韓国の洋服|フリーサイズは肩・着丈・袖を手持ちの1枚と比べて選ぶ

韓国の洋服をフリーサイズで選ぶなら、あなたの体を測るより先に、手持ちでいちばん気に入っている1枚を測ってください。
比べるのは、肩・着丈・袖の3か所です。3か所のうち2か所が手持ちの1枚と近ければ、届いたときに自分の服として着られます。合わない1か所が袖なら折って、着丈なら前だけ入れて直せます。合わない1か所が肩なら、その服は見送ってください。肩だけは、着方では直せないからです。
韓国ファッションを大人がどう取り入れるかという全体の話は韓国ファッション 大人|変えるのは丈と肌の見せ方、手持ちで寄せる手順で書いています。この記事はその手前、韓国の洋服を「選ぶ」ときの寸法の見方だけを扱います。
結論:フリーサイズは、手持ちの1枚との差で選ぶ
韓国の洋服は、体にぴったり合わせるのではなく、体との間にゆとりをつくって着ることを前提に作られているものが多くあります。肩が二の腕に落ち、身幅が広く、袖が長め。その分、ひとつの大きさで多くの人が着られるように、フリーサイズで売られていることが多いのです。
このとき、自分のヌード寸法と服の寸法を比べても、どれくらいのゆとりが「ちょうどいい」のかは分かりません。ゆとりの好みは人によって違うからです。
そこで、**手持ちでいちばん気に入っている1枚を基準にします。**その1枚は、あなたが「この大きさがちょうどいい」と感じているゆとりを、すでに持っています。
| 比べる場所 | 手持ちの1枚で測るところ | 合うかの目安 |
|---|---|---|
| 肩 | 肩の縫い目から縫い目まで | 差が3センチ以内 |
| 着丈 | 首の付け根の後ろから裾まで | 差が4センチ以内 |
| 袖 | 肩の縫い目から袖口まで | 差が3センチ以内 |
この表は、比べる場所と目安を示すためのものです。目安から外れても、どの場所が外れたかで、直せるかどうかが変わります。それはこのあと順に書きます。
大きめの服を着ると、だらしなく見えるのではないかと心配する人もいると思います。だらしなく見えるのは、ゆとりそのものではなく、ゆとりの場所がばらけているときです。肩も、着丈も、袖も、全部が少しずつ大きいと、体の輪郭がどこにもなくなります。3か所を比べるのは、ゆとりがどこに集まっているかを前もって知るためでもあります。
系統として1文で言うと
韓国の洋服は、体との間にゆとりをつくり、そのゆとりを1か所に集めて、残りを細く見せる系統です。
肩を落としたニットに細身のパンツ。身幅の広いシャツに、ウエストの高いスカート。ゆとりのある場所と、締まった場所の差で、全体の形をつくります。
大人カジュアルは、ゆとりを全身に少しずつ散らします。モード系は、直線と余白でゆとりの場所をつくります。韓国の洋服は、ゆとりを1か所に寄せて、残りを細く見せる点が、他の系統との境目です。この境目を知っておくと、フリーサイズの服がどこにゆとりを置いているかが、寸法から読み取れるようになります。
秋冬は、この系統がいちばん取り入れやすい季節です。重ね着をするので、ゆとりのある1枚の下や上に、細い1枚を自然に組み合わせられます。肩の落ちたニットの下に細身のタートルネック、身幅の広いコートの下に細身のパンツ。ゆとりと細さの差が、重ね着の中で無理なく生まれます。
基準の1枚は、どう選ぶか
基準にする手持ちの1枚は、同じ種類の服から選んでください。ニットを買うならニット、シャツを買うならシャツ、コートを買うならコートです。種類が違うと、ゆとりの入り方がまるで違います。
同じ種類のなかでも、いちばん手に取る回数が多い1枚を選びます。気に入っているけれどあまり着ていない服より、気づくと着ている服のほうが、あなたにとってちょうどいいゆとりを持っています。
基準の1枚を決めたら、平らな床やテーブルに置き、しわを手で伸ばしてから測ります。メジャーは布製のものが扱いやすく、肩のように曲がったところも沿わせて測れます。
測った数字は、スマートフォンのメモに残しておくと、オンラインで選ぶときにすぐ比べられます。ニット、シャツ、コート、パンツの4種類くらいを測っておけば、秋冬に韓国の洋服を選ぶときの基準はそろいます。
とくに気に入っている1枚が思い浮かばないなら、この1か月でいちばん多く着た服を基準にしてください。着た回数が多い服は、気に入っているかどうかとは別に、あなたの体と暮らしに合ったゆとりを持っています。
洗って縮んだ服や、着込んで伸びた服は、基準には向きません。袖口や裾が伸びていると、実際より大きな数字が出ます。測る前に、袖口と裾の形がくずれていないかを確かめ、くずれているなら別の1枚を選んでください。
比べる場所①|肩は、落ちる位置で見る
肩の落ちた服は、肩の縫い目が二の腕の上に来ます。この「落ちる位置」が、韓国の洋服では見た目をいちばん左右します。
手持ちの1枚の肩幅と、気になる服の肩幅を比べて、差が3センチ以内なら、肩の落ちる位置はほぼ同じです。5センチを超えて広いと、肩の縫い目が二の腕の真ん中近くまで下がり、肩まわりが布に埋もれて見えます。
肩の落ち方は、**着方では直せません。**袖を折っても、前を入れても、肩の縫い目の位置は変わらないからです。肩が合わない服は、他の2か所が合っていても見送るほうが、後で着なくなる服を増やさずに済みます。
肩幅の表記がない服もあります。その場合は、身幅と袖丈の数字から推し量ります。身幅が手持ちより8センチ以上広く、袖丈が手持ちより5センチ以上短いなら、肩が大きく落ちる作りだと考えてください。肩が落ちた分、袖が短く書かれているのです。
肩の落ち方は、全身を鏡に映したときの輪郭を大きく変えます。肩の縫い目が二の腕の上の方にあるうちは、肩の丸みが見えて、体の線が残ります。縫い目が二の腕の真ん中まで下がると、肩の丸みが消え、上半身が四角く見えます。どちらが好みかは人によりますが、手持ちの1枚がどちらに近いかを先に知っておくと、選ぶ方向が定まります。
肩幅を測るときは、肩の縫い目の真ん中から真ん中までを、まっすぐ測ります。縫い目が丸く落ちている服は、縫い目の位置が分かりにくいので、袖と身頃の生地の向きが変わるところを指でたどって探してください。
比べる場所②|着丈は、腰骨との距離で見る
着丈は、裾が腰骨からどのくらい下に来るかで見ます。韓国の洋服では、腰骨の少し上で止まる短めの丈と、お尻が隠れる長めの丈の2つに分かれることが多く、中間の丈は少なめです。
手持ちの1枚の着丈と比べて、差が4センチ以内なら、裾の位置はほぼ同じです。8センチ以上長いと、腰まわりが布に包まれて、脚が短く見えやすくなります。8センチ以上短いと、腰骨の上で止まり、下に何を合わせるかを選ぶ服になります。
着丈は、**前だけ入れることで直せます。**長すぎる裾は、前の中央だけをボトムのウエストに入れ、脇と後ろは出したままにします。前から見たときの裾の位置が上がり、脚の始まりが見えるので、長さが気にならなくなります。
短すぎる裾は、ウエストの高いボトムと合わせて、裾とウエストの間に肌が出ないようにします。秋冬は、短い丈のニットの下に、薄手のタートルネックを重ねて、裾から少し見せる方法もあります。
前と後ろで着丈が違う服も、韓国の洋服には多くあります。後ろが前より5センチから8センチ長い形は、前から見ると脚が長く見え、後ろから見るとお尻が隠れます。寸法に後ろ着丈しか書かれていない場合は、前はそれより短いことがあるので、写真で裾の形を確かめてください。
比べる場所③|袖は、手の甲にかかる長さで見る
袖は、腕を下ろしたときに、袖口が手の甲のどこまでかかるかで見ます。韓国の洋服は、手の甲に半分ほどかかる長めの袖が多く、これが「らしさ」の1つでもあります。
手持ちの1枚の袖丈と比べて、差が3センチ以内なら、袖口の位置はほぼ同じです。5センチ以上長いと、指の付け根まで袖が来て、手が使いにくくなります。
袖は、**折るか、たくし上げるかで直せます。**ニットなら、袖口を手首の上までたくし上げると、生地がひじの下にたまり、ゆとりのある見え方になります。シャツなら、袖口を2回折り返すと、きちんとした印象のまま短くできます。
袖が短すぎる場合は、直しにくくなります。手首の骨が出る長さは、ゆとりを楽しむ韓国の洋服では、寸足らずに見えやすいからです。袖が手持ちより5センチ以上短いなら、肩が大きく落ちる作りでない限り、見送ってください。
袖の付き方も確かめてください。肩から首に向かって斜めに縫い目が入っている袖は、肩の縫い目が見当たらないので、肩幅の数字が書かれていないことがあります。この形は、首の付け根から袖口までの長さで比べます。手持ちにも同じ形の服があれば、それを基準にすると比べやすくなります。
3か所のうち、何か所合えばいいか
3か所すべてが合えば、迷わず選んで大丈夫です。2か所が合っていて、合わない1か所が着丈か袖なら、着方で直せるので選んで構いません。
合わない1か所が肩なら、見送るのが基本です。肩は着方では直せず、そこがずれていると、他の2か所を直しても全体が落ち着きません。
2か所以上が合わないなら、その服は、あなたの基準の1枚とはゆとりの作りが違います。選ぶなら、それは「いつもと違う大きさを楽しむ服」と割り切ってください。日常の1枚としては、手に取る回数が少なくなりがちです。
| 合う数 | 合わない場所 | 判断 |
|---|---|---|
| 3か所 | なし | 選ぶ |
| 2か所 | 着丈か袖 | 着方で直して選ぶ |
| 2か所 | 肩 | 見送る |
| 1か所以下 | 2か所以上 | いつもと違う1枚として割り切る |
迷ったときは、紙に3か所の差を書き出してください。肩、着丈、袖のそれぞれに、手持ちの1枚との差をセンチで書き、目安に収まっていれば丸、外れていればばつを付けます。丸の数と、ばつの付いた場所が分かれば、表のどこに当たるかがすぐ決まります。
モデルの着用写真は、身長差で読み替える
オンラインで選ぶとき、寸法の数字と並んで頼りになるのが、モデルの着用写真です。ただ、写真の見え方をそのまま自分に当てはめると、届いたときの印象がずれます。写真を見るときは、モデルの身長と、自分の身長の差を先に確かめてください。
モデルの身長が書かれていれば、自分との差を出します。差が5センチ以内なら、着丈と袖の見え方はほぼ写真の通りです。差が10センチあるなら、着丈は写真より腰骨の下に5センチほど長く、袖は手の甲に2センチから3センチ深くかかると見積もります。背が高い人は、その逆に短く見えます。
肩の落ち方は、身長差の影響を受けにくい場所です。写真で肩の縫い目が二の腕のどこに来ているかを見て、手持ちの1枚の肩の位置と比べてください。写真の肩の落ち方が、手持ちより指2本分以上低いなら、肩の差は大きいと考えます。
写真は、正面だけでなく、横や後ろからのものも見てください。横から見ると、身幅のゆとりが前と後ろのどちらに多く入っているかが分かります。後ろに多く入っている服は、前から見るとすっきりして、横から見ると背中がふくらみます。
平置きの寸法を読むときの注意
オンラインで韓国の洋服を選ぶとき、寸法はたいてい平置きで測った数字が書かれています。この数字の読み方を間違えると、比べた意味がなくなります。
身幅は、平置きの片面の幅です。2倍すると、ぐるりの胸囲になります。手持ちの1枚と比べるときは、手持ちのほうも平置きで片面を測り、同じ条件にしてください。
着丈は、首の付け根の後ろから裾までの長さで書かれていることが多いですが、肩の一番高いところから測っている場合もあります。測り方の図が添えられていれば、それに合わせて手持ちの1枚を測り直します。
袖丈は、肩の縫い目から測るものと、首の付け根から測るものがあります。肩の落ちた服は、首の付け根から測った「裄丈」で書かれていることもあります。裄丈で書かれていたら、手持ちの1枚も首の付け根の後ろから袖口までを測ってください。
数字のずれが2センチ以内なら、測り方の誤差の範囲と考えて大丈夫です。手で測ると、誰でもそのくらいはずれます。
生地の厚みも、数字の読み方に関わります。厚手のニットやウールのコートは、平置きにすると厚みのぶんだけ外側で測ることになり、着たときの内側の寸法より少し大きな数字が出ます。厚手の服を比べるときは、手持ちの1枚も同じくらいの厚みのものを選ぶと、ずれが小さくなります。
秋冬のアイテム別|服の種類で、寸法の読み方が変わる
秋冬に選ぶ韓国の洋服は、ニット、カーディガン、コート、ボトムの4つが中心になります。同じ肩・着丈・袖の比べ方でも、生地が伸びるか伸びないか、中に何を着るかで、読み替えが必要になります。種類ごとに、手持ちの1枚との差をどう見積もるかを書きます。
秋冬のアイテム別①|ニット
ニットは、着ると縦に伸びて、横に縮みます。平置きの寸法より、着たときの着丈は2センチから3センチ長く、身幅は少し狭く見えます。
韓国の洋服のニットは、ローゲージのざっくりしたものが多く、伸びる量も大きめです。手持ちのニットと比べるときは、着丈の差に2センチを足して見積もってください。手持ちと同じ着丈に見えても、着ると少し長くなります。
肩の落ちたニットは、袖の付け根が二の腕の上に来るので、腕を上げると脇の下の布が持ち上がります。手を上げる動きが多い日は、肩の落ち方が3センチ以内の差に収まるものを選ぶと、動きやすくなります。
秋冬は、ニットの下にシャツやタートルネックを重ねることも多いと思います。重ねる前提なら、身幅は手持ちより4センチほど広いものでも、重ねたときにちょうどよくなります。
ウールのニットは、洗い方によって縮むことがあります。とくに手洗いの表示があるものを洗濯機で洗うと、着丈も袖も数センチ短くなることがあります。手持ちの基準より着丈や袖が2センチほど長いものを選んでおくと、少し縮んでも、手持ちと同じ長さに収まります。
秋冬のアイテム別②|カーディガン
カーディガンは、前を開けて着ることが多いので、身幅のゆとりより、着丈と袖のほうが見た目を左右します。
前を開けて着ると、前の端が縦の線になって、全身を縦に区切ります。この縦の線が、腰骨より下で終わると、全身が縦長に見えます。腰骨の上で終わると、横の区切りが強く出て、上半身が短く見えます。
手持ちのカーディガンと比べて、着丈が長いものは、前を開けて縦の線を活かしてください。短いものは、前を閉じて、ボトムのウエストの高さと裾の位置をそろえます。
カーディガンの袖は、前を開けて着ると、腕の動きで袖口が手の甲まで落ちやすくなります。手持ちと比べて袖が2センチ以上長いなら、袖口を1回折り返して着る前提で選ぶと、手元がもたつきません。
秋冬のアイテム別③|コート
コートは、中に何を着るかで、比べ方が変わります。手持ちのコートを基準にするときは、そのコートを着るときにいつも中に着ているものも思い出してください。
韓国の洋服のコートは、肩が落ちて身幅が広い作りが多く、中にニットを着ても窮屈になりにくい作りです。手持ちのコートより身幅が6センチほど広くても、中に厚手のニットを着る人なら、ちょうどよく感じることが多いでしょう。
着丈は、ふくらはぎの真ん中あたりまで来るロング丈が多くなります。背が低めの人は、手持ちのロングコートより着丈が10センチ以上長いと、裾が足首近くまで来て、歩くたびに裾が脚にまとわりつきます。着丈の差は、コートでは6センチ以内に収めるのが目安です。
コートの袖は、中にニットを着ると少し短く感じます。手持ちのコートより袖が2センチほど長いものを選ぶと、ニットの袖口が見えすぎず、手首まわりが冷えにくくなります。
肩に芯や詰め物の入ったコートは、肩幅の数字が同じでも、肩の線が外へ張り出して見えます。韓国の洋服のコートは、芯を入れずに肩をやわらかく落とした作りが多いので、手持ちのコートに芯が入っているなら、数字が同じでも、届いたものは肩がなだらかに見えると考えてください。
秋冬のアイテム別④|パンツとスカート
韓国の洋服のパンツやスカートは、ウエストがゴムになっているフリーサイズのものが多くあります。ウエストはゴムで合うので、比べるのは丈と、太ももまわりのゆとりです。
パンツは、股下の長さを手持ちの1本と比べます。差が3センチ以内なら、裾の位置はほぼ同じです。長すぎる場合、ワイドなパンツなら、靴の甲に裾を乗せて、たまる布を足元の重さとして使えます。細身のパンツなら、裾上げを考えてください。
スカートは、手持ちのスカートと総丈を比べて、裾が膝からどこまで下に来るかを見ます。韓国の洋服のロングスカートは、くるぶしに近い丈が多く、背が低めの人は靴の甲まで裾が来ることがあります。厚手のタイツやブーツを合わせる秋冬は、裾が履き口に重なる長さなら、脚の見える区間がなくなって、つながって見えます。
ウエストがゴムのパンツは、股上の深さも比べてください。股上が手持ちの1本より3センチ以上深いと、ウエストの位置がおへその上まで上がり、トップスを入れたときの見え方が変わります。股上が浅いと、ゴムが腰骨のあたりに来て、短い丈のトップスとの間に肌が出やすくなります。
どちらとも取れるとき|比べても決めきれない3つの場面
3か所を比べても、すっきり決まらないことがあります。袖だけが外れている、着丈が手持ちの2枚の間にある、サイズが2つ用意されている。この3つの場面は、寸法の数字だけでは決めきれず、着方や合わせる服まで考える必要があります。それぞれ、どこを基準に決めればいいかを書きます。
どちらとも取れるとき①|肩は合うのに袖だけ長い
肩の差は3センチ以内で、袖だけが5センチ以上長い、という服はよくあります。この場合は、選んで構いません。袖は直せる場所だからです。
ただし、直し方は素材で変えてください。ニットは、袖口をひじの下までたくし上げると、生地がたまって、ゆとりのある見え方になります。シャツやブラウスは、袖口を2回折り返すと、長さが5センチから6センチ短くなり、きちんとした印象は残ります。
コートの袖が長い場合は、たくし上げも折り返しもしにくいので、直しが必要になります。コートを選ぶなら、袖の差は3センチ以内に収めるほうが、後で困りません。
袖が長い服は、手袋をしない秋冬の朝には、手の甲を覆ってくれる利点もあります。外ではたくし上げずに手の甲までかけて、屋内に入ったらたくし上げる。同じ1枚で、外と中で見え方を変えられるのも、長い袖の服の使い方です。
どちらとも取れるとき②|着丈が、手持ちと手持ちの間にある
手持ちのニットが2枚あって、1枚は短め、もう1枚は長め。気になる服の着丈は、その2枚のちょうど間にある。こういうときは、どちらを基準にすればいいか迷うと思います。
決め方は、その服を何と合わせたいかで選んでください。ウエストの高いボトムに合わせたいなら、短めの1枚を基準にします。気になる服の着丈が、短めの1枚より4センチ以内の差なら、そのまま合わせられます。
細身のパンツやタイトなスカートに、裾を出して合わせたいなら、長めの1枚を基準にします。気になる服が長めの1枚より短いなら、前だけ入れる必要はなく、そのまま出して着られます。
どちらにも合わせたいなら、着丈は長めを選んでください。長い裾は前だけ入れれば短く見せられますが、短い裾は長く見せる方法がありません。
手持ちが1枚しかない場合は、その1枚の着丈から、前だけ入れたときの長さと、出したときの長さの両方を測ってみてください。前を入れると、前の裾はウエストの位置まで上がります。気になる服の着丈が、手持ちを出したときより長くても、入れたときの見え方を想像できれば、選ぶかどうかが決めやすくなります。
どちらとも取れるとき③|2つのサイズが用意されている
韓国の洋服でも、フリーサイズの他に、もう1つ大きいサイズが用意されていることがあります。どちらにするか迷ったら、肩の差で決めてください。
2つのサイズのうち、肩幅が手持ちの1枚と3センチ以内に収まるほうを選びます。どちらも収まるなら、着丈と袖の差が小さいほうを選んでください。
どちらの肩も、手持ちより5センチ以上広い場合は、その服は肩が大きく落ちる作りです。小さいほうを選び、袖と着丈は着方で直す前提で考えてください。大きいほうを選ぶと、肩の落ちがさらに大きくなり、布に埋もれた見え方になりやすくなります。
サイズ表に、2つのサイズの寸法が並んで書かれているなら、肩、着丈、袖の3か所それぞれで、手持ちの1枚との差を出してください。差の合計が小さいほうが、全体としては近い1枚です。ただし、肩の差だけは合計に混ぜず、先に3センチ以内かどうかで振り分けてから、残りを比べます。
合わせる服で、ゆとりの集め方を決める
韓国の洋服は、ゆとりを1か所に集めて、残りを細く見せる系統です。フリーサイズの1枚を選んだら、次に考えるのは、その1枚と何を合わせるかです。ゆとりのある1枚には、細い1枚を合わせるのが基本になります。
肩の落ちたニットを選んだなら、ボトムは細身のパンツか、縦の線が出るタイトなスカートにしてください。上にゆとり、下に細さがあると、全身に上下の差が生まれ、ゆとりが意図したものとして見えます。上も下もゆとりがあると、全身がひとつの大きな形になり、体の線がどこにも見えなくなります。
反対に、ワイドなパンツやたっぷりしたロングスカートを選んだなら、上は肩の合ったニットや、身幅の控えめなシャツを合わせます。ゆとりを下に集めて、上半身をすっきり見せる組み方です。
ゆとりを上と下のどちらに集めるかは、手持ちの服の数で決めると無理がありません。細身のボトムを多く持っているなら、ゆとりは上に。肩の合ったトップスを多く持っているなら、ゆとりは下に。手持ちの服を活かせる側に、新しい1枚のゆとりを置いてください。
年代での調整|30代・40代・50代
韓国の洋服を選ぶときの、年代ごとの調整を書いておきます。どの年代でも、ゆとりを楽しむことはできます。変えるのは、ゆとりの量と置き場所です。
30代は、肩の落ち方を広めにとっても、全体がだらしなく見えにくい年代です。手持ちの1枚より肩が4センチほど広いものでも、袖と着丈が合っていれば、ゆとりとして楽しめます。
40代は、肩の差を3センチ以内に収めると、きちんとした印象が残ります。ゆとりは身幅に集め、肩と袖はできるだけ手持ちに近いものを選んでください。袖をたくし上げて手首を見せると、全体が軽くなります。
50代は、着丈を手持ちの1枚に近づけることを優先してください。裾の位置がいつもと同じだと、全体のつり合いがとりやすくなります。ゆとりは身幅で受け、肩は2センチ以内の差に収めると、上品な落ち方になります。
買う前に、届いたあとにすること
オンラインで韓国の洋服を選ぶ前に、手持ちの基準の1枚を測った数字を手元に用意しておいてください。数字を見比べるだけで、多くの失敗は避けられます。
届いたら、すぐに着る前に、基準の1枚と並べて平置きしてください。肩の縫い目、裾、袖口の位置を重ねて見ると、寸法の数字では分からなかった、ゆとりの入り方の違いが目で分かります。
そのうえで着てみて、鏡の前で腕を上げ下げし、座って立ってを1回ずつ繰り返します。肩が突っ張らない、裾が上がりすぎない、袖が手の動きを邪魔しない。この3つが確かめられれば、その服はあなたの日常の1枚になります。
注文する前に、返品や交換ができるかどうか、その条件も確かめておいてください。着てみて合わないと分かったときに、どこまでなら手続きができるかを知っておけば、届いた服を落ち着いて確かめられます。値札やタグを切る前に、基準の1枚と並べることを習慣にしておくと安心です。
まとめ:体ではなく、ちょうどいい1枚と比べる
韓国の洋服のフリーサイズは、ゆとりを前提にしているぶん、自分の体の寸法と比べても、合うかどうかが分かりにくい服です。
だから、手持ちでいちばん気に入っている1枚を基準にして、肩・着丈・袖の3か所を比べます。3か所のうち2か所が合えば選べます。合わない1か所が袖なら折り、着丈なら前だけ入れる。肩が合わないときだけは、見送ってください。
似た系統の取り入れ方は、韓国ワンピース|大人の秋冬は、切り替えの位置と生地の落ち方で選ぶや、モード系レディース、ガーリーファッションを大人が着るときもあわせて読んでみてください。
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よくある問い
- Q. 韓国の洋服のフリーサイズは、日本のどのサイズに当たりますか
- 決まった対応はありません。同じフリーサイズでも、身幅が50センチのものもあれば、65センチのものもあります。日本のサイズに置き換えるより、手持ちでいちばん気に入っている1枚を平置きして、肩・着丈・袖を測り、その数字と比べるほうが確かです。
- Q. 55や66という表記は何ですか
- 韓国の洋服で使われることのある、体の大きさの目安を示す表記です。数字が大きいほど大きいサイズを示します。ただし、表記と実際の寸法の関係は作り手によって違うので、表記だけで決めず、必ず実寸を見てください。
- Q. 背が低いと、韓国の洋服は大きすぎますか
- 肩が落ちる形の服は、もともと肩の位置が二の腕に来るように作られているので、背が低くても肩はそれほど問題になりません。差が出やすいのは着丈と袖です。着丈は腰骨から何センチ下に来るか、袖は手の甲のどこまでかかるかを、手持ちの1枚と比べてください。合わなければ、袖は折る、着丈は前だけ入れることで調整できます。
- Q. ニットとシャツで、フリーサイズの見方は違いますか
- 違います。ニットは着ると縦に伸びて横に縮むので、平置きの寸法より着丈が長く、身幅が狭く見えます。シャツやコートのような布の服は、平置きの寸法がそのまま着たときの大きさです。ニットは着丈を2センチから3センチ長めに見積もってください。
— メグラシ編集部





