在宅勤務のルームウェア|秋冬の会議は映る胸元、長く座る日は腰で選ぶ

**明日の在宅勤務の予定表を開いてみてください。**画面をつける会議は何本ありますか。机の前に座っている時間は、全部で何時間になりそうですか。
在宅勤務の日のルームウェアは、上と下を別の基準で選びます。**上は、画面に映る胸から上の20cmで選ぶ。下は、長く座る腰まわりで選ぶ。**上下を同じ「仕事着か部屋着か」の線で決めようとすると、会議のたびに着替えるか、長く座って腰が落ち着かないかの、どちらかで困ります。
部屋着のまま近所へ出る話はワンマイルウェアの選び方、秋の朝晩に羽織る1枚の話は部屋着の羽織りの選び方にあります。この記事は、在宅勤務の日の予定に合わせて、上と下をどう選ぶかの話です。
結論|映る胸元と、座る腰を分けて選ぶ
上と下で、見るところを分けます。
| 部位 | 見るところ | 選び方 |
|---|---|---|
| 首元 | 襟ぐりの形と伸び | 詰まった形か、襟のある羽織り |
| 色 | 画面での明るさ | 顔より少し暗い中間色 |
| 表面 | 毛羽・毛玉・光り方 | なめらかな編み地 |
| 腰 | ウエストのゴムの幅 | 3cm以上の平たいゴム |
| 丈 | 座ったときの裾 | 座っても足首が出ない長さ |
| 足元 | 床からの冷え | 厚手の靴下か室内履き |
上は画面のため、下は座る時間のためと分けておくと、朝に迷う時間がほとんどなくなります。上が決まれば会議の直前に着替える必要がなく、下が決まれば夕方まで座っていても落ち着きます。
在宅の1日を、予定で区切る
在宅勤務の日は、1日の中で「画面に映る時間」「座っているだけの時間」「玄関に出る時間」「外に出る時間」が入れ替わります。
| 時間帯 | 多い予定 | 見られるもの | 服で気にすること |
|---|---|---|---|
| 朝 | 家事・朝食の片づけ | 家族だけ | 袖口と前身頃の汚れ |
| 午前 | 会議・打ち合わせ | 画面の胸から上 | 首元・色・表面 |
| 昼 | 昼食・宅配の受け取り | 玄関先の人 | 羽織りを1枚 |
| 午後 | 作業で長く座る | 誰も見ない | 腰と丈 |
| 夕方 | 買い物・送り迎え | 近所の人 | 羽織りと靴 |
| 夜 | 仕事を終えて家で過ごす | 家族だけ | 部屋で過ごす1枚へ |
**予定表を見て、画面の時間が何本あるかで、上の1枚を決めてください。**会議が1本もない日は、上もルームウェアのままで構いません。1本でもあるなら、画面の基準で上を選んでおきます。下は、画面の本数に関係なく、その日に座っている時間の長さで決めます。
画面に映るのは、胸から上の20cm
画面越しの会議で映る範囲は、カメラの位置と、机からの距離でほぼ決まります。
| カメラの位置 | 映る範囲 | 気にする場所 |
|---|---|---|
| 机に置いたノートの画面 | 頭から胸の上まで | 首元・肩 |
| 目の高さに上げた画面 | 頭から鎖骨の下まで | 首元 |
| 少し離れた位置のカメラ | 頭から胸の下まで | 首元・肩・胸の前 |
| 横に置いたカメラ | 横顔と片方の肩 | 肩と袖 |
多くの場合、映るのは首から胸の上まで、20cmほどです。**この20cmに、首元の形・色・表面の3つが収まっています。**画面の前に座って、自分の映りの一番下の線がどこに来るかを一度確かめておくと、そこから下は何を着ても映らないと分かります。
首元|襟ぐりの形と伸び
画面の中でいちばん目が行くのは、顔のすぐ下の首元です。ルームウェアらしさが出やすいのも、ここです。
| 首元の形 | 画面での見え方 | 会議の日に |
|---|---|---|
| 詰まった丸首 | 首元が整って見える | そのまま使える |
| 伸びて横に広がった丸首 | 肩の線まで崩れて見える | 羽織りを重ねる |
| 深いV字 | 画面の中で首元が大きく開く | 下に1枚重ねる |
| 襟のある形 | きちんと見える | そのまま使える |
| 大きく開いた襟ぐり | 肩が出て見えることがある | 羽織りを重ねる |
首元は、上の形そのものより、洗ううちに伸びていないかのほうが画面に出ます。同じ1枚でも、買ったばかりの頃は整って映っていたのに、ひと季節着るうちに襟ぐりが横に広がって、画面の中で首が長く、肩が下がって見えるようになります。
**首元が伸びているかは、畳んだ状態で、襟ぐりが波打っているかで分かります。**平らに置いて、襟ぐりの縁がまっすぐなら、画面でも整って見えます。波打っているなら、会議の日は上から襟のある羽織りを1枚重ねてください。首元のよれの見分け方と替え時はパジャマの買い替え時にもまとめてあります。
色|画面で沈まない色
画面の中では、服の色が実際より明るく飛んだり、暗く沈んだりします。部屋の明かりとカメラの具合で変わりますが、選びやすい色の方向はあります。
| 色 | 画面での見え方 | 選び方 |
|---|---|---|
| 真っ白 | 明るく飛んで、顔が暗く見える | 羽織りの下に |
| 生成り・薄い灰 | 顔の明るさに近く、なじむ | 使いやすい |
| 中くらいの灰・紺 | 顔が前に出て見える | いちばん使いやすい |
| 真っ黒 | 画面の中で面が大きく沈む | 首元に明るい色を足す |
| 細かい縞・細かい柄 | 画面でちらついて見えることがある | 無地のほうが落ち着く |
**顔より少し暗い中間色が、画面の中ではいちばん顔を明るく見せます。**紺や中くらいの灰なら、部屋の明かりが暗くても沈みすぎず、明るくても飛びません。細かい縞や小さな柄は、画面によっては細かくちらついて見えるので、会議の日は無地の上を選んでおくと安心です。
表面|毛羽と毛玉は、画面に映る
秋冬のルームウェアは、起毛やフリース、裏毛の生地が増えます。暖かい一方で、画面の中では表面の毛羽や毛玉が映ることがあります。
| 生地の表面 | 画面での映り方 | 会議の日に |
|---|---|---|
| なめらかな編み地 | 整って見える | そのまま |
| 起毛・フリース | 表面が白っぽくぼやける | 首元だけでも替える |
| 毛玉のある編み地 | 胸の前に点々と映る | 羽織りを重ねる |
| 光沢のある生地 | 照明で光る | 光の向きを変える |
**会議の前夜に、上の1枚を窓の明かりの前で広げて、胸の前に毛玉がないかを見ておきます。**毛玉が5個以上あるなら、その日は羽織りを重ねてください。毛玉を取る日の決め方は毛玉を取る方法、簡単なのはにあります。
部屋の明かりで、画面の中の服が変わる
同じ上でも、座る位置と部屋の明かりによって、画面の中の見え方が変わります。秋は日が短くなり、午後の会議では窓の光が弱まって、部屋の照明に頼る時間が増えます。
| 明かりの向き | 服の見え方 | 選び方・直し方 |
|---|---|---|
| 窓に向かって座る | 色がそのまま映る | どの色でもよい |
| 窓を背にして座る | 顔と服が暗く沈み、輪郭が光る | 明るめの中間色、座る向きを変える |
| 真上の照明だけ | 首元に影ができる | 首元の詰まった形 |
| 夕方の暖かい色の照明 | 白や灰が黄みを帯びる | 紺や灰は影響が少ない |
午後の会議が多い日は、夕方の照明の下で見え方の変わりにくい、紺や中くらいの灰を選ぶと、1日を通して同じ印象で映ります。窓を背にしてしか座れない部屋なら、机の上に小さな明かりを1つ置いて顔と胸元を前から照らすと、服の色が沈みません。
肩と袖|手を動かすと映るもの
会議の途中で手を動かすと、画面に肩と袖が入ってきます。資料を指さしたり、飲み物を取ったりするときです。
- 袖が長すぎて手の甲を覆っていると、画面の中で手の動きが見えにくい
- 袖口がゴムで絞られていると、手首で布がたまって厚く見える
- 肩の縫い目が腕のほうに落ちていると、画面の中で肩が下がって見える
会議の多い日は、袖口が手首の骨の少し上で止まる長さのものを選ぶと、手を動かしたときに画面の中で落ち着いて見えます。長い袖は、会議の前に1回折り返しておくだけでも変わります。
キーボードを打つ時間が長い日は、袖口が机の縁とこすれ続けます。袖口の広い形だと、打つたびに布が手首に落ちてきて、何度も押し上げることになります。袖口にリブがあって手首の骨の上で止まるものなら、打っている間も袖が動かず、夕方まで袖口がきれいなままです。
腰|長く座る日は、ウエストのゴム幅で選ぶ
画面に映らない下は、長く座っていて落ち着くかどうかで選びます。いちばん差が出るのは、ウエストのゴムの幅です。
| ゴムの幅と形 | 長く座ったとき | 在宅勤務の日に |
|---|---|---|
| 1cm以下の細いゴム | 一点に力が集まって締まる | 短時間向き |
| 2cm前後の平たいゴム | 普通 | 半日なら |
| 3cm以上の平たいゴム | 力が広く分かれる | 1日座る日に |
| ゴムと紐の両方 | 座ってから緩められる | 1日座る日に |
| リブ編みの腰 | 体に沿って広がる | 1日座る日に |
**1日の多くを座って過ごす日は、3cm以上の平たいゴムか、座ってから紐で緩められるものを選んでください。**細いゴムは、立っているときは気にならなくても、座ると腰の前で布がたまって、その上をゴムが押さえる形になります。
選ぶときは、椅子に30分座ってから立ち上がり、腰の前に布の折れが残っていないかを見ます。立ってもすぐに戻るなら、長く座る日に向いています。
ゴムの位置も見てください。腰骨の少し上で止まるものと、腰骨より下で止まるものがあります。**長く座る日は、腰骨の少し上で止まるものの方が、座ったときに後ろが下がりにくくなります。**腰骨より下で止まるものは、座るたびに後ろの布が下がり、立ち上がるたびに引き上げることになります。在宅勤務の日は立ったり座ったりが1日に何十回もあるので、この差が夕方までに積み重なります。
座面と裾|椅子で座ったときの丈
下の丈は、立っているときではなく、座ったときの長さで見ます。座ると、膝が曲がるぶん裾が上がります。
| 立ったときの裾 | 座ったとき | 秋冬の在宅に |
|---|---|---|
| 足首が隠れる長さ | 足首が少し出る | ちょうどよい |
| くるぶしの上 | すねの下が出る | 厚手の靴下を足す |
| ふくらはぎの途中 | 膝下が大きく出る | 秋冬は寒い |
| 床に触れる長さ | 足首が隠れる | 立つと裾を踏む |
**秋冬の在宅勤務では、立ったときに足首が隠れる長さを目安にしてください。**座っても足首が少し出る程度で、床からの冷えを受けにくくなります。裾が絞られていると、座っても裾が上がりにくく、足首まで布が残ります。
床に座る日・ソファで仕事をする日
在宅勤務では、机ではなく床やソファで仕事をする日もあります。座り方が変わると、下に求めるものも変わります。
| 座り方 | 起きること | 選び方 |
|---|---|---|
| 床にあぐら | 膝が引っ張られ、裾が上がる | 膝まわりにゆとりのあるもの |
| 床に横座り | 腰の横に布がたまる | 腰まわりのゆとり |
| ソファに深く座る | 腰の後ろが下がる | 腰の後ろが高いもの |
| 座椅子 | 膝を曲げたまま長く座る | 伸びのある生地 |
床に座る日の選び方はスウェットパンツの部屋着は床に座って選ぶに詳しくまとめてあります。ソファで仕事をする日は、腰の後ろが少し高く作られたものを選ぶと、深く座ったときに背中側の肌が出にくくなります。
会議の多い日|下はそのまま、上だけ替える
会議が3本以上ある日は、朝から画面の基準で上を選んでおくのがいちばん楽です。下は画面に映らないので、そのままで構いません。
| 会議の本数 | 上の選び方 | 下 |
|---|---|---|
| 0本 | ルームウェアのままでよい | そのまま |
| 1〜2本 | 会議の前に羽織りを重ねる | そのまま |
| 3本以上 | 朝から画面の基準で選ぶ | そのまま |
| 社外の人と話す | 襟のある1枚 | そのまま |
**会議が1〜2本の日は、机の横に襟のある羽織りを1枚掛けておいてください。**会議の直前に袖を通すだけで、首元と肩が整って見えます。着替えるより早く、会議が終わればすぐ脱げます。
羽織りは、画面の中で首元に襟の線ができるものを選びます。襟のないカーディガンでも、前を閉じて首元が詰まる形なら十分です。色は中の上と同じ系統にしておくと、羽織りの前が少し開いても、中の上との境目が目立ちません。社外の人と話す会議では、羽織りの前を閉じたまま映るようにすると、中がルームウェアでもきちんと見えます。
立ち上がる会議・画面を共有する日
会議によっては、立ち上がって話したり、画面を切り替える合間に姿勢を変えたりして、腰から下が映ることがあります。
| 場面 | 映るもの | 備え |
|---|---|---|
| 立って説明する | 腰の上まで | 上の丈が腰を覆うもの |
| 席を立って資料を取る | 全身の後ろ姿 | 下も無地の落ち着いた色 |
| カメラを持って部屋を映す | 手元と袖 | 袖口の汚れを確かめる |
| 画面を切り替えて待つ | 横を向いた姿 | 肩と袖 |
**立つ予定がある会議の日は、上の丈が腰骨を覆う長さのものにしておきます。**立ち上がったときに腰のゴムが映らず、上下の境目が見えません。下の色は、上と同じ系統の無地にしておくと、万が一全身が映っても落ち着いて見えます。
宅配と、玄関先の用事
在宅勤務の日は、宅配の受け取りや回覧板の受け渡しなど、玄関先に出る場面が何度もあります。
**玄関に羽織りを1枚掛けておくと、ルームウェアのまま玄関先に出られます。**首元が詰まった形か、前を閉じられる羽織りなら、中が何でも整って見えます。靴は、玄関に脱ぎ履きしやすい1足を出しておいてください。
宅配は、会議の最中に届くこともあります。会議中に玄関へ出るなら、画面を止めて席を立つまでの間に羽織れるよう、羽織りは仕事机の横と玄関の両方に1枚ずつ置いておくのが理想です。1枚しかないなら、玄関より仕事机の横に置いておくほうが、会議にも宅配にも使えます。
玄関先に出られるかどうかの線の引き方はおしゃれなルームウェアと部屋着|宅配が来たとき、玄関先にそのまま出られるかで線を引くにあります。
昼の買い物・夕方の送り迎え
在宅勤務の日は、昼休みに近くの店へ行ったり、夕方に子どもの送り迎えに出たりすることもあります。
| 行き先 | ルームウェアに足すもの |
|---|---|
| 近くのコンビニ | 玄関の羽織りと靴 |
| スーパー | 腰骨の下まで覆う羽織り |
| 送り迎え | 上を1枚替えるか、羽織り |
| 駅前のカフェで少し仕事 | 上下とも替える |
行き先が遠くなるほど、知っている人に会う見込みが増えます。在宅勤務の日に下をルームウェアにしているなら、外に出る予定の前に、腰骨の下まで覆う羽織りを1枚足すと、下のゴムの腰が隠れて、そのまま出られます。行き先ごとの決め方はワンマイルウェアの選び方にあります。
朝の家事から仕事へ|袖口と前身頃の汚れ
在宅の日は、朝の家事を終えてから、そのまま仕事を始めることが多くなります。家事で汚れやすいのは、袖口と前身頃です。
| 家事 | 汚れやすい場所 | 仕事の前に |
|---|---|---|
| 食器洗い | 袖口が濡れる | 袖をまくっておく |
| 朝食の支度 | 前身頃に油や水がはねる | 前掛けをする |
| 洗濯物を干す | 袖口と裾 | 袖をまくる |
| 掃除 | 膝と裾 | 下は画面に映らないのでよい |
朝の家事と仕事の間に、服を替える時間を取らなくて済むように、家事の日に着る上は、汚れが目立ちにくい中くらいの色を選んでおくと安心です。白や生成りは、水はねや油の小さな点が画面の中でも見えてしまいます。
**家事の間は袖をまくっておき、仕事の前に下ろせば、袖口が濡れたまま会議に出ずに済みます。**前身頃は画面に映る場所なので、朝食の支度の間だけでも前掛けを1枚足しておくと、会議の前に着替える手間がなくなります。
秋の室温と、羽織り
秋は、朝晩と日中で部屋の温度が大きく変わります。在宅勤務の日は、1日中同じ部屋にいるので、温度に合わせて羽織りを足したり外したりします。
| 部屋の温度 | 上 | 羽織り | 下 |
|---|---|---|---|
| 22度以上 | 薄手の長袖 | なし | 薄手 |
| 20〜22度 | 薄手の長袖 | 机の横に掛けておく | 薄手 |
| 18〜20度 | 厚手の長袖 | 羽織る | 厚手 |
| 18度未満 | 厚手の長袖 | 厚手を羽織る | 厚手に靴下を足す |
**室温18〜20度が、羽織りを足すかどうかの境目です。**朝に部屋の温度を一度見て、20度を下回っているなら、はじめから羽織りを着て仕事を始めます。座っていると体を動かさないので、立って家事をしているときより寒く感じます。羽織りの選び方は部屋着の羽織りの選び方に詳しくまとめてあります。
冬の立ち上がり|足首と手首から暖める
11月から12月にかけて、在宅の日は足元と手元から冷えてきます。机に向かって座っていると、足首と手首が動かないまま空気に触れ続けるからです。
| 冷える場所 | 足すもの | 気をつけること |
|---|---|---|
| 足首 | 厚手の靴下・室内履き | 裾と靴下の間を空けない |
| 手首 | 袖口の長い羽織り | 手の甲まで覆わない |
| 首 | 襟のある羽織り・薄いストール | 画面に映る色を選ぶ |
| 腰の後ろ | 腰を覆う丈の上 | 座ると背中が出ないか |
| 膝 | 膝掛け | 立つときに引っかけない |
**足首は、下の裾と靴下の間に肌が出ていないかを、座った状態で確かめてください。**立っていると隠れていても、座ると裾が上がって数cm出ていることがあります。そこが空いていると、厚手の上を着ていても足元から冷えます。
首元に足すものは、画面に映ることを考えて選びます。薄いストールや、首元の詰まったインナーを1枚重ねると、首まわりが暖かくなるうえ、画面の中で首元が整って見えます。色は、上の服より少し明るいか暗いものにすると、画面の中で首元に区切りができて、顔が前に出て見えます。厚手のマフラーのように首元が大きく膨らむものは、画面の下半分が布で埋まるので、会議の間だけ外しておくと落ち着きます。
膝掛けは、立ち上がるたびに床に落ちて拾うことになりがちです。座ったまま腰に巻いて留められる大きさのものか、膝から足首まで覆える長さのものを選ぶと、立っても座っても手間がかかりません。
10月から12月の入れ替え
季節が進むにつれて、在宅勤務のルームウェアも少しずつ入れ替わります。一度に全部替えなくて構いません。
| 時期 | 上 | 下 | 足すもの |
|---|---|---|---|
| 10月前半 | 薄手の長袖 | 薄手 | 机の横の羽織り |
| 10月後半 | 薄手と厚手を日で替える | 薄手 | 厚手の靴下 |
| 11月 | 厚手の長袖 | 厚手 | 羽織りを常に |
| 12月 | 厚手の長袖 | 厚手・裏起毛 | 膝掛け・首元 |
10月の入れ替えは、衣替えの日に一度にやらなくて構いません。朝に部屋の温度を見て、20度を下回る日が3日続いたら下を厚手に替える、と決めておくと、替える日が自然に決まります。上は画面に映るので、厚手に替えた日に会議でどう映るかを一度見ておくと安心です。
**先に替えるのは下と足元、上はあとで構いません。**座っていて冷えを感じるのは、たいてい足元からです。上は画面に映るので、手持ちの1枚を羽織りで調整しながら、11月に入ってから厚手に替えれば十分です。下の生地を室温で選び分ける話はスウェットの部屋着|裏毛と裏起毛の違いにあります。
1週間の回し方|何枚あれば足りるか
在宅勤務の日数によって、必要な枚数が変わります。上は画面に映るので洗う回数が多く、下は画面に映らないので少なめで回ります。
| 在宅の日数 | 上 | 下 | 羽織り |
|---|---|---|---|
| 週1〜2日 | 2枚 | 1枚 | 1枚 |
| 週3〜4日 | 3枚 | 2枚 | 1枚 |
| 週5日 | 4枚 | 2枚 | 2枚 |
**上を1枚多めにしておくと、洗濯が追いつかない日も困りません。**上は、会議の日に着る1枚と、会議のない日に着る1枚に役割を分けておくと、画面の基準で選んだ1枚を洗いすぎずに済みます。
秋冬は洗濯物が乾きにくくなります。厚手の上や裏起毛の下は、部屋干しで丸1日かかることもあります。週の半ばに洗う日を1回決めておき、その日に上下を1組ずつ洗うと、週末にまとめて洗うより、手元の枚数が少なくても回ります。乾きにくい厚手の下は、在宅の日が続く週の前に洗っておくと、途中で足りなくなりません。
仕事着と部屋着の境目|夕方に切り替える
在宅勤務の日は、仕事と家の時間の境目があいまいになります。服で区切りを作っておくと、夕方以降の過ごし方が変わります。
**仕事を終えたら、上を部屋で過ごすための1枚に替えてください。**画面の基準で選んだ上を脱いで、首元がゆったりした、柔らかい生地の1枚に着替えます。下はそのままでも構いません。上を替えるだけで、机から離れる合図になります。
夜も同じ服で過ごしていると、翌朝も同じ服のまま仕事を始めることになり、会議の直前に首元の伸びに気づくことがあります。上だけ替えておけば、翌朝の会議の1枚は、洗ってたたんだ状態のまま待っています。
夜に着替える1枚は、寝るときのパジャマと兼ねても構いません。ただ、夕食の支度や片づけで汚れることを考えると、夜の家事の間は部屋で過ごす1枚、寝る前にパジャマ、と分けるほうが、パジャマが長くきれいに保てます。寝るときの1枚の選び方は秋冬のパジャマの選び方にあります。
前夜に出しておくもの|朝の支度を5分で済ませる
在宅勤務の朝は、通勤がないぶん時間があるようでいて、家事と仕事の準備が重なって慌ただしくなります。前夜に出しておくと、朝は着るだけで済みます。
| 前夜に出すもの | 置く場所 | 翌朝の手間 |
|---|---|---|
| 明日の会議に合わせた上 | 寝室の椅子 | 着るだけ |
| 会議の直前に羽織る1枚 | 仕事机の横 | 袖を通すだけ |
| 近所に出るときの羽織り | 玄関 | 掛けたままでよい |
| 厚手の靴下 | 寝室の椅子 | 履くだけ |
予定表で翌日の会議の本数を見てから、上の1枚を決めて椅子に掛けておくのが、いちばん手間の少ない流れです。会議が無い日は、部屋で過ごす1枚のままでよいので、何も出さずに寝て構いません。
どちらとも取れるとき①|急に画面をつける会議が入る
予定表に無かった会議が、急に入ることがあります。上がルームウェアのままのときです。
**机の横に掛けた羽織りを着て、首元を整えてください。**それで間に合います。羽織りが無いときは、首元の伸びが目立たないよう、カメラの位置を少し上げて、映る範囲を顔と首元の上だけにします。毛羽が気になる生地なら、正面から明かりを受ける位置に座り直すと、表面の白っぽさが減ります。
どちらとも取れるとき②|在宅と出社が半々
週の半分は出社、半分は在宅という働き方だと、ルームウェアと仕事着の両方をそろえるのが大変に感じます。
| 選び方 | 上 | 下 |
|---|---|---|
| 枚数を減らしたい | 出社の日の上を在宅にも回す | 在宅はルームウェア |
| 在宅の日を楽にしたい | 在宅用の上を2枚 | 在宅はルームウェア |
| 在宅の会議が多い | 出社の日の上を在宅にも回す | 在宅はルームウェア |
**どの場合も、下だけは在宅用のルームウェアに分けてください。**出社の日の下は、在宅で長く座るには腰が落ち着かないことが多いからです。上は、出社の日にも着られる1枚を在宅の日に回せば、画面の基準も満たせて、枚数も増えません。
どちらとも取れるとき③|同じ部屋で家族も仕事をする
家族も同じ部屋や隣の部屋で在宅勤務をしていると、室温の感じ方が合わないことがあります。
部屋の温度は、寒く感じるほうに合わせて羽織りで足し、暑く感じるほうは脱いで調整するのが、いちばん揉めずに済みます。暑く感じる人は薄手の上に、寒く感じる人は厚手の羽織りと膝掛けに。上下の基準は同じまま、羽織りの厚さだけを人ごとに変えます。
暑がりの人と寒がりの人が同じ部屋にいるなら、座る位置を分けるのも手です。窓際は冷えやすく、部屋の奥や照明の近くは暖まりやすいので、寒く感じる人が奥に座るだけで、羽織りの厚さの差が小さくなります。
家族が同じ画面に入り込む会議もあるので、画面の背景に家族が映りそうな日は、家族の上も落ち着いた無地にしておいてもらうと、画面の中が散らかりません。
買うときに見る4か所
在宅勤務のためにルームウェアを1着買うなら、売り場で次の4か所を見てください。
| 見る場所 | 確かめ方 | 目安 |
|---|---|---|
| 首元 | 広げて、襟ぐりの縁がまっすぐか | 波打っていない |
| 表面 | 手のひらでなでて、毛羽が立たないか | なめらか |
| 腰 | ゴムの幅を指で測る | 指2本以上 |
| 丈 | 試着して、椅子に座る | 座っても足首が出すぎない |
**試着できるなら、椅子に座ってみてください。**在宅勤務の日の大半は座って過ごすので、立って鏡を見るだけでは、腰と丈の具合が分かりません。試着室に椅子があれば、座ったまま腕を前に伸ばして、キーボードを打つ姿勢をとってみます。背中が引っ張られないか、腰の後ろが下がらないかを、その姿勢で確かめてください。
まとめ
- 在宅勤務のルームウェアは、画面に映る胸から上と、長く座る腰を分けて選ぶ
- 上は、詰まった首元・顔より少し暗い中間色・なめらかな表面の3つ
- 下は、3cm以上の平たいゴムか紐付きの腰と、座っても足首が出すぎない丈
- 会議の多い日は上だけ替える。机の横と玄関に羽織りを1枚ずつ掛けておく
- 室温18〜20度を境に羽織りを足し、冬の立ち上がりは足首と手首から暖める
- 仕事を終えたら上を替えて、家の時間との区切りを作る
明日の予定表で、画面をつける会議の本数を数えてみてください。1本でもあるなら、今夜のうちに首元のまっすぐな上を1枚、机の横に出しておきます。
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よくある問い
- Q. 在宅勤務の日は、ルームウェアのままで仕事をしてもいいですか
- 画面に映らない日なら、ルームウェアのままで構いません。困るのは、急に画面をつける会議が入ったときです。上だけでも、首元が伸びていない、画面で沈まない色の1枚を着ておくと、会議の直前に着替える必要がありません。下は画面に映らないので、長く座っても楽なものを選んでください。上と下で選ぶ基準を分けるのがこつです。
- Q. オンライン会議で、ルームウェアだと分かってしまうのはどこですか
- 画面で分かりやすいのは、首元の伸び、表面の毛羽や毛玉、そして色です。首元が伸びて横に広がっていると、画面の中で肩の線まで崩れて見えます。起毛の生地は、画面の明るさによって表面が白っぽく映ります。首元が詰まった形か、襟のある羽織りを1枚重ねるだけで、画面の中の印象はかなり整います。
- Q. 在宅勤務用のルームウェアは何枚あれば足りますか
- 週に3〜5日在宅で働くなら、上は3枚、下は2枚あれば回ります。上は画面に映るので、洗う回数が多く、色や形を日によって替えたくなります。下は画面に映らず汗もかきにくいので、2枚を交互に洗えば足ります。そこに、会議の日に上から羽織る1枚を足しておくと、洗濯が追いつかない日も困りません。
- Q. 在宅と出社が半々です。ルームウェアと仕事着を分けるべきですか
- 上だけは、出社の日にも着られる1枚を在宅の日に回すと、枚数が増えません。下は、在宅の日はルームウェア、出社の日は仕事用、と分けたほうが、長く座る在宅の日が楽になります。夕方に仕事を終えたら、上を部屋で過ごすための1枚に替えると、仕事と家の時間の区切りも作りやすくなります。
— メグラシ編集部





