12分類は2段階で辿る|骨格3タイプを決めてから寄りを決める順番と、結果が割れたときの扱い

まず順番だけ書きます。手首 → 鎖骨 → 肉のつく位置。 この3か所をこの順に測ると、骨格3タイプの主軸が出ます。そこにおへその高さ ÷ 身長と骨の角が当たる数の2つを足すと、3 × 2 × 2 で12のどこかに入ります。測るのは全部で5つ、順番は入れ替えません。
12分類でつまずく方の多くは、分類の数に困っているのではありません。どれから測るかが決まっていないことに困っています。順番がないと、あとから測ったものが先に測ったものを上書きします。だから測り直すたびに答えが変わり、「結局どれが自分なのか」が最後まで決まりません。
この記事は用語の説明ではなく、自分の手で辿れる順番として書きます。後半は「サイトによって違う結果が出た」「自分は境目にいる気がする」という二つのつまずきに、まるごと使います。
なぜ順番が先なのか|測る場所には動きにくさの序列がある
体のどこを見るかは、実はどこで調べても似ています。違うのは順番と、食い違ったときの優先のつけ方です。そして測る場所には、動きにくさの序列があります。
| 測る場所 | 何で動くか | 動きにくさ |
|---|---|---|
| 手首の骨 | ほぼ動かない。体重が増減しても断面の形は変わらない | 高い |
| 鎖骨 | 姿勢と肩の位置で見え方が変わる。触れば安定する | 中くらい |
| 肉のつく位置 | 体重の増減で最初に変わる。数kg動けば結果も動く | 低い |
順番は、この序列の通りです。動きにくいものから測って、動きやすいもので上書きしない。 これだけで、測り直したときのぶれがほとんど消えます。
逆に言うと、鏡の前に立って「なんとなく上半身に厚みがあるから」と全体の印象から入るのが、いちばんぶれる入り方です。印象は服と体重とその日の姿勢で動きます。印象は最後の確認に使い、最初には使いません。
段階1|①手首の断面を、円・楕円・角で言い分ける
利き手ではないほうの手首を、反対の手の親指と人差し指で軽く挟みます。強く握らないでください。見るのは太さではなく、指に当たっている面の形です。
- 円に近い:指の腹に、なだらかな丸みが一面で当たる。角がない → ストレート寄り
- 細い楕円:骨そのものが小さく、挟むと指どうしが近づく。角はないが丸みも薄い → ウェーブ寄り
- 角が当たる:内側と外側の2か所で、はっきり角が指に食い込む。真横に張り出している → ナチュラル寄り
太いか細いかで判定しないでください。 太さは身長と体格の影響を受けますが、断面の形は受けません。手首が細くても角が2か所当たる方はいますし、手首が太くても角のない方もいます。
迷ったら、手首を手の甲側に反らせてみてください。反らせたときに角がはっきり立ち上がるならナチュラル寄り、反らせても丸いままならストレート寄りです。むくみで判定が動くので、起床後2時間以内に測るのが確実です。
段階1|②鎖骨は「見えるか」ではなく、指で何を追えるか
鎖骨は「浮いているかどうか」で語られがちですが、その見方だと姿勢のいい日と猫背の日で答えが変わります。 目ではなく、指で判定してください。
首の付け根のくぼみに人差し指を置き、そこから肩に向かって、骨の上を指で滑らせます。
- 途中で指が骨から落ちる、または段差を感じないまま肩に着く → ストレート寄り
- 細い1本の稜線として、肩まで最後まで追える。幅は指の腹より狭い → ウェーブ寄り
- 幅が指の腹1本ぶん以上あり、肩側で上に持ち上がる → ナチュラル寄り
見ているのは3つ、「最後まで追えるか」「幅」「肩側で上がるか」です。くっきり見えるという状態は、ウェーブとナチュラルの両方で起きます。 見た目だけでは分かれません。ここが自己診断でいちばん取り違えの多い場所です。
段階1|③肉のつく位置は、二の腕と太ももの差で見る
3つ目は、厚みが上と下のどちらに集まるかです。
二の腕の内側を、親指と人差し指でつまんで持ち上げます。次に、太ももの前側を同じ力でつまみます。比べるのは、つまんで持ち上がった厚みの差です。
- 二の腕のほうが明らかに厚い → ストレート寄り
- 太もものほうが明らかに厚い → ウェーブ寄り
- どちらもつまむものが少なく、指に骨か筋が当たる → ナチュラル寄り
「明らかに」というのは、指の幅にして1本ぶん以上の差という意味です。それ未満なら「差なし」と記録してください。 無理にどちらかへ倒すと、この項目がいちばん結果をぶらします。
体重が数kg動いた直後は、この項目だけ答えが変わります。手首と鎖骨は変わりません。だから優先順位が下なのです。
段階1の集計|3つの答えをどう束ねるか
| 3つの答え | どう扱うか | 次にやること |
|---|---|---|
| 3つとも同じ | 主軸が確定。この先ぶれにくい | 段階2へ進む |
| 2つが同じ | その2つを採用。残り1つは記録だけ残す | 段階2へ進む |
| 3つばらばら | 手首を仮の主軸に置く。確定はしない | 段階2へ進み、あとで戻る |
3つばらばらでも、ここで手を止めないでください。 段階2の2軸は、主軸が確定していなくても測れます。そして丈と寸法という買い物に直接効く部分は、段階2の側から決まります。
主軸が決まらない原因を先に潰しておきたい方は、骨格診断がわからないときの決め方に原因別の対処が並んでいます。ストレートとウェーブで割れているなら骨格ストレートとウェーブ、どちらか迷ったときの決め方、ストレートとナチュラルなら骨格ストレートとナチュラルの違いのほうが早く片づきます。
段階2|④身長に対する重心を、比の数字で出す
ここからが「その中でどこに寄るか」です。まず重心から。
裸足で、かかとを壁につけて立ちます。おへその中心の高さを床から測り、身長で割ってください。
- 0.61以上 → 上重心
- 0.59以下 → 下重心
- 0.59より上で0.61より下 → 保留(境目)
身長158cmなら、おへそが床から96cm台なら上、93cm台なら下という計算です。上下の境目は3cmほどの幅しかありません。 だから見た感じでは決まらず、測るしかないのです。
ヒールや厚底のまま測ると比が変わります。必ず裸足で。姿勢を意識して伸ばすと1cmほど動くので、力を抜いた状態で測ってください。この数字は、ウエストの切り替え位置とスカート丈に直接効きます。
段階2|⑤骨の角が、何か所で当たるか
もう1軸は骨の出方です。数えるのは4か所、肩の先端・ひじ・手首・くるぶしです。
それぞれを反対の手で触って、指に角が当たるかどうかを数えます。「見えるか」ではなく「当たるか」です。
- 3か所以上で当たる → 骨感 強
- 1か所以下 → 骨感 弱
- ちょうど2か所 → 保留(境目)
くるぶしは夕方に判定が変わるので、起床後2時間以内に。ひじは乾燥や色の濃さではなく、骨の出っ張りで見てください。この数字は、肩線の位置と袖丈に直接効きます。
12マスの読み方|寄りは「どちらに崩れるか」で使う
主軸 × 重心(上・下)× 骨感(強・弱)で、12のどこかに入ります。ただし、マスの名前を覚える必要はありません。寄りは、外したときにどちらへ崩れるかを知るために使います。
ストレートが主軸の場合。 上重心なら、首まわりが詰まると厚みが上に集まって見えます。開きを深めにとってください。下重心なら、ハイウエストで切ると上下が同時に強調されます。ウエストは自然な位置に。骨感の強い側は、光沢の強い素材で肩と鎖骨が前に出ます。弱い側は、体に沿う形のほうが収まります。
ウェーブが主軸の場合。 上重心なら、一枚仕立ての重い生地に肩から引かれます。薄手を重ねてください。下重心なら、低い位置の切り替えと長い一枚で重心がさらに下がります。切り替えを高く。骨感の強い側は、とろみの強い素材で骨の形が拾われます。弱い側は、柔らかい素材ほど収まります。
ナチュラルが主軸の場合。 上重心なら、体に沿う服で鎖骨と肩が強く出ます。肩にゆとりを。下重心なら、ジャストサイズだと袖と丈が同時に足りなくなります。少し長めを。骨感の強い側は、つやのある素材で関節が目立ちます。弱い側は、大きすぎると布に飲まれます。
心当たりのある崩れ方から逆に読むのが、いちばん早い使い方です。
結果が人によって変わったとき①|どの段階でずれたのかを先に特定する
ここからが本題です。診断の結果が人によって違う、調べる場所によって違う、去年と違う。この状態で最初にやることは、どの段階でずれたのかを分けることです。
ずれ方は2種類しかありません。
- 段階1のずれ:タイプ名そのものが違う(ストレートと言われた/ウェーブと言われた)
- 段階2のずれ:タイプ名は同じで、寄りが違う(同じウェーブだが、上重心と下重心で分かれた)
この2つは原因も対処もまったく違います。分けずに「結果が違う」とだけ捉えると、直しようがなくなります。
そして段階2のずれは、実のところ服にほとんど影響しません。素材の方向と輪郭の基本形は主軸で決まるからです。寄りが動いて変わるのは丈と寸法の目安だけで、それは手持ちの服を測れば埋められます。厄介なのは段階1のずれのほうです。
結果が人によって変わったとき②|ずれを生む5つの条件
| ずれる条件 | 何が起きているか | どう潰すか |
|---|---|---|
| 測った時間帯 | 夕方は手首とくるぶしがむくみ、骨の角が消える | 起床後2時間以内に統一する |
| 着ていた服 | 体の線が出ない服だと、肉の位置を目で誤る | 薄手で線の出るものに固定する |
| 光の向き | 上からの光は鎖骨を強く出し、横からの光は厚みを消す | 窓際の自然光、正午前後に固定する |
| 体重の増減 | 肉のつく位置だけが動く。手首と鎖骨は動かない | 肉の項目を優先順位の最下位に置く |
| 判定した人の基準 | 「太い・細い」は相対。判定する側の体が基準になる | 太さではなく、断面の形と幅で言い直す |
5つ目が、他人の判定が食い違う最大の理由です。 「鎖骨が太い」という言葉は、判定した方自身の鎖骨と比べての太さです。同じ体を見ても、判定する人が変われば言葉が変わります。
だから、誰かに伝えるときはタイプ名ではなく観察を渡してください。 「鎖骨の幅は指の腹1本ぶんで、肩まで追えます」「手首は角が2か所当たります」「重心比は0.60です」。この形なら、どの体系で判定する相手にも、同じ材料が渡ります。逆にタイプ名だけを渡すと、体系が違えば意味が変わってしまいます。
結果が人によって変わったとき③|2つ残ったときの決め方
条件を潰してもなお2つ残ることがあります。そのときの決め方を、優先順に置きます。
| 優先順位 | 採用するもの | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | 手首の断面 | 体重・姿勢・時間帯のどれでも動かない |
| 2 | 鎖骨の幅と、肩まで追えるか | 姿勢を固定すれば再現する |
| 3 | 肉のつく位置 | 体重で動く。他と食い違ったら捨てる |
| 4 | 全体の印象 | 服と体重で動く。確認にだけ使う |
それでも決まらないときは、服で決めます。 割れた2タイプそれぞれの典型を1枚ずつ着て、全体の雰囲気ではなく肩線と袖丈だけを見てください。肩の縫い目が肩の骨の上に落ちるか、袖の端が手首の骨のどこに来るか。この2か所は好みが入りにくく、体の側の答えが出ます。
そして最後に、これを書いておきます。2つ残ったままでも、服は選べます。 主軸が2つに割れているということは、その2つに共通する部分は確実に当てはまるということです。共通部分から始めれば、確定を待たずに前へ進めます。
「自分は境目にいる」と思ったとき|境目は測り間違いではない
分類は、連続している体を線で切ったものです。線の上に人が立つのは、当たり前に起きます。 境目に見えるのは、測り方が下手だからではありません。
境目は3か所で起きます。
| 境目の場所 | 見え方 | 扱い方 |
|---|---|---|
| 段階1の境目 | 3つの答えが2対1、または3つばらばら | 手首を主軸に置き、残りは寄りとして記録する |
| 重心の境目 | 比が0.59より上で0.61より下に入る | 上下どちらでも通る丈にし、切り替えを目立たせない |
| 骨感の境目 | 4か所のうち2か所で角が当たる | 肩と袖だけ強に寄せ、丈と身幅は標準で通す |
重心の境目に入る方は、実は少なくありません。 0.59から0.61という幅は、身長158cmで3cmほどしかないからです。この幅にいる方は、高い切り替えと低い切り替えのどちらかに寄せるのではなく、自然な位置のウエストで、切り替えの線そのものを目立たせないという選び方が最も外れません。
骨感の境目も同じです。全身を「強」で通す必要はありません。 肩と袖だけ骨感の強い側の寸法にして、丈と身幅は標準に置く。この混ぜ方は境目の方にこそ効く選び方で、どちらかに倒すより実際には合います。
境目の人が、服で迷わなくなる3つの決め方
境目にいると分かったら、やることは3つです。
1つ目。確定している軸だけで決めて、保留は保留のまま置きます。 すべて確定させないと服が選べない、ということはありません。主軸だけ決まっていれば素材の方向は決まりますし、重心だけ決まっていれば丈は決まります。片方が保留でも、もう片方はそのまま使えます。
2つ目。上下で違う判定が出たなら、上下で分けて使います。 上半身の2か所がストレート寄りで、下半身の厚みがウェーブ寄りなら、トップスはストレートの基準で、ボトムスはウェーブの基準で選んでかまいません。体は一つの名前で説明されるためにあるわけではないので、上下で違っていて困ることは起きません。
3つ目。素材は分類で、寸法は数字で決めます。 素材の方向(張りがある/柔らかい/乾いた質感)は主軸で決まります。一方、丈と身幅は分類より数字のほうが正確です。手持ちの中で「これは着心地がいい」と感じている一着を平置きで測り、着丈・肩幅・袖丈・身幅の4つを控えてください。この4つの数字は、どんな分類よりも失敗を減らします。
記録の残し方|次に測るときに比べられる形で
最後に、記録の形です。日付と一緒に、次の5つだけ残してください。
- 手首の断面(円 / 細い楕円 / 角が2か所)
- 鎖骨の幅(指の腹の何本ぶんか)と、肩まで追えたかどうか
- 二の腕と太ももの厚みの差(上が厚い / 下が厚い / 差なし)
- 重心比(おへその高さ ÷ 身長、小数点2桁)
- 角が当たった数(4か所のうち何か所か)
タイプ名は書かないでください。タイプ名は、この5つから毎回導き直せます。 逆にタイプ名だけを残すと、次に測ったときに何が変わったのかが分からなくなります。
年に1回、同じ条件で測り直すと、動いた項目と動かなかった項目が見えます。動くのは3つ目と4つ目です。 1つ目と5つ目はほとんど動きません。動かないものが自分の土台で、動くものが今の状態です。この2つを分けて持っておくと、体の変化があっても判定ごとやり直さずに済みます。
分類の体系そのもの(3・7・12・16という数字の関係)を先に知っておきたい方は骨格7タイプとはへ、判定が毎回割れる方は中間を独立させた設計の骨格16タイプの自己診断のほうが記録しやすくなっています。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 骨格診断の12分類は、どこから測り始めればいいですか
- 手首からです。手首の骨は体重が動いても姿勢が変わっても形が変わらないため、いちばん結果がぶれません。次に鎖骨、最後に肉のつく位置という順番で測ります。この順番は動きにくさの順です。逆から測ると、体重や姿勢で動く項目が、動かない項目の答えを上書きしてしまい、測るたびに結果が変わります。全体の印象から入るのも同じ理由で避けてください。印象は服と体重で動くので、最初ではなく最後の確認に使います。
- Q. 診断の結果が人によって変わったのですが、どちらが正しいのですか
- どちらが正しいかを決める前に、ずれの種類を分けてください。タイプ名そのものが違うなら段階1のずれ、タイプ名は同じで上重心と下重心などが分かれたなら段階2のずれです。段階2のずれは服にほとんど影響しません。素材の方向と輪郭の基本形は主軸で決まるからです。段階1でずれた場合は、測った時間帯・服・光の向き・体重の増減・判定した人の基準という5つの条件を潰したうえで、手首の断面を優先して決めます。
- Q. 自分は境目にいると思うのですが、どうすればいいですか
- 境目は測り間違いではありません。連続している体を線で切っているので、線の上に立つ方は必ず出ます。やることは3つです。確定している軸だけで決めて保留は保留のまま置くこと、上半身と下半身で判定が違うならトップスとボトムスを別々の基準で選ぶこと、素材だけ分類で決めて丈と身幅は手持ちの快適な一着の実寸で決めることです。すべて確定させないと服が選べない、ということはありません。
- Q. 重心が上か下かは、どう測れば確実ですか
- 裸足でかかとを壁につけ、おへその中心の高さを床から測って、身長で割ります。0.61以上なら上重心、0.59以下なら下重心、そのあいだは保留です。身長158cmなら、おへそが床から96cm台で上、93cm台で下という計算になります。上下の境目は3cmほどの幅しかないので、見た感じでは決まりません。ヒールや厚底のままだと比が変わるので必ず裸足で、姿勢を意識して伸ばさず、力を抜いた状態で測ってください。
- Q. 骨感の強弱は、体重が軽いかどうかで決まりますか
- 別の話です。見ているのは肉の量ではなく骨の形なので、体重が軽くても角のない方はいますし、体重があっても角がはっきり出る方もいます。肩の先端・ひじ・手首・くるぶしの4か所を反対の手で触り、指に角が当たる場所を数えてください。3か所以上なら強、1か所以下なら弱、ちょうど2か所なら保留です。くるぶしは夕方にむくんで判定が変わるので、起床後2時間以内に数えてください。
— メグラシ編集部





