ルームウェアは何枚あればいいか|秋冬は洗う間隔と乾く時間で数える

**ルームウェアの上と下を、いま何枚ずつ持っているか数えてみてください。**そのうち、この1週間で着たのは何枚でしたか。
ルームウェアの枚数は、3つの数字で決まります。**1枚を何日着るか、何日おきに洗濯するか、秋冬の室内で何日で乾くか。**2日おきに洗濯して上を2日・下を3日着るなら、上3枚・下2枚がひとつの目安です。上と下は着る日数が違うので、同じ数をそろえる必要はありません。
1枚ずつの素材の選び方はスウェットの部屋着|裏毛と裏起毛の違いに、寝るときの1枚は秋冬のパジャマの選び方にまとめています。この記事は、選んだ1枚を何枚持つかの話です。
結論|上は3枚・下は2枚から。自分の数は3つの数字で出す
計算は1行です。
枚数 =(洗濯の間隔 + 乾く日数)÷ 1枚を着る日数 → 切り上げて、予備を1枚足す
| 決める数字 | 上の目安 | 下の目安 |
|---|---|---|
| 1枚を着る日数 | 1〜2日 | 2〜3日 |
| 洗濯の間隔 | 家の洗濯の間隔(例:2日おき) | 同じ |
| 乾く日数 | 薄手なら半日、厚手なら1日以上 | 同じ素材なら上と同じ |
上は、首や脇が肌に触れて汗と皮脂を吸うので、下より早く洗う側に回ります。下は、座っても汗が届きにくい場所が多く、2〜3日着ても困らないことが多い。だから、上は下より1枚多く持つのが、たいていの家でちょうどよくなります。
計算に使う数字は、どれも自分で確かめられるものです。洗濯の間隔はカレンダーで、乾く日数は取り込むときの手触りで、1枚を着る日数は翌朝の匂いで分かります。
数える3つの数字を、先に書き出す
計算の前に、3つの数字を紙に書き出してください。頭の中で数えると、「だいたい」で済ませてしまい、枚数がずれます。
| 数字 | 決め方 | 書き方の例 |
|---|---|---|
| 1枚を着る日数(上) | 首まわりと脇に匂いが残るまでの日数 | 2日 |
| 1枚を着る日数(下) | 腰と膝に匂いやしわが残るまでの日数 | 3日 |
| 洗濯の間隔 | 洗濯機を回す日の間隔 | 2日おき |
| 乾く日数 | 秋冬の室内で、厚い所まで乾くまで | 1日 |
| 予備 | 雨が続く週、体調の悪い日、来客のための1枚 | 1枚 |
洗濯の間隔は、理想ではなく実際の間隔で書いてください。「毎日回すつもり」でも、実際には2日おきになっている家は多くあります。先週の7日間で、洗濯機を何回回したかを思い出すのが確かです。
乾く日数も、同じように実際の日数で書きます。天気のいい日に外に干したときの日数ではなく、秋冬にいちばん多い干し方、たとえば室内の窓際に干したときの日数で数えてください。外に干せる日のほうが多い家なら、外の日数で構いません。
計算のしかた|3つの例
同じ計算を、3つの暮らし方で試してみます。
| 暮らし方 | 上の計算 | 上の枚数 | 下の計算 | 下の枚数 |
|---|---|---|---|---|
| 毎日洗濯・薄手・上1日・下2日 | (1+0.5)÷1=1.5→2、予備1 | 3枚 | (1+0.5)÷2=0.75→1、予備1 | 2枚 |
| 2日おき・厚手・上2日・下3日 | (2+1)÷2=1.5→2、予備1 | 3枚 | (2+1)÷3=1→1、予備1 | 2枚 |
| 週2回・裏起毛・上2日・下3日 | (3.5+1.5)÷2=2.5→3、予備1 | 4枚 | (3.5+1.5)÷3=1.7→2、予備1 | 3枚 |
| 週1回・厚手・上2日・下3日 | (7+1)÷2=4→4、予備1 | 5枚 | (7+1)÷3=2.7→3、予備1 | 4枚 |
週2回の洗濯は、間隔を3.5日として計算しています。**洗濯の間隔が長いほど、枚数は大きく増えます。**週1回の洗濯で薄手から厚手に替えた家では、上が5枚要ることもあります。
計算の途中で出た小数は、いつも切り上げてください。1.2枚でも2枚です。切り捨てると、洗濯と乾く時間のあいだに着る1枚がなくなり、乾ききらないものを着るか、匂いの残った1枚をもう1日着るかのどちらかになります。切り上げた数に予備の1枚を足した数が、自分の家の枚数です。
数字①|1枚を何日着るかは、上と下で分ける
1枚を着る日数は、同じ1枚でも、何をして過ごすかで変わります。
| 過ごし方 | 上 | 下 |
|---|---|---|
| 夜に帰ってきてから寝るまで(3〜4時間) | 2日 | 3日 |
| 休日に家で1日過ごす | 1日 | 2日 |
| 家事で動き回る、料理をする | 1日 | 2日 |
| 在宅勤務で座っている時間が長い | 1〜2日 | 2〜3日 |
| 寝るときもそのまま着る | 1日 | 2日 |
| 暖房の効いた部屋で汗ばんだ | その日で洗う | その日で洗う |
**上の日数を決めるのは、首まわりと脇です。**脱いだ翌朝に、首の後ろと脇の下の匂いを確かめて、残っていたら、その1枚はその日数が上限です。下は、腰まわりと膝の裏で同じように確かめます。
脱いだ直後は体温で湿っているので、どの1枚も少し匂います。確かめるのは、椅子の背やハンガーに一晩かけた翌朝にしてください。**一晩かけても匂いが残っていたら、その日数は長すぎます。**翌週からは1日短くして数えます。反対に、2日着ても翌朝に匂いがまったくなければ、上でも3日まで延ばせる人もいます。
料理をする日は、匂いが服に移るので、上の日数が短くなります。揚げものや焼きものの日は、その日の上を洗う側に回すと決めておくと迷いません。
下の日数を決めるのは、腰まわりと膝の裏です。床に座る時間が長い日や、こたつに脚を入れて過ごす日は、腰と膝の裏に汗がこもりやすいので、下の日数を1日短くして数えてください。
数字②|洗濯の間隔は、実際に回した日で数える
洗濯の間隔は、家の暮らしで決まっています。ルームウェアのために回数を増やすより、いまの間隔に合わせて枚数を決めるほうが続きます。
| 洗濯の間隔 | 計算に使う日数 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 毎日 | 1日 | 乾く日数のほうが効いてくる |
| 2日おき | 2日 | いちばん多い間隔。上3・下2が目安 |
| 週3回 | 2.3日 | 2日おきとほぼ同じ |
| 週2回 | 3.5日 | 厚手に替えると上が1枚増える |
| 週1回 | 7日 | 枚数が大きく増える。引き出しの広さも見る |
| 週によって違う | 長いほうの間隔 | 短いほうで数えると、長い週に足りなくなる |
**間隔が週によって違うなら、長いほうで数えてください。**短いほうで数えると、洗濯できない週に着るものがなくなり、同じ1枚を上限を超えて着ることになります。
秋冬は、晴れた日が続く週と、雨や曇りが続く週の差が大きくなります。雨の週は洗濯そのものを先に延ばす家も多いので、秋冬の洗濯の間隔は、夏より1日長く見ておくと、枚数が足りなくなりにくくなります。
数字③|秋冬は、乾く日数が延びる
秋冬のルームウェアは、生地が厚くなり、部屋の空気も乾きにくくなります。夏と同じ枚数では、乾く前に着るものがなくなることがあります。
| 素材 | 秋冬の室内で乾く日数の目安 | 乾きにくい場所 |
|---|---|---|
| 薄手の天竺・ガーゼ | 半日 | 襟と袖口の重なり |
| スムース | 半日〜1日 | 脇の縫い目 |
| 裏毛(裏がループ状) | 1日 | 腰のゴムの部分 |
| 裏起毛 | 1〜1.5日 | 腰のゴムの部分と、袖口のリブ |
| ボアやもこもこした素材 | 1.5〜2日 | 毛足の根元 |
| ネル・起毛したパジャマ地 | 1日 | 前立てと襟 |
**乾いたかどうかは、腰のゴムの部分と袖口のリブで確かめてください。**ここがいちばん最後まで湿っています。表面が乾いていても、ここが冷たく感じたら、あと半日干します。
早見表|洗濯の間隔と乾く日数から、上の枚数を出す
上を2日ずつ着る人の場合の枚数を、洗濯の間隔と乾く日数で並べました。予備の1枚を含んだ数です。
| 洗濯の間隔 | 乾く日数 半日 | 乾く日数 1日 | 乾く日数 1.5日 | 乾く日数 2日 |
|---|---|---|---|---|
| 毎日 | 2枚 | 2枚 | 3枚 | 3枚 |
| 2日おき | 3枚 | 3枚 | 3枚 | 3枚 |
| 週3回 | 3枚 | 3枚 | 3枚 | 4枚 |
| 週2回 | 3枚 | 4枚 | 4枚 | 4枚 |
| 週1回 | 5枚 | 5枚 | 6枚 | 6枚 |
**下を3日ずつ着る人は、この表の数から1枚引くと、たいてい下の枚数になります。**ただし、予備を含めて2枚を下回ることはありません。上を毎日替える人は、この表の数に1〜2枚足してください。
表を見ると、2日おきに洗濯する家では、乾く日数が半日でも2日でも、上は3枚で変わりません。洗濯の間隔が2日以内なら、秋冬に厚手へ替えても枚数を増やさずに済むことが多いということです。反対に、週2回や週1回の家では、乾く日数が半日延びるだけで1枚増えることがあります。厚手に替える前に、自分の家がどの行にいるかを見ておいてください。
パジャマと部屋着を分けるか、兼ねるか
昼の部屋着と夜のパジャマを分けると、1枚を着る時間が短くなり、同じ1枚を何日も着られます。兼ねると、持つ枚数は減りますが、1枚を着る日数が短くなります。
| 持ち方 | 1枚を着る日数 | 枚数 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 部屋着とパジャマを分ける | 部屋着3日・パジャマ2〜3日 | 部屋着上下2〜3組・パジャマ2〜3組 | 在宅の時間が長い |
| 部屋着のまま寝る | 上1日・下2日 | 上4枚・下3枚 | 平日は外で過ごす時間が長い |
| 平日は兼ねて、休日だけ分ける | 平日は短く、休日は長く | 兼ねる分に1組足す | 平日と休日の過ごし方が違う |
分けるときは、パジャマに着替える時刻を決めておくと、部屋着とパジャマの着る時間がはっきり分かれ、1枚を着る日数を数えやすくなります。夕食のあと、お風呂のあと、といった区切りで替えてください。
**寝ているあいだは、起きているときより汗をかきます。**部屋着のまま寝ると、その1枚は翌日には洗う側に回ります。昼に家にいる時間が長いのに兼ねていると、枚数が増えるうえに洗う回数も増えるので、分けたほうが楽になります。パジャマの素材と形の選び方は秋冬のパジャマの選び方にあります。
在宅勤務の日がある人は、平日の枚数を分けて数える
在宅勤務の日は、部屋着を着る時間が長くなります。画面に映る上だけを別にしている人もいます。
| 在宅勤務の日数 | 考え方 | 目安 |
|---|---|---|
| 週1日 | 休日と同じ扱い | 表どおり |
| 週2〜3日 | 1枚を着る日数を短くして数え直す | 上を1枚足す |
| 週4〜5日 | 部屋着を着る時間が1日の大半になる | 部屋着とパジャマを分け、部屋着の上を1〜2枚足す |
| 画面に映る上だけ別にする | 画面用の上は、部屋着とは別に数える | 画面用の上2枚 |
画面用の上を別にしている人は、**画面用の上を部屋着の枚数に入れないでください。**画面用の上は仕事の服として扱い、部屋着の上は画面に映らない時間に着る1枚として数えると、どちらも足りなくなりません。
在宅勤務の日は、朝から夜まで同じ部屋着で過ごすと、1枚を着る時間が外出の日の3倍ほどになります。在宅の日だけ、昼と夜で上を替えると、1枚あたりの着る時間が短くなり、匂いが残りにくくなります。その分、上の枚数は1枚増えますが、洗う回数は変わりません。
羽織りと靴下は、別に数える
上下のほかに、羽織りや靴下もルームウェアとして着ている人は多いはずです。これらは洗う間隔が違うので、上下とは別に数えます。
| 品目 | 1枚を着る日数 | 枚数の目安 |
|---|---|---|
| 羽織り(カーディガン・前開きのスウェット) | 5〜7日 | 2枚 |
| ルームソックス | 1日 | 洗濯の間隔+乾く日数と同じ数+1 |
| 腹巻き・レッグウォーマー | 2〜3日 | 2枚 |
| ルームシューズ | 洗わずに干す | 1足(替えを1足あると洗える) |
ルームソックスは、足の裏が汗をかきやすく、1日ではき替えるものとして数えます。秋冬は床が冷えるので、はく日数も増えます。
**羽織りは、肌に直接触れる時間が短いので、上下ほど枚数は要りません。**ただし、袖口が家事で濡れやすいので、袖口が乾いているかを見て、洗う日を決めてください。羽織りの選び方は部屋着の羽織りの選び方にあります。
秋から冬へ|枚数を数え直す週
季節の変わり目は、素材が替わり、乾く日数も変わります。薄手から厚手に替える週に、3つの数字で数え直してください。
| 時期 | 変わること | 数え直すこと |
|---|---|---|
| 10月前半 | 薄手と厚手が混ざる | 乾く日数は薄手で数える |
| 10月後半〜11月 | 裏毛が中心になる | 乾く日数を1日にして数え直す |
| 12月 | 裏起毛やボアが入る | 乾く日数を1.5日以上にする。上が1枚増えることがある |
| 1〜2月 | 部屋の暖房が長くなる | 汗ばむ日は、1枚を着る日数を短くする |
| 3月 | 厚手を減らす | 乾く日数が戻る。1枚減らせるか確かめる |
**秋冬は汗の量が減る代わりに、乾く日数が延びます。**この2つが打ち消し合うかどうかは家によって違います。数え直して、枚数が同じなら買い足す必要はありません。
数え直す日は、カレンダーに書いておくと忘れません。薄手をしまって厚手を出す衣替えの日と同じ日にしておけば、引き出しの中身を入れ替えるついでに、枚数も確かめられます。
薄手と厚手を混ぜて持つ
秋冬のルームウェアを、全部を裏起毛にそろえる必要はありません。薄手と厚手を混ぜると、乾く日数の平均が短くなり、枚数を減らせます。
| 持ち方 | 乾く日数の平均 | 枚数への影響 |
|---|---|---|
| 全部裏起毛 | 1〜1.5日 | 多め |
| 上は薄手、下は裏起毛 | 上半日・下1.5日 | 上は少なく、下は多め |
| 上は裏毛、下は薄手+レッグウォーマー | 上1日・下半日 | 両方とも少なめ |
| 薄手を重ね着する | 半日 | 少なめ。ただし洗う枚数は増える |
上を薄手にして、羽織りで暖かさを足す持ち方は、枚数を抑えやすい組み合わせです。羽織りは洗う間隔が長いので、暖かさを羽織りに任せると、上下の乾く日数が短くなります。
下を厚手にするなら、腰のゴムの部分が乾きやすいものを選んでください。ゴムの幅が広く、生地が何枚も重なっている1枚は、表が乾いても腰だけ湿ったまま残ります。取り込む前に腰のゴムを指でつまんで、冷たくないかを確かめる習慣をつけると、乾ききらない1枚を着ることがなくなります。
予備の1枚は、何のために持つか
計算で出た数に、予備を1枚足しています。この1枚は、ふだんの回転の外にある1枚です。
| 予備を使う日 | 起きること |
|---|---|
| 雨が何日も続く | 乾く日数が延びて、回転が追いつかない |
| 体調が悪く、洗濯できない | 洗濯の間隔が延びる |
| 急に人が来た、宅配を受け取る | 人前に出られる1枚が要る |
| 食べこぼしや汚れで、その日に脱いだ | 1枚が早く洗う側に回る |
| 旅行や帰省から戻った | 洗濯物がたまって、乾くまでに時間がかかる |
予備の1枚は、ふだんは引き出しの別の場所に置いて、回転に混ぜないでください。回転に混ぜると、予備のつもりの1枚も同じように着て洗う側に回り、いざというときに手元にありません。
**予備の1枚は、玄関先に出ても困らない1枚にしておくと、2つの役目を兼ねます。**宅配や来客のときにそのまま出られるかどうかの線引きはおしゃれなルームウェアと部屋着で整理しています。
枚数が足りない合図
計算で出した枚数が、実際の暮らしで足りているかどうかは、ふだんの小さな困りごとに出ます。次のどれかが週に2回以上あれば、1枚足りていません。
| 起きていること | 足りないもの |
|---|---|
| 乾ききっていない1枚を取り込んで着る | 乾く日数の分の1枚 |
| 匂いが残っているのに、もう1日着る | 洗濯の間隔の分の1枚 |
| 洗濯物がたまっていないのに、着るものがなくて洗濯機を回す | 上か下のどちらか1枚 |
| 部屋着がなくて、外出着のまま過ごす | 予備の1枚 |
| 寝るときに、昼の部屋着をそのまま着る | パジャマの1組 |
**足りない合図が上にだけ出るなら、上だけを1枚足してください。**上下セットで足すと、下が余り、引き出しの中で着ない1枚になります。どちらに合図が出ているかは、1週間だけ、困った日に上か下かをメモしておくと分かります。
多すぎる1枚の見つけ方
計算した枚数より多く持っている場合、引き出しの中に、着ていない1枚があるはずです。
| 見つけ方 | 分かること |
|---|---|
| 洗って戻した1枚を、引き出しのいちばん下に入れる | 上から順に着ると、何枚を回しているかが見える |
| ひと月たって、下のほうに残ったままの1枚 | 数の外にある1枚 |
| いつも最後まで手が伸びない1枚 | 着心地か見た目に理由がある |
| 洗ったあとに毎回しわになる1枚 | 乾く日数が長い、または扱いに手間がかかる |
| 首がよれている、ゴムが伸びている1枚 | 買い替えの時期 |
いつも最後まで手が伸びない1枚には、たいてい理由があります。首まわりがきつい、袖が長くて家事の邪魔になる、乾くのに時間がかかる。理由が分かれば、次に買う1枚でその点を避けられます。
**ひと月のあいだ一度も着なかった1枚は、予備にするか、手放すかを決めてください。**首のよれやゴムの伸びで買い替えを決めるときの目安はパジャマの買い替え時にあります。
引き出しの中は、洗ったものを下に入れる
枚数を決めたら、引き出しの中の順番も決めておきます。**洗って乾いた1枚を、引き出しのいちばん下に入れ、着るときは上から取る。**これだけで、全部の1枚が同じ回数ずつ着られるようになります。
順番を決めずにいると、気に入った1枚ばかり上に戻り、同じ1枚を何度も着ることになります。その1枚だけ首がよれ、ゴムが伸び、毛玉ができ、ほかの1枚は新しいまま残ります。**順番に着ると、全部の1枚が同じ速さで古くなるので、買い替えの時期もそろいます。**買い替えを1枚ずつ迷うより、数枚をまとめて入れ替えるほうが、選ぶ手間も減ります。
上と下を別の引き出しに入れている場合も、同じように下に入れて上から取ってください。上下セットで持っている場合は、セットのまま重ねておくと、組み合わせに迷わずに済みます。
上下セットで買うか、別々に買うか
上下を同じ生地でそろえたセットは、見た目がまとまる一方で、上と下の枚数を別に調整しにくくなります。セットで買った上下は、上だけが先に古くなり、下だけが残ることもよくあります。
| 買い方 | 枚数の調整 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 上下セットで買う | 上と下が同じ数になる。下が余りやすい | 見た目をそろえたい。人前に出る時間がある |
| 上下別々に買う | 上だけ足せる | 枚数を計算どおりにしたい |
| セットを買い、上だけ別に足す | 上が多く、下が少ない形にできる | 見た目と枚数の両方を取りたい |
セットで買うなら、上だけ同じ色の無地を1枚足しておくと、上が下より1枚多い形を作れます。上下の色数と生地のそろえ方は部屋着のおしゃれ、40代の選び方でも扱っています。
買い足すときは、1枚ずつ
計算して1枚足りないと分かったら、まず1枚だけ足してください。一度に2枚、3枚と足すと、多すぎたときに着ない1枚が出ます。
1枚足したら、2週間ほど暮らしてみて、足りない合図が消えたかを確かめます。消えていれば、その枚数で回っています。まだ合図が出るなら、もう1枚足します。**2週間は、洗濯の間隔が週1回の家でも2回転する長さです。**1回転だけでは、たまたま晴れた週だったのか、枚数が足りているのかが分かりません。
足す1枚は、いま持っているものと同じ素材を選ぶと、乾く日数がそろい、計算が崩れません。違う素材を足すなら、その1枚の乾く日数で数え直してください。
干す場所の広さで、上限が決まる
枚数は計算で出せますが、1回の洗濯で干せる量にも上限があります。とくに秋冬の室内干しでは、厚手のルームウェアが干す場所を多く取ります。
| 干す場所 | 1回に干せるルームウェアの目安 |
|---|---|
| 浴室の物干し | 上下2〜3組 |
| 部屋の窓際の物干し | 上下3〜4組 |
| 室内用の物干しスタンド | 上下3組 |
| ベランダ(晴れた日) | 制限は少ない |
厚手のルームウェアは、ほかの洗濯物と間を空けずに干すと、重なった部分がいつまでも乾きません。上下1組につき、こぶし1つ分の間を空けて干すと、乾く日数が半日ほど縮むことがあります。干す場所が狭いほど、間を空けられずに乾く日数が延び、その分だけ枚数が増えます。
**計算で出た枚数を1回で干しきれないなら、洗濯の間隔を短くして枚数を減らすほうが、乾く日数も縮みます。**週1回まとめて洗う家で厚手が5枚以上になるなら、週2回に分けたほうが干す場所にも乾く時間にも余裕が出ます。
ひとり暮らしで、洗濯物がたまるまで回さないとき
ひとり暮らしでは、洗濯物が少なく、ある程度たまってから洗濯機を回す人が多くなります。この場合、洗濯の間隔は「何日おき」ではなく、「洗濯物が何枚たまったら」で決まっています。
このときは、先月の洗濯の回数を思い出して、30日をその回数で割った数を間隔として使ってください。月に8回なら約4日、月に4回なら約7日です。秋冬は、厚手のルームウェアが洗濯物のかさを増やすので、夏より早くたまります。夏に月4回だった人が、秋冬には月6回になっていることもあるので、季節ごとに数え直すと枚数がずれません。
ルームウェアの枚数を増やして洗濯の回数を減らすか、回数を少し増やして枚数を抑えるかは、干す場所の広さと、引き出しの広さで決めてください。どちらも狭いなら、回数を増やすほうが暮らしやすくなります。
どちらとも取れるとき①|洗濯の間隔が週によって違う
平日は2日おき、忙しい週は週2回、というように、洗濯の間隔が一定でない家は多くあります。
**この場合は、長いほうの間隔で数えてください。**短いほうで数えると、忙しい週に着るものが足りなくなり、上限を超えて着ることになります。長いほうで数えると、余裕のある週には1枚余りますが、その1枚は予備として働きます。余った1枚を毎回同じ1枚にしないよう、洗って戻したものを引き出しの下に入れて、順番に着てください。
どちらとも取れるとき②|上と下で、乾く日数が違う
上は薄手、下は裏起毛、というように、上下で素材が違うと、乾く日数も違います。
**乾く日数も、上と下で別々に計算に入れてください。**上は半日、下は1.5日なら、上は(洗濯の間隔+0.5)÷ 上の日数、下は(洗濯の間隔+1.5)÷ 下の日数です。下は着る日数が長いので、乾く日数が延びても、枚数はそれほど増えません。上の乾く日数が延びるほうが、枚数への影響は大きくなります。
たとえば2日おきの洗濯で、上を2日、下を3日着る人が、上を薄手、下を裏起毛にした場合、上は(2+0.5)÷2で2枚に予備1枚の3枚、下は(2+1.5)÷3で2枚に予備1枚の3枚です。下が厚手になると、下の枚数が上と同じになることがあるので、上下で素材が違う人は、上が多いとは限りません。
どちらとも取れるとき③|家族と洗濯を一緒にしている
家族の服と一緒に洗濯している場合、洗濯の間隔は自分では決められません。洗濯物が多い日は、厚手のルームウェアが後回しになることもあります。
**この場合は、洗濯の間隔を実際より1日長く見て数えてください。**後回しになる日の分を、枚数で吸収しておくということです。自分の分だけ手洗いやネットに分けて先に干す、といった工夫ができるなら、間隔はそのまま数えて構いません。
数えた枚数を書き留めておく
計算した枚数は、引き出しの内側や、スマートフォンのメモに書いておきます。
| 書くこと | 例 |
|---|---|
| 3つの数字 | 上2日・下3日/2日おき/乾く1日 |
| 上と下の枚数 | 上3枚・下2枚 |
| 数え直した日 | 10月の厚手に替えた週 |
| 次に数え直す時期 | 12月、裏起毛を出す週 |
**書き留めておくと、売り場で「あと1枚あったほうがいいかも」と迷ったとき、足りているかどうかをすぐ確かめられます。**計算どおりの枚数があるなら、足さなくても回ります。
一緒に暮らす人がいるなら、その人の分も同じ3つの数字で数えておくと、洗濯の間隔を決めるときの話し合いがしやすくなります。誰かの枚数だけが足りていないと、その人の分だけ洗濯を急ぐことになるからです。
よくある行き違い
| 思い込み | 実際 |
|---|---|
| 上下は同じ枚数でそろえる | 上は下より早く洗う側に回る。上を1枚多く |
| 秋冬は汗をかかないから枚数は減る | 汗は減るが、乾く日数が延びる。数え直して決める |
| 毎日洗濯するなら2枚で足りる | 厚手が1日で乾かない日は、2枚では回らない |
| 枚数は多いほど楽 | 多すぎると着ない1枚が出て、引き出しが詰まる |
| パジャマと部屋着を兼ねれば枚数は減る | 在宅の時間が長いと、1枚を着る日数が短くなって逆に増える |
| 予備は要らない | 雨が続く週や来客のとき、回転の外の1枚が要る |
まとめ
- ルームウェアの枚数は、1枚を何日着るか・何日おきに洗濯するか・何日で乾くかの3つで決まる
- 計算は(洗濯の間隔+乾く日数)÷ 1枚を着る日数。切り上げて、予備を1枚足す
- 上は1〜2日、下は2〜3日で洗う側に回る。上を下より1枚多く持つと、たいていちょうどいい
- 秋冬は厚手で乾く日数が延びる。薄手から厚手に替える週と、裏起毛を出す週に数え直す
- 洗って戻した1枚を引き出しの下に入れ、上から順に着る。ひと月着なかった1枚は、予備か手放す候補
今夜、洗濯機を先週何回回したかを思い出して、3つの数字を紙に書いてください。上と下の枚数が、その場で出ます。
関連記事
よくある問い
- Q. ルームウェアは何枚あればいいですか
- 2日おきに洗濯して、上を2日、下を3日着る人なら、上3枚・下2枚がひとつの目安です。ただ、洗濯の間隔と、秋冬の室内で乾くまでの日数で必要な枚数は変わります。自分の数を出すには、洗濯の間隔と乾く日数を足して、1枚を着る日数で割り、切り上げた数に予備の1枚を足してください。上と下は着る日数が違うので、別々に数えます。
- Q. パジャマとルームウェアは分けたほうがいいですか
- 昼に着る部屋着と夜に寝るパジャマを分けると、1枚を着る時間が短くなり、同じ1枚を長く着られます。そのかわり、持つ枚数は増えます。分けるかどうかは、昼に家で過ごす時間で決めてください。昼の大半を外で過ごすなら兼ねても枚数は増えず、在宅勤務の日が週に何日もあるなら、分けたほうが洗う回数を減らせます。
- Q. 秋冬は枚数を増やしたほうがいいですか
- 厚手の裏毛や裏起毛に替えると、乾くまでの日数が延びるので、同じ洗濯の間隔でも枚数が1枚増えることがあります。一方で、秋冬は汗をかく量が減るので、1枚を着る日数を延ばせる人もいます。この2つが打ち消し合うかどうかは人によって違うので、薄手から厚手に替える週に、3つの数字で数え直してください。
- Q. 枚数が多すぎるかどうかは、どうやって分かりますか
- 引き出しの中で、ひと月のあいだ一度も着ていない1枚があれば、それは数の外にある1枚です。着る順番を決めて、洗って戻したものを下に入れ、上から順に着ていくと、何枚を回しているかがはっきりします。ひと月たって下のほうに残ったままの1枚は、予備として残すか、手放すかを決める候補です。
— メグラシ編集部





