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年齢に合う服装がわからない|会う人の年齢で、秋冬の予定の服を寄せる

メグラシ編集部//読了 12分
秋の窓辺の木の机に、いくつかの日付に丸をつけた月の予定表のノートと、たたんだ紺のニット、濃い灰の上着、淡い色のスカーフ、茶色の革のローファーが置かれている

**年齢に合う服装がわからなくなったら、来週の予定を1つ選んで、そこで会う人の年齢を書き出してください。**年齢に合っているかどうかは、自分の年齢だけでは決まりません。その日に会う人が年下ばかりなのか、同年代なのか、年上なのか。会う人と自分との年齢差で、ちょうどいい段は動きます。

秋冬は、職場の年末の食事会、同窓会、帰省、子どもの学校の集まりと、ふだん会わない年齢の人と会う予定が増える季節です。**予定ごとに会う人が違うのだから、年齢に合う服も予定ごとに違っていて構いません。**1着で全部の予定に合わせようとすると、どの予定にも半端な服になります。

年齢ではなく、生地の離れ方や顔まわりの明るさといった測れる条件で服を選びたい場合は、アラフォーファッションの選び方|年齢ではなく測れる4条件で決めるに分けてあります。この記事は、会う人の年齢から寄せ方を決める話です。

結論:年齢に合うかは、会う人との年齢差で決める

その日に会う人寄せる量動かすつまみ
同年代(前後5歳以内)ほとんど寄せないいつもの自分のまま
年下中心(5歳以上下)少し寄せるきちんと度を1段上げる
年上中心(5歳以上上)少し寄せる色の明るさを1段落ち着かせる
年齢がばらばら少し寄せるきちんと度だけを1段上げる
初めて会う人が多い少し寄せるきちんと度を1段上げる
家族・ごく親しい人寄せない好きな服を着る

**いちばん寄せなくてよいのは、同年代と、家族やごく親しい人に会う日です。**この日は、年齢に合うかどうかを考えなくて構いません。寄せるのは、年齢差が大きい日と、初めて会う人の多い日だけです。寄せるといっても、動かすのは1つのつまみを1段だけ。全身を替える必要はありません。

年齢に合う服が見つからない理由|物差しが2本ある

年齢に合う服がわからなくなるのは、頭の中で2本の物差しが混ざっているからです。

物差し中身決まり方
自分の物差し自分が着ていて落ち着くかどうか自分の好みと、これまで着てきた服で決まる
相手の物差し会う人から見て、場に合っているか会う人の年齢と、その場の改まり方で決まる

**「年齢に合う服」という言葉は、2本の物差しを1本にまとめてしまっています。**自分の物差しは、予定が変わっても動きません。相手の物差しは、予定ごとに動きます。だから、自分の物差しは「いつもの自分の段」として1つ決めておき、相手の物差しは予定ごとに確かめる、と分けて考えると、迷う場所が半分になります。年齢のことで迷っているときは、たいてい、相手の物差しで自分の物差しまで動かそうとしています。相手に合わせるのは、その日のその場だけで構いません。自分の物差しは、予定が終わったらそのまま戻ってきます。

自分の物差しがまだはっきりしないなら、自分の服装に自信がない|平気だった日の1着を測って、他の服に写すで、平気だった日の1着から自分の段を見つける方法を書いています。

先に書く|秋冬の予定と、会う人の年齢

10月から12月の予定を書き出して、それぞれの予定で会う人のおおよその年齢を横に書いてください。

予定会う人の年齢の例自分との差
ふだんの職場20代〜50代ばらばら
年末の職場の食事会20代〜60代ばらばら、幅が広い
同年代の友人との食事自分と同じくらいほぼなし
同窓会自分と同い年なし(ただし暮らしが違う)
帰省・親戚の集まり60代〜80代と子ども上に大きい
子どもの学校の集まり20代後半〜50代ばらばら
習い事・地域の集まり初めての人が多いわからない

**書き出すと、年齢差が大きい予定は、1か月に1つか2つしかないことが多いはずです。**残りの予定は、同年代か、ばらばらか、家族です。寄せる必要があるのはその1つか2つだけで、ほかの日は、いつもの自分の段で過ごして構いません。

寄せ方の3つのつまみ

寄せるときに動かすのは、次の3つのつまみです。どれも、いつもの自分の段から1段だけ動かします。

つまみ上げると下げると
色の明るさ明るい色、白に近い色が増える暗い色、落ち着いた色が増える
形の新しさいまの売り場に多い形に寄る何年も前からある形に寄る
きちんと度ジャケット、襟、張りのある生地ニット、丸首、柔らかい生地

**年齢差が気になるときに、多くの人がまず動かすのは色と形です。**ところが、色と形は、自分の物差しといちばん強く結びついているつまみです。ここを大きく動かすと、自分が落ち着かなくなり、その落ち着かなさが周りにも伝わります。迷ったら、きちんと度から動かしてください。きちんと度は、ジャケットを1枚足す、襟のあるシャツに替える、という小さな動きで1段上がり、自分の物差しを崩しにくいつまみです。

年齢差の測り方|5歳と15歳が境目

会う人との年齢差を、3つの帯に分けます。

年齢差会う人から見た自分寄せる量
前後5歳以内同じ世代寄せなくてよい
5〜15歳少し上か、少し下の世代1つのつまみを1段
15歳以上親か子に近い世代1つのつまみを1段、場が改まっていれば2つ

**15歳以上離れている人と会う日も、寄せるのは多くて2つのつまみまでです。**親世代の親戚に会うからといって、色も形もきちんと度も全部動かすと、自分の服ではなくなります。15歳以上の差があっても、ふだん親しくしている相手なら、1つのつまみで十分です。

年下の多い職場の日

職場で自分より年下の人が多くなってくると、周りの服と自分の服の差が気になり始めます。

気になること動かしがちなつまみ代わりに動かすもの
自分の服だけ暗く見える色を明るくする首元に明るい色を1つ置く
自分の服だけ形が古く見える形を新しくする袖口や襟を整え、生地の手入れをする
周りがカジュアルで浮くきちんと度を下げるジャケットを薄手のカーディガンに替える
周りが若い服で目立つ全部を替える何も替えずに、自分の段で整える

**年下の多い職場では、周りと同じ服を着る必要はありません。**周りと違うこと自体は、周りから見て気になるところではないことが多く、気になるのは、毛玉や袖口のほつれなど、手入れの差のほうです。色と形はいつもの自分のままにして、生地の整い方を丁寧にしてください。それで、年下の多い職場でも自然に見えます。具体的には、ニットの毛玉を取る、シャツの襟と袖口にアイロンを当てる、靴のかかとのすり減りを直す、の3つです。どれも10分ほどでできて、色や形を替えるより、周りの目にはずっと自然に映ります。

同年代の友人と会う日

同年代の友人と会う日は、寄せる必要がほとんどない日です。

場面寄せる量選び方
昼の食事寄せない好きな服を着る
夜の食事寄せない店の雰囲気に合わせて、きちんと度だけ見る
買い物寄せない歩きやすさと、試着しやすさを優先
家に招く・招かれる寄せない靴を脱ぐので、足元を整える

**同年代と会う日は、年齢に合っているかを考える日ではなく、好きな服を着る日です。**年齢と服のことで迷っている時期は、この日に着る服まで「年齢に合っているか」で選びがちです。同年代の友人は、自分と同じだけ年齢を重ねています。合わせる相手がいないので、自分の物差しだけで選んでください。友人と会う日に好きな服を着て、楽しく過ごせた記憶は、いつもの自分の段を確かめる材料にもなります。その日の服を、あとで「平気だった日の1着」として覚えておいてください。

同窓会の日|同い年だが、暮らしが違う

秋は同窓会が開かれやすい季節です。同窓会は、全員が同い年なのに、服が揃わない集まりです。

同窓会で違うこと起きること選び方
仕事スーツの人も、普段着の人もいるきちんと度を真ん中にする
家族子育て中の人も、そうでない人もいる動きやすさは気にしなくてよい
住んでいる場所都市の人も、郊外の人もいる色と形は自分の段のまま
会場居酒屋からホテルまで会場の改まり方で、きちんと度を決める

**同窓会で迷いやすいのは、昔の自分を知っている人に、いまの自分をどう見せるかです。**昔の自分に寄せる必要も、昔と違う自分を見せる必要もありません。同い年なので、年齢のつまみは動かさず、会場の改まり方だけで、きちんと度を決めてください。40代の同窓会の色の選び方は40代の同窓会コーデに詳しく書いてあります。

年上の親戚・義実家へ帰省する日

年末年始の帰省や、秋の法事、親戚の集まりでは、親世代や祖父母世代と会います。年齢差が15歳以上になる予定です。

場面動かすつまみ選び方
親の家で過ごす寄せないふだん着のまま
義実家に泊まる色の明るさを1段落ち着かせる明るすぎない、無地の多い服
親戚の集まりきちんと度を1段上げる襟のあるシャツか、カーディガン
年始のあいさつきちんと度を1段上げる無地のワンピースか、ジャケット
台所を手伝う動きやすさを優先袖をまくれる服

**年上の人と会う日に動かすのは、色の明るさかきちんと度の、どちらか1つです。**色の明るさを落ち着かせるなら、形と生地はいつものまま。きちんと度を上げるなら、色はいつものまま。どちらを選ぶか迷ったら、会う人がふだん着ている服を思い出してください。明るい色を着ない人が多い家なら色を、きちんとした服を着る人が多い家ならきちんと度を動かします。両方を一度に動かすと、自分らしさが服から消えてしまいます。泊まりがけの帰省なら、着く日と帰る日だけ1段寄せて、間の日はふだん着に戻して構いません。親世代が気にするのは、着いたときと、あいさつの場面の服であることが多いからです。義実家への帰省の服はお正月の義実家への帰省にまとめてあります。

子どもの学校の保護者が集まる日|年齢がばらばら

保護者会、授業参観、学校の行事など、子どもの学校の集まりは、保護者の年齢が20代から50代まで広がっています。

場面寄せ方
保護者会(教室で座る)きちんと度を1段上げる
授業参観(後ろに立つ)いつもの段のまま、靴を整える
行事の手伝い動きやすさを優先、寄せない
役員の集まりきちんと度を1段上げる
送り迎え寄せない

**年齢がばらばらな集まりでは、誰かの年齢に合わせることができません。**合わせる相手がいないときは、色と形はいつもの自分のまま、きちんと度だけを1段上げてください。きちんと度は、どの年齢の人から見ても「場に合わせてきた」と伝わるつまみです。教室で座る保護者会なら、いつものニットの上にジャケットを1枚、授業参観なら、いつもの服のまま靴だけを整える、というくらいの動きで足ります。

年末の職場の食事会|年齢の幅がいちばん広い

年末の職場の食事会は、ふだん話さない部署の人や、上の役職の人も来る集まりです。1年のうちで、会う人の年齢の幅がいちばん広い予定になることもあります。

会場寄せ方選び方
居酒屋(座敷)寄せない座ったときの丈と、靴を脱いだ足元
居酒屋(テーブル)寄せない仕事の日の服のまま
レストランきちんと度を1段上げるジャケットか、きれいめのニット
ホテルの宴会場きちんと度を1段上げるワンピースか、ジャケット

**年末の食事会は、仕事の日のあとにそのまま行くことが多い予定です。**仕事の日の服を、会場の改まり方に合わせて1段だけ上げる、という考え方で足ります。年代ごとの忘年会の服は40代の忘年会コーデにまとめてあります。

初めて会う人の日|習い事・地域の集まり

秋から新しく習い事を始める、地域の集まりに出る、という日は、会う人の年齢がわからないまま出かけることになります。

わかっていること寄せ方
何もわからないきちんと度を1段上げる
年上が多いと聞いた色の明るさを1段落ち着かせる
年下が多いと聞いたきちんと度を1段上げる
動く集まり(運動・料理など)動きやすさを優先、寄せない

**わからないときは、きちんと度を1段上げておけば外れません。**初めて会う日は、相手もこちらの年齢を知りません。服で年齢を合わせるより、場に合わせてきたことが伝わるほうが、最初の会話が楽に始まります。2回目からは、会った人の年齢に合わせて、つまみを戻してください。続けて通う習い事なら、3回目くらいには、周りの人がどんな服で来ているかもわかってきます。そこからは、周りに合わせて寄せるのではなく、いつもの自分の段で通って構いません。何度も会う相手には、服の段より、いつも同じように整っていることのほうが伝わります。

家族と出かける日|子や親と並ぶ

家族と出かける日は、寄せる必要のない日です。ただ、写真を撮る日や、子どもの友だちの家族と会う日は、少しだけ考えることがあります。

場面考えること
家族だけで出かける好きな服を着る
写真を撮る家族と色の明るさを変える
子どもの友だちの家族と会うきちんと度を1段上げる
親と出かける親が気にするなら、色の明るさを1段落ち着かせる

**写真を撮る日は、家族と色の明るさを1段変えてください。**年齢のことではなく、写真の中で1人ずつの輪郭が分かれて見えるかどうかの話です。家族の誰かが明るい色なら、自分は落ち着いた色に、家族が暗い色なら、自分は明るめに。

1日に2つの予定があるとき

秋冬は、昼に子どもの学校、夜に職場の食事会、というように、会う人の違う予定が1日に重なる日もあります。

昼の予定夜の予定寄せ方
職場同年代の友人職場の服のまま、首元を明るく
保護者の集まり職場の食事会きちんと度を1段上げた服で通す
親戚の集まり同年代の友人親戚に合わせ、夜は羽織りを脱ぐ
同年代の友人年上の人との食事年上に合わせ、昼は羽織りで調整

**2つの予定のうち、年齢差が大きいほうに服を合わせてください。**もう一方には、羽織りを脱ぐ、首元に1つ足す、という小さな動きで寄せます。年齢差が大きいほうに合わせた服は、年齢差が小さい予定に持っていっても浮きませんが、その逆は浮くことがあるからです。昼と夜の間に家へ戻れる日なら、上だけ替える、という方法もあります。下と靴はそのままで、上の1枚を替えるだけなら、5分もかかりません。

自分が落ち着く段を知る|いつもの自分

つまみを動かすには、動かす前の位置、つまり「いつもの自分の段」がわかっていないといけません。

確かめること確かめ方
色の明るさこの3か月でいちばん多く着た上の色
形の新しさこの3か月でいちばん多く着た下の形
きちんと度平日の仕事の日に着ている服
落ち着く度合い着ていて一度も気にならなかった日の服

**この3か月でいちばん多く着た服が、いつもの自分の段です。**好きな服や、着たいと思っている服ではなく、実際に多く着た服を見てください。そこから1段だけ動かすのが寄せ方です。いつもの段がわかっていれば、何段動かしたかを自分で数えられるので、寄せすぎることがなくなります。3か月分を思い出せないときは、いまクローゼットの手前に掛かっている服と、洗濯かごに入っている服を見てください。手前と洗濯かごにある服が、実際に着ている服です。奥に掛かったままの服は、いつもの段を決める材料から外して構いません。

つまみを動かす量|1回に1つ、1段だけ

寄せるときの決まりは1つだけです。1回の予定で動かすのは、1つのつまみを1段だけ。

動かし方起きること
1つのつまみを1段自分の服のまま、場に合わせたことが伝わる
1つのつまみを2段少し落ち着かないが、改まった場なら合う
2つのつまみを1段ずつ改まった場で、年齢差が大きい日だけ
3つのつまみ全部自分の服ではなくなり、落ち着かない

1段とは、たとえば、白いシャツを生成りのシャツに替える、丸首のニットの上にジャケットを羽織る、というくらいの動きです。**全身を替える必要はなく、1か所を替えるだけで1段は動きます。**落ち着かないと感じたら、動かしすぎているしるしです。1段戻してください。

小物で寄せる|服を替えずに1段動かす

服を替えなくても、小物を1つ替えるだけで、つまみを1段動かせます。手持ちの服が少ない時期や、好きな服を替えたくない日は、小物で寄せてください。

小物動くつまみ替え方の例
バッグきちんと度布の大きなバッグを、形のしっかりした革のバッグに
靴きちんと度スニーカーを、ローファーか低いパンプスに
首元のアクセサリー色の明るさ小さな光るものを1つ足す
スカーフ・ストール色の明るさ明るい色を首元に1枚
眼鏡・時計形の新しさいつもと違う形のものに替える
ベルトきちんと度ゆったりした服に細いベルトを1本

**いちばん効くのは、靴とバッグです。**会う人から見て、服より先に目に入りやすく、替えたことが伝わりやすい場所だからです。年齢差の大きい予定の朝に迷ったら、服はいつものままにして、靴とバッグのどちらかだけを、きちんと度の高いほうに替えてみてください。それで1段です。

秋冬の素材で寄せる

秋冬は、生地の質感で、きちんと度を動かしやすい季節です。色や形を変えずに、素材だけで1段動かせます。

素材きちんと度合う予定
張りのあるウール高い改まった食事会、年始のあいさつ
細かい編みのニット中くらい職場、保護者の集まり
ざっくり編みのニット低い同年代の友人、家族
スエードに近い起毛中くらい年上の人との食事
厚手のスウェット低い家族、近所

**同じ色、同じ形の服でも、生地を替えると段が動きます。**いつもの紺のニットを、ざっくり編みから細かい編みに替えるだけで、きちんと度は1段上がります。素材で寄せる方法は、自分の物差しをいちばん崩しにくい寄せ方です。色も形も見慣れたままなので、鏡を見たときに「いつもの自分」が残っています。秋冬の服を買い足すなら、好きな色と形のまま、素材だけ違うものを1枚持っておくと、寄せる日に使えます。

鏡の前で確かめる|寄せすぎていないかのしるし

つまみを動かした組み合わせができたら、出かける前に鏡の前で確かめます。寄せすぎているときには、自分でわかるしるしが出ます。

しるし起きていること戻し方
鏡を見て、誰かの服を借りた気がするつまみを2つ以上動かしている1つ戻す
何度も袖や裾を直したくなるきちんと度を上げすぎている羽織りを1枚外す
顔だけが浮いて見える色の明るさを落としすぎている首元に明るい色を1つ戻す
靴だけがいつもの自分に見える上だけ寄せて、下が残っている靴を服の段にそろえる
鏡の前で、すぐに見るのをやめたくなる落ち着かない段まで動かしているいつもの段に戻して、1か所だけ替える

**いちばんわかりやすいしるしは、「誰かの服を借りた気がする」という感覚です。**この感覚が出たら、2つ以上のつまみを動かしています。どれか1つを、いつもの自分の段に戻してください。鏡の前で落ち着いて見ていられる組み合わせが、その日の寄せ方としてちょうどよい段です。

言われた一言の受け止め方

年齢と服のことで迷っている時期は、人に言われた一言が長く残ります。誰がどの場面で言ったかで、受け止め方を分けてください。

言われた一言言った人・場面受け止め方
「若いね」年上の人、親しい場明るく見えたという意味。そのままでよい
「若いね」初めての人、改まった場次に会う日に、きちんと度を1段上げる
「落ち着いてるね」年下の人整って見えたという意味。そのままでよい
「落ち着いてるね」同年代の友人気になるなら、首元に明るい色を1つ
「いつもと違うね」誰でも寄せたことが伝わった。動かしすぎていないか見る

**一言だけで、全部の服を見直す必要はありません。**言われたのは、その日のその場面のことです。次に同じ人と会う予定のときだけ、つまみを1つ動かしてみて、それで気にならなくなれば十分です。年齢と服の関係を整理したい場合は、地味な服で年齢が上に見える日と、落ち着いて見える日の違いも参考になります。

どちらとも取れるとき①|会う人の年齢がわからない

会う人の年齢がわからない予定は、意外と多くあります。

状況寄せ方
初めての集まりきちんと度を1段上げる
大勢が集まる会きちんと度を1段上げる
誰が来るかわからない食事いつもの段のまま、羽織りを1枚持つ

**わからない日は、きちんと度を1段上げるか、羽織りを1枚持っていくかの、どちらかで足ります。**羽織りを持っていけば、着いてから周りを見て、着るか脱ぐかで1段を動かせます。

どちらとも取れるとき②|好きな服と、寄せた服が離れている

好きな服がはっきりしていて、寄せた服とあまりに離れていると、寄せる日が苦しくなります。

好きな服寄せる日の寄せ方
明るい色が好き色はそのまま、きちんと度を1段上げる
新しい形が好き形はそのまま、色を1段落ち着かせる
柔らかい服が好き生地はそのまま、色を1段落ち着かせる
きちんとした服が好き寄せる日もそのまま着られる

**好きな部分は動かさずに、それ以外のつまみで寄せてください。**明るい色が好きなら、寄せる日も色はそのまま。代わりにジャケットを足して、きちんと度で寄せます。好きな部分を残しておくと、寄せる日でも自分の服を着ている感覚が残ります。

どちらとも取れるとき③|年齢の節目で、全部変えたくなった

30歳、40歳、50歳と、年齢の節目が近づくと、服を全部変えなければいけない気がすることがあります。

気持ち考え方
節目だから全部変えたい予定ごとに1着ずつ見直す
もう着られない服がある気がする3か月で一度も着なかった服だけを見る
周りが変わっていく同年代と会う日の服を見る

**節目の年齢になっても、会う人と予定は、前の年とほとんど変わっていません。**変わるのは自分の年齢の数字だけです。全部を一度に変えるより、予定ごとに1着ずつ見直していくほうが、手持ちの服を生かせます。節目の誕生日の前後に、年齢差の大きい予定を1つ選び、その予定のための組み合わせを1つ作る。それを季節ごとにくり返すと、1年たつころには、手持ちの服がいまの予定に合った形に少しずつ入れ替わっています。年代ごとの考え方はアラフィフのファッションは年齢では決まらないにも書いています。

秋のうちに試すこと

10月の衣替えのときに、次のことを一度やってみてください。

すること見るところ
年末までの予定を書き出す会う人の年齢と、自分との差
この3か月で多く着た服を3着出すいつもの自分の段
年齢差が大きい予定を1つ選ぶ動かすつまみはどれか
つまみを1段動かした組み合わせを作る鏡の前で落ち着かないか
合う服がない予定を探す足りない1着はどれか

**年齢差が大きい予定のために、組み合わせを1つだけ先に作っておくと、当日の朝に迷いません。**合う服が見つからない予定が残ったら、その予定のための1着を考えれば足ります。

よくある行き違い

**「年齢に合う服は、年齢で決まっている」。**年齢に合うかどうかは、会う人との年齢差と、その場の改まり方で動きます。予定ごとに確かめてください。

**「年下の多い場では、明るい色や新しい形に寄せたほうがいい」。**色と形は、自分の物差しといちばん結びついているつまみです。寄せるなら、きちんと度から動かすほうが自然に見えます。

**「年上の人と会う日は、全身を地味にしたほうがいい」。**動かすのは1つのつまみを1段だけで足ります。全身を変えると、自分の服ではなくなります。

**「年齢の節目に、服を全部入れ替えなければいけない」。**会う人と予定は、節目の前後でほとんど変わりません。予定ごとに1着ずつ見直してください。

まとめ

年齢に合う服装は、会う人の年齢で決めます。

  • 同年代と家族に会う日は、寄せない
  • 年齢差が5歳以上ある日と、初めて会う人の多い日だけ寄せる
  • 寄せるときは、色の明るさ・形の新しさ・きちんと度のうち、1つのつまみを1段だけ動かす
  • 迷ったら、きちんと度から動かす
  • いつもの自分の段は、この3か月で多く着た服で決める

**来週の予定を1つ選んで、会う人の年齢を書いてください。**それで、その日の服の寄せ方が決まります。

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— メグラシ編集部

よくある問い

Q. 40代になって、何を着ても年齢に合っていない気がします
年齢に合っているかを、自分の年齢だけで測ろうとすると、どの服も外れて見えることがあります。来週の予定を1つ選んで、そこで会う人の年齢を書き出してみてください。会う人が年下中心なのか、同年代なのか、年上なのかで、ちょうどいい段は変わります。予定ごとに決めると、手持ちの服の中に、その日に合う1着がたいてい見つかります。合う服がない予定が1つだけ残ったら、その予定に向けた1着を考えれば足ります。
Q. 職場が年下ばかりで、浮いていないか気になります
年下の多い職場で気にしやすいのは、色の明るさと形の新しさを周りに合わせようとすることです。この2つは、無理に寄せると落ち着かなくなりやすいつまみです。年下の多い職場では、色と形はいつもの自分のままにして、生地の手入れと、袖口や襟の整い方を丁寧にするほうが、周りからも自然に見えます。周りと同じ服を着る必要はなく、自分の段で整っていることのほうが伝わります。
Q. 「若いね」と言われて、褒められたのかどうかわかりません
言った人の年齢と、言われた場面で受け止め方が変わります。年上の人が親しい場で言うなら、明るく見えたという意味であることが多く、そのままで構いません。初めて会う人や改まった場で言われて気になったなら、次に同じ人と会う日に、きちんと度を1段だけ上げてみてください。色や形まで変えなくても、ジャケットを1枚足す程度で、印象は十分に動きます。
Q. 好きな服と、年齢に合わせた服が違って困ります
好きな服を着る日と、寄せる日を、予定で分けてみてください。同年代の友人と会う日や、家族と出かける日は、寄せる必要がほとんどない日です。そこでは好きな服を着て、寄せるのは、年齢差が大きく、会う距離が近い予定だけにします。好きな服の中で、つまみを1つだけ動かした組み合わせを作っておくと、寄せる日にも好きな服の一部を持っていけます。

— メグラシ編集部

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自分を知る

ファッションがわからない|朝・店・鏡のどこで止まるかで分ける

ファッションがわからないと感じるとき、わからないのは服のこと全部ではなく、手が止まる1つの場面であることがほとんどです。朝のクローゼットの前で止まるなら組み合わせ、店や通販の画面で止まるなら買うもの、出かける前の鏡の前で止まるなら判定、人と会ったあとに止まるなら比べる相手。1週間で止まった場面を数えて、自分がどこにいるかを決め、そこだけに効く最初の1手を置く記事です。秋の衣替えの日に始める手順も書きました。

メグラシ編集部/読了 9分

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