靴下の長さの選び方|座ると裾が上がる分を測って、肌を見せない丈

**いちばんよく履くパンツで、椅子に座ってみてください。**そのとき足首がどこまで見えているかが、あなたに要る靴下の長さです。
靴下の長さは、立って鏡を見ているときには決まりません。立っているとパンツの裾は靴の甲にかかり、靴下はほとんど見えないからです。ところが座ると、裾は数cm上がります。床に座ると、さらに上がります。靴下の長さが問われるのは、座ったときです。
秋は、座る場面が増える季節です。座敷での食事、法事、七五三のお参りのあとの会食、靴を脱いで上がる店。立っているときには見えなかった足首が、座った瞬間に向かいの人の目の高さに来ます。
靴下そのものの呼び名と、脚の形から丈を選ぶ方法は靴下8種の丈を自分の脚で測って決めるにまとめてあります。この記事は、パンツを履いて座ったときの話です。
結論|座ったときの裾の位置より、3cm上で終わる靴下
靴下は、座ったときに裾がどこまで上がるかで選びます。
- くるぶしの骨の中心から裾までを、立った姿で測る
- 同じパンツで椅子に座り、同じ場所から裾までを測る
- 座ったときの数字に3cmを足す
3で出た高さより上で終わる靴下なら、座っても足首の肌は見えません。3cm足すのは、座ったあとに脚を少し引いたり、立ち上がろうとしたりしたときに、裾がもう一段上がるからです。
測り方|くるぶしの骨の中心を0にする
測るのは、くるぶしの骨の出っぱりのいちばん高いところから、パンツの裾の下の端までです。靴を履いた状態で測ってください。靴の甲の高さで、裾の止まる位置が変わります。
立った姿では、裾がくるぶしより下にあれば数字はマイナスになります。フルレングスのパンツなら、たいていマイナスです。
椅子に座った姿では、膝を90度に曲げ、足の裏を床につけた姿勢で測ります。いつも座る椅子と同じくらいの高さのもので測ってください。低いソファでは、膝がもっと曲がって裾が上がります。
家族に測ってもらうのが確実ですが、ひとりのときは、スマートフォンを床に立てて横から写真を撮り、写真の上でメジャーを当てても測れます。
座ると裾が上がる理由
パンツの裾が上がるのは、膝を曲げると、太ももの後ろから膝までの布が引っぱられるからです。立っているときに下に落ちていた布が、膝の前を回る分だけ上に取られます。
上がる量は、パンツの形で変わります。
| パンツの形 | 椅子に座ったときの上がり方 |
|---|---|
| 太ももにゆとりがあり、裾が広い | 小さい |
| 膝まわりが体に沿っている | 大きい |
| 伸びる生地 | 小さい |
| 張りのある厚い生地 | 大きい |
**同じ長さのパンツでも、上がる量は違います。**だから、靴下の丈はパンツごとに1回ずつ測る必要があります。全部を測るのが大変なら、いちばん細いパンツと、いちばん短いパンツの2本だけ測ってください。その2本で足りる靴下なら、ほかのパンツでもまず足ります。
丈ごとの目安|くるぶしから何cm上で終わるか
靴下の丈は、呼び名よりも、くるぶしから何cm上で終わるかで見ます。
| 呼び名 | 終わる位置の目安 |
|---|---|
| くるぶし丈 | くるぶしの骨が隠れるか、少し下 |
| ショート丈 | くるぶしの上5cm前後 |
| クルー丈 | くるぶしの上10〜15cm |
| ハイソックス | ふくらはぎの下から膝下まで |
売り場の表記は店によって違うので、必ず袋の裏か実物の長さで確かめてください。かかとの位置から口のゴムの上端までを、自分のくるぶしの高さに当てて見ると、履いたときに終わる位置がわかります。
フルレングスのパンツの日
裾が靴の甲にかかる長さのパンツは、椅子に座っても、くるぶしのあたりまでしか上がらないことが多くなります。この場合、クルー丈があれば十分です。
ただし、細身のフルレングスは例外です。膝まわりが体に沿っているので、座ったときに裾がくるぶしの上5〜8cmまで上がることがあります。細いパンツほど、1回座って確かめてください。
くるぶし丈のパンツの日
秋によく履かれる、くるぶしが見える長さのパンツは、立っていても足首が出ています。座ると、そこからさらに上がります。
このパンツで足首の肌を見せたくない日は、クルー丈でも足りないことがあります。座ったときの数字に3cm足した高さが15cmを超えるなら、ハイソックスか、薄手のタイツに替えてください。
反対に、足首を見せることを前提にしたパンツなら、靴の中に隠れるくるぶし丈にして、肌を出す選び方もあります。そのときは、見せる肌が座っても立っても同じ幅になるように、裾と靴の間の距離を先に決めておきます。
床に座る日は、1段長くする
座敷の食事や、法事で畳に座る日は、椅子よりも膝の曲がりが大きくなります。正座や横座りでは、椅子に座ったときより裾がさらに数cm上がります。
こういう日は、ふだん選ぶ丈より1段長いものにしてください。ふだんショート丈ならクルー丈、ふだんクルー丈ならハイソックスです。
床に座る姿勢は、家でも再現できます。出かける前にクッションの上で正座をして、足首がどこまで見えるかを横から確かめてください。神社で靴を脱いで上がる場面のある日の足元は、神前式に参列する日の服装にも書いています。
脚を組む人は、さらに1段長くしてください。椅子で脚を組むと、上になった脚の裾は、膝を曲げたとき以上に引っぱられます。向かいに座った人からは、ちょうど目に入る高さです。
仕事の打ち合わせや食事の席で脚を組む習慣があるなら、座ったときの数字にもう3cm足してください。脚を組んだ姿で1回測るのがいちばん確実です。
靴を脱ぐ日は、長さのほかに見るところ
靴を脱ぐ場面がある日は、長さだけでなく、足の甲とつま先も人から見えます。
- かかとの位置が、足のかかとからずれていないか
- つま先やかかとが薄くなっていないか
- 毛玉が目立っていないか
この3つは、出かける前に一度履いて確かめてください。**長さが合っていても、薄くなった靴下は床に座ったときに目に入ります。**靴下を長持ちさせる干し方は靴下の干し方の順番にまとめています。
ショートブーツの日|筒の上端から裾までを測る
秋が深まると、足首までのショートブーツを履く日が増えます。ブーツの日は、靴下の長さを測る起点が変わります。見えるのはくるぶしではなく、ブーツの筒の上端とパンツの裾の間だからです。
立っているときは、たいてい裾が筒にかぶさって隙間はありません。座ると裾が上がり、筒の上端との間に数cmの隙間ができます。ここに肌が見えるか、靴下が見えるかで、座ったときの印象が変わります。
測り方は同じです。ブーツを履いて椅子に座り、筒の上端から裾までを測ります。靴下は、筒の上端からその数字に3cm足した高さまで届くものを選んでください。筒の中に入っている部分は見えないので、ここでは厚みより長さを優先して構いません。
筒の中で靴下がたるむと、脱いだときにしわの跡が残り、履き直しにも手間がかかります。筒の細いブーツは、薄手の長い丈を合わせるほうが中で収まります。筒のゆるいブーツなら、厚手のリブでも中でたまりません。
色は、パンツか靴のどちらかに寄せる
座ったときに見える靴下は、パンツの裾と靴の間に挟まれた帯になります。この帯の色を、パンツか靴のどちらかに近づけると、足首から先だけが目立ちません。
- パンツと靴の色が近い日は、その色に合わせる
- パンツと靴の色が離れている日は、面積の大きいパンツの側に寄せる
秋に靴の色が暗くなっていく時期は、靴下もそれに合わせて暗くしていくと、座ったときの帯が浮きません。靴の色の替え方は秋の靴の色は服の暗さで替えるにあります。
どちらとも取れるとき①|座ったときの数字が、丈の境目ちょうど
測ってみたら、座ったときの裾が、ちょうどクルー丈の口の高さだった。この場合は、長いほうを選んでください。
靴下の口は、一日履いているうちに少しずつ下がります。朝にちょうどだった高さは、夕方には1〜2cm下がっていることがあります。境目ちょうどの丈は、夕方の席で足首が出ます。
長い丈が暑いと感じる時期なら、薄手の長い丈にします。厚みを下げて長さを取るほうが、短くして厚みを取るより、座ったときの見え方が安定します。
どちらとも取れるとき②|ずり落ちるので、長い丈を避けてきた
長い靴下は途中でずり落ちるから苦手、という人も多いはずです。ずり落ちるのは、口のゴムがふくらはぎの細くなり始める位置で止まっていて、引っかかりがないからです。
この場合は、口の部分が幅広のリブになっているものを選んでください。細いゴム1本より、広い面で押さえるほうが下がりにくくなります。もう1つの方法は、ふくらはぎの太いところを越える丈まで上げてしまうことです。越えた位置で止まった口は、下がる途中で引っかかります。
どちらとも取れるとき③|スカートの日
スカートの日は、座ったときに裾が上がるのではなく、膝から下全体が見えます。靴下の長さは、パンツの日のように「裾まで届くか」ではなく、見える脚のどこで靴下を終わらせるかで決めます。
ショート丈なら足首で、ハイソックスなら膝下で区切れます。その中間のクルー丈は、ふくらはぎの途中で脚を切るので、座ったときに区切りの線が目に入りやすくなります。スカートの丈と靴下の終わる位置の関係は、靴下8種の丈を自分の脚で測って決めるのボトムの丈との組み合わせを見てください。タイツにするかどうかで迷ったら、タイツはいつから履く?も参考になります。
引き出しに入れておく長さの組み合わせ
測ってみると、自分のパンツに要る丈は2つか3つに分かれるはずです。引き出しの靴下も、その数に合わせて分けておくと朝に迷いません。
たとえば、フルレングスのパンツが多い人はクルー丈を中心に、床に座る日のためにハイソックスを2足。くるぶし丈のパンツが多い人は、ハイソックスを中心に、足首を見せる日のためにくるぶし丈を2足。よく履くパンツの側から数を決めると、合わない丈が引き出しに残りません。
まとめ
靴下の長さは、座ったときに決まります。
- くるぶしの骨の中心から裾までを、立った姿と座った姿で測る
- 座ったときの数字に3cm足した高さより上で終わる靴下を選ぶ
- 細いパンツ、くるぶし丈のパンツは上がりやすい
- 床に座る日と脚を組む日は、1段長くする
- 靴を脱ぐ日は、かかとの位置と薄くなったところも見る
いちばん細いパンツを履いて、椅子に1回座ってみてください。足首の肌が見えたら、今の靴下は1段短い、ということです。
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よくある問い
- Q. パンツの日の靴下は、どのくらいの長さがいいですか
- 自分のパンツで、座ったときに裾がどこまで上がるかを測って決めてください。くるぶしの骨の中心から裾までを、立った姿と椅子に座った姿で1回ずつ測り、座った姿の数字に3cm足した高さで終わる靴下を選びます。フルレングスのパンツなら、くるぶしから10〜15cm上で終わるクルー丈で足りることが多く、くるぶし丈のパンツや裾の細いパンツでは、それより長い丈が要ることがあります。
- Q. 座ると靴下とパンツの間に肌が見えてしまいます
- 靴下の長さが、座ったときの裾の位置に届いていないか、靴下の口が下がってきているかのどちらかです。まず座った姿で、くるぶしの骨から裾までの高さを測ってください。靴下の口がそこより下で終わっていれば、1段長い丈に替えます。長さは足りているのに見えるなら、口のゴムが弱って下がっています。口の部分がリブで幅の広いものにすると、座ったり立ったりを繰り返しても下がりにくくなります。
- Q. 座敷で靴を脱ぐ日は、靴下で気をつけることはありますか
- 床に座ると、椅子より裾が大きく上がります。正座や横座りでは、椅子に座ったときよりさらに数cm上がるので、ふだんより1段長い丈にしてください。靴を脱ぐと足の甲とつま先も見えるので、毛玉や薄くなったところがないか、かかとの位置がずれていないかも出かける前に確かめます。色は、パンツか靴のどちらかに近い色にしておくと、足首から先だけが目立ちません。
— メグラシ編集部





