顔タイプエレガント ボーダー|幼いか顔が勝つかで線の幅を分ける

顔タイプエレガントでボーダーが似合わないと感じるなら、まず服だけ幼く見えるのか、顔がきつく見えるのかを決めてください。幼く見えるなら線の幅を2cm以上に広げ、地色を濃くし、艶のある素材に替えます。顔がきつく見えるなら、線を鎖骨から10cm以上下げるか、線と地の明暗差を小さくします。
エレガント顔は、大人顔で目鼻立ちがはっきりしていて、顔そのものの情報量が多いタイプです。ボーダーは柄の中でも軽く、明るく、繰り返しの多い柄なので、顔の強さとの釣り合いがずれやすい。ずれ方が「服が負ける」か「両方強くてぶつかる」かで、直す方向が正反対になります。
この記事では、鏡と定規で二つを分ける方法、それぞれの直し方、どちらとも言えないときの決め方、秋冬に上着の下で使うときの置き方を順に書きます。ボーダーそのものを諦める前に、まず自分がどちら側かを1回だけ測ってください。
まず鏡で分ける:幼く見えるか、顔が勝つか
手持ちのボーダーを着て、鏡から2m離れて立ちます。3秒見て、最初に目が行った場所と、そのときの印象を一言で書き留めてください。
| 鏡の前の印象 | 先に目が行く場所 | 型 |
|---|---|---|
| 子どもっぽい・部屋着っぽい | 服 | 幼く見える型 |
| 顔だけ浮いている・服が頼りない | 顔 | 幼く見える型 |
| きつい・うるさい・疲れて見える | 顔と服が同時 | 顔が勝つ型 |
| 派手すぎる・圧が強い | 線 | 顔が勝つ型 |
「顔だけ浮いている」は顔が勝っているように聞こえますが、原因は服の軽さです。服を重くすれば顔が落ち着くので、幼く見える型に入れます。反対に、顔と線に同時に目が行って落ち着かないときは、どちらも強くてぶつかっている状態です。
線の幅を測る:境目は1cmと2cm
次に、着ているボーダーの線を定規で測ります。色のついた線1本の幅と、その間の地の幅の両方です。
- 線が1cm未満:細ボーダー。軽く、カジュアルで、幼く見える型の人が最も違和感を持ちやすい
- 線が1〜2cm:中ボーダー。どちらの型にも転びうる幅
- 線が2cm以上:太ボーダー。重さが出て、顔が勝つ型の人はぶつかりやすい
幼く見える型の人は、手持ちがたいてい1cm未満です。顔が勝つ型の人は、2cm以上で白と黒のような明暗差の大きい組み合わせを着ていることが多い。測った幅と鏡の印象が、この傾向と合っているかを確かめてください。合っていれば、次の二つの章のどちらか一方だけを読めば足ります。
幼く見える人:線を太く、地を沈めて、素材に艶
幼く見える型の直し方は、服の重さを顔に近づけることです。変える場所は3つあります。
1つ目は線の幅です。2cm以上に広げると、繰り返しの回数が減り、柄の軽さが抑えられます。線と地の幅が同じくらいの、太めで間隔の広いものが合わせやすい。
2つ目は地色です。白地に色の線より、紺や黒の地に生成りの線のほうが、全体の明るさが下がって大人びます。白地しか手持ちがないなら、上に濃い色のカーディガンを重ねて白の面積を減らしてください。
3つ目は素材です。薄い綿のカットソーは軽さが出やすいので、ウールのニットや、表面に少し光のある編み地に替えます。同じ線幅でも、厚みと艶があるだけで格が上がって見えます。
3つ全部を一度に変える必要はありません。1つ替えて鏡を見て、まだ幼いなら2つ目に進む、という順で十分です。
顔が勝つ人:線を顔から離し、明暗差を下げる
顔が勝つ型の直し方は、顔の近くで起きている強さの重なりをほどくことです。
まず線の位置です。鎖骨から10cm以内に強い線があると、目鼻立ちの強さと重なります。前を閉めたジャケットやカーディガンの下に着て、ボーダーが見えるのを胸より下に限定すると、顔まわりは無地になり、ぶつかりが消えます。
次に明暗差です。白と黒、白と紺のように明るさの差が大きいと、線一本一本が強く見えます。紺と生成り、グレーと黒、茶とベージュのように差の小さい組み合わせに替えると、柄は残したまま圧が下がります。
線の幅は細くしなくてかまいません。顔が勝つ型の人が細ボーダーに逃げると、今度は服が軽くなって幼く見える型に移ることがあります。幅は中〜太のまま、位置と明暗差で調整するのが近道です。
どちらとも言えないとき:写真2枚で決める
鏡の印象がはっきりしない、あるいは日によって違う人は少なくありません。そのときは写真で決めます。
- 同じ場所、同じ光で、無地の濃い色の服とボーダーの服を1枚ずつ撮る
- 肩から上と、膝から上の2種類で撮る
- 撮った写真を並べて、ボーダーのほうで顔が「明るく引き締まって見える」か「強く見える」か「ぼんやりする」かを選ぶ
肩から上で顔がぼんやりし、膝から上で服が軽く見えるなら幼く見える型です。肩から上で顔が強く見え、膝から上ではまとまっているなら、顔が勝つ型で、顔まわりだけ直せば足ります。
両方の写真で同じくらい違和感があるなら、線の幅と明暗差の両方がずれています。その場合は、太めで明暗差の小さいボーダー、つまり二つの直し方の重なる場所を選んでください。紺地に生成りの太い線のニットが、最初に試す1枚として扱いやすいです。
首元の形で変わる:ボートネック・クルー・タートル
同じボーダーでも、首元の形で顔との距離が変わります。
ボートネックは横に広く開くので、線が鎖骨の外側に流れ、顔の近くの線の量が減ります。顔が勝つ型の人にとっては最も扱いやすい形です。
クルーネックは線が首のすぐ下まで来るので、顔が勝つ型の人には強く出ます。幼く見える型の人にはむしろ合いやすく、線を太くしたクルーネックはそのまま使えます。
タートルネックのボーダーは、線が顔に最も近づきます。顔が勝つ型の人は避けてください。幼く見える型の人は、厚手で線の太いものなら顔と釣り合います。
秋冬の重ね方:コートとカーディガンの下のボーダー
秋冬は、ボーダーを一枚で着る時間が短くなります。上着の下で見える面積が小さいぶん、似合わない理由が目立ちにくい季節です。
顔が勝つ型の人は、コートやジャケットの前を閉めたとき、Vの開きの中にボーダーが何本見えるかを数えてください。3本以内なら顔とぶつかりにくく、5本を超えるとまた強く見えます。開きの浅い上着を選ぶか、中に着るボーダーの線を太くして本数を減らします。
幼く見える型の人は、上着を脱いだ屋内でのほうが問題になります。脱ぐ時間が長い日は、ボーダー自体を厚手のニットにしておくと、上着を脱いでも格が落ちません。
ボトムにボーダーを置く選択
顔の近くに線を置くこと自体が負担なら、ボーダーをボトムに回す方法があります。スカートやパンツに線があると、顔からの距離は1m近く離れます。
ただしボトムのボーダーは横に広がって見えやすいので、太い線は脚の付け根より下だけに入っているもの、もしくは線と地の明暗差が小さいものを選んでください。上は無地の濃い色にすると、顔と柄が離れたまま全体がまとまります。
線の色の組み合わせ
組み合わせごとの扱いやすさは、型によって入れ替わります。
- 紺と生成り:どちらの型にも合わせやすい。最初の1枚向き
- 黒と白:顔が勝つ型には強い。幼く見える型は太い線なら合う
- グレーと黒:明暗差が小さく、顔が勝つ型に向く
- 赤と白:最も軽く見えやすい。幼く見える型は避け、顔が勝つ型は胸より下で使う
- 茶とベージュ:秋冬の素材と合わせやすく、どちらの型でも落ち着く
年齢で動く境目
20代のうちは細ボーダーでも違和感がなかったのに、30代後半から急に幼く見えるようになった、という相談はよくあります。顔の立体感が少しずつ増すと、細い線の軽さとの差が広がるからです。
この場合は幼く見える型に移っています。線を一段太くする、素材を一段厚くする、のどちらか一つで戻ることが多いです。逆に、以前は太いボーダーが好きだったのに最近強く見えるなら、明暗差を下げる方向で調整してください。
ボーダーを諦めてよい場合
線の幅、明暗差、位置、素材を一通り試しても違和感が消えないときは、ボーダーではなく、線の向きのない柄に替えてかまいません。大きめのチェックや、太いピッチのヘリンボーンのように、繰り返しはあっても横に流れない柄のほうが、エレガント顔の情報量と釣り合いやすい人もいます。柄の大きさと顔の関係については、顔タイプ別の柄ニットも参考になります。
迷ったら最初に試す1枚
どちらの型でも、最初に試すなら次の条件の1枚が外れにくいです。
- 線の幅2cm前後、地と線の幅が同じくらい
- 紺地に生成り、あるいはグレーと黒の組み合わせ
- ウール混の中厚ニット
- 首元はボートネックか、浅めのクルーネック
この1枚を基準にして、幼く見えるなら地を濃く、顔が勝つなら位置を下げる、と一方向にだけ動かしていくと、手持ちのボーダーのどれが使えるかも判断しやすくなります。
手持ちのボーダーを仕分ける
新しく買う前に、手持ちを型に合わせて3つに分けておくと、使える枚数が見えてきます。
幼く見える型の人は、線が1cm未満で白地の薄いカットソーを「重ね専用」に回してください。一枚では着ず、濃い色のカーディガンやジャケットの下で、袖口と裾だけ見せる使い方にします。線が太いもの、地が濃いもの、ニットのものは「一枚で着られる」に入れます。
顔が勝つ型の人は、白黒や白紺の太いボーダーを「前を閉めた上着の下専用」に回します。明暗差の小さいもの、ボートネックのものは「一枚で着られる」に入れます。どちらの型でも、仕分けで「一枚で着られる」が0枚なら、最初に試す1枚の条件で1枚だけ足せば、残りは重ね専用として生かせます。
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よくある問い
- Q. 顔タイプエレガントはボーダーを着てはいけませんか
- 着てかまいません。似合わないと感じる理由が、服が顔より軽すぎるのか、顔と線が両方強くてぶつかるのかで直す方向が逆になるだけです。前者は線を太く重く、後者は線を顔から遠く、明暗差を弱くします。
- Q. 細いボーダーしか持っていません。どう着ればいいですか
- 線の幅が1cm未満なら、顔の近くでは線がほとんど見えないように、無地のカーディガンやジャケットの前を閉めて、裾か袖口から少しだけ見せてください。一枚で着る場合は、地色が紺や黒のものを選ぶと幼さが出にくくなります。
- Q. ボーダーの色は何色が無難ですか
- 紺と生成り、黒とグレー、茶とベージュのように、線と地の明るさが近い組み合わせが扱いやすいです。白と黒のはっきりした組み合わせは、顔が勝つ人には強すぎ、幼く見える人には線を太くすれば合います。
- Q. 年齢を重ねてからボーダーが似合わなくなりました
- 年齢で顔の立体感が増すと、細い線の軽さとの差が広がって幼く見えやすくなります。線の幅を一段太くするか、ニットのように厚みのある素材に替えると戻ることが多いです。
— メグラシ編集部





