25デニールのストッキングの色選び|ベージュは膝と甲の肌色で決める

**膝の横に、白い紙を1枚当ててみてください。**紙と比べて、膝の肌はどれくらい暗いでしょうか。黄色っぽいでしょうか、赤っぽいでしょうか。25デニールのベージュの色は、その2つで決まります。
25デニールのストッキングは、肌がうっすら透ける薄さです。脚の上で見える色は、ストッキングの色そのものではなく、肌の色とストッキングの色が混ざった色になります。だから、袋に入っているときにちょうどよく見えた色が、脚に履くと白っぽく浮いたり、灰色にくすんだりします。
この記事では、脚の肌の色を、膝と足の甲で測ってからベージュを選ぶ手順をまとめます。顔や手の甲ではなく、脚で決めるのがいちばんの近道です。さらに秋冬は、靴とスカートの色が濃くなるので、その分だけ色を動かす方法も書いています。いつまで25デニールで過ごせるかは25デニールのストッキングはいつまで|スカート丈と靴の開きで決めるにまとめているので、ここでは「どの色を選ぶか」に絞ります。
結論:すねより半段濃いベージュを基準に、黄みか赤みかで系統を選ぶ
ベージュの選び方は、次の2つを決めるだけです。
1つめは、明るさです。すねの肌より半段濃い色が基準になります。ストッキングを肌と同じ明るさにすると、薄い生地の白っぽさが重なって、脚が肌より明るく浮いて見えます。半段濃くすると、生地の白っぽさが打ち消されて、肌になじんで見えます。
2つめは、黄みか赤みかです。膝の肌が黄色っぽいなら黄みのあるベージュ、赤っぽいなら少し赤みのあるベージュを選びます。
| 膝の肌の見え方 | 明るさの基準 | 選ぶ系統 |
|---|---|---|
| 白い紙との差が小さい・黄み寄り | 明るめのベージュから半段濃く | 黄みのあるベージュ |
| 白い紙との差が小さい・赤み寄り | 明るめのベージュから半段濃く | ほんのり赤みのあるベージュ |
| 白い紙との差が中くらい・黄み寄り | 中間のベージュから半段濃く | 黄みのあるベージュ |
| 白い紙との差が中くらい・赤み寄り | 中間のベージュから半段濃く | ほんのり赤みのあるベージュ |
| 白い紙との差が大きい | 濃いめのベージュ | 黄みと赤みの中間か、膝の色に近い方 |
秋冬は、ここからさらに半段だけ濃い側に寄せます。理由は、あとの章で詳しく書きます。
25デニールは、肌の色とストッキングの色が混ざって見える
25デニールの「デニール」は糸の太さを表す数字で、数字が小さいほど薄く、肌が透けます。25デニールは、ストッキングの中ではやや厚めの側ですが、それでも肌がしっかり透けます。
透ける生地は、肌の色の上に、ストッキングの色と、生地そのものの白っぽさが重なって見えます。この白っぽさは、細い糸が光を散らすことで生まれます。だから、肌とまったく同じ色のストッキングを履いても、脚は少し白く、少し明るく見えます。
これが、ストッキングを肌より半段濃くする理由です。生地の白っぽさのぶんを、色の濃さで打ち消しておくと、脚に乗ったときにちょうど肌に近い色になります。
反対に、デニールの数字が大きくなるほど、肌が透けにくくなり、ストッキングの色そのものが強く出ます。30デニールや40デニールでは、半段濃くすると濃く見えすぎることがあります。この記事の基準は、25デニール前後の薄さを前提にしています。
測る場所は、膝と足の甲。顔や手ではない
肌の色を見るとき、多くの人は顔か手の甲で判断します。けれど、顔と手と脚は、同じ人でも色が違います。
顔は化粧をしていることが多く、手の甲は一年中外に出ていて日に当たりやすい場所です。脚は、季節によって出したり隠したりするので、顔や手とは違う色になります。とくに秋冬は、夏に日に当たった脚の色が少しずつ戻っていく時期なので、夏と今とでも色が違います。
ストッキングを履いたときに人の目に入るのは、膝と、すねと、靴からのぞく足の甲です。この中で、色を見る場所は膝と足の甲の2か所にします。
膝は、スカートの裾からいちばん先に見える場所です。人の目が最初に行くので、膝の色に合っているかどうかが、ストッキング全体の印象を決めます。足の甲は、靴との境目にある場所です。靴の色とのつながりを決めるので、秋冬にとくに大事になります。
すねは、膝と甲のあいだで色が自然に移り変わるので、膝と甲の両方に合っていれば、すねもなじみます。
夏のサンダルの跡が残っているとき
秋のはじめは、夏に履いたサンダルの形に、足の甲の日焼けの跡が残っていることがあります。甲の中に明るい場所と濃い場所がまだらにあるときは、濃い方の色に合わせてください。25デニールは肌が透けるので、明るい方に合わせると、濃い跡の部分がストッキング越しに目立ちます。濃い方に合わせると、明るい部分はストッキングの色に包まれて、まだらが目立ちにくくなります。
跡は、秋が深まるにつれて少しずつ薄くなります。冬の入り口にもう一度甲に紙を当てて、跡が目立たなくなっていたら、甲全体の明るさで選び直してください。
左右の脚で色が違うとき
運転や通勤の向きで、片方の脚だけ日に当たりやすい人もいます。左右で色が違うときは、濃い方の脚に合わせます。理由はサンダルの跡と同じで、明るい方に合わせると、濃い方の脚がストッキング越しに沈んで見えるからです。
明るさを見る:白い紙を当てて、紙との差で3段に分ける
明るさは、白い紙との差で見ます。コピー用紙のような、真っ白な紙が使いやすいです。
昼間の窓ぎわで、膝の横に紙を当てて、紙と膝の肌を見比べます。部屋の明かりだけだと、明かりの色が肌に乗って見え方が変わるので、できれば昼の自然な光で見てください。
紙との差が小さく、肌が紙に近い明るさに見えるなら「明るい」、差がはっきりあるけれど、紙と並べても肌が沈まないなら「中くらい」、紙と並べると肌がはっきり暗く見えるなら「濃い」です。この3段のどれかに入れば十分で、細かく分けすぎる必要はありません。
足の甲も、同じように紙を当てて見ます。膝と甲で段が違うことはよくあります。その場合の選び方は、あとの「どちらとも取れるとき」の章で書きます。
明るさの段が決まったら、ストッキングはその段から半段濃くします。「明るい」なら明るめと中間のあいだ、「中くらい」なら中間と濃いめのあいだ、というように考えてください。
黄みか赤みかを見る:紙と並べたときの色の寄り方
次に、肌が黄色っぽいか、赤っぽいかを見ます。これも白い紙と並べると見やすくなります。
紙の白と並べたとき、肌が少し黄色やオレンジに寄って見えるなら黄み寄り、少しピンクや赤に寄って見えるなら赤み寄りです。どちらとも言えないなら、中間と考えてかまいません。
膝は、血の色が透けやすい場所なので、ほかの場所より少し赤みが出やすくなります。寒い日は赤みが強く出ることもあるので、色を見るのは暖かい部屋で、しばらく座って落ち着いてからにしてください。
黄み寄りの肌に、赤みの強いベージュを重ねると、脚がピンクに浮いて見えます。赤み寄りの肌に、黄みの強いベージュを重ねると、脚が黄色くくすんで見えます。系統を合わせるだけで、同じ明るさでもなじみ方が大きく変わります。
売り場で見る:袋の色ではなく、手の甲にかぶせた色
売り場でストッキングの色を選ぶとき、袋に入った状態の色はあてになりません。袋の中では生地が何重にも重なっているので、実際に脚に履いたときよりずっと濃く見えます。
色見本として、台紙に1枚だけ広げてある売り場なら、その1枚を見てください。それでも台紙の色が透けて見えるので、台紙が白か、肌色かで見え方が変わります。
いちばん確かなのは、1枚の生地を手の甲にかぶせて見ることです。手の甲は脚とは色が違いますが、手の甲の肌と比べて、ストッキングが少し濃く見えるか、同じに見えるか、明るく見えるかは判断できます。脚に履いたときの見え方に近いのは、この状態です。
手の甲と脚の色の差は、家で一度確かめておくと便利です。膝の横に手の甲を並べて、手の甲のほうが濃いか、同じか、明るいかを見ておきます。手の甲が膝より半段濃いなら、手の甲にかぶせて「同じくらい」に見えるストッキングが、膝より半段濃い色になります。
秋冬は、なぜ半段濃くするのか
夏と同じベージュを秋冬にも履いていると、なんとなく脚が浮いて見えることがあります。理由は2つあります。
1つめは、服と靴の色が濃くなることです。秋冬のスカートは、茶色、紺、黒、深い緑など、夏よりも濃い色が増えます。靴も、明るい色のサンダルやスニーカーから、濃い色の革靴やブーツに替わります。濃い色のスカートと濃い色の靴のあいだに、明るいベージュの脚があると、脚だけが明るく浮いて見えます。
2つめは、脚の肌の色が変わることです。夏に日に当たって少し濃くなった脚の色が、秋から冬にかけて少しずつ戻っていきます。夏に合わせて選んだ色は、秋の終わりには肌より濃く見えることもあります。ただ、この変化は人によって大きく違うので、季節が変わったら一度、膝に紙を当てて見直してください。
この2つは、反対の方向に働くことがあります。肌は明るくなるけれど、服と靴は濃くなる。そのときは、服と靴のほうを優先して、半段濃い側に寄せるのがおすすめです。脚の色が肌から少し離れても、上下の色とつながっていれば、全体の中で脚は浮きません。
靴の色で動かす:黒・茶・ベージュ・白
秋冬は、靴の色でストッキングの色を半段動かします。
黒い靴の日は、足の甲と靴の境目の差がいちばん大きくなります。明るいベージュだと、足首から下が急に黒くなって、境目が強く見えます。基準からさらに半段濃いベージュにすると、境目がやわらぎます。
茶色の靴の日は、黄みのあるベージュが靴の色とつながりやすくなります。黄み寄りの肌なら基準の色のままで、赤み寄りの肌なら、赤みのあるベージュのまま、濃さを半段だけ上げると、靴とのつながりが出ます。
ベージュやグレージュの靴の日は、ストッキングと靴の色が近いので、基準の色のままで十分です。脚と靴が一続きに見えて、脚が長く見えます。
白や明るいグレーの靴は、秋冬には少なくなりますが、合わせるなら、ストッキングは基準の色より半段明るい側に戻します。濃いベージュに白い靴を合わせると、足の甲だけが暗く沈んで見えます。
ブーツの日は、筒の口とスカートの裾のあいだだけを見る
ブーツを合わせる日は、足の甲は筒の中に隠れます。見えるのは、ブーツの筒の口からスカートの裾までのあいだだけです。この日は、足の甲の色を気にする必要はありません。膝と、筒の口の境目だけを見て色を決めます。
筒の口が膝の下まで来るロングブーツなら、見える脚はほんのわずかです。ブーツの色が濃いなら、ストッキングを基準から半段濃くすると、筒の口との段差がやわらぎます。筒の口がふくらはぎの途中で止まるショートブーツなら、見える脚の面積が増えるので、膝の色を優先して基準の色を選びます。
靴の開きでも、見え方が変わる
足の甲が大きく出るパンプスと、甲がほとんど隠れるローファーでは、同じ色のストッキングでも見え方が違います。甲が大きく出る靴ほど、甲の色とストッキングのなじみ方が目に入ります。甲が大きく出る靴の日は、甲の色を優先して選ぶと、靴との境目がきれいに見えます。
どちらとも取れるとき④:ベージュか黒か、その日の朝に迷う
秋の半ばを過ぎると、ベージュと黒の25デニールのどちらを履くか、朝に迷う日が増えます。そのときは、スカートと靴の色を見て、次の順で決めてください。
まず、スカートと靴が両方とも黒や濃い紺なら、黒を選びます。脚が服の側に寄って、腰から下が一続きになります。ベージュを選ぶと、上下の濃い色のあいだで脚だけが明るく、面が三つに分かれて見えます。
次に、スカートか靴のどちらかが明るい色なら、ベージュを選びます。明るい色が一つでも入ると、黒の脚は重く見えやすく、ベージュのほうが全体の明るさになじみます。
両方とも茶色やグレーのような中くらいの濃さなら、どちらでもかまいません。その日に軽く見せたいならベージュ、引き締めたいなら黒です。迷ったまま決められない日は、ベージュを半段濃い色にして履くと、ベージュと黒の中間のような落ち着いた足もとになります。
スカートの色と丈で動かす
スカートの色と丈も、ストッキングの色を選ぶ手がかりになります。
濃い色のスカートで、膝が隠れる長さなら、ストッキングが見える面積は小さくなります。この場合は、靴の色を優先して色を決めます。見える脚は靴とのあいだだけなので、靴とのつながりが大事になります。
濃い色のスカートで、膝が出る長さなら、スカートの裾と膝の境目が目に入ります。基準からさらに半段濃くすると、スカートの濃さと脚の明るさの差が小さくなり、膝が浮きません。
明るい色のスカートなら、基準の色のままでかまいません。ベージュやアイボリーのスカートに、濃いベージュを合わせると、脚だけが暗く見えることがあります。
スカートの丈で、25デニールでいつまで過ごせるかが変わる話は、冒頭で紹介した記事にまとめています。色を決めたら、そちらと合わせて見てください。
黒の25デニールを選ぶ日
25デニールには、ベージュのほかに黒もあります。黒の25デニールは、肌が透けるので、真っ黒ではなく、脚の丸みに沿って濃淡が出ます。
黒を選ぶのは、脚を服の側に寄せたい日です。黒いスカートと黒い靴のあいだを黒の25デニールでつなぐと、腰から下が一続きの黒になり、縦の線が強く出ます。脚の濃淡が残るので、厚いタイツほど重くは見えません。
ベージュを選ぶのは、脚を肌の側に見せたい日です。明るい色のスカートや、軽い印象にしたい日、仕事で肌色に近いものと決まっている日は、ベージュを選びます。
黒の25デニールにも、黄みのある黒と青みのある黒があります。こちらは肌よりも服と靴の色で選び、茶色の靴なら黄みのある黒、黒やグレーの靴なら青みのある黒にすると、足もとがまとまります。
どちらとも取れるとき①:膝と甲で色が違う
膝と足の甲で、明るさや黄み・赤みが違うことはよくあります。膝は赤みが強く、甲は黄みが強い。膝は明るく、甲は少し濃い。そういうときは、次の順で決めてください。
まず、**人の目が先に行く方に合わせます。**スカートが膝丈か膝上なら膝、膝下の長いスカートなら甲です。膝が見える日に甲に合わせると、膝だけが色から外れて目立ちます。
次に、靴の色を見ます。濃い色の靴を合わせる日が多いなら、甲との境目が目立ちやすいので、膝に合わせた色から、さらに半段濃くします。甲に合わせた濃さと、膝に合わせた濃さの中間に近づくので、どちらの場所でもなじみます。
それでも決められないときは、黄みと赤みの中間のベージュを選びます。どちらにも寄らない色は、膝にも甲にも大きく外れません。最初の1足は中間で試して、履いた日の写真を見て、次の1足で寄せる方向を決めるのも一つの方法です。
どちらとも取れるとき②:2色で迷う
売り場で、明るさが半段違う2色で迷うことがあります。そのときは、濃い方を選びます。
明るい方を選んで脚が浮いた場合、それを打ち消す方法はほとんどありません。濃い方を選んで少し濃く見えた場合は、明るい色の靴やスカートを合わせると、全体の中で濃さがやわらぎます。秋冬は濃い色の服と靴が多いので、濃い方を選んでおくと、合わせる服の幅も広がります。
系統で迷うときは、膝の色に近い方を選びます。黄みと赤みのどちらにも見えて決められないなら、合わせる靴の色で決めてください。茶色の靴が多いなら黄み、黒やグレーの靴が多いなら、赤みのある方か中間を選ぶと、足もとが自然につながります。
どちらとも取れるとき③:仕事で「肌色に近いもの」と決まっている
職場の決まりで、ストッキングは肌色に近いものと決まっていることがあります。この場合も、選び方は変わりません。
肌色に近いかどうかは、膝の色と比べて見た目が大きく外れていないかで判断されることがほとんどです。基準の「すねより半段濃い」は、脚に履いたときに肌に近く見える色なので、決まりの中に収まります。
秋冬に半段濃くしたいときは、決まりの範囲で、濃さだけを少し上げてください。黄みや赤みを大きく変えると、肌色から外れて見えることがあるので、系統は基準のままにします。
迷ったら、職場で同じ決まりのもとで働いている人の脚の色を、さりげなく見てみるのも参考になります。決まりの中での「普通の濃さ」がわかると、その範囲で自分の肌に合わせやすくなります。
光で見え方が変わる:昼の外・室内の明かり・夕方
同じストッキングでも、光によって色の見え方が変わります。
昼の外の光では、ストッキングの色がいちばん素直に見えます。家で色を確かめるときも、できるだけ昼の窓ぎわで見てください。
室内の白っぽい明かりの下では、ストッキングの白っぽさが強く出て、脚が明るく見えます。黄色っぽい明かりの下では、脚が黄みに寄って見えます。仕事で長く室内にいるなら、職場の明かりの色を思い出して、白っぽい明かりなら半段濃く、黄色っぽい明かりなら赤みのあるベージュが黄色に転ばないかを気にしてください。
秋冬の夕方は、日が低く、光が赤みを帯びます。この光の下では、赤みのあるベージュは赤みが強く出ます。夕方以降に外にいる時間が長い日は、黄みと赤みの中間か、黄みのあるベージュのほうが落ち着いて見えます。
色を覚えておく方法
ちょうどいい色が見つかったら、次に買うときのために覚えておきます。
いちばん確かなのは、履いた日の脚を、昼の光で写真に撮っておくことです。膝と足の甲、靴が入るように、少し離れて撮ります。次に買うときは、その写真と、売り場で手の甲にかぶせた色を見比べると、同じ色に近いかがわかります。
色の名前は、作り手によって同じ名前でも色が違うことがよくあります。「ナチュラル」「ヌード」のような名前は、ある売り場では明るめ、別の売り場では中間ということがあります。名前ではなく、手の甲にかぶせた見え方で覚えておくほうが確かです。
季節が変わったら、膝に紙を当てて、明るさを見直してください。秋の終わりに一度、春のはじめに一度見直すと、一年を通して脚になじむ色を選べます。
買い置きをするなら、基準の色を2足、半段濃い色を1足、というように、濃さの違うものを少しずつ持っておくと便利です。濃い色のスカートや黒い靴の日には半段濃い方、明るい服の日には基準の方、と朝に選び分けられます。同じ色をまとめて買うより、半段ずつ違う色を持っているほうが、秋冬の服の幅に合わせやすくなります。
新しい作り手のものを試すときは、まず1足だけ買って、履いた日の写真を前の写真と見比べてから、買い足すかどうかを決めてください。同じ明るさの段でも、作り手によって黄みや赤みの出方が違うので、写真で見比べると違いがはっきりわかります。
履いてから確かめる:鏡の前で見る3つの場所
新しい色を履いたら、出かける前に鏡の前で3つの場所を見てください。
1つめは、膝です。スカートの裾から膝が出たとき、膝だけが白く浮いていないか、赤く浮いていないかを見ます。浮いて見えるなら、次は半段濃く、または系統を替えます。
2つめは、足首から甲です。靴との境目に、色の段差が強く出ていないかを見ます。段差が強いなら、次は靴の色に合わせて半段動かします。
3つめは、全体の明るさです。鏡から少し離れて、スカートと脚と靴を1枚の絵として見たとき、脚だけが明るいか暗いかを見ます。脚だけが目立たず、上下の色の中に収まっていれば、その色で合っています。
この3つを見て、1か所だけ外れているなら、その場所に合わせて次の1足を選んでください。2か所以上外れているなら、明るさの段を一つ見直すところから始めます。
例で通してみる:3人の膝と甲
ここまでの順番を、3人の例で通してみます。あなたの膝と甲に置き換えて読んでください。
例1:膝は明るく黄み寄り、茶色のローファーが多い
白い紙を当てると、膝は紙との差が小さく、少し黄色に寄って見えました。足の甲も同じくらいの明るさです。基準は、明るめのベージュから半段濃い、黄みのあるベージュになります。
秋冬は茶色のローファーを合わせる日が多いので、黄みのあるベージュが靴の色とつながります。濃さは基準のままで、靴との境目も強く出ません。濃い茶色のスカートの日だけ、もう半段濃い1足に替えています。
例2:膝は中くらいで赤み寄り、甲は少し濃く、黒い靴が多い
膝は紙との差が中くらいで、ほんのりピンクに寄っています。足の甲は膝より少し濃く、黄みにも赤みにも寄っていません。膝が見える丈のスカートが多いので、膝に合わせて、中間のベージュから半段濃い、少し赤みのあるベージュが基準です。
黒い靴の日が多いので、甲との境目をやわらげるために、基準からさらに半段濃い色にしました。膝にも甲にも大きく外れず、黒い靴との段差も小さくなりました。
例3:膝は濃く、黄みとも赤みとも言えない、仕事で肌色の決まりがある
膝は紙と並べるとはっきり暗く、色の寄り方は中間です。基準は濃いめのベージュで、黄みと赤みの中間になります。職場の決まりで肌色に近いものと決まっているので、系統は中間のまま、秋冬だけ濃さをわずかに上げました。
室内の白っぽい明かりの下で過ごす時間が長いので、明るい色を選ぶと脚が白く見えやすく、濃い側に寄せたほうがなじみました。
3人とも、見たのは膝と甲の明るさと色の寄り方、そして靴の色だけです。選んだ色は3人とも違いますが、決め方は同じでした。
秋冬のコーデで、25デニールのベージュを生かす
色が決まったら、秋冬の服との合わせ方も見ておきます。25デニールのベージュは、秋のはじめから冬の入り口まで、合わせ方しだいで長く使えます。
濃い色のスカートと濃い色の靴の日
茶色や紺のスカートに、同じくらい濃い靴を合わせる日は、ストッキングも基準から半段濃くします。上下が濃い色なので、脚が明るいと、その部分だけが目に飛び込んできます。半段濃くしたベージュは、肌の色を残しながら、上下の濃さのあいだをなめらかにつなぎます。
明るい色のニットワンピースの日
ベージュやアイボリーのニットワンピースのように、全体が明るい日は、ストッキングは基準の色のままにします。靴も明るめの茶色やグレージュにすると、全体がやわらかい明るさでまとまります。黒い靴を合わせるなら、足もとだけが重くならないよう、甲が少し見えるローファーなどを選ぶと、境目がやわらぎます。
柄のスカートの日
チェックや小花のような柄のスカートは、柄の中にある色の中で、いちばん明るい色と、いちばん暗い色を見ます。ストッキングの色は、そのあいだに入るようにします。柄の中の明るい色よりも明るいベージュを選ぶと、脚が柄から浮いて見えます。
長く使うために:色を保つ洗い方と、しまい方
25デニールのストッキングは、洗い方で色の見え方が変わることがあります。
洗うときは、ネットに入れて、ほかの色の濃い服と分けます。濃い色の服と一緒に洗うと、ベージュがわずかにくすんで、脚に履いたときに灰色っぽく見えることがあります。熱い湯ではなく、ぬるま湯か水で、やさしく洗ってください。
乾かすときは、直射日光を避け、陰で干します。強い日差しに長く当てると、色があせたり、生地が硬くなったりすることがあります。
しまうときは、色ごとに分けておくと、朝に色を選ぶのが楽になります。秋冬用の半段濃い色と、春夏用の明るい色を、袋や引き出しの仕切りで分けておくと、季節の変わり目に入れ替えるだけで済みます。
伝線したストッキングは、色が合っていても見た目が崩れます。爪やささくれ、指輪、バッグの金具など、引っかかりやすいものに気をつけて、履くときは手のひらで少しずつたぐり寄せるように上げてください。
よくある行き違い
「肌と同じ色を選べばなじむ」 25デニールは生地の白っぽさが重なるので、肌と同じ色だと脚が明るく浮きます。半段濃くするのが基準です。
「顔や手の甲の色で選べばいい」 顔や手の甲は、脚と色が違います。履くのは脚なので、膝と足の甲で見てください。
「ベージュは1色持っていれば一年中使える」 脚の色も、合わせる服と靴の色も、季節で変わります。夏と秋冬で半段ずらした2色を持っておくと、季節の変わり目に迷いません。
「袋の色を見れば、履いたときの色がわかる」 袋の中では生地が何重にも重なっているので、実際よりずっと濃く見えます。1枚を手の甲にかぶせて見てください。
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よくある問い
- Q. 25デニールのベージュは、どの色を選べばいいですか
- すねの肌より半段濃い色が基準です。売り場では、袋の色ではなく、1枚を手の甲にかぶせて見てください。手の甲の肌より少しだけ濃く、黄みか赤みが自分の膝の色に近いものが、脚に乗せたときになじみます。
- Q. ベージュのストッキングを履くと、脚が白っぽく浮いて見えます
- ストッキングが肌より明るいか、肌より黄みや赤みが強すぎることが多いです。半段濃い色に替えるか、膝の色が黄み寄りなら黄みのあるベージュ、赤み寄りなら少し赤みのあるベージュに替えてみてください。
- Q. 秋冬に25デニールのベージュは変ですか
- 変ではありません。秋冬は服と靴が濃くなるので、夏と同じ明るいベージュだと脚だけが明るく浮くことがあります。半段濃い色に替えると、濃い色のスカートや靴とつながって見えます。
- Q. 黒の25デニールとベージュ、どちらがいいですか
- 靴とスカートが黒や濃い色で、脚を服の側に寄せたい日は黒、脚を肌の側に見せて軽くしたい日はベージュです。仕事で肌色に近いものと決まっているならベージュを選び、色の濃さで秋冬に寄せてください。
— メグラシ編集部





