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タートルネック 40代ぽっちゃり|首元が詰まって見えない襟の高さ

メグラシ編集部//読了 22分
秋の窓辺の光の中で、あごの下に少し余白が残る低めの薄手タートルネックに長いネックレスを下げ、コートを羽織ろうとしている40代の女性の上半身

**あごの下から鎖骨のくぼみまで、指を横にして何本入りますか。**40代でぽっちゃり体型の方がタートルネックを着て首元が詰まって見えるかどうかは、体型ではなく、この指の本数と襟の高さの関係で分かれます。

結論から言います。入った指の本数から1本引いた幅までの高さの襟を選んでください。4本入るなら指3本ぶん、3本なら指2本ぶんまでです。そのうえで、首元が気になる日は、薄手で折り返さない形から試します。厚みのある襟や、折り返して二重になる襟は、見た目の高さに厚みが足し算されるので、測った高さより高く見えるからです。

秋冬はタートルネックがいちばん活躍する季節です。首元が暖かいだけで体感温度がずいぶん変わります。似合わないと決めて避けてしまうのはもったいないので、ここでは家で測れる目安と、どちらとも取れるときの選び方を、順に書いていきます。

40代の秋のぽっちゃりコーデ全体の考え方は40代・秋のぽっちゃりコーデ|布が体から離れて止まる距離で決まるに、肩の縫い目の位置でニットを選ぶ見方はいかり肩に似合うニット|肩の縫い目の位置で選ぶ秋冬の3型にまとめています。この記事は、首元の1か所だけを扱います。

結論|襟の高さは「指の本数から1本引いた幅」まで

タートルネックを着たときに首元が詰まって見えるのは、首の見えている部分がほとんどなくなり、あごのすぐ下から襟が始まるからです。顔と胴の間に余白がないと、目は顔と襟と胴をひとつのかたまりとして見ます。かたまりが大きいほど、上半身全体が大きく見えます。

逆に、あごの下と襟の上端の間に、指1本ぶんほどの余白が残っていると、目はそこで顔と胴を分けて見ます。顔は顔、胴は胴として読まれるので、上半身がひとつの大きなかたまりに見えません。

この余白は、ほんのわずかで十分です。指1本ぶん、つまり2センチほどの肌が見えているだけで、目は顔と胴の切れ目をはっきり感じ取ります。逆に言えば、襟をあと指1本ぶん下げるだけで、同じタートルネックでも印象ががらりと変わるということです。首元が詰まって見えると感じていた一枚も、高さを少し下げれば、秋冬の毎日に使える一枚に変わる可能性があります。

もうひとつ覚えておきたいのは、首元の余白は正面から見たときだけでなく、横から見たときにも効くということです。横から見ると、あごの下から襟の上端までの余白が、顔の輪郭と胴の輪郭を分ける切れ目になります。人と並んで話す場面や、斜めから撮られる写真では、正面より横の見え方のほうが印象に残ることも多いのです。

だから、襟の高さは「首の見えている長さ」から余白ぶんを引いた幅にします。首の見えている長さを、あごの下から鎖骨のくぼみまでの距離で測り、指の本数で数えます。そこから1本引いた幅が、余白を残せる襟の高さの上限です。

あご下〜鎖骨のくぼみ襟の高さの上限向く形
指4本以上指3本ぶんタートルネック。折り返しも可
指3本指2本ぶん低めのタートル・ハイネック
指2本以下指1本ぶん襟の低いハイネック・モックネック

この表は答えではなく、比較の軸です。同じ指3本でも、襟の厚みや生地の硬さで見え方は変わります。次の判定で、手持ちのニットをこの軸に当ててみてください。

先に確かめる1つ|どこで、何時間着るか

襟の高さを決める前に、そのタートルネックをどこで何時間着るかを考えてください。暖房の効いた室内で一日過ごすのか、外を歩く時間が長いのかで、向く襟の厚みと高さが変わります。

外を歩く時間が長い日は、首元の暖かさが優先です。少し高めで厚みのある襟でも、上からコートを重ねれば首元の余白はコートの襟がつくってくれます。暖房の効いた室内で長く過ごす日は、首元が暑くなりやすく、高い襟は一日中気になります。薄手で低めの襟のほうが、室内では快適です。

職場やきちんとした場で着るなら、首元がすっきり見えることが優先になります。家で過ごす日なら、多少詰まって見えても暖かさを優先してよいでしょう。どの場面で着るかを1つ決めると、選ぶべき襟がはっきりします。

一枚で何役もこなしたいなら、襟の高さが上限ちょうど、薄手で折り返さない形が、いちばん応用がききます。室内ではそのまま、外ではコートの襟や首に巻く布で暖かさを足せばよいからです。最初の一枚に迷ったら、この形から選んでみてください。

判定1|あごの下から鎖骨のくぼみまで、指何本入るか

鏡の前にまっすぐ立ち、顔を正面に向けてください。あごを引きすぎたり上げすぎたりせず、自然な姿勢をとります。その状態で、片手の指をそろえて横向きにし、あごの下に人さし指の上端を当てます。そこから下に向かって、鎖骨のあいだのくぼみまでに指が何本入るかを数えてください。

指4本以上入るなら、タートルネックでも首元に余白を残しやすいです。3本なら、低めのタートルネックかハイネックが向きます。2本以下なら、襟の低いハイネックか、襟がほとんど立たない形が扱いやすくなります。

これは首が長いか短いかの評価ではありません。服の襟の高さを選ぶための、自分専用の物差しです。同じ方でも、姿勢が少し前かがみになると本数が1本減ることがあります。デスクワークが長い日は、首が前に出て本数が減りやすいので、少し低めの襟を選ぶと一日を通して楽です。

測った本数は、メモしておいてください。売り場でタートルネックを手に取ったとき、襟の高さを指で当てて比べるだけで、試着しなくてもおおよその見当がつきます。

測るときに気をつけたいのは、顔の向きです。下を向いて測ると本数は少なく、上を向いて測ると多く出ます。写真に写るときや、人と話しているときの顔の向きに近い、正面をまっすぐ見た姿勢で測ってください。ひとりで測りにくいときは、スマートフォンで横顔を撮り、画面の上で指を当てて数えても構いません。

本数がちょうど境目で、3本と4本の間くらいに感じるときは、少ないほうの本数を使ってください。襟の高さは、低すぎて困ることはほとんどありませんが、高すぎると一日中首元が気になります。迷ったら低いほうに寄せる、と覚えておくと、売り場で迷う時間が減ります。

判定2|襟の厚みは高さに足し算される

同じ高さの襟でも、厚い襟は高く見え、薄い襟は低く見えます。厚みのある襟は、首のまわりにぐるりと面をつくり、その面の厚みのぶんだけ顔と胴の間の余白を埋めるからです。

確かめ方は、襟をつまんで厚みを見ることです。指でつまんだときに、生地が指の間でつぶれて薄くなるなら薄手、つぶれずに厚みが残るなら厚手です。厚手の襟は、測った上限より指1本ぶん低い高さで選ぶと、見た目の高さがちょうどよくなります。

折り返す襟は、さらに厚みが二重になります。折り返した状態の高さが上限に収まっていても、厚みが2枚ぶん重なるので、実際より高く見えます。折り返す襟を選ぶなら、折り返した状態で上限より指1本ぶん低くなるものにしてください。

首元が気になる日は、まず薄手で折り返さない襟から試すのが失敗の少ない順番です。薄手で折り返さない襟で余白が残ることを確かめてから、少しずつ厚みのあるものや折り返す形に広げていくと、自分に合う範囲がわかってきます。

判定3|襟と首の間に指1本ぶんのすき間があるか

襟が首にぴったり張りつくと、首まわりの輪郭がそのまま襟に写ります。首まわりに少しでもゆとりがある方は、そのゆとりが襟に押されて、襟の上や下にたまって見えます。写真では、襟の上端にできる小さなたまりが、あご下の輪郭を強調することがあります。

襟と首の間に指を1本入れてみてください。すっと入るなら、ちょうどよいゆとりです。指が入らないほどぴったりなら、襟が首を締めつけて、首元の輪郭が強調されます。指が2本以上楽に入るなら、襟が首から離れすぎて、襟が筒のように立ち、首元が太く見えます。

指1本ぶんのすき間があると、襟は首に沿いながらも首を締めつけず、襟の上端もあごの下でたまりません。首元の暖かさも十分に保たれます。

すき間は、着た直後と、しばらく過ごしたあとで変わることがあります。ニットは体温で少しずつ伸び、着て数時間たつと襟がゆるくなることが多いのです。試着のときに指1本がちょうど入るものは、一日の終わりには指1本半ほどになっています。着た直後に指が入らないほどぴったりでも、伸びやすい編み地なら、昼過ぎにはちょうどよくなることもあります。

伸びやすいかどうかは、襟を両手で軽く横に引っぱってみるとわかります。引っぱったあとにすぐ元に戻るなら、伸びにくい編み地です。少し広がったまま戻りが遅いなら、着ているうちに襟がゆるくなる編み地です。後者を選ぶなら、試着のときに少しきつめに感じるくらいがちょうどよくなります。

判定を3つとも満たすニットを、手持ちから探す順番

新しく買う前に、手持ちのタートルネックやハイネックを3つの判定にかけてください。順番は、高さ、厚み、すき間の順です。

まず、手持ちのニットを全部着て、襟の高さが測った上限に収まるものを残します。次に、残ったものの襟をつまんで、厚手なら上限より指1本ぶん低いものだけを残します。最後に、襟と首の間に指を1本入れて、すっと入るものを選びます。

ここで1枚も残らなかったとしても、すぐに買いに行く必要はありません。高い襟は内側に折り込んで低くする、厚手の襟は上に重ねる服で首元に余白をつくる、といった直し方があります。次の「どちらとも取れるとき」で詳しく書いています。

どちらとも取れるときの4つの場面

3つの判定をそのまま当てはめられる日ばかりではありません。暖かさ、上に重ねる服、顔まわり、年齢の4つの事情がぶつかりやすいので、どちらを優先するかを場面ごとに決めておきます。迷ったときは、あごの下に指1本ぶんの余白が残るほうを選ぶ、という原則に戻ってください。

場面①|襟は高いが、寒いので首を覆いたい

外を歩く日や、寒さが厳しい日は、首を高く覆いたくなります。そんな日に、高い襟のタートルネックを選んでも構いません。ただし、そのまま一日を過ごすのではなく、室内に入ったら襟を内側に折り込んで、高さを下げられるようにしておくと便利です。

襟を内側に折り込むときは、指の本数から1本引いた高さになるように折り込んでください。内側に折り込めば、外から見える厚みは変わらないので、見た目の高さだけを下げられます。外では高く、室内では低く、と一枚で調整できます。

もうひとつの方法は、首元の暖かさをタートルネックではなく、首に巻く布に任せることです。外では首に布を巻き、室内では外す。中に着るニットは低めの襟にしておけば、室内では首元に余白が残ります。

内側に折り込む方法は、襟がやわらかい薄手のニットほどきれいに決まります。厚手の襟は折り込むと内側でかさばり、襟の上端が外に押し出されて丸く膨らみます。厚手のタートルネックを高さ調整しながら着たいなら、折り込むより、外側に一度だけ浅く折り返して、その折り返しを上限の高さに合わせるほうが、首元が整って見えます。

場面②|上にコートや羽織りを重ねる

タートルネックの上にコートや羽織りを重ねると、首元の印象はかなり変わります。コートの襟が首のまわりに縦の線をつくると、タートルネックの襟の高さが和らいで見えます。

前を開けた羽織りや、Vネックのカーディガンを重ねると、首元から下に縦の帯ができて、上半身がすっきり見えます。羽織りの前端がタートルネックの襟の両脇から下にまっすぐ落ちていくと、目は首元から胸、お腹へと縦にたどるので、首元の詰まりよりも縦の流れが印象に残ります。

丸首のカーディガンや、首元の詰まったジャケットを重ねると、タートルネックの襟とその上の襟が首まわりに横の線を2本並べます。重ねるなら、前を開けて着るか、首元の開いた形を選んでください。コートの丈の選び方は低身長ぽっちゃりコーデ40代の冬コート|丈は膝との距離で選ぶにもまとめています。

場面③|顔まわりが大きく見える気がする

タートルネックを着ると顔が大きく見える、と感じる方は多いと思います。襟が顔のすぐ下に横の面をつくり、その面の幅が顔の幅として読まれやすいからです。

まずは襟の高さを、指の本数から1本引いた幅に下げてください。それでも気になるときは、首元から胸に縦の線を足します。胸の下まで届く長めのネックレスを1本下げる、細長いスカーフを首から縦に垂らす、といった方法です。縦の線が加わると、目は顔まわりにとどまらず、縦に下りていきます。

髪型でも印象は変わります。髪を下ろしている方は、襟と髪が重なって首元がさらに埋まります。髪をまとめて首まわりを見せるか、片側に流して首の片側だけでも見せると、首元に余白ができます。

髪をまとめる位置にも少し気を配ると、さらに効果があります。低い位置でまとめると、まとめた髪が襟の後ろに重なって、首の後ろ側が埋まります。耳より少し高い位置でまとめると、首の後ろに余白ができ、横から見たときにも首元がすっきり見えます。まとめるのが難しい長さなら、耳に髪をかけて、耳から首にかけての線を見せるだけでも印象は変わります。

メガネをかける方は、フレームの下端の位置にも注目してみてください。フレームの下端が頬の下のほうまで来ると、顔の下半分に横の線がもう1本足されて、襟の横の線と近づきます。襟の高さを1本ぶん下げるか、フレームの下端と襟の上端の間に余白が残るよう意識すると、顔まわりが詰まって見えにくくなります。

場面④|40代になって、首元の印象が変わった気がする

40代になると、以前は似合っていたタートルネックが、なんとなく重く見えるようになった、と感じる方がいます。体型の変化だけでなく、好みや生活が変わって、合う襟の形が変わっていることもあります。

この場合も、あごの下から鎖骨のくぼみまでの指の本数を、改めて測ってみてください。以前より本数が変わっているなら、襟の高さの上限も変わります。本数が同じなら、襟の厚みや生地の硬さを見直すと、以前のような軽さが戻ることが多いです。

手持ちのタートルネックが、何年も前に選んだものばかりになっていないかも見直してみてください。以前は厚手で折り返す襟が好みだったとしても、いまの生活で室内にいる時間が長くなっているなら、薄手で低めの襟のほうが暮らしに合っているかもしれません。似合うかどうかだけでなく、いまの一日の過ごし方に合っているかどうかで選び直すと、出番の多い一枚が見つかります。

年齢とともに肌の質感が変わると、首元に来る生地の質感の見え方も変わります。表面がざらついた粗い編み地より、なめらかで細かい編み地のほうが、肌との質感の差が小さく、首元がやわらかく見えることが多いです。

去年の秋服が重く見えるときの直し方は40代ぽっちゃり着痩せコーデ|去年の秋服が重く見える日の直し方でも詳しく書いています。

生地|首元の印象を左右するのは、編み目の細かさ

タートルネックの首元が重く見えるかどうかは、生地の編み目の細かさでも変わります。太い糸で粗く編んだニットは、表面に凹凸が多く、光が当たると影ができて、首まわりに厚みのある面ができます。細い糸で細かく編んだニットは、表面がなめらかで、首に沿って薄く落ちます。

首元が気になる方は、細い糸で細かく編んだものから試してください。編み目が細かいほど、襟が首に沿って落ち、首元がすっきり見えます。表面にほどよい光沢があると、光がやわらかく広がって、顔まわりも明るく見えます。

粗い編み目のニットを着たい日は、襟の高さを上限より低くしておくと、厚みのある面ができても首元に余白が残ります。粗い編み目は秋冬らしい暖かさが出るので、高さと厚みを調整して上手に取り入れてください。

素材の種類でも首元の感触は変わります。ウールは暖かく、適度に弾力があって襟の形が保たれやすい素材です。首元がちくちくするのが苦手な方は、肌側にやわらかい素材を使ったものや、綿や化学繊維を混ぜたものを選ぶと、一日中着ていても気になりにくくなります。暖房の効いた室内で長く過ごす日は、薄手のウールか、綿を多く含むものが快適です。

首元がちくちくすると、無意識に襟を指で引っぱったり、首を動かしたりして、襟が伸びる原因にもなります。肌ざわりは、試着のときに首を左右にゆっくり回してみて確かめてください。

身頃|首元だけ整えても、胴が大きく見えるとき

襟の高さを整えても、身頃が体から離れすぎていたり、逆に体に張りついていたりすると、上半身全体が大きく見えることがあります。首元の余白でせっかく顔と胴を分けても、胴そのものが大きなかたまりに見えると、印象は軽くなりません。

身頃のゆとりは、お腹のいちばん前に出ている位置で、ニットと体の間に指1本ぶんのすき間があるくらいが目安です。張りついていれば体の凹凸がそのまま写り、指3本以上離れて裾に向かって広がれば、全体が大きな面に見えます。

裾の位置も大切です。ニットの裾がお尻のいちばん高い位置で止まると、そこに横の線が入ります。裾をボトムスに少しだけ入れるか、お尻のいちばん高い位置から手のひら1枚ぶん下まで伸びる丈を選ぶと、横の線が幅の広い位置から外れます。上下の分量の釣り合いは40代ぽっちゃりコーデ|トップスとボトムスの分量比率をウエスト位置から決めるの考え方が使えます。

色|首元の色は、顔色とボトムスの両方を見て決める

タートルネックは顔のすぐ下に来るので、色が顔色に直接影響します。顔色が明るく見える色を選ぶことが、首元を軽く見せることにもつながります。

迷ったら、ボトムスより一段明るい色を選んでください。首元が明るいと、目は顔まわりに集まり、そこから縦に下りていきます。上下の明るさの差が大きすぎるとウエストで横に切れて見えるので、白黒写真にしたときに一段だけ明るい、という程度にとどめるのが目安です。

暗い色のタートルネックを着る日は、首元に明るい色を少し足してください。長めのネックレス、細いスカーフ、羽織りの襟元にのぞく明るい色など、首元に縦の向きで明るさを置くと、顔色が沈まず、縦の流れもできます。

秋冬の街は、ほかの季節に比べて全体の色が暗く沈みがちです。黒、紺、濃い茶色のコートやボトムスが多くなるなか、タートルネックまで暗い色にすると、上から下まで暗い色が続き、写真では全体が大きなかたまりに見えます。首元のタートルネックだけでも、生成りや淡い灰色、くすんだ桜色などの明るめの色にすると、顔まわりに光が集まり、秋冬の装い全体が軽く見えます。

アクセサリー|首元に縦の線を足す

タートルネックに合わせるアクセサリーは、首元に縦の線を足すものを選んでください。胸の下まで届く長めのネックレスは、首から胸にかけて縦の線をつくり、首元の詰まりを和らげます。

短いネックレスや、首にぴったり沿うチョーカーは、襟の上や襟のすぐ下に横の線を足します。タートルネックの襟と重なると、首元に横の線が何本も並んで見えるので、首元が気になる日は避けたほうが無難です。

耳元のアクセサリーも、縦に揺れる形を選ぶと、首元に縦の動きが加わります。大きく丸い形より、細長く下に垂れる形のほうが、首元をすっきり見せてくれます。

ネックレスの長さは、胸のふくらみのいちばん高い位置より少し下で止まるものが目安です。胸の高さちょうどで止まると、ネックレスの先端が胸の上で横に広がり、上半身の幅に目が行きます。少し下まで垂れると、先端がとがった縦の線になり、首元から胸、みぞおちへと目線が下りていきます。

アクセサリーを着けない日は、ニットの編み柄で縦の線をつくる方法もあります。首から裾まで縦に通る細いうね編みや、中央に縦の柄が入ったものは、それだけで首元から下に縦の流れが生まれます。横に走るボーダー柄や、胸の高さに入った横の柄は、首元の詰まりをむしろ強調するので、首元が気になる日は避けてください。

ボトムス|首元の余白を、足元まで縦につなげる

首元に余白をつくり、上に前を開けた羽織りを重ねて縦の帯をつくったら、その縦の流れをボトムスでも途切れさせないことが大切です。上半身で縦に流れていた目線が、ウエストや裾で横に切れると、全体の印象はそこで止まってしまいます。

パンツなら、腰から足首まで外側の線がまっすぐ落ちる形が、縦の流れを保ちやすくなります。裾に向かって細くなる形は、上半身に対して下半身が細く見え、上半身の大きさが目立つことがあります。裾に向かって大きく広がる形は、上半身のニットのゆとりと合わさって、全体が台形に見えやすくなります。

スカートなら、膝下から脛の真ん中くらいまでの丈で、裾が広がりすぎないものが合わせやすくなります。タートルネックは上半身を覆う面積が大きいので、スカートの丈を長めにすると、上下の面積の釣り合いがとれます。

ボトムスの色は、タートルネックより一段暗いくらいがまとまります。上下を同じくらいの明るさにして、首元にだけ明るい色を足すのも、縦の流れをつくる方法の一つです。靴の色をボトムスか靴下と近い明るさにすると、縦の線が足元まで通ります。

洗い方と手入れ|襟の形を保つ

タートルネックの襟は、洗濯や着用を重ねるうちに伸びたり、形が崩れたりしやすい場所です。せっかく高さや厚みを合わせて選んでも、襟がゆるんで波打つと、首元にたまりができて、選んだときの印象が変わってしまいます。

洗うときは、裏返して洗濯ネットに入れ、襟の部分を内側に折りたたんでから入れると、襟が引っ張られにくくなります。干すときは、ハンガーに掛けるより、平らな場所に広げて干すほうが、襟や肩が伸びません。ハンガーに掛ける場合は、首元を通さず、裾のほうから入れて肩に当てると、襟が広がりにくくなります。

襟が伸びてしまったときは、スチームを軽く当てて、手で形を整えながら冷ますと、ある程度は戻ります。完全に戻らないときは、内側に折り込んで低く着る、上に羽織りを重ねて首元を覆う、といった着方に切り替えると、まだ十分に使えます。

着たあとは、すぐにたたまず、しばらく平らな場所に置いて体温と湿気を逃がしてください。湿気が残ったままたたむと、襟に折りじわがつき、次に着たときに襟の上端が波打ちやすくなります。

前の晩に家で撮る、3枚の確認写真

襟の高さや厚みが合っているかは、鏡よりも写真のほうが客観的にわかります。前の晩に、着る予定のタートルネックとボトムス、上に重ねる服を全部身につけて、3枚撮ってみてください。

1枚目は、正面からの上半身です。あごの下と襟の上端の間に余白が残っているか、顔まわりが大きく見えていないかを確かめます。

2枚目は、横から撮った上半身です。襟と首の間にすき間があるか、襟の上端にたまりができていないかを見ます。

3枚目は、上に重ねる服を着た正面からの全身です。首元から下に縦の帯ができているか、上半身全体がひとつのかたまりに見えていないかを確かめます。

3枚を見て気になるところが1か所だけなら、その1か所だけを直してください。直す順番に迷ったら、襟の高さ、襟の厚み、上に重ねる服の順に優先します。

家族や友人に3枚の写真を見せて、どこが一番気になるかを聞いてみるのもよい方法です。自分では首元ばかり気にしていても、ほかの人の目には、裾の位置や色の切り替わりのほうが先に目に入っていることがあります。気になる場所が人によって違うときは、2人以上が同じ場所を挙げたところから直してください。

秋冬の毎日に、首元の余白をひとつ

タートルネックは、合わないと決めて避けるには惜しいほど、秋冬の暮らしを楽にしてくれる服です。あごの下から鎖骨のくぼみまでの指の本数を測り、1本引いた高さの襟を選び、首元が気になる日は薄手で折り返さない形から試す。この順番で選ぶだけで、首元に余白が残り、上半身がすっきり見えるようになります。

手持ちに合う一枚がなかったときも、新しく探すときの物差しはもう手元にあります。売り場では、まず襟の高さを指で当て、次に襟をつまんで厚みを確かめ、最後に襟と首の間に指を入れてみてください。3つの確認は、試着室に入らなくても、鏡の前で数十秒あればできます。

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よくある問い

Q. 40代のぽっちゃり体型でもタートルネックは着られますか
着られます。合うかどうかを分けるのは体型ではなく、あごの下から鎖骨のくぼみまでの距離と、襟の高さの関係です。指を横にしてその距離を測り、入った本数から1本引いた幅までの襟を選ぶと、首元に余白が残って詰まって見えにくくなります。そのうえで、襟が薄く、折り返さない形から試すと失敗が少なくなります。
Q. ハイネックとタートルネック、どちらが向いていますか
あごの下から鎖骨のくぼみまでに指が3本以下しか入らないなら、襟の低いハイネックのほうが扱いやすいことが多いです。4本以上入るなら、タートルネックでも首元に余白が残ります。どちらでも、襟と首の間に指1本ぶんのすき間があると、首まわりが締めつけられず、写真でもすっきり見えます。
Q. タートルネックを着ると顔が大きく見える気がします
襟が高く厚いほど、顔の下に横の面が足されて、顔まわりが大きく見えやすくなります。襟の高さを指の本数から1本引いた幅に下げ、薄手の生地に替えるだけで変わることが多いです。それでも気になるときは、胸の下まで届く長めのネックレスを1本下げて、首元から胸に縦の線を足してください。
Q. タートルネックの上に何を重ねればいいですか
前を開けた羽織りや、Vネックのカーディガンを重ねると、首元から下に縦の帯ができて、上半身がすっきり見えます。丸首のカーディガンを重ねると首まわりに横の線が2本並ぶので、重ねるなら前を開けて着てください。

— メグラシ編集部

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40代ぽっちゃりのマフラー|巻いた厚みで首と肩を大きく見せない

40代でぽっちゃり体型の方が冬にマフラーを巻くと、首が埋まって上半身がひとまわり大きく見えることがあります。原因はマフラーの色や柄ではなく、巻いたあとの厚みと、首の両脇に隙間が残っているかどうかです。境目は、巻いた厚みが指3本ぶん、約5cmまで。幅と長さの選び方、ぐるぐる巻きをやめて縦に垂らす巻き方、垂らした先端を止める位置、コートの襟との関係、首が短いと感じる方や寒がりの方がどちらを優先するかまで。

メグラシ編集部/読了 13分

"似合う"の輪郭が見えたら、
次は実際に試してみる段階かもしれません。

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