40代ファッション 秋|去年の服がしっくりこない人は首元か丈で直す

**去年の秋に気に入っていた服が、今年はなぜかしっくりこない。**40代でこう感じたとき、直す場所は2つのどちらかです。顔が疲れて見えるなら首元、全体が古く見えるなら丈。服を買い替える前に、まずこの2つのどちらなのかを見分けてください。
見分け方は簡単です。鏡から50cmの距離で見て違和感があるなら首元の問題、2m離れて全身を見たときに初めて気になるなら丈の問題です。**近くで気になるか、離れて気になるか。**この1点で、直す順番が決まります。
両方当てはまるなら、首元から直してください。顔まわりが整うと、丈の違和感がかなり薄れることが多いからです。新しく買う1枚を若作りか地味かで迷っているなら、40代ファッション 秋|若作りか地味か、迷う1枚を3か所で見分けるのほうが近い答えになります。この記事は、手持ちの服をどこから直すかの話です。
結論:近くで気になるなら首元、離れて気になるなら丈を直す
| 気になる距離 | 違和感の正体 | 直す場所 | 最初にやること |
|---|---|---|---|
| 鏡から50cm | 顔が疲れて見える | 首元 | 開きを指2本ぶん広げる |
| 鏡から2m | 全体が古く見える | 丈 | 上の裾の位置を変える |
| どちらも | 両方 | 首元から | 首元を直してから2mで見直す |
| どちらでもない | 服の張りが落ちている | 服そのもの | 肩の縫い目の位置を確かめる |
表の4行目に当てはまる人は、直しても戻らない可能性があります。それ以外の3行は、手持ちのまま戻せることがほとんどです。
先に見分ける|鏡の前で2回見る
朝の支度と同じ明るさの場所で、いつもの秋の服を一式着てください。照明が明るすぎる洗面台より、窓のある部屋の鏡のほうが外での見え方に近くなります。
1回目は鏡から50cm。顔と胸元だけが映る距離です。ここで「疲れて見える」「顔色が沈んで見える」と感じたら、首元に印をつけておきます。
2回目は鏡から2m。頭から靴まで全身が入る距離です。ここで「全体がもったりする」「なんとなく古い」と感じたら、丈に印をつけます。
**2回とも同じ服で見ること。**途中で着替えると、どちらの違和感だったのか分からなくなります。
首元型|疲れて見えるのは、首の見える面積が減ったから
50cmで違和感が出る人の多くは、顔のすぐ下にある面が暗いか、狭いかのどちらかです。去年と同じ服を着ていても、髪の長さや前髪が変わると、首元に見える面積が変わります。髪を伸ばしていたり、毛先が肩に触れるようになっていたりすると、その分だけ首元が暗くなるのです。
もう一つは、秋になって首の詰まった服が増えることです。クルーネックのニットやハイネックのブラウスは、夏の間は着なかった形です。久しぶりに着ると、顔の下に影が落ちる位置が上がって見えます。
首元型の人は、服の形を替える必要はありません。開きと明るさのどちらかを足すだけで、50cmでの見え方が変わります。
首元型の直し方|開きを指2本ぶん広げる
まず、首の付け根から服の縁までを指で測ってください。鎖骨のくぼみより上で服が止まっているなら、首元が詰まっている状態です。
直し方は3つあります。
- シャツなら第一ボタンだけでなく第二ボタンまで開ける
- クルーネックのニットなら、中にVネックや深めのUネックを着て、上からカーディガンとして羽織る
- ハイネックは、秋の終わりまでは首に沿う薄手のものだけにする
目安は、鎖骨のくぼみが片側だけでも見えることです。指2本ぶん、およそ3〜4cm開きが下がるだけで、顔の下に光が入る面ができます。
首元型の直し方|顔の下に明るい面を1枚置く
開きを広げられない服もあります。仕事で首元を詰めたいとき、寒い日、首を出したくない日です。その場合は、顔のすぐ下に明るい面を1枚置いてください。
明るい面とは、白やアイボリー、薄いベージュ、薄いグレーなど、手持ちの服の中でいちばん明るい色のことです。中に着る肌着や薄手のニット、細いストール、シャツの襟だけを出すのでも構いません。
**大事なのは、その明るい面が顔から10cm以内にあること。**胸の下に明るい色を置いても、顔の下が暗ければ50cmでの印象は変わりません。逆に、外側の服が濃い色でも、首のすぐ下に指2本ぶんの明るい線があれば、顔色が沈んで見えにくくなります。
丈型|古く見えるのは、上下の境目の位置がずれたから
2mで違和感が出る人は、上の服とボトムの境目がどこにあるかを見てください。服の流行は、この境目の位置で動きます。去年と同じ服でも、境目が今の売り場の平均とずれていると、離れて見たときに全体が古く見えます。
40代でよく起きるのは、上の裾が腰骨のあたりで止まっているケースです。腰骨の高さは、上半身と下半身のちょうど中間にあたります。ここで上下が切り替わると、全身が二等分されて、重心が下がって見えます。
もう一つは、ボトムの裾と靴の間です。裾が靴の甲にたまっていたり、足首が中途半端に見えていたりすると、足元が重く見えます。
丈型の直し方|上の裾を腰骨より上か下かに逃がす
上の裾が腰骨で止まっているなら、上か下かに逃がしてください。
上に逃がす場合は、前だけボトムに入れるか、ウエストの位置でベルトを締めます。境目が腰骨より5cm以上上がると、脚が長く見えて重心が上がります。
下に逃がす場合は、上の服を出したまま、太ももの付け根より下まで隠れる長さのものを羽織ります。境目が腰骨より10cm以上下がると、縦の線がつながって見えます。
**中途半端な位置がいちばん古く見えます。**どちらに逃がすかは、手持ちの服の長さで決めて構いません。短めのニットが多いなら上に、長めのカーディガンやシャツが多いなら下に逃がすほうが手間がかかりません。
丈型の直し方|ボトムの裾と靴の間を整える
2mで足元が重く見えるなら、ボトムの裾と靴の間を見てください。
| ボトム | 裾の位置の目安 | 合わせる靴 |
|---|---|---|
| 細めのパンツ | くるぶしの骨が半分見える | 甲が浅めの靴 |
| 太めのパンツ | 靴の甲に裾が少しかかる | 甲が深めの靴かブーツ |
| ひざ下のスカート | すねの一番細い場所の少し上 | 足首まで隠れるブーツか、厚手のタイツと浅めの靴 |
裾が靴の甲で波打っているなら、1回だけ折り返すか、甲の深い靴に替えてください。足首が中途半端に見えているなら、靴下やタイツの色をボトムか靴のどちらかにそろえると、足元が1本の線につながります。
両方当てはまるとき|首元から先に直す
50cmでも2mでも違和感がある人は、首元から直してください。
人は全身を見るときにも、最初に顔を見ます。顔の下が暗いと、全身を見たときにも「何となく疲れている」という印象が先に立ち、それが「古い」という感覚に混ざります。首元を直してから2mで見直すと、丈の違和感がかなり小さくなっていることがよくあります。
首元を直したあとに、もう一度2mで見てください。まだ境目が気になるなら、そこで初めて丈を直します。順番を逆にすると、丈を何度も試しているのに、顔の印象が変わらないので「何をしてもしっくりこない」と感じやすくなります。
どちらでもないとき|服の張りが落ちていないか確かめる
50cmでも2mでも、首元と丈を直したのにまだしっくりこない。この場合は、服そのものの張りが落ちている可能性があります。
確かめる場所は3つです。
- 肩先の縫い目が、自分の肩の骨より2cm以上外に落ちていないか
- ニットの袖口や裾のリブが伸びて、手首や腰に沿わなくなっていないか
- シャツの襟の先が丸まって、立たなくなっていないか
どれかが当てはまる服は、着ている人ではなく服のほうが疲れて見えています。この場合は直すより、同じ役割の1枚を入れ替えたほうが早く済みます。
秋の終わりの気温で重ねる順番
秋の終わりは、朝と昼の気温差が大きくなります。最高気温が18度前後の日は、薄手の上に羽織りを1枚。15度を下回る日は、ニットの上に軽いコートを足すくらいが目安です。
重ねるときも、首元と丈の考え方は変わりません。
- 首元型の人は、いちばん内側に明るい色を置き、外側に行くほど濃くしていく
- 丈型の人は、いちばん外側の羽織りの裾を、中の服の裾より10cm以上長くするか短くする
外側と中の裾が同じ位置にそろうと、境目が2本重なって太く見えます。どちらかをはっきり長くするか短くすると、重ねても全体が古く見えにくくなります。
買い足すなら1枚だけ
手持ちを直したうえで買い足すなら、1枚に絞ってください。
- 首元型の人:顔のすぐ下に置ける、明るい色の薄手のインナーかVネックのニット
- 丈型の人:手持ちのボトムと組んで境目を逃がせる、短めか長めの羽織り
**両方当てはまる人は、首元型の1枚から。**首元の1枚は、手持ちのほとんどの服と組めるので、1枚で直せる範囲がいちばん広くなります。
まとめ:去年の服は、首元と丈で今年に戻せる
去年の服がしっくりこないのは、年齢のせいでも、服のせいでもないことがほとんどです。顔が疲れて見えるなら首元、全体が古く見えるなら丈。鏡の50cmと2mで見分けて、近くで気になるほうから直してください。
手持ちのまま直せる服は、思っているより多いはずです。買い替えを考えるのは、首元と丈を直したあと、服の張りが落ちていると分かった1枚だけで足ります。
よくある問い
- Q. 去年の秋服を全部買い替えたほうがいいですか
- 全部を替える必要はほとんどありません。しっくりこない理由が首元なら、中に着るものと顔の下の色を替えるだけで戻ります。理由が丈なら、上の裾を入れるか出すか、ボトムの裾と靴の組み合わせで戻ることが多いです。買い替えを考えるのは、首元も丈も直したのに、素材の張りが落ちていて形が崩れている服だけです。まずは手持ちのまま、鏡の50cmと2mで見分けるところから始めてください。
- Q. 首元を開けると寒いのですが、どうすればいいですか
- 首元を開けるといっても、肌を大きく出す必要はありません。大事なのは鎖骨のくぼみが少し見えるか、そこに明るい面があるかです。寒い日は、開きのある上の中に薄手の明るい色の肌着や、首に沿う細いストールを入れてください。顔のすぐ下に明るい面があれば、首を覆っていても疲れて見えにくくなります。厚いタートルで首を全部埋めるのは、顔が疲れて見える人にとっていちばん影響が大きいので、秋の終わりまでは避けるのが無難です。
- Q. どちらにも当てはまらないのに、しっくりこないのはなぜですか
- 多いのは、服そのものの張りが落ちている場合です。ニットなら肩の線が下がり、袖口のリブが伸びている。シャツなら襟の先が丸まっている。こうした服は、着た人ではなく服のほうが疲れて見えます。肩に手を当てて、肩先の縫い目が自分の肩の骨より2cm以上外に落ちていたら、型崩れを疑ってください。その場合は直すより、同じ役割の1枚を入れ替えたほうが早く済みます。
- Q. 40代になってから似合う色が変わった気がします
- 色そのものが合わなくなったのではなく、顔の下に置く面積や位置で印象が変わっていることがよくあります。去年まで全身に使えていた濃い色が重く感じるなら、まず顔から離れた下半身に移してみてください。上には少し明るい色を置き、濃い色は首から20cm以上離す。これで違和感が消えるなら、色を手放す必要はありません。
— メグラシ編集部





