韓国ワンピース|大人の秋冬は、切り替えの位置と生地の落ち方で選ぶ

**手持ちのワンピースを着て、切り替えの位置を指で押さえてみてください。**その指は、みぞおちとおへその間の、どのあたりにありますか。
韓国ワンピースらしさは、柄や色よりも、切り替えの高さと生地の落ち方の2つで決まります。胸のすぐ下で切り替えて、そこから下の生地がまっすぐ縦に落ちる。この2つがそろうと、同じ色・同じ柄でも、韓国ワンピースらしく見えます。**選ぶときは、切り替えの高さを自分の体に合わせ、生地は指でつまんで落ち方を確かめる。**この記事では、その測り方と、秋冬に重ねて着る方法を順に書きます。
韓国ファッション全体の寄せ方は韓国ファッション 大人|変えるのは丈と肌の見せ方、手持ちで寄せる手順にまとめてあります。この記事は、その中のワンピース1枚に絞った話です。
結論:韓国ワンピースらしさは、切り替えの高さと落ち感の2つで出る
先に結論を書きます。韓国ワンピースを選ぶときに見るのは、次の2つだけです。
- 切り替えの高さ:胸のすぐ下か、ウエストより少し上か
- 生地の落ち方:切り替えから下の生地が、体から少し離れてまっすぐ縦に落ちるか
この2つがそろっていれば、色が黒でも、柄が花でも、無地でも、韓国ワンピースらしく見えます。反対に、くすんだ色で、流行の柄であっても、切り替えがおへその位置にあって、生地が体の線に沿って落ちていると、普通のワンピースに見えます。
なぜこの2つなのか。切り替えが高いと、脚の始まりが上に見えて、全身の中で下半身の割合が大きく見えます。生地がまっすぐ縦に落ちると、全身に一本の縦の線が通ります。下半身が長く、縦の線が通っている。これが、韓国ワンピースを着た人が細長く、すらりと見える理由です。
柄や色は、この2つが決まってから選んでも遅くありません。売り場で迷ったら、まず切り替えの位置を見て、次に生地を手に取ってください。それだけで、候補はかなり絞れます。
色を選ぶ段階では、くすんだ中間色が韓国ワンピースらしさを支えます。灰色がかった青、茶色がかった緑、黄みのある生成りなど、はっきりしすぎない色です。色がはっきりしていると、切り替えの位置や縦の線より、色そのものに目が行きます。くすんだ色は、形のほうを見せる色だと考えてください。黒や紺などの濃い色は、縦の線を強く見せるので、それも韓国ワンピースに向いています。
柄は、小さく、色数の少ないものを選びます。柄の色が2色程度なら、遠目には無地に近く見えて、縦の流れを邪魔しません。大きな柄や色の多い柄は、切り替えの高さが分かりにくくなります。
大人が着るときに変えるのは、丈と袖のふくらみです。この2か所は、後半の年代での調整で書きます。切り替えの高さと落ち方は、年代が変わっても同じ考え方で選べます。
系統として1文で言うと|他の系統のワンピースとの境目
韓国ワンピースを1文で言うと、「高い位置で切り替えて、縦にまっすぐ落ちる、色数の少ないワンピース」です。
他の系統のワンピースと比べると、境目がはっきりします。
フレンチカジュアルのワンピースは、切り替えがウエストの位置にあり、ベルトで締めて体の線を少し見せる形が多いです。生地は張りのある綿や麻で、裾は控えめに広がります。韓国ワンピースより切り替えが低く、体に沿う部分が多いのが違いです。
ガーリーのワンピースは、切り替えの高さは韓国ワンピースと近いこともありますが、裾が大きく広がり、フリルやリボンなどの飾りが多くなります。生地はふわっと広がる方向に落ちます。韓国ワンピースは、切り替えから下が広がらずにまっすぐ落ちるのが違いです。甘さの出し方はガーリーファッション 大人にあります。
きれいめのワンピースは、切り替えがウエストにあるか、切り替えのない形で、体の線に沿った細身のものが多いです。生地は張りがあって形を保ちます。韓国ワンピースより、体に近い位置に生地があるのが違いです。
境目を覚えておくと、手持ちのワンピースがどの系統に近いかが分かります。韓国ワンピースに寄せたいときに、どこを変えればいいかも見えてきます。
切り替えの位置を3つに分ける
韓国ワンピースの切り替えは、大きく3つに分けられます。
1つ目は胸のすぐ下の切り替えです。胸のふくらみの下端から、指1本から2本ぶん下の位置で切り替えます。もっとも高い切り替えで、脚がいちばん長く見えます。そのかわり、切り替えから下の生地が長くなるので、生地の落ち方が全身の印象を大きく左右します。
2つ目はウエストより少し上の切り替えです。みぞおちとおへその間の、真ん中より少し上の位置です。胸のすぐ下ほど高くはありませんが、普通のワンピースのウエストより高いので、脚が長く見える効果があります。体の線との距離がほどよく、いちばん合わせやすい高さです。
3つ目は切り替えのない形です。肩からまっすぐ縦に落ちる、ゆったりとした形です。切り替えがない分、生地の落ち方だけで印象が決まります。上にニットを重ねると、ニットの裾が切り替えの役をするので、重ね方で高さを自分で決められます。
| 切り替えの位置 | 脚の見え方 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 胸のすぐ下 | もっとも長く見える | みぞおちからおへそまでが長い人 |
| ウエストより少し上 | 長く見える | 距離が中くらいの人、迷う人 |
| 切り替えなし | 重ね方で決まる | 上に重ねる服を持っている人 |
どれが合うかは、次の節で測る、みぞおちとおへその距離で決めます。
自分に合う切り替えの高さを測る
切り替えの高さは、自分の体のみぞおちからおへそまでの距離で決めます。この距離は人によってかなり違うので、同じワンピースを着ても、切り替えが体のどこに来るかが変わります。
鏡の前に立って、みぞおちに指を1本当てます。みぞおちは、胸の骨の下の端、少しくぼんだところです。次に、おへそに別の指を当てます。2本の指の間の距離を、定規かメジャーで測ってください。
測った距離を3等分します。上の3分の1のあたりに切り替えが来るワンピースは、胸のすぐ下の切り替えとして着られます。真ん中の3分の1に来るワンピースは、ウエストより少し上の切り替えになります。下の3分の1に来ると、普通のウエストの切り替えに近くなり、韓国ワンピースらしさが薄れます。
距離が長い人、たとえば15cm以上ある人は、胸のすぐ下の切り替えがよく合います。切り替えから下の生地が長くても、上半身とのつり合いが取れるからです。
距離が短い人、たとえば10cm前後の人は、胸のすぐ下で切り替えると、切り替えのすぐ下におへそがあるので、上半身が詰まって見えることがあります。この場合は、ウエストより少し上の切り替えか、切り替えのない形を選ぶと、上半身が窮屈に見えません。
売り場では、ワンピースを体に当てて、切り替えの縫い目がどこに来るかを見ます。自分のみぞおちとおへその間の、上・真ん中・下のどこに来るかを確かめれば、試着の前に候補を絞れます。
通信販売で選ぶときは、商品の寸法表にある「肩から切り替えまでの長さ」を見てください。書かれていない場合は、着丈と写真から大まかに見当をつけます。自分の肩からみぞおちまで、肩からおへそまでの長さを先に測っておけば、寸法表の数字が自分の体のどこに当たるかがすぐに分かります。肩の位置は、首の付け根から肩先までの真ん中あたりを起点にすると、寸法表の測り方と近くなります。
測った数字は、スマートフォンのメモに残しておくと便利です。みぞおちとおへその距離、肩からみぞおちまで、肩からおへそまで、肩から床まで。この4つがあれば、丈も切り替えも、売り場で迷わずに判断できます。
生地の落ち方を、指でつまんで確かめる
切り替えの高さが決まったら、次は生地の落ち方です。韓国ワンピースらしさの半分は、ここで決まります。
確かめ方は簡単です。ワンピースの切り替えより下の生地を、指2本でつまんで20cmほど持ち上げ、離します。そのときの落ち方を見ます。
まっすぐ下に落ちて、すぐに止まる生地は、韓国ワンピースに向いています。体から少し離れて縦に流れ、全身に縦の線を作ります。厚手の綿、張りのあるポリエステル、秋冬ならウールやニット地の目の詰まったものがこれにあたります。
ふわっと広がりながら落ちる生地は、ガーリー寄りの印象になります。裾に向かって広がるので、縦の線より、裾の広がりに目が行きます。韓国ワンピースらしくしたいなら、この生地は避けるか、上に重ねる服で広がりを抑えます。
とろりと落ちて、指から離したあとも生地がまとわりつくように揺れる生地は、体の線をなぞります。落ち感はきれいですが、体に貼りつきやすいので、体の線を出したくない人には向きません。
試着ができない場合は、ハンガーに掛かったワンピースを横から見てください。切り替えから下の生地が、ハンガーの真下に向かってまっすぐ落ちていれば、着たときも縦に落ちます。裾が前後に広がっていれば、着たときも広がります。
丈は、ひざ下からくるぶしまでを背の高さで換算する
韓国ワンピースの丈は、ふくらはぎの真ん中からくるぶしまでの長い丈が中心です。ただ、同じ丈表記でも、背の高さによって体のどこに裾が来るかが変わります。
丈を選ぶときは、ワンピースの総丈ではなく、裾が自分の脚のどこに来るかで考えてください。肩から裾までの総丈を測り、自分の肩から床までの高さと比べると、裾が床から何センチの位置に来るかが分かります。
裾が床から20cmから30cmの位置に来る丈は、くるぶしの少し上で終わる、もっとも韓国ワンピースらしい丈です。縦の線が長く通り、足元がすっきり見えます。
裾が床から30cmから40cmの位置に来る丈は、ふくらはぎの下のほうで終わります。足首とふくらはぎの細い部分が見えるので、長い丈でも重く見えません。大人が日常に着るなら、この丈がいちばん扱いやすいです。
裾が床から40cm以上の位置に来ると、ふくらはぎの太い部分で終わります。ここで裾が終わると、脚の太い部分に横の線が入るので、韓国ワンピースの縦の流れが途切れます。この丈しかない場合は、ロングブーツを合わせて、裾とブーツの履き口を近づけると、線が途切れません。
背が低めの人は、くるぶしまでの丈を選ぶと、全身がワンピースに覆われて重く見えることがあります。床から30cm以上の丈を選ぶと、足首が見えて全身が軽くなります。
背が高めの人は、くるぶしまでの丈を選んでも重く見えにくく、縦の線がいちばん長く通ります。そのかわり、売り場の丈が足りず、思ったより短い位置で裾が終わることがあります。総丈の表記を見て、自分の肩から床までの高さから引き算し、床から20cmから30cmの位置に裾が来るかを確かめてから選んでください。
秋冬は、裾の下に見える部分がタイツや靴下になります。脚の見える部分が少ない分、その色が全身の印象を左右します。ワンピースの色か、靴の色に近づけると、縦の線が途切れずに足元まで続きます。
袖と肩は、ふくらみの量を1か所にまとめる
韓国ワンピースの袖は、肩の縫い目が下に落ちた落ち肩、肩先がふくらんだパフ、袖全体がゆったりした形など、いくつかの形があります。どれを選ぶかは、ふくらみの量で決めます。
ふくらみを置く場所は、1か所にまとめてください。肩がふくらんでいるなら袖口はすっきり、袖口がふくらんでいるなら肩はすっきり、というように、ふくらみが1か所に集まっていると、全身の縦の線が崩れません。肩も袖口も両方ふくらんでいると、上半身に横の広がりができて、縦の流れより横の広がりが目立ちます。
落ち肩の袖は、肩のふくらみがなく、肩の縫い目が腕の途中に来るので、上半身がゆるやかに見えます。肩幅が気になる人には、落ち肩の形が向いています。肩の線がぼやけて、肩幅が目立たなくなるからです。
パフ袖は、肩先にふくらみがあるので、上半身に華やかさが出ます。そのかわり、甘い印象が強くなります。大人が着るなら、ふくらみが控えめなものを選ぶか、上にニットを重ねてふくらみを少し隠すと、甘さが抑えられます。
秋冬は、ワンピースの上にニットやコートを重ねるので、袖のふくらみが大きいと、重ねにくくなります。重ねて着る日が多いなら、袖のふくらみが少ない形を選ぶほうが、使い回しがききます。
秋冬の重ね方①|ワンピースの上に短い丈のニットを重ねる
秋冬に韓国ワンピースを着るとき、もっとも韓国らしく見えるのが、ワンピースの上に短い丈のニットを重ねる方法です。
重ねるニットの丈は、ワンピースの切り替えの位置より上で終わるものを選びます。切り替えより長いニットを重ねると、切り替えが隠れて、ニットの裾が新しい切り替えの線になります。その線がおへそより下に来ると、脚が短く見えて、韓国ワンピースの良さが消えます。
ニットの裾が切り替えの位置とそろうか、それより少し上で終わると、切り替えの高さが強調されます。脚の始まりが上に見えて、全身が細長く見えます。
ニットの形は、ベスト、短い丈のカーディガン、短い丈のプルオーバーのどれでも構いません。ベストは袖がないので、ワンピースの袖の形がそのまま見えます。カーディガンは前を開けると縦の線が2本入るので、縦の流れがさらに強くなります。
ニットの色は、ワンピースと同じ色か、近い色にすると、上下がつながって見えます。色を変えるなら、ワンピースより濃い色にすると、上半身が引き締まって見えます。明るい色のニットは上半身が広く見えるので、肩幅が気になる人は避けてください。
短い丈のニットを持っていない人は、手持ちのニットの裾を内側に折り込んで丈を短くする方法もあります。折り込んだ部分がもたつかないよう、薄手のニットで試してください。
秋冬の重ね方②|ワンピースの下にタートルを入れる
もう1つの重ね方は、ワンピースの下に薄手のタートルネックを入れる方法です。首まわりと袖口から、中のタートルが少しだけのぞく形になります。
この重ね方は、首まわりの開いたワンピースや、袖の短いワンピースを秋冬に着るときに向いています。首と腕が覆われるので暖かく、首元と袖口に別の色が入ることで、全体に奥行きが出ます。
タートルは、ワンピースの下でもたつかない薄手のものを選んでください。厚手のタートルを入れると、ワンピースの上半身がふくらんで、切り替えの位置がぼやけます。切り替えの高さが崩れないことが、韓国ワンピースを重ねて着るときの基本です。
タートルの色は、ワンピースの色と近い色にするか、白や生成りなどの明るい色にします。近い色にすると全体がまとまり、明るい色にすると首まわりが明るくなって、顔まわりがすっきり見えます。
ワンピースの袖が長い場合は、袖口からタートルの袖を1cmほどのぞかせると、手首まわりに細い線が入って、袖の印象が軽くなります。袖が短い場合は、タートルの袖がそのまま腕を覆う形になるので、タートルの袖の長さが手首まで届くものを選んでください。
上に重ねる方法と、下に入れる方法を、両方同時に使うこともできます。ただ、重ねる枚数が増えるほど上半身が厚くなるので、どちらか一方にしておくほうが、切り替えの高さがはっきり見えます。
足元は、裾との距離で選ぶ
韓国ワンピースの足元は、ワンピースの裾と足元の間の距離で選びます。裾が長いほど、足元は低く軽いものが合い、裾が短いほど、ブーツのような高さのあるものが合います。
くるぶしの少し上で終わる長い丈には、ローファーやスニーカーなど、足首が見える靴が合います。裾と靴の間に足首が少しだけ見えると、縦の流れが足元まで続いて、全身が軽く見えます。秋冬は、靴下をワンピースか靴の色に近い色にすると、足首の部分が途切れません。
ふくらはぎの下のほうで終わる丈には、ショートブーツが合います。ブーツの履き口と裾の間に少しすき間ができる程度が目安です。すき間が大きすぎると脚の途中に横の線が入るので、タイツをブーツの色に近づけて、脚とブーツを一続きにします。
ふくらはぎの太い部分で終わる丈には、ロングブーツが合います。裾とブーツの履き口が重なるか、近づくように合わせると、脚が見えずに縦の線が通ります。
厚い革の編み上げブーツを合わせるときは、ワンピースの生地との重さの差に気をつけてください。重さの釣り合わせ方はワークブーツにワンピースに書いてあります。韓国ワンピースの柔らかい生地とは差が出やすい組み合わせです。
手持ちのワンピースを韓国ワンピースに寄せる手順
新しく買わなくても、手持ちのワンピースを韓国ワンピースに寄せることはできます。手順は3つです。
1つ目は、切り替えの位置を上げることです。ウエストで切り替えるワンピースなら、その上から細いベルトを、切り替えより指2本から3本ぶん上で締めます。切り替えのないワンピースなら、みぞおちとおへその間の上の3分の1あたりで締めます。ベルトを締める位置が新しい切り替えになるので、脚の始まりが上に見えます。
2つ目は、色の数を減らすことです。ワンピース、上に重ねるもの、靴、バッグの色を、全部で3色までにします。韓国ワンピースらしさは、色の少なさにも支えられています。柄のワンピースなら、柄の中の色のうち1色を選び、重ねるものと小物をその色に寄せます。
3つ目は、縦の線を1本通すことです。前を開けたロング丈のカーディガン、ロングコート、縦に長いストールなど、肩から裾まで縦に落ちるものを1つ重ねます。生地が広がるワンピースでも、縦の線が1本通ると、広がりより縦の流れに目が行きます。
3つ全部をやる必要はありません。1つ目だけでも、印象はかなり変わります。ベルトを1本持っていれば、今日から試せます。
ベルトは、幅が細いものを選んでください。指1本ぶんより細いくらいが目安です。太いベルトは、ウエストに横の線を強く入れるので、縦の流れを途切れさせます。色は、ワンピースと同じ色か、少し濃い色にすると、切り替えの線として自然に見えます。ベルトの色がワンピースと大きく違うと、ベルトそのものに目が行って、切り替えの高さより、ベルトを締めた位置が目立ちます。
ベルトの代わりに、ワンピースの共布のリボンやひもを使う方法もあります。付属のリボンがウエストの位置に付いているワンピースなら、リボンを一度外して、高い位置で結び直してください。後ろで結ぶと、前から見たときに切り替えの線だけが見えて、リボンの甘さが前に出ません。
手持ちのワンピースを寄せたあと、全身を鏡に映して、切り替えの位置を指で押さえてみてください。冒頭で押さえた位置より上に指が来ていれば、韓国ワンピースらしさが出ています。
年代での調整|30代・40代・50代
切り替えの高さと生地の落ち方は、年代が変わっても同じ考え方で選べます。年代で変えるのは、丈と袖のふくらみ、それに色の明るさです。
30代は、選べる幅がいちばん広い年代です。胸のすぐ下の切り替えも、パフ袖も、明るい色も選べます。ただ、ひざ上の丈は避けて、ふくらはぎより下の丈にすると、韓国ワンピースらしさを保ちながら、落ち着いた印象になります。
40代は、袖のふくらみを控えめにします。パフ袖なら小さめのもの、落ち肩なら袖口がすっきりしたものを選んでください。色は、くすんだ中間色、灰色がかった色や、茶色がかった色が合わせやすいです。明るい色を着たいときは、上に重ねるニットを濃い色にして、上半身を引き締めます。
50代は、丈を長めにして、くるぶしに近い丈を選ぶと、縦の線が長く通って全身がすっきり見えます。生地は、張りがあって体から離れて落ちるものを選んでください。とろみの強い生地は体の線をなぞるので、厚手のニット地や、目の詰まったウールが向いています。首まわりは、タートルを中に入れるか、首元が詰まった形を選ぶと、上品にまとまります。
どの年代でも、切り替えの高さはみぞおちとおへその距離で決めます。年代で変えるのは、その上に乗る丈と袖と色です。体の測り方は変わりません。
どちらとも取れるとき①|甘く見えすぎるか迷う
韓国ワンピースは、形によっては甘い印象が強くなります。着てみて、甘く見えすぎるかどうか迷ったら、甘さの元になっている場所を数えてください。
甘さの元になるのは、袖のふくらみ、裾の広がり、明るく淡い色、花柄や小さな柄、フリルやリボンなどの飾りです。このうち、1つのワンピースに3つ以上入っていると、大人が着ると甘く見えやすくなります。
2つまでなら、そのまま着て構いません。3つ以上入っている場合は、重ねるもので1つか2つを消します。袖のふくらみは、上にニットを重ねると隠れます。裾の広がりは、ロング丈のカーディガンで縦の線を通すと目立たなくなります。明るい色は、濃い色のニットや小物で引き締めます。
それでも迷うときは、全身の写真を撮って、1日置いてから見てください。着ている最中より、時間をおいて写真で見るほうが、甘さが客観的に分かります。写真を見て違和感がなければ、そのまま着て大丈夫です。
どちらとも取れるとき②|体の線が出る生地か迷う
とろみのある生地の韓国ワンピースは、落ち感がきれいな反面、体の線をなぞることがあります。体の線が出るかどうか迷ったら、試着のときに3つの姿勢で確かめてください。
1つ目は、まっすぐ立った姿勢です。切り替えから下の生地が、体から少し離れて縦に落ちていれば、体の線は出ていません。お腹や腰のあたりで生地が体に沿っていれば、線が出ています。
2つ目は、椅子に座った姿勢です。座ると、お腹と太ももの上に生地が乗ります。生地が体に貼りついて、太ももの形がそのまま見えるなら、体の線が出やすい生地です。
3つ目は、歩いている姿勢です。歩くと、脚の動きに合わせて生地が体に当たります。前に出した脚の形に生地が沿うなら、歩いている間はずっと線が出ます。
3つのうち2つ以上で線が出ていたら、その生地は避けるか、下に裏地の付いたペチコートを入れて、生地と体の間に1枚はさみます。秋冬なら、厚手のタイツやレギンスを合わせると、脚の部分の線が出ても気になりにくくなります。
切り替えの下にタックやギャザーが少しだけ入っているワンピースは、生地と体の間にすき間ができるので、とろみのある生地でも線が出にくくなります。売り場で迷ったら、切り替えの縫い目のすぐ下を見てください。縫い目から下の生地に、細かいひだが数本寄せてあれば、その分だけ生地にゆとりがあります。ひだが多すぎると裾が広がってガーリー寄りになるので、数本程度のものが目安です。
どちらとも取れるとき③|職場に着ていけるか迷う
韓国ワンピースを職場に着ていけるかどうかは、形よりも、色と首まわりと重ね方で決まります。
色は、紺、灰色、焦げ茶、黒など、落ち着いた色なら、形が韓国ワンピースらしくても職場で浮きにくいです。淡いピンクや明るい水色など、甘さのある色は、休日向きと考えておくほうが安心です。
首まわりは、詰まった形か、中にタートルを入れた形にします。首元が大きく開いた形は、職場では落ち着かない印象になりやすいです。先に書いた、下にタートルを入れる重ね方は、職場向けにもそのまま使えます。
重ね方は、短い丈のニットより、前を開けたジャケットかロング丈のカーディガンが向いています。短い丈のニットは韓国らしさがいちばん強く出る重ね方なので、職場では少し目立ちます。ジャケットを重ねると、縦の線が通りつつ、きちんとした印象になります。
迷う日は、韓国ワンピースらしさを切り替えの高さだけに絞ってください。色は落ち着いた無地、首は詰まった形、上にはジャケット。この組み合わせなら、切り替えが高いことで全身がすっきり見えるだけで、系統が前に出すぎることはありません。
職場の服装の決まりがゆるいかどうかで、どこまで寄せるかを変えても構いません。決まりのゆるい職場なら短い丈のニットまで、そうでない職場ならジャケットまで、と線を引いておくと、朝に迷いません。
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よくある問い
- Q. 韓国ワンピースと、普通のワンピースは何が違いますか
- いちばん大きな違いは、切り替えの高さと生地の落ち方です。韓国ワンピースは、胸のすぐ下かウエストより少し上で切り替え、そこから下の生地がまっすぐ縦に落ちる形が多いです。体の線をなぞるより、体から少し離れて縦に流れるので、全身が細長く見えます。色や柄で見分けようとすると迷いますが、この2つを見れば、手持ちのワンピースのうち、どれが韓国ワンピースに近いかが分かります。
- Q. 大人が着ると、若作りに見えませんか
- 若く見えすぎる原因は、多くの場合、丈と袖のふくらみです。ひざ上の丈や、大きくふくらんだ袖は、韓国ワンピースの中でも若い人向けの形です。丈をふくらはぎの真ん中より下に、袖のふくらみを控えめにすれば、切り替えの高さと落ち方はそのままで、落ち着いた印象になります。色も、くすんだ中間色を選ぶと、甘さが抑えられます。形を全部変える必要はなく、丈と袖の2か所を変えれば足ります。
- Q. 秋冬に着るとき、何を重ねればいいですか
- 上に重ねるなら、切り替えの位置より上で終わる短い丈のニットかカーディガンです。切り替えより長い丈のものを重ねると、韓国ワンピースらしい高い切り替えが隠れて、ただのワンピースに見えます。下に重ねるなら、薄手のタートルネックを中に入れて、首まわりと袖口から少しだけのぞかせます。どちらの方法も、切り替えの高さを崩さないことが大事です。コートはロング丈を選ぶと、ワンピースの縦の流れとそろいます。
- Q. 体の線が出るのが気になります
- 生地の落ち方で選んでください。指でつまんで持ち上げてから離したとき、まっすぐ下に落ちて、体に貼りつかない生地なら、体の線は出にくいです。とろみが強く、離したあとにまとわりつくように落ちる生地は、体の線をなぞります。切り替えの下にタックやギャザーが少しだけ入っているものも、生地と体の間にすき間ができるので、線が出にくくなります。秋冬なら、厚手のニット地や起毛した生地も選べます。
— メグラシ編集部





