韓国ファッション 大人|変えるのは丈と肌の見せ方、手持ちで寄せる手順

**韓国ファッションを見て「いいな」と思ったのは、写真のどこでしたか。**色の少なさ、肩の落ちた羽織り、くるぶしまで届くスカートの長さ。たぶん、そのどれかだったはずです。
そして、「でも自分の年齢ではもう無理かもしれない」と感じたのは、たぶん別の場所です。短い丈のトップスからのぞくお腹、ミニ丈のスカート。韓国ファッションの中で年齢が気になる部分は、じつはこの2つだけです。
**韓国ファッションは、色を3色以内に絞り、ゆとりを1か所に集め、縦の線を1本通す着方です。**この3つは、20代でも50代でも同じように使えます。大人が変えるのは、丈の短さと肌の見せ方の2か所だけ。それ以外は、手持ちの服の組み替えで寄せられます。
韓国っぽさを形づくる要素を細かく分けた記事は韓国っぽさは6つの要素でできているに、流行の色数の読み方は韓国風トレンドの読み方にあります。この記事は、服の系統として韓国ファッションを自分のものにする手順だけを扱います。
結論:大人が変えるのは、丈と肌の見せ方の2か所だけ
先に答えを置きます。
韓国ファッションの中で、年齢に関係なくそのまま使えるのは次の3つです。
- 色を3色以内に絞る
- ゆとりを、上か下のどちらか1か所に集める
- 前を開けた羽織りや、同じ色の上下で、縦の線を1本通す
大人が変えるのは次の2つです。
- 丈:ミニ丈と短い丈のトップスをやめて、ひざ下からくるぶしまでの長さに移す
- 肌:お腹と太ももを見せるのをやめて、首・手首・足首の3か所のどこかで見せる
この2つを変えると、韓国ファッションは「若い人の流行」から「色が少なくて、縦に長い、落ち着いた系統」に変わります。年齢が気になっていたのは、この2か所だったはずです。
系統として1文で言うと|他の系統との境目
韓国ファッションを1文で言うと、「色を絞り、ゆとりを1か所に集め、縦に長く見せる系統」です。ほかの系統と並べると、どこが違うのかがはっきりします。
| 系統 | 色の数 | ゆとりの置き方 | 全身の線 |
|---|---|---|---|
| 韓国ファッション | 3色以内。無彩色かくすんだ色 | 上か下の1か所に集める | 縦に1本通す |
| きれいめカジュアル | 3〜4色 | 全身をほどよく沿わせる | ウエストで上下を分ける |
| フレンチカジュアル | 2〜3色に差し色1点 | 小さめの上に、ほどよい下 | 首まわりと足首で抜く |
| ストリート系 | 色数は多くてもよい | 上下とも大きくする | 横幅で量を見せる |
いちばん近いのは、きれいめカジュアルです。違いは、ウエストで上下を分けるか、縦に1本通すかにあります。きれいめカジュアルはベルトやタックインで腰の位置をはっきり見せますが、韓国ファッションは、羽織りを前で開けたり、上下を同じ色にしたりして、腰の位置を目立たせずに縦に流します。
ストリート系とは、ゆとりの量が違います。ストリート系は上下とも大きくしますが、韓国ファッションは、大きいのは上か下のどちらか1か所だけです。上が大きければ下は細く、下が広がれば上は小さく。この釣り合いが、韓国ファッションを「だぼっとした服」ではなく「整った服」に見せています。
「韓国系ファッション」と呼ばれるときも、中身は同じ
韓国ファッションは、韓国系ファッション、韓国風ファッション、と呼ばれることもあります。呼び方は違っても、指している中身はほぼ同じです。色を絞る、ゆとりを1か所に集める、縦の線を通す。この3つがそろっていれば、どの呼び方でも同じ系統の服として扱えます。
「系」と付くときは、韓国で流行している服そのものより、その雰囲気を持った服、という意味で使われることが多いようです。手持ちの服で寄せるときに目指すのは、こちらの方です。流行の一点を探すより、3つの決まりを手持ちの服で満たす方が、季節が変わっても長く使えます。
韓国ファッションの中にも、3つの寄り方がある
ひと口に韓国ファッションと言っても、写真によって印象はかなり違います。大きく分けると、3つの寄り方があります。
ひとつ目は、きれいめ寄りです。肩の落ちたジャケット、とろみのあるブラウス、ロング丈のプリーツスカート。色は黒・グレー・アイボリー・ベージュの中から選びます。大人がいちばん取り入れやすく、職場にもそのまま着ていける寄り方です。
ふたつ目は、カジュアル寄りです。大きめのスウェットやニット、まっすぐなジーンズ、スニーカー。色はグレーや生成り、くすんだ青。休日の服として取り入れやすい寄り方です。
みっつ目は、ガーリー寄りです。小さめのカーディガン、レースやリボン、ふんわりしたスカート。色は淡いピンクやアイボリー。この寄り方は丈が短くなりやすいので、大人が取り入れるときは、いちばん丈の調整が必要になります。
どの寄り方を選んでも、色を3色以内に絞る、ゆとりを1か所に集める、縦の線を通す、の3つは同じです。自分の手持ちの服がどれに近いかを見て、そこから寄せていくのがいちばん早い方法です。
手持ちで寄せる手順①|色を3色に減らす。足す前に引く
最初にするのは、買い足すことではなく、色を減らすことです。
今日着ようとしている服を全部並べて、色を数えてください。トップス、ボトム、羽織り、靴、バッグ。靴とバッグも数に入れます。4色以上あれば、3色まで減らします。
減らすときは、いちばん面積の小さい色から外します。バッグの色が1色だけ浮いていれば、ほかの服と同じ色のバッグに替える。靴だけ違う色なら、ボトムか羽織りと同じ色の靴に替える。面積の大きい服を替えるより、小物を替える方が手持ちで済みます。
3色の選び方にも、韓国ファッションらしい決まりがあります。
- 無彩色(黒・白・グレー)を1色か2色入れる
- 残りは、くすんだ色(ベージュ、カーキ、くすんだ青、くすんだピンク)から選ぶ
- 鮮やかな色は、入れても3色のうちの1色まで
色数を減らすだけで、手持ちの服の印象はかなり変わります。昨日と同じトップスとボトムでも、靴とバッグを同じ色にそろえるだけで、全身の色が3色に収まり、韓国ファッションの落ち着いた印象に近づきます。
柄の服は、地の色を1色として数える
ストライプのシャツや、チェックのスカートのような柄の服は、色を数えるときに迷います。柄の服は、いちばん面積の大きい地の色を1色として数えてください。白地に紺の細いストライプなら、白の1色です。
そのうえで、柄の中の色を、全身のほかの場所でくり返すと、3色の中に収まります。白地に紺のストライプのシャツに、紺のパンツ。柄の中の紺と、パンツの紺が同じ色として数えられるので、全身は2色のままです。
3色の中身は、手持ちのいちばん多い色から決める
3色をどれにするかは、新しく決めるより、手持ちの服から逆算する方が早く決まります。
クローゼットの服を、色だけで分けてみてください。いちばん多い色が、3色のうちの1色目です。黒が多いなら黒、ベージュが多いならベージュ。この色は、毎日の組み方のどこかに必ず入る色になります。
2色目は、1色目と明るさが離れた色にします。1色目が黒なら、アイボリーかライトグレー。1色目がベージュなら、焦げ茶かチャコール。明るさが離れた2色があると、全身にめりはりが出ます。
3色目は、その日の気分で変える色です。くすんだ青、カーキ、くすんだピンク。1色目と2色目は固定して、3色目だけを日によって替えると、手持ちの服の組み合わせが増えます。
手持ちで寄せる手順②|ゆとりを1か所に集める
次に、ゆとりの場所を決めます。上と下のどちらを大きくするかを選んで、もう片方を細くか長くします。
上を大きくするなら、肩の落ちたニットやジャケット、大きめのシャツを選びます。そのときの下は、細めのパンツか、まっすぐ落ちるロング丈のスカートです。
下を大きくするなら、ワイドパンツや広がるロングスカートを選びます。そのときの上は、体に沿うニットか、丈の短すぎない小さめのカーディガンです。
困るのは、上下とも大きくしたときです。韓国ファッションの写真には、上下とも大きく見えるものもありますが、それは身長があって、首と足首がしっかり見えているからです。上下とも大きくすると、体の輪郭がどこにあるか分からなくなり、全身が四角く見えます。
手持ちの服で確かめるときは、鏡の前で上下を着て、ウエストのあたりに手を当ててください。手を当てたところで、上か下のどちらかが体に沿っていれば、ゆとりは1か所に集まっています。上も下も手と体の間にすき間があるなら、どちらかを細いものに替えます。
ゆとりの量は、脇の身幅をつまんで測る
ゆとりが足りているか、多すぎるかは、着たまま脇をつまんで測れます。
トップスを着て、脇の下から5cmほど下の位置で、前と後ろの生地をまとめてつまんでください。つまめた幅が、片側のゆとりです。
- 2cm以下:体に沿っている。下を大きくする日のトップスに向く
- 3〜6cm:ほどよいゆとり。上を大きくする日の入り口
- 7cm以上:大きなトップス。下は細くか、まっすぐ長くする
上を大きくする日に、つまめる幅が3cmしかないなら、ゆとりが足りず、普通の服に見えます。反対に、下を大きくする日に、トップスで7cm以上つまめるなら、上下とも大きくなっています。
手持ちで寄せる手順③|縦の線を1本通す
最後に、全身に縦の線を1本通します。韓国ファッションの写真が、どの年齢の人でもすっきり見えるのは、この線があるからです。
縦の線を作る方法は3つあります。
- 羽織りの前を開ける:ジャケットやカーディガン、コートの前を閉めずに開けると、左右の前端が縦に2本の線を作る
- 上下を同じ色にする:グレーのニットにグレーのスカート、ベージュのシャツにベージュのパンツ。色の切り替えがないぶん、全身が1本に見える
- ロング丈を使う:ロング丈のスカートやコートは、それ自体が縦に長い面になる
どれか1つで足ります。羽織りの前を開けて、中は同じ色の上下にして、さらにロング丈、と全部を重ねる必要はありません。
縦の線が通っているかは、2mほど離れた場所から全身の写真を撮って確かめてください。写真を見たとき、目が上から下へ止まらずに流れれば、線は通っています。ウエストや裾のどこかで目が止まるなら、そこで色か形が切り替わっています。その切り替わりを1つ減らせば、線が通ります。
大人が変えること①|丈:ミニはひざ下へ、短いトップスは前だけインへ
ここからが、年齢に合わせて変える部分です。ひとつ目は丈です。
韓国ファッションの写真には、ミニ丈のスカートやショートパンツ、お腹が少しのぞく短い丈のトップスがよく出てきます。この丈は、20代前半までの服として見られやすい部分です。
スカートは、ひざ下からくるぶしまでの丈に移してください。ひざが隠れる丈、ふくらはぎの真ん中の丈、くるぶしの上で止まる丈。どれも韓国ファッションの縦に長い形と相性がよく、むしろ短い丈より韓国らしく見えます。
短い丈のトップスは、普通の丈のトップスを前だけボトムに入れる形に置き換えます。前の裾を5〜10cmだけ入れると、短い丈のトップスと同じように、腰の位置が上がって脚が長く見えます。お腹は見えません。
ショートパンツは、ひざ丈のバミューダパンツか、まっすぐなワイドパンツに替えます。秋冬なら、ショートパンツに厚手のタイツという組み方もありますが、30代以降はひざが隠れる丈の方が落ち着きます。
大人が変えること②|肌:首・手首・足首の3か所で見せる
ふたつ目は、肌の見せ方です。
韓国ファッションで肌が見える場所は、お腹、太もも、肩のどれかであることが多いです。大人が取り入れるときは、この3か所を、首・手首・足首の3か所に移してください。
- 首:Vネックや、ボタンを2つ開けたシャツで、鎖骨のあたりまで見せる
- 手首:袖を2回折る、または袖を肘まで押し上げて、手首から5〜10cm見せる
- 足首:くるぶしが見える丈のパンツか、ロング丈のスカートにかかとの低い靴で、足首を3〜5cm見せる
3か所のうち、見せるのは1か所か2か所で足ります。全部を見せると、今度は肌の量が多くなって、ゆとりのある服との釣り合いが崩れます。
首・手首・足首は、体の中でいちばん細いところです。ここを見せると、ゆとりのある服を着ていても、体の細さが服の中から読めます。大きな服を着たときに「着られている」ように見えないのは、この3か所が見えているからです。
透ける素材と、肩を見せる服の扱い
韓国ファッションには、薄く透けるシャツや、肩が出る形のトップスもよく出てきます。
透ける素材は、中に同じ色のインナーを着れば、大人でもそのまま使えます。白い透けるシャツの中に白いタンクトップ、黒の透けるブラウスの中に黒のキャミソール。中の色を外と同じにすると、透け感は残りながら、肌の量は増えません。中に肌色に近いものを着ると、素肌が透けているように見えるので、色は外とそろえてください。
肩が出る形は、上にカーディガンやジャケットを羽織って、肩を隠したまま着る方法があります。羽織りの前を開けると、肩は隠れていても、中のトップスの形が首まわりからのぞきます。首を見せる1か所として使えるので、肌の見せ方の決まりの中に収まります。
似合うかの見分け方|肩の縫い目と、全身写真の縦の線
韓国ファッションが自分に似合っているかは、2つの場所で確かめます。
ひとつ目は、肩の縫い目の位置です。羽織りやニットを着て、肩の縫い目が自分の肩先から何cm落ちているかを測ってください。肩先は、腕を横に上げたときにくぼむ骨の位置です。
- 0〜2cm:普通の服の肩の位置。韓国ファッションとしてはゆとりが足りない
- 2〜5cm:韓国ファッションらしいゆとり。大人がいちばん取り入れやすい範囲
- 5cm以上:大きく見える。上だけに使い、下は細くか長くする
5cm以上落ちる服は、着た人の肩幅によって見え方が変わります。肩の縫い目が二の腕の真ん中より下まで落ちる服は、服の方が先に目に入りやすくなります。鏡を見て、顔より先に肩に目が行くなら、もう1サイズ小さいものにするか、袖をまくって手首を見せてください。
ふたつ目は、全身写真の縦の線です。2m離れた場所から全身を撮り、目が上から下へ止まらずに流れるかを見ます。流れれば似合っています。どこかで止まるなら、色の切り替えかゆとりの置き方を1か所だけ変えてください。
似合うかどうかは、鏡の中の顔ではなく、全身の線で決めてください。韓国ファッションは、一部分ではなく全身の形で成り立っている系統だからです。
年代での調整|30代・40代・50代
丈と肌の見せ方の2か所を変えたうえで、年代ごとに少しずつ調整する場所があります。
30代は、韓国ファッションの形をほぼそのまま使えます。変えるのは、ミニ丈と短い丈のトップスだけです。カジュアル寄りもガーリー寄りも取り入れられますが、ガーリー寄りなら、レースやリボンは1か所に絞ってください。
40代は、きれいめ寄りを軸にすると落ち着きます。肩の落ちは2〜5cmの範囲に収め、素材は艶のあるものと、ハリのあるものを選びます。くたっとした薄手のスウェットより、目の詰まったニットや、張りのあるシャツの方が、同じ形でもきちんと見えます。色は3色のうち2色を無彩色にすると、全身が引き締まります。
50代は、縦の線をいちばん大事にしてください。ロング丈のコートの前を開ける、上下を同じ色にする。この2つのどちらかを毎回入れると、韓国ファッションらしい形がはっきり出ます。ゆとりは下に置く方が、首まわりがすっきり見えます。上を大きくするなら、首を見せるVネックか、襟の開いたシャツを中に合わせます。
どの年代でも共通しているのは、変える場所が少ないことです。年齢に合わせて全部を変えようとすると、韓国ファッションの形そのものが消えてしまいます。
60代以降は、ゆとりを下に置き、色を2色に絞る
60代以降も、韓国ファッションの3つの決まりはそのまま使えます。
ゆとりは、下に置く方が整って見えます。ワイドパンツや、広がりのあるロングスカートに、体に沿うニットを合わせる形です。上に大きな服を着ると、肩から下が全部ゆとりになり、体の輪郭が読めなくなります。
色は、3色ではなく2色に絞ると、韓国ファッションらしい落ち着きがいちばんはっきり出ます。グレーとアイボリー、ネイビーと白、ブラウンとベージュ。2色だけで組んだ全身は、色の少なさそのものが印象になります。
秋冬の韓国ファッション|ロング丈のコートとニットで組む
秋冬は、韓国ファッションの3つの決まりを、いちばん取り入れやすい季節です。
まず、色が自然に3色に収まります。秋冬の服は、グレー、黒、アイボリー、ベージュ、ブラウンが中心です。この中から3色を選ぶだけで、韓国ファッションの色の決まりはほぼ満たせます。
次に、ロング丈のコートが縦の線を作ってくれます。ひざ下からふくらはぎまでのコートの前を開けて着れば、それだけで全身に縦の線が2本通ります。コートの中は、同じ色のニットとスカート、あるいはニットとパンツにすると、線がさらにはっきりします。
ゆとりは、ニットで作るのがいちばん簡単です。肩の落ちた大きめのニットに、細めのパンツか、まっすぐ落ちるロングスカート。このとき、ニットの裾は前だけ入れると、腰の位置が上がって全身が縦に伸びます。
秋冬の肌は、首と足首で見せます。タートルネックの日は首が隠れるので、袖を折って手首を見せてください。厚手のタイツの日は足首が隠れるので、首か手首のどちらかを見せます。3か所全部を隠すと、ゆとりのある服の中に体が埋もれて見えます。
秋冬に1枚だけ足すなら、肩の落ちたロング丈のコート
手持ちの服で韓国ファッションに寄せるとき、秋冬に1枚だけ足すなら、肩の縫い目が2〜5cm落ちた、ひざ下丈のコートです。
このコートは、3つの決まりのうち2つを1枚で満たします。肩が落ちているので、ゆとりが上に集まる。丈が長く、前を開けて着れば縦の線が通る。中に手持ちのニットとパンツを着るだけで、韓国ファッションの形になります。
色は、手持ちの服のいちばん多い色と同じか、1段明るい色を選んでください。手持ちが黒やチャコールなら、グレーかベージュ。手持ちがベージュやブラウンなら、キャメルかアイボリー。
小物の量を減らすほど、系統がはっきりする
韓国ファッションは、小物の量が少ない系統です。アクセサリーをいくつも重ねる、柄のスカーフを巻く、大きな飾りの付いたバッグを持つ。こうした足し算をすると、色を絞り、縦の線を通した全身の形が、小物に負けてしまいます。
バッグは、無地で、全身の3色のどれかと同じ色のものを1つ。形は、四角くて張りのあるものか、やわらかく落ちる布のものにします。
アクセサリーは、1か所に絞ってください。小さなピアスか、細いネックレスか、細い指輪。手首を見せる日は、腕時計か細いブレスレットを1つだけ。小物が1か所なら、首・手首・足首で見せた肌に目が届きます。
靴は、ボトムかバッグと同じ色にすると、色の数が増えません。秋冬なら、黒か焦げ茶のローファー、白か生成りのスニーカー、かかとの低いショートブーツ。どれも、全身の縦の線を足元で止めずに、そのまま地面まで流してくれます。
小物を減らすと、最初は物足りなく感じることがあります。そのときは小物を足すのではなく、素材をひとつ替えてください。無地のニットを畝のあるニットに、平らなスカートをプリーツのスカートに。素材の表情が、小物の代わりになります。
どちらとも取れるとき①|若作りに見えるか、地味に見えるか
丈を伸ばし、肌の見せ方を変えると、今度は「地味になった」と感じることがあります。若作りと地味の間で、どこに線を引くかで迷う日です。
地味に見えるときは、色か素材のどちらかに1か所だけ動きを足してください。
- 色:3色のうち1色を、くすんだピンクやくすんだ青のような、少し色みのある色に替える
- 素材:無地のニットを、畝の入ったニットや、少し光るサテンのスカートに替える
足すのは1か所です。2か所以上足すと、今度は若作りの方向に寄ります。
若作りに見えるときは、反対に1か所だけ引きます。いちばん多いのは、色が4色以上ある、ガーリー寄りの飾りが2か所以上ある、丈が短いのどれかです。まず色を数えて、4色以上あれば3色に減らす。それでも若く見えるなら、飾りを1か所に絞る。それでも変わらなければ、丈を見直す。この順番で確かめてください。
若作りか地味かで迷う日は、どちらも「1か所」で調整します。全部を変えると、韓国ファッションの形が崩れます。
どちらとも取れるとき②|職場に着ていけるか
韓国ファッションを職場に着ていけるかは、ゆとりの量と色で決まります。
色は、3色以内に絞るという決まりそのものが、職場向きです。黒・グレー・アイボリー・ベージュ・紺の中から3色を選べば、きれいめの服装の範囲に収まります。
気を付けるのは、ゆとりの量です。肩の縫い目が肩先から5cm以上落ちる羽織りは、職場ではくだけて見えることがあります。職場では肩の落ちを2〜3cmまでにして、ゆとりはパンツの幅か、スカートの広がりで出してください。上が体に沿っていれば、下が広くても、職場では整った服に見えます。
縦の線は、職場でこそ効きます。ジャケットの前を開けて、中を同じ色のニットとパンツにする。それだけで、きちんと見えながら、韓国ファッションらしい縦の長さが出ます。
ガーリー寄りの飾りや、大きなスウェットのようなカジュアル寄りの服は、職場では休日用として分けておくと迷いません。
学校の行事や、少し改まった席
子どもの学校の行事や、少し改まった食事の席にも、韓国ファッションの形は使えます。
色は、紺・グレー・黒・アイボリーの中から2色か3色を選びます。形は、肩の落ちが2cm以内のジャケットに、ひざ下丈のプリーツスカートか、まっすぐなパンツ。ジャケットの前を開けて、中を同じ色のニットにすれば、縦の線が通って、改まった席でも整って見えます。
このときに外すのは、大きなゆとりと、カジュアル寄りの素材です。スウェットや、大きく肩の落ちたニットは、行事の日には休ませておきます。
どちらとも取れるとき③|背の高さで、丈をどう換算するか
韓国ファッションの写真は、身長のある人が着ていることが多いです。同じ丈の服でも、背の高さによって見え方が変わります。
背が低めの人は、丈を少し上げて換算してください。ロングスカートなら、くるぶしが隠れる丈ではなく、くるぶしの上3〜5cmで止まる丈にします。足首が見えると、全身の縦の線が伸びます。羽織りは、お尻が半分隠れる丈までにすると、脚の長さが残ります。ゆとりは、上か下の1か所だけに集めることを、背の高い人より厳しく守ってください。
背が高めの人は、写真の丈をそのまま使えます。くるぶしまで届くロングスカートも、ひざ下まであるコートも、写真どおりの長さで着られます。注意するのは、上下とも大きくしても成り立ってしまうことで、楽ですが、全身が大きく見えやすくなります。ゆとりは1か所に集めるという決まりを、背が高い人も守っておくと、整って見えます。
どの身長でも、丈の決め方は「足首が見えるかどうか」を基準にすると迷いません。
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よくある問い
- Q. 40代で韓国ファッションは痛いですか
- 痛く見えるのは、韓国ファッションそのものではなく、丈の短さと肌の出し方です。短い丈のトップスでお腹が見える、ミニ丈のスカートで太ももが出る。この2つを外せば、40代でも韓国ファッションの形はそのまま使えます。色を3色以内に絞ること、上か下のどちらかにゆとりを集めること、羽織りやロング丈で縦の線を通すこと。この3つは、むしろ年齢を重ねた人の方が落ち着いて見えます。肌を見せるなら、首・手首・足首のどれか1か所に絞ってください。
- Q. 手持ちの服だけで韓国っぽくできますか
- できます。最初にするのは、買い足すことではなく色を減らすことです。今日着ようとしている服の色を数えて、4色以上あれば3色まで減らします。次に、上と下のどちらかを大きく、もう片方を細くか長くして、ゆとりを1か所に集めます。最後に、前を開けた羽織りか、同じ色の上下で縦の線を1本通します。この3つは手持ちの服の組み替えだけでできます。足りないものがあるとすれば、肩の落ちた羽織りかロング丈のスカートで、これを1枚足すと手順が組みやすくなります。
- Q. 韓国ファッションは職場に着ていけますか
- 色を3色以内に絞り、縦の線を通すところは、そのまま職場向きです。気を付けるのはゆとりの量で、肩の縫い目が肩先から5cm以上落ちるほど大きい羽織りは、職場ではくだけて見えることがあります。職場に着ていくなら、肩の落ちは2〜3cmまでにして、ゆとりはパンツの幅かスカートの広がりで出してください。色は、黒・グレー・アイボリー・ベージュの中から3色を選ぶと、きれいめの服装の範囲に収まります。
- Q. 背が低くても韓国ファッションは似合いますか
- 似合います。ただし、丈の数字は身長に合わせて換算してください。ロング丈のスカートなら、くるぶしが隠れる丈ではなく、くるぶしの上3〜5cmで止まる丈にすると、足首が見えて全身が縦に伸びます。羽織りは、お尻が半分隠れる丈までにすると、脚の長さが残ります。ゆとりは上か下の1か所だけに集めて、両方を大きくしないこと。この3つを守れば、背の高さに関係なく、韓国ファッションの形は崩れません。
— メグラシ編集部





