顔タイプエレガントのマフラー|顎下の隙間と柄の大きさで巻き方を選ぶ

**顔タイプエレガントのマフラーは、大判で量のあるものを、顎の下に指2本ぶんの隙間を残して巻く。**これがいちばん外れにくい答えです。
エレガントの顔立ちは、大人顔で、目・鼻・口といったパーツがはっきりしていて、輪郭にやわらかな曲線があります。華やかさのある顔なので、首元の量が少なすぎると顔だけが浮き、多すぎると顔とマフラーがひとつの塊に見えます。ちょうどよい量の幅は、思っているよりも広く、その代わり巻く高さに厳しいのがエレガントの特徴です。
この記事では、マフラーの似合い方を、顎下の隙間・巻いたときの厚み・柄の大きさ・素材のつやの4つに分けて、指や鏡で測れる形にしていきます。後半では、フェミニンやクールと迷っている人、首の長さが気になる人のための決め方も厚めに書きます。
顔タイプエレガント全体の似合う服の考え方は顔タイプエレガント完全ガイドに、コートの襟との関係は顔タイプエレガントに似合うコートにまとめています。この記事はマフラーだけに絞ります。
結論:エレガントは「量は多め、高さは低め、柄は大きめ」
先に判断の全体像を表で置きます。
| 見る場所 | エレガントに似合いやすい側 | 気をつける側 |
|---|---|---|
| 顎の下の隙間 | 指2本ぶん残す | 隙間なく顎に触れる |
| 巻いたときの厚み | 指3本ぶん(約5cm)まで | 指3本を超えて首が埋まる |
| 柄のくり返しの幅 | 指3本ぶん以上の大きい柄、または無地 | 指1本ぶん前後の中くらいの柄 |
| 素材の表面 | なめらかでつやがある、または毛足が寝ている | 毛羽立ってつやのない厚手 |
ポイントは、量そのものは多くてかまわないことです。エレガントの顔は、首元に量があっても負けません。むしろ細いマフラーを詰めて巻くと、顔の華やかさに対して首元が寂しく見えます。気をつけたいのは、量が顎の高さまで上がってきて、顔の輪郭とマフラーの境目がなくなることです。
**量を減らすより先に、巻く高さを下げる。**迷ったときは、まずこの順で直してください。
エレガントの顔とマフラーの関係
顔タイプ診断では、顔の印象を「子供顔か大人顔か」と「曲線か直線か」の2つの軸で見ます。エレガントは大人顔の側にあり、パーツが大きく、立体感があり、輪郭や目元にやわらかな曲線が見られるタイプです。華やかで、少し離れた位置から見ても顔立ちがはっきり分かるのが特徴です。
マフラーは、顔のすぐ下に置く面積の大きな布です。顔に近いぶん、顔立ちとの釣り合いがそのまま印象に出ます。顔のパーツが小さめの子供顔のタイプは、首元の量が多いと顔が埋もれやすく、小さめで軽いマフラーが似合います。エレガントは逆で、パーツがはっきりしているので、首元にもある程度の量と存在感がないと、顔だけが強く見えます。
ただし、エレガントの顔立ちは、顔の下半分、つまり頬から顎にかけての立体感もあります。ここにマフラーの上端が重なると、立体同士がぶつかって、顔の下側が実際より大きく見えます。そのため、量は多めにしつつ、マフラーの上端は顎から離す、という一見矛盾した条件が必要になります。
この条件を満たす方法が、大判のマフラーを低い位置でゆったり巻くことです。首の付け根あたりに量を集め、顎の下には空間を残す。こうすると、顔の華やかさとマフラーの量が上下に並び、ひとつの塊にならずに、それぞれが引き立ちます。
境目1|顎の下の隙間は、指2本ぶん
最初に測るのは、マフラーの上端と顎のあいだの隙間です。マフラーを巻いた状態で、顎の先の真下に指を横にして差し込んでみてください。
- 指が入らない、または1本で窮屈:隙間なし
- 指2本がちょうど入る:エレガントにとってのちょうどよい隙間
- 指3本以上入る:隙間が広く、首元が開いた印象
エレガントにとっての境目は、指2本ぶんです。隙間がこれより狭いと、マフラーの上端が顎の輪郭に重なり、顔とマフラーがつながって見えます。とくに正面から見たときよりも、写真で斜めから撮られたときに、顔の下半分が大きく写りやすくなります。
隙間が指3本以上あるのは、問題ではありません。首が見えて、すっきりとした印象になります。ただ、寒さを防ぐという点では物足りないこともあるでしょう。そのときは、首の後ろ側を高めに、前側を低めに巻くと、首の後ろは温かいまま、顎の下には隙間を残せます。
隙間を作るときに大切なのは、マフラーを下に引っ張るのではなく、首に一周させる位置そのものを下げることです。上で巻いてから下へずらすと、布がたるんで厚みが不規則になります。首の付け根に沿って一周させ、そこから形を整えていくと、隙間が安定します。
一日を通して隙間を保つのも、意外と難しいものです。朝きれいに巻いても、歩いたり座ったりしているうちに、マフラーは少しずつ上へずれていきます。とくに、つやのある素材はすべりやすく、毛足のある素材は首に沿って上がりやすい傾向があります。外出先で鏡を見る機会があったら、顎下に指を差し込んで、隙間が残っているかだけ確かめてください。狭くなっていたら、首の後ろ側を軽く下に引くだけで、前の隙間が戻ります。
また、座っているときと立っているときでは、顎の位置が変わります。座ると顎が少し下がるので、立って巻いたときに指2本ぶんあった隙間が、座ると指1本ぶんに縮むことがあります。食事会や会議のように、座っている時間が長い予定の日は、立った状態で指3本ぶんの隙間を残しておくと、座ったときにちょうど指2本ぶんになります。
境目2|巻いたときの厚みは、指3本ぶんまで
次に測るのは、巻き終わったマフラーの厚みです。首の横で、巻いた布を親指と人差し指で軽くつまみ、前後の厚みを見てください。指を横に並べて、何本ぶんあるかで比べると分かりやすいです。
エレガントにとっての目安は、指3本ぶん(約5cm)までです。これより薄いと、エレガントの顔立ちに対して首元が軽く見えます。これより厚いと、首が埋まって、顔の下に大きな塊ができます。
厚みが指3本を超えてしまう場合、選択肢は2つあります。1つ目は、巻く回数を減らすことです。ぐるぐると2周巻いているなら1周にして、残った長さを前に垂らします。垂らした端が縦の線になるので、厚みのある首元の下に、すっと伸びる線が加わります。
2つ目は、巻く前にマフラーをたたむ幅を変えることです。大判のマフラーを広げたまま巻くと、厚みが出すぎます。縦に半分か3分の1にたたんでから巻くと、厚みを抑えながら大判の存在感は残せます。マフラーのたたみ方と厚みの関係は、マフラーの結び方でも詳しく扱っています。
薄すぎる場合は、反対に、たたむ幅を広げるか、一周巻いてから前でゆるく結んで結び目に量を作ってください。結び目は、顎の真下ではなく、鎖骨の高さか、少し横にずらした位置に置くと、顎下の隙間を保ったまま量が足せます。
境目3|柄はくり返しの幅で選ぶ
柄物のマフラーは、柄の大きさによってエレガントとの相性が変わります。ここで測るのは、柄の「くり返しの幅」です。チェックなら同じ色の線が次に出てくるまでの間隔、模様なら同じ形が次に出てくるまでの間隔を、指を横に並べて測ってください。
- 指1本ぶん(約2cm)未満:細かい柄
- 指1〜3本ぶん:中くらいの柄
- 指3本ぶん(約5cm)以上:大きい柄
エレガントに似合いやすいのは、指3本ぶん以上の大きい柄です。顔のパーツが大きくはっきりしているので、首元の柄も大きいほうが、顔とのつり合いがとれます。大きなチェック、太い線で区切られた配色、面で入るはっきりした模様などが向いています。
細かい柄は、少し離れて見ると色が混ざって、無地に近い印象になります。エレガントにとって細かい柄は、似合わないわけではなく、無地として扱えばよいのです。色が混ざった結果の色味が自分に合うかどうかで判断してください。
気をつけたいのは、中くらいの柄です。近くでは柄として見え、離れても柄として残るのに、顔のパーツと比べると小さく、顔の華やかさと競り合うように見えることがあります。中くらいの柄を選ぶなら、色の差が小さいもの、たとえば同じ系統の色の濃淡で構成されたものにすると、柄の主張が弱まって、顔立ちとぶつかりにくくなります。
柄の大きさを測るときは、マフラーを広げた状態ではなく、巻いた状態で見えている部分を測ってください。大判のマフラーは広げると大きな柄に見えても、たたんで巻くと柄の一部しか見えず、実際には中くらいの柄として目に入ることがあります。売り場では広げて選びがちですが、首に巻いて鏡に映し、見えている柄のくり返しの幅を指で測るのが、いちばん確かな方法です。
境目4|素材のつやと、顔に近い面の色
最後に見るのは、マフラーの表面の質感と色です。エレガントの顔立ちは華やかで、光をよく受けるタイプなので、顔のすぐ下にある素材にもある程度のつやがあると、顔と首元がつながって見えます。
つやの見方は、マフラーを窓の光に向けて、表面に光の筋が出るかどうかです。なめらかに光の筋が出るものは、つやのある素材です。表面が毛羽立って光が散り、筋が見えないものは、つやの少ない素材です。毛足があっても、毛が一方向に寝ているものは光の筋が出るので、つやのある側に入ります。
つやの少ない厚手のマフラーを顔の近くに巻くと、エレガントの人は重たく見えることがあります。顔立ちの華やかさに対して、首元の表情が平板に見えるからです。手持ちのマフラーがつやの少ないものなら、顔に近い面だけでも、つやのあるものを重ねる、あるいは巻き方を変えてつやのある裏面を外に出す、といった調整ができます。
色は、顔に近い面を、肌や髪との差がはっきりした色にすると、顔立ちが引き立ちます。ぼんやりとした中間色を顔の真下に置くと、顔のはっきりした印象との差が出て、どちらかが浮いて見えます。自分に似合う色の系統が分かっている人は、その中で、はっきりした色を顔に近い面に選んでください。
巻き方ごとの合わせ方
ここまでの4つの境目を踏まえて、よく使われる巻き方ごとに、エレガントでの合わせ方をまとめます。
首に一周させて両端を垂らす
最もエレガント向きの巻き方です。首の付け根に沿って一周させ、両端を前に垂らします。顎の下に隙間が自然に残り、垂らした端が縦の線になるので、首元の量と縦の伸びが両立します。大判を使うなら、縦に半分にたたんでから掛けると、厚みが指3本ぶんに収まりやすいです。
首の前でひと結びする
首に一周させて、前でゆるくひと結びする巻き方です。結び目を顎の真下に作ると隙間がなくなるので、鎖骨の高さまで下げてください。結び目の大きさは、こぶしひとつぶんくらいまでが目安です。それより大きいと、首元に丸い塊ができて、顔の輪郭の曲線と重なって見えます。
肩に掛ける
大判のマフラーやストールを、首に巻かずに肩に掛ける巻き方です。顎の下には大きな隙間ができ、肩まわりに量が出ます。エレガントの華やかさとよく合う巻き方ですが、寒い日には首が冷えるので、首に細いものを1本足すか、コートの襟を立てて首元を守ってください。
首にぐるぐる巻く
首に2周以上巻いて、上端を顎の近くまで上げる巻き方は、エレガントにとっては最も注意が必要です。どうしても暖かさを優先したい日は、2周目を1周目より低い位置に巻き、上端を顎から指2本ぶん下げることを意識してください。
コートの襟とマフラーを合わせるとき
マフラーはコートと一緒に使うことが多いので、襟の形との組み合わせも見ておきます。
襟の大きいコートに大判のマフラーを合わせると、首元の量が多くなりすぎることがあります。この場合は、マフラーを襟の内側に入れて首だけに巻くか、襟の外側に肩掛けにして、襟とマフラーの量が上下ではなく前後に分かれるようにします。襟の上にマフラーを重ねて巻くと、顎の高さまで量が上がりやすいので避けてください。
襟のないコートや、首元がすっきりしたコートには、大判のマフラーがよく合います。首元の量をマフラーだけで作れるので、巻き方の自由度が高くなります。襟がない分、マフラーの柄や色がよく目立つので、境目3と境目4で選んだものを使うと、エレガントの華やかさが引き立ちます。
立ち襟のコートは、襟そのものが顎に近い位置まで上がるので、マフラーを加えると顎下の隙間がなくなりやすいです。立ち襟の日は、マフラーを襟の外に肩掛けするか、首元はコートの襟だけにして、マフラーは手元のバッグに掛けておく、という使い方もあります。
どちらとも取れるとき① エレガントかフェミニンか迷う
顔タイプ診断で、エレガントとフェミニンのどちらにも当てはまると言われた人は少なくありません。どちらも大人顔で曲線のあるタイプなので、境目が近いのです。マフラーの選び方は、この2つで少し違います。
フェミニンは、エレガントよりもパーツの華やかさがやや控えめで、やわらかさが前に出るタイプです。そのため、首元の量はエレガントより少し控えめ、柄も中くらいのものや花のような曲線の模様がなじみやすい傾向があります。
迷っている人は、大きい柄のマフラーと中くらいの柄のマフラーを1本ずつ用意して、同じ巻き方で顔の下に当て、鏡で比べてください。大きい柄のほうで顔立ちがはっきり見え、中くらいの柄だと顔が少し強く見えるなら、エレガント寄りです。中くらいの柄で顔がやわらかく見え、大きい柄だと首元が勝って見えるなら、フェミニン寄りとして扱ってください。
どちらとも言えない場合は、中くらいの柄で色の差が小さいもの、厚みは指2本から3本のあいだ、顎下の隙間は指2本という中間の設定にすれば、どちらのタイプでも大きく外れません。2つのタイプの違いをさらに知りたい人は、エレガントとフェミニンの違いもあわせて読んでみてください。
どちらとも取れるとき② エレガントかクールか迷う
エレガントとクールも、どちらも大人顔なので迷いやすい組み合わせです。違いは曲線と直線で、クールは輪郭や目元に直線的な印象が強いタイプです。
マフラーで言えば、クールはつやの少ない、張りのある素材や、直線で区切られた柄が似合いやすく、エレガントはつやのある素材や、やわらかなドレープの出る素材が似合いやすい傾向があります。
確かめ方は、なめらかでつやのあるマフラーと、張りがあってつやの少ないマフラーを同じ巻き方で比べることです。つやのあるほうで顔に華やかさが出て、つやの少ないほうでは顔が硬く見えるならエレガント寄り、つやの少ないほうで顔がすっきり見え、つやのあるほうでは首元が甘く見えるならクール寄りです。
柄で迷う場合は、大きな直線のチェックが有効です。直線の柄なので、クールの直線的な印象とも合い、大きいのでエレガントの華やかさにも負けません。どちらのタイプか決めきれないうちは、大きな直線のチェックを選んでおくと、外れが少なくなります。
どちらとも取れるとき③ 首が短い・長いと感じるとき
顔タイプとは別に、首の長さもマフラーの似合い方に影響します。エレガントの人でも、首の長さによって、境目の数字を少し動かしたほうがよい場合があります。
首が短めだと感じる人は、顎下の隙間を指3本ぶんに広げ、厚みは指2本から3本ぶんに抑えてください。首の見える長さが増えるので、首元が詰まった印象を避けられます。巻き方は、首に一周させて両端を垂らす方法が、縦の線を作るので向いています。
首が長めだと感じる人は、顎下の隙間を指1本から2本ぶんに縮め、厚みを指3本ぶんまで使ってかまいません。首元に量を置いても詰まって見えにくいので、エレガントの華やかさを首元でも表現できます。首にぐるぐる巻く方法も、首が長い人なら比較的取り入れやすいです。
首の長さは、自分では判断しにくいものです。目安として、肩の付け根から耳たぶの下までの長さを、自分の指を横に並べて測ってみてください。指4本ぶんより短ければ短め、5本ぶんより長ければ長め、その間なら標準として考えてかまいません。
鏡と写真で確かめる手順
売り場や家でマフラーを選ぶときに使える手順を、順番にまとめます。
- 顎の下に指を差し込み、隙間が指2本ぶんあるか確かめる
- 首の横で巻いた布をつまみ、厚みが指3本ぶんに収まっているか見る
- 柄物なら、くり返しの幅を指で測る
- 窓の光に向けて、表面に光の筋が出るか確かめる
- 正面の鏡で、顔とマフラーが別々のものとして見えるか確かめる
- スマートフォンで斜め前から1枚撮る
- 写真を少し離して見て、顔の下半分が大きく見えていないか確かめる
6番目の写真は、斜め前から撮るのがポイントです。正面の鏡では顎下の隙間が見えていても、斜めからだとマフラーの上端と顎の輪郭が重なって見えることがあります。人から見られるのは斜めの角度が多いので、斜めの写真で隙間が残っているかを最後の判断にすると、実際の場面での印象に近づきます。
予定ごとの選び方
秋冬の予定ごとに、エレガントのマフラーの選び方をまとめます。
通勤の日は、室内に入ればマフラーを外すことが多いので、外したあとの首元とのつながりも考えておくと安心です。マフラーは大判の無地か、大きい柄で色の差が控えめなものを選び、首に一周させて両端を垂らす巻き方が、きちんと感と暖かさを両立します。
休日の外出は、大きな柄を楽しむよい機会です。大きなチェックやはっきりした配色のマフラーを選び、コートはシンプルな無地にすると、マフラーの柄がエレガントの華やかさとつり合います。
改まった食事会や観劇などでは、つやのある素材のマフラーやストールを肩に掛ける巻き方が向いています。首元に大きな隙間ができて、顔立ちがよく見え、華やかな場にふさわしい印象になります。
子どもの行事や屋外での長時間の予定では、暖かさを優先して首に巻く必要がありますが、その場合も顎下の隙間は指2本ぶん残しましょう。行事の写真は斜めから撮られることが多いので、隙間を意識しておくと、写真での印象が大きく変わります。
帰省や旅行の移動日は、電車や車の中で何度もマフラーを外したり巻いたりします。そのたびに巻き方を整えるのは手間なので、巻き直しの簡単な、首に一周掛けて両端を垂らす方法が便利です。大判のものを1本持っていけば、移動中は膝掛けとして使い、到着してからは肩に掛けて、と場面ごとに役目を変えられます。荷物を減らしたい旅先でも、大判のマフラーが1本あれば、エレガントの華やかさを保ちつつ暖かく過ごせます。
仕事で人前に立つ日、たとえば会議で発表する日や、取引先を訪ねる日は、マフラーは移動のあいだだけ使い、到着したら外すものと考えてください。外したあとに首元が寂しくならないよう、中に着るトップスの首元には、ある程度の存在感を持たせておきます。なめらかな素材のブラウスの襟や、首に沿う細いネックレスなどがあると、マフラーを外したあとも、エレガントらしい華やかさが続きます。
寒さが本格的になる冬の立ち上がりには、マフラーとコートの組み合わせを一度決めてしまうと、毎朝の迷いが減ります。手持ちのコートごとに、合うマフラーを1本ずつ決めておき、コートを選んだら自動的にマフラーも決まる、という形にしておくと、顎下の隙間や厚みを毎回考えなくても、似合う組み合わせが続きます。
最後に、マフラーは顔のすぐ下で一日じゅう人の目に入るものなので、似合うかどうかの差が服以上に出やすいアイテムです。1本を選び直すだけで印象が変わる、という意味では、エレガントの人にとって最も効き目のある見直しどころのひとつだといえます。
手持ちのマフラーを似合う側に寄せる工夫
最後に、すでに持っているマフラーを、エレガントに似合う側に寄せる方法をまとめます。新しく買う前に試してみてください。
細いマフラーしか持っていない場合は、首に一周だけ掛けて、両端を長く垂らす使い方にします。量は少なくても、垂らした長い線が縦の伸びを作り、エレガントの顔立ちとのつり合いがとれます。
厚手でつやの少ないマフラーは、縦に半分にたたんでから巻き、厚みを抑えます。顔に近い位置には、なめらかな素材のシャツの襟や、つやのあるニットの首元を見せると、首元の表情が平板になりにくくなります。
中くらいの柄のマフラーは、柄が見える面積を減らす巻き方が向いています。首に巻いた部分を内側に折り込み、垂らす端だけに柄が出るようにすると、柄の主張が控えめになり、顔立ちとぶつかりにくくなります。
どの工夫も、最終的には顎下の隙間と厚みに戻ってきます。**手持ちのマフラーで迷ったら、まず巻く高さを下げてみる。**それだけで印象が変わることが、エレガントの人には多いのです。
髪型・眼鏡・耳元とマフラーのつり合い
マフラーの似合い方は、マフラー単体ではなく、顔まわりにあるほかのものとの組み合わせで決まります。エレガントの人がマフラーで迷うとき、原因がマフラーではなく、髪型や眼鏡、耳元のアクセサリーとの量の重なりにあることも少なくありません。ここでは、顔まわりの3つの要素との合わせ方をまとめます。
髪を下ろすか、まとめるか
肩より長い髪を下ろしたままマフラーを巻くと、髪とマフラーが首の横で重なり、顔の下に大きな量が集まります。エレガントの人は髪にも量や動きを持たせることが多いので、この重なりは起きやすいものです。
長い髪の日は、マフラーを巻く前に髪をいったん後ろへ流し、巻き終わってから髪をマフラーの外側に出すか、内側に入れるかを決めてください。外に出すと、髪が肩に広がって華やかになります。内側に入れると、首元がすっきりし、顔立ちがはっきり見えます。顎下の隙間が指2本ぶん残っているなら外に出しても大丈夫ですが、隙間が狭くなっている日は内側に入れたほうが顔まわりが整います。
まとめ髪の日は、首の後ろが見えるぶん、マフラーの量を多めにしても重くなりにくいです。大判のマフラーを使いたい日は、髪をまとめる日に合わせると、エレガントの華やかさがいちばん生きます。
ショートヘアやボブの人は、髪の毛先がマフラーの上端に触れるかどうかを見てください。毛先がマフラーに当たって跳ねるなら、マフラーを指1本ぶん下げるか、毛先が当たらない長さで巻く位置を決めます。毛先とマフラーのあいだに少しでも空間があると、首の線が見えて、すっきりとまとまります。
眼鏡をかける日
眼鏡は顔の上半分に線と量を足すものです。眼鏡をかける日にマフラーで首元の量も増やすと、顔の上と下の両方に量が集まり、顔の真ん中が狭く見えることがあります。
眼鏡の日は、マフラーの厚みを指2本ぶんくらいに控えめにし、柄は無地か細かい柄にすると、顔の上下のつり合いがとれます。フレームが太く存在感のある眼鏡なら、マフラーはさらに軽めに、首に一周掛けて垂らすだけの巻き方が合います。フレームが細い眼鏡なら、普段どおりの量のマフラーでも問題になりにくいです。
耳元のアクセサリー
エレガントの人は、耳元に大きめのアクセサリーが似合うことが多いタイプです。ただし、大判のマフラーと大きな耳元のアクセサリーを同時に使うと、顔の横から下にかけて量が連続し、顔が囲まれて見えます。
大判のマフラーの日は、耳元のアクセサリーを、耳たぶに収まる大きさのものに替えてください。逆に、大ぶりの耳元のアクセサリーを見せたい日は、マフラーを肩に掛ける巻き方にして、耳元と首元のあいだに隙間を作ります。顔まわりで量を置く場所は、首元か耳元のどちらか1か所を主役にすると決めておくと、毎朝の組み合わせが楽になります。
帽子をかぶる日
秋冬は帽子を合わせる機会も増えます。帽子は頭の上に量を足すので、マフラーで首元にも量を置くと、顔が上下から挟まれた形になります。エレガントの顔立ちは華やかなので、挟まれても顔が埋もれることはありませんが、全体の印象が重くなりやすいです。
帽子の日は、帽子とマフラーのどちらかを主役に決め、もう片方は控えめにしてください。つばの広い帽子なら、マフラーは首に一周掛けるだけの軽い巻き方に。ニット帽のような頭に沿う帽子なら、マフラーは大判で量を出してもかまいません。帽子の形ごとの似合い方は、顔タイプ別の帽子の選び方でも扱っています。
関連記事
よくある問い
- Q. 顔タイプエレガントは、細いマフラーは似合いませんか
- 似合わないわけではありませんが、細いマフラーを首に詰めて巻くと、顔のパーツの大きさに対してマフラーの量が足りず、首元が寂しく見えやすいです。細いものを使うなら、首に一周だけ掛けて両端を長く垂らし、縦の線として使うと、顔の華やかさとつり合います。
- Q. ぐるぐる巻きにすると顔が大きく見えるのはなぜですか
- 顎の下の隙間がなくなり、マフラーの上端が顎の輪郭と重なるからです。顔タイプエレガントは顔の下半分にも立体感があるので、隙間がなくなると顔とマフラーがひとつの塊に見えます。顎の下に指2本ぶんの隙間を残すように、巻く高さを下げてください。
- Q. 柄物と無地、どちらを選べばいいですか
- 大きい柄なら柄物のほうが似合いやすいです。くり返しの幅が指3本ぶん以上ある大きなチェックや、面で入る配色は、顔の華やかさと釣り合います。細かいチェックや小さな模様は、少し離れると無地に見えるので、無地と同じ扱いで選んでかまいません。
- Q. 診断でエレガントと言われたけれど、マフラーを巻くと老けて見えます
- 色と素材のつやを見直してください。くすんだ色でつやのない厚手のマフラーを顔の近くに詰めて巻くと、顔立ちのはっきりした人ほど重たく見えます。顔に近い面だけでも明るい色かつやのある素材にし、顎の下に隙間を残すと、華やかさが戻ります。
— メグラシ編集部





