25デニールストッキングのサイズ|境目で迷ったらヒップと股下で選ぶ

**いま手元にある25デニールのストッキングのパッケージを、1つ持ってきてください。**裏に、身長とヒップの2つの枠でサイズが書かれているはずです。あなたの身長とヒップは、2つとも同じ枠に収まっていますか。
両方とも同じ枠に収まっているなら、この記事は読まなくて大丈夫です。そのサイズで合っています。迷うのは、身長は小さいほうの枠なのにヒップは大きいほうの枠にかかる、あるいは両方とも境目のぎりぎりにある、という人です。
25デニールは、ストッキングのなかでも薄い部類です。薄いぶん、サイズが合っていないことが、色のむら、足首のしわ、夕方のずり落ちとして、すぐ表に出ます。この記事では、サイズ表の境目にいる人が、どちらのサイズを選べばいいかを、家で測れる数で決めます。
履いたあとの失敗を直す方法は25デニールストッキングの失敗にまとめてあります。ここでは、その手前の、買うときのサイズ選びだけを扱います。
結論|境目にいるなら、どの数が境目かで選ぶ
先に答えを置きます。サイズ表の境目にいるときは、身長とヒップのどちらが境目にかかっているかで、選び方が分かれます。
| 境目にかかっている数 | 選ぶサイズ | 理由 |
|---|---|---|
| ヒップだけ | 上のサイズ | 横に引かれると色が白く浮く |
| 身長だけ | 股下で決める | 縦の長さは身長より股下で決まる |
| 両方とも | ふくらはぎと季節で決める | どちらでも履けるので、困る場所で選ぶ |
いちばん大事なのは、ヒップが境目にかかっているなら上を取ることです。25デニールの薄い生地は、横に引かれると網目が広がり、肌の色が透けて白っぽく見えます。ヒップと太ももの付け根は、いちばん横に引かれる場所なので、ここが窮屈だと、その部分だけ色が浮きます。
身長だけが境目の人は、身長ではなく股下で決めます。両方とも境目の人は、どちらのサイズでも履けるので、自分がいちばん困っている場所を基準に選びます。それぞれの理由と決め方を、このあとの章で書きます。
サイズ表の2つの枠の読み方
ストッキングのサイズ表は、多くの場合、身長とヒップの2つの枠で書かれています。小さいほうのサイズと大きいほうのサイズで、枠の一部が重なっていることがよくあります。
たとえば、小さいほうのサイズが身長150cmから165cm、大きいほうのサイズが身長155cmから170cmと書かれていたら、155cmから165cmの人は、どちらのサイズにも入ります。ヒップも同じように、2つの枠が重なっている幅があります。
この重なっている幅が、境目です。重なりのなかにいる人は、表の上ではどちらを選んでも間違いではありません。だから迷います。
ここで知っておいてほしいのは、身長とヒップは、ストッキングのなかで受け持っている場所が違うということです。身長は、主に脚の縦の長さ、つまりつま先からウエストまでの長さに関わります。ヒップは、腰まわりと太ももの付け根の横の広さに関わります。どちらが境目にあるかで、困る場所が変わります。
パッケージによっては、身長とヒップに加えて、ウエストや股下の目安が書かれていることもあります。書かれているなら、それも見てください。書かれていないなら、このあとの方法で自分で測ります。
家で測る3つの数|ヒップ・股下・ふくらはぎ
サイズ表の身長は、たいてい自分で知っています。境目で迷ったときに必要なのは、それ以外の3つの数です。巻き尺を1本用意してください。
ヒップ
ヒップのいちばん高いところを通るように、水平に1周測ります。鏡で横から見て、巻き尺が前後で傾いていないかを確かめてください。薄い下着の上から、巻き尺をきつく締めずに測ります。
股下
壁に背中をつけて立ち、脚の付け根のいちばん高いところから、床までの長さを測ります。一人で測るときは、厚めの本を脚の間に挟み、本の上の端を脚の付け根に軽く当てて、その高さを床から測ります。素足で、まっすぐ立った状態で測ってください。
ふくらはぎ
ふくらはぎのいちばん太いところを、水平に1周測ります。立った状態で、体重を両脚に均等にかけて測ります。左右で違うことがあるので、両方測って、太いほうの数を使ってください。
この3つを、パッケージの裏の余白か、スマートフォンのメモに書いておくと、次にストッキングを買うときにもう測らずに済みます。
足の大きさとウエストも、境目の判断に使う
パッケージに身長とヒップしか書かれていなくても、足の大きさとウエストは、境目で迷ったときの手がかりになります。
足の大きさ
ストッキングのつま先は、決まった大きさの袋のように作られています。足が大きめの人が下のサイズを履くと、つま先の袋が足りず、生地がかかとのほうへ引っぱられます。そうすると、かかとの補強の位置がずれて、かかとより上に補強の色の境目が見えることがあります。パンプスの口から、この境目がのぞくと目立ちます。
靴のサイズが24cmを超える人で、身長とヒップが境目にいるなら、上のサイズを選ぶほうが、つま先とかかとの位置が合いやすくなります。反対に、靴のサイズが22cm台の人が上のサイズを選ぶと、つま先が余って、靴の中で生地がたまり、足が滑りやすくなります。
ウエスト
ウエストのゴムは、サイズによって長さが違います。ウエストが細めで、ヒップが境目の上にある人は、上のサイズを選ぶとウエストのゴムがゆるく感じることがあります。ゆるいゴムは、夕方のずり落ちにつながります。
この場合は、上のサイズを選んだうえで、ウエストのゴムを少し高めの位置、おへその上あたりで止めてみてください。ゴムが体のいちばん細いところにかかると、ずり落ちにくくなります。それでも落ちてくるなら、ウエストのゴムの幅が広いものを選ぶと、締め付けが一点に集まらず、安定します。
ヒップが境目|上のサイズを取る
ヒップが2つの枠の重なりにいる人、あるいは身長は小さいほうの枠なのにヒップだけ大きいほうの枠にかかる人は、上のサイズを選んでください。
理由は、25デニールの生地が横に引かれたときの見え方にあります。ストッキングの生地は、細い糸を輪のように編んでできています。横に引かれると、この輪が広がり、輪と輪の間から肌が見えます。肌が透ける量が増えると、そこだけ色が薄く、白っぽく見えます。
ヒップと太ももの付け根は、立っているときも座っているときも、いちばん横に引かれる場所です。小さいサイズを選ぶと、この部分の網目が広がり、スカートの裾から見える太ももの上のほうだけ色が浮きます。タイトなスカートや、短めのスカートを合わせる日には、これがはっきり見えます。
上のサイズを選ぶと、縦の長さが余ります。余った分は、足首やひざ裏にしわとしてたまります。でも、このしわは履き方で直せます。足首から少しずつ上に引き上げて、余りをウエストのほうへ送っておけば、たいていは目立たなくなります。直せる失敗と直せない失敗なら、直せるほうを選ぶ、ということです。
座っている時間が長い人は、さらに上を選ぶ理由が増える
デスクワークで一日の大半を座って過ごす人は、ヒップと太ももの付け根が、立っているときよりずっと横に引かれた状態で長い時間を過ごします。座ると、ヒップのまわりは立っているときより数cm広がるからです。
この広がりが、小さいサイズのストッキングでは、色の浮きとして夕方まで残ります。座っている時間が長い人で、ヒップが境目にいるなら、迷わず上のサイズを選んでください。立ち仕事の多い人なら、ヒップが境目のぎりぎり下の側にいる場合に限って、下のサイズでも困らないことがあります。
身長だけが境目|股下で決める
身長は2つの枠の重なりにいるけれど、ヒップははっきりどちらかの枠に収まっている人は、股下で決めます。
ストッキングの縦の長さに効くのは、身長そのものより、股下の長さです。同じ身長でも、股下が長い人と短い人がいます。身長だけで選ぶと、股下の長い人は小さいサイズで股の位置が下がり、股下の短い人は大きいサイズで足首やひざにしわがたまります。
目安として、測った股下が身長のおよそ45%を超えるなら、上のサイズを選んでください。身長160cmなら、股下72cmが境目です。股下がこれより長いなら、小さいサイズでは股の位置が下がりやすくなります。45%を下回るなら、下のサイズのほうが、足首やひざにしわがたまらず、すっきり履けます。
この45%は、きっちりした基準ではありません。目安として使い、あとで書く履いて10秒の確かめ方で、最後は判断してください。
両方とも境目|ふくらはぎと季節で決める
身長もヒップも、どちらも2つの枠の重なりにいる人がいます。このときは、どちらのサイズを選んでも、大きく外れることはありません。だからこそ、自分がいちばん困っている場所を基準に選んでください。
ふくらはぎが太めなら上
ふくらはぎのいちばん太いところが、ヒップの8割を超えている人は、上のサイズを選んでください。ふくらはぎは、ひざ下でいちばん横に引かれる場所です。ここが窮屈だと、ふくらはぎの後ろ側だけ色が薄く、すねの前側との差が出ます。ひざ下が見えるスカートを合わせることが多い人ほど、この差は目立ちます。
足首にしわがたまるのが嫌なら下
いつも足首やひざ裏のしわが気になる人は、下のサイズを選んでください。下のサイズは縦の長さが短いので、余りが少なく、しわがたまりにくくなります。ヒップとふくらはぎが両方とも境目のなかにあるなら、下のサイズでも色が浮くほどは引かれません。
冬の入口まで履くなら上
25デニールを秋だけでなく、冬の入口まで履き続ける予定なら、上のサイズを選んでおくと楽です。寒くなると、ストッキングの上に薄いインナーパンツを重ねたり、厚手のスカートを合わせたりすることが増え、腰まわりが窮屈になりがちです。上のサイズなら、重ねても腰まわりに余裕が残ります。
それでも決められないときは、両方を1足ずつ
ここまで読んでも決められないなら、両方のサイズを1足ずつ買って、同じ日に履き比べてください。朝に片方を履いて出かけ、夕方にずり落ちや色むらを確かめます。翌日にもう片方で同じことをします。2日で答えが出ます。1足分の出費で、この先何十足かの迷いが片づくと考えれば、試す価値はあります。
スカートの丈で選ぶ
両方とも境目の人は、よく合わせるスカートの丈も手がかりになります。ひざ上の丈や、タイトなスカートを合わせることが多いなら、太ももの上のほうがスカートの裾から見えやすいので、色の浮きを避けて上のサイズを選びます。ひざ下の丈や、ふくらはぎまで隠れる長い丈を合わせることが多いなら、見えるのは足首とすねだけなので、しわがたまりにくい下のサイズのほうがきれいに見えます。
ズボンの下に履く日が多いなら、見た目より履き心地で選んで構いません。ズボンの下では色の浮きも足首のしわも見えないので、一日履いて楽なほうを選んでください。
25は薄いので、サイズの差が色に出る
同じサイズの迷いでも、40デニールや60デニールなら、それほど困らないことがあります。厚い生地は、横に引かれても網目の広がりが目立ちにくいからです。
25デニールは、肌の色を透かして見せるための厚さです。透け方がもともと多いぶん、横に引かれて透け方が増えると、その差がそのまま色の差になります。ヒップの境目で小さいサイズを選んだとき、40デニールなら気づかない程度の差が、25デニールでははっきり見えます。
反対に、縦に余ったときのしわも、薄い生地ほど細かく、たくさん寄ります。厚い生地のしわは大きく2、3本ですが、25デニールのしわは細かく何本も寄って、遠目には足首だけ色が濃く見えます。
つまり、25デニールは、サイズの過不足が両方向とも色として出る厚さです。だからこそ、境目にいるときは、どちらの失敗が自分にとって直しやすいかで選ぶ必要があります。### 伝線のしやすさも、サイズで変わる
25デニールは、もともと伝線しやすい厚さです。そのうえ、小さいサイズで横に引かれていると、網目一つ一つにかかる力が大きくなり、少しの引っかかりで伝線が走ります。ヒップや太ももの内側、ふくらはぎの後ろから伝線が始まることが多い人は、サイズが小さいことを疑ってみてください。
反対に、大きいサイズで足首やつま先に生地がたまっていると、靴の中でたまった生地が擦れて、つま先から伝線が始まることがあります。つま先の伝線が多い人は、サイズが大きいか、つま先の位置が合っていないことが考えられます。どこから伝線が始まるかは、サイズが合っているかを知る手がかりになります。
秋の通勤で40デニールに切り替える時期の目安は40デニールストッキングに書いてあります。
履いて10秒で分かる確かめ方
買ったストッキングが合っているかは、履いてすぐ、10秒ほどで確かめられます。
ウエストのゴムが、おへその下で止まるか
いちばん上まで引き上げたとき、ウエストのゴムがおへそのすぐ下か、おへその高さで止まるかを見ます。おへそより3cm以上下で止まるなら、縦の長さが足りません。おへそを越えて上まで来るなら、縦の長さが余っています。
股の縫い目が、脚の付け根に届いているか
股の縫い目が、脚の付け根にぴったり当たっているかを確かめます。付け根から2cm以上下に浮いているなら、縦の長さが足りないか、引き上げが足りていません。もう一度、足首から少しずつ引き上げて、それでも届かないなら、サイズが小さいということです。
ひざ裏に横のしわが寄っていないか
まっすぐ立った状態で、鏡でひざ裏を見ます。横のしわが2本以上寄っているなら、縦の長さが余っています。ひざを曲げ伸ばしして、しわが消えるかを見てください。消えるなら問題ありません。曲げ伸ばししても残るなら、余りをウエストのほうへ送り直すか、次は下のサイズを試します。
一日履いて分かること|夕方のずり落ちと色のむら
10秒の確かめ方で合っていても、一日履いてみて初めて分かることがあります。
いちばん多いのは、夕方のずり落ちです。朝はウエストのゴムがおへその下にあったのに、夕方になるとおへそから5cm以上下がっている。これは、縦の長さが余っていて、歩くたびに生地が少しずつ下に落ちてくることで起きます。大きいサイズを選んだときに起きやすい失敗です。
ずり落ちが気になるなら、まず履き方を見直してください。履くとき、つま先からひざまでを先にしっかり整え、ひざから上は太ももの前と後ろを交互に少しずつ引き上げます。最後にウエストまで引き上げてから、ヒップのいちばん高いところで生地を軽く下に引き戻し、ヒップに生地をなじませます。これで、ずり落ちがかなり減ります。
それでも夕方に落ちてくるなら、次は下のサイズを試してください。ヒップの境目で上を選んだ人なら、ずり落ちと色の浮きのどちらが気になるかで、サイズを決め直します。
もう一つは、夕方の色のむらです。朝は気にならなかったのに、夕方になると太ももの上のほうだけ色が薄く見える。これは、一日座ったり歩いたりするうちに、生地が横に伸ばされて戻らなくなった状態です。小さいサイズを選んだときに起きやすい失敗です。この場合は、次は上のサイズを選んでください。
秋の立ち上がりと、冬の入口で変わること
25デニールを履くのは、秋の立ち上がりから、冬の入口にかけてが多いと思います。この間に、サイズの感じ方が少し変わることがあります。
秋の立ち上がりは、まだ脚が素足に近い感覚で、ストッキングの締め付けを強く感じやすい時期です。この時期に小さいサイズを履くと、ひざ下やふくらはぎの締め付けが気になりやすくなります。
冬の入口になると、上に重ねるものが増えます。インナーパンツ、厚手のスカート、ウールのズボンの下に履く日もあるかもしれません。重ねたものがストッキングを外から押さえるので、ずり落ちは減ります。そのかわり、腰まわりの窮屈さは増えます。
このことから、秋の立ち上がりだけ25を履くなら、ずり落ちにくい下のサイズでも困りません。冬の入口まで25を履き続けるなら、腰まわりに余裕のある上のサイズが楽です。どこまで25で通すか分からないなら、朝の気温と外にいる時間で切り替える目安がタイツはいつから履く?にあります。
ふくらはぎは、朝と夕方で測り直す
ふくらはぎの太さは、一日のうちで少し変わります。朝に測った数と、夕方に測った数が1cm近く違う人もいます。境目で迷っているなら、ふくらはぎは夕方にも測ってみてください。
夕方の数がヒップの8割を超えるなら、朝は下のサイズで楽でも、夕方にふくらはぎの後ろが窮屈になり、色が薄く見えてきます。一日中履いている日が多いなら、夕方の数を基準にして、上のサイズを選ぶほうが安心です。朝から昼までの短い時間だけ履く日が多いなら、朝の数で選んで構いません。
黒とベージュで、サイズの感じ方が違う
同じ25デニールでも、色によって、サイズが合っていないときの見え方が違います。
ベージュは、肌の色に近いので、横に引かれて透け方が増えても、遠目にはそれほど目立ちません。目立つのは、肌の色とストッキングの色の差が大きいときで、白っぽく浮いて見えます。
黒は、透けたときの色の差がはっきり出ます。横に引かれた部分は、黒が薄くなってグレーに近づき、ほかの部分との差が一目で分かります。ヒップの境目で小さいサイズを選んだときの失敗は、黒のほうがずっと目立ちます。
このことから、黒の25デニールを選ぶときは、ヒップが境目にかかっているなら、ベージュのとき以上に、迷わず上のサイズを選んでください。ベージュで下のサイズがちょうどよかった人でも、黒では上のサイズのほうがきれいに見えることがあります。黒のストッキングの選び方は、15デニール黒のサイズと透け方も参考にしてください。
インナーやガードルと重ねる日のサイズ
ストッキングの上に、ガードルや薄いインナーパンツを重ねる人は、重ねる日のことも考えてサイズを選んでください。
ガードルを重ねると、ヒップと太ももの付け根が外から押さえられます。ストッキングが横に引かれる量は変わりませんが、ストッキングとガードルの間で生地がこすれ、ストッキングが下へ引っぱられることがあります。下のサイズを履いていると、この引っぱりで股の位置が下がり、歩くたびに気になります。
ガードルを重ねる日が多い人は、境目にいるなら上のサイズを選び、ストッキングをしっかり上まで引き上げてから、ガードルを重ねてください。ガードルの裾がストッキングの太ももの部分を押さえるので、上のサイズの余りがずり落ちてくることもありません。
インナーパンツを重ねる場合も、考え方は同じです。重ねるものがあるなら、ストッキングは上のサイズでゆとりを持たせ、重ねたものに押さえてもらう。重ねるものがないなら、ストッキングだけでずり落ちないように、境目のなかで下のサイズを選ぶ。重ねる日と重ねない日が半々なら、上のサイズで、重ねない日だけ履き方を丁寧にするのがいちばん楽です。
まとめ買いの前に、1足で確かめる
サイズが決まったら、まとめて買いたくなります。25デニールは伝線しやすい厚さなので、何足か予備を持っておくと安心です。
ただ、まとめて買う前に、決めたサイズを1足だけ買って、一日履いて確かめてください。とくに、身長とヒップの両方が境目にいる人は、計算どおりにいかないことがあります。朝の10秒の確かめ方、夕方のずり落ち、太ももの上の色。この3つを見て問題がなければ、そのサイズでまとめて買います。
同じサイズでも、ベージュと黒では、先に書いたとおり見え方が変わります。ベージュで確かめたサイズを、黒でもそのまま買うのではなく、黒も1足だけ先に試してください。2色とも同じサイズで合うと分かれば、次からは色ごとに迷う必要はなくなります。
よくある行き違い
「身長に合わせて選んだのに、股の位置が下がる」
身長は枠に収まっていても、股下が身長のわりに長いと起きます。股下を測って、身長の45%を超えているなら、次は上のサイズを試してください。
「上のサイズにしたら、足首にしわが寄る」
縦の長さが余っているサインです。履くときに、足首から少しずつ上に引き上げて、余りをウエストのほうへ送ってください。それでも足首に残るなら、ヒップとふくらはぎを測り直し、両方とも下のサイズの枠に収まっているなら、下のサイズに戻します。
「同じサイズでも、新しく買ったものがきつい」
銘柄が違うか、同じ銘柄でも生地の作りが変わったことが考えられます。ウエストのゴムの幅や、つま先の補強の長さが違うと、同じサイズでも締め付けが変わります。新しい銘柄を試すときは、まず1足だけ買って、一日履いてから買い足してください。
「洗ったら、きつくなった気がする」
ストッキングは洗うと少し縮み、履くと伸びる、という動きを繰り返します。洗ったばかりのものは、履き始めにきつく感じても、しばらくすると落ち着くことがほとんどです。ただし、乾燥機にかけると縮みが戻らなくなることがあるので、干して乾かしてください。
「下のサイズにしたら、太ももの内側がこすれて伝線した」
下のサイズで太ももの内側が横に引かれ、網目が広がった状態で歩くと、太ももどうしがこすれて伝線しやすくなります。ヒップが境目にいる人なら、上のサイズに戻してください。上のサイズなら、太ももの内側の網目が詰まったままなので、こすれても伝線が走りにくくなります。
「上のサイズにしたら、つま先が靴の中で余る」
つま先の袋が足より大きいと、靴の中で生地がたまり、足が前に滑りやすくなります。とくに先の細いパンプスでは、つま先が窮屈に感じることがあります。履くときに、つま先の縫い目を指の付け根ではなく指先に合わせ、余った分をかかとから足首のほうへ送ってください。それでも余るなら、靴の中に滑り止めを入れるか、ヒップとふくらはぎの数を見直して下のサイズを試します。
「家族と同じサイズを買っていたけれど、合っていない気がする」
家族や友人と同じサイズを使い回していると、身長が近くても、ヒップや股下が違うことがよくあります。とくに25デニールは、サイズの差が色やしわに出やすい厚さです。一度、自分のヒップと股下とふくらはぎを測って、この記事の決め方で選び直してみてください。同じサイズで合っていたなら、それで構いません。違っていたなら、自分のサイズを1足だけ試して、履き比べてみてください。違いはすぐに分かります。
「ふくらはぎだけ色が薄い」
ふくらはぎのいちばん太いところが、サイズの枠に対して窮屈になっているサインです。ヒップが枠のなかに収まっていても、ふくらはぎがヒップの8割を超えている人は、上のサイズを試してください。
装いに活かすなら
25デニールのストッキングは、サイズさえ合っていれば、肌の色を自然に見せながら、脚の表面を整えてくれる厚さです。境目で迷うたびに違うサイズを買うと、引き出しの中に履き心地の違うストッキングが混ざり、朝にどれを選べばいいか分からなくなります。
いちど自分のヒップ、股下、ふくらはぎを測って、どのサイズを選ぶかを決めておくと、次からはパッケージの裏を見るだけで迷わずに済みます。決めたサイズは、ベージュと黒で分けて覚えておいてください。ベージュは下、黒は上、という人も少なくありません。
測った数は、季節の変わり目にもう一度見直してください。秋の立ち上がりと冬の入口では、合わせるスカートや重ねるものが変わるので、同じ数でも選ぶサイズが変わることがあります。年に2回、パッケージの裏の表と自分の数を並べてみるだけで、引き出しの中のストッキングが同じ履き心地にそろっていきます。
もう一つ、引き出しの中のストッキングを、サイズごとに分けて置いておくのもおすすめです。上のサイズと下のサイズが混ざっていると、急いでいる朝に違うほうを手に取ってしまいます。袋に入れたまま、袋の口にサイズを書いた小さな紙を挟んでおくだけでも、取り違えがなくなります。境目にいる人ほど、こうした小さな工夫で、毎朝の迷いが一つ減ります。
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よくある問い
- Q. ストッキングのサイズは、大きめと小さめのどちらが失敗しにくいですか
- 25デニールなら、迷ったときは大きめのほうが失敗しにくいです。小さいサイズを無理に履くと、ヒップや太ももで生地が横に引かれて、その部分だけ色が白っぽく浮きます。薄い生地ほどこの差が目立ちます。大きめのサイズで起きるのは、足首やひざ裏のしわですが、これは履き方である程度直せます。ただし、身長も股下もヒップも下の枠に収まっているのに大きめを選ぶと、夕方にずり落ちてきます。大きめを選ぶのは、境目にいるときだけにしてください。
- Q. サイズ表の身長は合っているのに、ヒップだけ上のサイズに入ります
- その場合は、ヒップに合わせて上のサイズを選んでください。ストッキングは縦方向に伸びる余裕があるので、身長が枠より少し低くても、足首やひざにたまった分を上に引き上げれば調整できます。反対に、ヒップが枠を超えていると、横に引かれる力を逃がす場所がなく、ヒップの部分だけ生地が薄くなって色が浮き、伝線もしやすくなります。
- Q. 秋と冬で、同じサイズのストッキングでいいですか
- 基本は同じサイズで構いません。ただ、冬の入口まで25を履き続けるなら、上に重ねるものが増えることを考えてください。ストッキングの上からショーツや薄いインナーパンツを重ねたり、厚いスカートを合わせたりすると、腰まわりがきつく感じることがあります。境目にいる人なら、冬の入口まで履く予定のぶんだけ、上のサイズを選んでおくと楽です。
- Q. 同じサイズなのに、銘柄によって履き心地がちがいます
- サイズ表の枠は同じでも、ウエストのゴムの幅、つま先の補強の長さ、生地の伸び方が銘柄によって違うからです。同じM-Lでも、ある銘柄では余裕があり、別の銘柄では窮屈に感じることがあります。新しい銘柄を試すときは、まず手持ちで合っているものと同じサイズを1足だけ買い、履いて10秒の確かめ方と、一日履いた後のずり落ちを見てから、まとめて買い足すようにしてください。
— メグラシ編集部





