最高気温19度の服装、春と秋で同じにして失敗|寒い・重いの直し方

**同じ最高気温19度でも、春と秋は別の日です。**春の19度で快適だった服を秋に着ると夕方から寒く、秋の19度の服を春に着ると昼の日なたで暑く、見た目も重くなります。
まず、今日がどちらの19度かを確かめてください。秋の19度なら夕方と日陰で、春の19度なら昼の日なたで外しやすい。直す場所はそれで決まります。
19度は、1年に2回やってくる気温です。春は4月の中ごろから下旬、秋は10月の下旬から11月の初め(東京あたりの平地の目安)。数字が同じなので、前の季節に着た服をそのまま出したくなります。ところが、同じ19度でも、日の入りの時刻、太陽の高さ、朝の冷え方、風、感じ方の5つが違います。
19度の日に何を着るかの基本は19度の服装 レディースに、ニット1枚で出かける日の選び方は最高気温19度の服装はニット1枚にまとめてあります。この記事は、春と秋を取り違えて外したときの直し方だけを扱います。
結論:秋の19度は夕方と日陰、春の19度は昼の日なたで外す
| 季節 | 外しやすい時間と場所 | よくある失敗 | 最初の直し方 |
|---|---|---|---|
| 秋の19度 | 夕方、日陰、帰り道 | 春の薄い羽織りで寒い | 羽織りを1段厚くする |
| 秋の19度 | 足元 | 素足や薄い足元で冷たい | 足首を覆う |
| 秋の19度 | 見た目 | 淡い色と薄い生地で寒々しい | 色を1段深くする |
| 春の19度 | 昼の日なた | 秋の起毛ニットで汗ばむ | 表面のなめらかな1枚に |
| 春の19度 | 見た目 | 深い色とブーツで重い | 深い色を1点減らす |
| 春の19度 | 風の強い日 | 目の粗いニットで風が抜ける | 目の詰まった1枚に |
秋は「足す」、春は「減らす」で直ると覚えておくと迷いません。秋は春より寒い時間が長く、春は秋より暖かい時間が長いからです。
早見表|春の19度と秋の19度の違い
同じ19度の日を、春と秋で並べるとこうなります。数字は東京あたりの平地の目安です。
| 比べるところ | 春の19度(4月下旬) | 秋の19度(10月下旬〜11月初め) |
|---|---|---|
| 日の入り | 18時過ぎ | 17時前後 |
| 正午の太陽の高さ | 高い | 春よりおよそ20度以上低い |
| 朝の最低気温 | 10度前後まで下がる日が多い | 12度前後の日が多い |
| 昼から夕方の下がり方 | ゆっくり | 15時を過ぎると早い |
| 風 | 強い日が多い | 春より穏やかな日が多い |
| 体の感じ方 | 冬のあとなので暖かく感じやすい | 夏のあとなので寒く感じやすい |
朝だけを比べると、むしろ秋のほうが冷えにくいことに注意してください。秋に寒さで外すのは朝ではなく、夕方から帰り道にかけてです。春は反対に、朝はしっかり冷えるのに、昼の日なたで一気に暖かくなります。
違い①|日の入りが、秋はおよそ1時間半早い
いちばん大きな違いがこれです。春の19度の日は18時過ぎまで明るいのに、秋の19度の日は17時前後に日が沈みます。
| 帰宅時刻 | 春の19度 | 秋の19度 |
|---|---|---|
| 16時 | まだ昼の延長 | 日が傾き、影が長い |
| 17時 | 明るい | 日の入りの前後 |
| 18時 | 日の入りの前後 | 暗く、気温が下がり始めている |
| 19時以降 | 暗くなり始め | 夜の気温に近い |
日が沈むと、地面から熱が逃げて、気温は下がり始めます。同じ18時の帰り道でも、春はまだ夕方、秋はもう夜です。春の19度で、帰り道に羽織りがいらなかった記憶のまま秋に出かけると、帰り道で外します。
しかも秋は、日が沈む前から気温が下がり始めます。15時を過ぎると日差しが斜めになり、日なたの暖かさが急に弱まるからです。春は日差しが16時ごろまで十分に残るので、同じ15時でも、春は昼の続き、秋は夕方の始まりと考えてください。
日の入りの時刻は、天気予報の画面やスマートフォンの天気の表示で確かめられます。19度の予報を見たら、その日の日の入りも一緒に見ておく。それだけで、羽織りを持つかどうかの判断がずっと楽になります。
違い②|太陽の高さで、日なたと日陰の差が変わる
気温の数字は、日陰で測ったものです。日なたを歩くと、日差しのぶん体感は上がります。この上がり方が、春と秋で違います。
| 場所 | 春の19度 | 秋の19度 |
|---|---|---|
| 日なたを歩く | 数字よりかなり暖かい | 数字より少し暖かい |
| 日陰を歩く | 数字どおり | 数字どおり |
| ビルの多い通り | 日なたが多い | 影が長く、日陰が多い |
| 窓際の屋内 | 日が差して暖かい | 日差しが浅く入る |
春は太陽が高いので、昼の日差しが強く、建物の影も短い。秋は太陽が低いので、日差しが弱く、建物の影が長く伸びます。
この差は、街なかを歩くとはっきり分かります。春の昼は、通りの片側がまるごと日なたになっていることが多いのに対して、秋の昼は、高い建物の北側の歩道がずっと日陰のままです。同じ道を同じ時刻に歩いても、日なたにいる時間の長さが違うのです。秋は、同じ道を歩いても日陰にいる時間が長くなるということです。春に「日なたなら暖かかった」服は、秋には日陰で外れます。
違い③|朝の冷え方と、昼までの上がり方
春の19度の日は、朝がしっかり冷えます。最低気温が10度前後まで下がり、そこから昼にかけて大きく上がります。秋の19度の日は、朝の冷え込みが春ほどではないかわりに、昼の上がり幅も小さく、夕方の下がり方が早くなります。
| 時間帯 | 春の19度の日 | 秋の19度の日 |
|---|---|---|
| 朝7時 | 10〜12度 | 12〜14度 |
| 昼12時 | 17〜19度 | 17〜19度 |
| 15時 | 18〜19度 | 16〜18度 |
| 18時 | 15〜16度 | 13〜15度 |
**春は朝に合わせて着ると、昼に暑くなる。秋は昼に合わせて着ると、夕方に寒くなる。**ずれる時間帯が反対なのです。
服を決めるのはたいてい朝なので、春は朝の寒さにつられて厚く着すぎ、秋は朝の過ごしやすさにつられて薄く着すぎる、という形で外します。朝に服を決めるとき、春なら「昼にはこれを脱ぐ」、秋なら「夕方にはこれを足す」と、1枚先の時間を思い浮かべてから決めてください。
違い④|春は風の強い日が多い
春は、風の強い日が多い季節です。気温が19度でも、風が強いと体感は数度下がります。秋の19度の日は、春よりも穏やかな日が多くなります。
| 風の強さ | 体感 | 着るものの目安 |
|---|---|---|
| ほとんどない | 数字どおり | そのまま |
| 少しある(髪が揺れる) | 1度ほど下がる | 目の詰まったものに |
| 強い(傘が煽られる) | 2〜3度下がる | 風を通さない羽織りを |
春の失敗で多いのは、暑さより風です。秋に重宝した目の粗いニットを春に着ると、風が編み目を抜けて、日なたでも寒く感じることがあります。
違い⑤|夏のあとか、冬のあとか
同じ19度でも、夏のあとの秋は寒く、冬のあとの春は暖かく感じる人が多いはずです。前の季節の気温に慣れているからです。
| 季節 | 前の季節 | 19度の感じ方 |
|---|---|---|
| 秋 | 25度を超える日が続いた | 涼しい、肌寒い |
| 春 | 10度前後の日が続いた | 暖かい、軽装でいける |
**感じ方の違いは、見た目の季節感にも出ます。**秋の19度の日、周りの人は春より1段厚いものを着ています。春の服で出かけると、自分だけ薄着に見えることがあります。
感じ方には個人差があり、同じ19度でも寒く感じる人と暑く感じる人がいます。自分がどちらに寄りやすいかは、1年を通して変わりにくいものです。春の19度で「少し寒かった」と覚えている人は、秋の19度ではさらに寒く感じやすいと考えて、1段多めに準備してください。反対に、春の19度で「暑かった」と覚えている人は、秋の19度がちょうどよく感じられるかもしれません。
秋の失敗①|春の薄い羽織りで、帰り道が寒い
秋に最も多い失敗です。春の19度で着ていた、裏地のない薄手の羽織りやカーディガンで出かけて、日の入り後の帰り道で寒い。
| 春に着ていた羽織り | 秋の19度での見え方と体感 | 秋に替えるなら |
|---|---|---|
| 裏地のない薄手の綿の羽織り | 夕方から風が抜けて寒い | 目の詰まった綿か、ウール混の羽織り |
| 薄手の綿のカーディガン | 日陰で寒い | 中くらいの厚みのウール混のカーディガン |
| 透ける素材の羽織り | 見た目も寒い | 透けないものに |
| シャツの重ね着だけ | 日の入り後に足りない | シャツの上に1枚足す |
春に裏地のない薄手の羽織りで足りたのは、帰り道がまだ明るく、気温が15度を下回る前に家に着いていたからです。秋の19度の日に同じ時刻まで外にいると、帰り道は13度前後まで下がっていることがあります。薄手の羽織りは、風がない日なら15度くらいまでは持ちますが、それを下回ると、生地のすき間から冷えが入ってきます。
羽織りの厚みの目安は、指でつまんだ厚みです。春の19度の羽織りより、つまんだ厚みが2〜3mmほど増えるものを選んでください。19度の羽織りの選び方は最高気温19度のアウターで、中の厚みとの足し算から決められます。
秋の失敗①の直し方|羽織りを替えられないときは首元
手持ちに春の薄い羽織りしかないときは、首元を覆います。首元を覆うと、薄い羽織りでも体感が変わります。
| 首元 | 足すもの | 起きること |
|---|---|---|
| 首が大きく開いている | 薄手のスカーフを1周 | 首まわりの肌が隠れる |
| 首が詰まっている | 何も足さない | すでに覆えている |
| 襟のあるシャツ | 一番上のボタンを留める | 襟の内側に空気が入りにくい |
| 中に何も着ていない | 首の詰まった薄い中の1枚 | 首から胸の前まで覆える |
スカーフは、出かけるときに巻かずにバッグに入れておくのも手です。秋の19度の日は、昼は首元を開けていても快適で、日が傾いてから寒くなります。15時を過ぎたら巻く、と決めておけば、昼に暑くなる心配もありません。
秋の失敗②|素足や薄い足元で、足先が冷たい
春の19度では素足にパンプスや、くるぶしの見えるパンツで快適だった。同じ足元で秋の19度に出かけると、夕方から足先と足首が冷たく感じます。
| 春の足元 | 秋の19度で起きること | 秋の直し方 |
|---|---|---|
| 素足にパンプス | 夕方に足首が冷たい | 薄いストッキングを足す |
| くるぶし丈のパンツに素足 | 足首だけ肌が出て寒々しい | 服の色に近い靴下を足す |
| 甲の開いた靴 | 足先が冷たい | 甲を覆う靴に |
| 白いキャンバスのスニーカー | 見た目が軽い | 革か厚手の布の靴に |
**足元は、気温より先に冷えを感じる場所です。**足首の肌を1か所覆うだけで、全身の体感が上がります。見た目の季節感も、足元から秋に寄ります。
秋の夕方は、地面から冷えが上がってきます。日中に温まった地面が、日の入りとともに熱を逃がしていくからです。足首やくるぶしが出ていると、そこがいちばん先に冷たく感じます。足首が覆われていれば、上半身が薄手でも、帰り道の寒さはかなり和らぎます。
秋の失敗③|淡い色と薄い生地で、見た目が寒々しい
春の19度の装いは、淡い色と薄い生地が中心です。そのまま秋に着ると、体感はちょうどよくても、見た目が寒々しくなります。
| 春の19度の色と生地 | 秋に見たときの印象 | 秋に寄せるなら |
|---|---|---|
| 淡い水色、淡いピンク | 季節が戻ったように見える | 灰色がかった深い色に1点替える |
| 白の上下 | 寒々しい | 下を深い色に |
| 透ける薄手の生地 | 体感以上に寒そう | 透けないものに |
| 光沢のある薄い生地 | 軽く見える | 艶の少ないものに |
体感がちょうどよくても、見た目が寒々しいと、周りの人には寒そうに映ります。秋の夕方は光が弱く、暖かい色の照明が灯り始めるので、淡い色や白はとくに冷たく浮きやすくなります。
色を全部替える必要はありません。上下のどちらか1点を深い色にするだけで、見た目の季節が秋に寄ります。淡い色を残すなら、顔に近い上に残して、下を深い色にすると落ち着きます。
秋の失敗④|日なたで決めて、日陰で寒い
朝、家の窓際の日だまりで服を決めて出かけると、秋は外れやすくなります。秋の太陽は低いので、窓から部屋の奥まで日が差し込み、家の中が暖かく感じるのに、外の通りは建物の影で日陰が多いからです。
| 服を決める場所 | 秋に起きること | 決め方 |
|---|---|---|
| 日の差す窓際 | 実際より暖かく感じる | 窓を開けて外の空気を30秒確かめる |
| 日の入らない部屋 | ほぼ外と同じ | そのまま |
| 外の日なた | 日陰で寒くなる | 日陰に入って確かめる |
春はこの逆で、朝の家の中はまだ冷えているのに、外の日なたはすでに暖かいことがあります。春の朝に寒い部屋で服を決めると、厚く着すぎます。どちらの季節でも、服を決める前に外の空気を一度確かめることが、取り違えを防ぐいちばん手軽な方法です。
**秋の19度は、日陰で決めてください。**日なたで決めると、日陰を歩く時間ぶん外れます。予報と自分の体感のずれを測る方法は気温どおりの服装で寒い・暑いで、3日の記録から出せます。
春の失敗①|秋の起毛ニットで、昼に汗ばむ
春の失敗でいちばん多いのが、秋の19度で着ていた起毛のニットや厚手の上着で、昼の日なたを歩いて汗ばむことです。
| 秋に着ていた1枚 | 春の19度で起きること | 春に替えるなら |
|---|---|---|
| 起毛の厚手のニット | 昼の日なたで暑い | 表面のなめらかな中くらいの厚みのニット |
| ウールの厚手の上着 | 脱いだら持て余す | 綿の羽織り |
| 首の詰まった厚手の1枚 | 首まわりが暑い | 首の開いた1枚に重ねる |
| 中に厚手の長袖 | 脱げないので暑い | 中は薄く、上で調節する |
起毛の表面は、繊維のあいだに空気をためるので、日なたで温まった空気が逃げにくくなります。秋の穏やかな日差しの下ではちょうどよい暖かさでも、春の強い日差しの下では、内側に熱がこもります。表面のなめらかなニットは、同じ厚みでも熱がこもりにくいので、春の昼に向いています。
春は、脱いで持てるものを外側に置くのが基本です。朝は冷えるので重ねて出かけ、昼に外側の1枚を脱ぐ。中を厚くすると、昼に脱げなくなります。ニットの厚みを気温で替える目安はニットはいつから?で確かめられます。
春の失敗②|深い色とブーツで、見た目が重い
秋の19度で着ていた深い色の服と、くるぶしを覆うブーツ。体感はちょうどよくても、春の明るい日差しの下では、見た目が重く感じられます。
| 秋の19度の装い | 春に見たときの印象 | 春に寄せるなら |
|---|---|---|
| 焦げ茶、深い緑の上下 | 全身が重い | 上を明るい色に |
| ショートブーツ | 足元だけ冬 | 甲の見えるローファーかパンプスに |
| 起毛の小物(帽子、バッグ) | 季節が戻ったように見える | 革か布のものに |
| 黒のタイツ | 足元が沈む | 肌に近い色の薄いストッキングに |
ブーツは、春の19度の昼には足元に熱がこもりやすい靴でもあります。秋の19度で快適だったショートブーツも、春の日なたを長く歩く日には、甲の見える靴のほうが楽に過ごせます。朝の冷えが気になるなら、靴は軽いものにして、靴下を1段厚くするほうが、昼に困りません。
春は、上着を脱ぐ時間が長いので、**中の服の色が見た目の季節を決めます。**秋は上着の色が外に見えていましたが、春はその下の服が出てきます。中の服を明るくしておくと、上着を脱いだ瞬間に季節が春に寄ります。
春の失敗③|目の粗いニットで、風が抜ける
秋の19度では、日差しが穏やかで風も少ない日が多いので、目の粗いざっくりしたニットで快適に過ごせます。同じニットを風の強い春の19度に着ると、編み目を風が抜けて、日なたでも寒く感じます。
| ニットの編み目 | 確かめ方 | 春の風の日に |
|---|---|---|
| 目の詰まった細い編み | 光にかざして、向こうが見えない | そのまま着られる |
| 中くらいの編み | 光にかざして、点々と光が通る | 中に1枚着る |
| 目の粗い編み | 編み目に指先が入る | 上に風を通さない羽織りを |
春は厚みより、目の詰みで選んでください。厚手でも目が粗いと風が抜け、薄手でも目が詰まっていれば風を止めます。
目の粗いニットを春に着たいときは、中に目の詰まった綿のシャツか、薄手の長袖を1枚重ねてください。風は中の1枚で止まり、ニットの見た目はそのまま楽しめます。風がやんだ日の昼に暑くなったら、ニットを脱いで肩にかければ、中のシャツ1枚で過ごせます。
色で季節を合わせる|春は上を明るく、秋は下を深く
19度の日は、体感の失敗と同じくらい、見た目の季節の取り違えが起きます。体感はちょうどよいのに、周りから浮いて見える。これは色の置き方で直せます。
| 季節 | 明るくする場所 | 深くする場所 | 理由 |
|---|---|---|---|
| 春の19度 | 上(顔の下) | 小物を少し | 上着を脱ぐ時間が長く、上が目に入る |
| 春の19度 | 中の服 | 羽織り | 羽織りを脱いだときに春に寄る |
| 秋の19度 | 首元を少し | 下と足元 | 足元から季節が秋に寄る |
| 秋の19度 | 中の服 | 羽織り | 羽織りの色が外の印象を決める |
春は上から明るく、秋は下から深く、と置くと、同じ服の組み合わせでも季節がそろいます。たとえば、生成りのシャツと灰色のパンツという同じ土台でも、春は淡い色の羽織りと軽い靴、秋は深い茶の羽織りと濃い色の靴にすると、それぞれの季節の19度に見えます。
色を替えるのは、多くても2か所までにしてください。3か所以上を替えると、土台の服まで替えたくなり、結局すべてを着替えることになります。
通勤の日と休日で、外す場所が違う
同じ19度でも、通勤の日と休日では、外にいる時間帯が違います。外す場所もそれに合わせて変わります。
| 日 | 外にいる時間帯 | 春の19度で外しやすい | 秋の19度で外しやすい |
|---|---|---|---|
| 通勤の日 | 朝と夕方以降 | 朝の寒さ | 帰り道の寒さ |
| 休日の昼の外出 | 昼から夕方 | 昼の日なたの暑さ | 15時以降の冷え |
| 休日の夜の外出 | 夕方から夜 | 夜の冷え | 夜の冷え |
| 1日外にいる日 | 朝から夜まで | 朝と昼の差 | 昼と夜の差 |
**通勤の日は、昼の気温をほとんど体で感じません。**朝と帰り道の気温だけで決めてください。春の通勤は朝に合わせて1枚多く、秋の通勤は帰り道に合わせて1枚多く。どちらも1枚多くなりますが、足す理由が違います。春は朝に着て昼は屋内で脱げば済み、秋は帰り道に着るので、羽織りは屋内に置いておけるものを選びます。
休日の昼に出かけるなら、春は日なたの暑さ、秋は15時以降の冷えに合わせます。休日のほうが、春と秋の取り違えがはっきり出ます。
外で立ち止まる時間がある日|待ち合わせ・行事・屋外の席
歩いているあいだは、体が温まるので19度でも寒さを感じにくいものです。外で立ち止まる時間があると、話が変わります。
| 立ち止まる場面 | 春の19度 | 秋の19度 |
|---|---|---|
| 駅前での待ち合わせ(10分ほど) | 日なたを選べば平気 | 日陰が多く、足元から冷える |
| 子どもの行事や屋外の見学 | 日差しで暑くなることも | 午後は座っていると冷える |
| 屋外の席での食事 | 昼は快適、夕方は羽織りが要る | 昼から羽織りが要ることが多い |
| 公園や川沿いの散歩 | 風が強いと寒い | 日が傾くと急に冷える |
秋の19度で外に座る予定があるなら、膝にかけられる大判のストールを1枚持っていくと、羽織りを厚くしなくても済みます。春は日なたと日陰を選べることが多いので、羽織りを脱ぎ着できる薄いもので足ります。
両方の季節で使える服、片方だけの服
19度の服を、春と秋の両方で使えるものと、片方だけのものに分けておくと、季節が変わったときに出し直す手間が減ります。
| 服 | 春の19度 | 秋の19度 | 分け方 |
|---|---|---|---|
| 目の詰まった中くらいの厚みのニット | 使える | 使える | 両方 |
| 綿のシャツ | 使える | 中に着れば使える | 両方 |
| 張りのある綿のパンツ | 使える | 使える | 両方 |
| 裏地のない薄手の羽織り | 使える | 帰宅が早い日だけ | 春寄り |
| 透ける薄手のブラウス | 使える | 上に重ねれば使える | 春寄り |
| 起毛の厚手のニット | 暑い | 使える | 秋寄り |
| ショートブーツ | 重い | 使える | 秋寄り |
| ウール混の羽織り | 朝だけ | 使える | 秋寄り |
両方で使える服を土台にして、羽織り・足元・色の3つを季節で入れ替えると、同じ服で春と秋の19度に合わせられます。土台は同じでも、入れ替える3つが違えば、外すことはほとんどありません。
衣替えのときに、この分け方で服を置く場所を決めておくと便利です。両方で使える服は、季節を問わず手前に置いたまま。春寄りの服は秋に奥へ、秋寄りの服は春に奥へ移します。19度の日に奥の服を出してしまうことがなくなるので、取り違えそのものが起きにくくなります。衣替えを始める目安は衣替えはいつ?で、最低気温の続き方から出せます。
帰宅時刻で決める|羽織りの厚み
19度の日にいちばん迷う羽織りは、帰宅時刻で決めると外しにくくなります。
| 帰宅時刻 | 春の19度 | 秋の19度 |
|---|---|---|
| 15時まで | 薄手の羽織りか、なし | 薄手の羽織り |
| 15〜17時 | 薄手の羽織り | 中くらいの厚みの羽織り |
| 17〜19時 | 中くらいの厚みの羽織り | 中くらいの厚みの羽織りと首元の1枚 |
| 19時以降 | 中くらいの厚みの羽織り | 厚手寄りの羽織り |
帰宅時刻がはっきりしない日は、遅いほうに合わせてください。予定より早く帰れたなら、羽織りを手に持てばいいだけです。反対に、薄い羽織りで出かけて帰りが遅くなると、外で足せるものがありません。
秋は、帰宅が17時を過ぎるかどうかが分かれ目です。日の入りを過ぎて外にいる時間があるなら、羽織りを1段厚くしてください。春は日の入りが遅いぶん、同じ時刻でも1段薄くて足ります。
どちらとも取れるとき①|10月前半や5月の19度
19度になるのは、春の4月下旬と秋の10月下旬だけではありません。10月前半の雨の日や、5月の曇りの日にも、最高気温が19度にとどまることがあります。
| 時期 | どちらの19度に近いか | 理由 |
|---|---|---|
| 10月前半の雨の日 | 秋の19度に近い | 日差しがなく、夕方の冷えも早い |
| 10月前半の晴れの日 | 秋の19度と春の19度のあいだ | 太陽がまだ高めで、日の入りも少し遅い |
| 5月の曇りの日 | 春の19度に近い | 日の入りが遅く、日差しが出れば暖かい |
| 3月末の晴れの日 | 春の19度より朝が寒い | 朝の冷え込みが強い |
日差しがない日は、季節を問わず秋の19度に寄せてください。日なたの暖かさがないので、春でも夕方の寒さで外しやすくなります。
反対に、10月前半のよく晴れた19度の日は、太陽がまだ少し高く、日の入りも17時半ごろなので、秋の19度より少し暖かく感じます。この日は、羽織りは秋の19度と同じ厚みのものを持ち、中を1段薄くして、昼は羽織りを脱いで過ごす、という組み方が合います。
どちらとも取れるとき②|雨の19度
雨の日の19度は、春でも秋でも、日差しがないぶん体感が下がります。さらに、濡れた服や足元が冷たく感じます。
| 雨の19度 | 春 | 秋 |
|---|---|---|
| 羽織り | 撥水するものを1段厚く | 撥水するものを1段厚く |
| 足元 | 素足は避ける | 甲を覆う靴に |
| 中の服 | 濡れても乾きやすいもの | 濡れても乾きやすいもの |
雨の日は、春も秋も同じ考え方で足りるので、季節の取り違えはあまり起きません。迷ったら、秋の19度の側で組んでください。
ただし、春の雨の日は、雨がやんで日が差すと急に暖かくなることがあります。撥水する羽織りは脱いで畳めるものにしておくと、雨上がりの日なたでも困りません。秋の雨は、やんだあとも気温が上がりにくいので、羽織りは着たままで過ごせるものを選んでください。
どちらとも取れるとき③|屋内にいる時間が長い日
職場や店の中にいる時間が長い日は、外の季節より屋内の空調で外します。
| 屋内の様子 | 春 | 秋 |
|---|---|---|
| 冷房が入っている | 薄い羽織りを手元に | まれ |
| 暖房が入り始めている | まれ | 中を薄く、上で調節 |
| 空調なし、窓際 | 日差しで暖かい | 午後は冷える |
春の屋内は、窓際の席だと日差しで暖まり、外より暑く感じることがあります。窓際で過ごす時間が長い日は、中の服を薄くして、羽織りは椅子の背にかけておける軽いものにしてください。
秋の終わりは、屋内で暖房が入り始める時期です。**外に合わせて中を厚くすると、屋内で暑くなります。**中は薄く、外側の羽織りで調節すると、屋内と屋外の両方に合わせられます。
前の晩に確かめる3つ
最後に、19度の予報を見た夜に確かめることです。
- 今が春の19度か、秋の19度か(日の入りの時刻を見る)
- 明日の帰宅時刻が、日の入りの前か後か
- 風の予報が強いかどうか
**1と2だけで、羽織りの厚みが決まります。**秋で、帰宅が日の入りを過ぎるなら1段厚く。春で、日の入り前に帰るなら1段薄く。3の風が強ければ、どちらの季節でも目の詰まった1枚にします。
決めた服は、羽織りと足元だけ玄関の近くに出しておいてください。朝は、外の空気を窓から30秒確かめて、予報より冷たく感じたら秋の側に、暖かく感じたら春の側に1段寄せる。前の晩に決めておけば、朝の迷いはその1段だけで済みます。
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よくある問い
- Q. 春の19度で快適だった服を、秋の19度に着たら寒かったのはなぜですか
- 秋の19度は、春の19度より日の入りが早く、太陽も低いからです。東京あたりの平地で比べると、春に最高気温が19度前後になる4月下旬は日の入りが18時過ぎ、秋の10月下旬から11月初めは17時前後です。秋は夕方に気温が下がり始めるのが早く、昼間も建物の影が長くなります。春の服で出かけるなら、羽織りを1段厚いものにして、首元か足首のどちらかを覆ってください。
- Q. 秋の19度の服を春に着ると、なぜ暑く感じるのですか
- 春は太陽が高く、昼の日なたの日差しが秋よりずっと強いからです。気温の数字は日陰で測ったものなので、日なたを歩くと体感は数字より上がります。秋の19度に合わせた起毛のニットや厚手の上着は、春の昼の日なたでは重く感じます。春は、表面のなめらかな中くらいの厚みのものを選び、羽織りは脱いで持てるものにしてください。
- Q. 春と秋の両方で着られる19度の服はありますか
- あります。目の詰まった中くらいの厚みのニット、綿のシャツ、張りのある綿や混紡のパンツは、両方の季節で使えます。違いが出るのは、羽織りの厚み、足元の肌の見え方、色の明るさの3つです。土台の服は同じでも、この3つを季節で入れ替えると、同じ服で両方の19度に合わせられます。
- Q. 最高気温19度の日に、羽織りは要りますか
- 帰宅時刻で決めてください。秋は、帰宅が日の入りを過ぎるなら持っていきます。10月下旬なら17時前後が目安です。春は日の入りが遅いので、18時ごろまでに帰るなら薄手の羽織りで足り、それより遅いなら中くらいの厚みのものを選びます。風の強い日は、どちらの季節でも1段厚くしてください。
— メグラシ編集部





