秋コーデの着回し|上下の組める数は、明るさの段と生地の厚みで決まる

**クローゼットから、秋に着る上と下を全部出して、床に並べてください。**そのうち、何通りの組み合わせで出かけられますか。
秋の着回しが詰まるのは、服の枚数が少ないからではありません。組める上下の数が少ないからです。上4枚・下2枚あれば8通りの組み合わせがありますが、実際に組めるのが3通りなら、3日目で同じ服に戻ります。
組めるかどうかは、ほぼ2つで決まります。上下の明るさの段差と、生地の厚みの差です。この2つに番号を振れば、手持ちの服で何通り組めるかが数えられ、足すならどの1枚かも決まります。
結論:明るさの段差1〜3段、厚みの差1段以内なら組める
手持ちの上と下に、それぞれ明るさ5段・厚み3段の番号を振ります。組めるかどうかの判定はこうです。
| 見るもの | 組める | 組みにくい |
|---|---|---|
| 明るさの段差 | 1〜3段 | 0段(同じ)か4段(白と黒) |
| 厚みの差 | 0〜1段 | 2段(薄と厚) |
| 両方とも満たす | そのまま出かけられる | ─ |
| 片方だけ満たす | 羽織りか小物で1段挟めば組める | ─ |
**両方とも満たす組み合わせの数が、あなたの秋の着回しの数です。**片方だけ満たす組み合わせは、羽織りや靴下で1段挟めば数に入れられます。
形の相性、つまり上下の幅の釣り合いも組み合わせには関わりますが、秋の手持ちで組めない理由の多くは、形より先にこの2つに出ます。形は、明るさと厚みで残った組み合わせの中から、着る日に鏡で確かめれば足ります。先に形から絞ると、組める数が少なく見積もられて、足さなくてよい服まで買うことになります。
秋に着回しが詰まる理由
秋は、手持ちの服の中に、夏の薄い服と冬の厚い服が同時に並ぶ季節です。9月の終わりから10月にかけては、朝晩と昼の気温の差も大きく、同じ日の中で薄い服と厚い服の両方が必要になります。
夏は薄い服どうし、冬は厚い服どうしで組むので、厚みの差はあまり問題になりません。**秋だけ、厚みの差が組み合わせを止めます。**薄い夏のスカートに厚いニットを合わせると、季節が読みにくい姿になります。
もう1つの理由は、秋に増える色です。深い茶や濃い緑など、明るさが4段から5段に寄った色が増えると、下も濃い色が多い手持ちでは、上下が同じ段になり、境目がぼやけます。秋は、明るさの段が下のほうに偏りやすい季節でもあります。
この2つが重なると、枚数は夏と同じか多いくらいなのに、朝に選べる組み合わせが減ります。夏に着ていた薄い服は厚みで外れ、新しく足した深い色の服は明るさで外れる、という形です。着回しが詰まったと感じたら、服が足りないのではなく、どちらで外れているかを先に確かめてください。
明るさを5段で振り分ける
明るさは、色の名前ではなく、白と黒のどちらに近いかで番号を振ります。窓辺の自然光で、白い紙と黒い紙を服の横に並べて見てください。
| 段 | 見え方 | 秋によくある色の例 |
|---|---|---|
| 1段 | 白い紙とほとんど差が無い | 白、生成り、ごく淡いベージュ |
| 2段 | 白い紙より少し沈む | ベージュ、淡いグレー、明るいカーキ |
| 3段 | 白と黒のちょうどあいだ | キャメル、中くらいのグレー、くすんだ緑 |
| 4段 | 黒い紙に近いが、並べると差が見える | 茶、濃い緑、紺、ワインのような赤 |
| 5段 | 黒い紙とほとんど差が無い | 黒、濃い紺、ほぼ黒の茶 |
同じ色の名前でも、段は服によって違います。ベージュと呼ばれる服でも、白に近いものは1段、キャメルに近いものは3段になります。色の名前で覚えている手持ちは、一度この段で振り直すと、組める相手が変わって見えることがあります。
迷ったら、スマートフォンで服を白黒写真にしてみてください。色みが消えて明るさだけが残るので、段が振りやすくなります。赤でも緑でも、明るさが同じなら同じ段として扱います。
明るさの段差で、上下の見え方が変わる
上と下の段の差を数えると、見え方がほぼ決まります。
| 段差 | 見え方 | 組みやすさ |
|---|---|---|
| 0段 | 上下がつながり、境目が読めない | 素材の表面が違えば組める |
| 1段 | 上下がやわらかくつながる | 組める。秋らしい落ち着き |
| 2段 | 境目がはっきりして、まとまりもある | いちばん組みやすい |
| 3段 | 上下がはっきり分かれる | 組める。靴か鞄で片方にそろえる |
| 4段 | 白と黒のように強く分かれる | 3段目の色を1か所挟むと組める |
段差1と段差3は、同じ「組める」でも印象が違います。段差1は、上下がやわらかくつながり、全体が1つの色の帯のように見えます。段差3は、上と下がはっきり分かれて、体の上下の区切りが目に入ります。どちらがよいということはなく、その日に見せたい印象で選べます。
0段と4段は、それだけでは組みにくいと考えてください。0段は、ニットとなめらかな布のように表面が違えば、上下の境目が表面の違いで読めるので組めます。4段は、間の段の羽織りや靴を1つ足せば組めます。
厚みを3段で振り分ける
厚みは、生地をつまんだときの感触と、光への透け方で3段に分けます。
| 段 | つまんだとき | 光にかざすと | 秋によくある服 |
|---|---|---|---|
| 薄 | 指の間でほとんど厚みを感じない | 指の形が透ける | 薄手のブラウス、夏のスカート |
| 中 | 厚みはあるが、すぐに折れる | 指の影がぼんやり見える | 長袖のシャツ、薄手のニット、綿のパンツ |
| 厚 | 指を押し返す厚み | 何も透けない | 中厚手以上のニット、ウールのスカート |
上と下は、同じ基準で振り分けてください。パンツは、スカートより厚く感じやすいので、光に透かして確かめるほうが確かです。
ニットは、編み目の詰み方で厚みの感じ方が変わります。編み目が粗いニットは、糸が太くても光を通すので、見た目ほど厚く見えません。つまんだ感触と光の透け方が食い違うときは、光の透け方を優先してください。組み合わせの見え方を決めるのは、手の感触より目に映る厚みだからです。
厚みの差で、季節の読み方が変わる
上下の厚みの差は、その服が季節のどこにいるかの読み方を決めます。
| 上 | 下 | 差 | 見え方 |
|---|---|---|---|
| 薄 | 薄 | 0段 | 夏の続き。9月まで |
| 薄 | 中 | 1段 | 秋の入り口 |
| 中 | 中 | 0段 | 秋の真ん中 |
| 中 | 厚 | 1段 | 秋の深まり |
| 厚 | 中 | 1段 | 秋の深まり |
| 厚 | 厚 | 0段 | 冬の入り口 |
| 薄 | 厚 | 2段 | 季節が読みにくい |
| 厚 | 薄 | 2段 | 季節が読みにくい |
表の上から下へ、季節は夏から冬へ進みます。秋の途中で使うのは、表の2行目から5行目のあたりです。
**差が2段の組み合わせだけ、そのままでは組めません。**差が0段か1段なら、どの組み合わせでも季節は読めます。差が2段でも、あいだに中の厚みの羽織りや、タイツ・靴下を挟めば、1段ずつに分かれて落ち着きます。
番号を振るのは、晴れた日の窓辺で
明るさの番号は、光の加減で変わります。夜の室内の照明では、多くの服が実際より暗く、黄みがかって見えます。番号を振るのは、晴れた日か明るい曇りの日の、窓辺の自然光の下にしてください。
白い紙はコピー用紙で、黒い紙は黒い画用紙や黒い布でも代わりになります。大事なのは、白と黒の両方を同時に服の横に置いて、どちらに近いかを比べることです。片方だけだと、段の見当がずれやすくなります。
手順は次のとおりです。全部で10分から15分ほどで終わります。
| 順番 | やること | かかる時間 |
|---|---|---|
| 1 | 秋に着る上と下を、全部ベッドか床に出す | 3分 |
| 2 | 1枚ずつ窓辺に持っていき、白い紙と黒い紙の横に置く | 1枚20秒ほど |
| 3 | 明るさの段を決めて、洗濯表示の近くに付箋で貼る | 同時に |
| 4 | 光に透かして、厚みの段を決める | 1枚10秒ほど |
| 5 | 上と下を分けて、段の順に並べ直す | 2分 |
**上と下を段の順に並べ直すと、偏りがその場で見えます。**4段と5段の上に服が集まっていれば、それが例②の状態です。表を作る前に、並べた時点で足りない段が分かることも多くあります。
付箋は、表を作り終えたら外して構いません。番号はメモに残しておけば、新しく服を買ったときに、その1枚だけ番号を振って表に足せます。
表にして、組める数を数える
番号を振ったら、上を横に、下を縦に並べた表を作ります。紙でもスマートフォンのメモでも構いません。マスに入れるのは、次の3つの印です。
| 印 | 意味 | 数え方 |
|---|---|---|
| ○ | 明るさも厚みも条件を満たす | 1通りとして数える |
| △ | 片方だけ満たす。1段挟めば組める | 羽織りか小物がある日は数える |
| × | 両方とも満たさない | 数えない |
表を作るときは、上の列の順番を明るさの段の順に並べておくと、あとで偏りが読みやすくなります。左から1段、2段と並べていけば、○が右側や左側に固まっているかが一目で分かります。
○の数が、何も足さずに出かけられる組み合わせの数です。△は、羽織りや靴下を持っているなら数に入れられます。○と△を合わせて、平日の日数以上あれば、秋の1か月は回ります。
例①|上4枚・下2枚の手持ち
よくある手持ちで、実際に数えてみます。上4枚・下2枚です。
| 上\下 | 下A 濃い茶のパンツ(4段・中) | 下B 黒のスカート(5段・厚) |
|---|---|---|
| 上1 白の薄いブラウス(1段・薄) | △ 段差3・厚み差1 → 組める | × 段差4・厚み差2 |
| 上2 ベージュのシャツ(2段・中) | ○ 段差2・厚み差0 | ○ 段差3・厚み差1 |
| 上3 グレーの薄手ニット(3段・中) | ○ 段差1・厚み差0 | ○ 段差2・厚み差1 |
| 上4 紺の厚手ニット(4段・厚) | × 段差0・表面が同じなら組みにくい | △ 段差1・厚み差0 → 組める |
番号を振った段階では、どの組み合わせが組めるかは見えにくいものです。表にすると、上2と上3は下の2本のどちらとも組め、上1と上4は片方としか組めないことが分かります。着回しの中心になる服と、相手を選ぶ服が分かれて見えるのが、表にする意味です。
この手持ちでは、○が4、△が2、×が2です。上1と下Aは、段差3・厚み差1なので条件どおりですが、白と濃い茶の差が強いので△にしています。何も足さずに出かけられるのは4通り、羽織りがあれば6通りです。
例②|組める数が少ない手持ち
次は、枚数はあるのに組める数が少ない例です。上5枚・下2枚です。
| 上\下 | 下A 黒のパンツ(5段・中) | 下B 紺のスカート(4段・厚) |
|---|---|---|
| 上1 黒のニット(5段・厚) | × 段差0 | × 段差1だが表面が同じ |
| 上2 茶のニット(4段・厚) | △ 段差1・厚み差1 | × 段差0 |
| 上3 濃い緑のシャツ(4段・中) | ○ 段差1・厚み差0 | × 段差0 |
| 上4 白の薄いブラウス(1段・薄) | × 段差4 | × 段差3・厚み差2 |
| 上5 紺のカーディガン(4段・中) | ○ 段差1 | × 段差0 |
10マスのうち、○は2、△は1です。**枚数が多くても、明るさが4段と5段に偏っていると、組める数は増えません。**この手持ちで足りないのは、2段から3段の明るさの服です。
秋から冬にかけて、手持ちがこの形になっている人は少なくありません。深い色は汚れが目立ちにくく、合わせやすいと感じて選ぶことが多いからです。ただ、上も下も深い色で選んでいくと、上下の段差が0か1に集まり、組み合わせの見え方が1通りに近づきます。
1枚足すなら、組めないマスがいちばん多い列を埋める
足す1枚は、好きな色ではなく、表の空いているところから決めます。組めないマスがいちばん多い列を見て、その列の服と組める明るさと厚みを探します。
| 表の偏り | 足すとよい服 | 増える組み合わせ |
|---|---|---|
| 上も下も4〜5段に偏っている | 2〜3段の下(ベージュやグレーのパンツ) | 上の枚数と同じだけ |
| 下が1〜2段に偏っている | 4段の上(茶や紺の中厚手) | 下の枚数と同じだけ |
| 厚の上ばかり | 中の厚みの下 | 厚の上の枚数と同じだけ |
| 薄の上ばかり | 中の厚みの上 | 下の枚数と同じだけ |
| 下が1枚しかない | 手持ちの上の平均の段から2段離れた下 | 上の枚数と同じだけ |
例②なら、2段から3段の、中の厚みのパンツを1本足すと、上5枚のうち4枚と組めて、組める数が一気に増えます。上を足すより下を足すほうが、増え方が大きいことが多いのは、下の枚数のほうが少ないからです。
足す1枚を決めたら、買う前に表の中にその服を書き足して、○がいくつ増えるかを数えてみてください。2つ以下しか増えないなら、その1枚は表の空きを埋めていません。もう一度、組めないマスがいちばん多い列を見直します。店で迷ったときも、手元のメモの表に候補を書き入れれば、その場で比べられます。
上と下の枚数の比は、3対2がめやす
組める数は、上と下の枚数の掛け算が上限になります。上6枚・下1枚なら6マス、上3枚・下2枚でも6マスです。同じ7枚でも、上下の比によって組める数の上限が変わります。
| 上と下の枚数 | 合計 | マスの数 | 見え方 |
|---|---|---|---|
| 上6・下1 | 7枚 | 6 | 下が毎日同じで、同じ服に見えやすい |
| 上5・下2 | 7枚 | 10 | 組める数の上限が大きい |
| 上4・下3 | 7枚 | 12 | 上限はいちばん大きいが、上の変化が少ない |
| 上4・下2 | 6枚 | 8 | 秋の1か月を回す最小に近い |
| 上6・下3 | 9枚 | 18 | 余裕があり、厚みの入れ替えにも耐える |
上と下の比は3対2くらいがめやすです。下が1本しかないと、どれほど上を増やしても毎日同じ下が見えます。下の枚数が上の半分を下回っていたら、次に足すのは下にしてください。
羽織りは、3つ目の段として数える
羽織りは、上下とは別の3つ目の段として考えます。羽織りの明るさと厚みが、上下のあいだに入ると、△の組み合わせが○に変わります。
| 羽織りの段 | △を○に変えられる組み合わせ |
|---|---|
| 明るさ2〜3段・中の厚み | 段差4の上下、厚み差2の上下のどちらも |
| 明るさ1段・中の厚み | 下が4〜5段で、上も4〜5段の組み合わせ |
| 明るさ4段・中の厚み | 上下とも1〜2段の組み合わせ |
| 厚の厚み | 上下とも薄か中の組み合わせを、秋の後半に |
羽織りを1枚選ぶなら、明るさ2〜3段・中の厚みがいちばん多くの△を救います。上下のどちらとも1〜2段の差になりやすく、厚みもあいだに入るからです。
羽織りを着た日は、上下の段差より、羽織りと下の段差のほうが目に入ります。羽織りの前を開けて着るなら、中の上の服は細い縦の帯として見えるだけになり、全体の印象は羽織りと下の2つで決まります。前を開ける人は、羽織りと下の段差が1〜3段に入るかを、上下の表とは別に確かめておいてください。
靴と鞄は、明るさを上か下にそろえる
段差3の組み合わせは、上下がはっきり分かれます。組めないわけではありませんが、靴と鞄をどちらに寄せるかで、落ち着き方が変わります。
| 靴と鞄の明るさ | 見え方 |
|---|---|
| 下と同じ段 | 下から足元までがつながり、脚が長く見える |
| 上と同じ段 | 上と足元が呼び合い、全体がまとまる |
| 上下のあいだの段 | 3色目に見えて、ばらつく |
| 上下どちらとも2段以上離れる | 足元だけが浮く |
靴と鞄を1組だけ持つなら、手持ちの下の平均の段に合わせておくと、どの組み合わせにも使いやすくなります。秋は、4段の茶の靴が、黒の下にも茶の下にも合いやすい高さにあります。5段の黒の靴は、下が1〜2段のときに足元だけが強く見えることがあるので、明るい下の日だけ4段の靴に替えると落ち着きます。
10月の前半と後半で、使う厚みが入れ替わる
秋の1か月の中でも、組める相手は入れ替わります。気温が下がると、薄の服が使いにくくなり、厚の服が使えるようになるからです。
| 時期 | 使う厚み | 組み合わせの中心 |
|---|---|---|
| 9月の終わり〜10月の前半 | 薄と中 | 薄の上+中の下、中の上+中の下 |
| 10月の半ば | 中が中心 | 中の上+中の下、中の上+厚の下 |
| 10月の後半〜11月 | 中と厚 | 中の上+厚の下、厚の上+中の下 |
気温で見ると、最高気温が22度前後を下回ると薄の上が使いにくくなり、19度前後を下回ると厚の上が使いやすくなります。住んでいる地域で、この気温を下回る時期がいつかを見ておくと、表を作り直すタイミングが決まります。
表を作るのは、月の前半と後半で1回ずつがおすすめです。前半に○だった組み合わせが、後半には寒くて使えないことがあり、逆に前半は暑くて×にしていた厚の服が、後半には○に変わります。
通勤の週5日を回す
平日5日を、同じ組み合わせを繰り返さずに回す例です。例①の手持ちに、明るさ3段・中の厚みの羽織りが1枚あるとします。
| 曜日 | 上 | 下 | 羽織り |
|---|---|---|---|
| 月 | ベージュのシャツ | 濃い茶のパンツ | なし |
| 火 | グレーの薄手ニット | 黒のスカート | なし |
| 水 | 白の薄いブラウス | 濃い茶のパンツ | 3段の羽織り |
| 木 | ベージュのシャツ | 黒のスカート | なし |
| 金 | 紺の厚手ニット | 黒のスカート | 3段の羽織り |
この週の組み方では、上4枚・下2枚・羽織り1枚の7枚で、5日を違う姿で回しています。月曜と木曜は同じシャツですが、下の段が4段と5段で違うので、見る側には別の服装として映ります。
同じ上を2回使っていても、下が違えば別の組み合わせに見えます。同じ組み合わせを繰り返さないことより、同じ上と下が連続しないことのほうが、見る側の印象には効きます。
休日を混ぜた週は、靴で組み合わせを増やす
休日は、上下の組み合わせが同じでも、靴と鞄を替えれば別の姿になります。
| 平日の組み合わせ | 休日に替えるもの | 見え方の変わり方 |
|---|---|---|
| シャツ+パンツ | 革靴をスニーカーに | 仕事着から休日の姿に |
| ニット+スカート | 底の薄い靴を短いブーツに | 秋の深まりに寄る |
| ブラウス+パンツ+羽織り | 鞄を布の大きいものに | 力の抜けた姿に |
靴と鞄を替えるときも、明るさの段は見ておいてください。スニーカーは白の1段が多く、上下が4〜5段の組み合わせに合わせると、足元だけが浮くことがあります。その日は、上か下のどちらかを1段明るくするか、靴下で足首に2〜3段を挟むと落ち着きます。
**休日の分は、上下を新しく組まなくても足ります。**平日で○になった組み合わせを、靴と鞄で休日に回すと、7日を5通りで回せます。
色みのある服は、明るさだけで数える
赤、緑、黄のような色みのある服は、組み合わせに迷いやすい服です。この記事の数え方では、色みは見ずに明るさの段だけで判定します。色みが強い服は、同じ段の中でも目に入りやすいので、1つだけ条件を足します。
| 色みの強さ | 足す条件 |
|---|---|
| くすんでいる(灰色が混ざったような色) | 条件は同じ。段差だけで判定 |
| はっきりしている | 相手は色みの無い服(白・灰・黒・茶・紺)に限る |
| 上下とも色みがある | 段差2以上で、どちらかをくすんだ色に |
秋の色は、くすんだものが多いので、多くの服はそのまま段差だけで数えられます。はっきりした色みの服を持っていて、相手が限られるなら、その服は表の中で「色みの無い下とだけ組める服」として扱ってください。組める数は少なくなりますが、組める相手が決まっているぶん、朝の判断は速くなります。
柄の服は、いちばん広い色の段で数える
柄の服は、柄の中でいちばん広い面積を占める色の段で数えます。ただし、柄の中の明るさの差が大きいときは、相手を選びます。
| 柄の中の明るさの差 | 数え方 |
|---|---|
| 1段以内(遠目には無地に見える) | いちばん広い色の段で、無地と同じに数える |
| 2〜3段 | いちばん広い色の段で数え、相手は無地に限る |
| 4段(白と黒の柄など) | 相手は柄の中の色と同じ段の無地に限る |
柄の服どうしは、この記事の数え方では組めないとしておくほうが、朝の判断が速くなります。柄の服を表に入れるときは、マスの中に「無地だけ」と小さく書いておくと、翌朝に見直したときに迷いません。
×ばかりの服は、手放すか迷う服
表を作ると、どの下とも×になる上や、どの上とも×になる下が見つかることがあります。その服は、手持ちの中では組める相手がいない服です。
ただし、すぐに手放す必要はありません。×になる理由が明るさか厚みかで、残し方が変わります。
| ×の理由 | 残し方 |
|---|---|
| 明るさが極端(1段か5段)で、相手が同じ側に偏っている | 反対側の段の服を1枚足せば組める。足すか手放すかを選ぶ |
| 厚みが薄で、秋の後半は使えない | 来年の9月まで仕舞う。秋の前半に表に戻す |
| 厚みが厚で、秋の前半は使えない | 10月の後半の表で改めて数える |
| 明るさも厚みも合わない | 1シーズン着なかったら手放す候補に |
**秋の前半と後半で2回表を作れば、「季節がずれているだけの服」と「組める相手がいない服」が分かれます。**手放すかどうかを決めるのは、後者だけで構いません。
どちらとも取れるとき①|明るさが2つの段のあいだ
白い紙と黒い紙を並べても、段がどちらとも決められない服があります。窓辺と室内で見え方が違う服や、光の当たり方で色が動く艶のある生地に多い迷い方です。そのときは、両方の段で数えてみて、組める数が多いほうを採るのではなく、少ないほうを採ってください。
少ないほうで数えておけば、実際に着て組みにくかったということが起きません。組めると思って出かけた日に、境目がぼやけて見えるのを避けられます。
| 迷う段 | 採る段 | 理由 |
|---|---|---|
| 1段か2段か | 2段 | 白に近い服は、実際より暗く見える場所が多い |
| 2段か3段か | 相手が濃い服なら3段、淡い服なら2段 | 段差が小さくなるほうを採る |
| 3段か4段か | 4段 | 秋は暗い服が増えるので、段差が詰まりやすい |
| 4段か5段か | 5段 | 室内の照明では黒に寄って見える |
どちらとも取れるとき②|厚みが中と厚のあいだ
中くらいの厚みのニットは、中か厚か迷いやすい服です。この場合は、光に透かしたときに指の影が見えるかどうかで決めます。
見えれば中、見えなければ厚です。それでも迷うときは、その服の上に羽織りを重ねてみて、袖が窮屈なら厚、腕が動くなら中と数えます。
| 迷う服 | 決め方 |
|---|---|
| 中厚手のニット | 指の影が見えれば中 |
| 起毛したシャツ | 表面の毛が1mm以下なら中 |
| 厚手のカットソー | 伸びて戻るなら中 |
| 裏地のあるスカート | 裏地を除いた表の生地で判定 |
どちらとも取れるとき③|組めるのに、毎回同じに見える
○の数は足りているのに、どの日も似た姿に見えることがあります。原因は、○の組み合わせが、全部同じ段差になっていることが多いです。段差2ばかり、段差1ばかりだと、組み合わせが違っても印象が変わりません。
| 手持ちの○の傾向 | 足すと変わるもの |
|---|---|
| 段差1ばかり | 段差3になる1枚。上下がはっきり分かれる日が作れる |
| 段差2ばかり | 段差1になる1枚。やわらかくつながる日が作れる |
| 段差3ばかり | 羽織りで2段目を足す日を作る |
○の中身を段差別に分けて数えてみて、偏っていたら、次に足す1枚は空いている段差を作れる服にしてください。
段差だけでなく、厚みの差でも同じことが起きます。○が全部「中と中」の組み合わせだと、どの日も秋の真ん中の姿になります。10月の後半に向けて「中と厚」の組み合わせを1つ作っておくと、季節が進んだと感じられる日が作れます。
どちらとも取れるとき④|ワンピースを数えるか
ワンピースは、上下の組み合わせに入らない服です。1枚で全身が決まるので、明るさの段差も厚みの差も、1枚の中で完結しています。この記事の表には入れず、1枚で1通りとして別に数えます。
ただし、ワンピースの上に羽織りを重ねたり、下にパンツを重ねたりする人は、ワンピースを「上」として表に入れても構いません。
| 着方 | 数え方 |
|---|---|
| 1枚で着る | 別に1通り |
| 上に羽織りを重ねる | 羽織りの枚数だけ通り数が増える |
| 下にパンツを重ねる | 上として表に入れる |
| 上にニットを重ねてスカートに見せる | 下として表に入れる |
よくある行き違い
「着回しは、少ない枚数でたくさん組むほど上手」。組める数が多すぎても、毎朝の判断は重くなります。平日5日と休日2日を回せる6〜8通りがあれば、それ以上を目指さなくて構いません。
「服を増やせば、着回しも増える」。増えるのは枚数で、組める数は増えないことがあります。例②のように、同じ段の服が増えると、組める数はほとんど変わりません。
「秋らしい色をそろえれば、秋の着回しになる」。秋らしい深い色は4段から5段に寄るので、そろえるほど段差が詰まります。深い色を増やすなら、同時に2〜3段の服も1枚持っておくと、組める数が減りません。
| 行き違い | 本当の原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 服はあるのに着る服がない | 明るさの段が偏っている | 空いている段の下を1本 |
| 組み合わせが地味に見える | 段差が0〜1段ばかり | 段差3になる1枚を |
| 季節がちぐはぐに見える | 厚み差2段の組み合わせ | あいだに中の厚みを挟む |
| いつも同じに見える | 同じ段差ばかり | 空いている段差を作る1枚を |
装いに活かすなら
秋の着回しは、服の名前を覚えるより、手持ちの服に番号を振るほうが速く決まります。明るさ5段と厚み3段。この2つの番号さえあれば、組めるかどうかは表を見るだけで分かります。
表は、10月の前半と後半で1回ずつ作り直してください。季節が進むと組める相手が入れ替わるので、足すべき1枚も変わります。
作った表は、翌年の秋にもそのまま使えます。手放した服を消し、新しく買った服を足すだけで、翌年の最初の朝から組める数が分かります。番号を振るのは一度きりで、あとは足し引きだけです。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 秋服が少なくて、毎日同じ組み合わせになります。何を買えばいいですか
- 買う前に、手持ちの上と下に明るさと厚みの番号を振って、表にしてみてください。組めないマスがいちばん多いのが、どの明るさ・どの厚みの列かを見ると、足す1枚が決まります。多くの場合、足りないのは色の数ではなく、中間の明るさ(2〜4段)の下か、中くらいの厚みの上です。好きな色を1枚足すより、表の空いているところを埋める1枚のほうが、組める数は大きく増えます。
- Q. 明るさの段はどうやって決めるのですか
- 白い紙と黒い紙を用意して、その服を窓辺の自然光で両方と並べます。白い紙とほとんど差が無ければ1段、黒い紙とほとんど差が無ければ5段、どちらからも同じくらい離れていれば3段です。色みのある服も、色の名前ではなく、この明るさだけで番号を振ります。赤でも緑でも、明るさが同じなら同じ段として扱ってください。迷ったら、スマートフォンで白黒写真を撮ると明るさだけが見えます。
- Q. 薄手の夏物と厚手の冬物を組み合わせてもいいですか
- 厚みの差が2段(薄と厚)になる組み合わせは、秋の途中では季節が読みにくくなります。上が厚いニットで下が薄い夏のスカート、という組み方です。ただし、あいだに中くらいの厚みの羽織りや靴下・タイツを挟むと、差が1段ずつに分かれて落ち着きます。薄と厚を直接つなげず、あいだに1段を入れるのが、秋に夏物を使い切るこつです。
- Q. 組める数はどのくらいあれば足りますか
- 平日に同じ組み合わせを繰り返さずに1週間を回すなら、5通りあれば足ります。休日を含めて7日なら7通りですが、休日は羽織りや靴で変えられるので、上下の組み合わせとしては6通りあれば困りません。上4枚・下2枚の8マスのうち6マス、上5枚・下3枚の15マスのうち9マスが組めていれば、秋の1か月は回ります。
— メグラシ編集部





