最高気温19度の服装はニット1枚|首の開きと編み目の詰みで選ぶ

**最高気温19度の日は、ニット1枚で出かけられます。**選ぶときに見るのは、厚みより、首の開きと編み目の詰みです。家を出る時刻が14度以上なら首に開きのある形、14度を下回るなら首の詰まった形にしてください。
19度の日は、昼の数時間だけ19度に届き、朝は12〜14度、夕方は15〜16度まで下がります。この幅を1枚で受けるには、ニットの厚みを上げるより、冷えを受ける場所を首元に集めるほうが効きます。首元が詰まっていれば朝は暖かく、昼に暑ければ首に巻いた1枚を外せば済むからです。
ニットをいつから着るか、何度でどの厚みに替えるかはニットはいつから?にまとめています。この記事は、19度の日にニット1枚で出ると決めたあと、手持ちのどの1枚を選ぶかの話です。
結論:首の開きで朝に、目の詰みで風に合わせる
19度の日のニットは、次の2つで選びます。
| 見るところ | 何に合わせるか | 選び方 |
|---|---|---|
| 首の開き | 家を出る時刻の気温 | 14度以上なら開きのある形、14度未満なら詰まった形 |
| 編み目の詰み | その日の風 | 風のある日は、目の詰んだもの |
| 厚み | 外にいる時間 | 2時間を超える日は中厚手、それ以下は薄手でもよい |
厚みがいちばん後ろにあるのは、19度の日は厚みを上げると昼に暑くなるからです。**厚手のニットは、朝には合っても昼には重い。**首の開きと目の詰みで朝と風を受けておけば、厚みは中厚手までで足ります。
早見表|朝の気温と風で、ニットを選ぶ
家を出る時刻の気温と、その日の風で、合うニットの組み合わせが決まります。
| 朝の気温 | 風 | 首の開き | 目の詰み | 厚み | 首に巻く1枚 |
|---|---|---|---|---|---|
| 15度以上 | 弱い | 開きのある形 | どちらでも | 薄手 | 要らない |
| 15度以上 | 強い | 開きのある形 | 詰んだもの | 薄手〜中厚手 | 持っていく |
| 14度前後 | 弱い | クルーネック | どちらでも | 中厚手 | 持っていく |
| 14度前後 | 強い | クルーネック | 詰んだもの | 中厚手 | 巻いていく |
| 13度以下 | 弱い | 詰まった形 | どちらでも | 中厚手 | 持っていく |
| 13度以下 | 強い | 詰まった形 | 詰んだもの | 中厚手 | 巻いていく |
「持っていく」は、鞄に入れておいて、寒いと感じたら出す、という意味です。「巻いていく」は、家を出るときから首に巻いて、昼に外します。首の1枚は、ニットの厚みを上げる代わりです。
19度の一日は、朝12〜14度から始まる
最高気温19度の日の気温は、次のように動くことが多くなります。
| 時間帯 | 気温の目安 | ニット1枚での感じ方 |
|---|---|---|
| 朝7〜8時 | 12〜14度 | 首元と手首が冷える |
| 午前10時 | 15〜17度 | ちょうどよい |
| 正午〜午後3時 | 18〜19度 | 日なたでは少し暖かい |
| 夕方5時 | 15〜16度 | 首元が冷え始める |
| 夜7時以降 | 13〜15度 | 首元と手首が冷える |
ニット1枚で過ごすとき、寒さを感じるのは主に首元と手首です。胴は、中厚手のニットなら朝の12〜14度でもそれほど冷えません。だから、首元と手首の2か所を調整できるニットを選ぶと、1枚で一日を通せます。首元は開きで、手首は袖口のリブで調整します。
首の開きを、鎖骨のくぼみから指で測る
ニットを着て、鏡の前に立ってください。左右の鎖骨のあいだ、首の付け根にくぼみがあります。そこから、ニットの首の縁までを指の幅で測ります。
| くぼみから首の縁まで | 分類 | 首元の冷え方 |
|---|---|---|
| 縁がくぼみより上にある | 詰まった形 | 首元がほとんど冷えない |
| 指0〜1本 | クルーネック | 首の付け根に少し空気が入る |
| 指2〜3本 | やや開いた形 | 首元に空気が入る。朝は冷えを感じる |
| 指4本以上 | 開いた形 | 首元が外気に当たる。首の1枚が要る |
同じクルーネックと呼ばれていても、指0本のものと指2本のものがあります。**名前ではなく、くぼみからの距離で分けてください。**指1本ぶん違うだけで、朝の12度での首元の冷え方がはっきり変わります。
測るときは、まっすぐ立った状態と、少しうつむいた状態の両方で見てください。うつむくと、首の後ろが引っぱられて、前の縁が下がります。スマートフォンを見ながら駅まで歩く、机に向かう、といった姿勢の時間が長い日は、うつむいたときの開きのほうが、その日の首元の冷え方に近くなります。うつむいて指1本ぶん以上縁が下がるものは、1段開いた形として数えてください。
首の形ごとの、19度での扱い
首の開きの距離に加えて、形によっても19度の日の扱いが変わります。
| 首の形 | 開きの目安 | 朝の冷え | 昼の暑さ | 首に巻く1枚との相性 |
|---|---|---|---|---|
| タートルネック | 首を覆う | 冷えない | 屋内でこもりやすい | 要らない |
| 低いハイネック | 首に指2本ぶん沿う | 冷えにくい | こもりにくい | 要らない |
| クルーネック | 指0〜1本 | 少し冷える | ちょうどよい | 巻きやすい |
| Vネック | 指3〜5本 | 胸元が冷える | 涼しい | 巻くと開きが埋まる |
| ボートネック | 横に広く指2〜3本 | 首の横が冷える | 涼しい | 巻きにくい |
19度の日にいちばん扱いやすいのは、クルーネックと低いハイネックです。どちらも朝の冷えを受けながら、昼に暑くなりすぎません。Vネックとボートネックは、朝が15度以上ある日か、首に巻く1枚と組む日に向きます。
編み目の詰みを、光と息で確かめる
同じ厚みのニットでも、編み目が詰んでいるか粗いかで、風の通り方が違います。確かめ方は2つあります。
1つ目は、光にかざす方法です。ニットの身ごろを1枚にして、窓の光にかざしてください。
2つ目は、息を吹く方法です。ニットを口元に当てて、反対側に手のひらを当て、ゆっくり息を吹きます。
| 光にかざしたとき | 息を吹いたとき | 詰み | 風のある19度 |
|---|---|---|---|
| 光の点がはっきり並んで見える | 手のひらにすぐ息が届く | 粗い | 向かない |
| 全体がぼんやり明るい | 少し遅れて息を感じる | 中くらい | 風の弱い日なら |
| 暗く、光がほとんど通らない | 息をほとんど感じない | 詰んでいる | 向く |
息を吹く方法のほうが、風の日の感じ方に近い結果が出ます。**息を感じないニットは、風も通しにくい。**19度で風のある日に1枚で出るなら、この確かめ方で選んでください。
厚みと目の詰みは、別のもの
ニットの厚みと目の詰みは、よく混同されます。厚いのに目が粗いもの、薄いのに目が詰んでいるものがあります。
| 厚み | 目の詰み | 19度での働き |
|---|---|---|
| 厚い | 粗い | 風のない日は暖かいが、風の日は通す。昼に重い |
| 厚い | 詰んでいる | 朝は暖かいが、昼に暑い |
| 中厚手 | 詰んでいる | 19度の一日をいちばん通しやすい |
| 中厚手 | 粗い | 風のない日向き |
| 薄い | 詰んでいる | 朝15度以上の日、風があっても着られる |
| 薄い | 粗い | 屋内が長い日、朝15度以上 |
19度の日に1枚で出るなら、中厚手で目の詰んだものがいちばん幅広く使えます。手持ちにそれがなければ、薄手で目の詰んだものに首の1枚を足すか、中厚手で目の粗いものを風のない日に回してください。
風のある19度は、目の詰みを優先する
同じ19度でも、風が秒速5mを超える日は、体感が2〜3度下がります。天気予報の風の欄で、風速が5以上になっている日です。
| 風速の目安 | 体感 | ニットの選び方 |
|---|---|---|
| 秒速2m以下 | 19度のまま | 厚みで選んでよい |
| 秒速3〜4m | 1〜2度下がる | 目の詰んだものを選ぶ |
| 秒速5m以上 | 2〜3度下がる | 目の詰んだ中厚手に、首の1枚 |
| 秒速5m以上で曇り | 3度以上下がる | ニットの上に薄い羽織りを考える |
風の日に厚手で目の粗いニットを着ると、厚みがあるのに寒い、ということが起きます。風が編み目のあいだを通るからです。**風の日は、厚みを1段上げるより、目の詰みを1段上げる。**このほうが、昼に暑くならずに朝と夕方の風を受けられます。
袖口のリブ|まくって止まるかを確かめる
19度の昼は、日なたにいると少し暖かく感じます。そのとき袖をまくれるかどうかで、1枚で一日を通せるかが変わります。
袖口のリブの長さを測ってください。
| 袖口のリブ | まくったとき | 19度での扱い |
|---|---|---|
| 5cm以上 | 肘の下で止まり、落ちてこない | 昼にまくって、朝夕は下ろす |
| 3〜5cm | 肘の下で止まるが、少しずつ落ちる | 1回折ってからまくる |
| 3cm未満 | 落ちてくる | まくらずに、袖丈で選ぶ |
| リブがない | 落ちてくる。袖口が広がる | 朝夕の手首が冷えやすい |
リブが長いニットは、下ろしたときにも手首を覆うので、朝と夕方の冷えを受けてくれます。**手首の調整は、リブの長さで決まる。**リブのないニットは、袖口から手首に風が入るので、朝が14度を下回る日には向きにくくなります。
裾の長さ|腰骨との位置で、冷えと見え方が変わる
ニットの裾がどこで終わるかも、19度の日の過ごしやすさに関わります。
| 裾の位置 | 冷え | 見え方 | 合わせる下 |
|---|---|---|---|
| 腰骨より5cm以上上 | 腰に風が入りやすい | 短く軽い | 腰の高い下 |
| 腰骨ちょうど | ふつう | 標準 | どの下でも |
| 腰骨より5〜10cm下 | 腰が冷えにくい | やや長い | 細い下 |
| 腰骨より10cm以上下 | 腰まわりが暖かい | 長い | 細い下、体に沿う下 |
| 裾にリブがある | 裾から風が入りにくい | 裾が締まる | どの下でも |
朝が13度を下回る日は、裾が腰骨より下まで届くものか、裾にリブがあるものを選ぶと、腰まわりに風が入りません。短い丈のニットを1枚で着る日は、下の腰の位置を高くして、ニットの裾とのあいだに隙間を作らないようにしてください。
肩の縫い目で、1枚で着たときの見え方が変わる
ニットを1枚で着る日は、上に何も重ねないので、ニットの形がそのまま全身の印象になります。見ておきたいのは、肩の縫い目の位置です。
| 肩の縫い目 | 1枚で着たときの見え方 | 19度での扱い |
|---|---|---|
| 肩の骨の端 | 輪郭がすっきりして、きちんと見える | 通勤にも休日にも |
| 骨の端から3cmまで外 | ゆるく、くつろいだ見え方 | 休日向き。通勤なら下を細く |
| 骨の端から3cmより外 | 肩が落ちて、上半身に量が出る | 下を細い形にする |
| 縫い目がない(袖と身ごろが続いている) | 肩の線がなだらか | 首の開きで印象が決まる |
肩の落ちたニットは、脇の下にゆとりがあるぶん、脇から空気が入りやすくなります。朝が13度を下回る日は、肩の縫い目が骨の端に近いものを選ぶと、脇の下の冷えが少なくなります。**肩の位置は、見え方と暖かさの両方に関わる。**1枚で着る日のニットは、ここも一緒に見てください。
洗ったあとに目が開いてきたニットの扱い
何度も着て洗ったニットは、買ったときより編み目が開いていることがあります。とくに肘と、身ごろの前の真ん中は、着ているあいだに引っぱられて、目が広がりやすい場所です。
去年まで19度の風の日に着ていたニットでも、今年もう一度、光と息で確かめてください。肘や前の真ん中で光の点が並んで見えるようになっていたら、風の日の1枚からは外して、風のない日と屋内が長い日に回します。
目が開いたニットは、下に長袖の肌着を1枚着ると、風の通りを減らせます。肌着が編み目の内側をふさぐので、ニットの目が開いていても胴に風が当たりにくくなります。**手放す前に、使う日を入れ替える。**目の詰みが落ちたニットにも、19度の日の居場所はあります。
素材で、同じ厚みでも暖かさが変わる
ニットの素材によって、同じ厚みでも19度の日の感じ方が違います。
| 素材 | 朝の暖かさ | 昼の暑さ | 風の通しにくさ |
|---|---|---|---|
| ウール | 暖かい | こもりにくい | 目の詰みしだい |
| 綿 | やや涼しい | こもりにくい | 目の詰みしだい |
| 化繊(アクリルなど) | 暖かい | こもりやすい | 目の詰みしだい |
| ウールと化繊の混紡 | 暖かい | 中くらい | 目の詰みしだい |
| 毛足のある糸(モヘアなど) | 暖かい | 中くらい | 粗く見えても風を止めることがある |
| 綿とウールの混紡 | 中くらい | こもりにくい | 目の詰みしだい |
綿のニットは、秋の初めの19度に向きます。朝の冷えは首の1枚で受けて、昼は涼しく過ごせます。ウールのニットは、朝が13度を下回るような日に向きます。どの素材でも、風の通しにくさは目の詰みで決まるので、素材より先に目の詰みを見てください。毛足のある糸のニットの合わせ方はモヘアのニット・カーディガンのコーデで扱っています。
ニットの下に着る1枚
19度の日は、ニットの下に肌着を着るかどうかで、朝と昼の感じ方が変わります。
| 下に着る1枚 | 朝の暖かさ | 昼の汗 | 首元の見え方 |
|---|---|---|---|
| 何も着ない | ニットのまま | ニットが直接吸う | すっきり |
| 半袖の薄い肌着 | 胴が少し暖かい | 肌着が吸う | 首の形に注意 |
| 長袖の薄い肌着 | 胴と腕が暖かい | 肌着が吸う | 袖口からのぞかないか確かめる |
| 首の詰まった薄い長袖 | 首元まで暖かい | 肌着が吸う | 首元に1枚重なって見える |
| 襟のあるシャツ | 首元に襟が出る | シャツが吸う | 首元に明るい線が入る |
下に着る1枚は、ニットの首の開きより内側に収まる首の形を選んでください。ニットがクルーネックなら、下も同じくらいの開きか、それより詰まったもの。下の首がニットからのぞくと、重ね着に見えるので、見せるつもりがないなら首の形を合わせます。
昼に歩いて汗ばむ予定がある日は、下に1枚着るほうが、ニットが汗を直接吸わずに済みます。帰りの夕方に、湿ったニットで冷えを感じることが減ります。
首に巻く1枚と、ニットの首の関係
19度の日にニット1枚で出るとき、首に巻く1枚はいちばん手軽な調整です。ニットの首の形によって、合う1枚が違います。
| ニットの首 | 合う首の1枚 | 巻き方 |
|---|---|---|
| 開いた形(Vネック・ボートネック) | 薄手の大判ストール | 首に1周して、開きを埋める |
| クルーネック | 細長いスカーフ、薄いストール | 首に沿わせて、前で結ぶか垂らす |
| 低いハイネック | 要らないことが多い | 持っていく場合は細いもの |
| タートルネック | 要らない | 持っていかなくてよい |
| やや開いた形 | 中くらいの幅のストール | 首に1周して、前に垂らす |
首の1枚は、鞄に入れておいて、寒いと感じたときに出すのが19度の日の使い方です。**朝に巻いて、昼に外して、夕方にまた巻く。**この出し入れができるように、畳んで手のひら2枚ぶんに収まる薄さのものを選んでください。
合わせるボトムは、ニットの厚みと釣り合わせる
19度の日のボトムは、上のニットの厚みと釣り合うものにします。
| 上のニット | 合うボトム | 釣り合わないボトム |
|---|---|---|
| 薄手 | 薄手のパンツ、落ち感のあるスカート | 厚手の起毛のパンツ |
| 中厚手 | 中厚手のパンツ、ハリのあるスカート | 透ける薄いスカート |
| 中厚手で目の粗いもの | 表面の平らなパンツ | 同じく目の粗いニットのスカート |
| 毛足のあるもの | 表面の平らなボトム | 毛足や起毛のあるボトム |
上が中厚手なのに下が夏の薄いスカートのままだと、上下で季節がずれて見えます。19度の日は、ボトムも秋の布にしてください。上下の厚みがそろうと、1枚で着たニットが季節に合って見えます。
ニットの裾をボトムに入れるか出すかも、19度の日の冷えに関わります。裾を前だけ入れると、お腹まわりに風が入りにくくなり、見た目にも腰の位置がはっきりします。中厚手のニットを全部入れると、腰まわりに厚みが集まるので、入れるなら前の中央の10cmほどにとどめてください。裾にリブのあるニットは、出したままでも裾が締まって、風が入りにくい形です。
足元は、つま先と足首を覆う
19度の日にニット1枚で出るなら、足元もつま先と足首を覆うものにします。
| 足元 | 朝の冷え | 見え方 |
|---|---|---|
| サンダル | 足先が冷える | 上がニットだと季節がずれる |
| 素足にパンプス | 足首が冷える | 上下の季節が少しずれる |
| 靴下にスニーカーや革靴 | 冷えにくい | ニットに合う |
| 足首まで覆う靴 | 冷えない | 秋の側に寄る |
靴下の厚みも、ニットと同じように季節に合わせます。夏の薄い靴下のままだと、足首は覆っていても朝の冷えが通ります。19度の日は、ふくらはぎの下まで届く、少し厚みのある靴下にすると、足首から上の冷えが減ります。
首元、手首、足首の3か所を覆うと、胴に着るニットは中厚手までで足ります。**冷えは3つの首で受ける。**ニットの厚みを上げる前に、この3か所を確かめてください。
屋内が長い日は、ニットを1段軽くする
19度の日でも、屋内にいる時間が長い日は、建物の中の温度で決めてください。この時期の建物の中は、冷房も暖房も入っていないことが多く、20〜24度くらいになります。
| 屋内の時間 | ニット | 首の形 |
|---|---|---|
| 一日の大半 | 薄手 | 開きのある形、クルーネック |
| 半分くらい | 薄手〜中厚手 | クルーネック |
| 短い | 中厚手 | 朝の気温で選ぶ |
| 屋内と屋外を何度も行き来する | 中厚手 | クルーネックに首の1枚 |
屋内が長い日にタートルネックを着ると、首元に熱がこもって、屋内で過ごすあいだ暑く感じます。**屋内が長い日は、首を開けて、外に出るときだけ首の1枚を巻く。**このほうが一日を通しやすくなります。
雨の19度は、表面のなめらかなニットにする
雨の日の19度は、晴れた日より体感が下がり、湿気でニットが重く感じます。
| ニットの表面 | 雨の日 |
|---|---|
| なめらかで目の詰んだもの | 雨粒が表面にとどまり、染みこみにくい |
| 毛足のあるもの | 雨を含んで重くなり、乾くまで冷たい |
| 目の粗いもの | 雨を吸いやすい |
| 畝のある編み | 畝のあいだに水がたまりやすい |
雨の日は、傘を差していても、肩と袖の外側が濡れやすくなります。ニットは濡れると重くなって、乾くまで冷たく感じるので、雨の19度は晴れた19度より1段寒い側で考えてください。首の1枚は、濡れても乾きやすい薄手の化繊のものにしておくと、帰りまで使えます。
雨の日は、ニット1枚で外を長く歩く日ではありません。外にいる時間が長くなりそうなら、ニットの上に撥水の羽織りを重ねてください。短い移動だけなら、表面のなめらかな、目の詰んだニットを選べば、少しの雨ならしのげます。
どちらとも取れるとき①|朝12度、昼19度
朝と昼の差が7度ある日は、朝に合わせるか、昼に合わせるかで迷います。
| 選び方 | 朝 | 昼 | 向く日 |
|---|---|---|---|
| 首の詰まった中厚手1枚 | 暖かい | 屋外なら快適、屋内は少し暑い | 外にいる時間が長い日 |
| クルーネックの中厚手に首の1枚 | 暖かい | 首の1枚を外して快適 | 屋内と屋外が半々の日 |
| 薄手のクルーネックに首の1枚と薄い羽織り | 暖かい | 羽織りを脱いで快適 | 屋内が長い日 |
| 厚手のニット1枚 | 暖かい | 暑い | 向かない |
いちばん扱いやすいのは、クルーネックの中厚手に首の1枚です。朝は首に巻いて冷えを受け、昼になったら外して鞄にしまいます。**調整は首の1枚だけで済ませて、ニットは脱がない。**ニットを脱ぐことになると、下に着た肌着だけになってしまうので、1枚で出た意味がなくなります。
どちらとも取れるとき②|首の詰まった服が苦手
首元が詰まった服が苦手で、朝が14度を下回る日でもクルーネックより開いた形を着たい、ということもあります。
この場合は、首の開きを埋める場所を、ニットではなく別の1枚に任せてください。
| 方法 | やり方 | 昼の扱い |
|---|---|---|
| 薄いストールを巻く | 首に1周して、開きを埋める | 外して鞄へ |
| 襟のあるシャツを下に着る | 首元にシャツの襟を出す | そのまま着る |
| 薄い首の詰まった肌着 | ニットの開きの内側に着る | そのまま着る |
| 目の詰んだニットにする | 開きはそのまま、胴の冷えを減らす | そのまま着る |
首に触れる感触が苦手なら、ストールより、襟のあるシャツを下に着る方法が向きます。襟は首に触れずに、首元の開きを狭めてくれます。
どちらとも取れるとき③|手持ちが厚手か薄手しかない
中厚手のニットがなく、手持ちが厚手か薄手のどちらかしかない日もあります。
| 手持ち | 19度の日の使い方 |
|---|---|
| 厚手で目の粗いもの | 風のない日に。首の開いた形なら昼の暑さを逃がせる |
| 厚手で目の詰んだもの | 外にいる時間が長く、朝が13度を下回る日だけ |
| 薄手で目の詰んだもの | 首の1枚と組む。風の日も使える |
| 薄手で目の粗いもの | 下に長袖の肌着を着て、首の1枚と組む |
厚手しかないなら、首の開いた形を選んで、昼の熱を首元から逃がしてください。薄手しかないなら、下に1枚、首に1枚を足して、中厚手の働きに近づけます。**厚みが合わないときは、首元の開け閉めで補う。**19度の日に新しく中厚手を買う前に、この組み方で一度過ごしてみてください。
どちらとも取れるとき④|帰りが夜になる
19度の日でも、帰りが夜7時を過ぎると、気温は13〜15度まで下がります。朝と同じくらいの寒さです。
| 帰りの時刻 | 気温の目安 | 足すもの |
|---|---|---|
| 夕方5時まで | 15〜17度 | 何も足さなくてよい |
| 夕方5〜7時 | 15〜16度 | 首の1枚 |
| 夜7〜9時 | 13〜15度 | 首の1枚と、手首を覆う袖 |
| 夜9時以降 | 12〜14度 | 首の1枚と、薄い羽織り |
帰りが遅い日は、朝に使った首の1枚を、帰りにもう一度巻くつもりで持っていてください。夜9時を過ぎる日は、ニット1枚では寒さを感じることが多いので、薄い羽織りを鞄に入れておくと安心です。
夜は、昼と違って日差しがありません。同じ15度でも、日なたの昼の15度より、夜の15度のほうが冷たく感じます。夜に外を歩く時間が30分を超える日は、表の目安より1段寒い側で考えてください。首の1枚を薄手から中くらいの厚さのものに替えるだけでも、帰り道の首元の冷え方が変わります。手首が冷えるなら、袖口を下ろして、リブで手首を覆ってください。
通勤の19度と、休日の19度で選び分ける
同じ19度の日でも、通勤の日と休日では、外にいる時間と屋内の過ごし方が違います。
通勤の日は、朝の早い時刻に家を出て、日中は屋内で過ごし、夕方以降に帰ることが多くなります。つまり、外にいるのは一日のうちでいちばん寒い時間帯です。ニットは中厚手のクルーネックにして、首の1枚を朝と帰りに使ってください。屋内では首の1枚を外し、ニット1枚で過ごします。職場の空調が効き始める時期なら、屋内でも首元が冷えることがあるので、首の1枚は机の近くに置いておくと安心です。
休日は、外に出る時刻が遅く、昼の19度の時間帯に外を歩くことが多くなります。この場合は、薄手か中厚手で、首の少し開いた形でも過ごせます。公園や川沿いのように風の通る場所へ行くなら、目の詰んだものを選んでください。
| 日 | 外にいる時間帯 | ニット | 首の1枚 |
|---|---|---|---|
| 通勤 | 朝と夕方以降 | 中厚手のクルーネック | 朝と帰りに巻く |
| 休日の街歩き | 昼 | 薄手〜中厚手、首は少し開いてよい | 鞄に入れておく |
| 休日の屋外の散策 | 昼の長い時間 | 目の詰んだ中厚手 | 風があれば巻く |
| 夕方からの外出 | 夕方と夜 | 中厚手の首の詰まった形 | 巻いていく |
**外にいる時間帯が、一日のどこにあるか。**同じ19度でも、これでニットの選び方が変わります。
色で、19度のニットを秋に寄せる
19度は、秋にも春にも来る気温です。秋の19度にニットを1枚で着るなら、色で季節を合わせます。
| ニットの色 | 秋の19度での見え方 | 合わせ方 |
|---|---|---|
| 茶、キャメル | 秋に合う | そのままでよい |
| からし、テラコッタ | 秋に合う | 下を落ち着いた色に |
| 深い緑、ボルドー | 秋に合う | 下を明るめにして重さを抜く |
| 白、アイボリー | 季節を問わない | 下と靴を秋の色に |
| 淡いピンク、水色 | 春に寄って見える | 下と首の1枚を秋の色に |
春に着ていた淡い色のニットを秋の19度に着るなら、ボトムと首の1枚を秋の色にしてください。ニットが淡くても、上下と首元に秋の色が入れば、全体が秋の側に寄ります。
手持ちのニットを、19度用に並べる手順
19度の日の朝に迷わないように、手持ちのニットを一度並べておきます。
- 手持ちのニットを全部出して、首の開きを鎖骨のくぼみから指で測り、詰まった形・クルーネック・開いた形の3つに分ける
- それぞれを口元に当てて息を吹き、目の詰み具合を詰んでいる・中くらい・粗いの3つに分ける
- つまんで厚みを見て、薄手・中厚手・厚手に分ける
- 「クルーネック、目の詰んだ、中厚手」に当たるものを、19度の日の1枚目として手前に置く
- 首の開いた形には、合う首の1枚を1つずつ決めておく
並べ終えたら、天気予報で最高気温19度の日を見つけたときに、前の晩のうちに1枚を決めておきます。朝の気温と風の欄を見て、早見表の行を1つ選べば、どのニットと首の1枚を出すかが決まります。
並べてみると、同じ厚みのニットでも、首の開きと目の詰みで19度の日の使い道が分かれることが分かります。**迷ったら、クルーネックで目の詰んだ中厚手。**これが19度の日の1枚目です。
まとめ
- 最高気温19度の日は、ニット1枚で出られる。選ぶのは厚みより、首の開きと編み目の詰み
- 首の開きは、鎖骨のくぼみから指で測る。朝が14度を下回る日は、指1本以内の詰まった形
- 目の詰みは、口元に当てて息を吹いて確かめる。風のある日は、息を感じないものを選ぶ
- 手首の冷えは袖口のリブで、首元の冷えは首の1枚で受ける。ニットの厚みは中厚手まで
- 屋内が長い日は、首を開けて1段軽く。帰りが夜になる日は、首の1枚を帰りにも使う
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 最高気温19度の日、ニット1枚で寒くないですか
- 家を出る時刻の気温が14度以上で、外にいる時間が合わせて2時間ほどまでなら、中厚手のニット1枚で過ごせることが多い気温です。朝が14度を下回る日は、首の詰まった形にするか、首に巻く1枚を足してください。ニットの上にアウターを重ねるかどうかは、朝の気温と外にいる時間で決めます。アウターの選び方は別の記事にまとめています。
- Q. 19度の日のニットは、薄手と中厚手のどちらがいいですか
- 朝の気温と風で分けてください。朝が14度以上で風の弱い日は薄手でも足ります。朝が14度を下回る日、風のある日は中厚手が向きます。ただ、厚みより効くのが編み目の詰みです。同じ中厚手でも、目の粗いものは風を通します。布を口元に当てて息を吹き、反対側に当てた手のひらで息を感じないものが、19度の風の日に向きます。
- Q. 19度でタートルネックは暑いですか
- 昼の19度の時間に、屋内で過ごすことが多い日は暑く感じやすくなります。外にいる時間が長い日や、朝が13度を下回る日なら、首の詰まった形は一日を通して着やすい形です。暑くなりそうな日は、首に沿う高さが指2本ぶん以内の低いハイネックにすると、首元の暖かさを残しながら、昼に熱がこもりにくくなります。
- Q. ニットの下に何か着たほうがいいですか
- 肌に直接当たる感触が気にならず、汗をかく予定がない日は、ニット1枚でかまいません。ニットの内側がちくちくする、昼に歩いて汗ばむ、という日は、薄い長袖か半袖の肌着を1枚着てください。下に着る1枚は、ニットの首の開きより内側に収まる首の形を選ぶと、首元からのぞきません。
— メグラシ編集部





