緑のカーディガンのコーデ|羽織るか留めるかで、下の色を選ぶ

**緑のカーディガンに合わせる下の色は、着方で決まります。**前を開けて羽織るなら、下は中に着る服の色に合わせる。ボタンを留めて1枚で着るなら、下は緑そのものに合わせる。この2つを分けるだけで、手持ちの下のどれが合うかがはっきりします。
羽織る日と留める日で、緑が全身のどこにどれだけ見えるかが違います。羽織る日の緑は、胸の左右に縦に2本、縁取りのように見えます。真ん中にあるのは中の服の色なので、下はそちらとつながるかどうかで決まります。留める日の緑は、上半身の面全体になります。下は、その大きな緑の面と隣り合うので、緑との相性で決まります。
同じカーディガンに同じ下を合わせても、羽織った日はうまくいき、留めた日はしっくりこない。そういうことが起きるのは、この入れ替わりのせいです。
結論:羽織るなら中の服に、留めるなら緑に合わせる
| 着方 | 下の色を決めるもの | 緑の役目 |
|---|---|---|
| 前を開けて羽織る(開きが10cm以上) | 中に着る服の色 | 左右の縁取り |
| ボタンを留めて1枚で着る | 緑の型(黄み寄りか青み寄りか、濃さ) | 上半身の主役 |
| 肩に掛ける | 中に着る服の色 | 肩の上の差し色 |
| 羽織るが、開きが10cmに満たない | 緑の型 | 上半身の主役 |
いちばん下の行に気をつけてください。羽織っていても、前の開きが10cmに満たないと、中の服の色はほとんど見えません。羽織ったか留めたかではなく、中の色が縦に見えているかどうかで分けます。
早見表|着方と緑の型で、合う下の色
緑の型の見分け方は、次の節から説明します。まず全体の見取り図です。
| 緑の型 | 羽織る日の下 | 留める日の下 |
|---|---|---|
| 黄み寄り・濃い | 中の服と同じ色 | デニム、ベージュ、茶、白 |
| 黄み寄り・淡い | 中の服と同じ色 | ベージュ、白、茶、デニム |
| 青み寄り・濃い | 中の服と同じ色 | グレー、白、紺、黒(明るさを足す) |
| 青み寄り・淡い | 中の服と同じ色 | グレー、白、紺、黒 |
| 中間・濃い | 中の服と同じ色 | デニム、白、グレー、ベージュ |
| 中間・淡い | 中の服と同じ色 | 白、ベージュ、グレー、デニム |
羽織る日の列が全部同じなのは、羽織る日は緑の型がほとんど関わらないからです。緑の型を見分けるのは、留めて着る日のためだと考えてください。
緑の型①|黄み寄りか青み寄りかを、茶とグレーで挟んで見る
緑には、黄みに寄ったものと、青みに寄ったものがあります。オリーブやモスのような緑は黄み寄り、深い青緑や、宝石のような澄んだ緑は青み寄りのことが多い色です。ただ、名前では決めずに、手元で確かめてください。
こげ茶の服とグレーの服を1枚ずつ用意して、カーディガンを両者のあいだに置きます。窓際の、直射日光が当たらない場所で、1m離れて見てください。
| 見え方 | 緑の型 |
|---|---|
| こげ茶のほうと穏やかにつながる。グレーとのあいだに段差がある | 黄み寄り |
| グレーのほうと穏やかにつながる。こげ茶とのあいだに段差がある | 青み寄り |
| どちらとも穏やかにつながる | 中間 |
| どちらともつながらない | 中間(彩度の高い緑) |
見る場所の光にも気をつけてください。白っぽい蛍光灯の下では緑が青く、黄みのある電球の下では緑が黄色く寄って見えます。判定は、昼の窓際の光で行ってください。部屋の照明で見て決めると、外に出たときに合わせた下と温度がずれて見えることがあります。
「つながる」というのは、境目で目が止まらずに、隣へすっと移れる状態です。「段差がある」というのは、境目で目が引っかかる状態です。段差を感じたほうが、その緑と温度の離れた色です。
緑の型②|濃さを、デニムと並べて見る
次に、緑の濃さを見ます。物差しにするのは、よく穿く中くらいの青のデニムです。カーディガンとデニムを並べて、2m離れて目を細めてください。
| 見え方 | 緑の濃さ |
|---|---|
| 緑のほうが暗い | 濃い |
| 同じくらいで、境目がぼやける | デニムと同じ |
| 緑のほうが明るい | 淡い |
目を細めるのは、色みの違いを弱めて、明るさの差だけを見るためです。緑と青は色みが違うので、近くで見ると差があるように感じますが、明るさが同じだと、離れたときに境目が消えます。濃さは、離れて目を細めたときの明るさで決めてください。
デニムと同じ濃さの緑は、デニムと合わせると境目がぼやけることがあります。扱いは後の節でまとめます。濃い緑は、秋の後半に向く落ち着いた緑で、淡い緑は、秋の前半や、明るい色の下と合わせやすい緑です。
着方①|前を開けて羽織る日は、開きを10cm以上
前を開けて羽織る日は、カーディガンの左右の縁のあいだに、中の服の色が縦に見えます。その幅を測ってください。立って、腕を自然に下ろした状態で、左右の縁のいちばん狭いところです。
| 前の開きの幅 | 見え方 | 扱い |
|---|---|---|
| 15cm以上 | 中の色がはっきり縦に見える | 下は中の服に合わせる |
| 10〜15cm | 中の色が縦に見える | 下は中の服に合わせる |
| 5〜10cm | 中の色が細く見える | 下は中と緑の両方に合わせる |
| 5cm未満 | 中の色がほとんど見えない | 留めた着方として扱う |
開きが10cm以上あれば、中の服と下の服がつながって、体の真ん中に縦の帯ができます。緑はその両脇の縁取りになるので、下とはほとんどぶつかりません。**羽織る日は、緑より中の服を先に決める。**中が決まれば、下も決まります。
10cmという幅は、2m離れて見たときに、中の服の色が縦の帯として読める最小の幅です。それより狭いと、帯ではなく、緑のあいだの細い隙間に見えます。ボタンの位置が胸の中央に寄っているカーディガンは、前を開けても縁が内側に戻ってきやすいので、立った状態で一度測ってください。
5〜10cmのあいだは、中の色も緑も両方が効いてくる幅です。この場合は、中の服と下をつなげたうえで、下が緑とも合うかを確かめてください。
着方②|ボタンを留めて1枚で着る日
ボタンを全部留めて着る日は、カーディガンがトップスと同じ働きをします。上半身の面がまるごと緑になるので、下は緑と隣り合って見えます。
このときに効くのが、前の節で見た緑の型です。
| 緑の型 | 合わせやすい下 | 合わせるときに一手要る下 |
|---|---|---|
| 黄み寄り | デニム、ベージュ、茶、白 | グレー、紺 |
| 青み寄り | グレー、白、紺 | 茶、ベージュ |
| 中間 | 白、ベージュ、グレー、デニム | 茶、紺 |
「一手要る」というのは、合わないのではなく、あいだに何かを挟むと合う、という意味です。挟むものは、白いトップスの裾、ベルト、靴の色などです。それぞれの下の色ごとに、次の節から見ていきます。
留めて着る日は、首元の形も見ておきます。Vネックのカーディガンを留めると、首元にV字の開きができ、そこに肌か中の服が見えます。開きのない丸首のカーディガンは、首元まで緑になります。首元まで緑になるときは、顔のすぐ下が緑の面になるので、下で明るさを足すより、首元に白い服の襟を少しのぞかせるほうが効きます。
着方③|肩に掛ける日
カーディガンを袖を通さずに肩に掛ける日は、緑は肩の上から胸の上までの、小さな面になります。上半身の大半は中の服の色です。
| 肩に掛けたときの緑の面積 | 下の決め方 |
|---|---|
| 肩から胸の上まで | 中の服に合わせる。緑は差し色 |
| 袖を前で結んで、胸の前に垂らす | 中の服に合わせる。胸の前に緑が1点 |
| 背中に広く掛ける | 前からは中の服、後ろからは緑。下は中の服に合わせる |
肩に掛ける日は、緑の型をほとんど気にせずに下を選べます。緑を差し色として使いたい日に向く着方です。
肩に掛けたカーディガンは、歩くうちにずれてきます。袖を胸の前で軽く結ぶと落ちにくくなりますが、結び目が胸の中央に来ると、そこに緑が1点集まって目立ちます。結び目を左右どちらかの鎖骨の下にずらすと、緑が斜めに流れて、差し色として穏やかに収まります。
デニムと合うか
デニムは、緑のカーディガンを留めて着る日に、いちばんよく合わせる下でしょう。
| 緑の型 | 中くらいの青のデニム | 濃い青のデニム | 明るい青のデニム |
|---|---|---|---|
| 黄み寄り | 合う | 合う | 合う |
| 青み寄り | 濃さが同じなら白を挟む | 境目がぼやけやすい | 合う |
| 中間 | 合う | 合う | 合う |
黄み寄りの緑とデニムは、温度が離れすぎず、秋らしく落ち着いた組み合わせになります。デニムの色落ちの具合も効いてきます。全体が均一に濃いデニムより、膝や太ももの前が少し白っぽく落ちたデニムのほうが、表面に明るさの揺らぎがあるぶん、緑のカーディガンの編み目の表情と釣り合います。青み寄りの緑とデニムは、どちらも青の側にあるので、濃さが近いと境目がぼやけます。青み寄りの緑には、一段明るいデニムを合わせると、上下がはっきり分かれます。
黒と合うか
黒は、どの緑とも合わせられる下です。気をつけるのは、濃い緑を留めて着る日です。
| 緑の濃さ | 黒の下と合わせたとき | 扱い |
|---|---|---|
| 淡い | 上下の差がはっきりして、緑がよく読める | そのままでよい |
| デニムと同じ | 差がほどよくある | そのままでよい |
| 濃い | 上下とも暗く、離れると全身が黒っぽく見える | 首元か足元に明るさを足す |
濃い緑と黒を合わせる日は、首元に白い襟をのぞかせる、靴をベージュや白にする、のどちらかで明るさを1か所足してください。**明るさは1か所で足ります。**2か所以上足すと、黒と濃い緑の落ち着きが散ってしまいます。
黒の下の素材も見ておきます。表面の平らな黒のパンツは、濃い緑の編み地と並ぶと、布の表情の違いで上下が分かれて見えます。黒のニットのスカートのように、下も編み地だと、上下の表情が近くなって、境目がさらにぼやけます。濃い緑に黒を合わせる日は、下を平らな布にすると、明るさを足さなくても上下が読めることがあります。
グレーと合うか
グレーは、青み寄りの緑といちばん相性のよい下です。
| 緑の型 | 明るいグレー | 中くらいのグレー | 濃いグレー |
|---|---|---|---|
| 黄み寄り | 合う(温度の差がやわらぐ) | 境目が硬く見えることがある | 茶のベルトを挟む |
| 青み寄り | 合う | 合う | 合う |
| 中間 | 合う | 合う | 合う |
黄み寄りの緑とグレーは、温度が離れるので、境目が少し硬く見えることがあります。合わせるなら、明るいグレーを選ぶか、あいだに茶のベルトや、ベージュのトップスの裾を挟んでください。
青み寄りの緑とグレーは、濃さの組み合わせを変えるだけで印象が動きます。淡い緑に濃いグレーなら落ち着いた印象、濃い緑に明るいグレーなら軽やかな印象になります。同じ組み合わせでも、濃いほうを上に置くか下に置くかで、全身の重心の位置が変わります。挟んだものが、黄みの緑とグレーの温度の差をつないでくれます。
白・アイボリーと合うか
白とアイボリーは、どの緑とも合わせやすい下です。緑が淡くても濃くても、上下の差がはっきりします。
| 緑の型 | 白 | アイボリー |
|---|---|---|
| 黄み寄り | 合う。少し硬く見えることも | 合う。いちばん穏やか |
| 青み寄り | 合う。いちばんすっきり | 合う |
| 中間 | 合う | 合う |
黄み寄りの緑には、真っ白より、少し黄みのあるアイボリーのほうが穏やかにつながります。青み寄りの緑には、真っ白のほうがすっきり見えます。秋の後半に白い下を合わせるなら、ウールや厚手の綿のように、表面に厚みのある布を選ぶと、季節とずれて見えません。
白い下は、緑のカーディガンを留めて着る日に、上下の差をいちばんはっきりつけられる色です。そのぶん、上下の境目に目が集まります。カーディガンの裾が腰骨ちょうどで終わると、白と緑の境目が腰に1本はっきり入るので、腰の位置がそのまま見えます。境目をやわらげたい日は、靴を白かアイボリーにして、下の白を足元まで続けると、縦の長さのほうが先に目に入ります。
ベージュ・茶と合うか
ベージュと茶は、黄み寄りの緑と相性のよい下です。
| 緑の型 | ベージュ | キャメル | こげ茶 |
|---|---|---|---|
| 黄み寄り | 合う | 合う | 合う。秋らしく深い |
| 青み寄り | 白いトップスの裾を挟む | 境目が硬く見えることがある | 濃い緑なら合う |
| 中間 | 合う | 合う | 合う |
黄み寄りの緑とこげ茶は、秋の森のような深い組み合わせです。上下とも濃いと重くなるので、靴かバッグを明るい色にすると、全身に段ができます。青み寄りの緑とベージュは、温度が離れるので、あいだに白いトップスの裾を5cmほどのぞかせてください。
ベージュと茶は、秋の装いでいちばん手持ちの多い下の色かもしれません。黄み寄りの緑のカーディガンを1枚持っていると、手持ちのベージュや茶の下のほとんどと組めるので、秋の着回しの幅が広がります。反対に、手持ちの下がグレーや紺に偏っているなら、青み寄りの緑のほうが組める数が多くなります。手持ちの下の色から、緑の型を選ぶという順番も覚えておいてください。
紺と合うか
紺は、青み寄りの緑と合わせやすく、黄み寄りの緑とは一手要る下です。
| 緑の型 | 紺の下と合わせたとき | 扱い |
|---|---|---|
| 黄み寄り | 温度が離れて、境目が硬い | 白いトップスの裾かベルトを挟む |
| 青み寄り | 穏やかにつながる | そのままでよい |
| 中間 | ほどよい差 | そのままでよい |
紺は、職場で穿くことの多い色です。青み寄りの緑と紺は、落ち着いていて、通勤の日にも合わせやすい組み合わせになります。
濃い緑と紺は、どちらも暗いので、黒と同じように、離れて見ると上下の区別がつきにくくなります。濃い緑に紺を合わせる日は、明るさを1か所足してください。
カーキ・オリーブのボトムと合うか
緑のカーディガンに、カーキやオリーブのボトムを合わせたい日もあるでしょう。緑と緑に近い色の組み合わせです。
| 組み合わせ | 見え方 | 扱い |
|---|---|---|
| 黄み寄りの緑 × カーキ | 同じ側の色で、上下が1つにつながる | 濃さを一段離す |
| 青み寄りの緑 × カーキ | 温度が離れて、どちらもくすんで見えることがある | 白いトップスを挟む |
| 淡い緑 × 濃いオリーブ | 濃淡がはっきりして、緑の濃淡の組み合わせになる | そのままでよい |
| 濃い緑 × 濃いオリーブ | 上下とも暗く、境目がぼやける | 明るさを1か所足す |
**緑どうしを合わせるときは、濃さを一段離す。**同じ濃さで合わせると、上下が1枚の服のように見えて、どこまでがカーディガンか分からなくなります。
濃さを離すときは、デニムと並べたときと同じように、2m離れて目を細めて確かめてください。近くで見て違う色に見えても、離れると同じ明るさに見えることがよくあります。
柄のスカートと合うか
チェックや花柄のスカートと合わせる日は、柄の中に緑に近い色が入っているかを見てください。
| 柄の中の色 | 合わせ方 |
|---|---|
| 柄の中に同じ型の緑が入っている | そのまま合わせる。柄とカーディガンがつながる |
| 柄の中に茶やベージュが多い | 黄み寄りの緑と合わせる |
| 柄の中にグレーや紺が多い | 青み寄りの緑と合わせる |
| 柄の中に緑に近い色がない | カーディガンは羽織って、中の服を柄の1色に合わせる |
柄の中に、カーディガンの緑と同じ型の色が少しでも入っていると、上下が柄を通してつながります。柄の中から1色拾う、と考えてください。緑に近い色が柄の中にない日は、カーディガンを羽織る着方に切り替えて、中の服を柄の中の1色に合わせます。
羽織る日は、中に着る服の色を先に決める
前を開けて羽織る日は、中の服の色が下を決めます。中の服は、次の考え方で選んでください。
| 中の服の色 | 合わせる下 | 緑との関係 |
|---|---|---|
| 白、アイボリー | 白、ベージュ、明るいデニム | どの緑とも合う |
| 黒 | 黒、濃い紺 | 淡い緑がよく読める |
| グレー | グレー、白、デニム | 青み寄りの緑と穏やか |
| ベージュ、キャメル | ベージュ、茶 | 黄み寄りの緑と穏やか |
| ボーダー | 白、デニム | ボーダーの色の1つを下に |
中の服と下を同じ色にすると、体の真ん中に縦の帯が1本通ります。緑はその両脇に並ぶので、全身が縦に長くまとまります。中と下を同じ色にできない日は、明るさだけでもそろえてください。
丈|カーディガンの裾と腰骨の関係
緑のカーディガンの丈も、下との合わせ方に関わります。
| カーディガンの裾 | 羽織る日 | 留める日 |
|---|---|---|
| 腰骨より上 | 中の服の裾が見える。中と下をつなげやすい | 下の腰の線が見える。下を腰の高いものに |
| 腰骨ちょうど | 裾の線が腰に1本入る | 下との境目がはっきりする |
| 腰骨より10cm以上下 | 縦の縁取りが長くなる | 緑の面が大きくなる。下は細い形に |
| 太ももの途中まで | 羽織りものとして読まれる | 緑の面がとても大きい。下は明るさで差をつける |
長いカーディガンを留めて着ると、緑の面が上半身から腰の下まで広がります。この場合は、下を細い形にして、緑の面と下の面の比をはっきり分けてください。
反対に、腰骨より上で終わる短いカーディガンは、緑の面が小さくまとまるので、下の面が広く見えます。下の色が全身の印象を多く担うことになるので、短いカーディガンの日は、下の色を先に決めて、そこに合う緑の着方を選ぶ、という順番でもかまいません。
編み地の表面で、緑の見え方が変わる
同じ緑でも、編み地の表面によって、見え方が変わります。
| 編み地 | 緑の見え方 | 合わせやすい下 |
|---|---|---|
| 細かい目の平らな編み | 色がそのまま出る | 型のとおりに選ぶ |
| 太い畝のある編み | 畝の影で一段深く見える | 明るい下 |
| 毛足のある糸 | 表面が柔らかく、一段明るく見える | 平らな布の下 |
| 目の粗い透ける編み | 中の色が透けて、緑が淡く見える | 中の服と同じ色の下 |
太い畝のある編みや、立体的な模様編みは、影ができるぶん、平らな編みより緑が深く見えます。デニムと並べて濃さを見るときも、表面の影を含めた見え方で判断してください。毛足のある糸の合わせ方はモヘアのニット・カーディガンのコーデで扱っています。
靴とバッグで、緑をもう1回繰り返すか
緑のカーディガンを着る日に、靴やバッグにも緑を入れるかどうか迷うことがあります。
| 繰り返し方 | 見え方 | 向く日 |
|---|---|---|
| 繰り返さない | カーディガンの緑が1点で効く | どの日でも |
| 靴に同じ型の緑 | 上下で緑が1回ずつ出て、全身がつながる | 下が白やベージュの日 |
| バッグに同じ型の緑 | 手元に緑が1点入る | 下が黒や紺の日 |
| 靴とバッグの両方 | 緑が3か所に散る | 避ける |
繰り返すなら1か所までにしてください。**カーディガンと、もう1か所。**3か所に散ると、どこを見ればいいか分からなくなります。緑の靴の合わせ方は緑の靴にまとめています。
どちらとも取れるとき①|黄みか青みか分からない緑
茶とグレーで挟んでも、どちらにつながるか判断がつかない緑があります。
| 見え方 | 扱い |
|---|---|
| どちらとも穏やかにつながる | 中間の緑。白、ベージュ、グレー、デニムのどれとも合う |
| どちらともつながらない | 彩度の高い緑。下は白か黒で、上下の差をはっきりさせる |
| 光の場所で入れ替わる | 屋内では屋内の、外では外の見え方で決める |
| 日によって違って見える | 合わせる下を白かアイボリーにしておく |
判断がつかないときは、白かアイボリーの下にしておけば外れません。**迷ったら、下を白に寄せる。**白は、緑の型を問わず、上下の差をはっきりさせてくれる色です。
どちらとも取れるとき②|濃さがデニムと同じ
緑の濃さがデニムとほぼ同じで、並べると境目がぼやける場合です。
| 方法 | やり方 |
|---|---|
| デニムを替える | 一段明るいデニムか、一段濃いデニムにする |
| 白を挟む | カーディガンの裾から白いトップスを5cmのぞかせる |
| ベルトを挟む | 茶か黒のベルトで、腰に線を1本入れる |
| 羽織る着方にする | 前を開けて、中を白にして、下とのあいだを分ける |
デニムを替えられるなら、それがいちばん根本の解決です。一段明るいデニムにすると、緑が上で落ち着き、下が軽くなります。一段濃いデニムにすると、下が締まって、緑が明るく浮かびます。どちらにするかは、全身を軽く見せたいか、落ち着いて見せたいかで決めてください。
いちばん手早いのは、白いトップスの裾をのぞかせる方法です。緑とデニムのあいだに明るい帯が1本入って、同じ濃さの2色がはっきり分かれます。
どちらとも取れるとき③|羽織ったり留めたりする日
朝は寒いのでボタンを留めて、昼は暖かいので前を開ける、という日もあります。着方が一日の中で入れ替わると、下の合わせ方も入れ替わります。
この日は、どちらの着方でも合う下を選んでください。
| 条件 | 選び方 |
|---|---|
| 中の服と下を同じ色にする | 羽織った時間の縦の帯ができる |
| その色が、緑の型とも合う | 留めた時間も上下が合う |
| 例:黄み寄りの緑 | 中をアイボリー、下をアイボリーかベージュ |
| 例:青み寄りの緑 | 中を白、下を白か明るいグレー |
一日の中で着方が入れ替わる日は、秋の前半の、朝晩と昼の気温差が大きい時期に多くなります。朝の冷えた時間にボタンを留めて、昼の暖かい時間に前を開ける。どちらの時間も人に見られるので、片方の時間だけ合っている組み合わせは避けたいところです。
中と下を同じ色にして、その色を緑の型に合うものから選ぶ。こうしておけば、羽織っても留めても、どちらの時間も合って見えます。
どちらとも取れるとき④|緑のボトムと合わせたい
緑のカーディガンに、緑のスカートやパンツを合わせて、上下を緑でまとめたい日もあるでしょう。
| 組み合わせ | 扱い |
|---|---|
| 同じ緑、同じ濃さ | 上下が1枚の服に見える。前を開けて中を白にする |
| 同じ型、濃さが一段違う | 濃淡の組み合わせとして成立する |
| 型が違う(黄みと青み) | 温度がぶつかる。あいだに白を挟む |
| 淡い緑と濃い緑 | 濃いほうを下にすると、全身が落ち着く |
上下を緑でまとめるなら、濃いほうを下に置いてください。濃い色が下にあると、全身の重心が下がって落ち着いて見えます。淡い緑を下に置くと、上半身の濃い緑が重く見えることがあります。緑の受け方をもっと広く見たいときはくすみグリーンに合う色も参考にしてください。
通勤の日と休日で、同じ緑を着分ける
同じ緑のカーディガンでも、通勤の日と休日では、着方と下の選び方を少し変えると、それぞれの場に合って見えます。
通勤の日は、ボタンを留めて1枚で着るか、前を開けて中を白やグレーにするのが落ち着きます。下は、紺、グレー、黒のように、職場で穿き慣れた色から、緑の型に合うものを選んでください。青み寄りの緑なら紺やグレーと穏やかにつながり、黄み寄りの緑ならベージュや茶のパンツが合います。首元に白い襟を少しのぞかせると、緑の面が顔の下で区切られて、きちんとした印象になります。
休日は、デニムや柄のスカートと合わせたり、肩に掛けて差し色にしたりと、着方の幅を広げられます。前を大きく開けて、ボーダーのトップスを中に着るような、軽い組み合わせも休日向きです。
| 日 | 着方 | 下 | 中・首元 |
|---|---|---|---|
| 通勤 | 留めるか、開けて中を白・グレー | 紺、グレー、黒、ベージュ | 白い襟をのぞかせる |
| 休日の街歩き | 開けて羽織る | デニム、柄のスカート | ボーダー、白 |
| 休日の屋外 | 肩に掛ける、腰に巻く | デニム、カーキ | 中の服を主役に |
**場に合わせて変えるのは、着方と下。**カーディガンそのものは同じ1枚で足ります。
手持ちの下を、2つの着方で仕分ける手順
緑のカーディガンを買ったら、手持ちの下を一度仕分けておくと、朝の支度で迷いません。
- カーディガンを、こげ茶とグレーの服のあいだに置いて、黄み寄り・青み寄り・中間のどれかを決める
- デニムと並べて、濃い・同じ・淡いのどれかを決める
- 手持ちの下を全部並べて、早見表の「留める日の下」に入るものに印をつける
- 印のつかなかった下には、羽織る日に中に着る服を1枚ずつ決める
- どちらにも入らない下があれば、白いトップスの裾やベルトを挟んで合うかを試す
仕分けてみると、ほとんどの下が、どちらかの着方で合うことが分かります。合わない下はなく、着方が合っていないだけということが多いのです。どちらの着方でも合わない下が残ったら、その下は緑のカーディガンとは組まない、と決めてしまってかまいません。
秋の前半と後半で、合わせる下を替える
同じ緑のカーディガンでも、季節の進みに合わせて、合わせる下を替えると、ずっと季節に合って見えます。
| 時期 | 合わせる下 | 靴 |
|---|---|---|
| 9月末〜10月前半 | 白、アイボリー、明るいデニム | 軽い革の靴、スニーカー |
| 10月後半 | ベージュ、中くらいのデニム、グレー | つま先の覆われた革の靴 |
| 寒さが増してから | こげ茶、濃いグレー、黒、紺 | 足首まで覆う靴 |
秋の前半は、明るい下で緑を軽く見せ、季節が進むにつれて下を深くしていきます。**カーディガンはそのままで、下の深さで季節を進める。**1枚の緑のカーディガンを、秋の間ずっと使えます。秋のカーディガンの着方そのものはカーディガンコーデ秋で扱っています。
まとめ
- 前を開けて羽織るなら、下は中に着る服の色に合わせる。緑は左右の縁取りになる
- ボタンを留めて1枚で着るなら、下は緑の型に合わせる。黄み寄りはデニム・ベージュ・茶、青み寄りはグレー・紺・白
- 緑の型は、こげ茶とグレーで挟んで見る。濃さは、デニムと並べて見る
- 前の開きが10cmに満たないときは、羽織っていても留めた着方として扱う
- 濃い緑に黒や紺を合わせる日は、明るさを1か所足す。緑どうしは濃さを一段離す
- 迷ったら、下を白かアイボリーに寄せる
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よくある問い
- Q. 緑のカーディガンには、どんなボトムが合いますか
- 着方で変わります。前を開けて羽織るなら、下は中に着る服の色に合わせてください。中が白なら白やベージュ、中が黒なら黒や濃い紺、というように、中と下をつなげると、緑は左右の縁取りとして収まります。ボタンを留めて1枚で着るなら、下は緑そのものに合わせます。黄み寄りの緑ならデニムや茶、ベージュ、青み寄りの緑ならグレーや紺、白が合わせやすい色です。
- Q. 緑のカーディガンに黒のボトムは合いますか
- 合います。ただし緑の濃さを見てください。深い緑を留めて着る日に黒を合わせると、上下とも暗くなり、離れて見ると全身が黒っぽく見えることがあります。その場合は、首元に白い服の襟をのぞかせるか、靴を明るくして、どこかに明るさを足してください。淡い緑や明るい緑なら、黒と合わせても上下の差がはっきりして、緑がよく読めます。
- Q. 緑のカーディガンにデニムは合いますか
- 黄み寄りの緑とは合わせやすい組み合わせです。デニムの青と黄みの緑は、並べると色の温度が離れすぎず、落ち着いた秋の組み合わせになります。青み寄りの緑とデニムは、どちらも青の側にあるので、濃さが同じだと境目がぼやけます。青み寄りの緑にデニムを合わせるなら、デニムを緑より一段明るいものにするか、あいだに白いトップスを挟んでください。
- Q. 緑が黄み寄りか青み寄りか、自分では判断できません
- カーディガンを、こげ茶の服とグレーの服のあいだに置いて見てください。こげ茶のほうと穏やかにつながって見えれば黄み寄り、グレーのほうとつながって見えれば青み寄りです。どちらともつながって見える、あるいはどちらともつながらない緑は、中間の緑として扱います。中間の緑は、白、ベージュ、グレー、デニムのどれとも合わせやすい、扱いやすい緑です。
— メグラシ編集部





