韓国旅行の服装は、日本との気温差と屋内の温度で決まる|月別の目安と持ち物の分け方

旅の支度をしながら、日本の今の気温を思い浮かべて服を決める。距離が近いぶん、これでいけるような気がしてしまいます。
けれど、現地に着いてから足りなかった、あるいは持ちすぎた、という話が絶えません。理由は単純で、同じ月でも気温が違うのと、外と屋内の差が日本とは違う出方をするからです。
決め方を2つに分けると、迷いがなくなります。**外に合わせるものと、屋内に合わせるもの。**この2つを1枚で兼ねようとすると、どちらかで必ず外します。
結論:外側の一枚で外に合わせ、中は屋内に合わせる
現地で一日を過ごすと、外と屋内を何度も出入りします。冬は屋内が暖かく、夏は屋内が冷えます。どちらの季節も、外と屋内の差が日本の感覚より大きく出ます。
だから、中に着るものは屋内でそのまま過ごせる厚さにしておいて、外との差は外側の一枚で埋める。この形にすると、建物に入るたびに脱ぐのは一枚だけで済みます。
逆に、中まで厚くして外に合わせると、屋内に入るたびに上も中も脱ぐことになり、脱いだものを持ち歩く時間のほうが長くなります。
早見表|月ごとの気温の目安と、着ていくもの
ソウルを基準にした、おおまかな目安です。南の港町や島は、冬でこれより3度から5度高くなります。
| 時期 | 朝の目安 | 昼の目安 | 外側に持つもの |
|---|---|---|---|
| 12月〜2月 | 氷点下から5度 | 0度から7度 | 厚みのある上着。首元と手元を覆うものを別に |
| 3月・11月 | 2度から8度 | 10度から16度 | 中厚の上着。昼に脱げる形で |
| 4月・10月 | 7度から13度 | 17度から22度 | 薄手の羽織り。朝と夜だけ着る |
| 5月・9月 | 13度から18度 | 22度から27度 | 薄い一枚。屋内の冷えに使う |
| 6月〜8月 | 20度から25度 | 27度から32度 | 冷房用の薄い一枚。外では使わない |
冬の欄だけ、日本の同じ月より一段厚いものを想定してください。ここが、日本と同じ感覚で持つといちばん外れる場所です。
春と秋は、朝と昼で10度開く
3月から4月、そして10月から11月は、一日のなかの上下が大きい時期です。朝は10度台の前半で、昼は20度を超える。この幅を、中に着るもので埋めようとすると昼に持て余します。
このとき動かすのは、外側の一枚だけです。**中は昼の気温に合わせて決めて、朝と夜の差ぶんを外側で足す。**この順番にすると、日中にかばんへ入るのは薄い一枚だけになります。
日が落ちてからは、体感がさらに下がります。夕方以降も外にいる予定があるなら、昼の気温から5度引いた数字で外側を選んでおくと足ります。
屋内と屋外を、一日に何回またぐか
移動は地下の通路と公共交通が中心になります。地上と地下、屋外と屋内を、一日に10回以上またぐことも珍しくありません。
回数が多いほど、脱ぎ着しやすいかどうかが効いてきます。前が開くものは、立ったまま数秒で脱げます。頭からかぶるものは、その場で脱ぐのに両手と少しの場所が要ります。回数の多い旅では、この差が一日の疲れ方に出ます。
首元で調整できるものを1つ持っておくと、上着を脱ぐほどではないときにそこだけ外せます。冬なら手元を覆うものも同じ役割をします。
足元は、1日1万歩を前提に
坂と階段が多く、地下の通路も長い土地です。予定を詰めていなくても、歩数は伸びます。1日1万歩を超える前提で選んでおくと、後半で足が持たなくなることがありません。
履き慣れた1足を旅のあいだずっと履くつもりで決めて、予備は軽いものを1足だけ。旅先で新しい靴をおろすのは避けてください。靴下の替えは、日数より1足多く入れておくと、雨や汗で濡れたときに困りません。
冬は路面が凍ることがあります。底の溝が浅くなっている靴は、この時期だけは外してください。
夏は、屋内の冷えだけを見ておけばよい
6月から8月の昼の気温は、本州の都市部と大きくは変わりません。外の対策は、日本で夏に着ているものがそのまま通用します。
違うのは屋内です。公共交通と地下の通路は冷房が強く入り、外が30度を超えていても屋内は24度前後まで下がります。外に合わせた一枚だけで動くと、乗り物に乗るたびに冷えます。
夏に持つ一枚は、外で着るためのものではなく、屋内で着るためのものです。かさばらずに小さくたためて、肩と二の腕を覆えるもの。この条件だけ満たしていれば、形は問いません。
冬は、路面と足元を先に決める
12月から2月は、日中でも氷点下にとどまる日があります。このとき、上半身の厚みより先に決めておきたいのが足元です。
底の溝が浅くなっている靴は、この時期だけは外してください。凍った路面では、溝の深さがそのまま止まれるかどうかに出ます。溝が3ミリ以上残っているかを、出発前に一度見ておくと安心です。
もうひとつは、足首から先が冷えないかどうかです。外を歩く時間が1回あたり15分を超えるなら、くるぶしが覆われている靴に替えるだけで、体感がかなり変わります。上を1枚足すより先に、ここを直したほうが効きます。
洗って回すか、枚数で回すか
滞在が4日を超えるなら、枚数を日数ぶん持つ必要はありません。毎日着るものは日数の半分に1枚足せば足ります。
回し方は2つです。ひとつは、宿で手洗いして一晩干すこと。薄手のものなら、夜に洗って朝に乾きます。もうひとつは、重ねる順番を変えること。外側の一枚は連日同じで構わないので、肌に触れる一枚だけを替えれば、見え方は毎日変わります。
どちらを選ぶかで、持っていく生地が変わります。洗って回すなら乾きの速いもの、重ねて回すなら薄くてかさばらないもの。先に決めておくと、荷造りの段階で枚数が自然に減ります。
荷物は、3つに分けて考える
| 分け方 | 中身 | 目安 |
|---|---|---|
| 着ていくもの | 出発日の日本の気温に合わせる | 1組 |
| 現地で毎日着るもの | 現地の昼の気温に合わせる | 日数の半分+1 |
| 差を埋めるもの | 外側の一枚、首元、手元 | 季節に応じて1〜3点 |
着ていくものを現地に合わせると、出発までの移動で暑いか寒いかになります。出発日の日本と現地は別に数えてください。
現地で毎日着るものを日数ぶん持つ必要はありません。半分に1枚足せば足ります。残りは、洗うか、重ねる順番を変えることで回せます。
同行者がいるときは、脱ぎ着の回数をそろえる
複数で歩く旅では、暑い寒いの感じ方が人によってずれます。片方が上着を脱ぎたい場所で、もう片方は着たままでいたい、ということが一日に何度も起きます。
この差を埋めるのに効くのが、外側の一枚の厚みをそろえるのではなく、調整できる場所の数をそろえることです。ひとりが上着だけで調整していて、もうひとりが首元と手元でも調整できるなら、後者のほうが細かく合わせられます。
出発前に、お互いが何で調整するつもりかを一度だけ確認しておくと、現地で立ち止まる回数が減ります。上着、首元、手元。この3つのうちいくつ持つかをそろえておけば十分です。
読み違えたときの戻し方
現地に着いてから足りないと分かったとき、買い足す前にできることが2つあります。
ひとつは、重ねる順番を変えることです。薄い一枚を2枚重ねると、あいだに空気の層ができるので、厚い一枚に近い働きをします。持ってきた枚数が同じでも、順番を変えるだけで体感が1度から2度変わります。
もうひとつは、覆う場所を変えることです。体の熱は、首、手首、足首の3か所から逃げていきます。上を厚くするより、この3か所のどれかを覆うほうが早く効きます。逆に暑すぎるときは、同じ3か所を開けるだけで下がります。
よくある行き違い
「地図で近いから、日本と同じ服でいい」──近いのは距離で、冬の冷え方は海から離れているかどうかで決まります。内陸寄りの都市は、同じ緯度でも冷え込みが強く出ます。
「冬は上着を厚くすれば足りる」──外は足りても、屋内で暑くなります。厚みを外側に寄せて、中は屋内の温度で決めてください。
「夏は日本より涼しい」──夏の昼の気温は、本州の都市部と大きくは変わりません。涼しいのは朝晩で、日中は同じ対策が要ります。
装いに活かすなら
旅の支度でやることを、順番で決めておくと迷いません。まず現地の昼の気温で中を決める。次に朝の気温との差を見て、外側の一枚を選ぶ。最後に、出発日の日本に合わせて着ていくものを別に用意する。
この3手でほぼ終わります。決まらないのは、たいてい1枚で全部をまかなおうとしているときです。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 韓国旅行の服装は、日本と同じ月の感覚で選んでいいですか
- 地域によります。ソウルは内陸に寄っていて、冬の冷え込みが本州の平地より5度から8度低くなります。同じ12月でも、日本で足りていた上着では届かないことがあります。一方で南の港町や島は海に囲まれているぶん冬が緩く、ソウルより3度から5度高い日が多くなります。夏はどの地域も日本の本州と大きくは変わりません。差が出るのは冬と、朝晩の冷え込みです。
- Q. 春と秋はどれくらいの幅を見ておけばいいですか
- 朝と昼で10度前後の開きを見ておくと安心です。昼は20度を超えて上着がいらない日でも、朝と日が落ちてからは10度台の前半まで下がることがあります。このとき、中に着るものを厚くすると昼に持て余します。中は同じままにして、外側の一枚だけを脱ぎ着する形にすると、一日をとおして持ち歩く量が減ります。
- Q. 冬の旅行で、屋内はどれくらい暖かいですか
- 屋内は暖かく保たれていることが多く、外との差が15度以上になる日もあります。外に合わせて中まで厚くすると、建物に入るたびに暑くなります。厚みは外側の一枚に寄せて、中は屋内でそのまま過ごせる薄さにしておくのが扱いやすい形です。首元と手元で調整できるものを足しておくと、脱ぎ着の回数がさらに減ります。
- Q. 歩く距離が読めません。靴はどう選べばいいですか
- 1日1万歩を超える前提で選んでおくと外しません。坂と階段が多く、地下の通路も長いので、歩数は思っているより伸びます。靴は履き慣れたものを1足、旅のあいだずっと履くつもりで選び、予備は軽いものを1足だけ。新しい靴を旅先でおろすのは避けてください。靴下は替えを日数ぶんより1足多く入れておくと、濡れたときに困りません。
— メグラシ編集部





