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秋コーデの着回し|上下の組める数は、明るさの段と生地の厚みで決まる

メグラシ編集部//読了 14分
木の床に重ねて置いた秋の服。ベージュのシャツ、グレーの薄手ニット、紺の厚手ニット、白いブラウス、濃い茶のパンツと黒のスカートの横に、明るさを比べる白い紙と黒い紙がある

**クローゼットから、秋に着る上と下を全部出して、床に並べてください。**そのうち、何通りの組み合わせで出かけられますか。

秋の着回しが詰まるのは、服の枚数が少ないからではありません。組める上下の数が少ないからです。上4枚・下2枚あれば8通りの組み合わせがありますが、実際に組めるのが3通りなら、3日目で同じ服に戻ります。

組めるかどうかは、ほぼ2つで決まります。上下の明るさの段差と、生地の厚みの差です。この2つに番号を振れば、手持ちの服で何通り組めるかが数えられ、足すならどの1枚かも決まります。

結論:明るさの段差1〜3段、厚みの差1段以内なら組める

手持ちの上と下に、それぞれ明るさ5段・厚み3段の番号を振ります。組めるかどうかの判定はこうです。

見るもの組める組みにくい
明るさの段差1〜3段0段(同じ)か4段(白と黒)
厚みの差0〜1段2段(薄と厚)
両方とも満たすそのまま出かけられる─
片方だけ満たす羽織りか小物で1段挟めば組める─

**両方とも満たす組み合わせの数が、あなたの秋の着回しの数です。**片方だけ満たす組み合わせは、羽織りや靴下で1段挟めば数に入れられます。

形の相性、つまり上下の幅の釣り合いも組み合わせには関わりますが、秋の手持ちで組めない理由の多くは、形より先にこの2つに出ます。形は、明るさと厚みで残った組み合わせの中から、着る日に鏡で確かめれば足ります。先に形から絞ると、組める数が少なく見積もられて、足さなくてよい服まで買うことになります。

秋に着回しが詰まる理由

秋は、手持ちの服の中に、夏の薄い服と冬の厚い服が同時に並ぶ季節です。9月の終わりから10月にかけては、朝晩と昼の気温の差も大きく、同じ日の中で薄い服と厚い服の両方が必要になります。

夏は薄い服どうし、冬は厚い服どうしで組むので、厚みの差はあまり問題になりません。**秋だけ、厚みの差が組み合わせを止めます。**薄い夏のスカートに厚いニットを合わせると、季節が読みにくい姿になります。

もう1つの理由は、秋に増える色です。深い茶や濃い緑など、明るさが4段から5段に寄った色が増えると、下も濃い色が多い手持ちでは、上下が同じ段になり、境目がぼやけます。秋は、明るさの段が下のほうに偏りやすい季節でもあります。

この2つが重なると、枚数は夏と同じか多いくらいなのに、朝に選べる組み合わせが減ります。夏に着ていた薄い服は厚みで外れ、新しく足した深い色の服は明るさで外れる、という形です。着回しが詰まったと感じたら、服が足りないのではなく、どちらで外れているかを先に確かめてください。

明るさを5段で振り分ける

明るさは、色の名前ではなく、白と黒のどちらに近いかで番号を振ります。窓辺の自然光で、白い紙と黒い紙を服の横に並べて見てください。

段見え方秋によくある色の例
1段白い紙とほとんど差が無い白、生成り、ごく淡いベージュ
2段白い紙より少し沈むベージュ、淡いグレー、明るいカーキ
3段白と黒のちょうどあいだキャメル、中くらいのグレー、くすんだ緑
4段黒い紙に近いが、並べると差が見える茶、濃い緑、紺、ワインのような赤
5段黒い紙とほとんど差が無い黒、濃い紺、ほぼ黒の茶

同じ色の名前でも、段は服によって違います。ベージュと呼ばれる服でも、白に近いものは1段、キャメルに近いものは3段になります。色の名前で覚えている手持ちは、一度この段で振り直すと、組める相手が変わって見えることがあります。

迷ったら、スマートフォンで服を白黒写真にしてみてください。色みが消えて明るさだけが残るので、段が振りやすくなります。赤でも緑でも、明るさが同じなら同じ段として扱います。

明るさの段差で、上下の見え方が変わる

上と下の段の差を数えると、見え方がほぼ決まります。

段差見え方組みやすさ
0段上下がつながり、境目が読めない素材の表面が違えば組める
1段上下がやわらかくつながる組める。秋らしい落ち着き
2段境目がはっきりして、まとまりもあるいちばん組みやすい
3段上下がはっきり分かれる組める。靴か鞄で片方にそろえる
4段白と黒のように強く分かれる3段目の色を1か所挟むと組める

段差1と段差3は、同じ「組める」でも印象が違います。段差1は、上下がやわらかくつながり、全体が1つの色の帯のように見えます。段差3は、上と下がはっきり分かれて、体の上下の区切りが目に入ります。どちらがよいということはなく、その日に見せたい印象で選べます。

0段と4段は、それだけでは組みにくいと考えてください。0段は、ニットとなめらかな布のように表面が違えば、上下の境目が表面の違いで読めるので組めます。4段は、間の段の羽織りや靴を1つ足せば組めます。

厚みを3段で振り分ける

厚みは、生地をつまんだときの感触と、光への透け方で3段に分けます。

段つまんだとき光にかざすと秋によくある服
薄指の間でほとんど厚みを感じない指の形が透ける薄手のブラウス、夏のスカート
中厚みはあるが、すぐに折れる指の影がぼんやり見える長袖のシャツ、薄手のニット、綿のパンツ
厚指を押し返す厚み何も透けない中厚手以上のニット、ウールのスカート

上と下は、同じ基準で振り分けてください。パンツは、スカートより厚く感じやすいので、光に透かして確かめるほうが確かです。

ニットは、編み目の詰み方で厚みの感じ方が変わります。編み目が粗いニットは、糸が太くても光を通すので、見た目ほど厚く見えません。つまんだ感触と光の透け方が食い違うときは、光の透け方を優先してください。組み合わせの見え方を決めるのは、手の感触より目に映る厚みだからです。

厚みの差で、季節の読み方が変わる

上下の厚みの差は、その服が季節のどこにいるかの読み方を決めます。

上下差見え方
薄薄0段夏の続き。9月まで
薄中1段秋の入り口
中中0段秋の真ん中
中厚1段秋の深まり
厚中1段秋の深まり
厚厚0段冬の入り口
薄厚2段季節が読みにくい
厚薄2段季節が読みにくい

表の上から下へ、季節は夏から冬へ進みます。秋の途中で使うのは、表の2行目から5行目のあたりです。

**差が2段の組み合わせだけ、そのままでは組めません。**差が0段か1段なら、どの組み合わせでも季節は読めます。差が2段でも、あいだに中の厚みの羽織りや、タイツ・靴下を挟めば、1段ずつに分かれて落ち着きます。

番号を振るのは、晴れた日の窓辺で

明るさの番号は、光の加減で変わります。夜の室内の照明では、多くの服が実際より暗く、黄みがかって見えます。番号を振るのは、晴れた日か明るい曇りの日の、窓辺の自然光の下にしてください。

白い紙はコピー用紙で、黒い紙は黒い画用紙や黒い布でも代わりになります。大事なのは、白と黒の両方を同時に服の横に置いて、どちらに近いかを比べることです。片方だけだと、段の見当がずれやすくなります。

手順は次のとおりです。全部で10分から15分ほどで終わります。

順番やることかかる時間
1秋に着る上と下を、全部ベッドか床に出す3分
21枚ずつ窓辺に持っていき、白い紙と黒い紙の横に置く1枚20秒ほど
3明るさの段を決めて、洗濯表示の近くに付箋で貼る同時に
4光に透かして、厚みの段を決める1枚10秒ほど
5上と下を分けて、段の順に並べ直す2分

**上と下を段の順に並べ直すと、偏りがその場で見えます。**4段と5段の上に服が集まっていれば、それが例②の状態です。表を作る前に、並べた時点で足りない段が分かることも多くあります。

付箋は、表を作り終えたら外して構いません。番号はメモに残しておけば、新しく服を買ったときに、その1枚だけ番号を振って表に足せます。

表にして、組める数を数える

番号を振ったら、上を横に、下を縦に並べた表を作ります。紙でもスマートフォンのメモでも構いません。マスに入れるのは、次の3つの印です。

印意味数え方
○明るさも厚みも条件を満たす1通りとして数える
△片方だけ満たす。1段挟めば組める羽織りか小物がある日は数える
×両方とも満たさない数えない

表を作るときは、上の列の順番を明るさの段の順に並べておくと、あとで偏りが読みやすくなります。左から1段、2段と並べていけば、○が右側や左側に固まっているかが一目で分かります。

○の数が、何も足さずに出かけられる組み合わせの数です。△は、羽織りや靴下を持っているなら数に入れられます。○と△を合わせて、平日の日数以上あれば、秋の1か月は回ります。

例①|上4枚・下2枚の手持ち

よくある手持ちで、実際に数えてみます。上4枚・下2枚です。

上\下下A 濃い茶のパンツ(4段・中)下B 黒のスカート(5段・厚)
上1 白の薄いブラウス(1段・薄)△ 段差3・厚み差1 → 組める× 段差4・厚み差2
上2 ベージュのシャツ(2段・中)○ 段差2・厚み差0○ 段差3・厚み差1
上3 グレーの薄手ニット(3段・中)○ 段差1・厚み差0○ 段差2・厚み差1
上4 紺の厚手ニット(4段・厚)× 段差0・表面が同じなら組みにくい△ 段差1・厚み差0 → 組める

番号を振った段階では、どの組み合わせが組めるかは見えにくいものです。表にすると、上2と上3は下の2本のどちらとも組め、上1と上4は片方としか組めないことが分かります。着回しの中心になる服と、相手を選ぶ服が分かれて見えるのが、表にする意味です。

この手持ちでは、○が4、△が2、×が2です。上1と下Aは、段差3・厚み差1なので条件どおりですが、白と濃い茶の差が強いので△にしています。何も足さずに出かけられるのは4通り、羽織りがあれば6通りです。

例②|組める数が少ない手持ち

次は、枚数はあるのに組める数が少ない例です。上5枚・下2枚です。

上\下下A 黒のパンツ(5段・中)下B 紺のスカート(4段・厚)
上1 黒のニット(5段・厚)× 段差0× 段差1だが表面が同じ
上2 茶のニット(4段・厚)△ 段差1・厚み差1× 段差0
上3 濃い緑のシャツ(4段・中)○ 段差1・厚み差0× 段差0
上4 白の薄いブラウス(1段・薄)× 段差4× 段差3・厚み差2
上5 紺のカーディガン(4段・中)○ 段差1× 段差0

10マスのうち、○は2、△は1です。**枚数が多くても、明るさが4段と5段に偏っていると、組める数は増えません。**この手持ちで足りないのは、2段から3段の明るさの服です。

秋から冬にかけて、手持ちがこの形になっている人は少なくありません。深い色は汚れが目立ちにくく、合わせやすいと感じて選ぶことが多いからです。ただ、上も下も深い色で選んでいくと、上下の段差が0か1に集まり、組み合わせの見え方が1通りに近づきます。

1枚足すなら、組めないマスがいちばん多い列を埋める

足す1枚は、好きな色ではなく、表の空いているところから決めます。組めないマスがいちばん多い列を見て、その列の服と組める明るさと厚みを探します。

表の偏り足すとよい服増える組み合わせ
上も下も4〜5段に偏っている2〜3段の下(ベージュやグレーのパンツ)上の枚数と同じだけ
下が1〜2段に偏っている4段の上(茶や紺の中厚手)下の枚数と同じだけ
厚の上ばかり中の厚みの下厚の上の枚数と同じだけ
薄の上ばかり中の厚みの上下の枚数と同じだけ
下が1枚しかない手持ちの上の平均の段から2段離れた下上の枚数と同じだけ

例②なら、2段から3段の、中の厚みのパンツを1本足すと、上5枚のうち4枚と組めて、組める数が一気に増えます。上を足すより下を足すほうが、増え方が大きいことが多いのは、下の枚数のほうが少ないからです。

足す1枚を決めたら、買う前に表の中にその服を書き足して、○がいくつ増えるかを数えてみてください。2つ以下しか増えないなら、その1枚は表の空きを埋めていません。もう一度、組めないマスがいちばん多い列を見直します。店で迷ったときも、手元のメモの表に候補を書き入れれば、その場で比べられます。

上と下の枚数の比は、3対2がめやす

組める数は、上と下の枚数の掛け算が上限になります。上6枚・下1枚なら6マス、上3枚・下2枚でも6マスです。同じ7枚でも、上下の比によって組める数の上限が変わります。

上と下の枚数合計マスの数見え方
上6・下17枚6下が毎日同じで、同じ服に見えやすい
上5・下27枚10組める数の上限が大きい
上4・下37枚12上限はいちばん大きいが、上の変化が少ない
上4・下26枚8秋の1か月を回す最小に近い
上6・下39枚18余裕があり、厚みの入れ替えにも耐える

上と下の比は3対2くらいがめやすです。下が1本しかないと、どれほど上を増やしても毎日同じ下が見えます。下の枚数が上の半分を下回っていたら、次に足すのは下にしてください。

羽織りは、3つ目の段として数える

羽織りは、上下とは別の3つ目の段として考えます。羽織りの明るさと厚みが、上下のあいだに入ると、△の組み合わせが○に変わります。

羽織りの段△を○に変えられる組み合わせ
明るさ2〜3段・中の厚み段差4の上下、厚み差2の上下のどちらも
明るさ1段・中の厚み下が4〜5段で、上も4〜5段の組み合わせ
明るさ4段・中の厚み上下とも1〜2段の組み合わせ
厚の厚み上下とも薄か中の組み合わせを、秋の後半に

羽織りを1枚選ぶなら、明るさ2〜3段・中の厚みがいちばん多くの△を救います。上下のどちらとも1〜2段の差になりやすく、厚みもあいだに入るからです。

羽織りを着た日は、上下の段差より、羽織りと下の段差のほうが目に入ります。羽織りの前を開けて着るなら、中の上の服は細い縦の帯として見えるだけになり、全体の印象は羽織りと下の2つで決まります。前を開ける人は、羽織りと下の段差が1〜3段に入るかを、上下の表とは別に確かめておいてください。

靴と鞄は、明るさを上か下にそろえる

段差3の組み合わせは、上下がはっきり分かれます。組めないわけではありませんが、靴と鞄をどちらに寄せるかで、落ち着き方が変わります。

靴と鞄の明るさ見え方
下と同じ段下から足元までがつながり、脚が長く見える
上と同じ段上と足元が呼び合い、全体がまとまる
上下のあいだの段3色目に見えて、ばらつく
上下どちらとも2段以上離れる足元だけが浮く

靴と鞄を1組だけ持つなら、手持ちの下の平均の段に合わせておくと、どの組み合わせにも使いやすくなります。秋は、4段の茶の靴が、黒の下にも茶の下にも合いやすい高さにあります。5段の黒の靴は、下が1〜2段のときに足元だけが強く見えることがあるので、明るい下の日だけ4段の靴に替えると落ち着きます。

10月の前半と後半で、使う厚みが入れ替わる

秋の1か月の中でも、組める相手は入れ替わります。気温が下がると、薄の服が使いにくくなり、厚の服が使えるようになるからです。

時期使う厚み組み合わせの中心
9月の終わり〜10月の前半薄と中薄の上+中の下、中の上+中の下
10月の半ば中が中心中の上+中の下、中の上+厚の下
10月の後半〜11月中と厚中の上+厚の下、厚の上+中の下

気温で見ると、最高気温が22度前後を下回ると薄の上が使いにくくなり、19度前後を下回ると厚の上が使いやすくなります。住んでいる地域で、この気温を下回る時期がいつかを見ておくと、表を作り直すタイミングが決まります。

表を作るのは、月の前半と後半で1回ずつがおすすめです。前半に○だった組み合わせが、後半には寒くて使えないことがあり、逆に前半は暑くて×にしていた厚の服が、後半には○に変わります。

通勤の週5日を回す

平日5日を、同じ組み合わせを繰り返さずに回す例です。例①の手持ちに、明るさ3段・中の厚みの羽織りが1枚あるとします。

曜日上下羽織り
月ベージュのシャツ濃い茶のパンツなし
火グレーの薄手ニット黒のスカートなし
水白の薄いブラウス濃い茶のパンツ3段の羽織り
木ベージュのシャツ黒のスカートなし
金紺の厚手ニット黒のスカート3段の羽織り

この週の組み方では、上4枚・下2枚・羽織り1枚の7枚で、5日を違う姿で回しています。月曜と木曜は同じシャツですが、下の段が4段と5段で違うので、見る側には別の服装として映ります。

同じ上を2回使っていても、下が違えば別の組み合わせに見えます。同じ組み合わせを繰り返さないことより、同じ上と下が連続しないことのほうが、見る側の印象には効きます。

休日を混ぜた週は、靴で組み合わせを増やす

休日は、上下の組み合わせが同じでも、靴と鞄を替えれば別の姿になります。

平日の組み合わせ休日に替えるもの見え方の変わり方
シャツ+パンツ革靴をスニーカーに仕事着から休日の姿に
ニット+スカート底の薄い靴を短いブーツに秋の深まりに寄る
ブラウス+パンツ+羽織り鞄を布の大きいものに力の抜けた姿に

靴と鞄を替えるときも、明るさの段は見ておいてください。スニーカーは白の1段が多く、上下が4〜5段の組み合わせに合わせると、足元だけが浮くことがあります。その日は、上か下のどちらかを1段明るくするか、靴下で足首に2〜3段を挟むと落ち着きます。

**休日の分は、上下を新しく組まなくても足ります。**平日で○になった組み合わせを、靴と鞄で休日に回すと、7日を5通りで回せます。

色みのある服は、明るさだけで数える

赤、緑、黄のような色みのある服は、組み合わせに迷いやすい服です。この記事の数え方では、色みは見ずに明るさの段だけで判定します。色みが強い服は、同じ段の中でも目に入りやすいので、1つだけ条件を足します。

色みの強さ足す条件
くすんでいる(灰色が混ざったような色)条件は同じ。段差だけで判定
はっきりしている相手は色みの無い服(白・灰・黒・茶・紺)に限る
上下とも色みがある段差2以上で、どちらかをくすんだ色に

秋の色は、くすんだものが多いので、多くの服はそのまま段差だけで数えられます。はっきりした色みの服を持っていて、相手が限られるなら、その服は表の中で「色みの無い下とだけ組める服」として扱ってください。組める数は少なくなりますが、組める相手が決まっているぶん、朝の判断は速くなります。

柄の服は、いちばん広い色の段で数える

柄の服は、柄の中でいちばん広い面積を占める色の段で数えます。ただし、柄の中の明るさの差が大きいときは、相手を選びます。

柄の中の明るさの差数え方
1段以内(遠目には無地に見える)いちばん広い色の段で、無地と同じに数える
2〜3段いちばん広い色の段で数え、相手は無地に限る
4段(白と黒の柄など)相手は柄の中の色と同じ段の無地に限る

柄の服どうしは、この記事の数え方では組めないとしておくほうが、朝の判断が速くなります。柄の服を表に入れるときは、マスの中に「無地だけ」と小さく書いておくと、翌朝に見直したときに迷いません。

×ばかりの服は、手放すか迷う服

表を作ると、どの下とも×になる上や、どの上とも×になる下が見つかることがあります。その服は、手持ちの中では組める相手がいない服です。

ただし、すぐに手放す必要はありません。×になる理由が明るさか厚みかで、残し方が変わります。

×の理由残し方
明るさが極端(1段か5段)で、相手が同じ側に偏っている反対側の段の服を1枚足せば組める。足すか手放すかを選ぶ
厚みが薄で、秋の後半は使えない来年の9月まで仕舞う。秋の前半に表に戻す
厚みが厚で、秋の前半は使えない10月の後半の表で改めて数える
明るさも厚みも合わない1シーズン着なかったら手放す候補に

**秋の前半と後半で2回表を作れば、「季節がずれているだけの服」と「組める相手がいない服」が分かれます。**手放すかどうかを決めるのは、後者だけで構いません。

どちらとも取れるとき①|明るさが2つの段のあいだ

白い紙と黒い紙を並べても、段がどちらとも決められない服があります。窓辺と室内で見え方が違う服や、光の当たり方で色が動く艶のある生地に多い迷い方です。そのときは、両方の段で数えてみて、組める数が多いほうを採るのではなく、少ないほうを採ってください。

少ないほうで数えておけば、実際に着て組みにくかったということが起きません。組めると思って出かけた日に、境目がぼやけて見えるのを避けられます。

迷う段採る段理由
1段か2段か2段白に近い服は、実際より暗く見える場所が多い
2段か3段か相手が濃い服なら3段、淡い服なら2段段差が小さくなるほうを採る
3段か4段か4段秋は暗い服が増えるので、段差が詰まりやすい
4段か5段か5段室内の照明では黒に寄って見える

どちらとも取れるとき②|厚みが中と厚のあいだ

中くらいの厚みのニットは、中か厚か迷いやすい服です。この場合は、光に透かしたときに指の影が見えるかどうかで決めます。

見えれば中、見えなければ厚です。それでも迷うときは、その服の上に羽織りを重ねてみて、袖が窮屈なら厚、腕が動くなら中と数えます。

迷う服決め方
中厚手のニット指の影が見えれば中
起毛したシャツ表面の毛が1mm以下なら中
厚手のカットソー伸びて戻るなら中
裏地のあるスカート裏地を除いた表の生地で判定

どちらとも取れるとき③|組めるのに、毎回同じに見える

○の数は足りているのに、どの日も似た姿に見えることがあります。原因は、○の組み合わせが、全部同じ段差になっていることが多いです。段差2ばかり、段差1ばかりだと、組み合わせが違っても印象が変わりません。

手持ちの○の傾向足すと変わるもの
段差1ばかり段差3になる1枚。上下がはっきり分かれる日が作れる
段差2ばかり段差1になる1枚。やわらかくつながる日が作れる
段差3ばかり羽織りで2段目を足す日を作る

○の中身を段差別に分けて数えてみて、偏っていたら、次に足す1枚は空いている段差を作れる服にしてください。

段差だけでなく、厚みの差でも同じことが起きます。○が全部「中と中」の組み合わせだと、どの日も秋の真ん中の姿になります。10月の後半に向けて「中と厚」の組み合わせを1つ作っておくと、季節が進んだと感じられる日が作れます。

どちらとも取れるとき④|ワンピースを数えるか

ワンピースは、上下の組み合わせに入らない服です。1枚で全身が決まるので、明るさの段差も厚みの差も、1枚の中で完結しています。この記事の表には入れず、1枚で1通りとして別に数えます。

ただし、ワンピースの上に羽織りを重ねたり、下にパンツを重ねたりする人は、ワンピースを「上」として表に入れても構いません。

着方数え方
1枚で着る別に1通り
上に羽織りを重ねる羽織りの枚数だけ通り数が増える
下にパンツを重ねる上として表に入れる
上にニットを重ねてスカートに見せる下として表に入れる

よくある行き違い

「着回しは、少ない枚数でたくさん組むほど上手」。組める数が多すぎても、毎朝の判断は重くなります。平日5日と休日2日を回せる6〜8通りがあれば、それ以上を目指さなくて構いません。

「服を増やせば、着回しも増える」。増えるのは枚数で、組める数は増えないことがあります。例②のように、同じ段の服が増えると、組める数はほとんど変わりません。

「秋らしい色をそろえれば、秋の着回しになる」。秋らしい深い色は4段から5段に寄るので、そろえるほど段差が詰まります。深い色を増やすなら、同時に2〜3段の服も1枚持っておくと、組める数が減りません。

行き違い本当の原因直し方
服はあるのに着る服がない明るさの段が偏っている空いている段の下を1本
組み合わせが地味に見える段差が0〜1段ばかり段差3になる1枚を
季節がちぐはぐに見える厚み差2段の組み合わせあいだに中の厚みを挟む
いつも同じに見える同じ段差ばかり空いている段差を作る1枚を

装いに活かすなら

秋の着回しは、服の名前を覚えるより、手持ちの服に番号を振るほうが速く決まります。明るさ5段と厚み3段。この2つの番号さえあれば、組めるかどうかは表を見るだけで分かります。

表は、10月の前半と後半で1回ずつ作り直してください。季節が進むと組める相手が入れ替わるので、足すべき1枚も変わります。

作った表は、翌年の秋にもそのまま使えます。手放した服を消し、新しく買った服を足すだけで、翌年の最初の朝から組める数が分かります。番号を振るのは一度きりで、あとは足し引きだけです。

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— メグラシ編集部

よくある問い

Q. 秋服が少なくて、毎日同じ組み合わせになります。何を買えばいいですか
買う前に、手持ちの上と下に明るさと厚みの番号を振って、表にしてみてください。組めないマスがいちばん多いのが、どの明るさ・どの厚みの列かを見ると、足す1枚が決まります。多くの場合、足りないのは色の数ではなく、中間の明るさ(2〜4段)の下か、中くらいの厚みの上です。好きな色を1枚足すより、表の空いているところを埋める1枚のほうが、組める数は大きく増えます。
Q. 明るさの段はどうやって決めるのですか
白い紙と黒い紙を用意して、その服を窓辺の自然光で両方と並べます。白い紙とほとんど差が無ければ1段、黒い紙とほとんど差が無ければ5段、どちらからも同じくらい離れていれば3段です。色みのある服も、色の名前ではなく、この明るさだけで番号を振ります。赤でも緑でも、明るさが同じなら同じ段として扱ってください。迷ったら、スマートフォンで白黒写真を撮ると明るさだけが見えます。
Q. 薄手の夏物と厚手の冬物を組み合わせてもいいですか
厚みの差が2段(薄と厚)になる組み合わせは、秋の途中では季節が読みにくくなります。上が厚いニットで下が薄い夏のスカート、という組み方です。ただし、あいだに中くらいの厚みの羽織りや靴下・タイツを挟むと、差が1段ずつに分かれて落ち着きます。薄と厚を直接つなげず、あいだに1段を入れるのが、秋に夏物を使い切るこつです。
Q. 組める数はどのくらいあれば足りますか
平日に同じ組み合わせを繰り返さずに1週間を回すなら、5通りあれば足ります。休日を含めて7日なら7通りですが、休日は羽織りや靴で変えられるので、上下の組み合わせとしては6通りあれば困りません。上4枚・下2枚の8マスのうち6マス、上5枚・下3枚の15マスのうち9マスが組めていれば、秋の1か月は回ります。

— メグラシ編集部

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秋コーデ かっこいい|曲線が隠れる場所の数で、印象は変わる

秋コーデが『かっこいい』に寄るかどうかは、色でも柄でもなく、体の曲線が何か所隠れているかで決まります。バスト・ウエスト・ヒップの3点のうち、直線的な布で隠れている数を数えると、かわいい寄りか、かっこいい寄りかが自分で判定できます。境目の1.5か所のときの決め方まで整理しました。

メグラシ編集部/読了 8分
40代ファッション カジュアル|袖・裾・襟の着方で大人に寄せる

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40代ファッション カジュアル|袖・裾・襟の着方で大人に寄せる

40代のカジュアルは、同じTシャツやシャツ、ニット、デニムでも、袖・裾・襟の3か所の着方で見え方が変わります。袖は手首から何cm上で止めるか、裾は前だけ何cm入れるか、襟はボタンをいくつ開けて後ろにどれだけ抜くか。全身の写真で今の3か所を確かめる方法、アイテム別の動かし方、1日に動かすのは2か所までという上限、秋に袖をまくると寒い日や、前だけ入れるとだらしなく見える気がするときの決め方まで。

メグラシ編集部/読了 20分
撥水加工コートの選び方|表地が綿か化繊かウールかで着る時期が違う

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撥水加工コートの選び方|表地が綿か化繊かウールかで着る時期が違う

撥水加工コートは、同じ撥水でも表地の素材で着られる時期と濡れ方が変わります。綿は秋の前半の短い雨に、化繊は雨の中にいる時間が長い日に、ウールは気温の低い冷たい雨の日に向きます。内側の表示で表地を確かめる方法、表示がないときに触って透かして持って見分ける方法、最高気温と雨の中にいる分数での選び分け、濡れたときの重さと乾き方、撥水の落ち方、裏地で1段ずれる着られる気温、秋から冬まで1枚で通したいときの考え方まで、売り場で確かめられる順にまとめました。

メグラシ編集部/読了 17分
デニムスカートコーデ秋|肌の出ている場所を1か所にすると、季節が割れない

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デニムスカートコーデ秋|肌の出ている場所を1か所にすると、季節が割れない

秋のデニムスカートがちぐはぐに見えるのは、上半身だけ先に秋になって、脚が夏のまま残っているからです。肌の出ている場所を上下どちらか1か所にそろえるという見方で、素足のままいける最後の時期、足元と上のどちらを先に替えるか、上だけ厚くして下はそのままが成立する条件までを、その場で数えられる形にまとめました。

メグラシ編集部/読了 8分

"似合う"の輪郭が見えたら、
次は実際に試してみる段階かもしれません。

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