と肌の境目をぼかしたメイクです。ソフトベージュ、アプリコットベージュ、淡いピンク、ライトブラウンといった澄んだ中間色を、輪郭を作らずに薄く広げます。質感は素肌が透ける薄いツヤ。線として見えるものを減らすほど顔立ちと揃います。
- Q. ナチュラルメイクにすると顔がぼやけます。どうすればいいですか?
- 濃さを上げるのではなく、輪郭を1か所だけ残してください。残す場所は眉です。眉の下側のラインを整え、まつげの隙間を埋めて目のキワに密度を作る。この2か所だけで、薄さを保ったまま顔に手がかりが戻ります。
- Q. フレッシュが避けたほうがいい色は?
- 深いボルドーやバーガンディのフルマット、灰みの強いスモーキーグレー、真っ黒に近い締め色、そして原色に近い高彩度の赤やピンクです。前の3つは顔の軽さと重さが食い違い、最後のひとつは色だけが顔から浮きます。
- Q. チークはどこにどう入れますか?
- 黒目の下あたりを中心に、頬の中央からやや外側へ横方向に薄く広げます。丸く高く濃く入れるのは曲線タイプ向け、頬骨に沿って斜めにシャープに入れるのは大人顔・直線タイプ向けの作り方で、どちらもフレッシュでは面の輪郭が見えやすくなります。
- Q. リップは何色が合いますか?
- ソフトコーラル、ピーチベージュ、淡いローズ、ベージュピンクが基本です。質感はシアーか、ツヤを抑えたバーム状。輪郭は縁取らず、指やチップで中央から外へ伸ばしてぼかすと自然に収まります。
- Q. アイラインは引かないほうがいいですか?
- 引いて構いません。線として見せないことが条件です。ブラウンやグレーブラウンでまつげの隙間を埋め、目尻は数ミリで止めて綿棒でぼかす。囲まない、跳ね上げない、太くしない。この3つを守れば密度としてはたらきます。
- Q. オフィスメイクはどう調整しますか?
- 色数を減らし、眉と肌の均一さに時間を配分します。アイシャドウは2色まで、リップはベージュ寄りに半歩、チークは横に薄く。物足りなく感じても濃い色やラメを足さず、眉の輪郭を整えるほうが整って見えます。
- Q. 30代・40代で幼く見えないか心配です。
- 薄さは変えず、色みを一段だけ深くしてください。淡いピンクをピーチベージュに、ライトブラウンをミルクティーブラウンに置き換える程度で落ち着きます。明度を落として暗くすると、今度は顔だけ重くなります。
- Q. ツヤとマット、どちらが合いますか?
- どちらかに振り切らず、素肌の質感が残る薄いツヤが基準です。全面マットにすると乾いて見え、厚いグロスや強いハイライトを乗せると光の面に輪郭ができます。頬の内側から目の下にかけて、広く薄く光が残る状態が扱いやすい着地点です。
- Q. パーソナルカラーと合わない色は使えませんか?
- 使えます。顔タイプは形と質感、パーソナルカラーは色みを決める軸なので、まず薄さと境目の処理を合わせ、そのうえで色みを微調整する順番で考えてください。イエローベースならアプリコットやピーチ寄り、ブルーベースなら青みを含みすぎない淡いローズ寄りが馴染みやすい傾向です。
— メグラシ編集部




