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20代 ファッション 秋冬|服が少ないうちは色を3つに絞って買う

メグラシ編集部//読了 16分
秋の街を歩く20代の女性。チャコールのコートの前を開け、生成りのニットと紺のワイドパンツの3色だけでまとめている

**秋冬の服を、いま床に全部並べてみてください。**トップス、ボトム、上着の3つに分けて、それぞれ何枚ありますか。

この記事の答えは1つです。**服がまだ少ないうちは、上下と上着を3色の中だけで買い足してください。**内訳は、明るさの離れた土台の色を2つ、顔のそばに置く差し色を1つです。この3色の外の服は、しばらく買いません。

色を絞る理由は、好みの問題ではなく数の問題です。同じ7枚を持っていても、色がつながっていれば12通りの組み合わせになり、つながっていなければ4通りか5通りで止まります。20代の秋冬は、仕事や学校の日数が多く、上着も1枚ずつ増える時期です。服を増やす前に、手持ちの服どうしがつながる形にしておくと、同じ予算で着られる日が増えます。

20代の後半に向けた服の入れ替えそのものは20代後半のファッションの入れ替えで、上着を重ねたときの全身の形は服のシルエットの名前で扱っています。ここでは「色の数」だけに絞って書きます。

結論:服が少ないうちは、3色の中だけで買い足す

手持ちが少ない時期にいちばん起きやすいのは、1枚ずつはどれも気に入っているのに、合わせる相手がいないという状態です。白いニットには黒いスカート、ベージュのカーディガンには茶色のパンツ、と1枚ごとに相手が1本しかないと、どちらかが洗濯中の日にはもう組めません。

3色に絞ると、この状態がなくなります。トップスもボトムも上着も、同じ3色の中から選んでいるので、どの1枚がどの1本とも合わさります。組み合わせを考える時間が減り、朝に迷う時間も短くなります。

持ち方トップス4枚・ボトム3本のとき朝に起きること
色がばらばら使える組み合わせは4〜6通り洗濯中の1枚で予定が崩れる
3色に絞る使える組み合わせは12通りどの1枚が欠けても代わりがある

表の数字は目安ですが、方向ははっきりしています。枚数を増やすより先に、色の数を減らす方が、着られる日数は早く増えます。

3色という数にも理由があります。2色だと、秋冬の重ね着では上下と上着がすべて同じ2色になり、写真で見たときに単調に感じやすくなります。4色以上だと、どれか1色がほかの色とつながらず、合わせる相手が限られる服がまた生まれます。手持ちが20枚に届かないうちは、3色がいちばん組みやすい数です。

まず数える|上・下・上着をかけ算して、10日に届くか

色を決める前に、いまの手持ちで何日ぶん組めるかを数えます。やり方は簡単です。

  1. 秋冬に着るトップスを全部出して、枚数を数える
  2. ボトムを全部出して、本数を数える
  3. トップスとボトムを1組ずつ当てて、「この組み合わせで外に出られる」と思えるものだけに印をつける
  4. 印のついた組み合わせの数を数える

大事なのは3番目です。かけ算した数ではなく、実際に着て外に出られる組み合わせだけを数えてください。頭の中では合いそうでも、当ててみると色がぶつかる組み合わせはかなりあります。

目安は平日10日ぶんです。2週間、同じ組み合わせを繰り返さずに過ごせるなら、服の枚数はすでに足りています。足りないと感じるのは、枚数ではなく、組み合わせの数が10に届いていないからです。

1つ例を挙げます。トップスが白のニット、生成りのブラウス、からし色のニット、ピンクのカットソーの4枚、ボトムが黒のスカート、茶色のパンツ、デニムの3本だったとします。かけ算では12通りですが、当ててみると、ピンクのカットソーは茶色のパンツともからし色の隣とも合わず、からし色のニットは茶色のパンツと並べると全体がぼやけます。外に出られると思える組み合わせを数えると、7通りほどで止まります。

この手持ちで次に買うべきなのは、新しい色のトップスではありません。白と生成りと黒と茶色がすでにあるので、暗い土台を黒か茶色のどちらかに決め、明るい土台を白か生成りに決めれば、外れていた組み合わせのうちいくつかが戻ってきます。数えることで、足りないのが枚数ではなく、色のつながりだと分かります。

数えてみて10に届かなかった人は、次の章から読み進めてください。届いた人は、「どちらとも取れるとき」の章と、最後の「次の1枚を買う順番」だけ読めば足ります。

上着も同じように数えます。秋冬は上着が1枚から2枚に増える時期なので、上着ごとに「この上着の下に着られる組み合わせはいくつあるか」を数えておくと、どの上着が働いていて、どの上着が浮いているかが見えてきます。上着の下に半分以上の組み合わせが入るなら、その上着は手持ちとつながっています。

3色の内訳|土台の2色と、差す1色

3色は、役割の違う2種類に分けます。

土台の2色は、ボトムと上着、それにトップスの半分以上に使う色です。毎日どこかに必ず入る色なので、合わせる相手を選ばない色にします。

差す1色は、トップスの一部と小物にだけ使う色です。顔のそばに置いて、その日の印象を決めます。量は少なくても、1日の中でいちばん目に入る場所に来る色です。

土台の2色の候補は、黒、紺、チャコールグレー、濃い茶色、生成り、グレージュ、オフホワイトといった、柄や素材が変わってもぶつかりにくい色です。この中から、明るい色を1つ、暗い色を1つ選ぶのが基本です。

差す1色は、土台の2色と並べたときに浮きすぎない色の中から、自分の好きな色を選びます。秋冬なら、深い緑、からし色、くすんだ赤、青みのある紫、ボルドー、くすんだ水色などがよく使われます。ここは好みで決めてかまいません。

この3色を、紙に書いておいてください。次に服を買うとき、その紙にない色の服は手に取らない、と決めておくだけで、買い物の迷い方が変わります。

土台の2色は、写真の明るさが離れた組みにする

土台の2色を選ぶとき、色の名前だけで決めると失敗しやすくなります。紺とチャコールグレーのように、名前は違っても明るさがほとんど同じ組み合わせだと、上下に分けて着たときに境目がぼやけて、全身が1色の塊に見えるからです。

確かめ方は、スマートフォンのカメラで2色の服を並べて撮り、写真の編集でモノクロにすることです。モノクロにしたときに、2つの服の明るさがはっきり分かれて見える組みを土台にしてください。灰色の濃さがほぼ同じに見えたら、その2色は土台の組みとしては近すぎます。

目安として、モノクロ写真で片方が濃い灰色から黒、もう片方が白に近い薄い灰色に見えていれば十分です。中くらいの灰色どうしは避けます。

この明るさの差があると、上が明るく下が暗い日、上が暗く下が明るい日、上着だけ暗い日、と明るさの配置を変えるだけで違う日に見せられます。同じ服でも、明るさの配置が3通りあれば、見え方は3通りに増えます。服の枚数が少ないうちは、この差が着回しの幅になります。

逆に、明るさが近い2色を選んでしまった場合は、片方を差す1色に回して、土台にはもう1つ別の色を探します。手持ちにすでにその2色の服が多いなら、そのまま使ってかまいません。明るさの差は、次に買う1枚で作ります。

差す1色は、顔のそばに来る1枚だけに使う

差す1色の使い方には決まりを1つだけ置きます。差す色は、1日に1か所だけです。トップスに使った日は、靴や鞄や上着には使いません。マフラーに使った日は、トップスは土台の色にします。

1か所に限るのは、差す色が2か所に出ると、目が2つの場所を行き来して、どちらが主役か分からなくなるからです。1か所だけなら、見る人の目はそこで止まります。

その1か所は、できるだけ顔のそばにしてください。ニットの首元、ブラウス、マフラー、ストール、耳まわりの小物などです。顔から離れた靴や鞄に差し色を置くと、顔と差し色の間に土台の色が長く入るので、印象がまとまりにくくなります。

秋冬は首元に布が増える季節です。タートルネックやマフラーのように、顔のすぐ下に面積のある布が来るので、差す1色をここに置くと、少ない量で十分に効きます。夏よりも、差し色の効き目が大きくなる季節だと考えてください。

差す色の服を買うときは、トップスなら1〜2枚、小物なら1つで足ります。差す色のボトムや上着は、服が20枚を超えるまでは買わないでおくのが安全です。面積の大きい差し色は、合わせる相手が限られるからです。

差す色が顔のそばで浮いて見えないかは、土台の明るい方の色と並べて確かめます。差し色の服と、明るい土台の色の服を、首の下に交互に当てて写真を撮ってください。差し色を当てた写真で、顔の明るさが明るい土台を当てたときと同じか、それより明るく写っていれば、その色は顔のそばに置いて大丈夫です。顔が暗く沈んで写るなら、その色はマフラーのように顔から少し離れた位置で使うか、同じ系統の中でもう少し明るさの違う色を探します。

差し色は、同じ色でも生地によって見え方が変わります。秋冬はウールやモヘアのように毛足のある生地が増え、同じ深い緑でも、平らな生地より柔らかく、少し明るく見えます。売り場で迷ったら、手持ちの土台の服の生地と近い質感のものを選ぶと、並べたときに差し色だけが浮くことが少なくなります。

秋冬は上着が1枚増える。上着は暗い方の土台に入れる

秋冬の着回しで春や夏と違うのは、上着が加わることです。上着は外にいる間ずっと見えている服なので、写真に残る自分の姿のかなりの部分を上着が占めます。

上着の色は、土台の2色のうち、暗い方にしておくのが基本です。暗い上着は、下に何を着ても受け止めてくれます。明るいトップスでも、差し色のニットでも、暗い上着の内側に入れば、首元からのぞく量がちょうどよく見えます。

明るい方の土台で上着を選ぶと、下に着る服も明るくないと上着の内側が重く見えることがあります。また、明るい上着は汚れや毛玉が目立ちやすく、手入れの回数が増えます。上着が1枚しかない時期は、暗い方を選んでおく方が扱いやすくなります。

上着の丈も、色と同じくらい組み合わせの数に関わります。腰までの短い上着は、下に着るボトムの形を選びませんが、ひざ近くまである長い上着は、スカートの丈やパンツの幅によって合う組み合わせと合わない組み合わせが出てきます。上着が1枚しかない時期は、腰からお尻が隠れるくらいの中くらいの丈を選んでおくと、手持ちのどのボトムとも組みやすくなります。色を暗い土台にして、丈を中くらいにしておけば、1枚目の上着はほぼすべての組み合わせの上に重ねられます。

上着が2枚目になったら、そのとき初めて明るい方の土台を上着に使います。暗い上着と明るい上着が1枚ずつあれば、同じ組み合わせでも外での見え方が2通りに増えます。

上着を羽織ったときにいちばん見える場所は、首元と、上着の裾から下に出たボトムです。首元に差す色、裾の下に土台の色、と分けておけば、上着を着たまま一日を過ごしても、3色の配置は崩れません。

手持ちが3色に収まらないとき|はみ出した服の扱い

3色を決めると、手持ちの服の中に、3色のどれにも入らない服が必ず出てきます。ここで捨てる必要はありません。

はみ出した服は、差す1色の代わりとして使います。差す1色の枠は1日に1か所なので、その枠に、はみ出した服を1枚ずつ入れていくのです。たとえば土台が黒と生成り、差す色が深い緑だとして、手持ちにからし色のカーディガンがあるなら、その日はからし色を差す色として使い、深い緑は休ませます。

こうすると、はみ出した服も、土台の2色と組める限りは毎週どこかで出番があります。土台の2色と組んでみて、どの組み合わせでも外に出られないと感じた服だけ、しばらく着ない棚に移してください。

はみ出した服が多いと感じる場合は、土台の選び方を見直すサインです。手持ちのボトムをもう一度数えて、いちばん多い色を土台の片方に入れ直すと、はみ出す服が減ることがあります。土台は好きな色ではなく、手持ちにいちばん多い色から選ぶ方が、手持ちを生かせます。

一方で、はみ出した服がトップスに多く、ボトムは3色の中に収まっているなら、それは問題ではありません。ボトムが土台の色でそろっていれば、トップスの色が多少ばらついても、組み合わせは成り立ちます。

どちらとも取れるとき①好きな色が2つあって、差す色を1つに決められない

ここからは、決め方が分かれる場面を順に見ていきます。最初は、好きな色が2つあって、差す1色をどちらにするか決められない場合です。

結論から言うと、季節で分けて、1回に使うのは1色だけにしてください。秋の立ち上がりから寒さが深まるまではこちら、真冬はこちら、と時期で分ければ、2色とも手放さずに済みます。1日に使う色は3色のまま保てます。

時期の分け方に迷ったら、2つの色を明るさで比べます。明るい方を秋の前半に、暗い方を冬に回すと、季節の空気と色の重さがそろいます。秋の前半は日差しがまだ明るいので明るい差し色がなじみ、冬は上着も濃くなるので、暗めの差し色の方が全体がまとまります。

もう1つの分け方は、場所で分けることです。仕事の日に使う差し色と、休日に使う差し色を分けておけば、同じ週の中で2色とも使えます。この場合も、1日に使う差し色は1色だけです。

どうしても1色に絞れないときは、2つの色の服を顔のそばに当てて、自然光の窓際で写真を撮ってください。目の下や口のまわりの影が薄く写る方を、この秋冬の差す1色にします。もう1色は小物だけに使う、と決めておけば十分です。

どちらとも取れるとき②黒と紺、どちらを暗い土台にするか

暗い方の土台で、いちばん迷いやすいのが黒と紺です。どちらも合わせやすく、手持ちに両方あることも多い色です。

決め方は2段階です。まず、手持ちのボトムと上着を、黒と紺で分けて数えます。**多い方を暗い土台にしてください。**ボトムや上着は値が張るので、手持ちの多い色を軸にした方が、新しく買う服が少なくて済みます。

数が同じだったら、次に顔のそばに当てて写真を撮ります。黒い布と紺の布を、それぞれ首の下に当てて、窓際の自然光で撮ってください。目の下の影やほうれい線のあたりが濃く写る方は、暗い土台を顔から離れた場所、つまりボトムと上着だけに使います。影が薄く写る方は、トップスに使ってもかまいません。

両方を土台にしないのは、黒と紺が隣り合ったときに、色の差が中途半端に見えやすいからです。並べると黒は紺を色あせたように見せ、紺は黒をくすんだように見せることがあります。わざと合わせる着方もありますが、服が少ないうちは、どちらか一方に寄せた方が組み合わせの判断が簡単になります。

選ばなかった方の色の服は、はみ出した服として扱います。黒を土台にしたなら、紺のトップスは差す色の代わりに回す、という形です。紺のボトムは、上を明るい土台の色にしたときだけ使う、と決めておくと迷いません。

どちらとも取れるとき③柄物は何色と数えるか

チェックのスカートや花柄のブラウスのような柄物は、3色の数え方で迷いやすい服です。

数え方は、柄の中でいちばん面積の大きい色を、その服の色とすることです。遠くから見て全体が何色に見えるか、で決めてもかまいません。グレーと黒のチェックなら、遠目にグレーに見えればグレーの服、黒に見えれば黒の服です。

次に、柄の中に土台の2色のどちらかが入っているかを見ます。入っていれば、その柄物は3色の内側の服として扱えます。入っていなければ、その柄物は差す1色の枠を使う服です。

柄物が差す1色の枠を使う日は、ほかに差し色を足しません。マフラーも靴も鞄も、土台の色にしておきます。柄物は1枚の中に色の数が多いので、そこにさらに差し色が加わると、3色の範囲を大きく超えてしまうからです。

秋冬は、チェックやツイードのように、遠目には1色に見えても近くで見ると多くの色が混ざっている生地が増えます。こうした生地は、近くで見たときに土台の色が1本でも入っていれば、内側の服として扱って大丈夫です。生地の中の細い線が、上下をつなぐ役目をしてくれます。

職場の決まりや学校の延長で、色が決まっている場合

20代は、仕事の服装に決まりがある人も多い年代です。制服がある職場、黒か紺のスーツが前提の職場、私服でも落ち着いた色が求められる職場など、色の自由がない場面があります。

この場合は、**決まっている色を、そのまま暗い方の土台にしてください。**決まりで着る色を軸にすれば、仕事の服と休日の服が同じ3色の中でつながります。通勤の上着も、休日の上着も、1枚で兼ねられるようになります。

制服で仕事中の服が決まっている人は、通勤と休日だけを3色で組みます。この場合、平日10日ぶんの組み合わせは必要なく、通勤の行き帰りと休日の2日ぶんで足ります。数える目安を、10日から5日程度に下げてかまいません。

服の色に指定がないのに、なんとなく黒しか着ていない、という人もいます。その場合は、黒を暗い土台に置いたまま、明るい土台に生成りやグレージュを入れるだけで、組み合わせの数がかなり増えます。黒一色だと、明るさの配置を変える着回しができないからです。

学生のころに買った服が多く、社会人の場でそのまま着てよいか迷う人もいます。色の数え方は同じです。3色の内側に入る服なら、社会人になってからも組み合わせの相手として働きます。形や丈が気になる場合は、色ではなく形の問題なので、20代の服を肩と裾の位置で残すか決める記事の見分け方も参考にしてください。

職場の決まりがゆるく、オフィスカジュアルで通っている人は、仕事の日だけ差す1色を控えめにする、という使い分けもできます。仕事の日は差し色を小物だけにして、トップスは土台の2色で組み、休日は差し色のニットを着る、という形です。こうすると、仕事の日の服と休日の服が同じ土台でつながったまま、印象だけを場面に合わせて変えられます。上着を1枚しか持っていない時期でも、平日と休日の両方で同じ上着を使えます。

靴と鞄と小物の色は、3色に数えるか

服の3色を決めると、次に迷うのが靴や鞄、マフラーや手袋といった小物の色です。小物も3色に入れて数えるのかどうか、で手が止まる人は少なくありません。

決め方は、面積で分けることです。マフラーやストールのように、首まわりで大きな面積を占める小物は、服と同じように3色の中で数えます。差す1色を置くなら、ここがいちばん効く場所です。

靴と鞄は、土台の2色のどちらかにそろえてください。暗い方の土台の色の靴と鞄が1つずつあれば、どの組み合わせにも合わせられます。秋冬はブーツや厚手の靴が増えますが、色を暗い方の土台にしておけば、ボトムの色とつながって、脚の線が途切れにくくなります。

手袋や帽子、髪の小物のように、面積の小さいものは、3色に数えなくてかまいません。ただし、差す1色を服に使った日に、小物まで別の色にすると、色の数が増えて見えます。迷ったら、小物も土台の色にしておくのが安全です。

小物を買い足すときも、服と同じ順番で考えます。靴と鞄が土台の色で1つずつそろっていないなら、それを先にそろえてください。差し色の小物は、その後で十分です。土台の色の靴と鞄は、服の組み合わせが変わっても毎日使えるので、1つの買い物で働く日数がいちばん多い小物になります。

次の1枚を買う順番|組み合わせがいちばん増える1枚から

3色を決めたら、次に買う1枚は、組み合わせの数がいちばん増える服から選びます。

計算の仕方は単純です。トップスを1枚足すと、組み合わせはボトムの本数だけ増えます。ボトムを1本足すと、トップスの枚数だけ増えます。トップス5枚とボトム2本なら、トップスを足しても2通りしか増えませんが、ボトムを足せば5通り増えます。

少ない方を足す、と覚えておけば十分です。トップスとボトムのうち、数が少ない側に1枚足すのが、いちばん組み合わせを増やします。

上着も同じ考え方です。上着が1枚しかなく、トップスとボトムの組み合わせが10を超えているなら、次は上着の2枚目を検討します。上着が2枚になると、外での見え方が倍になるからです。

買う色は、土台の2色のうち、手持ちに少ない方を選びます。暗い色のボトムが多く、明るい色のボトムがないなら、明るい色のボトムを1本足す、という具合です。差す1色の服は、組み合わせの数を増やす力が弱いので、優先順位は後ろになります。

この順番で1枚ずつ足していくと、どの1枚も、既存の服と組める状態で家に来ます。合わせる相手のいない1枚は生まれません。

3色で回して2〜3か月たったら見直す場所

3色で回し始めて2〜3か月たったら、一度だけ見直しをします。見るのは次の3つです。

**1つ目は、出番がなかった服です。**3色の内側に入っているのに、一度も着なかった服がないかを確かめます。あれば、色ではなく形や着心地に理由があるはずです。その服は色の枠から外して、次の季節まで置いておきます。

**2つ目は、差す1色の量です。**差し色の服や小物を、週に何回使ったかを思い出してください。毎日使っていたなら、差し色が実質的に土台になっています。その場合は、差し色を土台の片方に格上げして、新しい差し色を選び直すと、印象が変わって飽きにくくなります。

3つ目は、写真の印象です。この2〜3か月で撮った自分の写真を何枚か並べてみてください。同じ服に見えて飽きを感じるなら、明るさの配置が1通りに偏っている可能性があります。上が明るく下が暗い日ばかりだったなら、逆の日を週に1回作るだけで、写真の印象は変わります。

見直しのときに、手持ちの組み合わせをもう一度数え直しておくと、最初に数えたときから何通り増えたかが分かります。服を1枚も買っていないのに数が増えていれば、それは色を決めたことで、もともと持っていた服どうしがつながった分です。逆に、何枚か買ったのに数があまり増えていなければ、買った服が3色の外に出ていたか、少ない側ではなく多い側に足していた可能性があります。次の季節の買い物の前に、この差を一度だけ確かめておいてください。

見直しは、服を増やすためではなく、3色の中身を入れ替えるためのものです。枚数は変えずに、役割だけ組み替えてください。

20代後半に向けて、4色目を足すタイミング

3色でずっと過ごす必要はありません。手持ちが増えてきたら、4色目を足してもかまいません。

足してよい目安は、3色だけで平日10日ぶんの組み合わせが、上着2枚のどちらとも組める状態になったときです。ここまで来ると、3色の中の組み合わせは十分に足りていて、新しい色を1つ入れても、その色の服がすぐに相手を見つけられます。

4色目は、土台の色として足すのではなく、2つ目の差し色として足すのが安全です。差し色を2つ持ち、季節や場所で使い分けると、同じ土台のまま印象を2通りに変えられます。

4色目の差し色を選ぶときは、1つ目の差し色と明るさが離れた色を選んでください。1つ目が深い緑なら、2つ目はくすんだ水色やからし色のように、明るさの違う色にします。明るさの近い差し色を2つ持つと、写真に写ったときに区別がつきにくく、2色持っている意味が薄れます。差し色を2つ持つ目的は、同じ土台の上で印象を2通りに変えることなので、2つの差し色は離れているほど働きます。

土台を3色に増やすのは、服が30枚を超えたころからで十分です。土台を増やすと、ボトムや上着も新しい色でそろえ直す必要が出てくるので、手持ちが少ないうちは負担が大きくなります。

20代の秋冬は、仕事の場面と休日の場面の両方で服が必要になる時期です。枚数を急いでそろえるより、色を3つに絞ってつながりを作っておくと、服が増えたときにも、その上に積み重ねていけます。いま決めた3色は、この先の数年の手持ちの土台になります。

今日やること|手持ちを数えて、3色を紙に書く

最後に、今日のうちにできることを3つにまとめます。

  1. 秋冬の服を全部出して、トップスとボトムを当て、外に出られる組み合わせの数を数える
  2. 手持ちにいちばん多い暗い色と、明るい色を1つずつ選び、モノクロ写真で明るさの差を確かめる
  3. 差す1色を決めて、3色を紙に書き、スマートフォンのメモにも残しておく

組み合わせが10に届いていれば、しばらく新しい服を買う必要はありません。届いていなければ、トップスとボトムのうち少ない方を、土台の色で1枚だけ足してください。

売り場で迷ったときは、メモの3色を見返して、その色の中にない服は棚に戻します。3色を決めておくことは、服を選ぶ時間を減らし、手持ちの服を毎週どこかで着るための、いちばん小さな決まりです。

よくある問い

Q. 20代で秋冬の服が少ないのですが、何枚あれば足りますか
枚数ではなく、実際に着る組み合わせが平日10日ぶんあるかで見てください。トップス4枚とボトム3本がすべて同じ3色の中に入っていれば、組み合わせは12通りになり、2週間同じ組み合わせを繰り返さずに済みます。色がばらばらだと、同じ7点でも使える組み合わせは半分以下に落ちることがあります。
Q. 好きな色が多くて、3色に絞れません
土台の2色だけは先に決めて、好きな色はすべて『差す1色』の候補として扱ってください。差す色は季節ごとに入れ替えてかまいません。秋冬はこの色、春はこの色、と時期で分ければ、好きな色を手放さずに、1回に組む色は3つのまま保てます。
Q. 黒と紺、どちらを土台にすればいいですか
手持ちのボトムに多い方を土台にしてください。数えて同じなら、顔のそばに当てて写真を撮り、目の下の影が濃く写らない方を選びます。両方を土台にすると、黒と紺が隣り合ったときに色の差が中途半端に見えやすいので、どちらか一方に寄せるのがおすすめです。
Q. 柄物の服は何色として数えればいいですか
柄の中でいちばん面積の大きい色を、その服の色として数えます。そのうえで、柄の中に土台の2色のどちらかが入っていれば3色の内側、入っていなければ『差す1色』の枠を使う服として扱ってください。柄物は差す1色の枠を使うので、同じ日に別の差し色を足さないのが目安です。

— メグラシ編集部

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