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ブルベ冬のベージュ|顔が黄ばむ人は灰みと白みで寄せる

メグラシ編集部//読了 14分
窓辺の木の机に、灰みのベージュと白に近いベージュのニットが重なり、白い紙と黒い布がその下からのぞいている

**ベージュのコートやニットを着た日に、顔の下半分が黄色く沈んで見えた。**ブルベ冬でその経験がある人は、ベージュを全部やめる前に、灰を混ぜたベージュか、白に近いベージュのどちらかに寄せてください。

ブルベ冬の肌が苦手なのは、ベージュという色の名前ではありません。黄みが強くて、明るさが中くらいのベージュです。そこから灰の方向へ動かすか、白の方向へ動かすかで、同じ「ベージュ」でも顔への映り方が変わります。

どちらに動かすかは、家にあるコピー用紙と黒い布で決められます。この記事では、その手順と、どちらとも取れるときの決め方、すでに持っている黄みのベージュを捨てずに着る組み方までを順に書きます。

結論:ブルベ冬が顔の近くで着られるベージュは2方向だけ

ブルベ冬が顔の近くで着られるベージュは、次の2つに分かれます。

方向色の見え方合いやすい人の目安
灰寄りのベージュ黄みが抜けて、石や灰のような落ち着いた色髪や瞳の黒がやや柔らかい人
白寄りのベージュ白に少しだけ色が乗った、明るく澄んだ色黒髪と白目の差がはっきりした人
避けたいベージュ黄みが強く、明るさが中くらいの色誰でも顔のすぐ下は避ける

表は答えではなく、比べる軸を示すためのものです。自分がどちら向きかは、次の章からの手順で確かめてください。

覚えておくのは一つだけです。**黄みを減らすか、明るさを上げるか。**ベージュを顔の近くに置くなら、そのどちらかをしていない色は選ばない、ということです。

なぜ普通のベージュで顔が黄ばむのか

ブルベ冬の肌は、青みがかった透明感と、髪や瞳の黒との強い差で成り立っています。そこに黄みの強い中くらいの明るさの色を並べると、二つのことが同時に起こります。

一つ目は、肌が隣の黄みを拾うことです。白い壁の部屋で黄色いランプをつけると壁が黄色く見えるのと同じで、顔のすぐ下に黄みの面があると、頬や顎の下にその色が回り込んで見えます。もともと青みのある肌に黄みが重なると、間の色としてくすみが出ます。

二つ目は、差が弱くなることです。ブルベ冬は髪と肌、白目と黒目の差がはっきりしているほど顔が締まって見えます。中くらいの明るさの色は、その差の真ん中に入り込んでしまうので、顔全体の輪郭がぼやけたように見えます。

だから直し方も二つです。黄みを減らすと一つ目が解消し、明るさを上げて白に近づけると二つ目が解消します。灰寄りは黄みを減らす方向、白寄りは明るさを上げる方向です。どちらも同時にやる必要はなく、片方で足りる人がほとんどです。

自分がどちら向きかを決める|コピー用紙と黒い布の前で測る

用意するのは、コピー用紙を2枚と、黒い布を1枚です。黒い布は、無地の黒いTシャツやタオルで構いません。光沢の強いものは避けてください。

  1. 昼間、窓に向かって立ちます。照明は消してください。夜しか時間がないなら、白い光の照明の真下ではなく、少し斜め前から光が当たる位置に立ちます
  2. 化粧は落としておくか、下地だけにします。色の付いた口紅は落としてください
  3. 鏡を顔の高さに置き、首のすぐ下、鎖骨の上あたりにコピー用紙を当てます。10秒ほど見て、頬と顎の下の色を覚えます
  4. 次に、同じ場所に黒い布を当てます。また10秒ほど見ます
  5. 最後に、コピー用紙と黒い布を左右に半分ずつ並べて当て、鏡を少し離して全体を見ます

見るのは、頬の赤みが澄んで見えるか、くすんで見えるかです。コピー用紙の前で頬が澄み、顔が明るく見えるなら、あなたは白寄りのベージュに向いています。黒い布の前で顔が締まり、頬の赤みがはっきり出るなら、明るさよりも差を残したい人なので、灰寄りのベージュのほうが合いやすい傾向があります。

ここで大事なのは、どちらが「似合うか」ではなく、どちらの前で肌が澄むかを見ることです。ブルベ冬はどちらの前でもある程度きれいに見えるので、似合うかどうかで見ると決まりません。頬の赤みの見え方だけに絞ってください。

白寄りのベージュが合う人の目安

コピー用紙の前で肌が澄んだ人は、白寄りのベージュを顔の近くに置けます。白寄りのベージュとは、白に少しだけ色が乗ったような、明るく澄んだ色です。ニットやブラウスで、遠くから見ると白に見えるけれど近くで見るとほんのり色がある、というくらいが目安です。

確かめ方は簡単です。売り場でその服を手に取り、コピー用紙と並べたときに、紙との差が小さいほうが白寄りです。差が大きく、紙の横で黄色く見えるなら、それは中くらいのベージュなので避けます。

白寄りのベージュは、ブルベ冬の得意な白に近いので、顔に当てたときに明るさが落ちません。そのうえで、真っ白よりも柔らかく見えるので、冬の白が強すぎると感じている人にも向きます。真っ白と生成りのどちらが合うかはブルベ冬の白ニット|真っ白か生成りかを、コピー用紙と並べて決めるで詳しく書いています。白寄りのベージュは、その生成りよりもう一段だけ色が乗った位置にあります。

合わせる色は、黒、濃い灰、濃い青みの紺が合います。白寄りのベージュと黒を組むと、ブルベ冬の得意な差が残るので、柔らかい色を着ていても顔がぼやけません。

灰寄りのベージュが合う人の目安

黒い布の前で顔が締まった人は、灰寄りのベージュを選んでください。灰寄りのベージュは、黄みが抜けて、石や乾いた砂、灰のような落ち着いた色に見えるものです。売り場では、ベージュとグレーの間にあるような色、グレージュと呼ばれる色の中で、灰の量が多いものが当てはまります。

確かめ方は、手持ちの灰色の服と並べることです。並べたときに、そのベージュが灰色と同じ仲間に見えるなら灰寄り、灰色の横で黄色や茶色に見えるなら黄み寄りです。黄み寄りは避けます。

灰寄りのベージュは、明るさが中くらいでも黄みが少ないので、肌にくすみが回りにくくなります。黒髪との差も、中くらいの明るさの灰が間に入ることで柔らかくつながります。顔立ちがはっきりしている人が、強すぎない印象にしたいときにも使えます。

灰寄りか茶寄りかの見分けはグレージュが似合う人|灰寄りか茶寄りかを、手の甲と髪の間で見るにも書いています。ブルベ冬の場合は、その中でも灰寄りの側だけを顔の近くに置く、と考えてください。

どちらとも取れるときの決め方

コピー用紙の前でも黒い布の前でも、同じくらい澄んで見える。あるいは、どちらの前でも差がよく分からない。ブルベ冬にはこの人が少なくありません。そのときは次の順で決めてください。

1. 着る場所で分ける

どちらとも取れる人は、どちらか一方を選ばなくても構いません。白寄りのベージュを顔の近く、つまりニットやブラウスに。灰寄りのベージュを顔から離れた場所、つまりコートやボトムに。この分け方にすると、顔のすぐ下は明るさで澄ませ、胴から下は灰で落ち着かせることができます。

逆にすると、つまり灰寄りを顔の近くに置き、白寄りを下に置くと、顔の下が沈んで足元が浮いたように見えやすくなります。迷ったら、明るいほうを上に置く、と覚えてください。

2. 時間帯で分ける

昼の光の中では白寄り、夜の室内や暖かい色の照明の下では灰寄りが落ち着きやすい傾向があります。暖かい色の照明は、それだけで黄みを足すので、白寄りのベージュでも黄みが強く見えることがあるからです。夜の集まりや食事の予定がある日は灰寄り、昼の外出や仕事の日は白寄り、と分けると迷いません。

3. 髪色で分ける

髪を明るく染めている時期は、黒髪の時期よりも顔まわりの差が弱くなっています。この時期は白寄りのベージュを顔の近くに置くと、髪と服と肌がすべて明るい側に集まって、輪郭がぼやけることがあります。明るい髪の時期は灰寄りを顔の近くに置いて、差を少し残す。黒髪に戻した時期は白寄りに戻す。髪色が変わったら、もう一度コピー用紙と黒い布で確かめてください。

4. それでも決まらないとき

最後の手段は、口紅の色で見ることです。青みのある赤や、濃いローズ系の口紅をつけて、両方のベージュを当ててみてください。口紅の色が浮かずに顔に収まるほうが、その日のあなたの顔に合うベージュです。口紅の色が強く見えすぎるなら、服の側が弱すぎるということなので、もう一方を選びます。

この4つを順に試すと、ほとんどの人はどちらかに決まります。決まらなかった人は、両方を持っていてよい人です。

両方を持つ人の、手持ちの割り振り

両方を持ってよいと分かった人は、次に、何をどちらで持つかを決めておくと、冬のあいだ迷わずに済みます。目安は、顔のすぐ下に来るものを白寄り、肩から下に来るものを灰寄りで持つことです。たとえば、タートルネックとブラウスは白寄り、カーディガンとコートとスカートは灰寄り、という分け方です。

こうしておくと、朝に服を選ぶときに、上は白寄りから、外側と下は灰寄りから選べばよいので、組み合わせを考える手間がなくなります。白寄りと灰寄りは、どちらも黄みが少ないので、互いに並べても温度がぶつかりません。上下を入れ替えて着たくなった日だけ、最初の確かめ方で顔の下の色を見直してください。

年齢とともに迷いが増えたとき

同じ人でも、年齢を重ねると肌の明るさや髪の色が少しずつ変わり、以前は白寄りで澄んでいた顔が、灰寄りのほうが落ち着いて見えるようになることがあります。これは、似合う色が悪くなったのではなく、似合う方向が少し動いただけです。数年前に決めた寄せ方で違和感が出てきたら、コピー用紙と黒い布の確かめ方をもう一度やってみてください。白髪が増えてきた人は、髪と服の間の差が小さくなるので、顔の近くに黒か濃い紺を少し足すと、輪郭が戻ります。

ベージュのコート|顔から離れる距離で許せる黄みが変わる

コートは面が大きいので、ベージュの中でもいちばん判断に迷います。ここでの境目は、顔からの距離です。

襟が顔のすぐ下に来るコート、たとえばスタンドカラーや詰まった襟のコートは、顔の近くの服として考えてください。白寄りか灰寄りのどちらかに寄せたものを選びます。

一方で、襟が大きく開くコートや、前を開けて着ることが多いコートは、顔のすぐ下にインナーが来ます。この場合、コートの色が顔に当たるのは肩から下になるので、多少黄みがあっても影響は小さくなります。目安は、顎の下から30cm離れているかどうかです。鏡の前で、顎の下に指を当て、そこから手のひら1枚半ほど下にコートの色が始まるなら、少し黄みがあっても許せます。

ベージュのコートを着るなら、インナーで顔に当たる色を決めてください。白、黒、濃い灰、濃い紺、青みのある赤。このどれかを首のすぐ下に置けば、コートは胴の面として見えるだけになります。ブルベ冬がコートの色そのもので迷う場合はブルベ冬の秋服で、秋色を顔から離して組む方法の記事も参考にしてください。

ベージュのニット|首の詰まり方で決める

ニットは顔にいちばん近い服なので、色の寄せ方を間違えるとすぐに顔に出ます。ここでは、首の詰まり方で判断を変えます。

タートルネックやハイネックは、顔の真下に色が来ます。この形のニットをベージュで選ぶなら、白寄りか灰寄りのどちらかに、はっきり寄せたものだけにしてください。中くらいのベージュのタートルネックは、ブルベ冬にはいちばん難しい組み合わせです。

丸首やVネックのように首が見える形なら、肌が見える部分が緩衝になるので、少し幅が広がります。首元にネックレスを1本足すと、さらに顔とニットの間に光が入ります。銀色や白い光のものを選ぶと、ベージュの黄みを打ち消す方向に働きます。

厚手のニットは、編み目の影で色が実際より暗く見えます。売り場で薄手のニットを見て決めた色でも、厚手になると一段暗く、黄みが強く見えることがあります。厚手のベージュニットを選ぶときは、売り場の照明の下ではなく、窓際か外の光で確かめてください。

カーディガンとベストのベージュ

カーディガンとベストは、前が開いていて、顔のすぐ下にはインナーが来ます。そのため、プルオーバーのニットより一段だけ黄みを許せます。インナーを白か黒にしておけば、カーディガンの色が中くらいのベージュでも、顔に当たるのは肩から下の縦の帯だけです。ただし、前を閉じてボタンを上まで留めると、首元までベージュが上がってくるので、閉じて着る日は白寄りか灰寄りのものを選んでください。ベストは袖がないぶん面積が小さく、ベージュを取り入れる入口としてちょうどよい服です。黄みのあるベージュに迷う人は、ベストから試すと失敗がありません。

ベージュのパンツ・スカートは黄みがあっても着られる

ボトムは、顔から最も遠い場所です。ここに来るベージュは、黄みがあっても顔色にはほとんど影響しません。ブルベ冬だからといって、ベージュのパンツやスカートを避ける必要はありません。

気をつけるのは、上下の明るさの差です。ブルベ冬は差がある組み方が得意なので、ベージュのボトムに合わせるトップスは、黒や濃い紺、真っ白のように、ベージュとの差がはっきりしたものを選んでください。ベージュのボトムにベージュに近いトップスを合わせると、全身が中くらいの明るさでまとまり、顔だけが浮いたように見えます。

黄みのあるベージュのボトムに、黒のトップスと白寄りのベージュのコートを重ねる。これがブルベ冬の冬のベージュの組み方の、いちばん崩れにくい形です。黄みの強い色は最も遠い場所に、白に近い色は肩まわりに、黒は顔のすぐ下に置く。この3段にしておけば、ベージュが何色あっても顔はくすみません。

黄ばみを打ち消す、顔の近くの1色

ベージュをどうしても顔の近くに置きたい日、あるいは手持ちのベージュが中くらいのものしかない日は、顔のすぐ下に1色足して黄みを止めます。

足す色置く場所働き
真っ白襟元、ブラウスの襟、インナーの縁明るさを上げて、顔の下に光を入れる
黒タートルネック、マフラー差を戻して、輪郭を締める
青みの赤マフラー、口紅頬の赤みを補って、くすみを隠す
濃い紺ストール、インナー黄みの反対側から色を整える

表の4色のうち、どれを使うかは最初の手順の結果に合わせます。コピー用紙の前で澄んだ人は真っ白、黒い布の前で締まった人は黒か濃い紺が向きます。どちらとも取れた人は、青みの赤を口紅で足すのがいちばん手軽です。

足す面積は、顔の幅より少し狭いくらいで足ります。マフラーなら首に一周巻いて、顔の下に色が帯で見える程度です。大きく巻きすぎると、今度はその色が主役になって、ベージュとの組み合わせがちぐはぐに見えます。

売り場で迷ったときの3つの確かめ方

売り場では、照明が暖かい色であることが多く、ベージュは実際より黄みが強く見えたり、逆に照明のせいで判断がつかなくなったりします。そこで、売り場でできる確かめ方を3つ持っておきます。

1つ目は、手持ちの白い物と並べることです。白いハンカチや、スマートフォンの画面に白い画像を出したものでも構いません。並べたときに、白との差が小さければ白寄り、黄色く見えれば黄み寄りです。

2つ目は、売り場の灰色の服と並べることです。近くにある灰色のニットやパンツの横に置き、灰色の仲間に見えるかを見ます。仲間に見えれば灰寄りです。

3つ目は、窓際か店の入口の外の光で見ることです。店の外の光で黄色く見えたものは、家でも黄色く見えます。売り場の照明の下だけで決めないようにしてください。

3つのうち2つで黄み寄りと出たら、そのベージュは顔の近くには置かない色です。ボトムや、前を開けて着るコートとしてなら選べます。

手持ちの黄みベージュを捨てずに着る

すでに黄みの強いベージュを持っている人も多いと思います。捨てる前に、置く場所を変えてみてください。

黄みのベージュのニットは、カーディガンとして肩に掛けたり、腰に巻いたりすると、顔から離れます。カーディガンなら前を開けて、インナーに白か黒を合わせます。プルオーバーのニットなら、上に白いシャツを重ねて襟と裾だけベージュを見せる重ね方もあります。

黄みのベージュのストールやマフラーは、首に巻くのをやめて、鞄に掛けたり、膝掛けとして使ったりする道もあります。どうしても首に巻きたいなら、内側に白か黒の薄いストールを1枚重ねて、顔に当たる面だけを変えます。

それでも顔がくすむと感じるものは、写真に残る日や大事な予定の日を避け、近所への外出や家の中で着る服に回してください。着る場面を選べば、手持ちを無駄にせずに済みます。

秋の始まりと冬の深まりで寄せ方を変える

同じベージュでも、季節の進み方によって合う方向が少し変わります。

秋の始まりは、光がまだ強く、肌も夏の日差しの影響が少し残っています。この時期は白寄りのベージュのほうが軽く見えて、季節の空気になじみます。

冬が深まると、光が弱くなり、肌も白さが戻ってきます。この時期は、白寄りのベージュだと寒々しく見えることがあるので、灰寄りのベージュを増やすと落ち着きます。合わせる黒も、マットな黒から、起毛やウールのような柔らかい黒へ移すと、冬の厚い服の中でも顔まわりが重くなりません。

季節が変わったら、最初のコピー用紙と黒い布の確かめ方を一度だけやり直してください。肌の状態が変わっていれば、答えも変わることがあります。

場面ごとのベージュの置き方|小物・化粧・予定で調整する

ここまでで、どちらのベージュを顔の近くに置くかは決まったはずです。この章では、服以外の場所と、その日の予定に合わせた微調整を書きます。服の色を変えなくても、小物と化粧と組み方で、ベージュの黄みは半分くらいまで抑えられます。

鞄・靴・手袋のベージュ

小物のベージュは、顔から遠いので黄みがあっても構いません。ただし、手袋だけは別に考えてください。手袋は手を顔に近づけたときに顔のすぐ横に来ますし、写真に残る場面でも手の位置は顔に近くなりがちです。手袋をベージュにするなら、白寄りか灰寄りに寄せたものにします。

鞄と靴は、服のベージュと合わせる必要はありません。むしろ、服が白寄りのベージュなら鞄と靴を黒に、服が灰寄りのベージュなら鞄と靴を濃い茶色か黒にすると、全身の中に暗い点ができて締まります。ブルベ冬は全身に一か所でも濃い色があると、顔の印象も強く保たれます。黄みのあるベージュの鞄を持つなら、服の側に黒か白を多めに入れて、全身の明るさの差を残してください。

化粧で黄みを止める

服のベージュの黄みが気になる日は、化粧の側で顔の色を整えることもできます。頬に青みのあるピンクを薄くのせると、肌が隣の黄みを拾っても、頬の赤みが残ります。口紅は青みのある赤か、濃いローズにすると、顔の中に強い点ができて、ベージュの面に顔が負けません。

反対に、オレンジ寄りの頬紅や、黄みのある茶色の口紅をベージュと合わせると、黄みが顔と服の両方から重なって、くすみが強く出ます。ベージュを着る日は、化粧の色は青み側に寄せる、と決めておくと迷いません。眉の色も、黄みのある明るい茶色より、灰を混ぜた茶色か黒に近い色のほうが、ベージュの日の顔は締まります。

仕事の日のベージュ

仕事の日は、長い時間、室内の照明の下にいます。職場の照明が白い光なら、白寄りのベージュでも灰寄りのベージュでも大きな差は出ません。暖かい色の照明の職場なら、灰寄りを選ぶほうが安全です。会議や人と向き合う時間が長い日は、顔のすぐ下に白か黒のインナーを置いて、ベージュは上着やカーディガンとして重ねます。こうすると、正面から見たときに顔に当たる色が白か黒になり、ベージュは肩から下の面として落ち着いて見えます。

集まりや食事の日のベージュ

夜の集まりや食事の場は、暖かい色の照明が多く、ベージュの黄みがいちばん強く出る場面です。この日は、白寄りのベージュも黄色く見えやすいので、灰寄りに寄せるか、ベージュを顔から離した場所に回します。たとえば、ベージュのスカートに黒のニットを合わせ、首元に銀色の小さな光を足す。上半身を濃い色でまとめておくと、照明の色が変わっても顔まわりは崩れません。

帰省や長い移動の日のベージュ

長い移動の日は、楽な服を選ぶことが多く、ベージュのニットや柔らかいパンツが増えます。この日は、ベージュ同士を上下で合わせないことだけ気をつけてください。上下ともベージュにすると、全身が中くらいの明るさに寄ってしまい、移動の疲れも重なって顔がくすんで見えやすくなります。上か下のどちらかを黒か濃い灰にして、差を一つ残しておくと、移動先で写真を撮るときにも顔が沈みません。

よくあるつまずきと直し方

ベージュを着ると老けて見える

明るさが中くらいのベージュは、顔の立体感を弱めるので、疲れて見えたり年齢より上に見えたりすることがあります。この場合は、白寄りに寄せて明るさを上げるか、顔のすぐ下に黒を足して差を戻してください。どちらでも効きます。

ベージュを着ると地味に見える

灰寄りのベージュだけで全身をまとめると、落ち着きすぎて地味に見えることがあります。この場合は、口紅か小物に青みのある赤やローズを1点だけ足します。ベージュの面が大きいほど、その1点が引き立ちます。

ベージュの組み方が分からなくなる

迷ったら、明るい色を上に、黒を顔のすぐ下に、黄みのある色を下に。この順番に戻ってください。上下の順番が決まっていれば、色の数が増えても組み方は崩れません。

白寄りのベージュは汚れが目立って着にくい

白寄りのベージュは明るいぶん、襟や袖口の汚れが目立ちやすく、冬のあいだ何度も着るには気をつかいます。この場合は、白寄りのベージュをニットではなくインナーやブラウスの襟に回し、外から見える面積を小さくしてください。襟と袖口だけに白寄りが見えていれば、顔への効き目はほとんど変わりません。外側に着るニットやコートは灰寄りにすると、汚れが目立ちにくく、手入れの回数も減ります。

灰寄りのベージュを着ると寂しく見える

灰寄りのベージュは落ち着いた色なので、合わせる色も落ち着いたものばかりにすると、全体が静かになりすぎます。寂しく見えたら、合わせる黒を艶のあるものにするか、首元に銀色の光を1点足してください。冬の弱い光の中でも、顔の近くに光るものがあると、灰寄りのベージュは上品な色に変わります。色を足すなら、青みのある赤や、濃い紫を小物で1点だけ入れます。

手持ちの黒とベージュがなじまない

黒とベージュを合わせたときに、黒だけが強く浮いて見えることがあります。これは、ベージュが黄み寄りで、黒との間に温度の差ができているときに起きます。白寄りか灰寄りのベージュに替えると、黒との温度がそろって、自然につながります。替えられない場合は、黒の面積を小さくするか、黒を濃い灰に替えて、差を少しだけ縮めてください。

家族や友人に「顔色が悪い」と言われた

自分では気づかなくても、人からそう言われたなら、顔のすぐ下のベージュが黄みを拾っている合図です。その服を脱ぐ必要はありません。首元に白か黒を1枚足すだけで、言われなくなることがほとんどです。それでも言われるなら、その服は顔から離れた場所に回してください。人の目は、鏡に映る自分の目より正直なことがあります。

自分の情報で決め直すために

ここまでの手順は、すべて自分の顔と手持ちの服で確かめられるものです。最後にもう一度、決める順番を並べておきます。

  1. コピー用紙と黒い布を顔の下に当てて、どちらの前で頬が澄むかを見る
  2. 澄んだほうに合わせて、白寄りか灰寄りかを決める
  3. どちらとも取れたら、着る場所、時間帯、髪色の順で分ける
  4. 顔のすぐ下に来る服だけ寄せて、遠い場所の服は黄みがあっても残す
  5. 季節が変わったら、一度だけ確かめ直す

パーソナルカラーの4つの分け方そのものを確かめたいときはパーソナルカラー16タイプのセルフチェックから始めてください。ブルベかイエベかの分かれ目はブルベとイエベの違いに書いています。

一度決めた寄せ方は、メモに残しておくと次の季節に役立ちます。白寄りが合ったか灰寄りが合ったか、そのときの髪色はどうだったか、顔のすぐ下に何色を置いたか。この3つを書いておけば、翌年の秋に売り場でベージュを手に取ったとき、確かめ直す手間が半分になります。ベージュは同じ名前でも売り場ごとに色が違うので、自分の基準を言葉で持っておくことが、いちばん確かな物差しになります。

ベージュは秋冬の売り場でいちばん多く並ぶ色です。避け続けるより、自分に合う寄せ方を一つ決めておくほうが、服選びはずっと楽になります。

よくある問い

Q. ブルベ冬はベージュを着ないほうがいいのですか
着ないほうがいいのは、黄みが強く、明るさが中くらいのベージュを顔のすぐ下に置くときだけです。ブルベ冬の肌は、黄色の混ざった中間の明るさと並ぶと、その黄みを拾って顔色がくすんで見えやすくなります。ただ、同じベージュでも灰を混ぜた側か、白に近い側へ寄せれば、黄みが目立たなくなります。さらに、パンツやスカートのように顔から離れた場所なら、黄みのあるベージュでも顔への影響はほとんどありません。着る場所と色の寄せ方を決めれば、ベージュは冬の手持ちに残せます。
Q. 灰寄りのベージュと白寄りのベージュは、どちらが無難ですか
どちらが無難かは人によって逆になります。黒髪がはっきりしていて、目の白と黒の差が強い人は白寄りのベージュのほうが顔が締まりやすく、髪や瞳がやや柔らかい人は灰寄りのほうがなじみやすい傾向があります。ただしこれは目安で、決め手はコピー用紙と黒い布の前で肌がどう見えるかです。どちらの前でも差が出ないときは、白寄りを顔の近く、灰寄りを胴から下に置く分け方にすると、両方の良さを使えます。
Q. すでに黄みの強いベージュのコートを持っています。買い直すべきですか
買い直す前に、首元で黄みを止められるかを試してください。コートの前を開けて、白か黒、または青みの濃い色のマフラーやタートルネックを顔のすぐ下に置きます。こうすると顔に当たる色はベージュではなくなり、コートの黄みは胴の面として見えるだけになります。それでも鏡の前で顔の下半分がくすむと感じるなら、そのコートは顔から遠い場面、たとえば車での移動や短い外出に回し、通勤や写真に残る日には別のコートを選ぶのが現実的です。

— メグラシ編集部

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