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ワークブーツと靴下|見せる幅と厚みで、秋の足元の重さを決める

メグラシ編集部//読了 15分
木の床に置かれた赤茶の革の編み上げブーツ。片方の履き口から生成りの厚手のリブ靴下が指二本ぶん折り返してのぞき、横に焦げ茶の靴下と、裾を折り返した濃い色のデニムが写っている

**ワークブーツを履いて椅子に座り、パンツの裾とブーツの履き口のあいだを見てください。**そこに何cmのすき間がありますか。

ワークブーツに合わせる靴下は、そのすき間の幅で選び方が変わります。すき間がなければ、靴下は見えないので厚みだけで選べます。1〜4cmなら、色をどこかに寄せる必要が出てきます。5cmを超えると、靴下は1つの服として見えはじめます。

秋はブーツを履き始める季節です。夏のあいだ薄手の靴下ばかり履いていると、ブーツを出した最初の日に、手持ちの靴下ではどれも足元が軽すぎたり、逆に厚手で窮屈だったりします。この記事では、すき間の幅を測って、靴下の色・厚み・折り返す幅を決める手順を見ていきます。

パンツやスカートとの丈の合わせ方そのものは、ワークブーツにスカートとワークブーツにワイドパンツで扱っています。ここでは、そのあいだに見える靴下だけを見ます。

結論:靴下は、裾と履き口のすき間の幅で選ぶ

座ったときのすき間靴下の見え方選び方
0cm(裾がブーツにかぶる)ほとんど見えない厚みと長さだけで選ぶ
1〜4cm細い線として見える色をパンツかブーツに寄せる
5cm以上1つの服として見える色・厚み・折り返しまで決める

ここで見る幅は、立ったときではなく座ったときの幅です。立って鏡の前で決めても、一日のうちの長い時間、人から見られているのは座った姿だからです。電車の座席、職場の椅子、カフェの席。そのどれでも、裾は立ったときより上がっています。

この表の3つの帯のどこに入るかが分かれば、靴下を選ぶ時間はほとんどかからなくなります。

まず測る|立ったときと座ったとき、すき間は何cmか

測り方は簡単です。ワークブーツを履いて紐をいつも通りに締め、ふだん合わせるパンツかスカートを履きます。まず立った状態で、裾の端からブーツの履き口のいちばん上までの距離を、メジャーか指の幅で測ってください。指1本の幅はおよそ1.5〜2cmです。

次に、椅子に座って同じ場所を測ります。膝を90度に曲げて座ると、パンツの裾はふつう3〜5cm上がります。細身のパンツほど上がり方が大きく、すね回りにゆとりのあるパンツほど上がり方が小さくなります。

**靴下を選ぶときに使うのは、座ったときの数字です。**立ったときに0cmでも、座って4cmなら、その人は「1〜4cmの帯」です。立って2cm、座って6cmなら、「5cm以上の帯」として選んでください。

スカートの場合は、立ったときにすでに裾と履き口のあいだに大きなすき間があることが多いので、立った数字のままで5cm以上の帯に入ります。タイツを履くかどうかは、後の章で分けて見ます。

歩いたときと、階段を上るときのすき間

座ったときの次に見ておきたいのが、歩いているときと階段を上るときです。歩くと、膝が曲がるたびに裾が1〜2cm上がり、足を前に出すたびにすき間が開いたり閉じたりします。階段を上るときは膝を大きく曲げるので、座ったときとほぼ同じくらい裾が上がります。

駅の階段を上るとき、すぐ後ろに立っている人の目線は、ちょうどあなたの足首の高さにあります。階段では、座ったときと同じ幅の靴下が、後ろの人の目の前に見えていると考えてください。座ったときの幅を基準にしておけば、階段でも同じ見え方になるので、別に考える必要はありません。

立ったときと座ったときの差が大きい人ほど、一日のなかで靴下の見え方がくるくる変わります。差が5cm以上ある人は、どの見え方でも困らないように、靴下の色をパンツかブーツに寄せておくのがいちばん安全です。

すき間0cm|見えない靴下は、厚みと長さだけで選ぶ

座っても裾がブーツの履き口にかぶっているなら、靴下は人からはほとんど見えません。この場合、色は気にしなくてかまいません。決めるのは、厚みと長さの2つです。

長さは、靴下の上端がブーツの履き口より上に出ない長さにします。ワークブーツの筒は、床から履き口までがだいたい15〜20cmあります。靴下の筒がそれより長いと、パンツの裾の内側で靴下が履き口の上にたまり、裾の落ち方がもたつきます。くるぶしの上で止まる短めの靴下か、ブーツの筒の高さとほぼ同じ長さのものを選んでください。

厚みは、次の章で書く「かかとに指が入るか」で決めます。見えない靴下は、足が楽かどうかだけで選んでよいのです。

ただし、歩いているときに裾がひるがえって、一瞬だけ靴下が見えることはあります。それが気になるなら、靴下の色をパンツかブーツのどちらかに近づけておくと、見えても目に留まりません。

靴を脱ぐ場所に行く日

すき間が0cmの人でも、靴下が丸ごと見える日があります。座敷の店で食事をする日、靴を脱いで上がる家を訪ねる日、試着室で靴を脱ぐ日です。ワークブーツは紐をほどいて脱ぐので、脱いだあとしばらくは靴下だけで過ごすことになります。

靴を脱ぐ予定がある日は、**見えない前提で選んだ靴下を、見える前提で選び直してください。**かかとやつま先が薄くなっていないか、毛玉が目立たないかを見て、色はパンツに寄せておくと、靴を脱いだ姿でも足元が浮きません。ブーツに寄せた茶色の靴下は、ブーツを脱ぐと足だけが茶色く残るので、この日には向きません。

すき間1〜4cm|色をパンツかブーツのどちらかに寄せる

すき間が1〜4cmのとき、靴下は裾とブーツのあいだの細い線として見えます。この幅は、いちばん中途半端に見えやすい幅です。見せているつもりはないのに見えている、という状態になりやすいからです。

この帯では、靴下の色を、パンツかブーツのどちらかに寄せます。

パンツに寄せると、脚が裾から靴下まで1本につながって見え、ブーツとの境目がはっきりします。脚を長く見せたいとき、ブーツの存在感を際立たせたいときはこちらです。黒いパンツなら黒か濃い灰色、紺なら紺、生成りのパンツなら生成りの靴下です。

ブーツに寄せると、ブーツが実際より少し高く見え、足元に重さが集まります。赤茶の革なら焦げ茶か赤みのある茶色、黒い革なら黒の靴下です。ブーツをいかにも作業靴らしく見せたくないときは、こちらのほうが落ち着いて見えます。

迷ったら、パンツとブーツのうち、色の明るい側に寄せてください。暗い側に寄せると、細い線の部分だけが周りより暗くなり、そこにくぼみがあるように見えることがあります。

厚みは、この帯では薄手から中厚が向きます。厚手のリブ編みの靴下は、1〜4cmの幅では筒のふくらみだけが見えて、裾とブーツのあいだがもこもこします。

パンツとブーツの色が近いとき

焦げ茶のパンツに焦げ茶のブーツ、黒いパンツに黒いブーツのように、裾とブーツの色が近いときは、どちらに寄せても同じ色になります。この場合は迷う必要がありません。同じ色の靴下を選べば、裾からブーツまでが1本につながります。

ただし、同じ色でも明るさが少し違うと、靴下の線が細く浮いて見えることがあります。たとえば、黒いパンツと黒い革のブーツのあいだに、洗って色のあせた黒の靴下が入ると、そこだけ灰色がかって見えます。黒どうしで合わせるときは、洗いざらしのものより、色の深いものを選んでください。

逆に、パンツとブーツの色がはっきり違うとき、たとえば生成りのパンツに赤茶のブーツのときは、どちらに寄せるかで印象が大きく変わります。生成りに寄せれば足元が軽く、赤茶に寄せればブーツが主役になります。その日の上半身が明るい色なら生成りに、濃い色なら赤茶に寄せると、全身の明るさの配分がそろいます。

すき間5cm以上|靴下を1つの服として扱う

座ったときに5cm以上見えるなら、靴下はもう「見えてしまうもの」ではなく、全身のなかで1つの場所を占める服です。くるぶし丈のパンツ、裾を折り返したパンツ、膝丈のスカートに合わせるときはたいていこの帯に入ります。

この帯では、色・厚み・折り返しの3つを決めます。

色は、パンツにもブーツにも寄せず、上半身のどこかにある色とつなぐと、足元だけが浮いて見えません。たとえば、生成りのニットを着ているなら生成りの靴下、焦げ茶のジャケットなら焦げ茶の靴下です。上半身と足元に同じ色が1か所ずつあると、目線が上下に行き来して、全身がひとつながりに見えます。

厚みは、中厚から厚手です。ワークブーツは革に厚みがあり、底も太いので、5cm以上見える靴下が薄手だと、ブーツの重さに対して足首だけがやせて見えます。リブ編みのように縦の凹凸がある靴下は、少ない幅でもブーツの重さと釣り合います。

折り返す幅は後の章で書きますが、この帯の人は、靴下を履き口の上に少し折り返して乗せると、ブーツと靴下が一体に見えます。

上半身につなぐ色が見つからないとき

上半身に、靴下とつなげられる色が見つからない日もあります。白いシャツに紺のカーディガン、黒いパンツに赤茶のブーツ。この組み合わせで靴下に色を足そうとすると、どの色も足元だけで浮いてしまいます。

この場合は、上半身のなかでいちばん面積の小さい色を探してください。カーディガンのボタン、シャツの刺繍、バッグの持ち手、腕時計のベルト。小さな面積でも、同じ色が上にあれば、足元の靴下とつながります。

それでも見つからないなら、靴下を上半身のいちばん大きな面積の色に合わせます。上の例なら、紺の靴下です。紺は黒いパンツとも赤茶のブーツともぶつからず、カーディガンと上下でつながります。小物に頼らず、服そのもので色をつなぐので、いちばん確実な方法です。

厚みは「ブーツのかかとに指が入るか」で決める

靴下の厚みは、見た目より先に、ブーツの中に収まるかどうかで決めます。どんなに見た目が合っていても、窮屈なブーツで一日歩くと、夕方には足の甲が痛くなります。

試し方です。その靴下を履いてブーツに足を入れ、紐をいつも通りに締めます。立った状態で、かかとの後ろ、ブーツの内側と靴下のあいだに、人差し指を差し込んでみてください。

  • 指が第一関節まで入る:その靴下の厚みで大丈夫です
  • 指先しか入らない:歩けますが、長時間だと甲が締め付けられます。紐を上から2段ゆるめて試してください
  • 指がまったく入らない:その厚みは、そのブーツには合いません

ワークブーツは、新しいうちは革が硬く、履いているうちに足の形に合わせて少しずつ広がります。買って間もないブーツなら、最初の数回は中厚の靴下で履き、革がなじんでから厚手に替えると無理がありません。

秋の始まりは、日中の気温がまだ高い日もあります。厚手の靴下は足が蒸れやすいので、見せる部分だけ厚く見せたい場合は、後の章で書く「重ねる」方法も使えます。

同じ厚みでも、素材で足の感じ方が変わる

靴下の厚みは同じでも、素材によって足の感じ方は変わります。秋にワークブーツを履く日は、朝は冷えて昼は暖かい、ということがよくあるので、素材も一緒に見ておきます。

毛の入った靴下は、厚手でも蒸れにくく、朝の冷えにも昼の暖かさにも合わせやすい素材です。ただし、洗うと縮みやすいので、見せる幅を決めて買ったのに、何回か洗ううちに筒が短くなって折り返せなくなる、ということがあります。

綿の靴下は、肌触りがやわらかく、洗っても形が変わりにくい反面、汗を吸うと乾きにくく、革のブーツの中では湿ったままになりがちです。一日歩き回る日は、綿だけの厚手より、毛や化学繊維が混ざったもののほうが楽に過ごせます。

化学繊維の多い靴下は、薄くても丈夫で、乾きも早い素材です。ただ、表面に光沢が出やすく、見せる靴下にすると、革の質感と並べたときに軽く見えることがあります。見せる部分には毛か綿、見えない部分には化学繊維と分けて考えると、選びやすくなります。

色は3通り|革に寄せる・裾に寄せる・離す

ここまでの話を、色だけで整理しておきます。ワークブーツに合わせる靴下の色は、次の3通りしかありません。

1つ目は、ブーツの革に寄せる。赤茶の革なら赤みのある茶色、焦げ茶の革なら焦げ茶、黒い革なら黒です。足元がひとかたまりになって、ブーツが高く見えます。

2つ目は、パンツやスカートの裾に寄せる。裾から靴下までが1本につながり、脚が長く見えます。ブーツとの境目がはっきりするので、ブーツの形がよく見えます。

3つ目は、どちらからも離す。生成り、灰色、深い緑、えんじなど、パンツにもブーツにもない色です。足元にもう1つ色の場所ができるので、上半身のどこかに同じ色を置いてつないでください。つなぐ色がない場合は、離すのはやめて1つ目か2つ目に戻ります。

秋の足元で使いやすい「離す」色は、生成り、灰色、からし色、深い緑あたりです。どれも赤茶や焦げ茶の革と並べたときに、革の色を濁らせません。逆に、革と同じくらいの明るさの茶色やベージュは、革に寄せたのか離したのかが曖昧になり、靴下とブーツの境目がぼやけます。

赤茶の革は、色の名前より明るさで合わせる

ワークブーツの赤茶の革は、同じ「赤茶」と呼ばれていても、明るいものから暗いものまで幅があります。新しいうちは明るく、手入れの油を吸うたびに少しずつ暗くなっていきます。

だから靴下の色は、名前ではなく明るさで合わせてください。ブーツに寄せるなら、ブーツを横に並べて、靴下のほうがわずかに暗いものを選びます。靴下のほうが明るいと、履き口のところで足首が細く白っぽく見えます。離す色を選ぶなら、ブーツとの明るさの差がはっきりあるもの、たとえば生成りや明るい灰色を選ぶと、境目がくっきりします。

折り返すか、伸ばすか|履き口に乗せる幅

すき間が5cm以上の人は、靴下を履き口の上に折り返して乗せるかどうかを決めます。

折り返す幅の目安は、指2本ぶん、およそ3〜4cmです。これより狭いと、折り返したのか、靴下がずり落ちてたるんでいるのかが分かりにくくなります。これより広いと、足首のまわりに厚い輪ができて、ブーツより靴下のほうが目立ちます。

折り返さずに、靴下を伸ばしたまま履き口から出す方法もあります。この場合は、靴下の筒がブーツの履き口からまっすぐ上に伸びるので、脚が縦に長く見えます。裾の短いパンツや、膝丈のスカートに合わせるときに向いています。

迷ったら、靴下の厚みで決めてください。厚手のリブ編みなら、折り返すと立体感が出てブーツの重さと釣り合います。薄手から中厚なら、伸ばしたままのほうがきれいに見えます。薄手を折り返すと、折り目が細い線になって、ずり落ちたように見えやすいからです。

厚手を見せたいのにブーツが窮屈になる場合は、足を包む部分には中厚の靴下を履き、その上から筒だけの厚手を重ねて履き口に乗せる方法があります。見た目は厚手の靴下を折り返したのと同じで、足のまわりは中厚のままです。

スカートの日|タイツの上に靴下を重ねるかどうか

秋が深まると、スカートにはタイツを合わせる日が増えます。ワークブーツとスカートの日に迷うのが、タイツの上に靴下を重ねるかどうかです。

**重ねるかどうかは、タイツの濃さで決めます。**肌が透けない濃いタイツなら、重ねなくても足元は十分に重さがあります。ブーツの履き口から濃いタイツが直接出ていても、ブーツと脚がつながって見えます。

肌が少し透けるタイツなら、重ねる価値があります。透けるタイツは脚を軽く見せるので、ワークブーツの重さとのあいだに差が出ます。そこに厚手の靴下を2〜3cm見せて重ねると、その差がやわらぎます。

重ねるときの色は、タイツに寄せるか、上半身とつなぐかのどちらかです。黒のタイツに黒の厚手の靴下を重ねるのは、色は同じでも質感が違うので、近くで見ると立体感が出ます。灰色のタイツに生成りの靴下を重ねると、足元が明るくなって、秋らしい軽さが出ます。

素足にスカートとワークブーツを合わせる場合は、靴下が完全に1つの服として見えます。ここではすき間5cm以上の帯と同じように、色・厚み・折り返しまで決めてください。

スカートの丈ごとの目安

スカートの丈によって、靴下の役割も変わります。膝丈のスカートは、裾からブーツの履き口までの脚の面積が大きいので、靴下は折り返して厚みを見せると、脚とブーツのあいだに中継ぎができます。

ふくらはぎの半ばで止まる丈は、裾と履き口のすき間が10cm前後になることが多い丈です。この丈では、靴下を伸ばしたまま見せて、裾と履き口のあいだを靴下でつなぐと、脚が途中で途切れて見えません。くるぶしまで届くロング丈は、すき間0cmの帯と同じ扱いで、厚みだけで選べます。

判断が分かれるとき(1)座ると靴下が急に見える

この記事で何度も書いてきましたが、ワークブーツの靴下でいちばん多い失敗は、立ったときに決めて、座ったときに見え方が変わることです。

立ったときに0cm、座ったときに4cm。この人は、立ったときの基準では「色は気にしなくてよい」側ですが、座ったときの基準では「色を寄せる」側です。**迷ったら、座ったときの基準に合わせてください。**立っているときに見えない靴下の色を整えておいても、困ることは何もありません。

座ったときに見える幅が大きく変わるのは、すね回りの細いパンツです。細身のパンツは、膝を曲げると布が膝に引っ張られて、裾が大きく上がります。すね回りにゆとりのあるパンツなら、上がり方は小さくなります。

もう1つの方法は、座ったときに見える幅を減らすことです。パンツの裾を1回折って短くするのではなく、逆に裾を下ろして、ブーツの履き口にかぶせる長さにします。ただし、これは立ったときの裾の落ち方も変わるので、パンツの丈の合わせ方と一緒に考えてください。

判断が分かれるとき(2)白い靴下が子どもっぽく見えないか不安

ワークブーツに白い靴下を合わせる姿はよく見かけますが、自分がやると子どもっぽく見えるのではと迷う人も多いはずです。

子どもっぽく見えるかどうかは、白の明るさと、見せる幅でほぼ決まります。真っ白で薄手の靴下を5cm以上見せると、足首だけが明るく浮いて、学校指定の靴下のような印象になりやすくなります。

落ち着いて見せたいなら、次の3つのうち1つか2つを選んでください。

  • 真っ白ではなく、少し黄みのある生成りにする
  • 見せる幅を2〜3cmに抑える
  • 薄手ではなく、厚手のリブ編みにする

それでも足元だけが明るく見えるなら、上半身に同じくらいの明るさの色を1か所置きます。生成りのシャツの襟、白っぽいニット、明るい色のバッグ。どこか1か所あれば、足元の白が上とつながって、白い靴下だけが目立つことがなくなります。

判断が分かれるとき(3)厚手にするとブーツがきつい

見せる幅が5cm以上あって、厚手を合わせたいのに、ブーツに足が入らない。これは、ブーツを買ったときに薄手の靴下で合わせていた人によく起きます。

まず試すのは、紐を上から2〜3段ゆるめることです。ワークブーツの締め付けは、甲の上の紐でほとんど決まります。足首の上の段をゆるめても、かかとが浮かなければ歩き心地はほとんど変わりません。

それでもかかとに指が入らないなら、厚手の靴下は見せる部分だけに使います。前の章で書いた、中厚の靴下の上から筒だけの厚手を重ねる方法です。足首から上だけ厚みが出て、足の甲とつま先は中厚のままです。

どうしても窮屈なら、厚手をやめて、中厚の靴下を伸ばしたまま見せる方向に切り替えます。厚みで重さを出せないぶん、色をブーツに寄せて、足元をひとかたまりに見せてください。それでもブーツの重さに対して足首が細く見えることはなく、十分釣り合います。

判断が分かれるとき(4)柄の靴下を合わせたい

柄の靴下は、ワークブーツの重さに負けない強さがあります。そのぶん、見せる幅を間違えると、足元が全身でいちばん目立つ場所になります。

目安は、見せる幅を2cmまでにすることです。2cmなら、柄は足首のまわりにちらりと見えるだけで、全体のなかの小さな変化にとどまります。5cm以上見せると、柄の面積が増えて、そこに目が集まります。

柄の色は、ブーツの革に近い色か、パンツの色が入っているものを選んでください。たとえば赤茶のブーツに焦げ茶のパンツなら、茶色の入った細かい柄。柄の中に周りの色が1つでも入っていると、柄があってもまとまって見えます。

座ったときに5cm以上見える人で、どうしても柄を使いたいなら、柄は上半身に移して、足元は無地にするほうが全体が整います。足元を柄にしたいのか、全身に柄を1か所置きたいのか。それを先に決めると、迷いが減ります。

判断が分かれるとき(5)デニムの裾を折り返して合わせる

ワークブーツにいちばん合わせやすいパンツのひとつがデニムです。デニムの裾を折り返して、ブーツの履き口の上に乗せる合わせ方もよく見かけます。この場合、靴下の見え方は、折り返しの幅とブーツの履き口の高さで決まります。

裾を折り返すと、パンツの丈は折り返した幅のぶんだけ短くなります。3cm幅で2回折れば、丈は6cm短くなります。そのぶん、裾とブーツの履き口のすき間は広がります。立ったときに0cmだった人でも、2回折ると、座ったときに5cm以上見えることがあります。

**折り返したデニムには、靴下をデニムの色に寄せるか、上半身とつなぐ色にします。**ブーツの革に寄せると、折り返しの部分と靴下とブーツが3段に分かれて見え、足元が細かく区切られてしまいます。濃い色のデニムなら紺か灰色、色の薄いデニムなら生成りか灰色が合わせやすい色です。

折り返しの内側の色が表と違うデニムは、折り返した部分に明るい線が出ます。この線と靴下の色をそろえると、足首まわりがまとまります。内側が白っぽい色なら、生成りの靴下がよく合います。

迷ったら、折り返しを1回にして、すき間を1〜4cmの帯に戻してください。2回折って靴下を大きく見せるより、1回折って靴下を細い線にするほうが、ワークブーツの形がきれいに見えます。

秋の始まりから冬の手前までの、靴下の替え方

最後に、季節の進み方に合わせた靴下の替え方を見ておきます。秋は、日中の気温が大きく動く季節です。ワークブーツは同じでも、靴下は替えていきます。

秋の始まり、まだ日中が暖かい時期は、薄手から中厚の靴下で、色をパンツかブーツに寄せます。見せる幅は2〜3cmまで。足が蒸れない厚みを優先してください。

秋が深まって朝晩が冷えてきたら、中厚から厚手に替えます。色は、上半身とつなぐ「離す」色を試すのにちょうどよい時期です。生成り、灰色、からし色。秋の上着の色と靴下の色を合わせると、季節の足元らしくなります。

冬の手前、タイツを履く日が増えてきたら、タイツと靴下の重ね方を考えます。透けないタイツなら重ねず、透けるタイツなら厚手の靴下を2〜3cm重ねる。

どの時期でも、選ぶ前にやることは同じです。ワークブーツを履いて椅子に座り、裾と履き口のあいだを測る。その数字がどの帯に入るかで、靴下の色も厚みも決まります。秋の朝、靴下を選ぶのに迷ったら、まず座ってみてください。

1足目に買い足すなら

手持ちの靴下にワークブーツに合うものがない場合、最初に買い足すなら、中厚のリブ編みで、ブーツの革に近い色の1足をすすめます。

この1足は、3つの帯のどれにも使えます。すき間0cmなら厚みがちょうどよく、1〜4cmならブーツに寄せた色として、5cm以上なら折り返してブーツと一体に見せられます。色がブーツに近いので、パンツが何色でも外れません。

2足目は、上半身とつなぐための「離す」色です。生成りか灰色を1足持っておくと、秋の上着の色に合わせやすくなります。この2足があれば、秋から冬の手前まで、ワークブーツの日の靴下で迷うことはほとんどなくなります。

よくある問い

Q. ワークブーツに白い靴下は子どもっぽく見えませんか
真っ白より、少し黄みのある生成りやオートミールのような色を選ぶと落ち着きます。見せる幅を2〜3cmまでに抑えて、上半身のどこかに同じくらいの明るさの色を1か所置くと、足元だけが浮いて見えなくなります。真っ白を使うなら、薄手より厚手のリブ編みのほうが、ブーツの革の重さと釣り合います。
Q. 厚手の靴下を履くとブーツがきつくなります
まず紐を上から2〜3段ゆるめて、足の甲の締め付けを減らしてください。それでもかかとに指が入らないなら、厚手は折り返す部分だけに使い、足を包む部分は中厚の靴下にする方法があります。中厚の靴下の上から、筒だけの厚手を重ねて履き口に乗せれば、見た目は厚手のまま、足のまわりは窮屈になりません。
Q. ロングスカートに合わせるときも靴下は見せるべきですか
裾がブーツの履き口より下まで届くロングスカートなら、靴下はほとんど見えません。見えない場合は、色を気にせず厚みだけで選んでかまいません。歩いたときに裾がひるがえって靴下が一瞬見えるのが気になるなら、スカートかブーツのどちらかに近い色にしておくと目立ちません。
Q. 柄の入った靴下を合わせてもいいですか
合わせられますが、見せる幅は2cmまでにするのが目安です。柄は面積が広いほど目立つので、5cmも見せると足元が全身でいちばん強い場所になります。柄の中に、ブーツの革に近い色か、パンツの色が入っているものを選ぶと、柄があっても足元がまとまります。

— メグラシ編集部

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