通販での服の選び方|3つの診断結果を、商品ページの4か所に当てはめる

診断を受けて、自分に合う条件は分かった。けれど通販の画面を開くと、その条件をどこに当てればいいのか分かりません。
写真はきれいに撮られていて、着ている姿も載っている。それなのに、判断の手がかりが見つからない。
商品ページで使えるのは、実は4か所だけです。そこに当てる診断も決まっています。
結論:4か所に、1つずつ当てます
| 商品ページの場所 | 当てる診断 | 見るもの |
|---|---|---|
| 平置きの寸法表 | 骨格 | 肩幅・身幅・着丈 |
| 素材の混率と厚み | 骨格 | 布が落ちるか、立つか |
| 色名 | 色の診断 | 名前の系統 |
| 襟ぐり・衿の形 | 顔の診断 | 開きの形と深さ |
⭐ 順番は上から見てください。寸法で外れたものは、色が合っていても着たときに合いません。色は最後です。
手順|手持ちの1枚を、先に測っておく
通販の判断は、手元に基準がないと始まりません。先に1回だけやっておく作業があります。
- 手持ちの中で、いちばんよく着ている一枚を選びます
- 平らに置いて、肩幅・身幅・着丈の3か所を測ります
- その3つの数字を、すぐ見られる場所に控えます
この3つの数字があると、どの店のページでも同じ判断ができます。S・M・Lの表記は店ごとに違うので、そちらを基準にすると比べられません。
骨格の結果は、この3つの数字の「どこを動かしてよいか」を教えてくれます。肩幅は合わせる、身幅はゆとりを取る、着丈は好みで動かす。動かしてよい場所が分かっていれば、寸法表を見るだけで判断がつきます。
素材の混率で見るのは、落ちるか立つか
混率の表記は細かく書かれていますが、通販で使うのは1点だけです。その布が体に沿って落ちるのか、形を保って立つのか。
| 表記の傾向 | 布の動き |
|---|---|
| 落ち感のある繊維が多い | 体に沿って落ちる |
| 張りのある繊維が多い | 形を保って立つ |
| 混ざっている | 厚みの表記で判断する |
厚みが書かれているときは、そちらのほうが早く分かります。薄いものは落ち、厚いものは立つ、というのがおおよその傾向です。
骨格の結果は、落ちる側と立つ側のどちらが合うかを言っています。ここが合っていれば、寸法が多少ずれていても着られることがあります。逆に、ここが外れていると寸法が合っていても違って見えます。
色は、写真ではなく色名で見る
写真の色は、撮影と画面の条件で変わります。別のページと比べる用途には使えません。
使えるのは色名のほうです。同じ店の中で同じ色名の商品を並べると、その店がその名前をどのくらいの濃さで使っているかが見えてきます。
⚠️ どうしても色を確かめたいときは、平らに広げた布だけが写っている画像を探してください。着ている写真は、光の当たり方と背景の色に引っ張られます。
色の診断の結果は、色名の系統で使うのがいちばん外れません。明るい側か落ち着いた側か、澄んだ側か濁った側か。その2軸だけ頭に置いて、色名を読んでください。
襟ぐりの形は、正面の写真で見る
顔の診断の結果が効くのは、顔に近い場所です。襟ぐりと衿の形がそこにあたります。
見るのは2つです。開きの形が丸いか角があるか、そして深さがどのくらいか。この2つは正面から撮った写真で確かめられます。
| 開きの形 | 出る印象 |
|---|---|
| 丸い | やわらかい |
| 角がある | はっきりする |
| 縦に長い | 縦の線が出る |
| 横に広い | 横の線が出る |
写真に正面がない商品は、判断できません。そのページは見送るか、寸法だけで決める前提にしてください。
3つが同時に通らないとき
通販では、4か所すべてが通る商品はそう多くありません。そこで止まらないよう、外す順番を決めておきます。
| カテゴリ | 残すもの | 外してよいもの |
|---|---|---|
| 上半身に着るもの | 襟ぐりの形 | 着丈 |
| 下半身に着るもの | 寸法と素材 | 色の細かい濃さ |
| 羽織りもの | 肩の位置 | 着丈と色 |
| 一枚で着るもの | 素材の落ち方 | 襟ぐりの深さ |
上半身は顔に近いので、襟ぐりを残します。下半身は体の線が出るので、寸法と素材を残します。
3つ全部を満たそうとすると、選べる数が極端に減ります。順番をつけておけば、画面の前で止まりません。結果どうしが競り合うときの考え方そのものは診断結果の優先順位に別に置いてあります。
秋物を通販で選ぶときに増えるところ
秋から冬にかけては、重ねて着る前提の買い物が増えます。ここで1か所だけ見る場所が足されます。
**その一枚を、中に着るのか外に着るのか。**中に着るなら身幅は控えめでよく、外に着るなら中に入る分の余裕が要ります。
| 着る位置 | 身幅に足す分 | 袖に足す分 |
|---|---|---|
| 肌に近い側 | 足さない | 足さない |
| 中ほど | 2〜4cm | 1〜2cm |
| いちばん外 | 6〜8cm | 3〜4cm |
いちばん外に着るものを、中に着るときと同じ寸法で選ぶと、着た日に腕が上がりません。逆に、中に着るものを外の寸法で選ぶと、上に重ねたときに段が出ます。
⭐ 迷ったら、その商品の写真で何枚重なっているかを見てください。1枚で着ている写真しかないものは、中に着る前提で作られていることが多くなります。
届いてから確かめる順番
届いた一枚は、着る前に平らに置いてください。
- 寸法表と同じ3か所を測って、ずれを見る
- 明るいところで色名と実物を見比べる
- それから着て、襟ぐりの位置を鏡で見る
1と2は着る前にできます。ここでずれが大きければ、着る前に判断がつきます。試着室での見方は試着室での判定にまとめましたが、通販では順番が逆になります。店では着てから測り、家では測ってから着ます。
どちらとも取れるとき①|寸法表が載っていない
寸法が書かれていないページは、骨格の判断ができません。
このときは、素材の混率と襟ぐりの形の2つだけで決めることになります。2つしか通っていない状態なので、返せる条件かどうかを先に見ておいてください。
どちらとも取れるとき②|色名が独自の名前
店ごとの独自の色名が付いていることがあります。一般の色名に置き換えられないときは、色では判断できません。
そのときは、同じページの他の色と並べて、その中で明るい側か落ち着いた側かだけ見てください。絶対の濃さは分かりませんが、相対の位置は分かります。色名の読み方そのものは色名の見分け方に置いてあります。
診断を受けていない項目があるとき
3つのうち1つか2つしか受けていないことがあります。それでも4か所のうち何か所かは使えます。
| 受けているもの | 使える場所 | 補う方法 |
|---|---|---|
| 骨格だけ | 寸法・素材 | 襟ぐりは手持ちと見比べる |
| 色だけ | 色名 | 寸法は測った数字で足りる |
| 顔だけ | 襟ぐり | 素材は落ちる側から試す |
補う方法はどれも同じ考え方です。**診断の代わりに、手持ちの中でよく着ている一枚を基準に置く。**よく着ているということは、そこが合っているということなので、基準として使えます。
受けていない項目を埋めようとして買い物を止める必要はありません。1か所ずつ、手元の実物で埋めていけます。
よくある行き違い
**「診断結果に合う商品だけを探す」という進め方。**4か所すべてが通る商品は多くありません。カテゴリごとに1つ残す、という形にすると選べる数が戻ります。
**「写真の色で決める」という決め方。**同じ商品でも、ページによって色が違って見えます。比べるなら同じページの中だけにしてください。
**「口コミのサイズ感だけで決める」という省き方。**書いている人の手持ちの基準が分かりません。自分で測った3つの数字のほうが、比べる相手として確かです。
装いに活かすなら
通販は、選べる数が多いぶん止まりやすい場所です。見る場所を4か所に絞ると、あとは数字を見比べる作業になります。
最初の一回だけ、手持ちの一枚を測ってください。その3つの数字が、これから先ずっと使えます。
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よくある問い
- Q. 通販では、3つの診断結果をどう使えばいいですか
- 商品ページに載っている4か所に、それぞれ1つずつ当てはめてください。平置きの寸法と素材の混率には骨格の結果を、色名と写真の光には色の診断の結果を、襟ぐりや衿の形には顔の診断の結果を当てます。3つを同時に頭に置くと決まらなくなるので、ページの上から順に1か所ずつ見ていくほうが早く終わります。見る順番は、寸法、素材、襟ぐり、色です。
- Q. 写真の色は信じてよいですか
- 同じページの中で比べるぶんには使えますが、別のページと比べる用途には使えません。画面と撮影の条件で変わるからです。使えるのは色名のほうです。同じ色名で複数の商品を並べると、その店の中での傾向が見えてきます。どうしても色を確かめたいときは、平らに広げた布だけが写っている画像を探してください。着ている写真より条件が揃っています。
- Q. 3つの結果が同時に通る商品が見つかりません
- 通販では珍しいことではありません。そのときは、そのカテゴリで先に目に入るほうを残してください。上半身に着るものは顔に近いので、襟ぐりの形を残します。下半身に着るものは体の線が出るので、寸法と素材を残します。羽織りものは、肩の位置が合うかどうかが先です。全部を満たそうとすると選べる数が極端に減るので、1つずつ順番をつけるほうが進みます。
- Q. サイズ表記とサイズ表、どちらを見ればいいですか
- 平置きの寸法表のほうです。S・M・Lの表記は店ごとに違うので、別の店と比べられません。寸法表なら数字で比べられます。見るのは肩幅、身幅、着丈の3つで足ります。手持ちの中でいちばんよく着ている一枚を平らに置いて同じ3か所を測り、その数字を手元に控えておくと、どの店のページでも同じ判断ができます。
— メグラシ編集部





