ルームウェアのサイズの選び方|1つ上にするかは肩と股上で決める

**いま着ているルームウェアの肩の縫い目は、肩先の骨からどれくらい外に落ちていますか。**指を当てて確かめてみてください。
ルームウェアのサイズは、ゆったり着たいならいつものサイズ、いつものサイズで動きにくいところがあるときだけ1つ上。これが基本です。ルームウェアは、もともと身幅やヒップにゆとりを持たせて作られているものが多く、1つ上にすると、ゆとりより先に袖と裾の長さが余ります。どちらにするかは、上なら肩の縫い目の位置と身幅、下なら股上と裾の長さの、決まった数か所で決まります。
素材の選び方は秋冬のパジャマの選び方、床に座る日のパンツの選び方はスウェットパンツの部屋着は床に座って選ぶ、何枚持つかはルームウェアは何枚あればいいかにあります。この記事は、サイズの決め方だけを扱います。
結論|肩・身幅・股上・裾の4か所で決める
| 見る場所 | いつものサイズでよい | 1つ上を考える |
|---|---|---|
| 肩の縫い目 | 肩先の骨から2〜6cm外 | 肩先の骨より内側に縫い目がある |
| 身幅のゆとり | 平置きの身幅×2がバストより10〜20cm大きい | ゆとりが8cm未満で、腕を上げると突っぱる |
| 股上 | 床にあぐらで座っても背中が出ない | 座ると腰の後ろが出る |
| 裾の長さ | 裸足で立って、床から1〜3cm上 | 裾がくるぶしより上で止まり、寒い |
**4か所のうち、1つ上を考える列に当てはまるものがなければ、いつものサイズで足ります。**当てはまるものがあっても、それが1か所だけなら、サイズを上げずに形の違うものを探すほうが合うこともあります。1つ上にすると、困っていない3か所まで大きくなるからです。
このあとは、4か所それぞれの測り方と、サイズ表の読み方、どちらとも取れる場合の決め方を順に並べます。
手持ちの1枚を平らに置いて測る
いちばん確実なのは、手持ちで着心地のよいルームウェアを1枚選び、平らに置いて測ることです。その数字を、買うもののサイズ表と比べます。
| 測る場所 | 測り方 | 何が分かるか |
|---|---|---|
| 肩幅 | 左右の肩の縫い目の間 | 縫い目が肩のどこに来るか |
| 身幅 | 脇の下の縫い目の高さで、左右の端の間 | 胸まわりのゆとり |
| 着丈 | 後ろの襟ぐりの中心から裾まで | 腰がどこまで隠れるか |
| 袖丈 | 肩の縫い目から袖口まで | 手首がどこまで隠れるか |
| ヒップ | 股の高さで、左右の端の間 | お尻と太もものゆとり |
| 股上 | ウエストの上端から股の縫い目まで(前と後ろ) | 座ったときに腰が出るか |
| 股下 | 股の縫い目から裾まで、内側の縫い目に沿って | 裾が床につくか |
**手持ちの1枚の数字は、スマートフォンのメモに残しておきます。**売り場でもネットで買うときでも、サイズ表と見比べるだけで、着たときの違いが想像できるようになります。
着心地のよい1枚が手元に無いときは、ふだん外で着ているカットソーとパンツを測っても構いません。その場合は、ルームウェアとしてはそれより少しゆとりのあるものを探す、と考えてください。
測るときは、服を平らな床やテーブルに置き、しわを手で軽くならしてから測ります。伸びる生地を引っぱりながら測ると、数字が実際より大きく出ます。生地を置いたままの状態で、メジャーを当てるだけにしてください。同じ1枚を2回測って、数字が1cm以上違ったら、もう一度置き直して測ります。
上①|肩の縫い目が、肩先の骨から何cm外か
上のサイズでいちばん先に見るのは、肩の縫い目の位置です。肩先の骨(腕を上げ下げしたときに動く、肩のいちばん外の出っ張り)から、縫い目が何cm外に落ちているかを見ます。
| 縫い目の位置 | 着たときの感じ | 判断 |
|---|---|---|
| 肩先の骨より内側 | 腕を前に出すと背中が突っぱる | 窮屈。1つ上を考える |
| 肩先の骨の上〜2cm外 | すっきり、動きやすい | ルームウェアとしてはやや細め |
| 2〜6cm外 | ゆったりして、袖もちょうど | いつものサイズで合っている |
| 6〜10cm外 | 肩が落ちて、袖が長めになる | 大きめ。袖丈を確かめる |
| 10cmを超えて外 | 袖が手にかぶる | 大きすぎる |
**肩が落ちるほど、袖は実際の袖丈より長く手の側に下がります。**肩の縫い目が5cm外に落ちれば、袖口も5cm手の側に下がると考えてください。1つ上のサイズにすると、肩の縫い目が2〜3cm外に動くことが多いので、いつものサイズで縫い目が4cm外にある人が1つ上にすると、6〜7cmまで落ちて袖が余り始めます。
もともと肩を落として作られている形(ドロップショルダー)は、いつものサイズでも縫い目が6〜10cm外に来ます。その場合は、肩の位置ではなく、袖口がどこで止まるかで判断してください。
肩の縫い目の位置は、鏡の前で腕を下ろして立ち、肩先の骨に指を当ててから、縫い目まで指をずらしていくと分かります。指1本がおよそ1.5〜2cmなので、指が何本分あるかで数えても大きく外れません。
上②|身幅のゆとり
身幅は、平らに置いた幅を2倍して、自分のバストと比べます。
| 身幅×2とバストの差 | 着たときの感じ | 判断 |
|---|---|---|
| 8cm未満 | 腕を上げると脇が突っぱる | ルームウェアとしては細め |
| 8〜10cm | 体に沿うが、動ける | すっきり着たい人向け |
| 10〜20cm | ゆったりして、動きやすい | ルームウェアとしてちょうど |
| 20〜30cm | 布が多く、前かがみで胸元が開く | 大きめ |
| 30cmを超える | 動くと布がもたつく | 大きすぎる |
**ルームウェアのゆとりは、10〜20cmがひとつの目安です。**このくらいあると、腕を上げても、床に手をついても、脇や背中が突っぱりません。それ以上になると、前かがみで洗濯物を拾うときに胸元が大きく開いたり、袖口と一緒に裾が広がって家事の邪魔になったりします。
自分のバストが分からないときは、手持ちで着心地のよい1枚の身幅を基準にしてください。その1枚と同じか、2〜4cm大きい身幅のものを選べば、着心地はおおよそ近くなります。
身幅のゆとりは、好みでも変わります。体に沿うすっきりした着心地が好きなら10cm寄り、布が体から離れるゆったりした着心地が好きなら20cm寄りを選んでください。どちらでも、10〜20cmの範囲の中にいれば、家の中の動きで困ることはほとんどありません。
上③|着丈|座ったときに腰が出ないか
着丈は、立ったときではなく、座ったときに腰の後ろが出ないかで決めます。
| 立ったときの裾の位置 | 床に座ったとき | 判断 |
|---|---|---|
| 腰骨より上 | 腰の後ろが出る | 短い |
| 腰骨のあたり | 前かがみで腰が出ることがある | やや短い |
| お尻の半分あたり | 腰が出ない | ちょうど |
| お尻が隠れる | 座ると裾がたまる | 長めだが、寒い日には向く |
| 太ももの半分より下 | 立ち上がるときに裾を踏む | 長すぎる |
秋冬は、お尻の半分からお尻が隠れるくらいまでの着丈が、座っても寒くなく、動きの邪魔にもなりにくい長さです。サイズを1つ上げると、着丈は2〜4cm長くなることが多いので、いつものサイズで腰が出る人は、着丈だけを理由に1つ上を考えてもよい場面です。その場合も、肩と袖が余らないかはあわせて確かめてください。
着丈が足りないときは、パンツの股上を深くして補う方法もあります。上の裾が腰骨のあたりで止まっても、パンツのウエストがおへその高さまであれば、座ったときに腰の後ろは出ません。上と下のどちらで補うかは、手持ちのどちらを替えるほうが簡単かで決めてください。
上④|袖丈|手首が濡れないか
袖丈は、腕を下ろしたときに手首のどこで止まるかで見ます。
| 袖口の位置 | 家事のとき | 判断 |
|---|---|---|
| 手首の骨より上 | 濡れないが、寒い | 秋冬にはやや短い |
| 手首の骨が半分隠れる | 濡れにくく、暖かい | ちょうど |
| 手首の骨が全部隠れる | 洗い物で濡れることがある | 袖口が絞られていればよい |
| 手の甲にかかる | 洗い物のたびに濡れる | 長い。折り返すか、サイズを下げる |
袖口にゴムやリブがあるものは、多少長くても手首で止まるので、家事のときに押し上げておけます。袖口が広く開いているものは、手首の骨が半分隠れるくらいで止まるサイズを選んでください。袖が長いと、洗い物や料理のたびに袖口が濡れたり、汚れたりします。
袖丈は、腕を下ろしたときだけでなく、腕を前に伸ばしたときにも見てください。前に伸ばすと袖は2〜3cm引き上がるので、下ろしたときに手首の骨が半分隠れるくらいなら、洗い物のときには手首の上で止まり、濡れにくくなります。
羽織りものの袖口については部屋着の羽織りの選び方で詳しく扱っています。
下①|ウエストのゴムとひも
ルームウェアのパンツは、ほとんどがゴムのウエストです。ゴムの締め付けで、サイズの合い方が変わります。
| ウエストの作り | サイズの見方 | 気をつけること |
|---|---|---|
| ゴムだけ | 表示のウエストの範囲の真ん中に入るか | 範囲の上限に近いと、ゴムの跡が残る |
| ゴムとひも | ゴムがゆるめでも、ひもで調整できる | ひもの結び目がお腹に当たらないか |
| 幅の広いゴム | 締め付けがやわらかい | 座ったときに上端が丸まらないか |
| 細いゴム | 締め付けが一点に集まる | 長く座る日は跡が残りやすい |
**ゴムのウエストは、ウエストの数字が表示の範囲の真ん中から上限までの間に入るときに、締め付けを感じやすくなります。**夜まで着ていて腰に跡が残るなら、ウエストだけを理由に1つ上を選ぶ前に、ひもで調整できる形や幅の広いゴムのものを探してみてください。サイズを上げると、股上や裾まで長くなります。
下②|股上|床に座って背中が出ないか
ルームウェアのパンツで、サイズを上げるかどうかをいちばん左右するのが股上です。
| 床にあぐらで座ったとき | 原因 | 判断 |
|---|---|---|
| 腰の後ろが出ない | 股上が足りている | いつものサイズでよい |
| 前かがみで腰の後ろが少し出る | 後ろの股上がやや足りない | 上の着丈を長めにすれば足りる |
| 座っただけで腰の後ろが出る | 後ろの股上が足りない | 1つ上か、股上の深い形を |
| 座るとお腹のゴムが食い込む | 前の股上かウエストが足りない | ウエストの作りを見直す |
床にあぐらで座って、腰の後ろが出るかどうかを確かめてください。ルームウェアは床に座ったり、寝転んだりする時間が長いので、股上が足りないと、それだけで落ち着かなくなります。
股上は、サイズを1つ上げると1〜2cm深くなることが多い場所です。座ると腰が出るのが唯一の困りごとなら、1つ上を選ぶ理由として十分です。
股上は、平らに置いて前と後ろを別々に測ると、違いがよく分かります。後ろの股上が前より5cm以上長いものは、座ったときにお尻の側に布が回り込むように作られていて、腰の後ろが出にくい形です。手持ちで座っても困らない1本があれば、その後ろの股上の数字を基準にしてください。
下③|股下と裾|裸足で床につかないか
裾の長さは、靴を履いた状態ではなく、裸足で立って見ます。
| 裸足で立ったときの裾 | 家の中で | 判断 |
|---|---|---|
| くるぶしより上 | 足首が冷える | 秋冬には短い |
| くるぶしが隠れる | 冷えにくく、踏まない | ちょうど |
| 床から1〜3cm上 | 足の甲まで隠れる | ちょうど |
| 床につく | 歩くと裾を踏む | 長い |
| 床にたまる | 階段で踏んで危ない | 長すぎる |
**裾が床につくと、歩くたびに踏み、階段では足を取られます。**サイズを1つ上げると、股下は2〜3cm長くなることが多いので、股上のために1つ上を選んだときは、裾が床についていないかを必ず確かめてください。
裾にゴムやリブがあるものは、長さが多少余っても足首で止まるので、床につきにくくなります。股上のために1つ上にしたい人は、裾が絞られている形を選ぶと、長さの余りが気になりません。
下④|ヒップと太もものゆとり
ヒップは、平らに置いた股の高さの幅を2倍して、自分のヒップと比べます。
| ヒップ×2と自分のヒップの差 | 床に座ったとき | 判断 |
|---|---|---|
| 8cm未満 | 太ももが突っぱる | 細め |
| 8〜20cm | あぐらをかいても動ける | ちょうど |
| 20cmを超える | 布がたまって、立つと膝が出る | 大きめ |
ゆとりが大きすぎると、座っているあいだに膝の部分の布が伸び、立ち上がったときに膝が前に出たままになることがあります。8〜20cmの範囲に入るサイズを選ぶと、座っても立っても形が崩れにくくなります。
太もものゆとりは、あぐらだけでなく、正座や横座りでも確かめてください。床に座る姿勢は人によって違い、横座りが多い人は片側の太ももだけが強く引っぱられます。ふだんいちばん長く座る姿勢で、太ももが突っぱらなければ十分です。
サイズ表の読み方|S・M・L
サイズ表には、体の寸法(ヌード寸法)が書いてあるものと、服の寸法(仕上がり寸法)が書いてあるものがあります。
| 表に書いてあるもの | 意味 | 比べ方 |
|---|---|---|
| 身長・バスト・ヒップの範囲 | 着る人の体の寸法 | 自分の寸法が範囲の真ん中に入るサイズを選ぶ |
| 身幅・着丈・袖丈など | 服そのものの寸法 | 手持ちの1枚の数字と比べる |
| 両方 | どちらも見られる | 服の寸法を優先して比べる |
**服の寸法が書いてあるときは、そちらを優先します。**体の寸法の範囲は、どのくらいのゆとりで作られているかまでは教えてくれません。手持ちの1枚と服の寸法を比べれば、ゆとりの違いが数字で分かります。
体の寸法しか書いていないときは、自分の寸法が範囲の真ん中に入るサイズを選びます。範囲の上限に近いときは、ゆったり着たいなら1つ上、すっきり着たいならそのまま、と考えてください。
同じMでも、売る側によって寸法の割り振りは少しずつ違います。前に買ったものがMでちょうどよかったからといって、別のところのMも同じとは限りません。初めて買うところでは、表記の記号より、服の寸法の数字を見て決めるほうが確実です。
フリーサイズの読み方
フリーサイズは、1つのサイズで幅広い体に合うように作られたものです。多くの場合、MからL前後の体を想定しています。
| 自分の体と表示の範囲 | 着たときの感じ | 確かめること |
|---|---|---|
| 範囲の真ん中 | ゆとりのある着心地 | 特になし |
| 範囲の下限に近い | 袖と裾が長く、肩が落ちる | 袖丈と股下 |
| 範囲の上限に近い | 身幅とヒップのゆとりが少ない | 身幅とヒップ、股上 |
| 範囲より身長が低い | 袖と裾が大きく余る | 袖口と裾が絞られているか |
**身長が表示の範囲より低いときは、袖と裾の長さを特に確かめてください。**フリーサイズは身幅を大きく取っているぶん、袖や股下も長めに作られていることが多いからです。袖口と裾が絞られている形なら、長さが余っても手首と足首で止まるので、着やすくなります。
ゆったりと書かれたものを選ぶとき
商品の説明に「ゆったり」「大きめ」と書かれているものは、いつものサイズでも、すでに1つ上に近い作りになっていることがあります。
| 説明の書き方 | 選ぶサイズ | 理由 |
|---|---|---|
| ゆったり、大きめ | いつものサイズか、1つ下 | 1つ上にすると大きすぎる |
| 肩を落とした形 | いつものサイズ | 肩の位置ではなく袖口で判断 |
| 細身、すっきり | いつものサイズか、1つ上 | ルームウェアとしては細めのことがある |
| 説明なし | いつものサイズ | 服の寸法で確かめる |
**ゆったりと書かれたものを1つ上にすると、ゆとりが二重にかかります。**身幅が30cm以上大きくなったり、肩の縫い目が10cmを超えて落ちたりすることがあるので、いつものサイズのまま、服の寸法を確かめてください。
ユニセックス・男性向けのサイズを選ぶとき
家族と共用するルームウェアや、男性向けのものを選ぶときは、同じ表記でも寸法の割り振りが違います。
| 違うところ | 女性向けのサイズと比べると | 確かめること |
|---|---|---|
| 肩幅 | 広め | 肩の縫い目が落ちすぎないか |
| 袖丈 | 長め | 袖口が手首で止まるか |
| 着丈 | 長め | 座ったときにちょうどよいことも多い |
| 股上 | 深め | 床に座ってもよいことが多い |
| 股下 | 長め | 裾が床につかないか |
**男性向けのサイズは、同じ表記でも肩・袖・股下が長めです。**女性向けでMを着ている人なら、ユニセックスのSから試すと、肩と袖が合いやすくなります。股上が深いのは、床に座るルームウェアとしては利点になることもあります。
家族と共用するなら、いちばん背の低い人に袖と裾を合わせ、背の高い人には袖口と裾が絞られた形で長さの不足を目立たなくする、という分け方もあります。
上下セットで、上と下が合わないとき
上下セットのルームウェアは、上と下で合うサイズが違うことがあります。
| 合い方 | 選び方 |
|---|---|
| 上下で別のサイズが選べる | それぞれに合うサイズを選ぶ |
| 上がMで合い、下はLが楽 | 下で困っていることが大きいほうに合わせる |
| 上はLが楽、下はMで合う | 上の困りごとが袖か身幅かで決める |
| どちらに合わせても困る | 上下を別々に、手持ちと組み合わせる |
上下で困りごとの大きいほうに合わせると、着たときに不満が残りにくくなります。下に合わせて1つ上にしたなら、上の袖口は折り返して着ます。上に合わせていつものサイズにしたなら、下は股上の深い別のパンツと組み合わせることもできます。上下の生地や色をそろえる考え方は部屋着のおしゃれ、40代の選び方でまとめています。
素材で変わる|伸びる・縮む
素材によって、着ているうちに伸びたり、洗うと縮んだりします。
| 素材 | 変わり方 | サイズの選び方 |
|---|---|---|
| 綿のガーゼ | 洗うと縦に縮むことがある | 長さに1〜2cm余裕のあるものを |
| 綿のニット(天竺・スムース) | 洗うと縮み、着ると伸びる | いつものサイズ |
| 裏毛・裏起毛 | ほとんど変わらない | いつものサイズ |
| ワッフル | 洗うと縦に縮むことがある | 長さに余裕のあるものを |
| フリース・もこもこ | 縮みにくいが、厚みで小さく感じる | 身幅のゆとりを多めに |
**縮むのは主に長さです。**縮むかもしれないからとサイズを1つ上げると、身幅や肩まで大きくなり、縮んだあとも長さ以外は大きいままになります。縮みが心配な素材は、同じサイズで着丈・袖丈・股下に1〜2cmの余裕があるものを選んでください。
厚みのあるフリースやもこもこした素材は、生地の厚さのぶん、同じ寸法でも内側が狭く感じられます。身幅のゆとりを15〜20cmの側に寄せて選ぶと、腕を動かしやすくなります。
綿のニットは、洗うと縮み、着ているうちに膝や肘が伸びて戻る、という動きを繰り返します。買ってすぐの寸法より、2〜3回洗ったあとの寸法のほうが、その服の本来の大きさに近くなります。最初に少し大きく感じても、何回か洗ってから判断するとよい素材です。
秋冬は、重ね着の分を見込む
秋冬のルームウェアは、下に長袖を着たり、上にカーディガンを羽織ったりすることが増えます。
| 重ね方 | サイズへの影響 | 選び方 |
|---|---|---|
| 下に薄い長袖を着る | 身幅と袖まわりが少し狭くなる | 身幅のゆとりを12cm以上に |
| 上にカーディガンを羽織る | 袖の中に袖が入る | ルームウェアの袖が細すぎないか |
| 下にレギンスを履く | 股上と太ももが少し狭くなる | ヒップのゆとりを10cm以上に |
| 何も重ねない | 影響なし | 表のとおり |
下に1枚重ねる前提なら、身幅のゆとりを12cm以上にしておくと、重ねても脇が突っぱりません。上に羽織る前提なら、ルームウェアの袖が細すぎないかを見ます。袖が細いと、羽織りの袖の中で袖が丸まり、腕が動かしにくくなります。
寝るときも着るなら
ルームウェアのまま寝る人は、寝返りで引っぱられる場所のゆとりも見ます。
| 寝ているときに気になること | 見る場所 | 選び方 |
|---|---|---|
| 寝返りで背中が突っぱる | 身幅 | ゆとりを15cm以上に |
| 上がめくれて腰が出る | 着丈 | お尻が隠れる長さ |
| ウエストのゴムが当たる | ウエストの作り | 幅の広いゴムかひも |
| 袖や裾がまくれ上がる | 袖口と裾 | ゴムやリブで絞られているもの |
寝返りの多い人は、身幅のゆとりを大きめに取ってください。寝ているときの形の選び方は秋冬のパジャマの選び方でまとめています。
届いたら確かめる5つの動き
新しいルームウェアが届いたら、タグを切る前に、5つの動きで確かめます。
| 動き | 見るところ | 合わないとき |
|---|---|---|
| 腕を真上に上げる | 脇や背中が突っぱらないか、裾が上がりすぎないか | 身幅か着丈が足りない |
| 床にあぐらで座る | 腰の後ろが出ないか | 股上が足りない |
| 洗面台で手を洗う | 袖口が濡れないか | 袖が長い |
| 部屋の中を歩く | 裾を踏まないか | 股下が長い |
| しゃがんで物を拾う | 胸元が開きすぎないか、お尻が突っぱらないか | 身幅かヒップが合わない |
**5つの動きで困るところが無ければ、そのサイズは合っています。**困るところが1つだけなら、袖を折る、裾を絞る、下に1枚重ねるといった着方で補えることもあります。2つ以上あるときは、サイズか形を替えるほうが早く片付きます。
ネットで買ったものは、タグを切る前、洗う前に確かめるのが大事です。交換や返品の決まりは店によって違いますが、タグを切ったり洗ったりしたあとは受け付けてもらえないことが多いからです。5つの動きを試すのは数分で済むので、届いた日のうちに済ませてください。
どちらとも取れるとき①|肩は合うが、身幅が足りない
肩の縫い目はちょうどよいのに、腕を上げると脇が突っぱる、というときは、サイズより形を見直します。
| 選び方 | 結果 |
|---|---|
| いつものサイズで、肩を落とした形を探す | 肩はそのまま、身幅と袖まわりにゆとりができる |
| 1つ上のサイズにする | 身幅は足りるが、肩が2〜3cm落ち、袖が長くなる |
| いつものサイズで、伸びる素材を選ぶ | 身幅は同じでも、腕を上げやすくなる |
肩が合っているなら、サイズは動かさずに形か素材を替えるほうが、肩と袖を崩さずに身幅だけを広げられます。どうしても見つからないときだけ、1つ上にして、袖口を折り返して着てください。
どちらとも取れるとき②|下だけ1つ上が合う
上はいつものサイズで合うのに、下だけは1つ上が楽、というときは、下で困っている場所を1つに絞ります。
| 下で困っている場所 | 選び方 |
|---|---|
| 股上(座ると腰が出る) | 1つ上か、股上の深い形を |
| ウエスト(ゴムの跡が残る) | ひも付きか、幅の広いゴムのものを |
| ヒップ(座ると突っぱる) | 1つ上か、太ももにゆとりのある形を |
| 丈(くるぶしが出て寒い) | 丈の長い形か、裾の絞られた形を |
困っている場所が股上かヒップなら、1つ上を選んで構いません。ウエストと丈は、サイズを上げずに形で直せることが多い場所です。1つ上にしたら、裾が床につかないかだけは確かめてください。
どちらとも取れるとき③|大きめが好きだが、袖と裾が余る
ゆったりした見た目が好きで1つ上を選びたいけれど、袖と裾が余るのが困る、というときは、余る場所が絞られている形を選びます。
| 余る場所 | 選び方 |
|---|---|
| 袖 | 袖口にゴムやリブのあるもの |
| 裾 | 裾にゴムやリブのあるもの |
| 着丈 | 裾にひもがあり、絞れるもの |
| 肩 | 肩を落とした形で、いつものサイズ |
**袖口と裾が絞られていれば、1つ上のサイズでも、長さの余りは手首と足首で止まります。**身幅のゆったりした見た目はそのままに、家事のときに袖が濡れたり、裾を踏んだりすることが減ります。
まとめ|いつものサイズから始めて、困る場所だけ見る
- ゆったり着たいなら、まずいつものサイズ。ルームウェアはもともとゆとりがある
- 肩の縫い目は肩先の骨から2〜6cm外。10cmを超えたら大きすぎる
- 身幅とヒップのゆとりは10〜20cm。下に1枚重ねるなら12cm以上
- 床にあぐらで座って腰が出るなら、1つ上か股上の深い形
- 裸足で立って、裾が床から1〜3cm上。床についたら長い
- 縮む素材は、サイズを上げずに長さに1〜2cmの余裕を
- 届いたら、腕を上げる・座る・手を洗う・歩く・しゃがむの5つで確かめる
**今夜、いま着ているルームウェアを脱いだら、平らに置いて身幅と股上を測ってみてください。**その2つの数字が、次の1着のサイズを決める基準になります。
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よくある問い
- Q. ルームウェアは1つ大きいサイズを選んだほうがいいですか
- ゆったり着たいだけなら、いつものサイズで足りることがほとんどです。ルームウェアはもともと身幅やヒップにゆとりを持たせて作られているものが多く、1つ上にすると肩の縫い目が下がりすぎ、袖が手にかぶったり、裾を踏んだりしやすくなります。1つ上にするのは、床に座ったときに背中が出る、腕を上げると身頃が突っぱる、といった、いつものサイズで動きにくいところがあるときだけです。
- Q. フリーサイズのルームウェアは、誰でも着られますか
- フリーサイズは、多くの場合、MからL前後の体を想定して作られています。表示に身長やバストの範囲が書かれているので、まずそこを確かめてください。範囲の真ん中に入っていれば、ゆとりのある着心地になりやすく、範囲の端に近いと、袖や裾が長すぎたり、身幅が足りなかったりすることがあります。身長が範囲より低い場合は、袖と股下の長さを特に確かめてください。
- Q. 上下セットで、上はMがちょうどなのに、下はLのほうが楽です
- 上下で違うサイズを選べるなら、それがいちばん合います。上下が同じサイズでしか売られていないときは、困っているほうに合わせて選んでください。下が窮屈で床に座ると背中が出るなら下に合わせてLにし、上の袖が長くなるぶんは袖口を折り返して着ます。上の肩が落ちすぎて困るなら上に合わせてMにし、下は股上の深い別のものと組み合わせる方法もあります。
- Q. 洗うと縮みますか。縮むなら大きめを選ぶべきですか
- 綿のガーゼやニットのように、洗うと縦に縮みやすい素材があります。縮むのは主に着丈・袖丈・股下の長さなので、サイズを1つ上げるより、同じサイズで長さに1〜2cmの余裕があるものを選ぶほうが合います。サイズを上げると身幅や肩まで大きくなり、縮んだあとも長さ以外は大きいままになるからです。
— メグラシ編集部





