ルームウェアのプレゼント|冬の贈り物は、サイズを聞かずに選ぶ

**ルームウェアを贈りたい相手を、1人思い浮かべてみてください。**その人のパンツのサイズを、知っていますか。
知らないなら、上下そろいのパンツのあるルームウェアは選ばないほうが安心です。前開きの羽織りやガウン、上だけのトップスなら、背丈と肩幅のおおよその見当で選べます。**贈るルームウェアは、相手の家の暖かさと、サイズを聞かなくても合う形の2つで選びます。**柄や色はその次です。
11月の誕生日、12月の年末の贈り物、帰省の手土産と、冬はルームウェアを贈る予定が重なる季節です。自分で着るルームウェアのサイズの選び方はルームウェアのサイズの選び方にあります。この記事は、冬の贈り物として、人に選ぶときの話です。
結論|相手の家の暖かさと、サイズを聞かずに合う形で選ぶ
相手について分かっていることごとに、選ぶ形と生地の目安をまとめます。
| 相手について分かっていること | 選ぶ形 | 生地の目安 |
|---|---|---|
| サイズも家の様子も分からない | 前開きの羽織り | 中厚手 |
| 背丈と肩幅の見当はつく | 上だけのトップス、ガウン | 家の暖かさで選ぶ |
| サイズを知っている | 上下そろい | 家の暖かさで選ぶ |
| 家が寒いと知っている | 羽織り、ガウン | 厚手、裏起毛 |
| 家が暖かいと知っている | 上だけのトップス | 薄手から中厚手 |
**分からないことが多いほど、前開きの羽織りに寄せます。**前開きの羽織りは、身幅にゆとりがあり、前を開けて着れば多少の大小は気になりません。サイズも家の様子も分かっているなら、上下そろいまで選べます。
ルームウェアは、贈る側が思っている以上に、着る人の暮らしに入りこむ贈り物です。毎日のように着て、何度も洗い、家族の前で過ごす時間に身につけます。だからこそ、見た目のかわいさや手ざわりより先に、相手の家で無理なく着られるかを考えると、贈ったあとも長く使ってもらえます。
冬の贈る予定を、先に並べておく
ルームウェアを贈る予定は、11月から年明けにかけて続きます。10月のうちに並べておくと、届ける日に合わせて用意できます。
| 時期 | 贈る予定 | 用意する時期 |
|---|---|---|
| 11月 | 誕生日、引っ越し祝い | 10月中に選ぶ |
| 12月前半 | 年末の贈り物、職場のお礼 | 11月中に選ぶ |
| 12月後半 | 帰省の手土産、家族への贈り物 | 12月の初めまでに届ける |
| 1月 | 新年の集まりでの贈り物 | 12月中に選ぶ |
**郵送で贈るなら、相手が受け取れる日を先に聞いておきます。**年末は配送が混み、相手も帰省や旅行で家を空けることがあります。帰省の手土産にするなら、自分の家に届けてもらい、帰省のかばんに入れて持っていくほうが確実です。
並べてみると、11月から1月までに贈る相手が何人もいることがあります。同じ形のものを色違いで用意すると、選ぶ手間が減ります。
同じ形で色違いにする場合は、相手ごとに色を変えて、誰にどの色を贈ったかを手帳に書いておきます。翌年に同じ相手へ贈るときに、前の年と同じ色を選んでしまうことを防げますし、色を変えて2枚目を贈ることもできます。
サイズを聞かずに選べる形、聞かないと選べない形
ルームウェアの形によって、サイズを知らなくても選べるものと、知らないと選べないものがあります。
| 形 | サイズを聞かずに選べるか | 理由 |
|---|---|---|
| 前開きの羽織り・カーディガン型 | 選べる | 前を開ければ身幅の大小が気にならない |
| ガウン | 選べる | ひもで締め具合を変えられる |
| 上だけのトップス | 背丈と肩幅の見当があれば選べる | ゆとりのある作りが多い |
| ワンピース型 | 背丈の見当があれば選べる | 丈が合えば身幅は調整しやすい |
| 上下そろい(パンツあり) | 聞かないと選びにくい | ウエスト・股上・丈がそろわないと着にくい |
**パンツは、ウエストと股上と丈の3つが合わないと着にくい形です。**上は少し大きくても袖をまくれば着られますが、パンツは丈が長いと裾を踏み、股上が浅いと座ったときに腰が出ます。サイズを知らない相手には、上だけか羽織りにしておくと安心です。
どうしても上下で贈りたいときは、ウエストがゴムとひもで調整でき、裾をゴムで絞る形か、折り返して丈を合わせられる形を選びます。
ワンピース型は、上下そろいより選びやすい形です。身幅にゆとりがあれば、背丈の見当だけで選べます。ただし、丈が長いものは、背の低い人が着ると裾を踏みやすくなります。相手が自分より背が低いなら、ふくらはぎの中ほどで止まる丈を選んでおくと、背の高い人が着てもひざ下の丈になり、どちらでも着やすくなります。
背丈と肩幅の見当を、聞かずにつける
上だけのトップスやワンピース型を贈るなら、相手の背丈と肩幅の見当をつけます。直接聞かなくても、手がかりはいくつかあります。
| 手がかり | 分かること |
|---|---|
| 一緒に写った写真 | 自分と比べた背丈と肩幅 |
| 並んで立ったときの記憶 | 自分より高いか低いか |
| ふだん着ている服の印象 | ゆったり着るか、体に沿う服が多いか |
| 家族や身近な人 | ふだんの服のサイズ |
**いちばん頼りになるのは、自分と並んで写った写真です。**自分の目線が相手のどこに来ているか、肩の幅が自分より広いか狭いかを見れば、自分のサイズを基準にして、同じか1つ上か1つ下かの見当がつきます。
迷ったら、1つ上のサイズにします。ルームウェアは、小さいと着られませんが、少し大きい分には、袖をまくったり、ゆったり着たりできます。
袖丈は、身幅ほど融通がききません。相手の腕が自分より長そうなら、袖口がゴムやリブで絞ってある形を選ぶと、少し短くても手首で止まって気になりません。逆に短そうなら、袖口を折り返せる形にしておくと、長さを合わせられます。
相手の家の暖かさで、生地を選ぶ
生地は、相手の家の暖かさで決めます。同じ冬でも、家によって部屋の暖かさは大きく違います。
| 相手の家 | 生地の目安 |
|---|---|
| 集合住宅で、暖房がよく効く | 薄手から中厚手。天竺やスムース |
| 戸建てで、廊下や台所が冷える | 厚手。裏起毛やニット |
| 床暖房がある | 薄手。暑くなりにくいもの |
| 寒い地方の家 | 室内は暖かいことが多い。中厚手に羽織り |
| 分からない | 中厚手。重ねて調整できるもの |
**寒い地方の家は、室内がしっかり暖められていることが多くあります。**外が寒いからといって厚手を選ぶと、家の中では暑いことがあります。帰省で泊まったことがある家なら、そのときの部屋の様子を思い出してください。
分からないときは、中厚手を選びます。暖かい家ならそのまま着られ、寒い家なら下に1枚重ねて着られます。
相手の家の暖かさは、帰省や訪問のときに、相手が家で何を着ていたかを思い出すと見当がつきます。半袖や薄手の長袖で過ごしていた家は暖かく、カーディガンやひざ掛けを手放さなかった家は冷えます。部屋ごとの暖かさに差がある家なら、暖かい部屋と冷える台所を行き来することになるので、脱ぎ着しやすい羽織りが向いています。
洗い方は、相手の手間が増えないものに
贈り物のルームウェアは、相手が毎日のように着て、何度も洗うものです。洗い方に手間がかかると、着る回数が減ってしまいます。
| 洗濯表示 | 贈り物への向き |
|---|---|
| 洗濯機で洗える | 向いている |
| 洗濯機で洗えて、乾燥機も使える | いちばん向いている |
| 手洗いのみ | 手入れが好きな相手なら |
| ドライクリーニングのみ | 向いていない |
**洗濯機で洗えるものを選ぶのが、贈り物の基本です。**手洗いのみのものは、見た目が上等でも、相手に手入れの手間をかけることになります。乾燥機を使う家なら、乾燥機に対応したものを選ぶと、縮む心配がありません。
洗濯表示は、売り場なら内側のタグで、通販なら商品の説明で確かめられます。贈る前に一度見ておきます。
乾きやすさも見ておきます。冬は部屋干しで乾くまで時間がかかるので、厚手で乾きにくい生地は、洗い替えがないと着られない日が出てきます。厚手を贈るなら、洗濯機で洗えて、一晩で乾くかどうかを、生地の厚みと素材の表示で見当をつけておきます。
色は、相手の手持ちと部屋に合わせる
色は、自分が好きな色より、相手がふだん着ている色に合わせます。
| 相手について分かること | 選ぶ色 |
|---|---|
| ふだん着ている服の色が分かる | その中でいちばん多い色 |
| 部屋の様子が分かる | 部屋になじむ色 |
| どちらも分からない | グレー・ベージュ・紺などの無地 |
**ルームウェアは、家の中で長く目に入るものです。**相手の部屋がベージュや木の色でまとまっているなら、ベージュや生成りがなじみます。白と黒でまとまった部屋なら、グレーや紺が落ち着きます。
柄物は、相手の好みがはっきり分かっているときだけにします。好みが分からない相手には、無地のほうが、手持ちのほかの部屋着とも合わせやすくなります。
白や生成りのような明るい色は、見た目は暖かく上品ですが、家事で汚れが目立ちやすい色です。台所に立つ時間が長い相手なら、少し濃いベージュやグレーにしておくと、汚れを気にせずに着てもらえます。
母に贈る
母に贈る場合は、家の様子も好みも分かっていることが多いので、選べる幅が広くなります。
| 母の暮らし方 | 選ぶもの |
|---|---|
| 家事で台所に立つ時間が長い | 袖口が手首で止まる羽織り |
| 家でゆっくり過ごす時間が長い | 上下そろいの、やわらかい生地 |
| 来客や近所への外出が多い | 首元の詰まった、外にも出られる上下 |
| 寒がり | 裏起毛の羽織り |
**母に贈るときは、家でいちばん長くしている動きを思い出します。**台所に立つ時間が長いなら、袖口が広がっていると水や火の近くで困ります。袖口が手首で止まる羽織りなら、家事の邪魔になりません。羽織りの選び方は部屋着の羽織りの選び方にもあります。
サイズを知っているなら、上下そろいも選べます。知らない場合は、ほかの相手と同じように、羽織りか上だけにしておきます。
母の誕生日が冬にある場合は、ルームウェアを毎年の贈り物にするのも1つの方法です。1年目は羽織り、2年目は上下そろい、3年目はパジャマ、というように形を変えていけば、同じものが重なりません。前の年に贈ったものをどのくらい着ているかを見れば、次の年の生地や色も選びやすくなります。
義母・義実家に贈る
義母や義実家に贈る場合は、年末の帰省の手土産として渡すことが多くなります。好みやサイズは、母ほどには分かっていないことがほとんどです。
| 決めること | 目安 |
|---|---|
| 形 | 前開きの羽織りか、ガウン |
| 色 | 落ち着いた無地 |
| 生地 | 帰省したときの部屋の様子で決める |
| 洗い方 | 洗濯機で洗えるもの |
**義実家への贈り物は、前開きの羽織りを、落ち着いた無地で選ぶと迷いません。**羽織りはサイズの大小が気になりにくく、家の中のどこで着ても浮きません。帰省したときに、暖房のない廊下や台所に立つ時間が長い家だと感じたなら、厚手のものにします。
配偶者に、ふだん家でどんな服を着ているかを聞いておくのも1つの方法です。色の好みや、暑がりか寒がりかが分かるだけでも、選びやすくなります。
義実家の家族が何人かいる場合は、1人だけに贈るより、義父や義理のきょうだいにも小さなものを添えるかを、配偶者と相談しておきます。全員に同じものを贈る必要はありませんが、誰か1人だけに贈ると、受け取った側が気を遣うことがあります。
祖母や年上の家族に贈る
祖母や年上の家族に贈る場合は、着脱のしやすさを先に見ます。
| 見るところ | 選び方 |
|---|---|
| 前の留め方 | 大きめのボタン、またはスナップ |
| 袖ぐり | 腕を高く上げずに通せる広さ |
| 重さ | 肩に重く感じない軽いもの |
| 裾 | 床に引きずらない丈 |
**前開きで、腕を高く上げずに着られる形を選びます。**かぶって着るトップスは、腕を上げて頭を通す動きが要ります。前開きなら、片方ずつ袖を通すだけで着られます。ボタンは小さいものより大きめのもの、またはスナップのほうが留めやすくなります。
丈の長いガウンは暖かいのですが、裾が床に近いと、歩くときに足元にからみます。くるぶしより上で止まる丈を選んでおくと、家の中を歩くときも安心です。
生地は、軽くて暖かいものを選びます。厚手の生地は暖かい一方で、肩に重さがかかります。同じ暖かさなら、空気を含む中綿入りや、目の詰まった軽いニットのほうが、長く着ていても肩が楽です。手ざわりは、売り場で自分の頬に当ててみると、肌に当たったときのやわらかさが分かります。
友人に贈る
友人に贈る場合は、誕生日や年末の贈り物として、気軽に受け取ってもらえるものを選びます。
| 友人について分かること | 選ぶもの |
|---|---|
| 一人暮らしで、家にいる時間が長い | 上だけのトップスか、羽織り |
| 在宅で仕事をしている | 首元が整った上だけのトップス |
| 好きな色が分かる | その色の羽織り |
| よく分からない | 前開きの羽織り、無地 |
**友人に贈るなら、上だけのトップスか羽織りが気軽です。**上下そろいは、サイズを聞く必要があるうえ、受け取る側も気を遣います。在宅で仕事をしている友人なら、画面に映っても整って見える、首元の詰まった上だけのトップスが重宝されます。在宅の日のルームウェアの考え方は在宅勤務のルームウェアにあります。
友人と年に1回、誕生日に贈り合っている間柄なら、相手が前に贈ってくれたものと同じくらいの気軽さに合わせます。急に上等なものを贈ると、次に贈る相手のほうが困ってしまいます。
一人暮らしを始めた家族に贈る
この春や秋に一人暮らしを始めた子どもやきょうだいに、初めての冬を迎える前に贈る場合です。
| 見るところ | 選び方 |
|---|---|
| 洗い方 | 洗濯機で洗えて、すぐ乾くもの |
| 枚数 | 2枚あると、洗い替えができる |
| 生地 | 部屋の暖かさが分からなければ中厚手 |
| 形 | 近所へ出られる上下そろい |
**一人暮らしの部屋では、洗濯の回数が少なくなりがちです。**洗い替えの2枚目があると、洗っている間も着るものに困りません。家族ならサイズを知っていることが多いので、上下そろいも選べます。近所の店へそのまま出られる、首元の整った上下にしておくと、部屋着と外出着を兼ねられます。
何枚あれば回るかの考え方はルームウェアは何枚あればいいかにもあります。
一人暮らしの部屋は、建物によって冬の寒さが大きく違います。新しい集合住宅なら暖かく、古い木造の部屋なら底冷えします。部屋を見に行ったことがあるなら、そのときの様子で生地を決め、見ていないなら、中厚手に羽織りを1枚添えると、どちらの部屋でも過ごせます。
職場の人に贈る
年末のお礼や、異動・退職のときに職場の人に贈る場合は、相手に気を遣わせないものを選びます。
| 決めること | 目安 |
|---|---|
| 形 | 羽織りか、ひざ掛けにもなるもの |
| 色 | 無地の落ち着いた色 |
| 大きさ | 持ち帰りやすい、かさばらないもの |
**職場の人には、サイズのない羽織りか、ひざ掛けのように使えるものが向いています。**上下そろいの部屋着は、職場の人から受け取ると、相手が少し戸惑うことがあります。羽織りなら、家でも職場でも使えます。
職場で何人かにまとめて贈る場合は、同じ形で色だけを変えておくと、受け取った人どうしで比べられることがありません。色は、白や黒の極端な色より、グレーやベージュ、紺のような中間の色にしておくと、誰の家でもなじみます。
職場で手渡す場合は、持ち帰りやすい大きさかも見ておきます。厚手のガウンは、包むとかさばって、電車で持ち帰るのが大変です。
パートナーに贈る
パートナーに贈る場合は、サイズも好みも分かっていることが多いので、上下そろいまで選べます。
| パートナーの暮らし方 | 選ぶもの |
|---|---|
| 家で過ごす時間が長い | 上下そろいの、やわらかい生地 |
| 暑がり | 薄手か中厚手、裏起毛を避ける |
| 寒がり | 裏起毛、羽織りを足す |
| 一緒に暮らしている | 自分のものと色をそろえる |
**一緒に暮らしているなら、家の暖かさは自分がいちばん分かっています。**自分が着ているルームウェアの生地を基準に、相手が暑がりなら一段薄く、寒がりなら一段厚くします。
自分のものと色をそろえる場合は、全く同じ色にするより、同じ系統の色で明るさを変えると、洗濯物を干したときにどちらのものか分かりやすくなります。
離れて暮らしているパートナーに贈る場合は、相手の部屋の暖かさを、電話やビデオ通話のときに着ている服で見当をつけます。部屋で厚手の上着を着ていることが多いなら寒い部屋、薄手で過ごしているなら暖かい部屋です。
もこもこ・ボアの生地を贈るとき
もこもこやボアの生地は、見た目が暖かく、贈り物として選ばれやすい生地です。ただ、相手の家によっては困ることもあります。
| 気をつけること | 選び方 |
|---|---|
| 暖かい家だと暑い | 相手の家が暖かいなら、裏だけ起毛のもの |
| 毛が抜けて、ほかの洗濯物につく | 毛足の短いもの |
| 洗うと毛足がつぶれる | 洗濯表示と、ネットに入れて洗えるか |
| かさばる | 郵送や持ち運びの大きさ |
**相手の家の暖かさが分からないなら、毛足の短いものか、裏だけが起毛になったものを選びます。**表がもこもこした生地は、暖かい家では暑く、毛が抜けて床やほかの服につくこともあります。もこもこの生地で起きやすいことはもこもこルームウェアの失敗にまとめてあります。
パジャマを贈るか、ルームウェアを贈るか
寝るときに着るパジャマと、起きている間に着るルームウェア。贈るならどちらにするかで迷うこともあります。
| 相手の様子 | 選ぶもの |
|---|---|
| パジャマと部屋着を分けている | パジャマか、羽織り |
| 部屋着のまま寝ている | 寝ても起きても着られるルームウェア |
| 分からない | 羽織り |
**相手がパジャマと部屋着を分けているかは、泊まったときや、泊まりに来たときの様子で分かります。**分けている人には、パジャマを贈っても、部屋着の上に羽織る1枚を贈っても喜ばれます。分けていない人には、寝ても起きても着られる、やわらかい上下が向いています。
分からないときは、どちらの使い方にも合う羽織りにしておきます。パジャマの選び方は秋冬のパジャマの選び方にあります。
パジャマを贈る場合は、ルームウェアより生地の手ざわりが大事になります。寝ている間ずっと肌に触れるので、縫い目が肌に当たりにくいか、首元や袖口のゴムがきつくないかを見ておきます。
上下そろいか、上だけか
上下そろいで贈るか、上だけで贈るかは、サイズを知っているかどうかで決めます。
| サイズ | 決め方 |
|---|---|
| 上も下も知っている | 上下そろい |
| 上だけ見当がつく | 上だけ。下は手持ちと合わせてもらう |
| どちらも分からない | 羽織り |
**上だけを贈るなら、相手の手持ちの部屋着の下と合う色にします。**グレーや紺、ベージュの無地なら、たいていの手持ちの下と合わせられます。上下そろいで贈ると、上下の生地と色がそろって整って見えますが、下のサイズが合わないと、上も着られずにしまわれてしまうことがあります。
包み方と、届け方
ルームウェアは、包むとかさばる贈り物です。渡し方によって、包み方を変えます。
| 渡し方 | 包み方 |
|---|---|
| 手渡し | 袋に入れて、リボンを1本 |
| 帰省のかばんで持っていく | つぶれても形が戻る、袋の包み |
| 郵送 | 箱に入れて、受け取れる日に届ける |
**帰省のかばんで持っていくなら、箱より袋の包みが向いています。**箱はかばんの中でかさばり、つぶれると見た目が崩れます。ルームウェアはやわらかいので、袋に入れておけば、かばんの中で押されても形が戻ります。
郵送する場合は、年末の配送の混み具合を見て、早めに届く日を指定します。
手渡しする場合でも、相手がそのあと電車で帰るなら、持ち手のある袋に入れて渡します。ルームウェアは軽くてもかさばるので、両手がふさがらない形にしておくと、受け取った側も持ち帰りやすくなります。
渡すときに添える一言
ルームウェアは、渡したあとにどう着ればいいかを、相手が迷うこともある贈り物です。短い一言を添えておくと、着てもらえる回数が変わります。
| 添えること | 例 |
|---|---|
| 洗い方 | 「洗濯機で洗えるので、気にせず着てね」 |
| 選んだ理由 | 「台所に立つときに袖が邪魔にならない形にしたよ」 |
| 交換できること | 「合わなかったら、控えを入れてあるので交換してね」 |
**洗濯機で洗えることを一言添えるだけで、相手は気兼ねなく普段使いにしてくれます。**上等な贈り物ほど、受け取った側は汚したくないと感じて、しまいこんでしまいがちです。毎日着てほしいと伝えるつもりで、洗い方を書いておきます。
カードを添えるなら、選んだ理由を1行だけ書きます。相手の暮らしを思い浮かべて選んだことが伝われば、それだけで十分です。
どちらとも取れるとき①|相手の好みが分からない
相手の好みがまったく分からない、ということもあります。
| 分からないこと | 決め方 |
|---|---|
| 色 | グレー・ベージュ・紺のうち、相手の服に多い色 |
| 形 | 前開きの羽織り |
| 生地 | 中厚手 |
| 柄 | 無地 |
**好みが分からないときは、前開きの羽織りを、中厚手の無地で選びます。**どの家でも、どの手持ちの部屋着の上にも重ねられるので、使われずにしまわれることが少なくなります。
色は、相手がふだん着ている服を思い出して、グレー・ベージュ・紺のうち、いちばん近い色を選びます。
どちらとも取れるとき②|サイズを聞きたいが、聞くと気づかれる
上下そろいを贈りたいけれど、サイズを聞くと贈り物だと気づかれてしまう、という場合です。
| 方法 | 向いている相手 |
|---|---|
| 家族や身近な人に聞く | 母、義母、友人 |
| 一緒に買い物に行ったときに、手に取るサイズを見る | 家族、友人 |
| 上下そろいをあきらめて羽織りにする | 誰にでも |
**聞けないなら、上下そろいをあきらめて、羽織りにするのが確実です。**気づかれずに聞く方法もありますが、聞き方によっては、かえって相手に気を遣わせます。羽織りなら、サイズを聞かずに贈れて、受け取った相手も気軽に使えます。
家族に聞く場合は、ふだん買っている服のサイズの表示を、洗濯物をたたむときなどに見てもらうと確かです。記憶で答えてもらうと、何年か前のサイズのままになっていることがあります。
どちらとも取れるとき③|暑がりか寒がりか分からない
相手が暑がりか寒がりか分からないときは、生地の厚さを決めにくくなります。
| 選び方 | 理由 |
|---|---|
| 中厚手の羽織り | 暑ければ脱げて、寒ければ下に重ねられる |
| 前開き | 前を開ければ、暑さを調整できる |
| 裏起毛は避ける | 暑がりの人には暑すぎることがある |
**暑さ寒さが分からないときは、前開きの中厚手にします。**前開きなら、暑いときは前を開け、寒いときは閉めて着られます。裏起毛やもこもこの生地は、寒がりの人には喜ばれますが、暑がりの人には暑すぎてしまうことがあります。
寒がりかもしれないと感じる相手には、羽織りに加えて、靴下やひざ掛けのような小物を1つ添える方法もあります。羽織りは中厚手のままにしておき、寒い日に足せるものを添えておけば、暑がりでも寒がりでも使い分けてもらえます。
交換できるようにしておく
サイズや色が合わなかったときのために、交換できるようにしておくと、相手も気軽に受け取れます。
| 準備 | どうするか |
|---|---|
| 交換の決まり | 買う前に、店の交換の決まりと期限を確かめる |
| 交換票や控え | 包みの中に一緒に入れる |
| 期限 | 相手が受け取ってから、日数が残るように届ける |
**交換票や控えを一緒に入れておくと、相手が交換したいときに、こちらに聞かずに交換できます。**合わなかったと言い出しにくい相手ほど、この準備が効きます。郵送で贈る場合は、届いてから交換の期限まで、少なくとも1〜2週間は残る日程にします。
贈る前の晩に確かめる
贈る前の晩に、3つだけ確かめておきます。
| 確かめること | どうするか |
|---|---|
| 洗濯表示 | 洗濯機で洗えるか、もう一度見る |
| サイズの表示 | 選んだサイズになっているか |
| 交換票や控え | 包みの中に入れたか |
確かめたら、包みに入れて、渡す日のかばんの近くに置いておきます。帰省の荷物に入れるなら、ほかの荷物でつぶれないように、かばんのいちばん上に入れます。
値札やタグが残っていないかも、最後に見ておきます。売り場でつけられた値札のシールや、通販の納品書が袋の中に入ったままになっていることがあります。交換用の控えは別の封筒に入れて、値段が見えない形で添えておくと、相手も気兼ねなく受け取れます。
まとめ
- 贈るルームウェアは、相手の家の暖かさと、サイズを聞かずに合う形の2つで選ぶ
- 前開きの羽織り・ガウン・上だけのトップスは、背丈と肩幅の見当で選べる。上下そろいのパンツは聞かないと選びにくい
- 生地は相手の家の暖かさで決める。分からなければ中厚手
- 洗濯機で洗えるものを選び、相手に手入れの手間をかけない
- 色は相手の手持ちと部屋に合わせ、分からなければグレー・ベージュ・紺の無地
- 交換票や控えを一緒に入れて、合わなかったときに相手が気軽に交換できるようにする
今年の冬にルームウェアを贈る相手を、手帳に書き出してみてください。相手ごとに、サイズを知っているか、家の暖かさが分かるかに印をつければ、選ぶ形と生地がそれぞれ決まります。
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よくある問い
- Q. サイズを知らない相手に、ルームウェアを贈っても大丈夫ですか
- 形を選べば贈れます。前開きのカーディガン型やガウン、上だけのトップスは、ゆとりのある作りが多く、背丈と肩幅のおおよその見当で選べます。上下そろいでパンツのあるものは、ウエストと股上と丈が合わないと着にくいので、サイズを知らない相手には向いていません。どうしても上下で贈りたいときは、ウエストがゴムで調整でき、丈を折り返せる形を選ぶと、合わなかったときの困りごとが減ります。
- Q. 義母に贈るルームウェアは、どんなものがいいですか
- 前開きで羽織れる形の、落ち着いた無地の1枚が選びやすいです。義実家の暖かさが分からない場合は、帰省したときの部屋の様子を思い出してください。暖房のない廊下や台所に立つ時間が長い家なら厚手、暖かい家なら中厚手が目安です。洗濯機で洗えるものを選んでおくと、相手に手入れの手間をかけずに済みます。帰省の手土産として渡すなら、年末の帰省の数日前に届く日程で用意しておきます。
- Q. もこもこのルームウェアは贈り物に向いていますか
- 見た目が暖かく、喜ばれやすい生地ですが、相手の家が暖かいと暑く感じることがあります。毛足の長いものは毛が抜けて、ほかの洗濯物につくこともあります。相手の家の暖かさが分からないなら、毛足の短いものか、裏だけが起毛になったものを選ぶと、どちらの家でも着やすくなります。
- Q. 贈ったルームウェアのサイズが合わなかったら、どうすればいいですか
- 交換できるように、買った店の交換の決まりと期限を確かめておき、渡すときに交換票か控えを一緒に入れておくと、相手が気軽に交換できます。郵送で贈る場合は、届いてから交換の期限までに日数が残るように、届ける日を決めてください。
— メグラシ編集部





