ニットはいつから?|最高気温22度で薄手、19度で中厚手に替える

**最高気温が22度を下回る日が続いたら、薄手のニットを1枚で。19度を下回ったら中厚手に、15度を下回ったら厚手に替えます。**ニットを着始める日は、この3つの境目で決まります。
「ニットはいつから?」の答えが人によってばらばらなのは、同じ「ニット」でも厚みがまったく違うからです。光が透ける薄手の1枚と、指でつまむと厚みのある1枚では、ちょうどいい気温が5度以上離れています。
この記事では、先に手持ちのニットを家で3段に分け、そのあと今日の予報とつき合わせて、着る1枚が決まるように書いていきます。
結論:22度で薄手、19度で中厚手、15度で厚手
| 最高気温 | ニットの厚み | 着方 |
|---|---|---|
| 23度以上 | まだ早い | 半袖ニットや薄手の長袖カットソーで |
| 20〜22度 | 薄手 | 1枚で。朝が冷える日は羽織りを持つ |
| 16〜19度 | 中厚手 | 1枚で。薄手なら上に1枚重ねる |
| 12〜15度 | 厚手 | 上着の下に入れる |
| 11度以下 | 厚手 | 前を閉じられる上着と一緒に |
境目は1日だけで判断せず、週間予報で3日以上その気温が続くかを見てください。1日だけ下がる日は、薄手に羽織りを足してやり過ごせます。
見るのは最高気温と、家を出る時刻の気温
予報を見るとき、数字は2つ使います。
1つ目は最高気温です。ニットは一日の大半を1枚で過ごす服なので、一日のうちでいちばん長く続く気温の帯に合わせます。昼の時間帯は最高気温の近くにいる時間が長いので、厚みはこの数字で決めます。
2つ目は、家を出る時刻の気温です。予報の時間ごとの欄を見て、自分が玄関を出る時刻の数字を拾ってください。最高気温よりこの数字が8度以上低い日は、朝の1〜2時間だけ、ニットの上に羽織りを足します。
最高気温で中身を決め、朝の気温で上に足すかを決める。役割を分けると、2つの数字で迷わなくなります。
ニットの厚みを、手元で3段に分ける
手持ちのニットを床に広げて、次の3つを確かめます。3つのうち2つが当てはまった段に、そのニットを入れてください。
| 確かめ方 | 薄手 | 中厚手 | 厚手 |
|---|---|---|---|
| 光にかざす | 指の形が透ける | 明るさだけ透ける | 光を通さない |
| 指でつまむ | 2mm以下 | 3〜5mm | 6mm以上 |
| 2.5cmに並ぶ目の数 | 12個以上 | 7〜10個 | 5個以下 |
光にかざすのは、窓際で片手をニットの内側に入れ、外から手の形が見えるかを見る方法です。目の数は、定規を当てて、横に並ぶ編み目を数えます。
3段に分けておくと、今日の気温から、クローゼットのどの段に手を伸ばせばいいかがすぐに分かります。編み地の呼び方を知りたいときは、ニットの編み地の名前の違いを見てください。
22度を下回ったら|薄手のニットを1枚で
最高気温が20〜22度の日は、薄手のニットを1枚で着られます。この気温の帯では、夏のカットソーだと日陰で少し心もとなく、厚みのあるものだと昼に暑く感じます。薄手のニットは、その間を埋める1枚です。
朝の気温が14度前後まで下がる日は、上にシャツやカーディガンを1枚羽織って出かけ、昼に脱いでください。脱いだ羽織りを腕にかけても荷物にならない薄さのものを選ぶと、一日を通して扱いやすくなります。
この時期のニットは、首元の開いた形のほうが季節に合います。首の詰まった形は、次の段の気温まで取っておいてください。
19度を下回ったら|中厚手に替えるか、薄手に1枚足すか
最高気温が16〜19度に下がったら、中厚手のニットを1枚で着る日です。光にかざして手の形が見えない、つまむと3〜5mmある厚みのものです。
手持ちに中厚手がなければ、薄手のニットに1枚重ねて、厚みを1段上げます。
- 薄手のニットの上に、カーディガンを羽織る
- 薄手のニットの下に、襟付きのシャツを入れる
- 薄手のニットの下に、長袖の薄いインナーを着る
重ねる方法は、脱げるほうを外側に置くのが基本です。昼に暑くなったとき外側を1枚外せば、薄手1枚の状態に戻れます。
19度は、長袖1枚でちょうどいいか少し涼しいかの境目です。19度の日の服装を全体で見たいときは、19度の服装にまとめてあります。
15度を下回ったら|厚手は、上着の下に入るかで選ぶ
最高気温が15度を下回ると、厚手のニットを着る時期です。ただ、この気温の帯では外に出るときに上着を着るので、ニットは上着の下に入るかどうかで選び方が変わります。
厚手のニットを着たまま上着を着て、腕を前に伸ばしてみてください。袖が引っ張られて肘が曲げにくい、肩が詰まって上着の前が閉まらない場合は、その組み合わせでは厚すぎます。上着を着る日は中厚手に、上着を脱いで過ごす時間が長い日は厚手に、と分けてください。
袖の付き方で上着に入りやすいかが変わることは、コートに入るニットは袖付けで決まるに書いています。
一日いちばん長くいる場所の温度で、一段ずらす
気温で決めた段は、屋外で過ごす時間が長い日の答えです。一日の大半を屋内で過ごす日は、その場所の温度に合わせて一段ずらします。
- 職場や学校が暖かい……一段薄くする。外は羽織りで受ける
- 冷房がまだ効いている建物にいる……一段厚くするか、肩にかけられる羽織りを持つ
- 屋外と屋内を何度も行き来する……薄手のニット+脱げる羽織りの組み方にする
秋の入り口は、建物によって暖房も冷房も入っていない、外とほぼ同じ温度の場所もあります。その日一番長くいる場所がどれにあたるかを、朝、出かける前に1つだけ思い浮かべてください。
日差しと風で、同じ19度が変わる
同じ最高気温19度でも、晴れて日が当たる日と、曇りで風のある日では、体に感じる温度が違います。
晴れて風の弱い日は、日なたにいると予報より暖かく感じます。この日は一段薄くしても過ごせます。曇りや雨の日、風速が5mを超える日は、予報より寒く感じます。この日は一段厚くするか、風を通しにくい羽織りを上に重ねてください。
ニットは編み目のあいだを風が通り抜けます。風の強い日は、厚みより目の詰まり方が効きます。中厚手でも目の粗いものより、薄手でも目の詰まったものに羽織りを足すほうが、風のある日は暖かく感じます。
素材で、同じ厚みでも一段ずれる
同じ厚みでも、素材によって暖かさの感じ方が違います。
- 綿や麻の混ざったニット……同じ厚みのウールより軽く感じる。秋の入り口、22度前後の日に向く
- ウールのニット……厚みの段どおり。19度を下回ってからの主役
- 起毛したもの、毛足の長いもの……同じ厚みより一段暖かい。15度を下回ってから
9月の終わりから10月の初めにかけては、綿の混ざった薄手のニットがいちばん出番の多い1枚です。肌触りが気になる素材については、ニットがチクチクするかは糸の先が肌に届く長さで決まるを参考にしてください。
袖の長さで先取りする
季節を先取りしたいのに、気温がまだ高い。そういうときは、厚みではなく袖の長さで先取りします。
半袖のニットや、肘の下までの袖のニットは、23度を超える日でも着られます。見た目は秋の服になり、腕が出ているぶん暑さを逃がせます。袖を肘までまくれる長袖のニットも、同じ役目を果たします。
色でも先取りできます。夏の間に着ていた明るい色から、茶や深い緑のような落ち着いた色のカットソーに替えるだけで、気温に無理をせずに季節を進められます。
どちらとも取れるとき①|最高は23度なのに、朝は13度
秋の入り口によくあるのが、最高気温は23度でニットには早いのに、家を出る時刻は13度しかない日です。
この日は、昼の服と朝の服を分けて組みます。昼の23度に合わせて、中は長袖の薄いカットソーか半袖ニット。その上に、朝だけ着る羽織りを重ねます。羽織りを薄手のカーディガンにすれば、見た目はニットを着ているのと同じ秋の装いになります。
朝の13度に合わせて中厚手のニットを着ていくと、昼の23度では脱げずに暑いまま過ごすことになります。脱げない1枚は、昼の気温に合わせる。これが寒暖差の大きい日の決め方です。
どちらとも取れるとき②|晴れた22度と、曇った19度が交互に来る
週の中で、晴れた22度の日と曇った19度の日が交互に来ることがあります。毎朝クローゼットの段を行き来するのは手間です。
この時期は、薄手のニット+羽織り1枚の組み方を、週を通して使ってください。22度の日は羽織りを持つだけ、19度の日は羽織りを着たまま過ごします。中の1枚を固定して、外側だけ動かすほうが、朝の判断が一度で済みます。
曇りの19度の日が3日以上続くようになったら、そこで中厚手の段に移ります。
ニットの下に着る1枚で、半段動かす
ニットの厚みの段を変えずに、暖かさを少しだけ動かしたい日もあります。そのときは、ニットの下に着る1枚で調整します。
- 半段暖かくしたい……ニットの下に、長袖の薄いインナーを着る。袖口から見えない丈のものを選ぶ
- 半段涼しくしたい……ニットの下は、袖のないキャミソール1枚にする。脇の汗がニットに移りにくくなる
- 首元が気になる……首の詰まったニットの下に、襟の低いインナーを合わせて、首まわりの重なりを1枚減らす
下に着る1枚は外から見えないので、朝の気温と昼の気温の差が大きい日でも、見た目を変えずに調整できます。ニットの下に合わせるインナーの選び方は、キャミソールの選び方に書いています。
ただし、下に重ねる1枚で調整できるのは半段までです。1段ぶん以上寒い日は、下に足すより、ニットそのものを次の段に替えてください。重ねすぎると、脇や背中がもたついて、ニットの形が崩れて見えます。
最初の1枚をどれにするか
これから秋のニットを1枚だけ足すなら、中厚手で、首元が詰まりすぎない、綿かウールの1枚をすすめます。
中厚手は、19度前後の日に1枚で着られ、15度を下回ってからは上着の下に入り、22度の日も袖をまくれば過ごせます。3つの段のうち、いちばん長い期間を受け持てる厚みです。
薄手はすでに持っているなら、2枚目は中厚手、3枚目を厚手にすると、秋から冬まで段が抜けずにつながります。
手持ちを3段に分けてみて、ある段に1枚もなかったときは、その段の気温の日に何を着ていたかを思い出してください。薄手に羽織りを重ねて過ごせていたなら、その段は急いで埋めなくて構いません。毎回寒い思いをしていた段があるなら、そこが次の1枚を足す場所です。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. ニットは何度から着ていいですか
- 最高気温が22度を下回る日から、薄手のニットを1枚で着られます。光にかざすと指の形がうっすら透けるくらいの薄さのものです。最高気温が19度を下回ったら、透けない中厚手のニットに替えるか、薄手のニットの上に羽織りを1枚足します。15度を下回ったら、上着の下に入れる厚手のニットの出番です。
- Q. 最高気温19度の日は、ニット1枚で出かけられますか
- 中厚手のニットなら、1枚で過ごせる日が多くなります。ただ、家を出る時刻の気温が11度を下回るような日は、朝だけ上に1枚足してください。反対に、薄手のニット1枚だと、19度の日は日陰や風のある場所で少し心もとなく感じます。薄手しか持っていないなら、シャツやカーディガンを重ねて、厚みを1段上げてください。
- Q. 9月にニットを着るのは早いですか
- 日付ではなく、最高気温で決めてください。9月でも、最高気温が22度を下回る日が続けば、薄手のニットは早すぎません。反対に10月に入っても25度を超える日には、ニットは暑く感じます。季節を先取りしたいときは、厚みではなく色や袖の長さで先取りすると、気温と食い違わずに済みます。
- Q. ニットを着ると、昼に汗ばんでしまいます
- 厚みが一段上すぎるか、素材が合っていない可能性があります。まず、同じ日にもう一段薄いニットにして、上に脱げる羽織りを足す組み方を試してください。素材は、ウールより綿や麻の混ざったニットのほうが、秋の入り口の昼には軽く感じやすくなります。一日いちばん長くいる場所が暖かい人は、その場所の温度に合わせて一段薄くするのが基本です。
— メグラシ編集部





