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タイツはいつから履く?|朝の気温と外にいる時間で決める

メグラシ編集部//読了 9分
銀杏の葉が落ちた秋の住宅街を、グレーのニットに茶色のプリーツスカート、黒のタイツとローファーで歩く女性

**タイツを履き始める日は、明日の朝、家を出る時刻の気温で決めてください。**その数字が15℃を下回る日が3日続いたら、薄手のタイツを出す時期です。12℃を下回るようになったら、60デニール前後に替えます。

見るのは最高気温ではありません。天気予報で目立つのは最高気温ですが、その数字になるのは昼過ぎの数時間だけです。脚が寒いと感じるのは、家を出てから駅や職場に着くまでのあいだで、その時刻の気温は最高気温より5〜10℃低いことがほとんどです。

もう1つ、黒いタイツが「早すぎる」と感じるかどうかは、気温ではなく上に着ている服の重さで決まります。この2つを分けて考えると、周りの様子をうかがわなくても自分の開始日が出せます。

結論:朝の気温が15℃を3日続けて下回ったら、薄手のタイツから

開始日の決め方を3行にまとめます。

  • 家を出る時刻の気温が15℃を3日続けて下回ったら、30デニール前後の薄手から始める
  • 12℃を下回るようになったら、60デニール前後に替える
  • 8℃を下回るようになったら、80デニール以上か、裏に起毛のあるものに替える

外にいる時間が長い日は、この表を一段早めます。見た目が気になるときは、上半身の服の重さを見てそろえます。それぞれの理由を、このあと順に書きます。

早見表|朝の気温と、脚に置くもの

家を出る時刻の気温脚に置くもの外に30分以上いる日
18℃以上素足かストッキングそのまま
15〜17℃ストッキング30デニール前後
12〜14℃30〜40デニール60デニール前後
8〜11℃60〜80デニール80〜110デニール
7℃以下80デニール以上・起毛起毛+上から靴下

デニールの数字ごとの透け方や、手持ちの1足が何デニールかを確かめる方法は、関連記事のデニールの目安にまとめてあります。この記事では、どの段にいつ移るかだけを扱います。

「朝の気温」は、家を出る時刻の数字を見る

天気予報のアプリには、1時間ごとの気温が出ます。見るのはその中で、自分が家を出る時刻の数字です。

最低気温の数字を見る方法もありますが、最低気温は夜明け前に記録されることが多く、7時や8時に家を出る人にとっては実際より低い数字になります。朝の最低気温で決めると、開始日が1週間ほど早くなりすぎることがあります。

帰りが遅い日は、帰りの時刻の気温も見てください。秋は日が沈んでから気温が下がるのが早く、帰りの気温が朝より低い日が10月の半ばから増えてきます。朝と帰りの低いほうで決めると、一日の中で脚が冷える時間がなくなります。

3日続けて、で決める理由

秋の気温は、上がったり下がったりを繰り返しながら下がっていきます。1日だけ15℃を下回っても、翌日に20℃まで戻ることはよくあります。

1日で決めてしまうと、翌日にまた素足に戻すことになり、引き出しの中身を毎朝入れ替えることになります。3日続けて下回ったら、それは気温の段が1つ下がった合図です。そこで入れ替えれば、戻る日があっても1日か2日で済みます。

これは衣替えの考え方と同じです。服全体の入れ替え時期は関連記事の衣替えの時期にまとめてありますが、タイツは衣替えより少し遅れて始まるのが普通です。

外にいる分数で、一段ずらす

同じ気温でも、外にいる時間で脚の冷え方は変わります。

  • 駅まで5分、電車に乗って職場まで5分……外にいるのは合わせて10〜15分。早見表のとおりでかまいません
  • 自転車で20分、または子どもの送り迎えで外に立って待つ……外にいる時間が30分を超える日は、一段厚くします
  • 屋外で1時間以上過ごす予定がある日……二段厚くするか、上から靴下を重ねます

風が強い日も、外にいる時間が長い日と同じように扱ってください。風が1m強くなるごとに、体に感じる気温はおよそ1℃下がると言われます。予報の風速が5mを超える日は、一段厚くしてちょうどいいくらいです。

地域でどれくらい違うか|平年の目安

家を出る時刻の気温が15℃を下回り始めるのは、平年でおおむね次のころです。年によって2週間ほど前後するので、ここは準備を始める目安として読んでください。

地域15℃を下回り始める12℃を下回り始める
北海道9月の中旬9月の下旬
東北9月の下旬10月の中旬
関東・東海の平地10月の中旬10月の下旬〜11月の上旬
近畿・中国・四国10月の中旬〜下旬11月の上旬
九州10月の下旬11月の中旬

同じ県の中でも、山あいの地域や標高の高い地域はここより1〜2週間早くなります。住んでいる場所が平地の観測地点から離れている場合は、アプリで自分の地域の数字を確かめてください。

見た目の季節は、上に着ているものの重さで決まる

「気温はもう履く時期なのに、黒いタイツを履くと脚だけ冬に見える」。これは脚の問題ではなく、上半身と脚の重さがずれていることで起きます。

  • 上が綿のシャツや薄いブラウス……脚は肌色か、30デニール以下の薄い黒
  • 上が薄手のニットやカーディガン……30〜60デニールの黒でも浮かない
  • 上がウールのジャケットや厚手のニット……60デニール以上の黒がなじむ

目安は、上に着ている生地を指でつまんだときの厚みです。つまんだ厚みが紙1枚くらいなら脚も薄く、指に厚みを感じるなら脚も濃くしてかまいません。上と下の重さがそろっていれば、10月の初めでも黒いタイツは早く見えません。

黒か肌色か|最初の1足の選び方

最初に出す1足は、30デニール前後の黒が使いやすい色です。薄い黒は、脚の肌がわずかに透けるので、秋の初めの軽い服にも合わせられます。

肌色のタイツは、ストッキングの延長として使えるので、仕事で黒を避けたい日や、明るい色のスカートの日に向きます。ただ、肌色は数字が上がるほど脚が平らに見えやすいので、肌色は40デニールくらいまでにしておき、それより厚くするときは黒や濃い茶に移るほうがまとまります。

グレーや茶色のタイツは、上半身の服にその色が1か所あるときに使うと落ち着きます。靴の色とそろえるのも1つの方法です。

最初の1足は、手持ちのスカートの中で一番よく履く1枚と合わせて選んでください。売り場で迷ったら、そのスカートの色を写真に撮って持っていき、並べて見比べます。よく履く1枚に合う色が決まれば、ほかの服にもほとんど合わせられます。

どちらとも取れるとき①|朝は寒いのに、昼は25℃近くまで上がる

10月は、朝が13℃、昼が24℃という日が珍しくありません。朝で決めれば60デニール、昼で決めれば素足です。

この日は、**朝の気温を優先して、ただし薄い側を選んでください。**30デニール前後なら、昼に暑くなっても脱がずに一日過ごせる範囲に収まります。60デニール以上にすると、昼に脚だけが熱をこもらせて、一日つらくなります。

朝の寒さは、脚ではなく上着で受けます。薄手の羽織りを1枚持って出て、昼に脱いで腕にかける。脚は朝から晩まで同じものを履き続けるので、一日の中で真ん中の気温に合わせると考えると決めやすくなります。

どちらとも取れるとき②|職場や電車の中が暖かい

外は寒いのに、職場は暖房が効いていて暑い。この場合は、外にいる時間と中にいる時間のどちらが長いかで決めます。

中にいる時間が8時間、外にいる時間が20分なら、中に合わせて薄い側を選びます。外の20分は、上着とストールで受けてください。反対に、外回りや移動が多く、外にいる時間が合わせて1時間を超える日は、外に合わせて厚い側を選びます。

職場の足元は、机の下に暖房の風がたまりやすく、上半身より脚のほうが暑く感じることもあります。職場で脚が暑くなりやすい人は、タイツを厚くする代わりに、タイツの上からくるぶし丈の靴下を重ねる方法もあります。職場に着いたら靴下だけ脱げば、薄い1枚に戻せます。

どちらとも取れるとき③|サンダルやパンプスを、まだ履きたい

つま先が開いた靴にタイツを合わせるのは、秋の初めの合わせ方として定着しています。ただ、つま先に縫い目があるタイツだと、その線が見えて気になることがあります。つま先の縫い目が目立たないものか、つま先まで同じ薄さのものを選ぶと、開いた靴でも気になりません。

甲の浅いパンプスは、30デニール前後なら違和感なく合わせられます。60デニールを超えるとパンプスの甲の軽さと脚の重さがずれてくるので、60デニールに移る時期が、パンプスから甲の深い靴やブーツに移る時期と考えてください。

パンツの日は、いつから中に履くか

パンツは布と脚のあいだに空気の層があるので、同じ気温でもスカートより脚の寒さを感じにくくなります。中にタイツを履くのは、家を出る時刻の気温が10℃を下回るころからが目安です。スカートより2〜3週間遅らせてかまいません。

中に履くなら、座ったときや足を組んだときに裾から見えても違和感のないものを選びます。黒のパンツなら黒の薄手、明るい色のパンツなら靴下と同じ色。裾から見える2〜3cmが、靴とつながる色なら、見えても気になりません。

春はいつタイツをやめるか

始める日と同じ考え方で、やめる日も決められます。家を出る時刻の気温が15℃を3日続けて上回ったら、厚手をやめて薄手かストッキングに戻す合図です。

春は秋と違って、気温より先に光が明るくなります。3月の半ばを過ぎると、同じ12℃でも日差しが強く、黒い厚手のタイツが重く見え始めます。このため春は、気温の表より少し早めに、黒から肌色や明るいグレーに移ると、全身が季節に追いつきます。

  • 3月……黒の60デニールから、黒の30デニールか濃いグレーへ
  • 4月……肌色の薄手か、ストッキングへ
  • 5月……素足か、足首までの靴下へ

地域によって1〜2週間ずれるのは秋と同じです。やめる時期に迷ったら、上に着ている服の重さを先に軽くして、脚をそれに合わせる順番にすると、見た目のずれが出にくくなります。

よくある行き違い

**「タイツは10月1日から」。**衣替えの日付に合わせて決めると、暖かい年には暑すぎ、寒い年には遅すぎます。日付ではなく、朝の気温が3日続けて下がったかで決めてください。

**「一度履き始めたら、春まで素足には戻せない」。**戻して問題ありません。11月に20℃を超える日があれば、その日はストッキングに戻して構いません。見た目が気になるなら、上半身も軽くして、全身の重さをそろえてください。

**「厚いタイツを履いておけば間違いない」。**厚すぎると、室内で脚だけが暑くなり、汗をかいてかえって冷えます。その日の中で一番長くいる場所の気温に合わせるのが、結局いちばん快適です。

関連記事

— メグラシ編集部

よくある問い

Q. タイツは何月から履くのが普通ですか
関東から西の平地なら、10月の下旬に履き始める人が多くなります。ただしこれは平年の気温から出した目安で、年によって2週間ほど前後します。北の地域では10月の上旬、沖縄を除く南の地域では11月に入ってからが目安です。周りの様子より、自分が家を出る時刻の気温を3日分見るほうが確かです。
Q. 10月の初めに黒いタイツを履くのは早すぎますか
脚だけで決まるものではありません。上に綿の薄いシャツやブラウスを着ている日に黒いタイツを合わせると、脚だけが先に冬に入って見えます。反対に、ニットやウールのジャケットを着ている日なら、10月の初めでも浮きません。早いかどうかが気になるときは、上半身の生地の重さを脚にそろえてください。
Q. 朝は寒いのに、昼は25℃近くまで上がる日はどうすればいいですか
朝の気温を優先して、薄手の側を選びます。30デニール前後の薄いタイツなら、昼に暑くなっても脱がずに済む範囲に収まりやすいからです。60デニール以上を履くと、昼に脚だけが暑くなって一日つらくなります。どうしても迷う日は、ストッキングにして、上着のほうで朝の寒さを受けてください。
Q. パンツの日も、中にタイツを履いたほうがいいですか
朝の気温が10℃を下回るころからが目安です。パンツは布と脚のあいだに空気の層があるので、スカートより寒さを感じにくく、スカートより2〜3週間遅らせて構いません。中に履くなら、裾から見えても違和感のない黒か、靴下と同じ色の薄手を選ぶと、座ったときに裾が上がっても目立ちません。

— メグラシ編集部

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