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パジャマの買い替え時|首のよれ・ゴムの伸び・毛玉は、測って直すか決める

メグラシ編集部//読了 12分
ベッドの上に広げた生成り色のパジャマのズボンのウエストから古いゴムを引き出し、そばに新しい平ゴムと安全ピン、はさみ、糸が置かれている

**手持ちのパジャマの首元を、指2本で横に引いて、ぱっと離してください。**3秒で元の幅に戻れば、そのパジャマはまだ着られます。戻らないまま広がっているなら、首元は直しても戻りにくく、買い替えを考える時期です。

パジャマや部屋着は、毎晩着て毎日洗います。**2枚を交代で着ても、1枚あたり年に150回以上、着て洗うことになります。**外に着ていく服が数年かけて通る回数を、1年で通るのです。だから傷みも早く出ます。ただ、傷みの中には直せば一冬延びるものと、直しても戻らないものがあります。その境目は、測れば分かります。

秋冬のパジャマそのものの選び方は秋冬のパジャマの選び方で、寝室の温度と寝返りから決めています。この記事は、手持ちの一枚を直すか手放すかを決めるためのものです。

結論|直せるのはゴムと小さな傷み、替えるのは首と生地

パジャマの傷みは7か所に出ます。そのうち、家で直せるものと、直しても戻りにくいものに分かれます。

傷む場所測り方直せる目安替えどきの目安
首元指2本で横に引いて離す3秒で元の幅に戻る3秒たっても広がったまま
ウエストのゴム腰に当てて手を離す通し口があればゴムを入れ替えられるゴムが生地に縫い込まれていて伸びきった
袖口・裾のゴム手首や足首に止まるか通し口があれば入れ替えられる生地ごと伸びて波打つ
お尻・膝窓の光に透かす指の形がぼんやり見える指の形がはっきり見える
毛玉広がっている範囲こすれる所だけ全体に広がっている
縫い目ほつれの長さ3cm以内生地そのものが裂けている
ボタン取れたか、穴がゆるいかボタンを付け直すボタン穴の周りの生地が裂けている

**表の左から2列目だけ、先に全部測ってください。**替えどきの目安に1つでも当てはまったら、その一枚は直しても長くは持ちません。ゴムとボタンと小さなほつれだけなら、直してもうしばらく着られます。

パジャマが、外の服より早く傷む理由

同じ綿の服でも、パジャマは外に着ていく服より早く傷みます。着る回数と洗う回数に加えて、寝ているあいだの動きが生地に負担をかけるからです。

比べるところ外に着ていく服パジャマ
1年に着る回数(1枚あたり)20〜40回ほど2枚で交代なら150回以上
洗う回数着た回数と同じか少ない着た回数と同じ
こすれる相手椅子、バッグ布団、シーツ、寝返りのたびに全身
よく伸びる場所肘、膝首元、お尻、膝、ウエストのゴム
乾かし方形を整えて干すことが多いまとめて干して、形が崩れやすい

**いちばん差が大きいのは、寝返りでこすれることです。**一晩に何度も体の向きを変えるたびに、背中やお尻、膝の生地がシーツとこすれます。そのこすれが、毛玉と生地の薄さの原因になります。服全般の寿命の考え方は服の寿命は何年かで、素材ごとに整理しています。

30秒で確かめる|5か所を順に見る

手持ちのパジャマを1枚ずつ、この順番で見てください。1枚30秒で済みます。

順番見る場所すること分かること
1首元指2本で横に引いて離す首のよれが戻るか
2ウエストゴムを伸ばして離すゴムの戻る力が残っているか
3お尻と膝窓の光に透かして、内側から手を当てる生地の薄さ
4脇と太ももの内側指でなでる毛玉の範囲
5縫い目とボタン引っ張って見るほつれ、ボタンのゆるみ

**順番を守るのは、上の2つで結論が出ることが多いからです。**首元が戻らず、しかもウエストのゴムが縫い込みで伸びきっているなら、残りの3か所を見るまでもなく替えどきです。

首元のよれ|指2本で戻り方を測る

首元は、パジャマの中でいちばん早く、しかもいちばん直しにくい場所です。頭を通すたびに大きく引き伸ばされ、洗濯のたびに水の重さで下に引かれるからです。

引いて離したあと状態判断
すぐに元の幅に戻る戻る力が十分あるそのまま着られる
3秒ほどかけて戻る戻る力が弱まってきた洗い方と干し方を見直す
3秒たっても少し広がったまま戻る力がかなり弱い寝るときだけの一枚に回す
広がったまま波打っている編み目が伸びきっている替えどき
首元の縁の縫い目が裂けている縁が壊れている替えどき

首元が広がると、寝ているあいだに肩が出て、布団の中で首まわりに冷たい空気が入りやすくなります。見た目より先に、着心地のほうで気づくことが多い傷みです。前開きのパジャマは首元を引き伸ばさないので、かぶるタイプより首のよれが出にくくなります。

かぶるタイプのパジャマを着るときは、首元を両手で横に広げて頭を通すのではなく、先に片腕を袖に通し、頭を通してからもう片方の腕を通すと、首元が大きく引き伸ばされる時間が短くなります。脱ぐときも、首元を引っ張らずに、裾を持って下から持ち上げるようにすると、よれの進み方がゆるやかになります。

首のよれを締める方法と、その限界

首元がまだ3秒で戻る程度なら、洗い方と干し方で、ある程度締めることができます。

洗ったあと、濡れているうちに首元を内側に寄せるように形を整え、平らな所に置いて干します。**ハンガーに掛けると、水の重さで首元が下に引かれ、よれが進みます。**平らに干せないときは、ハンガーを首元に通さず、裾の側から入れて肩に掛けるだけでも違います。

ただし、これは戻る力が残っている生地に限ります。首元の編み目が伸びきって波打っている場合は、干し方を変えても元には戻りません。伸びた編み物を締める方法の限界は伸びたニットの戻し方で、どこまでなら戻るかを素材ごとに見ています。

ウエストのゴムが伸びた|入れ替えれば直る

ズボンのゴムがゆるくなって、寝ているあいだにずり下がる。これは、パジャマの傷みの中で、いちばん直しやすいものです。

ウエストの内側を見て、ゴムを通す小さな口があるかを確かめてください。**口があれば、ゴムだけを新しくすれば、ズボンはほぼ元どおりになります。**口がなく、ゴムが生地に縫い込まれている作りだと、家で入れ替えるのは難しくなります。その場合は、ゴムの上から新しいゴムを重ねて縫い付ける方法もありますが、厚みが出て寝心地が変わるので、替えどきと考えるほうが早いこともあります。

ゴムの幅と長さの決め方

新しいゴムを用意するときは、幅と長さを決めます。幅は元のゴムと同じが基本ですが、寝ているときの感じ方で選び直してもかまいません。

ゴムの幅寝ているときの感じ向いているズボン
1cm未満細い線で当たる。丸まりやすい薄手のガーゼ
1〜2cm標準的多くのパジャマ
2〜3cm面で当たり、丸まりにくい厚手、起毛
3cm以上平たく広く当たる部屋着を兼ねるズボン
元のゴムより細いもの通し道の中でねじれる避ける
元のゴムより太いもの通し道に入らない避ける

長さは、ゴムを腰に巻いて、少しだけ引いたときにちょうど一周する長さに、重ねて縫い留める分の2cmを足します。強く引いた長さにすると、寝ているあいだに締めつけが気になります。まったく引かない長さでは、また同じようにずり下がります。寝転んだときにゴムが丸まる問題はスウェットパンツの部屋着は床に座って選ぶで、ゴムの幅から見ています。

ゴムを入れ替える手順

用意するものは、新しいゴム、安全ピンかゴム通し、はさみ、針と糸です。

用意するもの使うところ代わりになるもの
新しいゴムウエストに通すなし
ゴム通しゴムの先を留めて通す大きめの安全ピン
小さめの安全ピン反対の端を口に留めておく洗濯ばさみ
はさみ古いゴムを切るなし
針と糸ゴムの両端を縫い留めるなし
  1. 通し口から古いゴムを少し引き出し、切る
  2. 古いゴムの端に新しいゴムの端を縫い付けるか、安全ピンでつなぐ
  3. 古いゴムを反対側から引き抜きながら、新しいゴムを通し道に送り込む
  4. 一周したら、新しいゴムの両端を2cm重ねて、四角く縫い留める
  5. 縫い留めた所を通し口の中に戻し、ギャザーを均等にならす

**2の、古いゴムに新しいゴムをつなぐやり方がいちばん早い方法です。**入れ替えにかかる時間は、慣れていなくても15分ほどです。古いゴムが道案内になり、通し道の中でねじれずに一周できます。古いゴムがすでに抜けてしまっているときは、ゴム通しか安全ピンに新しいゴムを留めて、少しずつたぐりながら送ります。

袖口と裾のゴム

袖口や裾にゴムが入っているパジャマでは、ここもゆるんできます。袖が肘までずり上がる、裾が足首から上がってくる、という形で気づきます。

袖口と裾のゴムは、ウエストより細く、通し口がない作りのことが多いものです。**通し口があれば、ウエストと同じ手順で入れ替えられます。**ない場合は、ゴムを入れ替えるより、ゆるんだまま着て、寝る前に袖を一度たぐり下ろすほうが手間が少なくて済みます。裾は、靴下を履いて寝る日は、靴下の口に裾を少しだけ入れると、上がってこなくなります。

袖口のゴムだけがゆるんで、生地はまだしっかりしている一枚なら、袖口を1回折り返して着るのも一つの方法です。折り返した分だけ袖が短くなり、手首で止まりやすくなります。寝ているあいだに袖が手の甲にかぶるのが気になる人には、かえって過ごしやすくなることもあります。

毛玉|範囲と場所で決める

毛玉は、寝返りでこすれる場所に集まります。取れば着られるのか、取っても同じ場所からまた出るのかは、範囲で決まります。

毛玉の出方状態判断
脇の下だけ腕でこすれる所取れば着られる
太ももの内側だけ脚どうしでこすれる所取れば着られる
背中とお尻の広い範囲寝返りでシーツとこすれる所取ったあとの厚みを見て決める
全体表面の繊維が残っていない替えどき
取ったあと生地が透ける毛玉と一緒に生地も減っている替えどき

毛玉を取る前に、その場所を窓の光に透かしてください。**取ったあとに透けるほど薄くなる場所は、取ってもすぐにまた出てきます。**毛玉を取るときは、生地を平らな台に置き、毛玉だけを浮かせるように、表面をなでる向きで取ります。生地をつまんで引っ張りながら取ると、毛玉と一緒に下の繊維まで引き出して、その場所がさらに薄くなります。

毛玉を取るか手放すかの判断は毛玉を取るか、手放すかの判断で、服全般について整理しています。

お尻と膝が薄くなる|光に透かして見る

いちばん気づきにくいのが、生地の薄さです。毎日見ている一枚なので、少しずつ薄くなっていく変化が目に入りません。

透かしたときの見え方状態判断
手の影がぼんやり見えるふつうの厚みそのまま着られる
手の形が分かる薄くなってきたあと一冬ほど
指の形がはっきり見えるかなり薄い替えどき
一部だけ明るく透けるそこだけすり切れかけている穴が開く前に替える
小さな穴が開いているすり切れた替えどき

見るときは、ズボンを裏返さずに、内側に手を入れて窓に向けます。**お尻と膝を、同じ窓の光で見比べてください。**膝よりお尻のほうが薄くなっていることが多いのは、座る時間と寝返りの両方でこすれるからです。

薄くなった生地は、見た目では分からなくても、指でつまむと周りより頼りなく感じます。つまんだときに、指と指のあいだで生地の厚みを感じにくい場所があれば、そこが次に穴の開く場所です。部屋着として床に座ることが多い一枚は、お尻の薄さが早く進むので、半年に一度は透かして見てください。

縫い目のほつれと小さな穴

縫い目が数cmほどけた、ボタンのそばに小さな穴が開いた。こうした傷みは、大きさで直すか決めます。

傷み大きさ判断
縫い目のほつれ3cm以内手で縫い直せる
縫い目のほつれ3cmを超える縫い直せるが、周りも弱っていないか確かめる
生地の小さな穴5mm以内裏から当て布をすれば着られる
生地の穴5mmを超える周りが薄くなっていれば替えどき
生地が裂けている長さに関係なく替えどき

縫い直すときは、ほどけた所の両端から1cmずつ重ねて縫うと、同じ場所からまたほどけにくくなります。糸は生地の色に近いものを選び、細かい針目で返し縫いにします。

**縫い目がほどけているのは、糸が切れただけのことが多く、生地は傷んでいません。**反対に、生地そのものに穴が開いたり裂けたりしているのは、その周りも薄くなっている合図です。穴を直しても、すぐ隣に次の穴が開きます。

ボタンが取れる、ボタン穴がゆるむ

前開きのパジャマでは、ボタンが取れたり、ボタン穴が広がって勝手に外れたりします。

傷み原因直し方
ボタンが取れた糸が切れた同じ位置に付け直す
ボタンがぶらぶらする糸がゆるんだ付け直す
ボタン穴が広がって外れる穴の周りの糸がほつれた穴の周りをかがり直す
ボタン穴の周りの生地が裂けた生地が弱っている替えどき

寝ているあいだにボタンが外れて前がはだけるのは、ボタン穴が広がっているか、ボタンが小さすぎるかのどちらかです。ボタンを一回り大きいものに付け替えると、穴を直さずに外れにくくなることがあります。

ボタンを付け直すときは、糸をボタンと生地のあいだで数回巻いて、根元に小さな脚を作ってください。脚があると、ボタンを留めたときに前立ての生地が重なる厚みの分だけ余裕ができ、糸に力がかかりにくくなります。脚のないまま生地にぴったり縫い付けると、留めるたびに糸が引っ張られて、また取れます。

色あせと黄ばみ|着心地には関係しない

何度も洗ううちに、色が抜けたり、首元や脇が黄ばんだりします。見た目の変化としてはいちばん目に入りますが、着心地や暖かさには、ほとんど関係しません。

変化起きやすい場所寝るときだけの一枚なら部屋着を兼ねるなら
全体の色あせ濃い色の生地気にしなくてよい近所に出る日は避ける
部分的な色あせ肩、膝気にしなくてよい目に入るので替えどき
首元の黄ばみ白や生成り気にしなくてよい洗い方を見直す
脇の黄ばみ白や生成り気にしなくてよい腕を上げると見える
柄のかすれプリント柄気にしなくてよい好みで決める

色あせや黄ばみだけで替えどきと決める必要はありません。替えどきを決めるのは、首元、ゴム、生地の薄さです。色の変化は、人に見られる場面があるかどうかで、部屋着から寝るときだけの一枚に移すかを決める材料にしてください。

生地ごとに、傷む場所と順番が違う

パジャマの生地によって、どこから傷み始めるかが違います。手持ちの生地に合わせて、先に見る場所を決めてください。

生地最初に傷む場所次に傷む場所気をつけたいこと
ガーゼ縫い目のほつれ生地の薄さ洗うたびに少しずつ目が開く
天竺首元のよれ毛玉首元がいちばん先に伸びる
スムース首元のよれお尻の薄さ表面がなめらかなぶん毛玉は出にくい
ネル毛羽の抜けお尻と膝の薄さ起毛が寝て硬くなる
起毛の編み物毛玉首元毛玉が早く、広く出る
綿のなめらかな織物ボタン穴縫い目生地は長く持つ
化繊のふわふわした素材毛玉毛足の寝た跡静電気で毛玉が絡む

**同じ一枚でも、上と下で傷む速さが違います。**上は首元から、下はお尻とゴムから傷みます。上下をそろいで持っていても、傷む時期はずれるものです。

手持ちのパジャマがどの生地か分からないときは、首元の内側のタグを見てください。素材の表示と洗い方の表示があり、そこから生地の見当がつきます。タグが切れていて読めないときは、表面をなでたときの感じで見分けます。凹凸が細かく透け感があればガーゼ、なめらかで少し伸びれば天竺かスムース、ふんわり毛羽があれば起毛かネルです。

起毛やネルが硬くなったとき

秋冬のパジャマに多い起毛の生地やネルは、着て洗ううちに、表面の毛羽が寝たり抜けたりして、肌ざわりが硬くなります。買ったときのふんわりした感じが、2冬目にはなくなっていることがあります。

毛羽が寝ているだけなら、乾いた状態で表面を柔らかいブラシでなでると、ある程度起きてきます。乾燥機を使わずに陰で干すと、毛羽が熱で固まるのを防げます。**毛羽が抜けて生地の地が見えているなら、元には戻りません。**その場合は、肌ざわりより暖かさが落ちているので、寒い夜の一枚からは外し、少し暖かい夜のための一枚に回してください。

秋冬の入れ替えの前に、全部を並べる

9月の終わりから10月にかけて、夏のパジャマをしまい、秋冬のものを出す時期です。この時期に、手持ちのパジャマと部屋着を全部並べて、一度に決めてください。

  1. 夏のもの、秋冬のもの、部屋着を全部出して並べる
  2. 1枚ずつ、5か所の確かめをする
  3. 「そのまま」「直す」「寝るときだけ」「手放す」の4つに分ける
  4. 「直す」に分けたものは、秋冬の一枚目を着始める前に直す
  5. 足りない枚数だけ、買い足す

一枚ずつ気づいたときに決めると、「まだ着られるかも」と迷ったまま、よれた一枚を着続けることになります。**全部並べると、一番傷んでいる一枚がはっきり分かります。**並べたときに、同じような傷み方の一枚が何枚もあるなら、それは着方や洗い方の癖が原因かもしれません。首元ばかりよれているなら干し方を、お尻ばかり薄くなっているなら交代の枚数を見直します。夏のものは、しまう前に直しておくと、来年出したときにそのまま着られます。しまうときは、洗ってよく乾かしてから、たたんで重ねすぎない場所に置いてください。

部屋着の場合は、見られる範囲で決める

パジャマと部屋着を兼ねている一枚や、休日に部屋着として着る一枚は、寝るときだけのパジャマより、人に見られる場面があります。宅配の受け取り、近所への買い物、家族や来客の前。見られる場面が増えるほど、替えどきは早くなります。

着る場面気にする傷み気にしなくてよい傷み
寝るときだけゴムのゆるみ、生地の薄さ毛玉、色あせ、首の少しのよれ
家の中で家族と過ごす首のよれ、ゴムのゆるみ小さな毛玉
宅配を受け取る首のよれ、毛玉裾のゴムのゆるみ
近所に出る首のよれ、毛玉、色あせ、薄さほとんどない
来客がある全部なし

**首がよれて毛玉の出た一枚は、部屋着から外して、寝るときだけのパジャマに回してください。**それだけで、手放さずにあと一冬使えることがあります。部屋着のまま外に出る範囲の考え方はワンマイルウェアの選び方で、羽織りと靴から見ています。

どちらとも取れるとき①|首はよれているが、生地はしっかりしている

首元は3秒で戻らない。けれど、お尻も膝も光に透かしても厚く、毛玉もない。こういう一枚は、首元以外はまだ長く持ちます。

**寝るときだけの一枚に回すか、首元の見えない着方にしてください。**寝るときは首元が少し広くても人に見られず、着心地にもあまり響きません。首元が広がって肩が出るのが気になるなら、上に薄手のカーディガンを羽織って寝る方法もあります。反対に、部屋着として人の前で着る一枚なら、首元のよれは目に入るので替えどきです。

どちらとも取れるとき②|上だけ傷んで、下はまだ使える

パジャマは上下で傷む速さが違うので、上は首がよれて替えどき、下はゴムを替えればまだ使える、ということがよく起きます。

**使える側だけを残し、別のパジャマや部屋着と組み合わせてください。**上下で色や柄がそろっていなくても、寝るときには問題ありません。色の近いものどうしを組み合わせると、そろいで着ているのに近い見た目になります。柄物と無地を組み合わせるなら、柄の中にある一色と無地の色をそろえると、まとまって見えます。上下をばらして使えるように、無地のパジャマを1組持っておくと、どちらかが傷んだときに組み合わせやすくなります。

どちらとも取れるとき③|気に入っていて、手放せない

替えどきの目安に当てはまるけれど、肌ざわりが好きで手放したくない。そういう一枚もあります。

**そのときは、着る回数を減らして、傷む速さを落としてください。**毎晩着ていた一枚を、週に2〜3回に減らすだけで、傷みの進み方はゆるやかになります。代わりの一枚を足して交代で着れば、気に入った一枚は長く残ります。気に入っている理由が肌ざわりなら、同じ生地の新しい一枚を探すときの手がかりにもなります。タグの素材と、なでたときの感じを覚えておいてください。すり切れかけた場所があるなら、穴が開く前に裏から当て布をしておくと、しばらくは持ちます。

手放すと決めた一枚の行き先

替えどきと決めた一枚も、すぐに捨てる以外の行き先があります。

状態行き先
生地がまだ柔らかい小さく切って、掃除や靴磨きの布にする
首元だけよれている寝るときだけの一枚として、あと一冬
上下のどちらかだけ使える使える側を別のパジャマと組み合わせる
全体が薄く、穴もある自治体の回収の決まりに合わせて出す

**綿のパジャマは、柔らかくて水をよく吸うので、切って布にするとよく働きます。**ボタンやゴムは外してから切ると、使いやすい大きさにそろえられます。取り外したボタンは、次のパジャマのボタンが取れたときの替えとしてとっておけます。

長持ちさせる洗い方と干し方

次のパジャマを長く着るために、洗い方と干し方で傷みを遅らせることができます。

すること効くところやり方
裏返して洗う毛玉、表面のこすれ洗濯機に入れる前に裏返す
ネットに入れる毛玉、首元のよれ1枚ずつたたんで入れる
首元を整えて干す首元のよれ濡れているうちに首元を内側に寄せる
平らに干す、または裾から吊る首元のよれ首元にハンガーを通さない
乾燥機を避けるゴムの伸び、縮み陰で干す
2枚以上で交代する全体同じ一枚を続けて着ない

**いちばん効くのは、2枚以上で交代して着ることです。**1枚を毎晩着ると、その一枚は乾ききる前に次の夜が来て、生地が休む時間がありません。交代で着ると、1枚あたりの着る回数が半分になるだけでなく、洗ったあとにしっかり乾いた状態で着られます。

何枚あれば、傷みを遅らせられるか

交代で着る枚数が増えるほど、1枚あたりの傷みはゆっくり進みます。ただ、枚数を増やしすぎると、しまう場所が足りなくなり、着ない一枚も出てきます。

持つ枚数1枚あたり年に着る回数向いている暮らし
1枚毎晩。乾ききらない日が出るおすすめしない
2枚180回前後毎日洗濯して、一晩で乾く
3枚120回前後洗濯が2日に1回、または乾きにくい季節
4枚以上90回以下部屋着と兼ねる、家族の分とまとめて洗う

**秋冬は乾きにくい季節なので、夏より1枚多く持つと安心です。**厚手の起毛やネルは一晩で乾かないことがあり、2枚では交代が追いつかない日が出ます。枚数を決めたら、その枚数を超えて増やさず、1枚替えどきになったら1枚だけ買い足す、と決めておくと、手持ちの数がぶれません。

次に買うとき、見ておくところ

次のパジャマを買うときは、傷みにくさの面から、ここを見てください。

見るところ確かめること防げる傷み
ウエストの内側ゴムの通し口があるかゴムが伸びても入れ替えられる
首元前開きか、縁の作りがしっかりしているか首元のよれ
袖口と裾ゴムの通し口があるか袖口と裾のゆるみ
お尻と膝の生地光に透かして手の影がぼんやり見えるか生地の薄さ
ボタン付け位置の生地が二重になっているかボタン穴の裂け
上下無地で組み合わせやすいか片方だけ傷んだときに使い回せる

**ゴムの通し口があるかどうかは、売り場では見落としやすいところです。**ウエストの内側を裏返して、小さな口があるかを一度だけ確かめてください。口があれば、ゴムが伸びても何度でも入れ替えられ、そのズボンは長く使えます。

まとめ

  • パジャマは外の服の数年分を1年で通る。傷みは首元・ゴム・お尻と膝・毛玉・縫い目・ボタンに出る
  • 首元は指2本で引いて離し、3秒で戻らなければ直しても戻りにくい
  • ウエストのゴムは、通し口があれば入れ替えて直る。古いゴムに新しいゴムをつないで引き抜く
  • お尻と膝は窓の光に透かす。指の形がはっきり見えたら替えどき
  • 部屋着を兼ねる一枚は、よれたら寝るときだけの一枚に回す
  • 秋冬の入れ替えの時期に、全部を並べて一度に決める

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よくある問い

Q. パジャマは何年くらいで買い替えるものですか
年数よりも、着た回数と傷んだ場所で決めてください。毎晩着て毎日洗うなら、2枚を交代で着ても1枚あたり年に150回以上着て洗うことになります。外に着ていく服の数年分を1年で通るので、早いものは1〜2年で首や生地に傷みが出ます。首のよれが戻らない、お尻や膝が光に透けて薄い、毛玉が全体に広がっている。このどれかが出たら替えどきです。ゴムがゆるいだけなら、入れ替えればまだ着られます。
Q. パジャマのズボンのゴムが伸びてしまいました。自分で直せますか
ウエストの内側にゴムを通す口があれば、家で直せます。古いゴムを口から引き出して切り、新しいゴムの端を安全ピンで留めて、ウエストの通り道に一周させます。一周したら両端を2cmほど重ねて縫い留め、通し口の中に戻します。ゴムの長さは、ウエストに巻いて少しだけ引いた長さ、幅は元のゴムと同じにするのが基本です。通し口がなく、ゴムが生地に縫い込まれている作りなら、お直しに出すか買い替えを考えてください。
Q. 首元がよれたパジャマは、元に戻せますか
首元を指2本で横に引いて離し、3秒で元の幅に戻るなら、まだ生地に戻る力が残っています。洗ったあと、首元を内側に寄せるように形を整えて平らに干すと、ある程度締まります。3秒たっても広がったままなら、首元の編み目そのものが伸びきっていて、直しても戻りにくい状態です。人に見られない寝るときだけの一枚にするか、替えどきと考えてください。
Q. 毛玉が多いパジャマは取れば着られますか
毛玉が脇の下や太ももの内側など、こすれる所だけに出ているなら、取れば着られます。全体に広がっていて、取ったあとの生地が薄く透けるようなら、生地の表面の繊維がもう残っていないので、取っても同じ場所からまた出てきます。毛玉を取る前に、その範囲と、取ったあとの生地の厚みを確かめてから決めてください。

— メグラシ編集部

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40代で部屋着を探す人から多く聞くのは、楽なのに、だらしなく見えないものがほしいという声です。そう見えるかどうかを分けているのは、形より先に生地の表面です。上下の生地が同じ種類の面に見えるか、色が2色に収まっているか、丸く終わる場所が1か所までか。窓の光を横から当てて上下を比べる手順、座って10分で分かる膝の抜け、画面に映る首元、秋から冬への入れ替え、上下そろいで買うか手持ちと組むかの決め方まで整理しました。

メグラシ編集部/読了 9分
かっこいい部屋着|秋冬の厚手でも甘くならない色数と裾の始末

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かっこいい部屋着|秋冬の厚手でも甘くならない色数と裾の始末

かっこいい部屋着を探しても、秋冬の厚手になると、起毛やリブで丸く甘い印象に寄りがちです。かっこよさを残すのは、色を2色までに抑えること、裾と袖口を絞らずまっすぐ落とすこと、吊るしたときに生地がまっすぐ下がること、肩の縫い目の落ちを8cmまでに止めること。ハンガーに掛けて1m離れて見る確かめ方と、甘い色が好きな人、大きめを着たい人、そのまま近所に出たい人の決め方までまとめました。

メグラシ編集部/読了 8分
スポーツジムウェア レディース|着なくなった1枚で次の買い方を決める

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スポーツジムウェア レディース|着なくなった1枚で次の買い方を決める

スポーツジムウェアを買い足しても、気がつくと同じ1枚ばかり着ている。引き出しの奥に残っている1枚には、必ず着なくなった理由があります。洗ってもにおいが残る、動くと透ける・めくれる、ゴムの跡がつく、汗が冷えて寒い、行き帰りに着られない、洗い替えが足りない、ジムで浮く気がする。7つの理由の見つけ方と、買わずに直せるもの、次の1枚の条件の書き出し方、試着室で30秒で確かめる動き、通う回数と乾く時間から出す枚数までをまとめました。

メグラシ編集部/読了 15分

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