部屋着は何枚あればいい|秋冬の厚手は、乾く時間と洗う間隔で数える

**部屋着の枚数は、「脱いでから次に着られるまでの日数」を「1枚を続けて着る日数」で割って、切り上げて1を足した数です。**毎日洗って、ひと晩で乾いて、毎回洗う人なら3枚。秋冬の厚手で乾くのに2日かかるなら4枚になります。
夏は3枚で回っていたのに、秋になって急に足りなくなった。そう感じているなら、変わったのは枚数ではなく、乾く日数のほうです。
この記事では、この二つの日数を自分の暮らしで数える方法を順に書きます。部屋着の形や素材の選び方は部屋着のおしゃれやルームパンツの選び方に、寒いときにどこを足すかは部屋着が寒いときに足す場所に分けてあります。
結論:枚数は「戻るまでの日数」÷「続けて着る日数」+1
先に式を置いておきます。
必要な枚数 =(脱いでから次に着られるまでの日数 ÷ 1枚を続けて着る日数)を切り上げ + 1
最後の「+1」は、いま着ている1枚の分です。残りの部分は、その1枚が洗濯に回っているあいだに着る枚数です。
脱いでから次に着られるまでの日数は、さらに二つに分かれます。
- 洗濯を待つ日数:脱いだ部屋着が洗濯機に入るまで。毎日洗うなら0〜1日、2日おきなら最大2日
- 乾く日数:干してから、着られる状態になるまで。薄手ならひと晩、厚手なら1〜2日
たとえば、毎日洗濯して(待つ日数1日)、ひと晩で乾き(乾く日数1日)、毎回洗う(続けて着る日数1日)なら、(2÷1)+1=3枚です。
同じ人が秋冬の厚手に替えて、乾くのに2日かかるようになると、(3÷1)+1=4枚になります。夏から1枚足りなくなるのは、このためです。
この式に入れる三つの数字を、次の章から一つずつ測っていきます。
測る①:乾く日数は、最後に乾く4か所で決まる
厚手の部屋着は、表面が乾いても中が湿っています。乾いたかどうかは、最後に乾く場所で確かめてください。
- 脇の下の縫い目:生地が4枚重なっていて、干しているあいだも腕の部分に挟まれる
- ウエストのゴムが通っている部分:ゴムと生地が筒になっていて、中に水が残る
- ポケットの袋布:表から見えない内側で、生地が二重になっている
- フードや襟の重なり:フードは背中に垂れて、首の後ろと重なる
夜に干して、翌朝この4か所を手の甲で触ります。手のひらより手の甲のほうが、湿り気の冷たさを感じやすいからです。
- 朝の時点で4か所とも乾いている → 乾く日数は1日
- 朝は湿っていて、夕方には乾いている → 乾く日数は1日半。翌晩には着られるので、式では2日として数える
- 翌日の夜にもまだ湿っている → 乾く日数は2日以上
この確かめを、部屋着の種類ごとに一度ずつやっておきます。同じ季節のあいだは、同じ部屋で干せばほぼ同じ数字になります。
暖房を入れ始めると、部屋の空気が乾いて乾く日数が短くなることがあります。逆に、雨の続く週や、窓を閉め切った部屋では長くなります。数字は季節の初めに一度測り、暖房を入れ始めた週にもう一度測ると、ずれが少なくなります。
素材ごとの乾きやすさ:厚手ほど、裏の毛足で差がつく
秋冬の部屋着によく使われる生地を、乾きやすい順に並べるとこうなります。あくまで同じ部屋で干したときの目安です。
| 生地 | 乾きやすさの目安 | 最後まで湿っている場所 |
|---|---|---|
| 薄手の綿(天竺) | ひと晩で乾く | ウエストのゴム |
| ワッフル・凹凸のある綿 | ひと晩〜1日半 | 凹凸の溝、脇の下 |
| 裏毛(裏がループ状) | 1日〜1日半 | 脇の下、ポケット |
| フリース(化繊の起毛) | ひと晩で乾くことが多い | ファスナーの裏 |
| 裏起毛(裏を毛羽立てた綿混) | 1日半〜2日 | 脇の下、ウエスト、フード |
| もこもこのパイル・長い毛足 | 1日半〜2日以上 | 毛足の根元全体 |
意外に思われるかもしれませんが、化繊のフリースは厚く見えても水を吸いにくく、乾くのは早い側です。乾きにくいのは、綿を多く含んで裏を毛羽立てたものと、毛足の長いもこもこです。毛足の根元に水がたまり、表面だけが先に乾くからです。
干す場所でも差が出ます。同じ部屋でも、窓際の床に近い場所は空気が冷えて湿りやすく、乾くのが遅くなります。部屋の中央の、人の頭くらいの高さのほうが空気が動いていて乾きやすいのです。浴室で干す場合は、換気扇を回しているかどうかで半日ほど変わります。乾く日数を測るときは、いつも干している場所で測ってください。場所を変えるなら、変えた場所でもう一度測ります。
同じ「厚手」でも、乾く日数が1日違えば、必要な枚数は1枚変わります。手持ちの部屋着が何でできているか、洗濯表示の素材の欄を一度見てみてください。
測る②:1枚を続けて着る日数は、肌に触れるかどうかで変わる
続けて着る日数は、人によって大きく違います。正解があるわけではないので、自分がいまどうしているかを数えてください。そのうえで、次の目安と比べると、増やせるか減らせるかが分かります。
- 肌に直接触れる上(Tシャツ、肌の上に直接着るスウェット):1日ごとに洗う人が多い
- インナーの上に着る上(インナーを1枚着て、その上に着る部屋着):2〜3日続けて着る人が多い
- 下(パンツ、スカート):上より汚れにくく、2〜3日続けて着る人が多い
- 羽織り(カーディガン、ガウン、フリースの上着):肌に触れないので、1週間前後続けて着る人が多い
- パジャマ:寝ているあいだに汗を吸うので、1〜2日ごとに洗う人が多い
ここで大事なのは、上と下とパジャマで、続けて着る日数が違うということです。上は1日ごと、下は3日ごとという人なら、上と下で必要な枚数も変わります。上下おそろいだからといって、同じ枚数を持つ必要はありません。
料理をする時間に着ているかどうかでも変わります。揚げ物や焼き物のにおいは、部屋着の上の生地に残ります。料理をする日に着た上は、続けて着る日数が短くなる人が多いです。料理のときの部屋着の選び方は部屋着で料理にまとめてあります。
在宅で働く日がある
在宅で働く日は、部屋着を着ている時間が朝から夜まで続きます。出勤する日は帰宅してから寝るまでの数時間ですが、在宅の日はその3倍近くになることもあります。着ている時間が長いと、汗や皮脂を吸う量も増えるので、続けて着る日数は短くなります。
在宅の日が週に何日あるかで、続けて着る日数を分けて考えてください。週に1日程度なら、ほかの日と同じ数字で構いません。週の半分以上が在宅なら、上の続けて着る日数を1日短くして計算します。2日続けて着ていた人なら1日に、という具合です。
画面越しに人と話す日は、部屋着の上に1枚羽織ることが多いと思います。その羽織りが上の部屋着を守るので、在宅の日でも続けて着る日数を短くしなくて済む場合があります。在宅で着る羽織りは、肌に触れない分だけ洗う回数が少なく、1枚で1週間ほど持ちます。
寝汗をかきやすい季節
秋の初めや、暖房を強めにかける冬は、寝ているあいだに汗をかきやすくなります。夏ほど汗をかいている感覚はなくても、布団と厚手のパジャマのあいだに湿気がこもるからです。
この時期のパジャマは、夏より続けて着る日数を短くする人が多いようです。夏に2日続けて着ていたなら、秋冬は1日ごとに洗う、といった具合です。続けて着る日数が半分になると、必要な枚数は増えます。パジャマが足りないと感じたら、乾く日数より先に、この数字が変わっていないかを確かめてください。
測る③:洗濯を待つ日数は、洗濯の回る間隔で決まる
最後の数字は、脱いだ部屋着が洗濯機に入るまでの日数です。
- 毎日洗濯する:脱いだ翌日に洗う。待つ日数は1日
- 2日おきに洗濯する:脱いだタイミングによって0〜2日待つ。式では2日として数える
- 週末にまとめて洗う:平日に脱いだものは最大6日待つ。式では、続けて着る日数との関係で考える(後の章で計算例を出します)
家族の洗濯と一緒に回している場合は、洗濯機がいっぱいになるまで待つ日もあるはずです。そういう日が週に何回あるかを思い出して、多いほうの数字を使ってください。足りないより、1枚余るほうが困りません。
計算の例:自分に近い行を探す
三つの数字を入れて、よくある組み合わせを計算するとこうなります。
| 暮らし方 | 待つ日数 | 乾く日数 | 続けて着る日数 | 必要な枚数 |
|---|---|---|---|---|
| 毎日洗う・薄手・毎回洗う | 1 | 1 | 1 | 3枚 |
| 毎日洗う・厚手・毎回洗う | 1 | 2 | 1 | 4枚 |
| 毎日洗う・厚手・2日続けて着る | 1 | 2 | 2 | 3枚 |
| 2日おき・厚手・2日続けて着る | 2 | 2 | 2 | 3枚 |
| 2日おき・厚手・毎回洗う | 2 | 2 | 1 | 5枚 |
| 週末にまとめて・厚手・3日続けて着る | 6 | 2 | 3 | 4枚 |
いちばん下の行は、週末にまとめて洗う人の例です。平日に脱いだものは週末まで待つので、待つ日数が長くなります。ただ、3日続けて着るなら、1週間で着る枚数は2〜3枚で済むので、4枚あれば週末の洗濯まで持ちます。
表の中で、自分に近い行を探して、その枚数から始めてみてください。2週間回してみて、着るものがなくて困った日があれば1枚足す、一度も着なかった1枚があれば減らす。そうやって自分の数字に寄せていきます。
上と下とパジャマは、別々に数える
前の章で書いたとおり、上と下では続けて着る日数が違います。だから枚数も別々に出します。
たとえば、毎日洗濯して、厚手が2日で乾く人の場合。
- 上は毎回洗う → (3÷1)+1=4枚
- 下は3日続けて着る → (3÷3)+1=2枚
- パジャマは毎回洗う → (3÷1)+1=4組
上下おそろいで4組そろえると、下が2枚余ります。余った下は、出番がないままたたまれていることになります。
上と下を別々に買えるなら、下は上より少なく持つのが無理のない形です。おそろいで買う場合は、下だけ先に傷むことがないので、上が傷んだら上だけ買い足す前提で考えておくと無駄が出ません。
パジャマと部屋着を分けるかどうかで、合計の枚数も変わります。兼用にすると、1組あたりの着る時間が長くなり、洗う回数も増えます。分けるか兼用にするかの決め方はパジャマとルームウェアの兼用を見てください。
羽織りを1枚足すと、上の枚数が減る
上の枚数を減らしたいなら、羽織りを1枚足すのがいちばん効きます。
羽織りを着ると、上の部屋着の外側が守られて、料理のにおいや食べこぼしが羽織りのほうにつきます。上の部屋着が汚れにくくなるので、続けて着る日数を1日から2日に延ばせることがあります。
続けて着る日数が1日から2日に延びると、式の割り算の答えが半分になります。毎日洗濯・厚手2日乾燥の人なら、上は4枚から3枚に減ります。羽織りは肌に触れないので1週間ほど洗わずに着られることが多く、1枚で足ります。
つまり、上を1枚買い足す代わりに羽織りを1枚足すと、全体の枚数は同じでも、洗う回数が減ります。家で着る羽織りの選び方は家で着る羽織りにまとめてあります。
乾く日数を縮めれば、1枚減らせる
足すのではなく、乾く日数を縮めて枚数を減らす方法もあります。乾く日数が2日から1日になれば、式の分子が1つ減ります。
- 裏返して干す:裏毛や裏起毛は、湿っているのは裏側です。裏返せば、湿った側が空気に当たる
- 筒のまま干す:ハンガーに掛けるとき、前と後ろの生地がくっつかないように、太めのハンガーか、二本のハンガーで広げる
- ウエストを上にして干す:パンツは裾を上にして干すと、ゴムの部分に水がたまったままになる。ウエストを上に、ゴムを広げて干す
- ポケットを外に出す:ポケットの袋布を引き出しておくと、二重の部分が乾きやすい
- フードは別に広げる:フードを背中に垂らしたままにせず、ハンガーの肩に掛けるか、洗濯ばさみで広げる
この5つで、乾く日数が半日〜1日縮むことがあります。乾く日数が1日半だった部屋着がひと晩で乾くようになれば、その分、持つ枚数を1枚減らせます。
どちらとも取れるとき:3枚か4枚か迷う場面
計算すると3枚と4枚のちょうど境目に来ることがあります。乾く日数が「1日半」だったときなどです。迷ったときの決め方を、場面ごとに置いておきます。
晴れた週は3枚、雨の週は4枚で足りる
季節によって乾く日数が変わるのは避けられません。この場合は、少ないほうの枚数を普段使いにして、雨の週のための1枚を別に用意しておくのが無理のない形です。
この「雨の週の1枚」は、乾きやすい素材を選んでください。化繊のフリースや薄手の綿なら、雨の週でもひと晩で乾きます。厚手の裏起毛を1枚足すと、雨の週にはその1枚自体が乾かず、結局足りなくなります。
家族の洗濯と一緒で、洗う日が読めない
洗濯の間隔が日によって違うなら、いちばん長く待った日の数字で数えてください。たまにしか来ない長い間隔に合わせると枚数は増えますが、着るものがなくて困る日はなくなります。
それでも多すぎると感じるなら、自分の部屋着だけ、手洗いや小さな洗濯ネットで先に洗う日を作るという手もあります。待つ日数を自分で決められるようになるので、式の分子が安定します。
季節の変わり目で、薄手と厚手が混ざる
秋の初めや冬の終わりは、日によって薄手を着たり厚手を着たりします。この時期は、薄手と厚手を合わせた枚数で考えて構いません。たとえば薄手3枚と厚手1枚があれば、暖かい日は薄手、寒い日は厚手を選びつつ、合計4枚で回ります。
厚手を夏の枚数と同じだけ一気にそろえる必要はありません。季節が進んで、薄手を着る日がなくなった時点で、厚手を足すか決めれば十分です。
厚手1枚にするか、薄手を重ねるか
寒さへの備え方で、枚数は変わります。厚手の部屋着1枚で暖かくするか、薄手の部屋着の上に羽織りを重ねて暖かくするかです。
厚手1枚で過ごす場合、その厚手が乾くのに2日かかるなら、式の分子が大きくなって枚数が増えます。薄手を重ねる場合は、肌に近い薄手はひと晩で乾き、上の羽織りは毎回洗わずに済むので、枚数は少なくなります。
たとえば毎日洗濯して毎回洗う人なら、厚手1枚の組み方では(3÷1)+1=4枚、薄手を重ねる組み方なら薄手が(2÷1)+1=3枚と羽織りが1枚で、合計4枚です。枚数は同じでも、洗う量と干す場所は薄手のほうが小さく済みます。
どちらが暖かく感じるかは人によりますが、乾かないことに困っているなら、厚手を1枚足す前に、薄手と羽織りの組み方を一度試してみてください。部屋の中で寒く感じる場所ごとに足す考え方は、関連記事の「部屋着が寒いときに足す場所」にあります。
近所に出かけるときも着ている
宅配便の受け取りや近所の買い物に、部屋着のまま出ることがあるなら、その部屋着は外の汚れも受けます。続けて着る日数が短くなるので、その分だけ枚数が増えます。
外に出る部屋着と、家の中だけで着る部屋着を分けると、家の中の部屋着は続けて着る日数を延ばせます。外に出る部屋着の選び方はワンマイルウェアの選び方にまとめてあります。
収納が足りない
計算で出た枚数が、引き出しに入らないことがあります。この場合は、収納の大きさを上限にして、式のほうを合わせます。続けて着る日数を1日延ばすか、乾く日数を縮めるかのどちらかです。
前者なら羽織りを1枚足す、後者なら干し方を変える。どちらも、枚数を増やさずに式の答えを小さくする方法です。
一人暮らしで、洗濯は週に2回
一人暮らしだと洗濯物の量が少ないので、洗濯機がいっぱいになるまで待って、週に2回だけ回す人も多いはずです。この場合、待つ日数は最大で3〜4日になります。
週に2回の洗濯で、厚手が2日で乾き、上を毎回洗うと、(4+2)÷1+1=7枚です。さすがに多いと感じるなら、続けて着る日数を延ばすか、乾く日数を縮めるかで調整します。上の部屋着の下にインナーを1枚着て、上を2日続けて着るようにすると、(6÷2)+1=4枚になります。インナーは薄手で乾きやすいので、インナーの枚数が増えても、洗濯物のかさはあまり増えません。
洗濯機の乾燥機能を使う
乾燥機能を使えば、乾く日数はほぼ0日になります。洗って、乾燥まで終わったら、その日のうちに着られるからです。式に入れると、毎日洗う人なら(1+0)÷1+1=2枚で回ります。
ただし、裏起毛やもこもこの部屋着は、乾燥機にかけると毛足が寝たり、縮んだりすることがあります。洗濯表示に乾燥機を使えない印がついているものは、自然乾燥の日数で数えてください。乾燥機にかけられるものとかけられないものが混ざっているなら、かけられないものだけ別に数えます。
枚数と傷み方:少ないほど1枚が早くくたびれる
枚数を減らすと、1枚あたりの洗う回数が増えます。3枚を回している人と4枚を回している人では、同じ1か月でも、1枚が洗濯機に入る回数が違います。
たとえば、毎回洗う上を1か月着るとき、3枚なら1枚あたり10回前後、4枚なら7〜8回前後洗われます。洗う回数が多いほど、首まわりのよれ、袖口の伸び、表面の毛玉が早く出てきます。
だから、枚数を計算でぎりぎりまで減らすと、そのぶん買い替えの時期が早くなります。全体で使う量は大きくは変わりませんが、まとめて同じ時期にくたびれるので、買い替えるときにまとめて出費が来ます。
これを避けるには、計算で出た枚数ちょうどで持ち、1枚が傷んだらその1枚だけを替えるのがいちばんです。全部を同じ時期に買うと全部が同じ時期にくたびれるので、買う時期を少しずつずらしておくと、くたびれる時期もずれます。
どこまでくたびれたら替えるかの目安は、パジャマの買い替え時と同じ考え方が使えます。首のよれ、ゴムの伸び、毛玉の三つを測って、直せるものは直し、直せないものだけ替えます。
多すぎる枚数の見分け方:1か月で一度も着ていない1枚
部屋着は、少なくて困ることより、多すぎて着ないものがたまることのほうがよく起きます。計算で出た枚数より多く持っているなら、まずこの1か月で一度も着ていないものを探してください。
見つけやすくするために、一つ習慣を変えます。**乾いた部屋着は、たたんだ山のいちばん下に入れる。**上から取って着るようにすると、すべての部屋着が順番に回ります。1か月たっても山の下のほうに残っている1枚は、着ていないのではなく、着なくても困らなかった1枚です。
その1枚が乾きにくい厚手なら、雨の週のために残してもよいかもしれません。そうでなければ、手放す候補に入れて構いません。
逆に、同じ1枚ばかり手に取っている場合は、その1枚が乾きやすく、着心地がよいということです。次に買い足すときは、その1枚と同じ素材を選ぶと、全体の乾く日数が揃って、数えやすくなります。
数え直すのは、暖房を入れ始めた週
部屋着の枚数は、一度決めたら終わりではありません。季節で乾く日数が変わるからです。数え直すのは、次の二つのときで足ります。
- 厚手を着始めた週:乾く日数が延びる。夏の枚数では足りなくなる
- 暖房を入れ始めた週:部屋の空気が乾いて、乾く日数が縮む。厚手を足しすぎていないかを見る
秋の初めに厚手を急いで買い足すと、暖房を入れた週に乾く日数が縮んで、1枚余ることがあります。厚手を着始めた週に1枚だけ足して、暖房を入れた週にもう一度数える。この二段階にすると、買いすぎを防げます。
冬の終わりにも、同じことを逆向きに考えます。暖房を止めた週は部屋の空気が湿りやすくなり、厚手の乾く日数がまた延びます。一方で、厚手を着る日は減っていきます。この時期は厚手を買い足さず、薄手に戻していくのが無理のない流れです。しまう前に、この冬いちばん着た1枚と、いちばん着なかった1枚を覚えておくと、次の秋に何を足すかが決めやすくなります。
30秒で出す、自分の枚数
最後に、手順をまとめます。紙かスマホのメモに、次の4行を書いてください。
- 洗濯を待つ日数(毎日なら1、2日おきなら2)
- 乾く日数(脇の下・ウエスト・ポケット・フードを触って測る)
- 続けて着る日数(上・下・パジャマで別々に)
- (1+2)÷3 を切り上げて、1を足す
上・下・パジャマのそれぞれで計算すると、あなたの部屋着の枚数が出ます。
一つ例を挙げます。洗濯は2日おき、厚手の裏起毛の上は乾くのに1日半かかり、インナーの上に着て2日続けて着る。下は3日続けて着る。パジャマは毎回洗い、薄手なのでひと晩で乾く。この人の場合はこうなります。
- 上:待つ日数2+乾く日数2(1日半は2として数える)=4。4÷2=2、+1で3枚
- 下:待つ日数2+乾く日数2=4。4÷3=1.3を切り上げて2、+1で3枚
- パジャマ:待つ日数2+乾く日数1=3。3÷1=3、+1で4組
上と下が同じ3枚になるのは、待つ日数と乾く日数が長いと、続けて着る日数の差が小さく効くからです。ここで上の乾く日数を干し方で1日に縮めると、上は(3÷2=1.5を切り上げて2)+1で3枚のまま、下も3枚のまま変わりません。一方、洗濯を毎日に変えると、上は(3÷2を切り上げて2)+1=3枚、下は(3÷3)+1=2枚、パジャマは(2÷1)+1=3組になります。どの数字を動かすと枚数が減るのかは、こうして一つずつ入れ替えてみると分かります。
自分の暮らしの中で、変えやすい数字はどれでしょうか。洗濯の間隔を変えるのは難しくても、干し方を変えるのは今日からできます。羽織りを1枚足すのも、すぐにできます。変えやすい数字から動かして、枚数を自分の収納と財布に合わせてください。
まとめ:枚数は暮らしの数字から出す
- 部屋着の枚数は「脱いでから次に着られるまでの日数」÷「続けて着る日数」を切り上げて+1
- 乾く日数は、脇の下・ウエストのゴム・ポケットの袋布・フードの重なりを触って測る
- 秋冬に足りなくなるのは、乾く日数が延びるから
- 上・下・パジャマは、続けて着る日数が違うので別々に数える
- 羽織りを1枚足すと、上の枚数が減る。干し方を変えて乾く日数を縮めても減る
- 迷ったら少ないほうを普段使いにして、雨の週のための乾きやすい1枚を別に持つ
何枚が正解かを人に聞いても、答えはその人の暮らしの数字です。自分の洗濯の間隔と、自分の部屋の乾く速さを一度数えておくと、買い足すかどうかの判断が、その場の気分ではなく数字で決められるようになります。
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よくある問い
- Q. 部屋着は何枚あれば足りますか
- 毎日洗濯して、ひと晩で乾き、毎回洗う人なら、上下それぞれ3枚で回ります。着ている1枚、洗濯かごの1枚、干している1枚です。ただ、秋冬の厚手はひと晩で乾かないことが多く、乾くのに2日かかるなら4枚になります。逆に、上に羽織りを重ねて2〜3回続けて着る人なら、2枚で回ることもあります。枚数を決めているのは、脱いでから次に着られるまでの日数と、1枚を続けて着る日数の二つです。この二つを自分の暮らしで数えると、必要な枚数が出ます。
- Q. 厚手の部屋着が乾いたかどうか、どう確かめればいいですか
- 表面ではなく、最後に乾く4か所を触ってください。脇の下の縫い目、ウエストのゴムが通っている部分、ポケットの袋布、フードや襟が重なっているところです。表面がさらっとしていても、この4か所が冷たく感じるなら、まだ湿っています。夜に干して翌朝に触り、湿っていたら昼にもう一度、夕方にもう一度触ります。乾いた時刻が分かれば、その部屋着が乾くのにかかる日数が出ます。一度測っておけば、その季節のあいだは同じ数字が使えます。
- Q. パジャマと部屋着を分けると、枚数は増えますか
- 増えますが、2倍にはなりません。パジャマは寝ている間だけ着るので汗を吸いやすく、毎回洗う人が多い一方、日中の部屋着は上に羽織りを重ねれば2〜3回続けて着られます。分けると、パジャマは乾く日数に合わせて3〜4組、部屋着は2〜3組になることが多く、合計では5〜7組です。兼用にすると洗う回数が増えるので、1組あたりの傷みも早くなります。兼用にするか分けるかは、帰宅してから寝るまでの時間の長さで決めるのが目安です。
- Q. 部屋着が多すぎる気がします。何枚減らしていいですか
- この1か月で一度も着ていないものから数えてください。たたんだ山の下のほうにずっとあるもの、季節が合わずに出番がないものです。計算で出た枚数より多い分のうち、1か月着ていないものは手放す候補にして構いません。ただし、乾きにくい厚手が混ざっているなら、雨の週に備えて1枚だけ残しておくと安心です。減らす前に、乾いたものを山のいちばん下に入れる習慣にしてみてください。同じ1枚ばかり着る偏りがなくなり、本当に要らない1枚がはっきりします。
— メグラシ編集部





