茶色と黒の秋コーデ|合わせる日は、茶の濃さで間に挟む色を選ぶ

**茶色と黒は、秋に合わせてかまいません。手持ちの茶が明るいなら黒とそのまま隣に、濃いなら黒とのあいだに白か灰を1色挟んでください。**分かれ目は茶の名前ではなく、その茶がどれだけ暗いかです。
茶と黒の組み合わせが「重く見える」「ちぐはぐに見える」と感じるとき、起きているのはたいてい同じことです。茶と黒の明るさが近すぎて、境目がぼやけています。境目がぼやけると、上と下、外と中の区切りが見えなくなり、黒っぽいかたまりが1つあるように見えます。
この記事では、茶の明るさを5段に振り分けて、段ごとに組み方を変える手順をまとめました。窓辺の自然光と、白い紙と黒い紙が1枚ずつあれば確かめられます。
結論:明るさの差が2段以上なら直接、1段以内なら1色挟む
黒を5段目として、手持ちの茶が何段目にあるかを見ます。黒との差で、組み方が3つに分かれます。
| 茶の段 | 黒との差 | 組み方 |
|---|---|---|
| 1〜2段(ベージュに近い茶、明るいキャメル) | 3〜4段 | そのまま隣に置く |
| 3段(キャメル、中くらいの茶) | 2段 | 隣に置けるが、面積を片方に寄せる |
| 4段(茶、チョコレートのような茶) | 1段 | 間に1色挟む |
| 5段(ほぼ黒に近いこげ茶) | 0段 | 間に1色挟むか、どちらかを替える |
**差が2段以上あれば、茶と黒は直接隣に置けます。**差が1段以内なら、境目に白・生成り・ベージュ・灰・デニムのどれかを1色挟んでください。
茶色と黒が「合わない」と言われてきた理由
茶と黒はどちらも暗い色の仲間で、並べると明るさが近くなりやすい組み合わせです。明るさが近い2色は、色みが違っていても、少し離れると同じ色に見えます。茶と黒を合わせた姿が重く見えるのは、色の相性が悪いからではなく、暗い面が区切られずに続いているからです。
もう1つの理由は、色みの向きです。黒には色みがほとんどありませんが、茶には赤や黄の色みがあります。暗い茶と黒を並べると、茶のほうが「色あせた黒」のように見えることがあります。これが、ちぐはぐに見える正体です。
逆に言えば、明るさの差がはっきりあれば、茶は茶として、黒は黒として見えます。秋の売り場で茶と黒の組み合わせが多く並ぶのは、この差のある組み方が成り立つからです。
つまり、確かめることは2つだけです。手持ちの茶が黒からどれだけ離れているか。離れていないなら、そのあいだに何を置くか。この2つが決まれば、茶と黒の組み合わせは、秋の手持ちの中でいちばん使いやすい組み合わせの1つになります。
茶の明るさを5段で測る
窓辺の自然光で、白い紙と黒い紙を茶の服の横に並べてください。
| 段 | 見え方 | 秋によくある茶の例 |
|---|---|---|
| 1段 | 白い紙より少し沈むだけ | ごく淡いベージュ、砂のような色 |
| 2段 | 白と黒のあいだより、白に寄る | 明るいベージュ、淡いキャメル |
| 3段 | 白と黒のちょうどあいだ | キャメル、明るい茶、くすんだ黄土 |
| 4段 | 黒に寄るが、並べると差が見える | 茶、栗のような茶、赤みのある茶 |
| 5段 | 黒い紙とほとんど差がない | こげ茶、ほぼ黒の茶 |
迷ったら、スマートフォンで白黒写真を撮ってください。色みが消えて明るさだけが残るので、段が振りやすくなります。茶の服と黒の服を並べて1枚撮ると、2つの差が何段あるかもそのまま見えます。
蛍光灯の下や夜の部屋では、茶が実際より暗く見えます。段を振るのは、晴れた日の昼間、窓から1m以内の場所で行ってください。
手持ちの茶を全部出して、1枚ずつ段を書いた付箋を貼っておくと、朝に迷う時間が減ります。茶と呼んでいる服は、思っているより段がばらけていることが多いものです。同じ茶のつもりで買い足した2枚が、2段目と4段目に分かれることもあります。段がわかれば、その日に合わせる黒が決まっていても、どの茶を出せばよいかがすぐに選べます。
白黒写真で、境目が見えるか確かめる
段の振り分けに自信がないときは、組み合わせを着た姿をそのまま白黒写真にする方法が確実です。鏡の前で全身を撮って、白黒に変えてください。
| 白黒写真での見え方 | 判断 |
|---|---|
| 茶と黒の境目がはっきり線として見える | そのまま着てよい |
| 境目は見えるが、少しぼやける | 面積を片方に寄せる |
| 境目がどこかわからない | 間に1色挟む |
| 茶のほうが黒より暗く写る | 茶を明るいものに替える |
白黒写真で見えている境目は、人が2〜3m離れて見たときの見え方に近いものです。鏡の前で近くから見ると、色みの違いで境目があるように見えてしまいます。離れて見る人の目には、明るさの差しか届きません。
撮るときは、部屋の照明を消して、窓からの光だけで撮ってください。照明が混ざると、茶の色みが強く出たり、黒が青っぽく写ったりして、明るさの差が読みにくくなります。全身が入る距離から1枚、上下の境目に寄って1枚の2枚を撮ると、遠くからの見え方と近くからの見え方の両方を確かめられます。
茶の色みを見る|赤み・黄み・灰み
明るさの次に見るのが、茶の色みです。同じ段の茶でも、色みによって黒との並び方が変わります。
| 色みの向き | 見分け方 | 黒と並べたとき |
|---|---|---|
| 赤み | 白い紙の上で、赤やれんがに近く見える | 黒との差が色みで出るので、境目が見えやすい |
| 黄み | 白い紙の上で、黄土や辛子に近く見える | 明るいほど黒との差が大きい |
| 灰み | 白い紙の上で、灰やくすんだ色に近く見える | 黒との差が出にくく、段より暗く見える |
**灰みのある茶は、段の数字より1段暗く数えてください。**色みが少ないぶん、黒との違いが明るさだけになり、実際より近く見えるからです。
色みと段で、黒との並び方が変わる
段と色みを組み合わせると、黒と直接隣に置けるかがより細かく決まります。
| 茶の段と色み | 黒と直接隣に置けるか |
|---|---|
| 1〜2段・どの色みでも | 置ける |
| 3段・赤み | 置ける |
| 3段・黄み | 置ける |
| 3段・灰み | 面積を片方に寄せる |
| 4段・赤み | 面積を片方に寄せる |
| 4段・黄み | 間に1色挟む |
| 4段・灰み | 間に1色挟む |
| 5段・どの色みでも | 間に1色挟む |
4段の赤みのある茶は、ぎりぎり直接置ける側に入ります。赤みが黒との差を作ってくれるからです。ただし、面積を片方に大きく寄せたときに限ります。
反対に、3段の灰みのある茶は、数字の上では差が2段あっても、実際には4段に近い見え方をします。灰みの茶は秋の売り場に多い色なので、手持ちにあるなら一度白黒写真で黒と並べてみてください。思っていたより境目が弱いと感じたら、面積を寄せるか、1色挟む側で組むのが安全です。
組み方①|明るい茶と黒は、そのまま隣に置く
1〜2段の明るい茶は、黒と並べると境目がはっきりします。上下でも、外と中でも、直接隣に置いてください。
明るい茶と黒の組み合わせでは、黒のほうが目を引きます。暗い色のほうが面として強く見えるからです。全体を軽く見せたいなら黒の面積を小さく、引き締めたいなら黒の面積を大きくします。
明るい茶は、黒と並べるとはっきり秋らしく見える一方で、単独では夏の終わりの色にも見えます。9月の終わりから10月の前半にかけて、まだ気温が高い日にこの組み合わせを使うと、薄手の素材のままでも季節が秋に寄って見えます。黒を足元か羽織りに置けば、明るい茶が軽すぎて見えるのを防げます。
| 組み合わせの例 | 見え方 |
|---|---|
| ベージュに近い茶の上・黒の下 | 上が明るく、軽い印象 |
| 黒の上・明るいキャメルの下 | 顔まわりが締まり、下が軽い |
| 黒の上下・明るい茶の羽織り | 外側が明るく、秋の始まりらしい |
| 明るい茶の上下・黒の羽織り | 外側が締まり、10月の終わりらしい |
組み方②|中くらいの茶と黒は、面積を片方に寄せる
3段のキャメルや明るい茶は、黒と並べると境目は見えますが、少し近く感じることがあります。この場合は、茶と黒の面積を同じにしないでください。
面積が半々だと、2つの暗い面が同じ強さでぶつかって、どちらにも目が行きません。片方を全体の3分の2以上、もう片方を3分の1以下にすると、多いほうが土台、少ないほうがアクセントとして見えます。
| 茶と黒の面積の比 | 見え方 |
|---|---|
| 茶7・黒3 | 茶の姿に、黒が引き締めとして入る |
| 茶5・黒5 | 2色がぶつかり、どちらつかず |
| 茶3・黒7 | 黒の姿に、茶が温かみとして入る |
| 茶1・黒9 | 黒の姿に、茶の小物が1点 |
面積は、正面から見て全身のうち何割を占めるかで数えます。羽織りの前を開けると、中の色が見える面積が増えるので、開けるか閉じるかでも比は変わります。
数え方の目安として、上は全身の4割、下は5割、靴とバッグを合わせて1割と考えてください。上が茶で下が黒なら、茶4・黒5でほぼ半々になります。この場合は、羽織りか靴とバッグのどちらかを茶か黒に寄せて、比を偏らせます。上を茶、下を黒にして、羽織りも黒にすれば、茶は首元と前の開きに見える分だけになり、茶2・黒8に近い姿になります。
組み方③|濃い茶と黒は、間に1色挟む
4〜5段の濃い茶は、黒と直接隣に置くと境目がぼやけます。このときは、茶と黒のあいだに明るい色を1色挟んでください。
挟む色は、茶と黒の両方より明るいものです。境目に明るい帯が入ると、茶の面と黒の面が区切られて、それぞれの色として見えるようになります。濃い茶と黒の組み合わせは、挟む1色があれば、秋の深まりに合う落ち着いた姿になります。
挟む場所は1か所で足ります。上下のあいだと首元の両方に挟むと、明るい色が全身に散らばって、茶と黒の落ち着きが薄れます。まず上下の境目に1か所置いて、白黒写真で境目が見えるかを確かめてください。それでも足りないときだけ、首元か足元にもう1か所足します。
| 挟む場所 | 例 |
|---|---|
| 上と下のあいだ | 白いシャツの裾を少し出す、明るいベルトを巻く |
| 外と中のあいだ | 中に白や灰の上を着る |
| 首元 | 白や生成りの襟を出す、明るい色を首に巻く |
| 足元 | 明るい色の靴下・タイツを見せる |
挟む色の選び方
挟む色の候補は5つです。茶と黒の両方に馴染み、秋の手持ちに多い色から選んでいます。
| 挟む色 | 向いている茶 | 印象 |
|---|---|---|
| 白 | どの段でも | くっきり区切る。きちんとした日に |
| 生成り | 赤み・黄みの茶 | やわらかく区切る。休日に |
| ベージュ | 4段の茶 | 茶の仲間として馴染む |
| 灰 | 灰みの茶 | 黒の仲間として馴染む |
| デニム(明るい青) | どの段でも | 色みで区切る。カジュアルな日に |
迷ったら、白か生成りを選んでください。どの段の茶にも、黒にも、明るさの差がいちばん大きく、帯が細くても区切りとして効きます。
白と生成りの選び分けは、茶の色みで決めます。赤みや黄みのある茶には、わずかに黄みのある生成りのほうが馴染み、境目がやわらかく見えます。灰みの茶や、黒の面積が大きい日には、白のほうが区切りがはっきりします。ベージュを挟む色に使うときは、茶との差が2段以上あるかを確かめてください。差が1段だと、ベージュが茶の一部に見えて、挟む色として効きません。
挟む色は、境目に幅3cm以上で置く
挟む色が効くかどうかは、境目に何cmの帯として見えるかで決まります。
| 帯の幅 | 効き方 |
|---|---|
| 1cm未満 | ほとんど効かない。近くでしか見えない |
| 1〜3cm | 近くでは効く。2m離れると弱い |
| 3〜10cm | 2〜3m離れても区切りとして見える |
| 10cm以上 | 3色の姿になる。挟む色の存在が大きくなる |
いちばん使いやすいのは3〜10cmです。白いシャツの裾を上の裾から3cm出す、首元に白い襟を5cm出す、くらいの量です。10cmを超えると、挟む色が3つ目の主役になり、茶と黒の組み合わせというより3色の組み合わせに見えます。
素材の差で、境目を作る
挟む色がない日でも、素材の差で境目を作ることができます。表面の質が違う2つの面は、明るさが近くても、光の返り方の違いで区切られて見えます。
| 茶の素材 | 黒の素材 | 境目の見え方 |
|---|---|---|
| 起毛(スエード・ウール) | 艶のある面(革・とろみ) | はっきり分かれる |
| 艶のある面 | 起毛 | はっきり分かれる |
| 起毛 | 起毛 | ぼやけやすい |
| 平らな面(綿・ポリエステル) | 平らな面 | 明るさの差だけで決まる |
濃い茶と黒を合わせたいけれど、挟む色を使いたくない日は、片方を起毛、もう片方を艶のある素材にしてください。秋冬は起毛の素材が増えるので、この組み方がしやすい季節です。
素材の差は、光が当たる角度で強くも弱くもなります。窓辺で正面から見ると差がわかりにくくても、斜めから光が当たると、艶のある面だけが明るく光って境目が見えます。外を歩く時間が長い日は、素材の差が効きやすく、照明の真下で過ごす時間が長い日は効きにくくなります。屋内で長く過ごす日は、素材の差に頼らず、挟む色を使うほうが確実です。
上が黒・下が茶のとき
上が黒、下が茶の組み合わせは、顔まわりに暗い面が来るので、全体が引き締まって見えます。下の茶が明るいほど、上下の差が大きくなり、脚の側に軽さが出ます。
下の茶が4〜5段の濃い茶なら、上下のあいだに挟む色を置いてください。上の裾から白いシャツを3cm出すか、明るい色のベルトを巻きます。上を下に入れて着る日は、ベルトがいちばん簡単な挟む色になります。
足元も合わせて考えてください。上が黒、下が茶の日は、靴を上の黒に合わせると全身の上と下の端が黒でそろい、茶が真ん中に挟まれた形になります。靴を下の茶に合わせると、腰から下が1つの茶の面になって脚が長く続いて見えます。どちらを選んでもかまいませんが、下の茶が濃い日は、靴を黒にすると茶と靴の境目が消えやすいので、明るい色の靴下を挟むか、靴を明るい茶にしてください。
| 下の茶の段 | 上が黒のときの組み方 |
|---|---|
| 1〜2段 | そのまま。足元は茶か黒どちらでも |
| 3段 | そのまま。足元は下の茶に近い色に |
| 4段 | 上の裾かベルトで1色挟む |
| 5段 | 上の裾かベルトで1色挟み、足元は明るくする |
上が茶・下が黒のとき
上が茶、下が黒の組み合わせは、顔まわりに茶が来るので、黒を上に置くよりやわらかい印象になります。茶が明るいほど、顔まわりに明るさが集まります。
上の茶が濃いときは、首元に挟む色を置くと効きます。茶の上の首元から白や生成りの襟を出すと、顔のすぐ下に明るい帯ができ、上の茶が黒っぽく沈むのを防げます。
上が茶で下が黒の組み合わせは、下を黒にすることで脚の側が引き締まり、上の茶の面がそのまま見えます。上の茶に起毛や編み目の表情があるほど、黒の平らな面との差が出て、境目がはっきりします。厚手の茶のニットに、黒の平らな生地のパンツやスカートを合わせる組み方は、11月以降の濃い茶でも挟む色なしで成り立ちやすい組み合わせです。
| 上の茶の段 | 下が黒のときの組み方 |
|---|---|
| 1〜2段 | そのまま。首元は何も足さなくてよい |
| 3段 | そのまま。茶の面積を大きく |
| 4段 | 首元に白か生成りの襟を出す |
| 5段 | 首元に挟む色を置き、上下のあいだにも1色 |
羽織りで茶か黒を使うとき
秋は、上下とは別に羽織りが1枚加わります。羽織りの色が茶か黒なら、中に着る服との組み合わせでも同じ判断をします。
| 羽織り | 中の服 | 組み方 |
|---|---|---|
| 明るい茶 | 黒の上下 | そのまま。秋の始まりに |
| 濃い茶 | 黒の上下 | 中の上を白か灰に替える |
| 黒 | 明るい茶の上下 | そのまま |
| 黒 | 濃い茶の上下 | 中の上を明るい色にして1色挟む |
| 茶 | 茶と黒の上下 | 羽織りの茶と下の茶の段をそろえる |
羽織りの前を開けて着る日は、中の服が縦の帯として見えます。この帯が挟む色の役目をするので、中に白や灰を着れば、羽織りと下が茶と黒でも境目が作れます。
前を閉めて着る日は、羽織りがそのまま上の色になります。濃い茶の羽織りを閉めて黒い下に合わせるなら、羽織りの裾と下の境目に挟む色がないので、白黒写真で境目を確かめてください。見えなければ、首元に巻くものを明るい色にするか、羽織りの前を少し開けて中の色を見せます。
靴とバッグで茶と黒を混ぜてよいか
靴とバッグは、全身の中で面積が小さく、服から離れた位置にあります。茶と黒を混ぜても、服ほど境目の問題は起きません。
ただし、靴と服が直接つながる場所には注意してください。濃い茶のパンツの裾が黒い靴の甲にかぶさると、境目が消えて足元が重く見えます。
| 靴とその上の色 | 組み方 |
|---|---|
| 黒い靴・濃い茶の裾 | 裾を上げて足首か靴下を見せる |
| 黒い靴・明るい茶の裾 | そのまま |
| 茶の靴・黒い裾 | 靴の茶が明るければそのまま |
| 濃い茶の靴・黒い裾 | 明るい色の靴下かタイツを挟む |
| 茶の靴・黒いタイツ | タイツの濃さで決める。薄いほど境目が見える |
革小物は、少ないほうを1か所に絞る
バッグ・ベルト・靴・時計の革の色を、茶と黒のどちらにするかで迷う人は多いはずです。そろえる必要はありませんが、混ぜるなら少ないほうを1か所に絞ってください。
| 服の中心の色 | 革小物の置き方 |
|---|---|
| 黒が中心 | 革小物は黒。茶を入れるなら1か所だけ |
| 茶が中心 | 革小物は茶。黒を入れるなら1か所だけ |
| 茶と黒が半々 | 革小物はどちらかに全部そろえる |
| 白や灰が中心 | 茶と黒どちらでもよい。混ぜても目立たない |
茶と黒を2か所ずつ散らすと、どちらに合わせたのかがわからなくなります。少ないほうが1か所だけなら、それが意図して入れた色として見えます。
少ないほうの1か所をどこに置くかは、目に入りやすさで選んでください。バッグは手に持つと体の中心近くに来るので、1か所でもよく目立ちます。靴は全身の端なので、目立たせたくない色を置く場所に向いています。ベルトは上を下に入れて着る日にしか見えないので、見える日と見えない日があることも計算に入れておきます。
10月と11月以降で、使う茶の濃さが変わる
秋が進むにつれて、手持ちから出す茶の段が変わります。10月はまだ明るい茶や薄手の素材が多く、11月以降は濃い茶や厚手の素材が増えます。
| 時期 | 出番の多い茶 | 黒との組み方 |
|---|---|---|
| 10月前半 | 1〜3段、薄手 | 直接隣に置ける組み合わせが多い |
| 10月後半 | 2〜4段 | 面積を寄せる組み方が増える |
| 11月 | 3〜5段、起毛 | 挟む色か素材の差が要る日が増える |
| 12月以降 | 4〜5段、厚手 | 挟む色の出番がいちばん多い |
季節が進むほど、挟む色の出番が増えます。11月までに、白・生成り・灰のどれか1枚を、黒とも茶とも組める形で手元に置いておくと、濃い茶と黒の組み合わせが組みやすくなります。
いちばん使い回しやすいのは、裾や襟を少しだけ見せられる薄手の上です。厚手のニットの下から裾を3cm出す、首元から襟を出す、という使い方ができれば、挟む色を1枚持っているだけで、手持ちの茶と黒のほとんどの組み合わせに対応できます。
柄の中に茶と黒が入っているとき
チェックや千鳥格子のように、茶と黒が1枚の柄に入っている服があります。この場合、柄の中の茶と黒の明るさの差は、すでに服の中で決まっています。
柄の服を着る日は、柄の外側に置く色を、柄の中でいちばん面積の大きい色に合わせてください。柄の中で茶が多いなら外側は茶、黒が多いなら外側は黒にします。柄の中の茶が濃い場合は、柄の外側を無地の明るい色にして、柄の茶と黒が外側に広がらないようにします。
柄の中の茶と黒は、2m離れると混ざって1つの中間色に見えます。その中間色が何段目に見えるかを白黒写真で確かめると、外側に置く色が選びやすくなります。混ざった色が3段前後に見えるなら、外側は黒でも明るい茶でも組めます。4段より暗く見えるなら、外側は明るい無地にしてください。
| 柄の中の比 | 外側に置く色 |
|---|---|
| 茶が多い | 茶か、柄の茶より明るい色 |
| 黒が多い | 黒か、灰 |
| 茶と黒が半々 | 白・生成り・灰の無地 |
顔の近くに置くのは、茶か黒か
茶と黒のどちらを顔に近い位置に置くかは、髪の明るさとの差で選ぶと決めやすくなります。髪と顔の近くの服の明るさが近いと、髪と服が1つの面につながって見えます。
| 髪の明るさ | 顔の近くに置きやすい色 |
|---|---|
| 黒に近い | 明るい茶。黒を置くなら首元に明るい色を挟む |
| 暗い茶 | 黒か明るい茶。同じ濃さの茶は避ける |
| 明るい茶 | 黒か濃い茶 |
髪と服のあいだに首や襟が見えていれば、それが挟む色の役目をします。首元が開いた上なら、髪と同じ濃さの色を顔の近くに置いても境目は作れます。
髪を結ぶ日と下ろす日でも、顔の近くの見え方は変わります。下ろした髪が肩にかかる日は、髪と上の服が直接触れるので、明るさの差が小さいと境目が消えやすくなります。髪を下ろす日に黒に近い髪色で黒の上を着るなら、首元に白か生成りを入れておくと、顔まわりが重くなりません。
どちらとも取れるとき①|場所によって茶が黒に見える
窓辺では茶に見えるのに、職場の照明や夜の店では黒に見える茶があります。4段の茶、とくに灰みのある茶で起こりやすいことです。
この場合は、その組み合わせを着ていちばん長くいる場所の明るさで決めてください。昼間に外を歩く時間が長いなら窓辺の見え方、屋内に長くいるなら照明の下の見え方を基準にします。照明の下で黒と見分けがつかないなら、その日は間に1色挟む側で組みます。
秋は日が短くなり、帰り道がすでに暗い日が増えます。夕方以降に人と会う予定がある日は、照明の下の見え方で決めておくと、昼と夜で印象が変わる心配がありません。
どちらとも取れるとき②|茶が2色以上入る
茶のパンツに茶のバッグと茶の靴、というように、茶が2色以上入る日は、茶どうしの段もそろえるか離すかを決める必要があります。
| 茶どうしの段の差 | 組み方 |
|---|---|
| 0段(同じ濃さ) | 1色として数える。黒との判断は1回でよい |
| 1段 | ちぐはぐに見えやすい。どちらかに寄せる |
| 2段以上 | 別の色として数える。黒と合わせて3色の姿になる |
茶どうしの差が1段だけのときがいちばん難しく、似ているのに違う色に見えます。同じ濃さにそろえるか、2段以上離してください。
どちらとも取れるとき③|仕事の日
職場では、茶と黒の組み合わせがくだけすぎないか気になる人もいるはずです。きちんと見せたい日は、白を挟む色にして、帯の幅を3〜5cmに抑えてください。白の帯は、茶と黒のどちらにも区切りを作り、全体を引き締めます。
茶の素材が起毛やスエードのときは、表面の印象がやわらかくなるので、黒の側を艶のある平らな素材にすると、くだけた印象が和らぎます。
茶と黒の面積の比も、仕事の日は黒を多めにすると落ち着きます。黒7・茶3くらいにして、茶は上か羽織りのどちらか1か所に置いてください。茶が上下の両方にあると、休日の姿に近づきます。
どちらとも取れるとき④|写真に撮る日
秋の行事や集まりで写真を撮る日は、写真の中で茶と黒がどう写るかも考えてください。写真は、実際より明るさの差が小さく写ることが多く、4段の茶と黒は写真の中でほぼ同じ色に見えます。
写真を撮る日は、明るさの差を1段多めに取っておくと安心です。4段の茶を使うなら、黒とのあいだに白か生成りの帯を5cm以上入れてください。
集合写真のように離れた位置から撮られる日は、帯の幅も広めに取ります。近くで撮る写真なら3cmでも区切りとして写りますが、5m以上離れた写真では、3cmの帯はほとんど線として見えません。
よくある行き違い
「茶色と黒は合わない」。合わないのは、明るさの差がほとんどない濃い茶と黒を、直接隣に置いたときだけです。明るい茶と黒、または挟む色のある組み合わせなら、秋らしい組み合わせになります。
「茶と黒を合わせるなら、どちらかを小物だけにする」。小物だけにする必要はありません。上下でも、外と中でも、明るさの差があれば大きな面どうしで組めます。
| 行き違い | 実際に起きていること | 直し方 |
|---|---|---|
| 茶と黒を着ると重く見える | 濃い茶と黒の境目が消えている | 白か灰を3cm以上挟む |
| 茶が色あせた黒に見える | 灰みの茶を黒の隣に置いた | 赤みか黄みの茶に替える |
| どちらつかずに見える | 茶と黒の面積が半々 | 片方を3分の2以上にする |
| 小物がちぐはぐに見える | 茶と黒の革小物を2か所ずつ置いた | 少ないほうを1か所に絞る |
装いに活かすなら
茶色と黒を合わせる前に、手持ちの茶を窓辺で白い紙と黒い紙に並べて、何段目かを確かめてください。1〜3段なら黒と直接隣に、4〜5段なら白・生成り・ベージュ・灰・デニムのどれかを境目に3cm以上挟みます。
迷ったら、組み合わせを着た姿を白黒写真に撮ってください。茶と黒の境目が線として見えていれば、そのまま出かけられます。見えなければ、挟む1色を足すだけで、同じ茶と黒が組める組み合わせに変わります。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 茶色と黒を合わせるのはおかしいですか
- おかしくありません。合わないと感じるのは、茶が濃く、黒との明るさの差がほとんどないときです。並べたときに境目がぼやけて、どちらも黒っぽい一つのかたまりに見えます。明るいキャメルやベージュに近い茶なら、黒と直接隣に置いても境目がはっきりして、秋らしい組み合わせになります。濃い茶を使う日は、あいだに白や灰を1色挟んでください。
- Q. 茶色の靴に黒い服、黒い靴に茶色の服は合いますか
- 合います。靴は全身の端にあるので、服とのあいだに足首や靴下、タイツの色が入り、それが挟む色の役目をします。気をつけたいのは、靴と服の境目に同じ濃さの茶と黒がじかに接する場合です。濃い茶のパンツの裾が黒い靴にかぶさると、境目がわかりにくくなります。そのときは裾を少し上げて足首か靴下を見せるか、靴を明るい茶に替えてください。
- Q. バッグとベルトと靴は、茶か黒のどちらかにそろえるべきですか
- そろえなくてもかまいませんが、そろえないなら、どちらの色を何か所に置くかを決めてください。茶と黒を同じ数ずつ散らすと、どちらに合わせたのかがわからない姿になります。服が黒中心なら革小物は茶を1か所だけ、服が茶中心なら黒を1か所だけ、というように、少ないほうを1か所に絞ると、意図して混ぜたように見えます。
- Q. 黒とこげ茶の見分けがつきにくいのですが、どうすればいいですか
- スマートフォンで白黒写真を撮ってください。色みが消えて明るさだけが残るので、茶と黒の差が見やすくなります。写真の中で2つの境目がわからなければ、その組み合わせは人から見ても同じように見えています。直接隣に置くのはやめて、あいだに明るい色を1色挟むか、どちらかを明るいものに替えてください。
— メグラシ編集部





