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おっぱいのはかりかた|左右で大きさが違う人は、大きい側で測る

メグラシ編集部//読了 14分
木の棚の上に、ベージュのブラと片側のポケットから取り出した薄いパッド、裏返して巻いた布のメジャーが置かれている

**左右の胸の大きさが違うと感じているなら、あなたはトップバストを一周で測る前に、片側ずつ測ってください。**一周で測った数字は、大きい側と小さい側をならした値です。そのままカップを引くと、大きい側には小さく、小さい側には大きいブラになります。

やることは3つだけです。胸の中心から脇の線までを、右と左で1回ずつ測る。差を出す。一周で測ったトップバストにその差を足してから、アンダーバストとの差でカップを引く。これで「大きい側を基準にした数字」が出ます。小さい側はパッドかストラップで埋めます。

測り方そのもの、つまりメジャーの高さや息の止め方はバストの測り方をひとりでと測るたびに違う数字を1つに決める方法にまとめています。この記事では、左右で大きさが違う人がその数字をどう扱うかだけを書きます。

結論:トップは大きい側に合わせ、アンダーは一周で1回

左右差がある人の測り方は、ふつうの測り方に1つ手順を足すだけです。

測るもの測り方何に使うか
片側の半分(右・左)胸の中心から、いちばん高い所を通って脇の線まで左右の差を出す
トップバストいちばん高い所を通って一周差を足して、大きい側の数字にする
アンダーバスト胸のふくらみのすぐ下を水平に一周そのまま使う

**カップを引くときは「トップバスト+左右の差」からアンダーバストを引きます。**アンダーバストは肋骨の周りなので、胸の大きさの差にはほとんど引っぱられません。左右で変える必要はありません。

なぜ大きい側に合わせるかというと、ブラは小さい側の浮きを埋めることはできても、大きい側のあふれを収めることはできないからです。カップが足りない側は、縁が食い込み、ワイヤーが胸の上に乗り、薄手のニットの上から段差になって見えます。浮いている側は、パッド1枚で埋まります。直せるほうに寄せておく、というのが考え方です。

まず左右差があるかを確かめる|鏡より先にメジャーで

左右差は、鏡で見るより測ったほうが正確です。鏡は左右が反転するうえ、利き手側の肩が少し下がっているだけで、胸の高さが違って見えます。大きさの差なのか、肩の傾きなのかが、目では分けられません。

確かめ方は、片側ずつ半分を測る方法です。

  1. いつも着けている、パッドの入っていない薄いブラを着けるか、何も着けずに立つ。前かがみにならず、両腕は体の横に下ろす
  2. 胸の真ん中、左右のふくらみの間の平らな骨の上に、メジャーの0cmを指で押さえる
  3. そこから、片側の胸のいちばん高い所を通って、脇の下から真下に下ろした線まで、メジャーを水平に沿わせる
  4. 脇の線の位置で数字を読む。反対側も同じように測る

「脇の線」は、腕を体の横に下ろしたとき、脇の下のくぼみから真下にまっすぐ下ろした位置です。服でいえば脇の縫い目が通る場所です。ここを左右で同じ位置にしないと、差は測れません。迷うなら、両脇の同じ高さに小さく付箋を貼っておくと、メジャーの終点がそろいます。

片側ずつ2回測って、それぞれ近いほうの数字を採ります。2回の差が0.5cm以上開いたら、メジャーが斜めになっているか、息を吸い込んでいます。もう一度、息を吐き切った状態で測り直してください。

片側の差は、何cmなら気にしなくていいか

測った左右の数字の差を見ます。ここでの境目は、ブラのカップ表記が「トップとアンダーの差2.5cmごと」に1つ動くことから出しています。片側だけで1.25cm違うと、両側に広げたときに2.5cm、つまり約1カップの差になります。

片側の差カップに直すとどうするか
0.5cm未満ほぼ差なし一周の数字でそのまま選ぶ
0.5〜1.2cm半カップ前後大きい側に合わせ、小さい側はストラップで調整
1.3〜2.5cm約1〜2カップ大きい側に合わせ、小さい側にパッドを入れる
2.5cm超2カップ以上パッドを入れられるブラで、売り場の採寸と試着を受ける

**0.5cm未満の差は、測るたびに出たり消えたりする程度の差です。**メジャーの当たり方や呼吸でも動くので、ブラ選びに反映させる必要はありません。気になるのは、気持ちの問題として「片方が小さい気がする」と思っているときです。数字で0.5cm未満とわかれば、それで安心して一周の数字を使ってかまいません。

0.5〜1.2cmの差は、着けてみると「なんとなく片側だけ浮く」「片方だけストラップが落ちる」と感じる範囲です。カップを変えるほどではないので、ストラップの長さで高さをそろえるのが先です。

1.3cmを超えると、どちらかのカップに無理が出ます。ここからは、大きい側に合わせたカップを選び、小さい側を埋める前提で考えます。

2.5cmを超える差になると、パッドだけで埋めるには厚みが要りすぎて、小さい側のカップの中が硬くなります。この範囲は、ブラの型そのものを左右差に向いたものから選ぶ必要があるので、後の「小さい側の浮きを埋める」の3段階目を読んでください。

表の境目は、ブラのサイズ表記の刻みから逆算した目安です。体の側に「この差なら正常」といった線があるわけではありません。あくまで、どこから先はブラの選び方を変えたほうが楽になるか、という線として使ってください。

なお、左右差そのものは多くの人にあります。ただ、ある時期から急に片側だけ大きくなった、形が変わった、しこりや痛みがある、皮膚がひきつれて見えるといった場合は、下着選びの前に医療機関で相談してください。ここで扱っているのは、ずっと前からある差をブラでどう整えるかです。

トップバストに差を足す|大きい側を基準にした数字の出し方

片側の差が0.5cm以上あったら、トップバストを一周で測り、そこに差を足します。

例で見てみます。

  • アンダーバスト:70.0cm
  • トップバスト(一周):83.0cm
  • 右の半分:21.0cm、左の半分:19.8cm(差1.2cm)

一周の数字だけで引くと、83.0−70.0=13.0cmで、表記ではBカップの範囲です。ところが、右側に合わせて考えると、左も右と同じ大きさだったら一周は1.2cm大きくなります。83.0+1.2=84.2cm。84.2−70.0=14.2cmで、BとCの境目を越えてCカップの範囲に入ります。

**つまりこの人は、一周の数字ではB、大きい側に合わせるとCです。**試着ではB70とC70の両方を着て、右側がきちんと収まるほうを選びます。たいていはC70の右側がちょうどよく、左側に少し浮きが出ます。その浮きを後で埋めます。

この計算をすると、「同じBなのに、メーカーによって片方だけ合わない」という経験に説明がつくことが多いです。境目のすぐ下にいた人が、左右差のぶんだけ実際には上のカップを必要としていた、という形です。

差を足した数字が、カップの境目からどれくらい離れているかも見てください。境目から1cm以上内側に入っていれば、そのカップで迷う必要はありません。境目から0.5cm以内なら、上下2つのカップを両方試着する前提で売り場に行きます。

アンダーバストは左右差の影響を受けにくい|それでも傾くときの見方

アンダーバストは、胸のふくらみのすぐ下、肋骨の周りを測ります。胸の大きさの差はここにはほとんど出ません。ただし、左右でふくらみの下の線の高さが違うと、メジャーをどちらの線に合わせるかで迷います。

そのときは、**低いほうの線に合わせて、メジャーを床と水平に一周させます。**高いほうの線に合わせると、低い側ではメジャーが胸のふくらみの上を通ってしまい、アンダーが大きく出ます。アンダーが大きく出ると、カップは小さく引かれます。左右差のある人がこれをやると、大きい側がますます収まらなくなります。

水平かどうかは、鏡で横から見るより、背中側を見るほうがわかります。背中側でメジャーが上に跳ね上がっていたら、前で引っぱりすぎています。肩甲骨の下の端から指2本下を通るのが目安です。

アンダーは2回測って、小さいほうではなく近いほうの数字を採ります。2回の差が1cm以上開いたら、締めすぎか、息を吸っています。息を吐いた状態で、メジャーが肌に沿って指1本がやっと入るくらいの強さで測ります。

出た数字でカップを引く|大きい側に合わせると何が変わるか

大きい側を基準にした数字でカップを決めると、着けたときの状態はこうなります。

  • 大きい側:カップの縁が胸の上で浮きも食い込みもせず、ワイヤーが胸の付け根に沿う
  • 小さい側:カップの上の縁に、指1本ぶん程度のすき間ができる

この「小さい側のすき間」は、失敗ではありません。左右差のある人にとっては、正しく選べた状態です。すき間の大きさは、さきほどの片側の差とだいたい比例します。片側の差が1cmなら、カップ上部のすき間は指先が入る程度。2cmなら、指1本がすっと入る程度です。

反対に、小さい側に合わせて選んだときの状態はこうです。

  • 小さい側:ぴったり収まる
  • 大きい側:カップの上縁から胸がはみ出し、縁の線が肌に食い込む。ワイヤーが胸の上に乗る

どちらが服の上から目立つかというと、圧倒的に後者です。食い込みは薄手のニットやカットソーの上から横線として出ますが、小さい側のすき間は、埋めてしまえば外からは見えません。

ワイヤーの有無でも違います。ワイヤーのあるブラは形が決まっているので、大きい側に合わせる原則がそのまま効きます。ノンワイヤーやカップ付きインナーは布が伸びるぶん、半カップ程度の差なら吸収してくれます。片側の差が1cm未満で、ワイヤーの当たりが苦手な人は、ノンワイヤーとワイヤーの違いを見て、伸びる側で吸収する選び方も考えてください。

小さい側の浮きを埋める|パッド・ストラップ・カップの形

大きい側に合わせたら、小さい側を埋めます。埋め方は、差の大きさで3段階です。

片側の差0.5〜1.2cm:ストラップで高さをそろえる

半カップ前後の差なら、パッドを足すより先にストラップを調整します。小さい側のストラップを1〜1.5cm短くすると、カップが胸に引き寄せられて浮きが減ります。肩の高さが左右で違う人は、低い側の肩のストラップが落ちやすいので、そちらを短くする理由にもなります。

片側の差1.3〜2.5cm:小さい側にだけパッドを入れる

1カップ前後の差は、ストラップでは埋まりません。カップの内側にパッドを入れるポケットがあるブラを選び、小さい側にだけパッドを入れます。パッドの厚みは、すき間に指を入れたときの深さが目安です。指先が入る程度なら薄いもの、指の第一関節まで入るなら中くらいのものです。

ポケットのないブラに、取り外せるパッドを上から重ねると、動いたときにずれます。ずれたパッドはカップの縁から見えることもあるので、ポケット付きを選ぶほうが安全です。

パッドの形にも向き不向きがあります。左右差を埋めるなら、全体が同じ厚さの平たいパッドより、下側が厚く上側が薄くなっているものが向いています。小さい側は、カップの上の縁にすき間ができやすい一方で、下側はワイヤーに沿って収まっていることが多いからです。下側が厚いパッドを入れると、胸が下から持ち上がって上縁のすき間が埋まり、左右の丸みの高さもそろいます。

パッドを入れたら、カップの上縁を指でなでて、段差がないかを確かめてください。パッドの縁がカップの縁より上に出ていると、薄手の服の上から線が見えます。出ている場合は、パッドを少し下にずらすか、一段薄いものに替えます。

片側の差2.5cm超:カップの形で選ぶ

2カップ以上の差は、パッドの厚みだけで埋めようとすると、小さい側のカップの中が硬くなりすぎます。この範囲では、もともとカップに少し厚みのあるモールドカップを選び、さらに小さい側にパッドを足す、という2段構えが向いています。モールドカップは形が決まっているので、中身が少なくても外から見た丸みがそろいます。

この範囲の人は、売り場で採寸と試着を受けるのがいちばん確実です。採寸のときに「左右で差がある」と最初に伝えると、片側ずつ見てもらえます。売り場での採寸の受け方はバストサイズ測定を売り場で受ける日にまとめています。

どちらとも取れるとき①|差がちょうど1カップの境目にいる

いちばん迷うのは、片側の差が1.2〜1.3cmあたりで、差を足すとカップの境目をまたぐ人です。さきほどの例のように、一周の数字ではB、大きい側に合わせるとC、という状態です。

この場合は、次の順番で決めます。

  1. 2つのカップ(例ではB70とC70)を両方試着する
  2. 大きい側の上縁を見る。Bで上縁から胸がはみ出す、または縁の線が肌に食い込むなら、Cに決める
  3. Bで大きい側がはみ出さないなら、次に小さい側を見る。Cで小さい側の上縁に指1本以上のすき間があり、パッドを入れてもカップのしわが消えないなら、Bに決める
  4. どちらも問題ないなら、**よく着る服の厚さで決める。**薄手のニットやカットソーが多いならC(食い込みの段差が出にくい)、厚手やシャツが多いならB(すき間が外に響きにくい)

迷う境目にいる人は、ブランドや型によってBが合う日もCが合う日もあります。それ自体はおかしなことではありません。サイズの表記を1つに固定せず、「大きい側が収まるほう」という基準だけを固定しておくと、型が変わっても選べます。

ネットで買うときは、試着ができないぶん、この基準がさらに大事になります。境目にいる人がネットで買うなら、まず売り場で一度試着して、その型でどちらのカップが大きい側に合ったかを確かめておきます。同じ型の色違いや買い足しなら、そのサイズをネットで選んでも外れにくくなります。初めての型を試着なしで買うなら、大きい側に合わせた上のカップを選び、小さい側はパッドで埋める前提にしておくほうが、返品の手間は少なくて済みます。

もう1つの手として、同じアンダーで隣のカップを両方持っておく、という方法もあります。体調で大きさが変わる時期だけ大きいほうを着る、という使い分けです。

どちらとも取れるとき②|日によって大きい側が入れ替わる

片側ずつ測ったら、今日は右が大きく、別の日は左が大きかった。こういうことは珍しくありません。

まず、入れ替わる差の大きさを見ます。

  • 入れ替わる差が0.5cm以内:左右差はほぼ無いものとして、一周の数字で選んでかまいません。測るときのメジャーの当たり方で動く範囲です
  • 入れ替わる差が1cm以上:測る条件がそろっていない可能性が高いです

条件とは、時刻、体勢、着けている下着、測る前に何をしていたかです。朝起きてすぐと、夕方に歩き回った後では、むくみや姿勢が違います。横向きで寝る人は、下にしていた側の形が起きた直後に少し変わっていることもあります。

測り直すときは、同じ時間帯に、同じ下着で、同じ立ち方をして3回測ります。3回のうち2回以上大きかった側を基準にします。周期によって胸が張る人は、張りが落ち着いている時期にそろえて測ると、数字がぶれにくくなります。

それでも1cm以上の差で入れ替わり続けるなら、大きい側に合わせるのはやめて、伸びるカップのノンワイヤーか、カップ付きインナーで左右の変化を吸収するほうが楽です。ワイヤーのブラで固定するには、基準が動きすぎています。

どちらとも取れるとき③|大きさではなく、高さが違う

片側ずつ測っても差が0.5cm未満なのに、鏡で見ると左右がそろっていない。この場合は、大きさではなく、高さが違っている可能性があります。

高さの差は、肩から測ります。

  1. 鎖骨の内側の端、首の付け根の両側にあるくぼみのうち、片側の骨の端にメジャーの0cmを当てる
  2. そこから真下に、胸のいちばん高い所までの長さを測る
  3. 反対側も同じように測る

左右で1.5cm以上違えば、高さの差がはっきりあると考えていいです。利き手側の肩が下がっている、かばんをいつも同じ肩にかけている、という人によく見られます。

**高さの差は、カップではなくストラップで直します。**低い側のストラップを、高さの差と同じくらいの長さだけ短くします。1.5cmの差なら1.5cm短く、です。カップの大きさを変えても、高さはそろいません。

高さの差がある人は、肩の傾きそのものも服の見え方に関わります。シャツのボタンのラインや、ニットの前中心が斜めに見えやすいので、服のほうでも肩に厚みのある形を選ぶと目立ちにくくなります。

大きさの差と高さの差が両方ある人もいます。その場合は、先に高さをストラップでそろえてから、片側ずつの半分を測り直してください。高さが違ったまま測ると、低い側はメジャーが胸のいちばん高い所を外れやすく、半分の数字が小さく出ます。高さをそろえて測り直したら差が0.5cm未満になった、ということもよくあります。その場合、気になっていたのは大きさではなく高さだった、ということです。

ストラップの調整は、着けるたびにずれていくことがあります。低い側だけ短くしたら、着ける前に左右のストラップの長さを指で比べて、差がそのまま残っているかを確かめる習慣をつけると、毎朝の調整が要らなくなります。

どちらとも取れるとき④|授乳中・授乳を終えた後

授乳している時期は、左右差が日ごとに、あるいは1日の中でも大きく動きます。よく飲ませる側と、そうでない側で張り方が違うためです。

この時期に片側ずつ測る場合は、両側とも授乳した直後にそろえて測ります。張っている時間に測ると、大きい側の数字が日によって大きくぶれます。

この時期は、大きい側に合わせて固定するより、伸び縮みする布のカップで、張っている時間にも収まるものを選ぶほうが現実的です。ワイヤーのブラで大きい側に合わせると、張りが引いた時間には両側とも浮きます。

授乳を終えてしばらくすると、張りが引いて大きさが落ち着きます。このとき、以前より左右差がはっきりした、と感じる人もいます。落ち着いた後に改めて片側ずつ測り、この記事の境目の表に当てはめてください。授乳前のサイズや、授乳中のサイズを引き継がずに、その時点の数字から選び直すのが基本です。

授乳を終えた直後は、胸のふくらみの下の線の位置も変わっていることがあります。アンダーバストを測るときは、前の記録の高さに合わせず、いまのふくらみのすぐ下で測ってください。前と同じアンダーの数字でも、測る高さが違えば、カップの合い方は変わります。

試着で確かめる5か所|左右差のある人の見方

測った数字で候補を2つまで絞ったら、試着で次の5か所を見ます。ふつうの試着のチェックに、左右差の見方を足したものです。

  1. アンダーの帯が水平か。背中側が上がっていないか、鏡に背を向けて振り返って見る。上がっていたらアンダーが大きい
  2. 大きい側の上縁。胸がはみ出していないか、縁の線が肌に食い込んでいないか。ここが最優先
  3. 大きい側のワイヤーの位置。脇側のワイヤーが胸のふくらみの上に乗っていないか。乗っていたらカップが足りない
  4. 小さい側のすき間。上縁を指で軽く押して、へこむ深さを見る。指先ならストラップで、第一関節ならパッドで埋める
  5. 腕を上げたとき。両腕を頭の上に伸ばして下ろし、どちらかのカップがずり上がっていないか見る。ずり上がるならアンダーが大きいか、ストラップの左右がそろっていない

試着室では、前かがみになってカップの中に胸を収め直してから見てください。脇や背中のほうに流れている分を前に寄せないと、大きい側が収まっているかどうか正しく見えません。寄せ方を含めたブラの合わせ直しはブラが合わないときの直し方で詳しく書いています。

最後に、いつも着ている服を上から着て確かめます。売り場にない場合は、薄手のカットソーを1枚持って行くと、食い込みや浮きが服の上からどう見えるかがその場でわかります。

試着の順番にも気をつけてください。候補が2つあるときは、先に大きいカップを着て、大きい側が収まった感覚を体で覚えてから、小さいカップを着ます。逆の順番だと、小さいカップの締めつけに慣れてしまい、大きいほうを着たときに「ゆるい」と感じて外しがちです。大きい側の上縁と脇のワイヤーを基準にすると決めておけば、ゆるさの感じ方に引っぱられずに選べます。

試着室の照明は真上から当たることが多く、カップの上縁の食い込みが影になって見えにくいことがあります。上縁は、正面からではなく、体を少しひねって斜め横から見ると、肌に線が入っているかどうかがはっきりします。左右それぞれ、ひねる向きを変えて同じ角度で見比べてください。

服を選ぶときの左右差|ニットとシャツで出やすい場所

ブラで左右をそろえても、服によっては左右差が見えやすいものと、見えにくいものがあります。秋冬はニットの季節で、ここがいちばん出やすい時期です。

出やすいもの

  • 薄手で体に沿うリブニット:縦の畝が胸のふくらみで曲がるので、左右の曲がり方の違いがそのまま見える
  • 前開きのシャツ:大きい側のボタンの間に、引っぱられたすき間ができる
  • 胸の高さに横の柄やポケットがある服:柄の線が左右で高さがずれて見える

出にくいもの

  • 度の詰まった厚手のニット:布が胸の形を拾いにくい
  • 前に打ち合わせのある服、カシュクールやラップ型:斜めの線が左右の差を流してくれる
  • 胸の前に布の重なりやギャザーがある服

シャツは、大きい側のボタンのすき間で身幅を決めます。大きい側で引っぱられないサイズを選べば、小さい側に少しゆとりがあっても外からはわかりません。ニットについては、ブラとの組み合わせで響きが変わるので、ニットに合わせるブラの選び方もあわせて見てください。

服のサイズを決めるためのバストの測り方は、ブラを着けた状態で測るので、ここで書いた片側ずつの測り方とは目的が違います。服を買うための数字が必要なときは服のサイズ選び用の胸のはかりかたを使ってください。

測った数字を残しておく|次に買うときのために

左右差のある人は、測った数字をまとめて残しておくと、次に買い替えるときに迷いません。残しておくのは次の6つです。

  • 測った日と時間帯
  • アンダーバスト
  • トップバスト(一周)
  • 右の半分、左の半分
  • 差を足したトップバスト
  • 試着して決めたサイズと、小さい側に入れたパッドの厚み

特に最後の1つは、数字だけでは残らない情報です。「C70で左に薄いパッド」と書いておけば、同じ型を買い足すときに試着を省けます。

測り直す目安は、季節が変わるごと、体重が2〜3kg動いたとき、いま着けているブラで小さい側の浮きが急に大きくなった、または大きい側が収まらなくなったと感じたときです。左右差は年単位で少しずつ変わることもあるので、前の数字をそのまま使い続けず、季節の替わり目に片側ずつ測る1分を足してください。

記録は、スマートフォンのメモでも、手帳の後ろのページでもかまいません。大事なのは、右と左を取り違えないことです。右・左は「自分から見て」で統一して書きます。鏡を見ながら測ると左右が入れ替わりやすいので、測るときは鏡ではなく自分の体を直接見て、右手側か左手側かで記録してください。

家族に測ってもらうときも同じです。測る人から見た右と、測られる人の右は逆になります。最初に「私の右から」と声をかけておくだけで、記録の取り違えはなくなります。ブラ全体の測り方の基本はブラのサイズの測り方にあります。

よくある行き違い|左右差のある人がつまずく4つ

行き違い1:一周の数字が正しいのだから、合わないのは型のせいだと思う

一周で測ったトップバストは、測り方としては正しい数字です。ただ、左右差がある人にとっては、ブラを選ぶための数字としては足りていません。型を何度変えても片側だけ合わないときは、型ではなく数字の側を疑ってください。片側ずつ測って差を足すと、多くの場合、境目の上のカップが候補に入ってきます。それを試着してから、型の話に戻るほうが早く決まります。

行き違い2:小さい側のすき間を、アンダーを締めて埋めようとする

小さい側が浮くからといって、ホックを一番内側にしたり、アンダーを1つ小さくしたりすると、すき間は少し減りますが、大きい側がさらに押しつぶされます。押しつぶされた側は、カップの上にあふれるか、脇へ流れます。アンダーはアンダーの数字で決め、すき間はストラップかパッドで埋める。役割を混ぜないことが大切です。アンダーの帯が背中で上がらず、指1本がやっと入る強さで留まっていれば、それ以上締める理由はありません。

行き違い3:パッドを両側に入れて、小さい側だけ厚くする

もともと両側にパッドが入っているブラで、小さい側にだけもう1枚重ねる方法は、手軽ですが、重ねた側が硬くなって形が不自然になりがちです。まず両側のパッドを抜いて、大きい側が収まるかを確かめてください。収まるなら、小さい側にだけ1枚入れる。両側に入れたままのほうが形がきれいなら、小さい側のパッドを一段厚いものに替える。1つのカップに重ねるのは2枚までにしておくと、ずれと硬さが出にくくなります。

行き違い4:左右差を隠そうとして、厚いパッドの入ったブラばかりを選ぶ

厚いパッドのブラは、たしかに左右の差を外から見えにくくします。ただ、両側とも同じ厚さで盛っているので、差そのものは残ったままです。そのうえトップバストが服の上で大きく出るので、服のサイズが一段上がり、肩や腕まわりが余ることがあります。差を埋めたいなら、両側を盛るより、小さい側だけを足すほうが、服のサイズ選びまで含めて楽になります。厚いパッドは、差を埋める道具ではなく、形を足したい日のための道具として分けて持っておくと使い分けやすくなります。

どれにも共通しているのは、「差がある」という事実を、どこか別の場所の調整でごまかそうとしていることです。差は数字で出し、大きい側で選び、小さい側を足す。この順番を崩さなければ、型やブランドが変わっても、試着室で見るべき場所は同じです。

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よくある問い

Q. 左右で胸の大きさが違うのは普通ですか
多くの人に、測ればわかる程度の差があります。片側ずつ測って0.5cm前後の差なら、ブラ選びではほとんど気にしなくてよい範囲です。ただし、急に片側だけ大きさや形が変わった、しこりや痛みがある、皮膚がひきつれて見えるといった場合は、測るより先に医療機関で相談してください。
Q. 小さいほうに合わせてブラを選んではいけませんか
小さい側に合わせると、大きい側のカップの縁が胸に食い込み、薄いニットの上から段差が見えやすくなります。押さえつけられた側は、カップの上にあふれるか、ワイヤーが胸の上に乗ってしまいます。大きい側に合わせて、小さい側の浮きを埋めるほうが、着け心地も服の上からの見え方も整えやすいです。
Q. 差が1カップ以上あります。左右でサイズの違うブラは買えますか
左右でカップの大きさを変えた既製品は多くありません。現実的なのは、大きい側に合わせたブラに、小さい側だけパッドを入れる方法です。パッドを出し入れできるポケットのあるものを選ぶと、日によって差が変わっても調整できます。差が2.5cm(片側)を超える場合は、売り場で採寸と試着を受けて、パッドの厚みまで一緒に決めてもらうと失敗が減ります。
Q. 測るたびに大きい側が入れ替わります。どちらを基準にすればいいですか
入れ替わる差が0.5cm以内なら、左右差はほぼ無いものとして一周の数字で選んでかまいません。1cm以上の差で入れ替わるなら、測る時刻と体勢がそろっていない可能性が高いので、同じ時間帯・同じ下着・同じ立ち方で3回測り、2回以上大きかった側を基準にしてください。

— メグラシ編集部

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ジャケットの丈 選び方 女性|合わせる下で止める位置を決める

自分を知る

ジャケットの丈 選び方 女性|合わせる下で止める位置を決める

女性のジャケットの丈は、合わせるボトムスの幅と丈で止める位置が変わります。腰骨・ヒップのいちばん高いところ・お尻の下端の3本の線を自分の体で測り、細いパンツ・ワイドパンツ・スカートごとに止める位置を決める方法と、1着を何通りにも着回すときの迷い方をまとめました。

メグラシ編集部/読了 14分
帰省の部屋着|冬の実家と義実家は、寝る部屋の寒さと家族の目で選ぶ

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帰省の部屋着|冬の実家と義実家は、寝る部屋の寒さと家族の目で選ぶ

冬の帰省に持っていく部屋着は、家のパジャマをそのまま詰めると寒さか人の目のどちらかで困ります。寝る部屋の室温15度を境目に重ね方を決め、行き先が実家か義実家かで胸元・柄・袖口を1段ずつ整える方法と、泊数ごとの枚数をまとめました。

メグラシ編集部/読了 15分

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