スウェットパンツの部屋着は床に座って選ぶ|足首の出方と腰のゴム幅

**いま履いている部屋着のパンツのまま、床にあぐらをかいてみてください。**足首は何cm出ていますか。3cm以上出ているなら、次に選ぶスウェットパンツは、裾がリブで、立ったときにくるぶしが隠れる長さのものです。
部屋着のスウェットパンツは、立って鏡を見ても選べません。家の中でいちばん長いのは、床やソファに座っている時間と、寝転んでいる時間だからです。店で立って合わせたときにちょうどよかった1本が、家で座った瞬間に足首が出て、寝転ぶと腰から下がる。部屋着の不満は、ほとんどがこの2つから出ています。
スウェットの生地、裏毛と裏起毛の違いと室温での選び分けはスウェットの部屋着|裏毛と裏起毛の違いにまとめました。この記事は、生地を決めたあとの、パンツの形の話です。
結論|床に座る・寝転ぶ・あぐらの3つで決める
部屋着のスウェットパンツは、3つの姿勢で1か所ずつ決めます。
| 姿勢 | 見るところ | 決まるもの |
|---|---|---|
| 床に座る | くるぶしから裾までの距離 | 裾の形と丈 |
| 寝転ぶ | 腰のゴムが丸まるか | ウエストのゴムの幅 |
| あぐらをかく | 背中の腰の上に肌が出るか | 後ろの股上の深さ |
**3つとも、店の試着室ではできません。**だから、いま持っている部屋着のパンツで先に確かめて、足りなかった場所を次の1本で埋める、という順番になります。
床に座る|足首が何cm出るかを測る
床に座ると、パンツの裾は立っているときより大きく上がります。膝を曲げると、太ももの後ろから膝の前へ、布が取られるからです。
測り方は、床にあぐらをかいて、くるぶしの骨のいちばん高いところから裾の下端まで。裾がくるぶしより上にあれば、その距離だけ足首が出ています。
- 3cm以上出る → 裾はリブ、丈は長め
- 3cm未満 → ストレートでも足首は冷えにくい
10月に入ると、フローリングの床が朝晩に冷え始めます。**足首は、床にいちばん近い肌です。**座って3cm出る1本は、冬には床の冷えをそのまま受けます。
裾のリブは、座っても上がりにくい
裾がリブで絞られているスウェットパンツは、膝を曲げても裾が足首に残ります。リブが足首に引っかかって、布が上へ取られるのを止めるからです。
ただし、**丈が短いリブは逆に上がります。**立ったときにリブがくるぶしより上で終わっていると、座ったときにふくらはぎまで上がって止まります。リブを選ぶなら、立ったときにリブがくるぶしを覆っている長さにしてください。少しくしゅっとたまるくらいが、座ったときにちょうど足首に残ります。
リブの締め付けが気になる人は、リブの幅を見てください。幅が5cm以上ある広いリブは、面で押さえるので、細いリブより締め付けを感じにくくなります。
ストレートの裾は、踏まない長さで
裾がリブになっていない、まっすぐなスウェットパンツは、座ったときに上がりやすい一方で、立っているときの見た目がすっきりします。宅配の受け取りなどで玄関に出る機会が多い人には、こちらのほうが部屋着に見えにくくなります。
ストレートを選ぶなら、裾がかかとに触れるくらいの長さにしてください。長すぎると、家の中で裾を踏んで、かかとの部分から先に擦り切れます。座って足首が出る分は、靴下で埋めます。座ったときに見える靴下の長さの決め方は靴下の長さの選び方にあります。
寝転ぶ|腰のゴムが丸まるかを見る
ソファや床に寝転んで、横向きに体を丸めてみてください。そのとき、腰のゴムがくるっと折れて丸まるなら、そこから下がり始めます。
ゴムが丸まるのは、幅が細いからです。細いゴムは、体を曲げたときに腰の曲線に沿えず、上から折れます。
- ゴムの幅が3cm以上で、平たい → 曲げても折れにくい
- ゴムの幅が2cm以下 → 寝転ぶと丸まりやすい
幅3cm以上の平たいゴムなら、寝転んでも腰の位置が残ります。紐が付いているものは、ゴムに頼らずに紐で1回結んでおくと、寝返りでも下がりません。
あぐら|背中が出るかは後ろの股上で決まる
床にあぐらをかくと、背中が丸まり、腰の後ろが下へ引っぱられます。そのとき、上に着ている服とパンツの間に肌が出るなら、後ろの股上が浅いということです。
店で確かめるなら、パンツを平らに置いて、前のウエストの端と後ろのウエストの端の高さを比べてください。後ろのほうが前より数cm高い作りになっているものは、あぐらをかいても背中が出にくくなります。前後が同じ高さのものは、床に座る時間が長い人には向きません。
10月からは、背中の腰の上が冷えやすくなります。ここは部屋着でいちばん見落とされる場所です。
膝が出るかは、生地の戻りで決まる
床に座る時間が長いと、膝の部分の生地が前に伸びて、立ち上がっても丸く出たままになります。
これは生地の戻りで決まります。店で、膝にあたる部分を指でつまんで5秒引っぱり、離してみてください。**すぐ元に戻るなら、膝が出にくい生地です。**跡が残るなら、座る時間が長いと膝が出ます。
座って過ごす時間が長い人ほど、この確かめ方が効きます。裏毛と裏起毛で戻り方が違うことは裏毛と裏起毛の違いで扱っています。
ポケットは、座ったときに中身が落ちないか
部屋着のパンツのポケットには、スマートフォンやリモコンが入ることが多いはずです。床に座ると、脇のポケットの口は横を向き、中身が落ちやすくなります。
ポケットの深さの目安は、手のひらを入れて、指先の先にまだ布が3cm以上あること。それより浅いと、座ったときにスマートフォンが半分出ます。後ろのポケットは、床に座ると体の下になるので、部屋着では使わない前提で構いません。
どちらとも取れるとき①|足首がちょうど3cm出る
測ったら、足首がちょうど3cmだった。この場合は、床がフローリングかラグかで決めてください。
フローリングに直接座る時間が長いなら、リブを選びます。床の冷えは、10月から12月にかけて日ごとに強くなります。ラグやクッションの上に座ることが多いなら、ストレートでも足首は冷えにくく、靴下で十分に埋まります。
どちらとも取れるとき②|リブの締め付けが苦手
足首が出るのでリブを選びたいけれど、締め付けが苦手。そういう人は多くいます。
この場合は、リブの幅が広いものか、裾に紐が通っていて締め具合を自分で変えられるものを選んでください。もう1つの方法は、ストレートの裾で、丈を長めにして、足首を長い靴下で覆うことです。靴下の口がリブの代わりになります。
どちらとも取れるとき③|そのまま寝たい
部屋着のスウェットパンツのまま、夜も寝たい。その場合は、ウエストのゴムと裾のリブの両方を、寝返りを打っても跡が残らない強さにしてください。
目安は、朝起きたときに腰と足首にゴムの跡が赤く残っていないことです。残るなら、そのパンツは起きている時間用にして、寝るときは寝返りを前提に作られたものに替えてください。寝るときの選び方は秋冬のパジャマの選び方にあります。
何本持つか|洗う間隔で決める
部屋着のスウェットパンツは、毎日のように履くぶん、本数が足りないと一本に負担が集中します。本数は、好みではなく洗う間隔で決めてください。
- 毎日洗う → 履いている1本と洗っている1本、予備の1本で3本
- 2日おきに洗う → 同じく3本で回る
- 週に2回まとめて洗う → 4本あると、乾ききらない日にも困らない
裏起毛のものは、裏毛より乾くのに時間がかかります。秋冬に裏起毛へ切り替えるなら、そのぶん1本多めにしておくと、生乾きの1本を履かずに済みます。
よくある行き違い
**大きめを選べば、座っても楽だと思っていた。**大きいサイズは、腰まわりは楽になりますが、丈も長くなり、立っているときに裾を踏みやすくなります。楽さは、サイズではなくゴムの幅と後ろの股上で取ってください。
**リブなら必ず足首が温かいと思っていた。**丈が短いリブは、座るとふくらはぎまで上がり、かえって足首が出ます。リブは長さとセットで選びます。
**生地の厚さだけで冬を越そうとしていた。**厚い生地でも、足首と背中の腰の上が出ていれば、そこから冷えます。厚さより先に、出ている場所をふさぐほうが効きます。
玄関に出る日のために
部屋着のスウェットパンツは、座る・寝転ぶを優先して選ぶので、そのまま外に出ると部屋着に見えやすくなります。近所へ出る日の足し方はワンマイルウェアの選び方に、外で履く前提のスウェットパンツの選び方はスウェットパンツコーデ レディース 40代に分けてあります。
家の中の1本と、外に出る1本は、分けて選ぶと、どちらも中途半端になりません。
まとめ
- 部屋着のスウェットパンツは、床に座る・寝転ぶ・あぐらの3つの姿勢で選ぶ
- 床に座って足首が3cm以上出るなら、裾はリブで、くるぶしを覆う長さ
- 寝転んで腰のゴムが丸まるなら、幅3cm以上の平たいゴム
- あぐらで背中が出るなら、後ろの股上が前より高い作り
- 膝が出るかは、生地を5秒引っぱって戻るかで見る
いま持っている部屋着のパンツで、今夜あぐらをかいて足首を測ってみてください。足りない場所が1つ分かれば、次の1本はそこだけ見て選べます。
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よくある問い
- Q. 部屋着のスウェットパンツは、裾がリブとストレートのどちらがいいですか
- 床に座ったときに足首が何cm出るかで決めてください。スウェットパンツを履いて床にあぐらをかき、くるぶしの骨から裾までを測ります。3cm以上出るなら、裾はリブで、丈は立ったときに裾がくるぶしを覆う長さのものを選びます。リブは座っても上がりにくく、床の冷えが足首に届きません。出るのが3cm未満なら、ストレートでも足首は冷えにくく、裾を踏まない長さなら問題ありません。
- Q. スウェットパンツが寝転ぶとずり下がります
- ウエストのゴムの幅が細いか、ゴムが弱っている可能性が高いです。細いゴムは、寝転んで体を丸めたときに腰の上で折れて丸まり、そこから下がります。幅が3cm以上の平たいゴムなら、曲げても折れにくく、寝転んでも位置が残ります。紐があるなら、ゴムに頼らず紐で1回結んでおくと、寝返りでも下がりません。
- Q. 部屋着のスウェットパンツは何本あればいいですか
- 洗濯の間隔で決めるのがいちばん確実です。2日おきに洗うなら、洗っている1本と履いている1本、予備の1本の3本あれば回ります。裏起毛のものは乾くのに時間がかかるので、秋冬だけ1本多めにしておくと、乾ききっていない1本を履かずに済みます。
- Q. 部屋着のスウェットパンツのまま外に出られますか
- 家の中で選んだスウェットパンツは、座ったり寝転んだりする形が優先なので、そのまま外に出ると部屋着に見えやすくなります。近所に出る日だけ、硬い素材の羽織りと靴を足すと、外の服に寄ります。外で履く前提のスウェットパンツは、裾の終わり方の選び方が変わるので、部屋着とは分けて選ぶと両方とも迷いません。
— メグラシ編集部





