下着のサイズの測り方|ショーツはヒップと冬に重ねる枚数で決める

**巻き尺を1本、手元に用意してください。**それと、いまはいているショーツのサイズ表示を、洗濯表示のタグで確かめておいてください。
下着のサイズの測り方というと、ブラのアンダーとトップを思い浮かべる方が多いと思います。ブラの測り方はブラジャーのサイズの測り方|秋冬の買い替え前ににまとめてあるので、ここではそれ以外、つまりショーツと肌着のサイズを自分で測る方法を書きます。
先に答えを置きます。あなたが知りたいのが「ショーツは何サイズか」なら、見る数字はヒップです。ウエストではありません。そしてヒップの数字がサイズ表の境目に乗ったときは、冬にその上へ重ねる枚数で大きいほうか小さいほうかを決めます。
結論:ショーツはヒップで選び、境目は重ねる枚数で決める
ショーツのサイズ表には、たいていウエストとヒップの2つの数字が並んでいます。この2つが同じサイズに収まる方はそれほど多くありません。どちらかがはみ出したとき、優先するのはヒップです。
理由は単純で、ショーツが体に当たっている面のほとんどはヒップ側だからです。ウエストに当たるのは1本のゴムだけで、ゴムは伸びて合わせてくれます。一方、ヒップを包む生地が足りないと、後ろが上がってきたり、脚口が食い込んだりします。
| 測った結果 | 選ぶサイズ |
|---|---|
| ヒップがサイズ表の範囲の中ほど | そのサイズ。ウエストは見なくてよい |
| ヒップが範囲の端から2cm以内 | 境目。冬に上へ重ねる枚数で決める |
| ヒップとウエストが2サイズ離れている | ヒップ側。股上の深い形ならウエスト側 |
ここで言う「境目」は、サイズ表の数字の切れ目から2cm以内に乗った場合です。たとえばMのヒップが87〜95cm、Lが92〜100cmと重なって書かれているなら、その重なりの中にいる方は全員が境目です。重なりのない表なら、切れ目の前後2cmを境目と考えてください。
境目にいる方の決め方は、このあと詳しく書きます。そこがこの記事でいちばん厚くしたいところです。
測る前に決めておく3つのこと
測り方そのものより、測る条件のほうが数字を動かします。同じ人でも条件が違えば2〜3cm変わるので、先に3つだけそろえてください。
1つめは、何を着た上から測るかです。ショーツのサイズを知りたいなら、いちばん薄いショーツを1枚はいた上から測ります。素肌で測ると巻き尺が肌に吸い付いて、知らないうちに締めた数字を読みます。逆に厚手のレギンスの上から測ると、その厚みのぶん大きく出ます。
2つめは時間帯です。夕方は朝より脚やおなかまわりがわずかに張っていることがあります。下着は一日中はくものなので、朝に測った数字で選ぶと夕方に窮屈になりがちです。測るなら午後から夕方、食事の直後を避けた時間がいちばん実際に近い数字になります。
3つめは姿勢です。かかとを付けてまっすぐ立ち、足は肩幅より狭く、腰幅くらいに開きます。足を大きく開くとヒップが横に広がって大きく出ます。足をぴったり閉じると、今度は前後が締まって小さく出ます。
この3つは、次に測り直すときも同じにしてください。半年後に測り直して数字が変わったとき、体が変わったのか条件が変わったのかを見分けられなくなります。
ヒップの測り方|いちばん高い所は横から見て決める
ヒップを測る場所は、横から見ていちばん後ろに出ている高さです。正面の鏡では分かりません。横向きに立って、鏡に映ったお尻の輪郭のいちばん出ている点を確かめてから、巻き尺を回してください。
目安としては、脚の付け根の少し上、太ももの骨のいちばん出ている所と同じ高さになることが多いです。ただ、ここは人によって上下に5cm以上違います。お尻の位置が高い方は付け根よりかなり上、低い方は付け根に近い所になります。目安の高さで測らず、必ず横から見て決めます。
巻き尺は床と平行に回します。これが一人で測るときにいちばん崩れる所です。前は見えるので水平にできても、後ろは見えないので下がりやすい。後ろが下がると、ヒップの丸みの下側をなぞることになり、数字が小さく出ます。
確かめ方は2つあります。1つは鏡に背中を向けて、手鏡で後ろを見ること。もう1つは、巻き尺を回したまま一度その場で足踏みをしてみることです。巻き尺が水平でないと、足踏みで後ろ側がずり下がってきます。
締め加減は、巻き尺と体のあいだに指が1本すっと入るくらいです。締めすぎても緩めすぎても1〜2cm動きます。読み取りは、息を普通に吐いたところで止めて、真上から目盛りを見ます。斜めから見ると、それだけで目盛り1つ分ずれます。
念のため、高さを2cm上と2cm下にずらしてもう2回測ってください。3つの数字のうち、いちばん大きいものがあなたのヒップです。いちばん出ている所を少し外していても、これで拾えます。
測った数字は、その場で紙かスマートフォンのメモに書き留めてください。3回測ると、2回めを測っているうちに1回めの数字があいまいになります。書くときは、測った高さの目安も一緒に残しておくと、次に測り直すときに同じ場所を探せます。「付け根から指3本上」のように、自分の体のどこを基準にしたかが分かる書き方にしておくと、半年後の自分にも伝わります。
ヒップの数字を見たとき、思っていたより大きい、あるいは小さいと感じることがあるかもしれません。けれど、ここで知りたいのはショーツが合うかどうかで、体の良し悪しではありません。数字は、売り場の表と照らし合わせるための道具として扱ってください。
ウエストの測り方|はく形によって測る高さが変わる
ウエストは、一般的にはいちばん細い所、つまりおへその少し上を測ると言われます。けれど、ショーツのサイズを選ぶためにウエストを測るなら、ショーツのゴムが実際に来る高さで測るほうが役に立ちます。
ショーツの股上には大きく分けて浅いもの、普通のもの、深いものがあります。股上が浅い形はゴムが腰骨のあたりに来るので、そこで測ります。普通の股上ならおへその下、指2〜3本分あたり。深い形はおへそを覆うので、おへその少し上で測ります。
同じ人でも、腰骨の高さとおへその上では、測った数字が5cm以上違うことがあります。サイズ表のウエストの数字は、多くの場合いちばん細い所を想定しています。だから股上の浅い形を選ぶ方が、いちばん細い所の数字だけを見てサイズを決めると、腰骨のあたりでゴムがきつく感じることがあります。
迷ったら、いまいちばんよくはいているショーツをはいて、そのゴムの上から巻き尺を回してください。その数字が、あなたにとっての実際のウエストです。
サイズ表の見方|ヒップが主、ウエストは股上が深いときだけ
数字が2つそろったら、サイズ表に当ててみます。見る順番を決めておくと迷いません。
最初にヒップの数字で、どのサイズに入るかを見ます。次に、選ぼうとしている形の股上を確かめます。股上が普通か浅いなら、ウエストは確認だけです。ヒップのサイズのウエスト範囲より、実際のウエストが3cm以上大きいときだけ、ゴムの幅が広めの形を選ぶか、1つ上を検討します。
股上が深い形の場合は、順番が入れ替わります。ゴムがおなかの真ん中を通るので、ゴムがきついとそのまま一日中気になります。ウエストの数字をヒップと同じ重さで見て、どちらか大きいほうのサイズにしてください。
サイズ表示が文字ではなく、64や70のような数字で書かれていることもあります。これは多くの場合、ヒップではなくウエストの数字を基準にした表示です。数字の表示しかないときは、その下に小さく書かれたヒップの範囲を必ず確かめてください。ヒップの範囲が書かれていない表示の場合は、手持ちのショーツで合っているものの表示と見比べて、同じ表示から選ぶほうが外しにくくなります。
ネットで買うときは、売り場で手に取れないぶん、表の数字だけが頼りになります。いまはいているショーツのうち、いちばん合っていると感じる1枚を平らに置き、ウエストのゴムの幅と、脚口から脚口までの長さを測っておいてください。新しく買う商品のページに同じ寸法が載っていれば、それと比べるだけで大きく外すことはなくなります。
それから、同じM表示でも売り場によって範囲が違います。量販の売り場と百貨店の下着売り場では、同じ表示でヒップの範囲が数cmずれていることも珍しくありません。サイズ表示の文字ではなく、表の数字で選ぶ習慣をつけておくと、売り場が変わっても外しにくくなります。
境目にいるときの決め方①|冬に上へ重ねる枚数で決める
ここからが、検索結果のサイズ表だけでは答えが出ないところです。ヒップの数字が境目に乗ったとき、小さいほうと大きいほうのどちらを選ぶか。
まず見てほしいのは、冬にそのショーツの上へ何枚重ねるかです。
夏はショーツの上にパンツかスカートがあるだけでした。冬になると、そのあいだにタイツ、厚手のレギンス、腹巻き、裏起毛のパンツが入ってきます。重ねる1枚1枚は柔らかくても、上から押さえる力は枚数のぶん足されていきます。
そうすると、夏にはちょうどよかったショーツが、冬には脚口に食い込んだり、ウエストのゴムが巻き込んで丸まったりします。サイズは変わっていないのに合わなくなるのは、だいたいこの理由です。
| 冬にショーツの上へ重ねる枚数 | 境目のときに選ぶ側 |
|---|---|
| 0〜1枚(タイツだけ、など) | 小さい側。ずれないことを優先 |
| 2枚(タイツとレギンス、など) | 大きい側 |
| 3枚以上、または裏起毛のパンツを重ねる | 大きい側。股上も深めにする |
数え方は、ショーツとボトムのあいだに入るものを全部です。タイツとレギンスなら2枚、腹巻きパンツを足せば3枚。ボトムそのものは数えません。ただし裏起毛のパンツは、それだけで1枚分の厚みがあると考えて、1枚に数えてください。
1枚以下の方が小さい側を選ぶのは、大きい側を選ぶと生地が余って、動いたときにショーツが下がったり、後ろにしわが寄ったりするからです。冬でも重ねる枚数が少ないなら、余らせないほうが快適です。
逆に2枚以上の方が大きい側を選ぶのは、上からの押さえで生地がヒップに張り付き、脚口の線が一日中同じ場所に当たり続けるからです。少し余裕のある側にしておくと、押さえられたときにちょうどになります。
季節で枚数が大きく変わる方は、無理に1つのサイズに決めなくて構いません。冬用の数枚だけ大きい側にする、という分け方も十分ありです。
枚数を数えるときに見落としやすいのが、腹巻きと、腰まで届く長い肌着です。どちらもショーツのゴムの上に重なるので、ゴムを押さえる力になります。肌着の裾をショーツの中に入れて着ている方は、それも1枚に数えてください。裾をショーツの外に出しているなら数えません。
もう1つ、重ねるものの厚みも少しだけ見てください。薄いタイツ1枚と、裏起毛のレギンス1枚では、押さえる力がかなり違います。厚手のものが1枚でも入るなら、数えた枚数に1を足して表を見ると、実際の感覚に近づきます。
境目にいるときの決め方②|いまのショーツの脚口の跡で決める
重ねる枚数が2枚ちょうどで、それでも決めきれないことがあります。そのときは、いまはいているショーツを手がかりにします。
一日はいたショーツを夜に脱いで、脚口の跡を見てください。跡が赤く線になって、しばらく消えないなら、いまのサイズは脚口が詰まっています。境目にいるなら大きい側に移ります。
跡がうっすらついて、数分で消えるなら、いまのサイズで合っています。この場合、境目でも同じ側にとどまってください。
跡がまったく残らず、日中に脚口がずれて付け根の内側に入り込んできた感覚があるなら、生地が余っています。境目にいるなら小さい側に移る理由になります。
この見方がいいのは、測った数字ではなく、あなたが実際にはいて過ごした一日の結果を見ていることです。巻き尺の読み違いや姿勢の違いを、全部飲み込んだうえでの答えになります。
境目にいるときの決め方③|ゴムが巻き込むかで決める
もう1つの手がかりは、ウエストのゴムです。座ったときや前かがみになったとき、ゴムがくるっと内側に丸まることはありませんか。
ゴムが巻き込むのは、ゴムの幅に対して、上から押さえる力が強いか、おなかとの間に段差ができているときです。サイズが小さいと、ゴムが体に食い込んで段差ができ、そこから丸まります。
巻き込みが一日に何度も起きるなら、境目では大きい側を選んでください。それでも巻き込むなら、サイズより形の問題です。ゴムの幅が広い形か、ゴムを使わずに生地をそのまま折り返したウエストの形に替えると落ち着くことがあります。
反対に、大きい側をはいていてゴムが体から浮き、ずり下がってくるなら、小さい側に戻ります。巻き込みもずり下がりもない側が、あなたのサイズです。
ヒップとウエストの差が大きい方、小さい方
測った数字で、ヒップからウエストを引いてみてください。この差によって、境目での選び方の重みが少し変わります。
差が大きい方、目安として30cm以上ある方は、ヒップで選ぶとウエストのゴムが余りやすくなります。ゴムが余っても、ずり下がらなければ問題はありません。ただ、薄手のボトムだとゴムの浮きが外に響くことがあるので、ゴムの幅が細めの形を選ぶと目立ちません。
差が小さい方、目安として20cm未満の方は、ヒップで選んだサイズのウエストがきつく感じることがあります。この場合、股上が普通か浅い形なら、ゴムの幅が広く柔らかいものを選ぶと、同じサイズのままで楽になります。股上が深い形を選ぶなら、ウエスト側の数字でサイズを決めます。
どちらも、体の形の良し悪しではなく、ショーツの作りとの相性の話です。差の大小に合わせて、サイズより先に形を選ぶと、境目で迷う回数そのものが減ります。
どちらとも取れるときに、最後に使う順番
ここまでの3つの決め方は、ときどき反対の答えを出します。重ねる枚数は大きい側と言っているのに、脚口の跡は小さい側でいいと言っている、というように。
その場合の優先順位を置いておきます。
- 脚口に赤い跡が残る → 他の答えにかかわらず大きい側
- ゴムが一日に何度も巻き込む → 大きい側。それでも続くなら形を替える
- 上の2つに当てはまらない → 冬に重ねる枚数で決める
- 重ねる枚数が決まらない → 大きい側と小さい側を1枚ずつ買って、冬の同じ組み合わせで1日ずつはき比べる
最後の「1枚ずつ買う」は、遠回りに見えて、結局いちばん無駄が少ない方法です。5枚まとめて買ってから合わないと分かるより、2枚で答えを出してから残りをそろえるほうが、引き出しに使わない下着が残りません。
はき比べるときは、必ずその季節にいちばんよく重ねる組み合わせでやってください。素肌の上にショーツだけで比べると、冬の答えにはなりません。
よくある迷い方|平日と休日で重ねる枚数が違う
平日は通勤でタイツの上にレギンスまで重ね、休日は家でタイツも履かずに過ごす。こういう方は、重ねる枚数が日によって0枚と2枚を行き来します。
この場合は、長くはいている側に合わせてください。平日に朝から夜まで外にいるなら、一日の時間の多くは2枚重ねの状態です。境目なら大きい側を選び、休日用には手持ちの小さいほうを残しておく、という分け方がいちばん楽です。
在宅勤務が中心で、外に出るのは週に1〜2日という方は反対です。重ねない時間が長いので、小さい側を基本にして、外に出る日用に大きい側を2〜3枚だけ用意します。引き出しの中で、どちらが何の日用かを分けておくと、朝に迷いません。
よくある迷い方|生理の前後でゆとりがほしい
生理の前後で、おなかまわりが張って普段のショーツがきつく感じる、という声もよく聞きます。この時期だけの違和感なら、サイズ全体を上げる必要はありません。
普段のサイズはヒップの数字どおりに決め、その時期用に股上の深い形か、ゴムの幅が広く柔らかい形を数枚だけ用意してください。同じサイズでもゴムの当たり方が変わるので、多くの場合それで足ります。それでもきついと感じるなら、その数枚だけ1つ上にします。
よくある迷い方|ボトムが細身か、ゆったりか
冬に重ねる枚数が同じでも、上に着るボトムの形で押さえる力は変わります。細身のパンツやタイトスカートは、ショーツのすぐ上から体に沿うので、脚口とゴムを強く押さえます。ゆったりしたワイドパンツやロングスカートは、ほとんど押さえません。
冬のボトムが細身中心なら、重ねる枚数が1枚でも境目は大きい側に寄せてください。ゆったりしたボトムが中心なら、2枚重ねても小さい側で落ち着くことがあります。重ねる枚数の表は、ボトムの形が普通の方を想定した目安です。細身ならひとつ下の行、ゆったりならひとつ上の行に読み替えると、実際に近くなります。
キャミソールと肌着のサイズの測り方|バストと着丈で見る
ショーツと並んで迷いやすいのが、キャミソールやタンクトップ、冬の肌着です。これらは、ヒップではなくバストと着丈で見ます。
バストは、ブラを着けた状態で、いちばん高い所を水平に測ります。ブラを外して測ると、肌着を実際に着るときの形と違ってしまうからです。くわしい測り方は胸のはかりかた、服のサイズ選び用と同じ手順で構いません。
着丈は、肩の縫い目の位置から、いまはいているボトムのウエストまでを、体の前側で測ります。肌着の裾は、冬はパンツやスカートの中に入れて着ることが多いはずです。裾を入れても動いたときに出てこないためには、ボトムのウエストよりさらに10cmほど下まで届いていてほしい。測った長さに10cmを足した数字を、肌着の着丈の下限と考えてください。
肌着のバストが、サイズ表の境目に乗ったときも考え方は同じです。冬にその上へ重ねる枚数を数えます。肌着の上にシャツ、その上にニット、さらにコートと3枚以上重なるなら、肌着は小さい側にして、上に響く厚みとしわを減らします。肌着の上にニット1枚だけなら、大きい側でも外に響きにくく、脇や背中が窮屈になりません。ショーツと肌着で、境目での向きが反対になるのは、肌着は上から押さえられるのではなく、上に重ねたものを内側から押し広げる側だからです。
着丈が足りない肌着は、サイズを上げても解決しないことがあります。サイズを上げると身幅も広がり、ニットの下でもたつきます。丈だけ欲しいなら、同じサイズで丈の長い形を探すほうが合います。
白いブラウスやシャツの下に着るときの色の選び方は透けない下着の色、下半身編に書きました。ここで測った着丈は、色を選ぶときにもそのまま使えます。
補正下着やガードルは、同じ測り方で決めない
ショーツと同じ売り場に、ガードルや補正を目的にした下着が並んでいます。これらは、この記事の測り方で選ばないでください。
補正を目的にした下着は、あえて体より小さめに作られていて、サイズの選び方も形ごとに細かく決まっています。ショーツと同じ感覚で「境目だから大きい側」と選ぶと、目的の働きをしなくなりますし、逆に「きつめが効く」と思って小さい側を選ぶと、一日はいていられなくなります。
ガードルを選ぶときは、売り場の表と、売り場の担当の方に聞ける測り方に従うのが確実です。ここで書いてきたのは、毎日はく普通のショーツと肌着のための測り方だと考えてください。
一人で測るときにずれる3か所
最後に、一人で測るときに数字がずれやすい所をまとめておきます。家で測り直すときのチェックに使ってください。
1か所めは、後ろの巻き尺の高さです。ヒップのところで書いたように、後ろは見えないので下がりやすい。手鏡で背中側を見るか、巻き尺を回したまま足踏みして、ずり下がらないかを確かめます。
2か所めは、目盛りを読む角度です。下を向いて読むと、体を曲げたぶんお尻とおなかの形が変わります。巻き尺の端を指で押さえたまま、目線だけを下げて読むか、鏡に映った目盛りで読んでください。鏡の場合は数字が反転して見えるので、読み違いに注意します。
3か所めは、巻き尺そのものです。長く使っている布製の巻き尺は伸びていることがあります。家にある定規や、サイズの分かっている物にいちど当てて、目盛りが合っているか確かめておくと安心です。
もう1つ、測る場所の床も見ておいてください。ふかふかした敷物の上に立つと、足が沈んで姿勢がわずかに崩れます。フローリングや畳のような硬い床の上で、裸足か薄い靴下で立って測るほうが、毎回同じ姿勢を取りやすくなります。
この3か所をそろえて2回測り、差が1cm以内なら、その数字を信じて大丈夫です。2cm以上違うなら、どこかがずれています。もう一度、立ち方から始めてください。
測ったのに合わないとき、まず疑うのは素材
測った数字どおりに買ったのに合わない、ということは起こります。そのとき最初に疑ってほしいのは、サイズではなく素材です。
綿の割合が多いショーツは、伸びが少なめで形がしっかりしています。同じサイズでも、伸びの大きい化学繊維のショーツよりきつく感じます。反対に、伸びの大きい素材は、体に沿って広がるぶん、境目の大きい側を選ぶと余りやすくなります。
冬の乾燥で肌がムズムズしやすい方が綿の割合を増やすときは、同じサイズのままだと窮屈に感じることがあります。その場合は、境目に関係なく1つ上を試してみてください。素材の選び方そのものは冬の乾燥でムズムズする日の下着の選び方にまとめています。
タイツやストッキングのサイズも、ヒップで決めるところは同じです。あちらは股下の長さも見るので、25デニールストッキングのサイズ|境目で迷ったらで手順を確かめてください。ショーツとタイツを同じ日に測っておくと、冬の重ねものをまとめて見直せます。
次に測り直すのはいつか
下着のサイズは、一度測れば何年も使える数字ではありません。とはいえ、毎月測るものでもありません。
目安は、季節の変わり目に重ねる枚数が変わるときです。夏から秋、秋から冬にかけて、ショーツの上へ重ねるものが1枚増えるたびに、境目にいる方は答えが入れ替わる可能性があります。買い替えを考えたタイミングで、ヒップを1回測るだけで十分です。
それと、いまのショーツに脚口の赤い跡が出るようになった、ゴムが巻き込むようになったと感じたときも、測り直すきっかけです。体が変わったのか、上に重ねるものが変わったのか。数字を比べれば、どちらなのかが分かります。
測った数字は、スマートフォンのメモに日付と一緒に残しておいてください。次に測ったとき、比べる相手があるだけで、迷う時間がずっと短くなります。
誰かに測ってもらえるとき
家族や身近な人に手伝ってもらえるなら、ヒップだけはお願いすると数字が安定します。後ろの巻き尺の高さを、横から見て水平にそろえてもらえるからです。
頼むときは、自分はまっすぐ前を向いて立ったまま、相手に横から見てもらい、いちばん出ている高さに巻き尺を合わせてもらってください。目盛りを読むのも相手にお願いします。自分で下を向いて読むと、そのぶん姿勢が崩れます。
売り場で測ってもらう方法もあります。下着売り場では、ブラだけでなくヒップも測ってもらえることが多いので、ショーツのサイズで迷っているなら、ついでに声をかけてみてください。そのとき、冬に上へ何を重ねるかも一緒に伝えると、境目での向きまで相談できます。
形ごとに、境目の向きを少しずらす
同じヒップの数字でも、ショーツの形によって、境目で寄せる向きが少し変わります。
おしりを全部包む形は、生地の面が広いぶん、小さい側でもヒップに沿いやすく、余りにくい形です。重ねる枚数が2枚でも、脚口の跡が出ないなら小さい側のままで構いません。
おしりの下側が少し出る形や、脚口が高く切れ上がった形は、生地の面が狭いぶん、上から押さえられたときに脚口がずれて食い込みやすくなります。こちらは、重ねる枚数が1枚でも、境目なら大きい側に寄せてください。
ボクサー型のように、太ももの付け根まで覆う形は、脚口の位置が太ももに来ます。ヒップだけでなく、太ももの付け根のいちばん太い所も一度測っておくと、裾が食い込むかどうかを前もって判断できます。
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よくある問い
- Q. 下着のサイズは、素肌で測るのと下着の上から測るのとどちらがいいですか
- ショーツのサイズを見るためにヒップを測るなら、薄いショーツを1枚はいた上から測ってください。素肌で測ると巻き尺が肌に吸い付いて、つい締めて読んでしまいます。厚手のガードルや補正下着をはいた上から測るのは避けます。そこで縮めた数字を元にすると、1サイズ小さく出ます。
- Q. ヒップはMなのに、ウエストはLの数字でした。どちらで選べばいいですか
- 普通の股上のショーツなら、ヒップの数字で選んでください。ショーツはヒップにかかる面のほうが広く、ウエストのゴムは伸びて合わせられるからです。ただし股上が深い形を選ぶなら、ゴムがおへその上に来るので、そこで測ったウエストを優先します。どちらの形をはくかで、見る数字が入れ替わります。
- Q. サイズ表の境目ぴったりの数字でした。小さいほうと大きいほう、どちらを買えばいいですか
- 冬にその上へ何を重ねるかで決めてください。タイツやレギンス、腹巻きのような重ねものが2枚以上になる季節なら、大きい側にします。上から押さえられるぶん、脚口とウエストが食い込みやすくなるからです。重ねるのが1枚以下なら、小さいほうでずれないことを優先します。
- Q. 測ったサイズで買ったのに、脚口に跡がつきます
- サイズより、脚口の作りが合っていない可能性があります。脚口がゴムで縫い付けられた形は跡が出やすく、生地を切りっぱなしにした形やレースの脚口は出にくい傾向があります。同じサイズのまま、脚口の作りだけ変えて1枚試してから、サイズを上げるかを決めると無駄が出ません。
- Q. キャミソールや肌着も、同じ測り方でいいですか
- 肌着はヒップではなく、バストと着丈で見ます。バストはいちばん高い所を水平に、着丈は肩の縫い目からはいているボトムのウエストまでを測ります。冬にパンツへ裾を入れるなら、その長さにさらに10cm足りているかを確かめてください。
— メグラシ編集部





