メグラシ
自分を知る

部屋着は何枚あればいい|冬は乾くまでの時間と着替える回数で決める

メグラシ編集部//読了 18分
室内の窓辺の物干しに裏返して干された厚手の部屋着と、棚にたたんで重ねた替えの部屋着

**いま、洗濯かごと物干しと引き出しに、部屋着は何組ありますか。**着ているものも含めて、上と下を別々に数えてみてください。

寒くなってから「着る部屋着がない」と感じたなら、原因はたいてい枚数そのものではなく、乾くまでの時間が延びたことです。暖かい季節には1日で乾いていた部屋着が、厚手になり、室内に干すようになると、乾くまでに2日かかることがあります。冬の部屋着の枚数は、1組を何日着るかと、乾くまで何日かかるかで決まります。

この記事では、その2つに1日に着替える回数を加えて、自分に必要な枚数を出す数え方を書きます。部屋着の形の選び方は在宅勤務の部屋着|カメラに映る胸元と、座る腰まわりで選ぶに、外へ出られる部屋着はワンマイルウェアの選び方に分けてあります。

結論:冬の部屋着は「乾くまでの日数」で枚数が決まる

先に答えを書いておきます。部屋着の枚数は、次の数え方で出せます。

1組を着る日数と、洗ってから乾くまでの日数を足して、1組を着る日数で割る。そこに予備を1組足す。

たとえば、1組を2日着て、乾くまで1日かかる人なら、2と1を足して3、それを2で割ると1.5です。端数は切り上げて2組、予備を足して3組になります。乾くまで2日かかるようになると、2と2で4、2で割って2組、予備を足して3組です。1組を1日で替える人なら、乾くまで2日なら、1と2で3、1で割って3組、予備を足して4組です。

この数え方のいいところは、自分の暮らしの数字を入れないと答えが出ないことです。何組が正解かは人によって違います。家にいる時間、汗のかき方、洗濯の回数、干す場所。それぞれの数字を入れると、自分の枚数が出ます。

そのうえで、上と下は分けて数えます。上と下では替えどきが違うので、同じ枚数をそろえる必要はありません。くわしくは後の項で書きます。

暖かい季節の枚数のままだと、なぜ足りなくなるのか

暖かい季節の部屋着は、薄い生地のTシャツや短いパンツが中心で、外に干せば半日で乾きます。洗った日の夕方には、もう着られる状態に戻っています。だから2組あれば、1組を着て1組を洗う、で回っていました。

寒くなると、この前提が3つ崩れます。

1つ目は、生地が厚くなることです。裏毛のスウェット、裏起毛、厚手のニット素材の部屋着は、薄いTシャツの何倍も水を抱えます。洗濯機で脱水しても、残る水の量が違います。

2つ目は、干す場所が室内に移ることです。日が短くなり、外の気温も下がるので、外に干しても乾ききらず、室内に取り込むことが増えます。室内干しは、風も日差しもないぶん、乾くまでの時間が延びます。

3つ目は、上下の組数が増えることです。寒い季節は、部屋着の上にもう1枚羽織ったり、下に薄い1枚を重ねたりします。洗う対象が、1組あたり2枚から3枚、4枚に増えます。

この3つが重なると、乾くまでの日数が1日から2日に延びます。数え方に入れると、同じ人でも必要な組数が1組増えます。足りないと感じたのは、自分の使い方が変わったからではなく、季節の側が変わったからです。

1組を何日着るかを決める境目

数え方の最初の数字、1組を何日着るかは、人によってかなり違います。ここに、自分で確かめられる境目を置いておきます。

上の部屋着は、汗と匂いで決めます。寒い季節でも、暖房の効いた部屋で過ごしていると、脇や背中にうっすら汗をかきます。1日着た上の部屋着の脇を、夜に鼻を近づけて嗅いでみてください。気にならなければ、もう1日着られます。2日目の夜に同じことをして、匂いが残っていたら、その人の上の替えどきは2日です。

下の部屋着は、膝の伸びで決めます。座ったり立ったりを繰り返すと、膝の部分の生地が前に出て、丸く伸びます。立った状態で横から見て、膝の部分が前に1cm以上ふくらんで見えたら、替えどきです。洗うと伸びが戻るので、その前に替えます。多くの人は、下は上より1日長く着られます。

ただし、家で料理をする時間が長い人、子どもや動物と過ごす時間が長い人は、汚れで決まることのほうが多くなります。食べこぼしや毛がついたら、日数に関係なく替えます。この場合は、1組を着る日数を、ふだんより1日短く見積もっておいてください。

この境目で、上の日数と下の日数を、それぞれ1つずつ決めます。上が2日、下が3日、というように。これが数え方の最初の数字です。

乾くまでの日数を測る

2つ目の数字、乾くまでの日数は、実際に一度測るのがいちばん確かです。

洗濯機から出して、いつも干す場所に干した時刻を覚えておきます。翌朝、いちばん厚い部分、たとえば袖口のリブや、ウエストのゴムの部分、ポケットの裏を指でつまんで、冷たさを感じないかを確かめます。冷たさが残っていたら、まだ乾いていません。乾いたと感じたら、そこまでの時間を数えます。

12時間以内に乾いたなら、乾くまでの日数は1日と数えます。その日の夜には着られるからです。12時間を超えて24時間以内なら、1日です。24時間を超えたら、2日と数えます。

生地ごとのおおよその目安を、比較の軸として置いておきます。

生地室内干しの目安数え方
薄手の綿・天竺半日ほど1日
裏毛のスウェット1日弱1日
裏起毛・厚手のフリース素材1日を超える2日
厚手のニット素材1日半〜2日2日

表で見ると分かるように、同じ部屋着でも、生地が1段厚くなるだけで、数え方に入れる数字が1日から2日に変わります。手持ちの部屋着が表のどの段に多いかを、先に確かめておいてください。裏起毛や厚手のニット素材が半分以上を占めているなら、全体を2日で数えるほうが実際に近くなります。薄手と裏毛が中心なら、1日で数えて足ります。

この表は目安です。同じ裏毛でも、部屋の暖かさや、干す間隔で大きく変わります。だからこそ、自分の家で一度測ってください。1回測れば、その季節のあいだはその数字で数えられます。

上と下で、枚数を分けて数える

上と下を同じ枚数でそろえる必要はありません。替えどきが違うので、数え方に入れる数字が違うからです。

上を2日で替える人、下を3日で替える人で、どちらも乾くまで1日だとします。上は、2と1を足して3、2で割って1.5、切り上げて2、予備を足して3枚です。下は、3と1を足して4、3で割って1.33、切り上げて2、予備を足して3枚です。この場合は、たまたま同じ3枚になります。

乾くまで2日かかる生地だと、上は2と2で4、2で割って2、予備を足して3枚。下は3と2で5、3で割って1.67、切り上げて2、予備を足して3枚。ここでも同じです。

では、上を1日で替える人はどうでしょう。汗をかきやすい人や、寝る前に入浴して着替えたい人です。乾くまで2日なら、上は1と2で3、1で割って3、予備を足して4枚です。下は3日で替えるなら、先ほどと同じで3枚です。ここで、上が1枚多く、下が1枚少ないという差が出ます。

逆に、下のほうが早く替えどきが来る人もいます。床に座って過ごす時間が長い人、ペットと一緒に床で遊ぶ人、台所で長く立ち仕事をして裾が汚れやすい人です。こういう人は、下の替えどきを上と同じか、それより短く置いてください。膝の伸びより先に、裾や膝まわりの汚れで替えることになるからです。この場合は、上より下のほうが1枚多くなることもあります。

上と下の替えどきを決めるときは、1週間だけ記録をつけてみると確かです。着替えた日に、上を替えたか、下を替えたか、両方替えたかを、カレンダーに印をつけるだけで足ります。1週間後に数えてみると、上と下でどちらが何回替えたかが分かります。上が5回、下が3回なら、上は1日半、下は2日半ほどで替えていることになります。この数字を、数え方に入れてください。

上下セットで売られている部屋着は、上と下が同じ枚数になります。セットで買い足すと、下だけ余ることがよくあります。上だけ足りないなら、上だけを足すほうが、引き出しも洗濯も軽くなります。

1日に着替える回数で、もう一度数え直す

ここまでは、1日のうち部屋着を着るのが1回、つまり帰宅してから寝るまで、あるいは朝から夕方まで家にいる場合で数えてきました。1日に何回も着替える人は、ここで数え直します。

着替える回数が増えるのは、たとえば次のような暮らしです。朝起きて、パジャマから部屋着に着替えて在宅で働く。夕方に買い物に出るので、外に出られる服に着替える。帰宅して、また部屋着に戻る。寝る前に入浴して、パジャマに着替える。

この場合、1日のうちに部屋着を2回着ることになります。同じ1組を着直すなら、数え方は変わりません。ただ、夕方に一度脱いだ部屋着を、汗が冷えた状態のまま着直すのが気になる人は、2回目に別の組を着ることになります。そうすると、1日に2組使うので、1組を着る日数は半分と考えます。

数え方としては、1組を着る日数を0.5日として計算します。乾くまで1日なら、0.5と1で1.5、0.5で割って3、予備を足して4組です。着替える回数が多いほど、組数は増えます。

着替える回数を減らしたいなら、外に出られる部屋着を1組持っておくのが早いです。部屋着のまま近所に出られれば、着替えが1回減ります。

もう1つ、着替える回数が増えやすいのが、入浴のタイミングです。帰宅してすぐ入浴する人は、入浴前に部屋着を着る時間がほとんどないので、1日に着る部屋着は入浴後の1回だけです。夕食や家事を済ませてから入浴する人は、帰宅後に部屋着を着て、入浴後にもう一度着替えることになります。入浴後に同じ部屋着を着直すのに抵抗がある人は、ここで1日に2組使っています。

この場合は、入浴前に着る組と、入浴後に着る組で、役割を分けてしまうのも1つの方法です。入浴前の組は、家事で汚れても気にならない、洗いやすく乾きやすいもの。入浴後の組は、肌触りのいい、暖かいもの。入浴前の組は着る時間が短く汗も少ないので、2〜3日続けて着られます。入浴後の組は、パジャマと兼ねる形にすると、1日に使う組数が実質1組半に収まります。こう分けると、数え方の答えより1組少なく回ることもあります。

パジャマと部屋着を、兼ねるか分けるか

部屋着の枚数を数えるときに、いちばん迷うのが、パジャマを含めるかどうかです。兼ねれば洗濯の量は減りますが、分けたほうが清潔に感じる人もいます。

判断の目安は、寝る前の1時間に何をするかです。

寝る前の1時間に、台所に立つ、ゴミを出しに外へ出る、子どもの世話をする、といった動きがあるなら、分けたほうがいいでしょう。動いているあいだに部屋着についた汚れや匂いを、そのまま寝具に持ち込むことになるからです。分けると、パジャマは寝るときだけ着るので、汚れにくく、長く持ちます。

寝る前の1時間を、入浴してから座って過ごすだけなら、兼ねてかまいません。入浴後に着るものを、そのまま寝るまで着て、朝に着替える。こうすれば、1日に使う服は1組で済みます。

分ける場合の枚数は、パジャマを部屋着より1組少なくします。寝ているあいだは汗をかくものの、汚れはつきにくいので、1組を着る日数を長く取れるからです。部屋着が3組なら、パジャマは2組で回ることが多くなります。

パジャマ自体の選び方は、パジャマの選び方|秋冬にまとめてあります。

どちらとも取れるとき:数えてみても、ぴったりにならない

数え方を使ってみると、答えが2組と3組のあいだ、3組と4組のあいだ、というように、どちらとも言える結果になることがあります。ここをどうするかを、場面ごとに書いておきます。

**1つ目は、端数が出たときです。**計算で1.5組や2.5組が出たら、切り上げます。切り捨てると、乾ききらない日に着るものがなくなるからです。部屋着は、足りないほうが困ります。半端な1組ぶんの余裕は、予備として働きます。

2つ目は、乾くまでの日数が、天気によって1日にも2日にもなるときです。晴れた日は1日、曇りや雨の日は2日、という場合です。このときは、長いほうの2日で数えます。乾かない日に合わせておけば、乾く日には余りが出るだけで済みます。乾く日に合わせると、雨が続いた週に足りなくなります。

3つ目は、洗濯の日が決まっていて、毎日は洗えないときです。家族の洗濯物と一緒に、週に3回だけ洗う、というような場合です。このときは、乾くまでの日数に、次の洗濯までの日数を足します。週3回なら、洗濯の間隔は2〜3日なので、長いほうの3日を足します。乾くまで1日、洗濯まで3日なら、合わせて4日。1組を2日着るなら、2と4で6、2で割って3、予備を足して4組です。

4つ目は、予備を1組持つか迷うときです。家にいる時間が短い人、体調を崩すことが少ない人は、予備なしでも回ることがあります。ただ、冬は体調を崩しやすく、寝込んだ日には汗で1日に何度も着替えることになります。そのときに着るものがないと、乾ききっていない部屋着を着ることになります。迷ったら、予備は持っておいてください。

5つ目は、部屋着とパジャマの境目があいまいなときです。日によって兼ねたり分けたりする人は、兼ねる日のほうで数えます。兼ねる日に足りていれば、分ける日には部屋着が1組余るだけです。

6つ目は、上と下で数え方の答えが1枚ずれるときです。上が4枚、下が3枚と出た場合、上下セットの部屋着を4組そろえると、下が1枚余ります。逆に3組にすると、上が1枚足りません。このときは、セットで3組にして、上だけを単品で1枚足します。単品で足す上は、セットのどの下とも合わせやすい、無地で落ち着いた色にしておくと、組み合わせに迷いません。下が余るより、上を1枚足すほうが、引き出しも洗濯も軽く済みます。

7つ目は、計算では足りているのに、なぜか毎週足りなく感じるときです。この場合は、着た部屋着を洗濯かごに入れるまでの日数を見直してください。脱いだあと、椅子の背やベッドの端に置いたまま1日、2日と過ぎていると、その間は着てもいないし洗ってもいない組が1つ増えます。数え方に入れていない、もう1つの待ち時間です。脱いだらすぐ洗濯かごに入れる、もしくは、もう1日着るものだけを決まった場所にかける、と分けておくと、この待ち時間がなくなります。それでも足りなければ、そのときに初めて組数を見直します。

8つ目は、季節の変わり目で、薄手と厚手のどちらで数えるか迷うときです。朝晩だけ冷えて、昼は暖かい時期は、薄手の部屋着に羽織りを足す日と、厚手の部屋着を着る日が混ざります。この時期は、厚手で数えておきます。乾くまでの日数が長いほうに合わせておけば、薄手の日が続いても余るだけで、困ることはありません。

どの場面でも、迷ったら足りないほうを避ける側に倒す、と決めておくと、毎朝の迷いは減ります。

足りないときのサインと、多すぎるときのサイン

数え方で出した枚数が合っているかは、1〜2週間回してみると分かります。サインを書いておきます。

足りないときのサインは、乾いていない部屋着を取り込んで着ることがある、着た部屋着をもう1日着るかどうかで毎晩迷う、洗濯かごに部屋着がたまる前に引き出しが空になる、の3つです。1つでも当てはまるなら、数え方のどこかの数字が実際とずれています。いちばんずれやすいのは、乾くまでの日数です。もう一度測ってみてください。

多すぎるときのサインは、引き出しの下のほうに、1か月以上着ていない組がある、洗濯から戻ってきたものを上に重ねるだけで、下の組を一度も出していない、の2つです。この場合は、着ていない組を一度別の箱に移して、それでも困らないかを確かめます。困らなければ、その組は予備に回します。

どちらのサインも出ていなければ、いまの枚数がその人にとっての正解です。数え方で出た数字と違っていてもかまいません。数え方は、最初の目安を出すためのものです。

増やす前に、乾きやすい1枚を混ぜる

足りないと分かったとき、すぐに同じ部屋着を1組足したくなります。その前に、乾くまでの日数を縮められないかを考えてください。乾くまでの日数が1日縮むと、必要な組数が1組減ることが多いからです。

いちばん効くのは、手持ちの中に乾きやすい生地の1組を混ぜることです。全部が裏起毛だと、乾くまで2日で数えることになります。そこに、薄手の裏毛や天竺の1組を混ぜて、厚い組を干しているあいだは薄い組を着る、という回し方にすると、全体の回りが速くなります。暖かさが足りない分は、上に羽織る1枚で足します。羽織りは肌に直接触れないので、部屋着ほど頻繁に洗わなくて済みます。

干し方でも、乾く時間は縮みます。厚手の部屋着は、裏返して干すと、水を抱えやすい起毛の側が外に出て、乾きやすくなります。パンツは筒状に開いて干すと、中を空気が通ります。干すもの同士の間隔を、こぶし1つぶん空けるだけでも、乾く時間は変わります。

それでも足りないときに、初めて1組足します。足すなら、手持ちと同じ生地ではなく、手持ちより乾きやすい生地を選んでください。そうすると、足した1組が全体の回りを速くします。

羽織りと重ね着の1枚は、枚数に入れるか

寒い季節の部屋着は、上下の1組だけでは済まないことが多くなります。上にカーディガンや厚手の羽織りを重ねたり、下にレギンスや薄手のタイツを重ねたり。こうした1枚を、部屋着の枚数に入れるかどうかで迷う人もいます。

判断の目安は、肌に直接触れるかどうかです。

上に重ねる羽織りは、部屋着の上に着るので、肌にはほとんど触れません。汗も匂いもつきにくく、1週間ほど着続けても気にならないことが多いはずです。だから羽織りは、部屋着の枚数とは別に、1〜2枚あれば足ります。洗う日も、部屋着とは別に、週に1回程度で回せます。

下に重ねるレギンスやタイツは、肌に直接触れるので、部屋着と同じように汗がつきます。替えどきは、上の部屋着と同じか、それより短く見てください。こちらは部屋着の枚数に入れて数えます。薄い生地なので乾くのは早く、乾くまでの日数は1日で数えられることがほとんどです。

靴下や足首を覆うものも、同じ考え方です。肌に触れるので毎日替えますが、薄くて乾きやすいので、枚数で困ることは少ないでしょう。

羽織りを部屋着の枚数から外して考えると、部屋着そのものは薄手にして乾きやすくし、暖かさは羽織りで足す、という組み方ができます。前の項で書いた、乾きやすい1枚を混ぜる考え方と組み合わせると、全体の枚数を増やさずに冬を越せます。

一人暮らしと、家族と暮らす場合の違い

同じ数え方を使っても、一人暮らしと家族と暮らす場合では、入れる数字が変わります。

一人暮らしでは、洗濯の日を自分で決められます。部屋着が1組たまったら回す、というように、乾くまでの日数だけを考えればいいので、数え方はそのまま使えます。ただし、洗濯機を回す量が少ないと、つい何日かためてから回すことになります。そうなるなら、ためる日数を乾くまでの日数に足して数えてください。

家族と暮らす場合は、洗濯の日が家族全体の都合で決まります。毎日回す家もあれば、量がたまってから回す家もあります。自分の部屋着だけを別に洗うわけにはいかないので、前の項に書いたように、次の洗濯までの日数を足して数えます。

もう1つ、家族と暮らす場合は、干す場所の取り合いが起きます。寒い季節は室内干しが増えるので、物干しの空きが少なくなり、厚手の部屋着は後回しになりがちです。そうなると、乾くまでの日数がさらに延びます。家族の洗濯物が多い家では、自分の部屋着を薄手寄りにしておくと、干す場所に困らず、乾くまでの日数も短く保てます。

子どもがいる家では、子どもの汚れ物と一緒に洗う都合で、洗濯の回数自体は増えることもあります。その場合は、乾くまでの日数より、1組を着る日数のほうが短くなりがちです。抱っこや食事の世話で、部屋着が汚れやすいからです。1組を着る日数を1日と置いて数えてみてください。

在宅で働く日が多い人の数え方

在宅で働く日が多い人は、部屋着を着ている時間が、朝から夜まで丸1日になります。そのぶん、数え方に入れる数字も変わります。

まず、1組を着る日数が短くなります。同じ2日でも、夕方から夜までの2日と、朝から夜までの2日では、汗をかく時間が倍ほど違います。帰宅後だけ部屋着を着る人の目安が上2日なら、在宅で働く人は上1日と置いたほうが実際に近くなります。

次に、仕事のあいだだけ、画面に映る上半身を別の服にする人もいます。その場合、上の部屋着は朝と夜の2回に分かれ、仕事のあいだは別の服を着ることになります。このときは、上の部屋着を着る時間は短くなるので、1組を着る日数は元の2日に戻して数えられます。代わりに、仕事用の上の服を、部屋着とは別に数えておきます。

下は、在宅で働く日も座っている時間が長いので、膝の伸びが早く出ます。長時間座ると、膝だけでなく、お尻の部分も伸びて、立ったときに後ろが下がって見えます。下の替えどきは、在宅で働く日は1日短く見てください。

在宅の日と出社の日が混ざる人は、在宅の日が多い週に合わせて数えておくと、足りなくなることがありません。出社が多い週は、部屋着が1組余るだけです。

予備の1組には、何を入れておくか

数え方の最後に足す予備の1組は、ふだんの組と同じものでなくてかまいません。むしろ、予備ならではの役割を持たせておくと、いざというときに役立ちます。

予備が出番になるのは、たいてい3つの場面です。体調を崩して寝込んだ日、雨が続いて洗濯物が乾かない週、急に人が来ることになった日です。

体調を崩した日には、汗で1日に何度も着替えることになります。このときに着る予備は、厚手のものより、薄手で汗を吸いやすく、すぐ乾くものが向いています。上に羽織りを重ねれば暖かさは足せるので、予備そのものは薄手にしておきます。

雨が続く週には、ふだんの組が乾かないので、予備が実質的に1組ぶんの働きをします。このときは、ふだん着ているものに近い暖かさがあったほうが困りません。

人が来る日には、部屋着のまま迎えられる、少しきちんとした1組があると助かります。襟ぐりが伸びていない、毛玉が目立たない、くらいの状態の1組です。

この3つを1組で兼ねるなら、薄手で、状態のいい1組を予備にしておくのがいちばん使い回せます。ふだんの組の中で、いちばん新しいものを予備の箱に入れておき、ふだんの組が傷んだら入れ替える、という回し方をすると、予備がいつも状態のいいまま保てます。

手持ちを数え直す手順

最後に、この記事の数え方を、実際に手持ちにかける手順をまとめます。

まず、部屋着を全部出します。着ているもの、洗濯かごにあるもの、干しているものも含めて、上と下を分けて並べます。パジャマと兼ねているものは、部屋着の側に入れます。

次に、自分の数字を3つ決めます。上を何日で替えるか、下を何日で替えるか、乾くまで何日かかるか。分からなければ、上は2日、下は3日、乾くまでは室内干しで厚手なら2日、薄手なら1日、で仮に置いてかまいません。

その数字で、上と下の必要な枚数を計算します。着替える回数が多い人、洗濯の日が決まっている人は、その分を足して数え直します。最後に予備を1組足します。

計算で出た枚数と、並べた枚数を比べます。足りなければ、乾きやすい1枚を足す。多ければ、着ていない組を予備の箱に移す。ちょうどなら、そのままです。

部屋着の傷みが気になってきたときは、パジャマや部屋着のよれと買い替えも合わせて見てください。枚数が合っていると、1組あたりの着る回数が偏らないので、全体が長く持ちます。

最後に:枚数は、季節が変わるたびに数え直す

部屋着は何枚あればいいか、という問いに、決まった答えはありません。1組を何日着るか、乾くまで何日かかるか、1日に何回着替えるか。この3つの数字で、人それぞれの枚数が出ます。

そして、この3つの数字は季節で変わります。とくに乾くまでの日数は、暖かい季節と寒い季節で倍ほど違うことがあります。寒くなって足りないと感じたら、まず乾くまでの日数を測り直して、数え直してください。

数え直すのは、年に2回、衣替えのときで十分です。そのときに、上と下を分けて数え、乾きやすい1枚が混ざっているかを確かめる。それだけで、乾いていない部屋着を着る朝は、かなり減ります。

よくある問い

Q. 部屋着は結局、何組あればいいですか
1組を2日着て、室内干しで乾くまで1日かかる人なら、着ている1組、洗って干している1組、たたんで待っている1組の3組で回ります。乾くまで2日かかる厚手の生地が中心なら、もう1組足して4組です。ここに、急な汚れや体調を崩した日のための予備を1組足すかどうかを考えます。家にいる時間が長い人、家族の洗濯物と一緒に回していて洗う日が決まっている人は、予備まで含めて数えてください。
Q. パジャマと部屋着は分けたほうがいいですか
1日に着替える回数で決めます。帰宅してから寝るまでのあいだに台所に立ったり、ゴミを出しに外へ出たりするなら、部屋着とパジャマを分けたほうが、寝るときの服が汚れにくく、長く持ちます。帰宅してすぐ入浴して、そのまま寝るまで座って過ごすなら、兼ねて1種類にしたほうが洗濯の量が減ります。分けるなら、パジャマは部屋着より1組少なくてかまいません。寝ているあいだは動かないので、汚れにくいからです。
Q. 裏起毛の部屋着が乾きません
裏起毛は、表の生地のあいだに空気を抱える作りなので、水も抱えやすく、室内干しでは丸1日以上かかることがよくあります。裏返して干す、筒状に開いて風が中を通るようにする、厚い部分同士が重ならないように間隔を空ける、の3つで乾く時間は縮みます。それでも乾かないなら、裏起毛は1組だけにして、残りは薄手の裏毛や重ね着できる薄い生地に回すと、全体の回りが速くなります。暖かさは、上に羽織る1枚で足してください。
Q. 部屋着を増やしすぎた気がします
1か月のあいだに一度も着なかった組があるかを見てください。洗濯から戻ってきたものを上に重ねていく収納だと、下のほうの組は着られないまま残ります。一度、全部を出して、この1か月で着たものだけを戻してみると、実際に回っている枚数が分かります。戻らなかったものは、すぐ手放さなくてかまいません。別の箱に入れておき、体調を崩した日や来客のある日に使う予備にします。それでも一季節出番がなければ、そのときに考えれば十分です。

— メグラシ編集部

あわせて読みたい

冬のパジャマの選び方|夜中に暑くて起きるか寒くて起きるかで生地を決める

自分を知る

冬のパジャマの選び方|夜中に暑くて起きるか寒くて起きるかで生地を決める

冬のパジャマは、暖かそうな生地を選ぶより、夜中に目が覚めた理由から決めるほうが外れません。寝る前と明け方の室温、起きたときの背中の湿り気を2晩だけ確かめて、ガーゼ・ネル・ニット・起毛のどれにするか、首まわりと袖口の形まで決める手順を書きました。

メグラシ編集部/読了 16分
帰省の部屋着|冬の実家と義実家は、寝る部屋の寒さと家族の目で選ぶ

自分を知る

帰省の部屋着|冬の実家と義実家は、寝る部屋の寒さと家族の目で選ぶ

冬の帰省に持っていく部屋着は、家のパジャマをそのまま詰めると寒さか人の目のどちらかで困ります。寝る部屋の室温15度を境目に重ね方を決め、行き先が実家か義実家かで胸元・柄・袖口を1段ずつ整える方法と、泊数ごとの枚数をまとめました。

メグラシ編集部/読了 15分
部屋着は何枚あればいい|秋冬の厚手は、乾く時間と洗う間隔で数える

自分を知る

部屋着は何枚あればいい|秋冬の厚手は、乾く時間と洗う間隔で数える

部屋着が何枚あればいいかは、人によって答えが変わります。決めているのは、脱いでから次に着られるまでの日数と、1枚を続けて着る日数の二つです。秋冬の厚手は乾くのに丸一日以上かかることがあり、夏と同じ枚数では回らなくなります。乾いたかどうかを確かめる4か所、上と下・パジャマを分けて数える方法、計算の例、雨の週や季節の変わり目で3枚か4枚か迷うときの決め方、多すぎる枚数の見分け方まで。自分の暮らしの数字を入れて、部屋着の枚数を出す記事です。

メグラシ編集部/読了 16分
部屋着 おしゃれ|冬に冷えるのが足元か肩かで、足す1枚の場所が変わる

自分を知る

部屋着 おしゃれ|冬に冷えるのが足元か肩かで、足す1枚の場所が変わる

冬の部屋着が「暖かくすると野暮ったい、おしゃれにすると寒い」の間で止まる人は、寒いから1枚足すのではなく、自分の体のどこから冷えるかを先に決めていません。足元から冷える人は下に厚みを寄せて上を薄く保ち、肩から冷える人は上に厚みを寄せて下を細く保つ。足す1枚の場所が逆になるだけで、同じ枚数でも見え方が変わります。10分座ってどこが先に冷たくなるかで自分の側を判定し、在宅で座る人・家事で動く人・画面に映る人ごとの置き方、両方冷える人の順番、宅配を受けるときに直す1か所、洗い替えの数まで、部屋の中の過ごし方で整理しました。

メグラシ編集部/読了 9分
冬のパジャマの選び方|素材は寝室の朝の温度と背中の汗で決める

自分を知る

冬のパジャマの選び方|素材は寝室の朝の温度と背中の汗で決める

冬のパジャマは、ガーゼ・起毛した綿・厚手のニットのどれにするかで寝心地が変わります。寝室の朝の温度と、起きたときに背中が湿っているかの2つで素材を決め、どちらとも取れるときは上下や袖口で分ける方法まで書きました。

メグラシ編集部/読了 20分
ルームウェアのプレゼント|冬の贈り物は、サイズを聞かずに選ぶ

自分を知る

ルームウェアのプレゼント|冬の贈り物は、サイズを聞かずに選ぶ

冬の誕生日、お礼の贈り物、帰省の手土産。冬にルームウェアを贈るなら、相手の家の暖かさと、サイズを聞かなくても合う形の2つで選ぶと外れません。羽織りや上だけの形なら背丈と肩幅の見当で選べ、上下そろいのパンツは聞かないと選べない側に入ります。母、義実家、年上の家族、友人、一人暮らしを始めた家族、職場の人、パートナーと、相手ごとの選び方、洗い方と色の決め方、好みやサイズが分からないときの決め方までまとめました。

メグラシ編集部/読了 13分

"似合う"の輪郭が見えたら、
次は実際に試してみる段階かもしれません。

スタイリストがあなたの骨格・好みをヒアリング、季節に合わせたコーデを毎月お届けします。

まずは無料で試してみる

月額制 / 自宅で試着 / 返却時のクリーニング不要 / 送料込