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ワークブーツにワンピース|生地の張りと裾の揺れで重さを釣り合わせる

メグラシ編集部//読了 14分
茶色のウールのワンピースに細い革ベルトを締め、焦げ茶のタイツと赤茶の編み上げワークブーツで秋の歩道を歩く女性

**手持ちのワンピースを1着、裾をつまんで持ち上げてから離してみてください。**裾はすとんと落ちましたか。それとも、ふわっと揺れながら落ちましたか。

ワークブーツにワンピースを合わせると、足元だけ重く見える日と、うまく釣り合う日があります。その差は、ワンピースの丈よりも、生地の張りと裾の揺れ方にあります。**揺れながら落ちるワンピースには、ブーツとの間に張りのあるものを1つ足す。**すとんと落ちるワンピースなら、そのまま合わせて釣り合います。この記事では、その見分け方と、間に足すものを選ぶ順番を順に書きます。

ブーツの履き口とスカートの裾のすき間の測り方はワークブーツにスカート|履き口と裾のすき間で、重く見えない丈を選ぶにあります。ブーツの色ごとの合わせ方はワークブーツの色と合わせ方を見てください。この記事は、ワンピースという1枚の服でブーツと釣り合わせる話です。

結論:ワンピースの生地が柔らかいほど、ブーツとの間に張りを1つ足す

先に結論を書きます。ワークブーツは、靴の中でも革が厚く、形が崩れにくい靴です。足元に、重くてしっかりした塊が1つ置かれていると考えてください。

その塊の上に乗るワンピースが、同じくらい張りのある生地なら、上下の重さがそろって見えます。シャツ地の厚い綿、ウール、コーデュロイ、デニムのワンピースがこれにあたります。

反対に、ワンピースが柔らかく、とろりと落ちる生地だと、足元の塊と上の軽さの差が大きくなります。薄いレーヨンやポリエステルのとろみ素材、細かいギャザーやプリーツで広がる生地がこれにあたります。この場合は、ブーツとワンピースの間に、張りのあるものを1つ足して、重さが急に変わらないようにします。

足すものは、厚手のタイツ、ウールのカーディガン、革のベルトのどれか1つで十分です。全部を足すと、今度は全体が重くなりすぎます。

この考え方は、ブーツが黒でも、赤茶でも、焦げ茶でも変わりません。色によって変わるのは、何を足すかの色選びだけです。色の話は後半で書きます。

先に手持ちのワンピースを2つの軸で置く

手持ちのワンピースを、張りと揺れの2つの軸で置いてみます。軸は次の2つです。

1つ目は生地の張りです。ワンピースの肩を持って吊るしたとき、生地が体の形をなぞらずに、自分の形を保っているかどうかを見ます。肩から下に向かって、生地が平らな面のまま落ちていれば張りがある側。体のない部分で生地がくたっと折れ曲がれば、張りのない側です。

2つ目は裾の揺れです。冒頭のように裾をつまんで20cmほど持ち上げてから離し、落ちたあとに裾が何回揺れるかを見ます。すとんと落ちて止まれば揺れない側。2回、3回と揺れ続けるなら揺れる側です。

生地の張り裾の揺れブーツとの釣り合い
ある揺れないそのまま合う
ある揺れる裾の広がりを抑えれば合う
ない揺れない上半身に張りを足す
ない揺れる間に張りを1つ足す

ワンピースを1着ずつこの表に当てはめると、それぞれに何を足せばいいかが決まります。迷ったら、ブーツを履いて全身を鏡に映し、目を細めて見てください。足元とワンピースの境目がくっきり分かれて見えるなら、張りが足りていない側です。

手持ちが少ない人は、いちばんよく着るワンピースから当てはめます。どの位置に入るかが分かれば、同じ生地の別の服にも同じ考え方が使えます。

2つの軸で置くときに、迷いやすいのが裏地の付いたワンピースです。表の生地が薄くて柔らかくても、裏地が付いていると、吊るしたときに裏地が表を支えて、張りがあるように見えます。この場合は、裏地ごと手でつまんで、生地全体の厚みで判断してください。指でつまんだときに、2枚の生地がしっかり重なって厚く感じるなら張りのある側、表だけがふわっと浮いて裏地と離れるなら張りのない側です。

柄の大きさも、揺れの見え方に関わります。大きな柄のワンピースは、裾が揺れるたびに柄が動いて、揺れが大きく見えます。無地や細かい柄のワンピースは、同じ揺れでも目立ちにくいです。表で「揺れる」側に入った大きな柄のワンピースは、揺れを抑える方法を、無地のときより1段強めにすると釣り合います。

どの位置にも当てはまらないと感じたら、ブーツを履いて10歩ほど歩き、立ち止まったときの裾の形を見てください。止まってすぐに裾が落ち着けば揺れない側、しばらく揺れているなら揺れる側です。歩いているときの見え方は、鏡の前で立っているときとかなり違います。

張りがあって揺れないワンピースは、そのままで釣り合う

シャツワンピース、ウールのワンピース、コーデュロイやデニムのワンピースなど、張りがあって裾が揺れない生地は、ワークブーツとそのまま釣り合います。足すものは要りません。

このタイプのワンピースは、生地自体に重さがあるので、足元の塊と上の生地が同じ重さで見えます。全体が一つの塊としてまとまるので、ブーツが浮いて見えることがありません。

ただ、全体がしっかりしている分、重たく見える日もあります。とくに濃い色のウールのワンピースに、黒のブーツと黒のタイツを合わせると、全身が重い一色になります。この場合は、首まわりか手首に軽いものを1つ置いてください。白いシャツの襟を内側からのぞかせる、袖を2回折り返して手首を出す、といった程度で十分です。

シャツワンピースは、前のボタンの開け方で印象を調整できます。上のボタンを2つ開けると、首まわりに抜けができて、足元の重さとの差が小さくなります。下のボタンを1つ開けて歩くと、裾が左右に分かれて脚が少し見え、足元の重さが軽く見えます。

このタイプのワンピースは、新品の硬いブーツとも合わせやすいです。ブーツを買ってすぐの時期は、まずこのタイプのワンピースから合わせると、失敗がありません。

柔らかく揺れるワンピースは、間に張りを1つ足す

とろみのある生地、ギャザーやプリーツで裾が広がる生地、薄手の花柄のワンピースなどは、そのままワークブーツに合わせると、足元とワンピースの差が大きく出ます。歩くたびに裾がふわっと揺れ、足元の重いブーツはまったく揺れないので、上と下で動き方がまるで違って見えるからです。

この差を埋めるために、間に張りのあるものを1つ足します。候補は3つです。

1つ目は厚手のタイツです。脚の部分に色と厚みが入るので、ブーツから脚、脚からワンピースへと、重さが段階的に軽くなります。いちばん手軽で、ワンピースの印象をほとんど変えずに済みます。

2つ目はウールのカーディガンやニットのベストです。上半身に張りのある生地が入るので、全体の重心が上がり、足元の重さとの差が小さくなります。ワンピースの柄が多い日は、カーディガンを無地にすると、柄の量も落ち着きます。

3つ目は革のベルトです。ウエストに張りのある線が1本入ると、柔らかいワンピースの中に、ブーツと同じ素材が1か所できます。革と革が上下で呼び合って、全体がまとまって見えます。ベルトの色はブーツに近い色を選ぶと、つながりがはっきり出ます。

3つのうちどれを足すかは、その日の寒さで決めて構いません。寒い日はタイツとカーディガン、それほど寒くない日はベルトだけ。ただし、3つ全部を足すのは避けてください。柔らかいワンピースの軽さが消えて、全体が重くなります。

裾の幅は、ブーツの履き口の幅の3倍までを目安にする

丈とすき間の測り方は既存の記事にあるので、ここでは裾の幅を見ます。ワンピースの裾の幅は、丈と同じくらい、ブーツとの釣り合いに効いています。

ブーツの履き口の幅を、上から見て端から端まで測ってください。ワークブーツはおよそ10cmから12cmほどのものが多いです。次に、ワンピースを平らに置いて、裾の端から端までを測ります。前と後ろを合わせた一周ではなく、平らに置いた幅です。

**裾の幅がブーツの履き口の幅の3倍まで、つまり30cmから36cmほどまでなら、足元と一続きに見えます。**裾からブーツへ、幅が少しずつ細くなっていくので、目が上から下へ自然に流れるからです。

3倍を超えると、裾の広がりと細い足首、そこからまた太くなるブーツという、太い・細い・太いの3段になります。この形は、上下が離れて見えやすく、ブーツが脚から取って付けたように見えます。

裾の幅が3倍を超えるワンピースを合わせるときは、ウエストにベルトを締めて裾の広がりを抑えるか、ロング丈のカーディガンを羽織って、縦の線で裾の広がりを隠します。どちらも、裾の幅そのものを変えずに、見た目の広がりを小さくする方法です。

逆に、裾の幅がブーツの履き口の幅の2倍に満たないほど細いワンピースは、歩くときに裾がブーツの履き口に当たって、裾が持ち上がります。この場合は、ワンピースの丈を少し短くするか、すき間を大きめに取るかで、裾がブーツに当たらないようにします。

ウエストの位置と袖の量で、重心を上げる

ワークブーツは足元に重さを置く靴なので、そのままだと全身の重心が下がります。重心を上げると、足元の重さが目立たなくなります。上げる方法は、ウエストの位置と袖の量の2つです。

ウエストの位置は、ワンピースの切り替えや、ベルトを締める位置のことです。自分のおへそより上で締めると重心が上がり、おへそより下で締めると重心が下がります。ワークブーツの日は、おへそより指2本ぶん上を目安に締めてください。ワンピースの切り替えがもともと低い位置にある場合も、その上からベルトを1本締めれば、見た目の切り替えを上げられます。

袖の量は、肩から手首までの生地のふくらみです。袖にふくらみがあるワンピースは、上半身にボリュームがあるので、足元の重さと上下で釣り合います。袖がすっきり細いワンピースは、上半身が軽くなる分、足元の重さが目立ちます。

袖の細いワンピースを合わせるときは、ニットのカーディガンを肩に羽織るか、袖のあるジャケットを重ねて、上半身にボリュームを足します。袖を通さずに肩に掛けるだけでも、重心が上がります。

ウエストの位置と袖の量の両方を変えるのは大変なので、どちらか一方で構いません。ベルトを持っているならウエスト、カーディガンを持っているなら袖、というように、手持ちのもので選んでください。

色は、ブーツの革とワンピースの濃さの差で決める

ブーツの色ごとの合わせ方は既存の記事にあるので、ここではワンピースの濃さとの差だけを見ます。

ブーツの革の色と、ワンピースの色の濃さが近いと、足元とワンピースが一続きに見えます。赤茶のブーツに茶系のワンピース、黒のブーツに紺や濃い灰色のワンピースといった組み合わせです。濃さが近いと、重さも近く見えるので、柔らかいワンピースでも足元が浮きにくくなります。

濃さの差が大きいと、足元がはっきり分かれて見えます。黒のブーツに白や生成りのワンピースを合わせると、足元に黒い塊がくっきり置かれた形になります。この組み合わせは、ブーツをわざと目立たせたい日には向いていますが、重く見えるのが気になるなら、濃さの差を埋めるものを足します。

差を埋めるのは、タイツか羽織りです。白いワンピースに黒のブーツなら、灰色のタイツを合わせると、白から灰色、灰色から黒へと、濃さが段階的に変わります。羽織りなら、ブーツと同じくらいの濃さのカーディガンを着ると、上と下に同じ濃さが置かれて、全体がまとまります。

花柄や小さな柄のワンピースは、柄の中にある色のうち、いちばん濃い色を見てください。その色がブーツの色に近ければ、柄が多くても足元とつながって見えます。遠ければ、カーディガンかベルトで、ブーツに近い色を1か所足します。

タイツの濃さは、ブーツとワンピースの間にする

秋冬にワンピースとワークブーツを合わせるとき、いちばん効くのがタイツの濃さです。タイツは脚の部分の色を決めるので、ブーツとワンピースの間をどうつなぐかが、タイツで決まります。

基本は、ブーツの革とワンピースの色の間の濃さにすることです。ブーツが濃くてワンピースが明るいなら、中くらいの濃さのタイツ。ブーツとワンピースがどちらも濃いなら、同じくらい濃いタイツで全体をつなげます。

タイツの厚さも見てください。薄手の肌が透けるタイツは、脚が軽く見えるので、足元のブーツとの重さの差が出ます。厚手の透けないタイツは、脚に重さが入るので、ブーツとの差が小さくなります。柔らかいワンピースの日は、厚手のタイツが張りを足す役になります。

素足で合わせるのは、秋の入り口の暖かい日だけにしておきます。素足とワークブーツの組み合わせは、ブーツの重さがいちばん目立つ組み合わせです。素足の日は、張りのあるワンピースに限るか、靴下をブーツの履き口から少しのぞかせて、脚とブーツの間に1段入れてください。靴下を見せる幅はワークブーツと靴下に詳しく書いてあります。

タイツの色を1色に決めておきたいなら、焦げ茶か濃い灰色が使い回しやすいです。黒のブーツにも赤茶のブーツにも、間の濃さとして入りやすいからです。

羽織りの丈は、ワンピースの裾との差で選ぶ

秋冬は、ワンピースの上に何かを羽織ります。羽織りの丈は、ワンピースの裾との差で選ぶと、足元との釣り合いが取りやすくなります。

ワンピースの丈より短い羽織り、つまり腰までのジャケットやショート丈のカーディガンは、上半身に重さを集めます。重心が上がるので、足元の重さが目立ちにくくなります。柔らかく揺れるワンピースの日にいちばん合わせやすい丈です。

ワンピースの丈とほぼ同じ丈の羽織りは、上から下まで一本の縦の線を作ります。縦の線が通ると全身が細長く見えて、足元の塊も縦の線の端として見えるので、重さが気になりにくくなります。ただ、羽織りの裾とワンピースの裾が数センチずれていると、段差が中途半端に見えるので、そろえるか、10cm以上ずらしてください。

ワンピースより長い羽織り、ロングコートは、ワンピースの裾を隠します。コートの裾からブーツが出る形になるので、ワンピースとブーツの釣り合いより、コートとブーツの釣り合いを見ることになります。コートとブーツの合わせ方はワークブーツに合うアウターを見てください。

迷ったら、ショート丈のニットカーディガンを1枚持っておくと、ほとんどのワンピースに使えます。張りを足す役と、重心を上げる役を、1枚で両方こなせるからです。

新品の硬いブーツと、履き込んだブーツでは合わせ方が違う

同じワークブーツでも、新品と、何年も履き込んだものでは、ワンピースとの釣り合い方が違います。

新品のブーツは、革にしわがなく、表面につやがあり、形がくっきりしています。履き口も硬く、脚に沿わずにまっすぐ立っています。この状態のブーツは、靴としての存在感が強いので、柔らかいワンピースと合わせると差が大きく出ます。

新品の時期は、張りのあるワンピースから合わせてください。張りのある生地は、新品のくっきりした形と釣り合います。柔らかいワンピースを合わせたいときは、先に書いた張りを足す方法を、普段より1段強めにします。厚手のタイツに加えて、ベルトも締める、といった具合です。

履き込んだブーツは、甲にしわが入り、つま先の色が少し抜け、履き口が脚に沿うように開いてきます。形がやわらかくなる分、柔らかいワンピースとも合わせやすくなります。この時期になると、足すものは1つで十分になります。

ブーツを買ってからの期間で、合わせるワンピースを変えていく、と考えると分かりやすいです。最初の1か月は張りのあるワンピース、慣れてきたら柔らかいワンピースにも広げていく、という順番です。

手入れの状態も、ワンピースとの釣り合いに関わります。革を磨いてつやを出したブーツは、表面が光を返すので、きちんとした印象になります。張りのあるウールのワンピースや、落ち着いた色のシャツワンピースと合わせると、全体が整って見えます。つやを抑えて、少し乾いた表情の革にしておくと、ブーツの印象がやわらぎ、柔らかい生地や柄のワンピースとも合わせやすくなります。

同じブーツでも、合わせるワンピースに合わせて手入れの仕上げを変えるのは手間がかかります。いちばんよく合わせるワンピースのほうに寄せて、仕上げを決めておけば十分です。よく着るのが張りのあるワンピースならつやを出す側、柔らかいワンピースなら乾いた表情の側に寄せます。

履き込んだブーツで、つま先の革が白っぽく擦れている場合は、柔らかいワンピースと合わせると、擦れが目立ちます。擦れた部分だけ色を補っておくと、ワンピースとの差が小さくなります。

紐の結び方で、履き口の印象を変える

編み上げのワークブーツは、紐の結び方で履き口の開き方が変わります。履き口の開き方は、ワンピースの裾との間の見え方に関わります。

上まできっちり締めると、履き口が脚に沿って細く立ちます。足首のまわりがすっきり見えるので、張りのある、すとんと落ちるワンピースと合わせると、全体が縦に整います。

上の二段の紐を少しゆるめると、履き口が開いて、脚との間にすき間ができます。履き口の線がやわらかくなるので、柔らかく揺れるワンピースとの差が小さくなります。紐をゆるめるのは上二段だけにしてください。それより下までゆるめると、歩くたびにかかとが浮いて、歩き方が崩れます。紐の段ごとの効き方は編み上げのワークブーツは上二段の紐で裾の乗り方が決まるに詳しく書いてあります。

紐を結んだあとの余りの始末も、ワンピースの日は気にしてください。パンツの日は裾に隠れる紐の端が、ワンピースの日は脚の横にそのまま見えます。余った紐が長く垂れていると、足首のまわりがごちゃついて見えるので、履き口の内側に挟み込むか、結び目の輪を小さくして端を短くします。足首まわりがすっきりすると、裾から下の見え方が整います。

紐の色でも印象は変わります。ブーツと同じ色の紐は、ブーツを一つの塊として見せます。少し明るい色の紐に替えると、ブーツの表面に線が入って、塊の重さが少し軽く見えます。柔らかいワンピースを合わせる日が多いなら、紐を明るめの色に替えるのも一つの方法です。

バッグと小物は、ブーツとワンピースのどちらに寄せるか

ワンピースとワークブーツの間の釣り合いが取れたら、最後にバッグと小物を見ます。小物は、ブーツとワンピースのどちらかに寄せると、全体がまとまります。

ブーツに寄せるのは、革のバッグや、革の時計のベルトなど、ブーツと同じ素材感のものです。足元の重さが上半身にも1か所置かれるので、重心が上がり、ブーツが足元だけで浮いて見えなくなります。柔らかく揺れるワンピースの日に向いています。先に書いた「間に張りを1つ足す」の役を、バッグが担うこともできます。その場合は、タイツやベルトを足さなくても釣り合うことがあります。

ワンピースに寄せるのは、布のバッグや、ワンピースの色に近い小物です。上半身がワンピースと同じ軽さでまとまるので、足元のブーツが全体の中のアクセントとして見えます。張りのあるワンピースで、全体が重くなりすぎている日に向いています。

バッグの大きさも見てください。大きな革のバッグは、それだけで重さがあるので、ブーツとバッグの2か所に重さが置かれます。張りのあるワンピースの日にこれを合わせると、全体が重くなります。この場合は、バッグを小さめにするか、布のものに替えます。

帽子を合わせる日は、帽子の素材をブーツに寄せると、頭と足元で同じ重さが上下に置かれて、ワンピースが間に挟まれる形になります。上下の重さがそろうので、柔らかいワンピースでも頼りなく見えません。

どちらとも取れるとき①|ニットワンピースは張りも揺れも中間

ニットのワンピースは、先の表のどこに入るか迷いやすい服です。生地には厚みがあるけれど、肩を持って吊るすと体の形に沿って落ちる。裾は揺れないけれど、すとんと落ちるほどでもない。張りも揺れも中間にあります。

この場合は、編み目の細かさで決めてください。編み目が細かく、表面が平らなニットは、張りのある側として扱います。ブーツとそのまま合わせて構いません。編み目が粗く、表面に凹凸があるニットは、張りのない側として扱い、ベルトかタイツを1つ足します。

もう1つの見方は、ワンピースの重さです。手に持ってずっしりと重いニットは、ブーツの重さと釣り合います。軽くて薄いニットは、ブーツに対して軽すぎるので、厚手のタイツで脚に重さを足します。

ニットのワンピースは体に沿うので、ウエストの位置がはっきり出ません。重心を上げたいなら、ニットの上からベルトを締めるか、ショート丈のカーディガンを重ねます。ニットにベルトを締めるときは、細いベルトより、指2本ぶんほどの幅のあるベルトのほうが、ニットの厚みに負けずに線が出ます。

どちらとも取れるとき②|背の高さで、釣り合い方が変わる

同じワンピースとブーツの組み合わせでも、背の高さによって釣り合い方が変わります。

背が低めの人は、ワークブーツの高さが脚の長さに対して大きくなります。足元の塊が、全身の中で占める割合が大きいということです。この場合は、ワンピースの丈を少し短めにして、ブーツとワンピースの間に脚を見せるほうが、全体が軽く見えます。脚を見せる量はすき間の記事を参考にしてください。そのうえで、タイツをブーツと同じくらいの濃さにすると、ブーツと脚が一続きになって、脚が長く見えます。

背が高めの人は、ブーツの高さが全身の中で小さく見えます。ワンピースの丈が長くても、ブーツが埋もれることは少ないです。この場合は、くるぶし丈に近い長いワンピースにも合わせられます。長い丈の裾からブーツの先だけがのぞく形も、背の高い人なら釣り合います。

どちらの場合も、迷ったら全身を鏡に映して、ブーツの高さが全身の何分の一に見えるかを見てください。10分の1より大きく見えるなら、ブーツが目立つ側なので、ワンピースの丈を短くするか、タイツの濃さをブーツに寄せます。10分の1より小さく見えるなら、そのままで構いません。

どちらとも取れるとき③|仕事の日に履いてよいか

ワークブーツとワンピースで出社してよいかは、職場の決まりと、その日の予定で決めてください。

服装の決まりがゆるく、普段からスニーカーで出社している人が多い職場なら、ワークブーツとワンピースの組み合わせは問題になりにくいです。張りのあるワンピースと合わせると、スニーカーよりきちんとした印象になることもあります。

決まりがそれほどゆるくない職場では、3つをそろえると浮きにくくなります。ブーツの革を磨いてつやを出しておくこと。紐を上まできっちり結ぶこと。ワンピースの色を、紺・灰色・焦げ茶など落ち着いた色にすること。この3つがそろうと、ワークブーツの持つ作業靴らしさが薄まります。

来客や外出の予定がある日、取引先に行く日は、職場で履き替える靴を1足置いておくと安心です。ワークブーツは脱ぎ履きに時間がかかるので、履き替える前提なら、ロッカーに置く靴は着脱の楽なものにしておきます。

どうしても迷うなら、最初の一回は予定の少ない日を選んでください。周りの反応を見てから、合わせる日を広げていけば、気まずい思いをせずに済みます。

仕事の日に合わせるワンピースは、張りのある側から選ぶのが無難です。柔らかく揺れるワンピースに張りを足す方法は、休日には気にならなくても、職場の中では「間に足したもの」が多く見えて、ちぐはぐな印象になることがあります。シャツワンピースや、無地のウールのワンピースなら、何も足さずにブーツと釣り合うので、身支度も短く済みます。

職場の床がつるつるした素材の場合は、ワークブーツの靴底の溝に溜まった泥や小石が床に落ちることがあります。雨の翌日などは、入口で靴底を一度確かめておくと、足元を気にせずに一日を過ごせます。ブーツ自体の印象よりも、こうした小さな気配りのほうが、職場での見られ方を左右することもあります。

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よくある問い

Q. ワークブーツにワンピースを合わせると、足元だけ重く見えます
ワンピースの生地が柔らかく、裾が大きく揺れる形のときに起こりやすいです。ブーツの革は厚くて形が崩れないので、柔らかい生地の隣に置くと、重さの差がそのまま見えます。間に張りのあるものを1つ足してください。厚手のタイツ、ウールのカーディガン、革のベルトのどれか1つで構いません。張りのあるものが間に入ると、ブーツからワンピースへ重さが段階的に軽くなるので、足元だけが浮いて見えることがなくなります。
Q. ワンピースの丈は、どのくらいがいいですか
ブーツの履き口とワンピースの裾の間に、どれだけ脚が見えるかで決まります。すき間の測り方は、ワークブーツにスカートを合わせる記事で詳しく書いています。この記事では丈よりも、裾の幅を先に見てください。裾の幅がブーツの履き口の幅の3倍までなら、丈が短めでも長めでも足元と一続きに見えます。3倍を超える広がった裾は、丈がひざ下でも上下が離れて見えるので、ベルトかカーディガンで裾の広がりを抑えます。
Q. 新品のワークブーツが硬くて、ワンピースに合わせると浮いて見えます
新品のブーツは革にしわがなく、形がくっきりしているので、柔らかいワンピースとの差が大きく出ます。最初の数週間は、張りのあるワンピースから合わせてください。シャツワンピースやウールのワンピースなら、新品のブーツの硬さと釣り合います。履き込んで甲にしわが入り、履き口が少し開いてくると、柔らかいワンピースとも合いやすくなります。紐を上二段だけゆるめると、新品でも履き口の印象が少しやわらぎます。
Q. 仕事の日にワークブーツとワンピースで出社してもいいですか
職場の決まりと、その日の予定で決めてください。服装の決まりがゆるい職場なら、張りのあるワンピースとブーツの組み合わせは、きちんとした印象を保てます。ブーツの革を磨いておくこと、紐をきっちり結ぶこと、ワンピースの色を落ち着いたものにすることの3つをそろえると、仕事の場でも浮きにくくなります。来客や外出の予定がある日は、職場で履き替える靴を1足置いておくと安心です。

— メグラシ編集部

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