パジャマとルームウェアの兼用|秋冬は帰宅から寝るまでの時間で決める

**昨日、家に帰ってから寝るまで、部屋着で何時間過ごしたかを思い出してください。**2時間未満なら、パジャマとルームウェアは1着で兼ねても困りにくい暮らしです。3時間を超えていたなら、寝る前に1枚替えたほうが楽になる暮らしです。
パジャマとルームウェアを分けるか、兼ねるか。どちらにも理由があり、どちらが正しいということはありません。**決め手は、帰宅から寝るまでの時間と、その間に何をしているかです。**時間が短く、することが少なければ、1着で十分です。時間が長く、することが多ければ、寝るための1枚を別に持つほうが、布団に入るときに迷いません。
ルームウェアを何枚持つかはルームウェアは何枚あればいいかに、秋冬のパジャマの生地と形は秋冬のパジャマの選び方にあります。この記事は、その前に決める「兼ねるか、分けるか」の話です。
結論|帰宅から寝るまでの時間で決める
| 帰宅から寝るまで、部屋着で過ごす時間 | 向く持ち方 | 理由 |
|---|---|---|
| 2時間未満 | 1着で兼ねる | 動く時間が短く、汚れる場面が少ない |
| 2〜3時間 | することで決める | 夕方の家事しだいで、どちらにも寄る |
| 3時間を超える | 分ける | 動く時間が長く、寝る前に1枚替えるほうが楽 |
| 休日で一日家にいる | 分ける | 日中の1枚と、寝る1枚の役目が離れる |
2〜3時間の人は、その間に何をするかで決めます。次の5つの問いで確かめてください。
休日の扱いは、平日と分けて考えてください。休日に一日家にいる人は、平日に兼ねていても、休日だけは日中のルームウェアと夜のパジャマを分けるほうが、寝る前の1枚が一日分の時間を背負わずに済みます。平日は兼ねて、休日だけ分けるという持ち方も、十分に成り立ちます。
時間を数えるときは、帰宅してすぐ部屋着に着替える人なら帰宅の時刻から、夕食のあとに着替える人ならその時刻から数えます。**数えるのは、部屋着を着ている時間です。**外出着のまま過ごしている時間は入れません。
兼ねるか分けるかを決める5つの問い
| 問い | はいなら | いいえなら |
|---|---|---|
| 帰宅後に、火や水を使う料理をするか | 分ける側へ1点 | 兼ねる側へ1点 |
| 寝るまでに、宅配やゴミ出しで玄関先に出ることがあるか | 分ける側へ1点 | 兼ねる側へ1点 |
| ソファや床に座る時間が1時間を超えるか | 分ける側へ1点 | 兼ねる側へ1点 |
| 部屋と寝室の温度に、はっきりした差があるか | 分ける側へ1点 | 兼ねる側へ1点 |
| 寝る直前に、着替える手間をかけられるか | 分ける側へ1点 | 兼ねる側へ1点 |
分ける側に3点以上なら分ける、2点以下なら兼ねるのが目安です。5つの問いは、どれも「寝る前の1枚に、昼から夜の出来事を持ち込むかどうか」を見ています。料理のにおい、玄関先の外の空気、ソファの上の時間。これらが多いほど、寝る前に替えたくなる場面が増えます。
点数がちょうど2点か3点で分かれる人は、どの問いで点が入ったかを見てください。料理と玄関先で2点なら、羽織りで外側を守れば兼ねられます。ソファと温度差で2点なら、羽織りでは補いにくいので、分ける側に寄せたほうが合います。
最後の問いが「いいえ」の人は、ほかが全部「はい」でも、兼ねる側を選んで構いません。着替える手間をかけられないのに分けても、結局は着替えずに寝てしまい、分けた意味がなくなるからです。
パジャマに要るもの、ルームウェアに要るもの
兼ねるか分けるかを考える前に、それぞれに何が要るかを並べておきます。
| 項目 | パジャマ(寝る側) | ルームウェア(動く側) |
|---|---|---|
| 背中・腰の作り | 硬いボタンや厚い縫い目が無い | 気にしなくてよい |
| ウエスト | 柔らかいゴム。締めつけが少ない | 動いてもずれない程度に締まる |
| 袖口・裾 | 寝返りでめくれ上がりにくい | 家事のときに濡れにくい長さ |
| ポケット | 要らない。寝ると当たる | あると便利 |
| 生地の強さ | 肌触りを優先 | 座る・こするに耐える |
| 見た目 | 気にしなくてよい | 玄関先に出られるか |
| 洗う間隔 | 汗をかく季節は短く、秋冬は少し延ばせる | 汚れた日に洗う |
| 前の開き | 前開きなら脱ぎ着が楽 | かぶりでも前開きでもよい |
**表の左右で、反対のことを求めている項目があります。**ポケットは、寝る側では邪魔で、動く側では便利です。生地は、寝る側では肌触り、動く側では強さです。1着で兼ねるときは、この反対の項目のどちらかを諦めることになります。
どちらを諦めるかは、寝る時間と動く時間の長さで決まります。寝ている時間はたいてい6〜8時間あり、帰宅から寝るまでの時間より長いことがほとんどです。長い時間を過ごす側を優先すると考えれば、兼ねる1着は寝る側に寄せるのが自然です。
時間で分ける|2時間と3時間の間
帰宅から寝るまでの時間は、なぜ2時間と3時間で分かれるのか。目安の理由を書いておきます。
| 時間 | その間に起きやすいこと |
|---|---|
| 1時間以内 | 着替えて、入浴して、すぐ寝る |
| 1〜2時間 | 軽い食事、片づけ、少しくつろぐ |
| 2〜3時間 | 料理、洗い物、テレビや読書、宅配の受け取り |
| 3時間を超える | 上のすべてに加えて、ソファや床で長く座る |
2時間未満の暮らしでは、部屋着を着ている時間の多くが、入浴前後とくつろぐ時間です。動きが少なく、汚れる場面も少ないので、そのまま寝ても困りにくくなります。3時間を超えると、料理や片づけ、玄関先に出る用事が入り込み、部屋着がその日の出来事を受け止める1枚になります。
秋から冬にかけては、日が短くなり、帰宅してから外が暗い時間が長くなります。外出の予定が減り、家で過ごす時間が延びる人も多い季節です。夏のあいだ2時間未満だった人が、10月以降は3時間に届くこともあるので、季節が変わったら、もう一度時間を数え直してください。
夕方の家事で分ける|料理・洗い物・ゴミ出し
時間が同じでも、夕方に何をするかで、部屋着が受けるものが変わります。
| 夕方の家事 | 部屋着に起きること | 寝る前に替えたくなるか |
|---|---|---|
| 火を使う料理 | 袖口に油やにおいが付く | 替えたくなる |
| 洗い物 | 袖口と前が濡れる | 替えたくなる |
| 洗濯物を取り込む・たたむ | 外の空気に触れる | 人による |
| ゴミ出し | 玄関先から外に出る | 替えたくなる |
| 掃除機をかける | ほこりが付く | 人による |
| 何もしない | ほとんど変わらない | 替えなくてよい |
**火を使う料理と洗い物は、部屋着の袖口と前に跡を残します。**この2つを毎日する人は、兼ねるなら袖口を守る工夫が要り、分けるなら料理のあとに替えるのが自然な流れになります。袖口が濡れる、汚れるのを防ぐ羽織りの選び方は部屋着の羽織りの選び方にあります。
玄関先に出る回数で分ける
夜に宅配を受け取る、ゴミを出す、郵便受けを見に行く。玄関先に出る回数が多いほど、部屋着は「人に見られる1枚」の役目も持つようになります。
| 寝るまでに玄関先に出る回数 | 向く持ち方 |
|---|---|
| ほとんど無い | 兼ねる |
| 週に数回 | 兼ねて、玄関に羽織りを1枚置く |
| ほぼ毎日 | 分ける。ルームウェアを人前に出られる側に寄せる |
玄関先に出る日が多い人は、ルームウェアを見た目のある側に寄せると、宅配のたびに慌てずに済みます。パジャマは寝る側に寄せて見た目を気にしなくて済むので、分けると両方が楽になります。玄関先にそのまま出られる部屋着の線の引き方はおしゃれなルームウェアと部屋着に、来客を迎える日の着替えの線はルームウェアで来客を迎える日にあります。
ソファで寝てしまう人は、兼ねる側に寄せる
夕食のあと、ソファでそのまま眠ってしまい、気づいたら夜中。そういう日が週に何度かある人は、分けていても、ルームウェアのまま寝てしまう日が出てきます。
| ソファで寝てしまう頻度 | 向く持ち方 |
|---|---|
| ほとんど無い | どちらでもよい |
| 週に1〜2回 | 分けるなら、ルームウェアも寝られる作りにしておく |
| 週に3回以上 | 兼ねる。寝る側に合わせた1着を、早めの時間に着る |
ソファで寝てしまう日が多いなら、入浴後すぐに、寝る側の1着に着替えてしまうほうが現実的です。ルームウェアのまま寝てしまうと、背中のボタンやポケット、硬いウエストが寝ている間に当たり、夜中に目が覚める原因になります。分けるかどうかより、寝てしまう時刻に寝られる1枚を着ているかどうかが大事です。
ソファで過ごす時間が長い人は、ソファに膝掛けを1枚置いておくと、寝る側の1着のままでも寒さを補えます。寝る側の1着は薄手で柔らかいものが多く、ソファの上では少し心もとないことがありますが、膝掛けなら寝室へ移るときに置いていけます。
在宅勤務の日は、もう1枚の役目が増える
在宅勤務の日は、部屋着で過ごす時間が一日の大半になります。この日は、パジャマとルームウェアに加えて、画面に映る1枚の役目も出てきます。
| 在宅勤務の日の過ごし方 | 向く持ち方 |
|---|---|
| 画面に映らない作業が中心 | ルームウェアで過ごし、夜にパジャマへ |
| 会議で画面に映る | 上だけ画面向きの1枚に替え、下はルームウェア |
| 週に1日だけ在宅 | その日だけ分け、ほかの日は兼ねてもよい |
在宅の日は、朝にパジャマから着替えるかどうかが、その日の過ごし方を区切ります。
朝に着替えると、その時点でパジャマの役目は終わり、夜に再び着るまで休ませられます。パジャマのまま仕事を始めると、そのまま夜まで同じ1枚で過ごすことになり、寝る前の1枚が一日分の時間を背負うことになります。在宅勤務の日の部屋着の選び方は在宅勤務のルームウェアにまとめています。
秋冬は、部屋と寝室の温度差で分ける
秋冬は、暖房の効いた部屋と、暖房を切った寝室で、温度に差が出ます。この差が大きいほど、1着で両方を過ごすのが難しくなります。
| 部屋と寝室の差 | 兼ねる場合 | 分ける場合 |
|---|---|---|
| ほとんど無い(10月ごろ) | 1着で過ごしやすい | 分けなくてもよい |
| 少しある(11月ごろ) | 寝る前に羽織りを足す | 部屋は薄手、寝室は少し厚手 |
| はっきりある(12月以降) | 部屋で暑く、寝室で寒い | 部屋は薄手、パジャマは寝室に合わせる |
**兼ねている人が冬に「部屋では暑くて、布団では寒い」と感じるのは、この差のせいです。**1着を部屋に合わせれば寝室で寒く、寝室に合わせれば部屋で暑くなります。冬だけ分けるのは、この差を2着で受け止める方法です。寝室の朝の温度からパジャマの生地を選ぶ方法は秋冬のパジャマの選び方にあります。
温度差は、部屋の温度計と寝室の温度計を並べて見るのがいちばん確かです。温度計が無い場合は、夜に部屋から寝室へ移ったとき、すぐに何か羽織りたくなるかどうかで判断してください。羽織りたくなる日が週の半分を超えたら、差が「はっきりある」側です。
兼ねるときの選び方|寝る側に合わせて、外側を足す
1着で兼ねると決めたら、その1着は寝る側に合わせて選びます。
| 選ぶところ | 兼ねる1着の条件 |
|---|---|
| 背中と腰 | 硬いボタンや厚い縫い目が無い |
| ウエスト | 柔らかいゴムで、座っても寝てもずれにくい |
| 袖口 | 手首で止まり、寝返りでめくれにくい |
| 裾 | くるぶしで止まり、寝ているとき上がりにくい |
| 生地 | 肌触りがよく、座ってこすれても毛羽立ちにくい |
| ポケット | 付けるなら、腰の横の浅いもの |
**寝心地はあとから足せませんが、動きやすさや見た目は外側に足せます。**ポケットが欲しいなら羽織りのポケットを使い、玄関先に出るなら上に1枚かける。寝る側に合わせて選んだ1着に、外側を足して動く時間をまかなうのが、兼ねるときの組み立て方です。寝ている間のねじれやめくれの直し方はパジャマ選びの失敗を見てください。
兼ねるときの羽織り|動く時間だけ外側に1枚
兼ねる人がいちばん頼りにするのが、羽織りです。
| 夕方にすること | 羽織りに求めるもの |
|---|---|
| 料理・洗い物 | 袖口が手首より上で止まる。汚れても洗いやすい |
| 玄関先に出る | 前を閉じれば中が見えない丈と形 |
| ソファでくつろぐ | 座っても背中に当たる飾りが無い |
| 部屋が寒い | 中の1着の上から重ねられる厚み |
**羽織りは、寝る前に脱ぐ1枚です。**料理のにおいや玄関先の空気は、羽織りが受け止め、中の1着はそのまま寝られる状態に保てます。羽織りの洗う間隔を中の1着より短くしておくと、兼ねていても寝る前の1枚を清潔に保ちやすくなります。
羽織りは、前を開けて着られる形を選ぶと、脱ぎ着が楽です。頭からかぶる形は、寝る前に脱ぐときに中の1着の襟や髪を引っぱります。前開きで、膝より上の丈のものなら、料理のときも、ソファに座るときも邪魔になりません。
分けるときの選び方|ルームウェアは動く側、パジャマは寝る側
2着に分けると決めたら、それぞれを片方の役目に寄せて選べます。兼ねるときのように諦める項目がありません。
| 選ぶところ | ルームウェア | パジャマ |
|---|---|---|
| 生地 | 座る・こするに耐える厚み | 肌触り優先。寝室の温度に合わせる |
| ポケット | 腰や胸に付いていてよい | 無くてよい |
| 見た目 | 玄関先に出られるもの | 気にしなくてよい |
| 袖口 | 料理で濡れにくい長さ | 寝返りでめくれにくい長さ |
| 上下 | 上下別々でもよい | 上下そろいだと寝ているとき落ち着く |
**分けると、ルームウェアは外に近く、パジャマは布団に近く選べます。**ルームウェアは、玄関先に出られる見た目や、ポケットのある作りを選べます。パジャマは、見た目を気にせず、寝心地と寝室の温度だけで選べます。
分けるときにありがちなのは、ルームウェアもパジャマも同じような生地と形を選んでしまうことです。それでは分けた意味が小さくなります。ルームウェアは厚みと強さ、パジャマは柔らかさと肌触り、と選ぶ基準そのものを変えると、2着がそれぞれの役目をはっきり受け持つようになります。
分けるときは、着替える時刻を決めておく
分けても、着替える時刻が決まっていないと、ルームウェアのまま寝てしまう日が増えます。
| 着替える時刻 | 向く暮らし |
|---|---|
| 入浴の直後 | 入浴後に家事をしない人 |
| 夕食の片づけのあと | 入浴後に料理や洗い物をする人 |
| 寝る直前 | 寝る前まで玄関先に出る用事がある人 |
| 入浴の直後、ただしソファでは羽織りを足す | ソファで寝てしまいがちな人 |
**いちばん続きやすいのは、入浴の直後にパジャマへ着替える形です。**入浴で一度服を脱ぐので、着替える手間がほとんど増えません。入浴後に家事が残っているなら、パジャマの上に羽織りを足して家事をし、寝る前に羽織りを脱ぎます。分けているのに兼ねているような形ですが、寝る1枚に夕方の出来事を持ち込まない点では、分けているのと同じ働きをします。入浴の前に脱いだルームウェアは、翌日も着るなら椅子の背などに広げて置き、湿気を抜いてから畳んでください。
上だけ兼ねて、下だけ替える
2着に分けるほどではないけれど、1着では夕方の出来事を寝床まで持ち込んでしまう。そういう人は、上下で分け方を変える方法があります。
| 分け方 | 向く暮らし | 理由 |
|---|---|---|
| 上下とも兼ねる | 帰宅から寝るまでが短い | 替える理由が少ない |
| 上は兼ね、下だけ替える | ソファや床に座る時間が長い | 座ってこすれるのは下が多い |
| 下は兼ね、上だけ替える | 料理や洗い物が多い | 汚れや水が付くのは袖口と前 |
| 上下とも分ける | 上の両方に当てはまる | 両方とも替える理由がある |
**夕方の出来事が上と下のどちらに残るかで、替える側を決めます。**料理をする人は袖口と前に、ソファで長く座る人は腰と膝に跡が残ります。替えるのが片方だけなら、寝る前の着替えの手間も半分で済み、枚数も半分しか増えません。
上下を別々に替えるときは、上下の色を近づけておくと、組み合わせが変わっても落ち着いて見えます。パジャマの下と、ルームウェアの上を組み合わせる日があっても、色が近ければ違和感がありません。
寝る前に替える1枚を、寝室に置いておく
分けても続かない理由でいちばん多いのは、着替えるのが面倒になることです。面倒を減らすには、着替える場所と、置いておく場所を近づけます。
| パジャマを置く場所 | 着替えやすさ |
|---|---|
| 寝室の枕元や、ベッドの端 | 寝る直前に着替えやすい |
| 脱衣所 | 入浴の直後に着替えやすい |
| クローゼットの引き出しの奥 | 取り出すのが面倒で、着替えずに寝る日が増える |
入浴後に着替えるなら脱衣所、寝る直前に着替えるなら寝室に、パジャマを置いてください。脱いだルームウェアを置く場所も決めておくと、翌日またそれを着るのか、洗うのかが朝に迷わず決まります。
古くなった1着の行き先を決めておく
部屋着は、外出着より着る回数が多く、くたびれるのも早くなります。古くなった1着をどちらの役目に回すかを決めておくと、買い替えの判断が楽になります。
| 古くなった1着 | 回し先 | 理由 |
|---|---|---|
| ルームウェアの膝や袖口がくたびれた | 手放す | 人前の役目が果たせなくなった |
| ルームウェアの見た目だけがくたびれた | パジャマへ回してもよい | 寝る側は見た目を問わない |
| パジャマのゴムが伸びた | 手放すか、ゴムを替える | 寝ている間にずれる |
| パジャマの生地が薄くなった | 秋の初めと春の終わりのパジャマに | 薄手として使える |
**見た目がくたびれたルームウェアは、寝る側に回せることがあります。**ただし、膝や袖口が伸びて形が崩れているものは、寝ている間にもねじれたりめくれたりするので、寝る側にも向きません。パジャマの買い替えの見極め方はパジャマの買い替え時にあります。
10月に見直すこと|暑い時期の持ち方のままになっていないか
暑い時期は、帰宅後の過ごし方も短く、薄手の1着で兼ねていた人が多いはずです。10月は、その持ち方を見直すのにちょうどよい時期です。
| 見直すこと | 確かめ方 |
|---|---|
| 帰宅から寝るまでの時間 | 日が短くなり、家で過ごす時間が延びていないか |
| 夕方の家事 | 温かい料理を作る回数が増えていないか |
| 部屋と寝室の差 | 朝晩に寝室だけ冷える日が出てきていないか |
| 薄手の1着 | 寝ている間に寒くて目が覚めていないか |
**4つのうち2つ以上が変わっていたら、持ち方を1段だけ変えてください。**兼ねていた人は羽織りを足す、羽織りを足していた人は2着目を出す、というように、1段ずつで十分です。反対に、変わっていたのが1つ以下なら、暑い時期と同じ持ち方のまま秋を過ごして構いません。いきなり2着に分けるより、羽織りを1枚足すほうが、試しやすく、合わなければすぐ戻せます。
枚数と洗う間隔は、どう変わるか
分けると枚数は増えますが、1枚あたりを着る時間が短くなります。
| 持ち方 | 1枚を着る時間 | 洗う間隔の目安 |
|---|---|---|
| 兼ねる | 帰宅から朝まで | 汗の量で決める。秋冬は2〜3日 |
| 分ける(ルームウェア) | 帰宅から入浴まで | 汚れた日。秋冬は2〜4日 |
| 分ける(パジャマ) | 寝ている間だけ | 秋冬は3〜4日 |
**パジャマは寝ている間だけ着るので、汚れる場面が少なく、洗う間隔を延ばしやすくなります。**分けたぶん枚数は増えても、洗う回数はそれほど増えないことが多いのはこのためです。自分に要る枚数は、洗う間隔と乾く時間から数える方法がルームウェアは何枚あればいいかにあります。
1年の中で、兼ねる季節と分ける季節を切り替える
兼ねるか分けるかは、1年中同じでなくて構いません。
| 時期 | 部屋と寝室の差 | 向く持ち方 |
|---|---|---|
| 10月 | 小さい | 兼ねやすい |
| 11月 | 朝晩に出てくる | 兼ねて、寝る前に羽織りを足す |
| 12月〜2月 | 大きい | 分ける |
| 3月 | 小さくなる | 兼ねる側へ戻す |
秋は兼ね、冬は分けるという切り替えは、いちばん無理がありません。10月は部屋と寝室の温度がほとんど同じなので、1着で過ごしても困りません。暖房を使い始めると差が出てくるので、そのときに2着目を出します。
切り替えの合図は、暖房を初めてつけた日にしておくと覚えやすくなります。暖房をつけた夜に、部屋着のまま寝室へ行って寒いと感じたら、その週のうちに2着目を出してください。春は反対に、暖房を使わなくなった週に1着へ戻します。
どちらとも取れるとき①|帰宅の時刻が日によって違う
早く帰る日と遅く帰る日がある。時間で決めようとしても、日によって答えが変わる。
| 帰宅の時刻 | その日の持ち方 |
|---|---|
| 早く帰る日(寝るまで3時間を超える) | ルームウェアで過ごし、入浴後にパジャマ |
| 遅く帰る日(寝るまで2時間未満) | 入浴後すぐにパジャマ。ルームウェアは着ない |
分ける2着を持ったうえで、遅い日はルームウェアを飛ばすと、日によって使い分けられます。2着を持つことと、毎日2着を着ることは別です。遅い日にルームウェアを着ないなら、そのぶんルームウェアを洗う回数も減ります。帰宅の時刻が読めない週は、玄関から近い場所にルームウェアを、寝室にパジャマを置いておき、帰った時刻を見てどちらを手に取るかを決めてください。
どちらとも取れるとき②|家族と暮らしているか、ひとり暮らしか
同じ時間、同じ家事でも、家族と暮らしているかどうかで、部屋着が受け持つものが変わります。
| 暮らし方 | 部屋着に求められること | 向く持ち方 |
|---|---|---|
| ひとり暮らし | 人の目が少ない | 兼ねやすい |
| 家族と暮らす | 家族の前で過ごす時間がある | 分けるか、兼ねて羽織りを足す |
| 来客の多い家 | 突然人前に出ることがある | 分けて、ルームウェアを人前向きに |
**家族の前で過ごす時間が長いほど、ルームウェアは少しだけ人前の側に寄ります。**ひとり暮らしで玄関先に出ることも少ないなら、1着で兼ねて、寝心地を最優先にしても困りません。
家族と暮らしていても、家族それぞれの持ち方が同じである必要はありません。帰宅の遅い人は兼ね、家で過ごす時間の長い人は分ける、というように、同じ家の中でも暮らし方に合わせて決めてください。
どちらとも取れるとき③|朝、パジャマのまま家事をする
朝は、起きてから出かけるまでの時間が短く、パジャマのまま朝食を作ったり、洗濯物を干したりすることがあります。
| 朝の家事 | パジャマのままでよいか | 足すもの |
|---|---|---|
| 朝食を作る | よい | 袖を折り返す、またはエプロン |
| 洗濯物を干す(室内) | よい | 寒ければ羽織り |
| 洗濯物を干す(ベランダ) | 人による | 外から見える場所なら羽織り |
| ゴミ出し | 人による | 玄関に置いた羽織り |
**朝の家事は、パジャマのままでも外側を守れば十分です。**朝の時間は短く、着替える手間を増やすほど、出かける準備が慌ただしくなります。朝のために、パジャマとルームウェアの間にもう1着を足す必要はありません。玄関とベランダの出入り口に羽織りを1枚ずつ置いておくと、パジャマのまま外に近い場所へ出るときにすぐ羽織れます。
旅行や帰省の日は、兼ねる1着を持っていく
ふだん分けている人も、旅行や帰省の日は、荷物を減らすために1着で兼ねたくなります。
| 泊まる先 | 向く1着 |
|---|---|
| 宿の部屋で過ごす時間が短い | 寝る側に合わせた1着 |
| 実家や親族の家で、家族の前で過ごす | 人前に出られる見た目のある1着 |
| 共用の場所に出る宿 | 人前に出られる見た目のある1着と羽織り |
**家族の前で過ごす時間がある泊まり先では、兼ねる1着を少しだけ人前の側に寄せます。**宿の部屋で過ごす時間が短いなら、寝る側に寄せた1着で足ります。
荷物を減らしたいときは、ふだんのルームウェアの上と、パジャマの下を組み合わせて持っていく方法もあります。上は人前に出られる見た目、下は寝心地を優先できるので、1組で両方の役目を受け持てます。秋の宿や実家に持っていく部屋着の選び方は旅行のルームウェアの選び方にあります。
今夜から試す|1週間だけ記録する
兼ねるか分けるかを決めかねているなら、1週間だけ次のことを記録してください。
- 部屋着に着替えた時刻
- 寝た時刻
- その間に、料理、洗い物、玄関先に出る、ソファで長く座る、のどれをしたか
- 寝るときに、着替えたいと感じたか
1週間たったら、着替えたいと感じた日が何日あったかを数えます。**4日以上なら分ける、3日以下なら兼ねる。**記録した時間と家事の中に、その理由がそのまま並んでいるはずです。
記録は、スマートフォンのメモに1行ずつ書くだけで足ります。「19時着替え、料理、24時就寝、替えたい」のように短く書けば、1週間で7行です。1週間後に読み返すと、替えたいと感じた日に共通していた家事が見えてきます。その家事の日だけ羽織りを足す、という小さな手当てで済むこともあります。
まとめ
- 兼ねるか分けるかは、帰宅から寝るまでに部屋着で過ごす時間で決める
- 2時間未満なら兼ねる、3時間を超えるなら分ける、その間は家事で決める
- 兼ねるなら寝る側に合わせて選び、動く時間は羽織りで外側を足す
- 分けるなら、ルームウェアは動く側、パジャマは寝る側に寄せ、着替える時刻を決める
- 秋は兼ね、冬は分けるという切り替えも、無理がない
今夜、部屋着に着替えた時刻を1つだけメモしてみてください。寝るときにその時刻を見れば、あなたが兼ねる側か分ける側かが、ほぼ見えてきます。
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よくある問い
- Q. パジャマとルームウェアは、分けたほうがいいですか
- 暮らし方しだいです。帰宅してから寝るまでに部屋着で過ごす時間が2時間未満で、夕方に料理や玄関先に出る用事が少ないなら、1着で兼ねても困ることは多くありません。3時間を超え、その間に料理をしたり、宅配を受け取ったり、ソファで長く座ったりするなら、寝る前に1枚替えるほうが、布団に入るときの1枚が楽になります。どちらが正しいかではなく、夕方から夜にかけて何をしているかで決めてください。
- Q. 1着で兼ねるなら、どんなものを選べばいいですか
- 寝る側に合わせて選んでください。背中や腰に硬いボタンや厚い縫い目が無いこと、ウエストのゴムが柔らかいこと、袖口と裾が寝ている間にめくれ上がりにくいこと。この3つがそろっていれば、寝るときに困りません。動く時間に足りないものは、羽織りで外側に足します。ポケットや、人前に出られる見た目は、羽織り1枚で補えますが、寝心地はあとから足せないからです。
- Q. 分けると枚数が増えて、洗濯が大変になりませんか
- 増えますが、1枚あたりを着る時間が短くなるので、1枚を着る日数を延ばせることがあります。たとえばパジャマは寝るときだけ着るので、ルームウェアより汚れる場面が少なくなります。洗う間隔を、パジャマとルームウェアで別々に決めると、洗う枚数は思ったほど増えません。何枚あればいいかは、洗う間隔と乾く時間から数える方法がルームウェアの枚数の記事にあります。
- Q. 秋は兼ねていたのに、冬になると寒くて困ります
- 季節で切り替えて構いません。秋は部屋と寝室の温度差が小さいので、1着で兼ねても過ごしやすい時期です。冬は、暖房の効いた部屋と、暖房を切った寝室の温度差が大きくなり、部屋では暑く、寝室では寒いということが起きます。冬だけ分けて、部屋では薄手のルームウェア、寝るときは寝室に合わせたパジャマに替えると、その差を埋められます。
- Q. 朝、パジャマのまま家事をするのはだめですか
- だめではありません。朝は、起きてから出かけるまでの時間が短いことが多く、着替える手間のほうが大きいこともあります。困りやすいのは、朝の料理で袖口が濡れる、汚れるといったことです。袖を2〜3回折り返す、エプロンを1枚かけるなど、外側で守れば、パジャマのままで構いません。朝の家事の時間が長い日だけ、羽織りを1枚足してください。
— メグラシ編集部





