顔タイプエレガントのカジュアル|幼くなるか負けるかで崩す所を分ける

**顔タイプエレガントがスウェットやデニムで落ち着かないのは、2通りに分かれます。**幼く見える人と、服が顔に負ける人。同じ型でも、直す場所は反対です。
鏡の前で、いちばんゆるいカジュアルを着てみてください。先に目に入るのが「あごの下の余白」や首の長さなら、あなたは幼く見える側です。大人感の源が顔の縦の長さにあるので、カジュアルの丸くて短い要素が、その長さを浮かせます。崩すのは質感と色で、形は細く長いまま残します。
先に目に入るのが「目」や眉の強さなら、あなたは服が負ける側です。大人感の源が目鼻の強さにあるので、カジュアルの薄くて淡い生地が顔に押されます。崩すのは形と大きさで、生地の厚みと色の濃さは残します。きつく見える悩みは顔タイプエレガントがきつく見えるに分けてあるので、この記事はカジュアルで崩れる話だけです。
結論:崩れる理由で、崩す場所が反対になる
| 幼く見える人 | 服が負ける人 | |
|---|---|---|
| 大人感の源 | 顔の縦の長さ、あごの下の余白 | 目鼻の強さ、眉の濃さ |
| カジュアルで合っていない要素 | 丸首、短い丈、厚底、白一色 | 薄手、淡い色、小さい面積 |
| 崩す場所 | 質感と色 | 形と大きさ |
| 残す場所 | 細く長い形 | 生地の厚みと色の濃さ |
エレガントは、大人顔で、曲線と直線が混じる型です。大人顔の理由が人によって違うので、**同じ「エレガント」でも、カジュアルで崩れる理由が反対になります。**この表の右2列のうち、自分の列だけを読んでください。
見分け方|ゆるい服を着て、先に目に入る場所
手持ちでいちばんゆるい上を着て、鏡から腕1本ぶん離れます。髪は普段のままで構いません。3秒だけ見て、目を離し、何が残ったかを言葉にします。
「首が長い」「あごの下が空いている」「顔が小さく見える」が残れば、幼く見える側です。服の丸さと短さが、顔の縦の長さを強めています。
「目が強い」「眉が濃い」「顔だけ浮いている」が残れば、負ける側です。服の薄さと淡さが、顔の強さを支えられていません。
残った言葉が顔の形のことなら前者、顔のパーツのことなら後者と考えてください。どちらも出た人は、後ろの「両方出る人」の項へ。
幼く見える人|外すのは、丸い・短い・白い
幼く見える人の原因は、カジュアルの3つの要素に集まっています。丸首、短い丈、白一色。これに厚底が加わると、さらに幼くなります。
丸首は、首の長さをそのまま見せます。襟のない丸いラインが顔の縦をなぞって、あごの下の余白を広げます。丸首を着るなら、首の付け根より3cm以上開いたものにしてください。あるいは、Vか、襟のあるカジュアル。シャツの襟を立てずに寝かせたものでも、丸首より幼さは消えます。
短い丈は、顔の縦に対して体の縦が足りなくなります。トップスは腰骨を越える丈、アウターは腿の半分より下。短い丈を着るなら、下に長いものを重ねて、裾から見せます。
白一色は、顔の縦を照らして長く見せます。白を着るなら面積を胸までにして、下は濁った色か濃い色。白のスニーカーは、幼く見える人がいちばん外しやすい1点です。
幼く見える人|崩すのは、質感と色
形を細く長く残したうえで、崩す場所は質感と色です。
質感は、くたっとした落ち感へ寄せます。張りのあるスウェットではなく、洗いざらしで表面が柔らかくなったもの。デニムは硬い生地ではなく、落ち感のあるテンセル混や、履き込んで柔らかくなったもの。形が細く長いまま、生地が柔らかければ、それはもうカジュアルに見えます。
色は、濁らせます。鮮やかな色や純白ではなく、グレーがかった色、くすんだ茶、墨のような黒。顔の縦を照らさない色が、カジュアルの軽さを出しながら幼さを足しません。
厚底を履きたい日は、底ではなく甲の高さで選びます。甲が低く、つま先が低いものなら、底に2cmの厚みがあっても幼く見えにくいです。3cmを超える厚底と、つま先が上がった丸い形は外します。
負ける人|外すのは、薄い・淡い・小さい
負ける人の原因は、生地の薄さと色の淡さに集まっています。薄手のカットソー、淡いグレーのスウェット、淡い色のデニム。面積が小さいトップスも、顔の強さに負けます。
薄手は、顔の目鼻の強さを受け止められません。**カジュアルの生地は、持ち上げて向こうが透けないものを選んでください。**スウェットなら裏毛か裏起毛、カットソーなら度詰めの厚いもの、ニットなら中くらい以上の太さの糸。
淡い色は、顔の濃さと差がつきすぎて、顔だけが浮きます。カジュアルでも、黒、濃いグレー、濃紺、深い茶、深い緑。淡い色を着るなら、顔から離れた場所、つまりパンツか靴に置きます。
小さい面積は、顔のほうが服より強い状態をそのまま見せます。ぴったりしたTシャツ1枚より、少し余裕のあるもの。首元が詰まった小さい襟より、面積の広い襟。
負ける人|崩すのは、形と大きさ
厚みと濃さを残したうえで、崩す場所は形と大きさです。
形は、大きくゆるく寄せます。肩が落ちる幅、袖が長めで手の甲にかかる、身幅に余裕がある。**生地が厚く色が濃ければ、形がゆるくてもだらしなく見えません。**むしろ、ゆるさが顔の強さを和らげます。
大きさは、面積で考えます。トップスの丈を腰骨より下にして、面積を増やす。アウターは腿の中ほどまで。顔の強さに対して服の面積が増えると、顔が浮かなくなります。
スニーカーは、厚底で、濃い色で、起毛や革の表情があるものが収まります。幼く見える人が外した厚底を、負ける人は使ってよいのです。同じ品目でも、2人が選ぶものは反対になります。
秋冬の品目ごと|スウェット・デニム・ダウン
これからの季節に手に取る3品目で、2人の選び方を並べます。
スウェット。幼く見える人は、首が開いて丈が長く、洗いざらしで柔らかい、濁った色のもの。負ける人は、裏起毛で厚く、肩が落ちて身幅が広い、濃い色のもの。どちらも、白一色の張りのあるスウェットは外します。
デニム。幼く見える人は、細めで落ち感のある生地、濃い色、裾は折らずに足首で止める。負ける人は、幅があって厚い生地、濃いか黒、裾は靴にかぶる長さ。淡い色のデニムは、2人とも顔から遠い足元の色と合わせるのが条件になります。
ダウンやキルティング。幼く見える人は、丈が腿の半分より下で、襟が立つか、フードのない形。短いダウンは、顔の縦を浮かせます。負ける人は、面積が広く、キルトの幅が広い、濃い色。細かいキルトの短いダウンは、顔に負けます。
両方出る人|距離で分ける
鏡から腕1本ぶんの近さで「首が長い」が残り、部屋の反対側から見ると「目が強い」が残る。両方出る人は、距離で分けます。
近くで出る崩れは、人と話すときの崩れです。職場で向かい合う、食事をする、子どもの行事で立ち話をする。この時間が長い人は、近くの側を先に直します。
遠くで出る崩れは、街で見られるときの崩れです。通勤の電車、買い物の店内、移動の時間。この時間が長い人は、遠くの側を先に直します。
両方を一度に直すと、質感も色も形も大きさも全部がエレガント側に戻って、カジュアルではなくなります。先に直すのは1つ、もう1つは次の季節に回すくらいの速さで足ります。
骨格と食い違うとき|顔に近い場所は顔タイプで
幼く見える人に落ち感のある生地を勧めましたが、骨格ストレートの人は、落ち感のある生地が体に合わないことがあります。負ける人に厚くゆるい形を勧めましたが、骨格ウェーブの人は、厚い生地が重く見えることがあります。
食い違ったときは、顔に近い場所は顔タイプで、体に触れる場所は骨格で決めてください。首元から胸までは顔タイプの答え、腰から下は骨格の答え。落ち感のある生地は上だけ、厚い生地は上だけ、というように、顔タイプの答えを顔の近くに限定します。
骨格ストレートのパンツの選び方は骨格ストレート 似合うパンツの見分け方に分けてあります。上と下で別の基準を使っても、つなぎ目が腰の位置にあれば崩れません。
手順を1枚にまとめる
- いちばんゆるい上を着て、鏡から腕1本ぶん離れ、3秒見て目を離す
- 残った言葉が顔の形なら「幼く見える側」、パーツなら「負ける側」
- 幼く見える側は、丸首・短い丈・白一色・厚底を外し、質感と色で崩す
- 負ける側は、薄手・淡い色・小さい面積を外し、形と大きさで崩す
- 両方出た人は、近くか遠くか、長い時間のほうを先に直す
- 骨格と食い違ったら、顔に近い場所だけ顔タイプの答えにする
エレガントがカジュアルを苦手に感じるのは、型が合わないからではなく、カジュアルの中の1つの要素が、自分の大人感の源とぶつかっているからです。その1つを外せば、残りのカジュアルはそのまま着られます。
よくある問い
- Q. 顔タイプエレガントはカジュアルを諦めるべきですか
- 諦める必要はありません。崩れる理由が分かれば、崩す場所を選べます。エレガントの大人感の源が顔の縦の長さにある人は、カジュアルの丸くて短い要素で幼く見えているので、質感と色で崩し、形は細く長いまま残します。大人感の源が目鼻の強さにある人は、カジュアルの薄くて淡い生地が顔に負けているので、形と大きさで崩し、厚みと色の濃さは残します。どちらも、カジュアルそのものではなく、カジュアルの中の1つの要素が合っていないだけです。
- Q. 幼く見える人と負ける人、両方の症状が出ます
- 両方出る人は、距離で分けてください。鏡から腕1本ぶんの近さで見て気になるほうと、部屋の反対側から見て気になるほうは、たいてい違います。近くで気になる崩れが、人と話すときに出る崩れです。遠くで気になる崩れが、街で見られるときに出る崩れです。日常で人と話す時間が長いなら近くの側を、通勤や移動が長いなら遠くの側を先に直します。両方を一度に直そうとすると、質感も色も形も大きさも全部エレガント側に戻って、カジュアルではなくなります。
- Q. 骨格ストレートで、落ち感のある生地が似合いません
- 顔タイプで出た答えと骨格で出た答えが食い違うときは、顔に近い場所は顔タイプで、体に触れる場所は骨格で決めてください。落ち感のある生地を全身に使う必要はありません。首元から胸までの生地だけを落ち感のあるものにして、腰から下は骨格ストレートに合う張りのある生地にします。たとえば、とろみのある濃い色のカットソーに、張りのあるセンタープレスのパンツ。顔の近くで幼さを消し、体のラインは骨格に預けると、両方が立ちます。
- Q. スニーカーを履くと一気に幼くなります
- 幼くなる人のスニーカーは、底の厚みと丸みが原因です。底が3cmを超える厚底、つま先が丸く上がった形、白一色は外してください。代わりに、底が薄く、つま先が低く、色が濃いか2色以内のものを選びます。負ける人のスニーカーは逆で、薄くて軽い見た目が顔に負けているので、底に厚みがあり、色が濃く、素材に起毛や革の表情があるものが収まります。同じスニーカーという品目でも、2人が選ぶべきものは反対です。
— メグラシ編集部





