骨格7タイプとは|3タイプとの関係と、どちらを使えばいいかの判断基準

「骨格7タイプ」で検索して、この記事にたどり着いた方が知りたいのは、おそらく次のどれかです。7タイプというものが本当にあるのか。よく見る3タイプとどう違うのか。自分はどちらで考えればいいのか。
先に結論を書きます。骨格7タイプ(=7タイプ骨格診断、骨格ななタイプ)は、3タイプ(ストレート・ウェーブ・ナチュラル)を細かく分けた体系の一つです。3タイプと対立する別の診断ではなく、3タイプの内側をさらに分けたものです。そして細分化のしかたは一通りではありません。7に分ける体系もあれば、8に分ける体系も、9に分ける体系も、12に分ける体系もあります。
メグラシは3タイプを扱うメディアです。他の体系のタイプ名や判定基準は掲載していません。理由も含めて、以下で順に整理します。
この記事の要点
- 骨格7タイプは3タイプを細分化した体系の一つで、細分化の体系は複数存在する
- 細分化はすべて3タイプが土台。3タイプが決まらないと細分化は使えない
- 服を選ぶ目的なら3タイプで足りる。細分化が要るのは、3タイプの判定が中間に寄る場合
呼び方のゆれ|7タイプ骨格診断・骨格ななタイプ・骨格9タイプ
本題に入る前に、言葉のほうを片づけておきます。この分野は名称が統一されていないので、同じものが何通りにも書かれます。検索でよく見かける書き方を並べます。
| 見かける書き方 | 指しているもの | 補足 |
|---|---|---|
| 骨格7タイプ | 3タイプを7つに細分化した体系 | この記事の主題 |
| 7タイプ骨格診断/骨格 7タイプ診断 | 同じもの | 「骨格診断」と「7タイプ」の語順が入れ替わっただけ |
| 骨格ななタイプ | 同じもの | 「なな」は7の読み。耳で聞いた言葉をそのまま書いた形 |
| 骨格9タイプ/骨格きゅうたいぷ診断 | 3タイプを9つに細分化した体系 | 7タイプとは別の体系。上下関係ではない |
| 骨格8タイプ/骨格12タイプ | 同じく細分化した体系 | 分類数が違うだけで、土台は3タイプ |
「ななタイプ」「きゅうたいぷ」というひらがなの書き方が検索に出てくるのは、この分野の言葉が文字ではなく音で広まっていることの表れだと思います。サロンの説明や動画で耳にした数字を、そのまま入力している。漢字か数字かひらがなかは、内容の違いではありません。
数字のほうも同じです。7・8・9・12という数字は、体系ごとの中間層の切り分け方の違いであって、詳しさの順位ではありません。 9タイプは7タイプの上位版ではありませんし、12タイプがいちばん正確ということでもありません。どれも3タイプを土台に置いている点は共通しています。
したがって、この記事で書くことは7タイプにも9タイプにも同じように当てはまります。以下では代表として「7タイプ」と書きますが、9タイプ・8タイプ・12タイプに読み替えていただいて構いません。
骨格診断には統一された規格がない
前提を一つ置きます。骨格診断は、国や学会が定めた統一規格を持つ分野ではありません。1990年代に日本で体系化された考え方が広まり、その後、複数の団体や個人がそれぞれの整理を加えてきました。
このため、次のことが同時に起きています。
- 基本の3分類(ストレート・ウェーブ・ナチュラル)は広く共有されている
- 細分化のしかたは提唱する側によって異なり、分類数も名称も一致しない
- 同じ人が別の場所で診断を受けると、結果が変わることがある
「骨格7タイプ」という言葉が指す中身も、この状況の中にあります。7という数字が出てくる体系は存在しますが、それが唯一の細分化ではありません。数字だけでは、どの体系の話かは特定できません。
検索で「7タイプ」という数字を見かける理由
骨格診断を調べていると、3タイプの解説にたどり着くことが多い一方で、7タイプ、8タイプ、9タイプ、12タイプといった数字も目に入ります。数字が複数流通しているのは、次のような経緯によるものと考えられます。
3タイプで説明していると、必ず「どちらとも言い切れない人」が出てきます。上半身に厚みはあるが骨も出ている、上半身は薄いが肉づきは柔らかくない、といった状態です。この中間層をどう扱うかについて、それぞれの提唱者が独自の整理を加えてきました。その整理の結果が、7や8や9や12という数字です。
つまり数字の違いは、扱う対象が違うのではなく、中間層の切り分け方が違うということです。3タイプを土台にしている点は共通しています。数字が大きいほど詳しい、という順位づけではありません。
3タイプと細分化の関係
細分化された体系はいずれも、3タイプを否定していません。ストレートの中にも、より直線的な人と、やや曲線が混ざる人がいる。ウェーブの中にも、上半身の薄さが強く出る人と、ナチュラル寄りの骨感を持つ人がいる。この「同じタイプの中の幅」を言葉にしたものが細分化です。
構造としては木の枝に近い形です。
| 階層 | 内容 | 決まること |
|---|---|---|
| 第1階層(3タイプ) | ストレート/ウェーブ/ナチュラル | 似合う素材の質感、基本シルエット、丈の目安 |
| 第2階層(細分化) | 各タイプの中の寄り方を分けたもの(体系により7・8・9・12など) | 同じタイプ内での強弱の調整、隣接タイプ要素の扱い方 |
重要なのは順番です。第1階層が決まらないと第2階層に進めません。3タイプのどれか分からない状態で細分化された分類を見ても、選択肢が3つから7つに増えるだけで、絞り込みは進みません。
骨格診断そのものの基本は、骨格診断とは|3タイプの違いを部位別の早見表で見分けるにまとめています。3タイプの定義と、生まれ持って決まる理由はそちらをご覧ください。
分類数を増やすと何が変わるのか
分類を細かくすると精度が上がる、と考えるのは自然です。ただし実際に変わることと、変わらないことがあります。
| 項目 | 3タイプで決まること | 細分化で追加されること |
|---|---|---|
| 素材の質感 | ハリのあるもの/柔らかいもの/ドライなもの、という大きな方向 | 同じ方向の中での重さや厚みの微調整 |
| シルエット | I型/フィット&フレア/オーバーサイズ、という基本形 | 肩まわりや裾の広がり方の細かい好み |
| 丈の位置 | 膝下/膝上/ロング、という目安 | 数センチ単位の調整 |
| 判定の安定性 | 部位を並べれば主軸は決めやすい | 境界が細かくなるぶん、判定が動きやすくなる |
| 情報の探しやすさ | 解説も商品情報も多い | 体系ごとに情報が分かれ、照合しづらい |
買い物の場面で実際に効いてくるのは、上の3行です。試着室で判断に迫られるのは「この素材でいいか」「この形でいいか」「この丈でいいか」であり、これは3タイプの段階でほぼ方向が決まります。
一方、下の2行は細分化のコストです。分類が細かくなるほど自分がどこに属するか決めづらくなり、参照できる情報も体系ごとに分断されます。細分化は精度と引き換えに、決めにくさを持ち込みます。
どちらを使えばいいか
目的によって答えが変わります。判断の目安を整理します。
| あなたの状況 | 使うもの | 理由 |
|---|---|---|
| 骨格診断を初めて調べている | 3タイプ | 土台がないと細分化は使えない |
| セルフチェックで1タイプに寄った | 3タイプ | その方向で服を選べば結果が出る |
| 買い物の失敗を減らしたい | 3タイプ | 素材・形・丈の判断は3タイプで足りる |
| セルフチェックで毎回結果が割れる | まず3タイプの確定 | 細分化より先に、判定が割れる原因を潰す |
| タイプ通りの服を着ても違和感が残る | 3タイプの再確認、その後に細分化の検討 | 判定自体がずれている可能性を先に消す |
| すでに3タイプが確定し、さらに詰めたい | 細分化の検討が選択肢になる | このときはじめて第2階層が意味を持つ |
「7タイプを知りたい」という動機の多くは、実のところ3タイプがしっくりこないことから来ています。その場合に必要なのは分類を増やすことではなく、3タイプの判定を確かめ直すことです。順序を逆にすると遠回りになります。
3タイプが決まらないときにやること
判定が割れるとき、原因はだいたい次のどれかです。
一つの部位だけで判断している
手首が細いからウェーブ、肩幅があるからナチュラル、というように単独の項目で決めると結果が安定しません。首・鎖骨・肩・手首・バストからウエストの厚み・腰の位置・膝・肉のつき方・重心を並べて、当てはまる数が最も多いタイプを主軸に置いてください。項目ごとのチェックは骨格診断 セルフチェック完全版に一覧があります。
太さと質感を混同している
骨格タイプは太い細いの話ではありません。痩せているストレートもいますし、ふくよかなウェーブもいます。見るのは肉のつき方の質感と、骨や関節が表面にどれだけ出るかです。ここを取り違えると、体重が変わるたびに判定が動いてしまいます。
特定の2タイプで迷い続けている
迷いやすい組み合わせは決まっています。ストレートとナチュラルは、肩幅や身長を理由に混同されやすい組み合わせです。この2つは、肌のハリと骨のかたちのどちらが先に目に入るかで分かれます。詳しい見分け方は骨格ストレートとナチュラルの違いにまとめています。
ウェーブとナチュラルは、どちらも上半身が薄く見えるため混同されます。分かれ目は骨の主張の強さです。ストレートとウェーブは、上半身の厚みと肉の弾力で分かれます。
写真で判断している
自分の写真は、角度と光と服の影響を強く受けます。特に骨の出方は、光の当たり方で見え方が大きく変わります。鏡の前で、体に沿う薄手の服を着た状態で観察するほうが安定します。
3タイプを服で確かめる方法
観察だけで決めきれないときは、服を使って確かめる方法があります。体の見え方は、着たときにいちばんはっきり出ます。手持ちのもので試せる範囲を挙げます。
| 試すもの | ストレートの出方 | ウェーブの出方 | ナチュラルの出方 |
|---|---|---|---|
| ハリのある白シャツ(第一ボタンまで留める) | 上半身が窮屈で着膨れして見える | 肩から胸元が余り、心もとなく見える | 肩先の位置が合わず、布が浮く |
| オーバーサイズのシャツを羽織る | 全体がもたつき、太って見える | 服に着られて幼く見える | こなれて見え、形が決まる |
| 体に沿う薄手のリブニット | 厚みが出すぎるが、線はきれいに出る | 体に沿って自然に見える | 骨のかたちが浮いて硬く見える |
| ハイウエストのフレアスカート | ウエスト位置が上がりすぎて窮屈に見える | 脚が長く見え、全体がまとまる | 布量が足りず、上半身と釣り合わない |
| センタープレスのストレートパンツ | 縦のラインが通り、脚がすっきり見える | 腰まわりが寂しく、重心が下がる | 生地がおとなしく、物足りなく見える |
一度に全部を試す必要はありません。判定が割れている2タイプについて、上の表から1〜2項目だけ選んで確かめれば十分です。鏡は全身が映るものを使い、正面と横の両方から見てください。
細分化の情報に触れるときの注意点
細分化された体系の情報を見るときは、次の点を確認してください。
- どの体系の情報か。7タイプと書かれていても、体系が違えば分類の中身も名称も異なります。
- 出典が示されているか。提唱者や団体が明示されているかどうかで、情報の追跡可能性が変わります。
- 複数の体系を混ぜていないか。別々の体系の判定基準を組み合わせると、どの基準にも合わない結果になります。
- 3タイプとの対応が書かれているか。細分化は3タイプの上に立つものなので、対応関係が示されていない説明は扱いにくくなります。
メグラシが他の体系のタイプ名や判定基準を掲載しないのは、この4点目に関わります。出典を持たないまま分類名と判定基準を書けば、読んだ方が別の体系の情報と混ぜて使うことになります。それは判定を助けません。
メグラシが提供できること
メグラシが扱うのは3タイプです。そのうえで力を入れているのは、分類を増やすことではなく、3タイプの判定精度を上げることです。
具体的には次の3つです。
- 部位別の観察基準を細かく示す。首、鎖骨、肩、手首、膝、肉のつき方を、タイプごとに並べて比較できる形にしています。
- 迷いやすい組み合わせを個別に扱う。ストレートとウェーブ、ウェーブとナチュラル、ストレートとナチュラルの3組について、決め手になる観察点を分けて解説しています。
- 判定後の使い方まで書く。タイプが分かっただけでは服は選べません。素材、シルエット、丈、サイズの選び方まで具体的に示しています。
3タイプの判定が安定して、その通りに選んだ服がしっくりくる。ここまで到達すれば、細分化を追う必要はほとんどありません。逆に、ここに到達していない状態で細分化に進むと、選択肢が増えたぶん迷いも増えます。
お店やスタイリストへの伝え方
診断結果を活かすには、伝え方まで用意しておくと話が早く進みます。ここでも3タイプが実用的です。3タイプの名称は広く共有されているため、相手がどの体系を知っていても通じます。細分化された体系のタイプ名は、相手がその体系を知らない場合に伝わりません。
伝えるときは、タイプ名だけでなく、困っていることを添えてください。
- 「骨格ストレートです。上半身に厚みが出やすいので、首元がすっきり見えるものを探しています」
- 「骨格ウェーブです。ウエストの位置が高く見える形だとうれしいです」
- 「骨格ナチュラルです。体に張りつかない素材で、肩まわりに余裕のあるものを見たいです」
タイプ名を知らない相手にも通じるよう、体の特徴と希望をセットで伝えるのが実践的です。オンラインでスタイリングを依頼する場合も、この形で書き添えておくと提案の精度が変わります。
よくある誤解
「7タイプのほうが新しい」ではない
細分化された体系が後から出てきたことは事実ですが、新しいから正確ということにはなりません。3タイプが広く使われ続けているのは、判断に必要な情報量と、実際の服選びで使える粒度のバランスが取れているためです。
「3タイプは大雑把」ではない
3タイプは、素材の質感・シルエット・丈という服選びの主要な要素をすべてカバーします。大雑把に見えるのは、分類数が少ないためであって、扱う情報が少ないためではありません。部位別に見ると、3タイプの判定基準は十分に細かいものです。
「細分化すれば迷わなくなる」ではない
分類を増やすと、境界に位置する人の数も増えます。3タイプで迷う人が細分化に進むと、より細かい境界で迷うことになりがちです。迷いの原因が判定基準の粒度にあるのか、観察のしかたにあるのかを先に切り分けてください。
「タイプが変われば体型が変わったということ」ではない
診断結果が場所によって変わるのは、体が変わったからではなく、観察者と体系が違うからです。骨格タイプ自体は体重や年齢で入れ替わりません。合わなくなったと感じるときは、タイプではなくサイズや丈の調整が必要になっただけ、という場合がほとんどです。
まとめ
骨格7タイプは、3タイプを細分化した体系の一つです。3タイプと競合するものではなく、3タイプの内側を分けたものです。細分化の体系は7だけでなく複数あり、名称も分類数も統一されていません。
したがって、進む順序は決まっています。まず3タイプのどれかを決める。その判定が安定し、その通りに選んだ服がしっくりくるかを確かめる。ここまでで解決しない部分が残ったときにはじめて、細分化を検討する意味が出てきます。
3タイプが分からないという段階の方は、骨格診断がわからないときの決め方から始めてください。判定の割れ方に応じた進め方を整理しています。
よくある質問
Q. 骨格7タイプと骨格3タイプは別の診断ですか?
A. 別の診断ではありません。関係は次の通りです。 ・3タイプが土台で、細分化はその内側を分けたもの ・細分化された体系は3タイプを否定していない ・順序としては3タイプが先で、細分化は後
Q. 細分化の体系は7タイプだけですか?
A. 7だけではありません。整理すると次の通りです。 ・分類数は体系によって異なり、8・9・12を採用する体系もある(骨格9タイプ、骨格きゅうたいぷ診断と呼ばれるものもこれにあたる) ・同じ分類数でも、名称や境界の引き方が一致するとは限らない ・骨格診断に統一規格がないため、体系ごとの差は前提として扱う必要がある
Q. 3タイプで判定が割れます。細分化すれば決まりますか?
A. 決まりにくくなる可能性のほうが高いです。理由は次の3点です。 ・分類が細かくなるほど境界に位置する人が増える ・判定が割れる原因は多くの場合、分類の粒度ではなく観察のしかたにある ・まず部位を並べて数え直すほうが、結果が安定しやすい
Q. 3タイプの判定を確定させるにはどうすればいいですか?
A. 手順は次の3ステップです。 ・首・鎖骨・肩・手首・膝・肉のつき方など複数部位を並べて数える ・最も当てはまる数が多いタイプを主軸に置く ・迷う2タイプについては、実際に服を着て見え方を確かめる
Q. 対面診断を受けるなら、3タイプと細分化のどちらを選ぶべきですか?
A. 目的で決まります。判断材料は次の通りです。 ・服選びの方向を知りたいなら3タイプで足ります ・すでに3タイプが確定していて、さらに詰めたい場合に細分化が選択肢になります ・複数の体系で受ける場合は、結果を混ぜず、どの体系の判定かを控えておいてください
Q. 骨格タイプは年齢で変わりますか?
A. 変わりません。骨と関節のかたち、肉のつき方の質感で決まるため、体重変化や加齢でタイプが入れ替わることはありません。似合うものが変わったと感じる場合は、サイズや丈、素材の重さの調整で戻せることが多いです。
Q. 自分で判定した3タイプに自信が持てません。
A. セルフチェックの精度はおよそ70%が目安です。大まかな傾向を掴む用途には十分ですが、確定させたい場合は対面診断が向いています。まずセルフチェックで方向を出し、その方向で服を試して、違和感が残るときに対面を検討する順序が無理がありません。
Q. 骨格タイプが分かったあと、何から始めればいいですか?
A. 自分のタイプの代表的なシルエットを1着そろえるところからです。素材はタイプに合う質感を選び、隣接タイプの要素を取り入れたいときは、小物1点など面積の小さいところから試してください。
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— メグラシ編集部
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