パンプスに靴下を合わせる|秋は厚みと色を、甲の開きの深さで決める

**手持ちのパンプスを1足出して、つま先から履き口までの長さを測ってみてください。**その数字で、合う靴下の厚みが決まります。
パンプスに靴下を合わせる足元は、秋から冬にかけて増える組み合わせです。素足やストッキングでは寒くなってきた時期に、パンプスを履き続けられる方法でもあります。ところが、同じ靴下を合わせても、パンプスによって軽く見えたり、足元だけが重く見えたりします。
**分かれ目は、パンプスの甲の開きの深さです。**甲が大きく見えるパンプスと、甲の大半が覆われるパンプスでは、見える靴下の面積がまるで違います。ここを先に測れば、靴下の厚みと色は順番に決まります。
結論|甲の開きで、靴下の厚みが決まる
| 甲の開き | 見える靴下 | 合う厚み |
|---|---|---|
| 浅い(甲が大きく見える) | 甲からつま先近くまで広く見える | 透ける薄手 |
| 中くらい | 甲の半分ほどが見える | 薄手から中厚 |
| 深い(甲の大半が覆われる) | 足首のまわりだけが見える | 中厚から厚手 |
甲が大きく見えるパンプスは、靴下を見せる面が広くなります。そこに厚手を合わせると、足元の大半が靴下になり、パンプスのほうが目立たなくなります。甲が深く覆われるパンプスほど、厚い靴下を受け止められます。
測り方|つま先から履き口のいちばん低いところまで
パンプスを床に置いて、真上から見ます。
- つま先のいちばん先に、メジャーの0を当てる
- 履き口の前側の、いちばん低いところまでを測る
- 靴のサイズの表記と比べる
つま先から履き口までの長さが、靴の長さの半分に届かないものは浅い側、3分の2を超えるものは深い側と考えてください。その間が中くらいです。
もう1つ見ておきたいのが、履き口の横の高さです。横が低く切れ込んでいるパンプスは、横からも靴下が見えます。横が高いものは、前から見える面だけを考えれば足ります。
手持ちのパンプスが何足かあるなら、測った長さの順に並べておいてください。靴下を合わせる日は、並びの深い側から選ぶと失敗が少なくなります。浅い側のパンプスは、秋のはじめの薄手の靴下か、ストッキングの日に回します。
薄手|浅いパンプスには、肌がうっすら透けるもの
甲が大きく見えるパンプスには、肌がうっすら透ける薄手の靴下が合います。透けていると、靴下の面が肌と靴の間の色になり、見える面積が広くても重くなりません。
薄手を選ぶときに見るのは、透け方と、口の終わる位置です。
- 透け方……手の甲にかぶせて、指の関節の形が見えるくらい
- 口の位置……くるぶしの上5cmから10cmくらいで終わるもの
口が低すぎると、くるぶしのあたりで線が入り、パンプスの履き口と2本の線が近すぎて落ち着きません。履き口と靴下の口の間を、少なくとも5cmあけると、線が1本ずつ離れて見えます。
透けるタイツとの違いは、足首で終わる区切りがあるかどうかです。脚全体を薄く覆いたい日は、シアータイツの選び方のほうが合います。
中厚|中くらいの甲には、綿の細い編み
甲の半分ほどが見えるパンプスには、綿の細い編みの中厚が合わせやすい厚みです。透けないので色がはっきり出ますが、表面が平らなので、面としては軽く見えます。
中厚を合わせる日は、丈を少し長めに取ると落ち着きます。くるぶしの上10〜15cmで終わるクルー丈にすると、パンツの日でも座ったときに肌が出ません。座ったときに裾がどこまで上がるかの測り方は、靴下の長さの選び方にまとめています。
厚手|深いパンプスには、リブや起毛まで
甲の大半が覆われるパンプスなら、リブの厚手や、表面に毛羽のある起毛の靴下まで合わせられます。見えるのは足首のまわりだけなので、厚みがあっても足元全体が重くなりません。
厚手のリブは、足首に縦の線が入るので、ボリュームのあるスカートや、裾の広いパンツと合わせると上下の量がつり合います。細いパンツと厚手のリブを合わせると、足首だけが太い帯になるので、その日は中厚に下げてください。
色|靴・裾・脚のどこにつなぐかを先に決める
靴下の色は、隣り合う3つのどれにつなぐかで決めます。
- 靴につなぐ……靴と同じ明るさの靴下。足首から先が1つの面にまとまる
- 裾につなぐ……パンツやスカートの裾と同じ明るさ。脚が裾から続いて見える
- 脚につなぐ……肌が透ける薄手。靴下がほとんど面にならない
**迷ったら、靴と同じ明るさにしてください。**パンプスは足元でいちばん形のはっきりしたものなので、そこにつなげると靴下が靴の一部に見えます。黒いパンプスに黒い靴下、こげ茶のパンプスにこげ茶の靴下、という合わせ方です。
靴とも裾とも違う明るい色は、足首に独立した帯を作ります。差し色として見せたいときは、同じ色を上半身のどこかにもう1か所置いてください。タイツの場合の考え方はタイツの色の合わせ方と共通です。
素材|秋は綿、冬に近づいたらウール混
同じ厚みでも、素材で表面の見え方が変わります。
綿は表面がさらりとしていて、光をあまり返しません。秋の入り口の、まだ日差しの明るい時期に合わせると、パンプスの革の光と並んでも靴下だけが浮きません。汗を吸うので、日中に歩く時間が長い日にも向きます。
ウール混は、表面にわずかな毛羽があり、色が一段やわらかく見えます。気温が下がってコートを着る時期になったら、こちらに替えると、足元がコートの素材感とつながります。ちくちくが気になる人は、肌に触れる内側が綿になっているものを選んでください。
化繊の薄手は、透け感が出しやすい反面、光を返しやすい素材です。光沢のあるパンプスと合わせると、足元に光る面が2つ並びます。その日は、つやを抑えたマットな表面の靴下にしてください。
ヒールの高さで変わるところ|厚いほどすべる
靴下を履くと、足の裏と靴の中敷きの間に布が1枚入ります。ヒールが高いほど足は前に押し出されるので、厚手の靴下ほど靴の中で足が前にすべります。
| ヒールの高さ | 合わせやすい厚み |
|---|---|
| ぺたんこから3cm | 厚手まで |
| 3〜6cm | 中厚まで |
| 6cmを超える | 薄手 |
**ヒールのあるパンプスに厚手を合わせると、つま先が前に詰まって痛くなりやすくなります。**高いヒールで靴下を楽しみたい日は、薄手にしてください。
靴のサイズ|靴下を履いて試す
手持ちのパンプスは、素足かストッキングで合わせて買ったものがほとんどのはずです。そこに中厚や厚手の靴下を足すと、甲とかかとに厚みが加わり、窮屈になることがあります。
手持ちで窮屈なら、靴を替えるより、靴下を1段薄くするほうが早く済みます。これから靴下と合わせる前提でパンプスを買うなら、合わせたい靴下を持っていき、履いて試してください。甲にストラップのあるもの、甲の深いものは、靴下の厚みを受け止めやすい形です。
パンツの日と、スカートの日
パンツの日は、裾と靴の間が数cmしかありません。見える靴下は小さい帯なので、色さえ裾か靴に寄せれば、厚みはあまり気にしなくて構いません。裾が靴の甲にかかる長さなら、座ったときだけ見える、くらいに考えて大丈夫です。
スカートの日は、見える脚が長くなります。靴下が脚のどこで終わるかで、脚の区切りが決まります。膝下丈やロング丈のスカートなら、裾と靴下の口の間が20cm以内に収まるくらいの丈にすると、脚が途中で細かく切れません。
膝が見える丈のスカートなら、靴下は短めにして、足首で区切るほうが脚の区切りが1か所で済みます。ふくらはぎの途中で終わる丈は、スカートの裾と靴下の口の2本の線が脚の上に並ぶので、その日は薄手のタイツに替える選択肢も持っておいてください。
どちらとも取れるとき①|中くらいの甲で、薄手と中厚のどちらか
甲の開きが中くらいで、薄手も中厚もどちらも合いそうに見える。この場合は、その日のボトムの素材の厚みに合わせてください。
秋の薄手のパンツや、落ち感のあるスカートの日は薄手。ウールのパンツや、厚手の生地のスカートの日は中厚です。足元だけ軽すぎたり重すぎたりしないのは、上の布の厚みとそろっているときです。
どちらとも取れるとき②|仕事の日に履けるか分からない
職場の決まりが先です。そのうえで、色を靴と同じ明るさ、柄なし、薄手から中厚の3つがそろえば、足元だけが目立つことはほとんどありません。
来客の多い日、改まった場に出る日は、ストッキングに戻すほうが無難です。迷う職場なら、まずは座っている時間の長い日に、裾の長いパンツと合わせて試してください。人から見える面積がいちばん小さい組み合わせです。
どちらとも取れるとき③|パンプスが脱げやすくなった
靴下を合わせたら、歩くたびにかかとが浮くようになった。これは、靴下の表面がなめらかで、靴の中のかかとと擦れにくくなったためです。
この場合は、かかとの部分の編みがしっかりした綿の靴下に替えてください。化繊のなめらかなものより、かかとが靴の内側に引っかかります。それでも浮くなら、靴の側に問題があることが多く、靴下で解決しようとせず、その組み合わせは避けるほうが安全です。
秋から冬へ|厚みを上げていく順番
秋の入り口は、浅いパンプスに薄手から始めます。気温が下がるにつれて、中くらいの甲に中厚、深い甲に厚手へと、靴と靴下を一緒に深く、厚くしていきます。
冬になると、厚手の靴下でもパンプスでは足先が冷えるようになります。そのころが、パンプスからブーツへ替える時期です。タイツに切り替える目安はタイツはいつから履く?を見てください。
まとめ
パンプスに靴下を合わせるときは、先にパンプスを測ります。
- つま先から履き口までの長さで、浅い・中くらい・深いに分ける
- 浅いものは透ける薄手、深いものは中厚から厚手
- 色は靴・裾・脚のどこにつなぐかを決める。迷ったら靴と同じ明るさ
- ヒールが高いほど、薄手にする
- 窮屈なら、靴を替えるより靴下を1段薄く
手持ちのパンプスをいちばん甲の深いものから順に並べてみてください。いちばん深い1足が、厚手の靴下を試す最初の1足です。
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よくある問い
- Q. パンプスに靴下を合わせるとき、どんな靴下が合いますか
- 先にパンプスの甲の開きを見てください。つま先から履き口のいちばん低いところまでの長さを測り、短い、つまり甲が大きく見えるパンプスなら、透ける薄手の靴下が合います。長い、つまり甲の大半が覆われるパンプスなら、綿の中厚や、リブの厚手まで合わせられます。甲が大きく見えるパンプスに厚手を合わせると、見える面の大半が靴下になり、足元だけが重く見えます。
- Q. パンプスに靴下を合わせると子どもっぽく見えてしまいます
- 見えている靴下の面積が大きすぎるか、靴下の色が脚と靴のどちらとも離れているかのどちらかです。まず、甲の開きが浅いパンプスに厚手の靴下を合わせていないかを見てください。次に色です。靴とも裾とも違う明るい色の靴下は、足首に独立した帯を作ります。靴と同じ明るさの靴下にするか、薄手で肌がうっすら透けるものにすると、帯が目立たなくなります。
- Q. パンプスに靴下を合わせて仕事に行ってもいいですか
- 職場の決まりが先です。そのうえで、色を靴と同じ明るさにそろえ、柄のない薄手から中厚を選べば、足元だけが目立つことはほとんどありません。来客の多い日や、改まった場に出る日は、ストッキングに戻すほうが無難です。迷う職場なら、まずは座っている時間の長い日に、裾の長いパンツと合わせて試してください。
- Q. 靴下を履くとパンプスがきつくなります
- 厚手の靴下は、足の甲とかかとに厚みが足されるので、同じサイズのパンプスが窮屈になります。薄手なら気にならないことが多く、中厚でも甲にゆとりのあるパンプスなら収まります。靴下を合わせる前提でパンプスを買うときは、合わせる靴下を持っていき、それを履いて試してください。手持ちのパンプスで窮屈なら、薄手に替えるほうが、靴のサイズを変えるより早く済みます。
— メグラシ編集部





