服の着回し|色3色・形の違うボトム2本・羽織り1枚で枚数が決まる

服の着回しは、色を3色まで・形の違うボトム2本・羽織り1枚を先に決めると、残りのトップスの枚数が自動的に決まります。色を3つに絞ると、どのトップスもどのボトムと合うので、トップス4枚とボトム2本で8通り、羽織りを着る日と着ない日を分ければ16通りの組み合わせになります。平日5日なら3週間以上、同じ組み合わせにならない計算です。
少ない服で回すコツは、枚数を減らすことではなく、組めない服を混ぜないことです。色が4色を超えたり、ボトムが同じ形ばかりだったりすると、服の数は多いのに組める数が増えず、「着る服がない」と感じます。逆に、色と形の条件をそろえれば、10枚前後でも1か月は困りません。
この記事では、何枚で何日回せるかの表から、色の決め方、秋冬の季節別、仕事・休日・子育て・旅行の場面別、年代別、骨格別の入口、買い足す順番、地味にならない小物までを順に並べ、メグラシの詳しい記事へ1本ずつ案内します。自分の手持ちの服を思い浮かべながら読むと、どこから整えればいいかがわかります。
服の着回しを一文で言うと
服の着回しは「同じ服を何度も着ること」ではなく、どの2枚を取っても組める服だけでクローゼットをつくることです。組み合わせの自由度を枚数で稼ごうとすると服は増え続けますが、色と形の条件で稼げば、服を増やさずに選べる数が増えます。
着回しの考え方は、次の3つの決めごとでほぼ完結します。
| 決めること | 決める軸 | 目安 |
|---|---|---|
| どの色を使うか | 色の数 | 3色まで(土台・明るい色・差し色) |
| ボトムを何本持つか | 形の違い | 形か丈が違う2本 |
| 何で調整するか | 気温と場面 | 羽織り1枚と小物 |
この3つを決めてからトップスを数えると、何枚あれば足りるかが自分の暮らしの日数から逆算できます。
何枚で何日回せるか
組める数は、**トップスの枚数×ボトムの本数×羽織りの有無(2)**で数えます。羽織りは着る日と着ない日で見た目が変わるので、1枚あれば組み合わせは2倍になります。全部の服が3色に収まっていることが前提です。
| トップス | ボトム | 羽織り | 組める数 | 平日5日で回せる期間 |
|---|---|---|---|---|
| 3枚 | 2本 | 1枚 | 12通り | 約2週間 |
| 4枚 | 2本 | 1枚 | 16通り | 約3週間 |
| 5枚 | 2本 | 1枚 | 20通り | 約4週間 |
| 4枚 | 3本 | 1枚 | 24通り | 約5週間 |
| 5枚 | 3本 | 2枚 | 45通り | 2か月以上 |
表を見るとわかる通り、トップスを1枚足すより、ボトムを1本足すほうが組める数は大きく増えます。ただしボトムは場所をとり、合わせる靴も変わるので、まずは2本で回して、足りない日が週に2日以上出たら3本目を考える順にします。
何日回せれば足りるか
同じ組み合わせが何日おきに出ても気にならないかは、人によって違います。目安は次の通りです。
- 職場で毎日同じ人に会う:2週間以上(10通り以上)あれば、同じ組み合わせに気づかれにくい
- 在宅や休日が中心:1週間(5〜6通り)あれば十分
- 子育てで汚れやすい:洗い替えのぶんトップスを1枚多くして、12通り以上を目安にする
どちらとも取れるのは、週に3日だけ職場に出る、のような働き方です。この場合は、出社する日の数で数えます。週3日なら、2週間で6日ぶん、つまり6通りあれば同じ組み合わせになりません。トップス3枚とボトム2本で足りる計算なので、羽織りの有無で増えるぶんは、在宅の日や休日に回せます。出社の日が決まっていない人は、多いほうの週で数えておくと、足りなくなる心配がありません。
人は他人の服を組み合わせ単位ではほとんど覚えていません。覚えているのは「目立つ色の服」と「特徴のある形の服」です。だから目立つ1枚は週に1回まで、ほかは何度着てもかまわない、と考えると気が楽になります。
色を3色までにする決め方
色は、土台の色・明るい色・差し色の3つの役割で選びます。
| 役割 | 使う服 | 選び方 |
|---|---|---|
| 土台の色 | ボトム・羽織り・靴 | 手持ちでいちばん多い暗めの色(紺・茶・黒・濃い灰など) |
| 明るい色 | トップスの半分以上 | 土台の色と並べて明るさの差がはっきりある色(白・生成り・薄い灰など) |
| 差し色 | トップス1枚か小物1つ | 顔色がよく見える色を1つだけ |
土台の色は、新しく決めるより手持ちから選ぶほうが失敗しません。クローゼットのボトムと羽織りを並べて、いちばん多い色を土台にします。次に、土台の色と並べたときに「境目がはっきり見える」明るい色をトップスの中心にします。差し色は最後に1つだけ、顔色がよく見えるものを選びます。
色の数え方や、3色をどう配分するかは、3色ルールの色の配分で詳しくまとめています。自分に似合う差し色がわからないときは、パーソナルカラーの無料診断で、顔まわりに置く色の系統を先に確かめておくと選びやすくなります。
土台の色がどちらとも取れるとき
手持ちのボトムが紺と黒で半分ずつ、のように土台の色が2つに割れることはよくあります。このときは、羽織りの色に合わせるのが決め方です。羽織りは毎日の印象をいちばん大きく左右し、1枚しか持たないので、羽織りの色を土台にして、もう一方の色はボトム1本までにします。
羽織りも2色あって決められないときは、靴を見ます。いちばんよくはく靴の色に近いほうを土台にすると、足元まで含めて組める数が増えます。それでも決められないときは、明るい色のトップスと並べて、境目がよりはっきり出るほうを選びます。
| 割れている状態 | 先に見るもの | 決め方 |
|---|---|---|
| ボトムが2色に割れる | 羽織りの色 | 羽織りと同じ色を土台にする |
| 羽織りも2色ある | いちばんはく靴 | 靴に近い色を土台にする |
| 靴も決め手にならない | 明るいトップスとの差 | 境目がはっきりするほうを土台にする |
形の違うボトム2本の選び方
ボトムは、形か丈が違う2本を選びます。同じ形を2本持っても、トップスの裾を入れる・出す、羽織りの丈を合わせるといった組み方は増えないからです。
| 1本目 | 2本目 | 組み方が増える理由 |
|---|---|---|
| 細身のパンツ | 広がるスカート | トップスを出す日と入れる日で印象が変わる |
| まっすぐなパンツ | 細身のスカート | 長い羽織りと短い羽織りの両方が合う |
| 足首丈のパンツ | 床から20cm前後の丈のスカート | 靴を2種類使い分けられる |
形を選ぶときの境目は、裾の幅とひざの位置です。裾の幅がひざの幅より狭ければ細身、広ければ広がる形と考えます。2本の裾幅に手のひら1枚ぶん(約8cm)以上の差があれば、別の形として数えられます。差がそれより小さいと、見た目はほぼ同じになり、組み方は増えません。
どちらとも取れる幅のボトムを2本持っている場合は、丈で差をつけます。片方が足首まで、もう片方がふくらはぎまでのように、丈に10cm以上の差があれば、合わせる靴と羽織りの丈が変わるので、別の形として回せます。
トップスの枚数と形
トップスは、ボトムと羽織りが決まってから数えます。枚数の目安は、**回したい日数÷(ボトムの本数×2)**です。2週間(平日10日)を同じ組み合わせなしで回したいなら、10÷4で3枚弱、つまり3枚あれば足ります。
形は、首元の形を2種類以上に分けると、顔まわりの印象が変わって同じ服に見えにくくなります。
| 首元の形 | 印象 | 組み方 |
|---|---|---|
| 丸首・詰まった首 | 落ち着いて見える | 羽織りの前を開けて着る日に向く |
| Vネック・あいた首 | 首が長く見える | 小物を足しやすい |
| 襟つき・タートル | きちんと見える | 仕事や改まった場に回せる |
着回ししやすいトップスかどうかは、襟ぐり・袖・裾の3つの端で見分けられます。寸法での見分け方は着回ししやすい服の襟ぐり・袖・裾の見分け方で、手持ちの1枚を測る順にまとめています。
羽織り1枚の役割
羽織りは、気温の調整と、見た目の切り替えの2つを1枚で担います。羽織りを着る日と着ない日で組み合わせが2倍になるのはこのためです。
1枚目の羽織りは、土台の色で、ボトム2本のどちらとも丈が合うものを選びます。丈の目安は、腰骨が隠れて太ももの中ほどまで。これより短いと広がるスカートと合わせにくく、長いと細身のパンツで重く見えやすくなります。
羽織りを2枚にするのは、気温差が大きくなって1枚では寒い日が出てきたときです。2枚目は1枚目と厚みを変え、薄手と厚手の組にすると、重ねることもでき、季節の変わり目を越えやすくなります。
羽織りの色がどちらとも取れるとき
羽織りを土台の色にするか、明るい色にするかで迷うこともあります。目安は、ボトム2本の色です。ボトムが2本とも暗い色なら、羽織りも暗い色にして縦のつながりをつくると、すっきり見えます。ボトムの片方が明るい色なら、羽織りを明るい色にしても組める数は減りません。迷ったときは、暗い色の羽織りを1枚目にしておくと、どのトップスとも境目がはっきりして失敗しにくくなります。
1週間の組み方の例
トップス4枚・ボトム2本・羽織り1枚で、平日5日をどう回すかの例です。トップスはA(白の丸首)、B(生成りの襟つき)、C(薄い灰のVネック)、D(差し色のニット)とし、ボトムは細身のパンツと広がるスカートの2本、羽織りは土台の色の1枚とします。
| 曜日 | トップス | ボトム | 羽織り | 印象 |
|---|---|---|---|---|
| 月 | B(襟つき) | 細身のパンツ | 着る | きちんとした週の始まり |
| 火 | A(丸首) | 広がるスカート | 着ない | やわらかく見える |
| 水 | C(Vネック) | 細身のパンツ | 着ない | 首元に小物を足す |
| 木 | B(襟つき) | 広がるスカート | 着る | 月曜と同じ服でも別の組み |
| 金 | D(差し色) | 細身のパンツ | 着る | 週に1回の目立つ1枚 |
同じトップスBを月曜と木曜に着ていますが、ボトムが違うので、見た目は別の組み合わせになります。差し色のDは週に1回だけにしておくと、「またあの服」と思われにくくなります。翌週は、AとCのボトムを入れ替えるだけで、もう1週間別の組み合わせで回せます。
着回しに向く素材
同じ色と形でも、素材によって組める相手が変わります。着回しに向くのは、光沢が控えめで、厚みが中くらいの生地です。光沢の強い生地は改まった場には向きますが、ふだんの服と合わせると浮きやすく、厚すぎる生地は合わせるボトムを選びます。
| 素材の特徴 | 着回しへの向き | 理由 |
|---|---|---|
| 光沢が控えめ・中厚 | 向く | どの場面の服とも合わせやすい |
| 光沢が強い | 1枚までにする | 改まった印象が強く出る |
| 起毛・ふくらみがある | 冬の羽織りに向く | トップスにすると上半身が重く見えやすい |
| しわになりやすい | 洗い替えを持つ | 連続して着るとしわが目立つ |
素材でどちらとも取れる服は、手のひらで握ってしわの残り方を見ます。握ってすぐしわが戻るなら、週に2回着ても形が崩れにくく、着回しに向いています。しわが残るなら、週1回までの服として数えます。
柄物と靴・バッグの数
柄物は、着回しの3色ルールのどこに入れるか迷いやすい服です。柄の中に土台の色が入っていれば、その柄物は差し色の1枚として数えます。土台の色が入っていない柄物は、組める相手が少なくなるので、持つなら1枚までにします。
靴とバッグも、色を3色の中から選ぶと組める数が減りません。
| 持ち物 | 数の目安 | 選び方 |
|---|---|---|
| 靴 | 2足 | 土台の色の1足と、明るい色か差し色の1足 |
| バッグ | 2つ | 仕事にも使える土台の色と、休日向けの軽いもの |
| 柄物の服 | 1枚まで | 柄の中に土台の色が入っているもの |
靴を2足にするときは、ボトム2本のどちらとも合うかを確かめます。広がるスカートにも細身のパンツにも合う靴が1足あれば、もう1足は好きな形を選んでもかまいません。
手持ちの服で組める数を数える手順
新しく買う前に、手持ちの服で何通り組めるかを数えておくと、足りないものがはっきりします。
- ボトムを全部出して、よくはく2本を選ぶ
- その2本の両方と合うトップスだけを残す
- 残ったトップスのうち、土台の色・明るい色・差し色のどれにも入らないものを外す
- 羽織りを1枚選び、ボトム2本の両方と丈が合うか確かめる
- 「トップスの枚数×2×2」で組める数を出す
数えた結果が10通り未満なら、足りないのはトップスか羽織りです。逆に20通りを超えているのに「着る服がない」と感じるなら、服の数ではなく、色か形の条件が崩れている服が混ざっています。
数え方を表にする手順は、着回しできる服を手持ちとの組み合わせで数える方法で、1組ずつ照らし合わせる形で詳しく書いています。
どちらとも取れる服の扱い
数えていると、「合うといえば合うし、合わないといえば合わない」服が必ず出てきます。こうした服は、ボトム2本のうち1本としか合わないなら、半分として数えます。
| 状態 | 数え方 | 判断 |
|---|---|---|
| ボトム2本の両方と合う | 1枚 | 残す |
| どちらか1本とだけ合う | 0.5枚 | 季節の終わりまで様子を見る |
| どちらとも合わない | 0枚 | 組める相手を足すか、手放す候補にする |
0.5枚の服が3枚以上あるときは、その服が合うボトムのほうに形や色が寄っています。いっそそのボトムを土台にして組み直すと、0.5枚が1枚に変わることがあります。迷った服をすぐ手放さず、数え方を変えて試してみるのが、少ない服で回すときの大事な手順です。
秋の着回し
秋は、朝晩と日中の気温差が大きく、薄手と厚手の服が入れ替わる季節です。着回しでは、トップスは薄手のまま、羽織りの厚みで調整すると、手持ちの数を増やさずに越えられます。
秋の着回しで詰まりやすいのは、上下の明るさの差と生地の厚みの差がそろわないときです。厚手のニットに薄手のスカートを合わせると季節がちぐはぐに見え、組める数が減ります。上下の明るさと厚みに番号を振って組める数を数える方法は、秋コーデの着回しを明るさと厚みで数える方法で詳しく扱っています。
秋の終わりには、首元の小物を1つ足すだけで、同じトップスを1か月長く着られます。11月に入ってからの組み方は、11月のコーデで気温の目安とあわせて確かめられます。
冬の着回し
冬は、上着を着ている時間が長く、外から見える部分が首元・手首・足首に減ります。そのため、トップスの枚数は秋より1枚減らし、その分をインナーと首元の小物に回すと、厚い服を増やさずに毎日違って見せられます。
冬の着回しの数え方は、秋とは少し変わります。
| 項目 | 秋 | 冬 |
|---|---|---|
| 見える面積 | 上半身全体 | 首元・手首・足首と前を開けた縦の帯 |
| 日ごとに替えるもの | トップス | 首元の小物とインナーの色 |
| 羽織り | 薄手1枚 | 厚手の上着1枚と薄手1枚 |
| ボトム | 2本 | 2本(厚手の生地に替える) |
上着を着たまま見える場所で着回しを組む考え方は、冬の旅行の着回しで、旅行を題材に詳しく書いています。旅行でなくても、日々の通勤や外出で同じ考え方が使えます。
秋冬に着回しが暗く見えるとき
秋冬は、土台の色に暗い色を選ぶ人が多く、上着も暗い色になるので、全体が重く見えやすい季節です。暗く見えるかどうかの境目は、顔から胸までの範囲に明るい色がどれだけあるかです。首元から胸の上あたりまでに、手のひら1枚ぶん以上の明るい色が見えていれば、全体が暗い色でも重く見えにくくなります。
| 状態 | 見えている明るい色 | 足すもの |
|---|---|---|
| 上着の前を閉めている | ほとんどない | 明るい色の首元の小物 |
| 上着の前を開けている | 縦の帯のぶん | そのままでよい |
| トップスも暗い色 | ない | 明るい色のインナーを首元からのぞかせる |
明るい色を足す場所は、顔に近いほど効果があります。上着を脱いだときの印象は変わらなくても、外を歩いているときの見え方が明るくなります。暗い色の服を減らす必要はなく、首元に明るい色を1つ置くだけで、秋冬の着回しは十分に軽く見えます。
秋から冬への入れ替え
季節の変わり目は、手持ちを全部入れ替えるのではなく、ボトムを1本ずつ入れ替えると組める数が途切れません。
- 羽織りを厚手に替える(ほかの服はそのまま)
- 2週間ほどして寒くなったら、ボトム1本を厚手の生地に替える
- さらに寒くなったら、もう1本も替え、トップスを1枚減らしてインナーを足す
この順にすると、どの時点でも組める数が10通りを下回りません。入れ替えた服は、組めなくなったのではなく、季節が合わなくなっただけなので、翌年また同じ条件で数えられます。
仕事の着回し
仕事の着回しは、同じ人に毎日会うことを前提に、組める数を2週間分(10通り以上)確保します。色は土台の色を紺か濃い灰にすると、来客や会議の日にも回せます。
| 職場の雰囲気 | 土台の色 | ボトム2本の組 | トップスの首元 |
|---|---|---|---|
| きちんとした服装が多い | 紺・濃い灰 | まっすぐなパンツと細身のスカート | 襟つきと丸首 |
| ふだん着に近い | 茶・紺 | 細身のパンツと広がるスカート | 丸首とVネック |
| 制服や作業着に着替える | 好きな色 | 動きやすいパンツ2本(丈を変える) | 脱ぎ着しやすい形 |
働く女性が少ない服で選ばずに回す仕組みは、働く女性のカプセルワードローブで、1週間の組み方の例とあわせてまとめています。年代と季節にあわせたオフィスの組み方は、40代後半のオフィスカジュアルも参考になります。
仕事の日に迷ったときの決め方
会議や来客がある日に何を着るか迷ったら、襟つきのトップスと土台の色の羽織りを先に決め、ボトムはそれに合うほうを選びます。顔まわりがきちんとして見えれば、ボトムは細身でも広がる形でも印象はほとんど変わりません。
休日の着回し
休日は、仕事の服と分けて持つと枚数が倍になります。少ない服で回したいなら、平日のボトム1本を休日にも使い、トップスと靴で切り替えるのがいちばん効率的です。
たとえば、平日に細身のパンツと襟つきのシャツを合わせているなら、休日は同じパンツに丸首のニットと歩きやすい靴を合わせます。ボトムが同じでも、首元と足元が変われば、仕事の服には見えません。
休日の予定ごとに何を着るか決めておく方法は、30代の秋の週末の予定別の服で、出かける先ごとに組み方を並べています。
子育て中の着回し
子育て中は、汚れる・しゃがむ・抱っこする、の3つで服が傷みやすくなります。着回しの条件は同じですが、トップスの枚数を1枚多くして洗い替えに回すこと、土台の色を汚れが目立ちにくい中間の明るさにすることの2つを足します。
| 条件 | ふだんの着回し | 子育て中の着回し |
|---|---|---|
| トップス | 4枚 | 5枚(1枚は洗い替え) |
| 土台の色 | 暗めの色 | 汚れが目立ちにくい中間の明るさ |
| ボトム | 形の違う2本 | しゃがんでも突っ張らない2本 |
| 羽織り | 1枚 | 洗える素材の1枚 |
働きながら子育てをしている人向けに、10着で1週間を回す設計は働くママのカプセルワードローブにまとめています。送り迎えや公園など、場面ごとの組み方は30代ママのファッションが詳しく扱っています。
旅行の着回し
旅行の着回しは、日々の着回しと考え方は同じですが、枚数を泊数で決める点が違います。旅先では家のクローゼットのように服を探せないので、色を3色に絞る効果がいちばん大きく出ます。
泊数別の枚数表、行き先別の組み方、移動日の服、しわになりにくい素材、詰め方までは、旅行の服の着回しにまとめています。旅行の着回しはまずこの記事から読むのがおすすめです。秋の3泊4日に絞った組み方は秋の3泊4日の着まわしで、羽織りが増えたらトップスを減らす数え方を詳しく書いています。
帰省のように、旅行よりも長く同じ場所に滞在する場合は、帰省1週間の着回しで、洗濯を前提にした組み方を確かめられます。
年代別の着回しの入口
着回しの決めごとは年代で変わりません。変わるのは、素材の選び方と、動きやすさの優先度です。
| 年代 | 着回しで意識したいこと | 案内先 |
|---|---|---|
| 20代 | 差し色を流行の色にして、土台は長く使える色に | 20代のコーデ |
| 30代 | 仕事と休日でボトムを共有して枚数を抑える | 30代のコーデ |
| 40代 | 素材の厚みと首元の形で印象を変える | 40代のコーデ |
| 50代 | 肩と足元に負担の少ない素材と靴を優先する | 50代のコーデ |
| 60代 | 脱ぎ着しやすい羽織りで気温差に対応する | 60代のコーデ |
20代は、手持ちの服の数がまだ少なく、色もばらばらになりがちです。最初に土台の色を1つ決め、ボトムと羽織りだけでもそろえると、トップスは好きな色を選んでも組める数が保てます。30代は、仕事と休日、子育てなど場面が増える時期なので、場面ごとに服を分けず、ボトムを共有するほど枚数が抑えられます。40代は、同じ色でも素材の厚みや首元の形で印象が変わるので、トップスの首元を2種類以上に分けると着回しの幅が広がります。50代と60代は、着心地と脱ぎ着のしやすさが毎日の満足度を大きく左右します。前を開けて着られる羽織りを1枚目にすると、屋内外の気温差にも対応しやすくなります。
どの年代でも、色を3色まで・ボトム2本・羽織り1枚の単位は同じです。年代が上がるほど、今まで似合っていた色が少し変わったと感じることがありますが、そのときは差し色だけを入れ替えれば、土台とボトムはそのまま使えます。
体型・骨格別の入口
着回しのボトム2本と羽織り1枚は、体の形に合うものを選ぶと、組める数が同じでも見た目の満足度が上がります。骨格のタイプによって、似合う生地の厚みや丈の位置が違うからです。
| 骨格のタイプ | ボトム2本の組の例 | 羽織りの丈の目安 |
|---|---|---|
| ストレート | まっすぐなパンツと細身のスカート | 腰骨が隠れる丈 |
| ウェーブ | 細身のパンツと広がるスカート | 腰骨より少し上の短め |
| ナチュラル | 広めのパンツと長い丈のスカート | 太ももが隠れる長め |
自分の骨格がわからないときは、骨格の無料診断で先に確かめておくと、ボトムと羽織りを選ぶ迷いが減ります。手持ちの服を着て確かめる方法は、手持ちの服でできる骨格の簡単チェックで順を追って説明しています。
どちらとも取れる骨格のとき
診断で2つのタイプの特徴が混ざることもあります。この場合は、ボトム2本をそれぞれのタイプに1本ずつ寄せると、どちらの特徴も活かせます。たとえばストレートとウェーブの両方の特徴があるなら、まっすぐなパンツと広がるスカートを1本ずつ持つと、トップスによって似合うほうを選べます。
買い足す順番
着回しで買い足すときは、組める数がいちばん増えるものから順に選びます。
| 順番 | 買い足すもの | 増える組み合わせ |
|---|---|---|
| 1 | 羽織り(持っていない場合) | 組める数が2倍 |
| 2 | 形の違うボトム(1本しかない場合) | トップスの枚数分だけ増える |
| 3 | 明るい色のトップス | ボトムの本数×2だけ増える |
| 4 | 差し色の小物 | 組める数は変わらないが印象が変わる |
| 5 | 差し色のトップス | 週1回までの目立つ1枚として |
買う前には、候補の服が手持ちと何通り組めるかを数えます。3通り未満なら見送るのが目安です。季節をまたいで長く使える基本の服を選びたいときは、最小限のワードローブに必要な服も参考になります。30代で一から組み直すなら、30代のカプセルワードローブで、枚数と組み方の例をまとめています。
買い足すかどうか迷ったとき
候補の服が、手持ちとちょうど3通り組めるかどうかの境目にあるときは、その服を着る日を具体的に3日思い浮かべます。予定のある日を3日挙げられれば買い、思い浮かばなければ1シーズン待ちます。境目の服は、買ったあとに「合わせる服がない」になりやすいからです。
着回しで地味にならない小物
色を3色に絞ると、組み合わせはそろいますが、日によっては地味に見えることがあります。そのときは服を足さずに、首元・手元・足元のどこか1か所に差し色を1点だけ入れます。
| 置く場所 | 小物の例 | 効果 |
|---|---|---|
| 首元 | 薄手のスカーフ・ネックレス | 顔まわりが明るく見える |
| 手元 | 腕時計・ブレスレット・バッグ | 動いたときに目が行く |
| 足元 | 色の入った靴・靴下 | 全体に軽さが出る |
差し色は、顔に近いほど印象を大きく変えます。いちばん地味に見えやすい日は、首元に1点。仕事の日で控えめにしたいときは、手元か足元に1点。この使い分けで、同じ組み合わせでも3通りの印象をつくれます。
秋冬の小物の合わせ方は、秋冬のアクセサリーの合わせ方で詳しくまとめています。地味な服ばかりになってしまう理由と抜け出し方は、地味な服ばかり選んでしまうときで扱っています。
小物を足しても地味に見えるとき
小物を1点足しても地味に見えるなら、トップスと土台の色の明るさの差が足りていない可能性があります。明るい色のトップスを1枚だけ、今より一段明るい色にすると、小物を足さなくても顔まわりが明るく見えます。
着回しが続かないときの見直し
決めごとをつくっても、しばらくすると服が増えて元に戻ってしまうことがあります。続かないときは、次の3つを確かめます。
- 色が4色を超えていないか(増えた色の服はどれか)
- ボトムが同じ形に寄っていないか(裾の幅の差が8cm以上あるか)
- 羽織りが2枚以上になって、どちらも中途半端になっていないか
3つのうち崩れているものが1つなら、その服だけを入れ替えれば戻ります。2つ以上崩れているなら、もう一度ボトムを全部出して、よくはく2本を選ぶところからやり直すと早く整います。
着回しは一度決めたら終わりではなく、季節ごとに数え直す作業です。季節の初めに10分だけ時間をとって数え直すと、朝の服選びで迷う時間がそのぶん短くなります。
組めない服をどうするか
数えた結果、0枚と数えた服が何枚も出てくることがあります。組めない服は、すぐに手放す必要はありません。まず、その服が組めない理由を、色・形・素材のどれかに分けます。
| 組めない理由 | よくある例 | 次にすること |
|---|---|---|
| 色が3色に入らない | 差し色がすでにあるのに、別の目立つ色 | 差し色を入れ替えてみる |
| 形が合わない | ボトム2本のどちらとも丈が合わない羽織り | ボトムの丈を変えたときに数え直す |
| 素材が合わない | 季節に合わない厚みや光沢 | 季節が変わったときに数え直す |
色が理由なら、今の差し色と入れ替えて数え直すと、組める数が変わらないこともあります。形や素材が理由なら、季節の終わりか、ボトムを入れ替えるときにもう一度数えます。それでも2シーズン続けて0枚のままなら、手放す候補にします。気に入っているのに組めない服は、無理に着回しに入れず、特別な日の1枚として別に持っておくのも一つの決め方です。着回しの単位に入れる服と、入れない服を分けておくと、毎日の服選びは迷わず、好きな服も手元に残せます。
同じ服に見られるのが気になるとき
着回しを始めると、「また同じ服だと思われないか」が気になる人は少なくありません。けれども、人が他人の服でよく覚えているのは、目立つ色と特徴のある形の2つだけです。組み合わせまで覚えている人はほとんどいません。
気になるときは、次の3つを確かめます。
- 目立つ色の服を、週に2回以上着ていないか
- 特徴のある形の服(大きな襟、たっぷりした袖など)を、続けて着ていないか
- 同じ人に会う日に、同じ組み合わせを2週間以内に繰り返していないか
この3つを守っていれば、トップスやボトムそのものは何度着てもかまいません。むしろ、決まった服を気持ちよく着ている人は、きちんとして見えます。手帳やスマートフォンに着た組み合わせを1行だけ書き残しておくと、2週間以内に繰り返していないかがすぐわかり、迷う時間も減ります。
写真で記録するときの撮り方
組み合わせを写真で残すなら、全身を1枚だけ、毎日同じ場所で撮ります。明るさや角度が同じだと、色の差や丈のバランスを見比べやすくなり、どの組み合わせが自分にいちばん合うかがわかってきます。よく似合っていると感じた組み合わせには印をつけ、迷った朝はその中から選ぶと決めておくと、着回しが続きやすくなります。
メグラシの着回し記事の地図
この記事で紹介した着回しの記事を、目的ごとに並べ直します。自分が今いちばん困っていることから読んでください。
| 困っていること | 読む記事 |
|---|---|
| 秋に上下が組めない | 秋コーデの着回し |
| 冬に毎日同じに見える | 冬の旅行の着回し |
| 旅行の服の枚数がわからない | 旅行の服の着回し |
| 秋の3泊4日の荷物を減らしたい | 秋の3泊4日の着まわし |
| 買う服が着回せるか知りたい | 着回しできる服の数え方 |
| 手持ちの1枚が着回しやすいか知りたい | 着回ししやすい服の見分け方 |
| 色の配分がわからない | 3色ルールの色の配分 |
| 働きながら少ない服で回したい | 働く女性のカプセルワードローブ |
| 子育て中に回したい | 働くママのカプセルワードローブ |
どの記事も、この記事の決めごと(色を3色まで・形の違うボトム2本・羽織り1枚)と同じ考え方で書いています。入口を変えても、組める数を数えるという手順は同じです。
迷ったときの決め方
最後に、着回しで迷ったときの決め方を1つの表にまとめます。
| 迷うこと | 決め手 | 決め方 |
|---|---|---|
| 土台の色が2つある | 羽織りの色 | 羽織りと同じ色を土台にする |
| ボトムの形が似ている | 裾の幅と丈 | 裾幅8cm以上か丈10cm以上の差をつける |
| トップスが足りない | 回したい日数 | 日数÷(ボトムの本数×2)で枚数を出す |
| 服が合うか合わないか | ボトム2本との相性 | 1本とだけ合うなら0.5枚と数える |
| 地味に見える | 小物の位置 | 首元・手元・足元のどこか1か所に差し色 |
| 買うか迷う | 手持ちと組める数 | 3通り以上で、着る日を3日挙げられれば買う |
着回しは、センスではなく数え方の問題です。色と形の条件をそろえ、組める数を数えれば、少ない服でも毎日迷わずに着られます。
今日から始める3つの手順
まずは、次の3つだけをやってみてください。
- ボトムを全部出して、よくはく2本を選ぶ
- その2本と羽織り1枚の色から、土台の色を1つ決める
- 2本の両方と合うトップスを数え、組める数を出す
組める数が10通りを超えていれば、あなたのクローゼットにはもう着回しに必要な服がそろっています。足りなければ、買い足す順番の表に沿って1枚だけ足し、もう一度数えてみてください。
よくある問い
- Q. 着回しには最低何枚の服があればいいですか?
- トップス3枚・ボトム2本・羽織り1枚の6枚が最小の単位です。全部を3色までに収めれば、上下で6通り、羽織りの有無を入れて12通りになり、平日5日なら2週間以上同じ組み合わせになりません。
- Q. 色を3色に絞ると地味になりませんか?
- 3色のうち1色を差し色にして、トップス1枚か小物1つにだけ使うと地味になりません。土台の色はボトムと羽織りに、明るい色はトップスに使い、差し色は顔まわりか足元の1点に置くと、少ない色でも日ごとの印象が変わります。
- Q. ボトムはなぜ「形の違う2本」なのですか?
- 同じ形のボトムを2本持っても、トップスとの組み方は1通りしか増えないからです。細身と広がる形、または丈の違う2本にすると、同じトップスでも裾を入れる・出す、羽織りの丈を変えるなどの組み方が倍に増えます。
- Q. 手持ちの服が多すぎて、どこから手をつければいいかわかりません。
- まずボトムを全部出し、よくはく2本を選びます。その2本の両方と合うトップスだけを残して数えると、組めない服がはっきりします。組めない服はすぐ手放さず、季節の終わりにもう一度数えて決めれば十分です。
— メグラシ編集部





