顔タイプエレガント カーディガン|部屋着っぽいか顔が勝つか

**顔タイプエレガントでカーディガンが似合わないと感じるなら、まず鏡で「部屋着っぽく見えるのか」「顔だけが強く見えるのか」を決めてください。**直す場所はこの2つで反対になります。
部屋着っぽく見える人は、編み目のゆるさと肩の落ちが原因です。生地を光にかざして向こうが透けない程度に目の詰まった1枚を選び、肩の縫い目を肩先から2cm以内に合わせます。これだけで、同じカーディガンが仕事にも着ていける1枚に変わります。
顔だけが強く見える人は、カーディガンの面積が顔に対して小さいのが原因です。丈を腰骨より下まで伸ばし、襟ぐりを深くして、顔の華やかさに見合う面積を服の側に作ります。両方出る人は、目の詰まったロング丈を選び、肩は合わせて面積は丈で出します。
先に決める:あなたはどちらで似合わないのか
手持ちのカーディガンをいつもどおりに着て、鏡から2mほど離れて全身を見てください。最初の感想で分けます。
| 鏡で最初に思うこと | 原因 | 直す場所 |
|---|---|---|
| 家にいるみたい、くたびれた、だらしない | 編み目と肩 | 目を詰める・肩を合わせる |
| 顔だけ目立つ、服が貧相、ちぐはぐ | 面積 | 丈を伸ばす・襟ぐりを深く |
| どちらも当てはまる | 両方 | 目の詰まったロング丈 |
表は分け方を示すためだけのものです。決めたほうの章を先に読んでください。2つの直し方は向きが逆なので、同時にやると打ち消し合います。
部屋着っぽく見える理由
顔タイプエレガントの人は、大人びた顔立ちに直線が多く、顔だけで「きちんとした人」という印象が出ます。そこにゆるく伸びたカーディガンを重ねると、顔のきちんと感と服のゆるさの差が目立ち、服のほうが「家で着ているもの」に見えてしまいます。
原因になるのは、ほとんどが次の2か所です。
- 編み目がゆるく、生地が伸びて体の線に沿って垂れている
- 肩の縫い目が肩先より大きく外へ落ちていて、袖の付け根がたるんでいる
色や柄より先に、この2か所を見てください。色を替えても、目がゆるく肩が落ちていれば部屋着っぽさは消えません。
部屋着っぽく見える人の境目は「透け」と「肩先2cm」
編み目は光にかざして測る
カーディガンを窓に向けて広げ、生地越しに外が見えるかを確かめてください。向こうの景色の形がはっきり見えるほど透けるなら、目がゆるい1枚です。ぼんやり明るさがわかる程度なら、エレガントの顔立ちと釣り合います。
もう1つ、生地を指でつまんで5秒引っぱり、離してみてください。すぐ元に戻るものは形が崩れにくく、伸びたまま戻らないものは、着ているうちに肩と前身頃が垂れてきます。
肩線は肩先から2cm以内
着て正面を向き、肩の縫い目がどこにあるかを指で触って確かめます。腕を下ろしたとき、肩の骨のいちばん外側から2cm以内に縫い目があれば合っています。それより外に落ちているなら、肩まわりのたるみが部屋着っぽさの元です。
肩が落ちるデザインそのものが悪いわけではありませんが、エレガントの顔立ちで落ち感を楽しむなら、目の詰まった硬めの生地であることが条件です。ゆるい編みで肩も落ちていると、たるみが2重になります。
部屋着っぽく見える人の直し方
全部留めて一枚のニットとして着る
いちばん手早いのは、ボタンを全部留めて、プルオーバーのように着ることです。前が開いて垂れている状態がもっとも家着らしく見えるので、留めるだけで印象が締まります。裾はボトムスの上に出したままでかまいません。
ボタンを替える
留め具が小さく薄いと、全体が軽く見えます。直径が1.5cmに満たないボタンなら、少し厚みと大きさのあるものに付け替えると、それだけで服としての格が上がります。色は生地と同じか一段濃いものにします。
下を硬い生地にする
上がニットなら、下は張りのある生地にしてください。センタープレスのあるパンツや、厚手のウールのスカートを合わせると、上下で柔らかさが半分ずつになり、カーディガンのゆるさが目立ちません。上も下も柔らかい生地だと、全身が部屋着の組み合わせに寄っていきます。
顔が勝つ理由
もう一方の悩みは、カーディガンがきちんとしているのに、着ると顔だけが強く浮いて、服が貧相に見える形です。エレガントの顔立ちは目鼻立ちがはっきりしていて、顔そのものの存在感が大きいことが多いです。そこに細い編みの短いカーディガンを合わせると、服の面積と存在感が顔に追いつかず、顔だけが前に出ます。
確かめ方は、全身を鏡で見て、顔と服のどちらに先に目が行くかです。毎回顔に目が行き、服の印象が残らないなら、面積が足りていません。
顔が勝つ人の境目は「腰骨」と「襟ぐりの深さ」
丈は腰骨より下へ
着て横を向き、裾がどこで止まっているかを見ます。腰骨より上で止まる短い丈なら、顔に対して服の面積が足りていない可能性があります。腰骨より下、お尻の半分くらいまで丈があると、服の縦の長さが顔の存在感と釣り合います。
襟ぐりは鎖骨の下まで
丸首のカーディガンを上まで留めると、顔のすぐ下に小さな丸い縁ができ、顔がさらに大きく強く見えます。Vネックで、Vの底が鎖骨より下まで下がるものを選ぶか、丸首でも上のボタンを2つ開けて、首元を深く見せてください。顔の下に縦長の空間ができると、顔と服のあいだに余白が生まれます。
顔が勝つ人の直し方
ロング丈を1枚持つ
手持ちが短い丈ばかりなら、腰骨より下まであるロング丈を1枚足すのがいちばん効きます。前を開けて羽織ると縦の線が2本でき、顔の下に長い面が続きます。
編みを少し太くする
細くなめらかな編みは上品ですが、顔が勝つ人にとっては服の印象が弱くなりがちです。畝がはっきり見える程度の中くらいの編みに替えると、服の表面に存在感が出ます。ただし、目が粗く透けるほどのざっくり編みは、今度は部屋着っぽさが出るので避けてください。
短い丈は上にもう1枚重ねる
短い丈を活かしたいなら、上にジャケットやコートを重ねて面積を足します。カーディガンは中で首元と前身頃の線を作る役に回し、外側の1枚で顔と釣り合う面を作ります。
両方出る人は「目の詰まったロング丈」1本で済む
部屋着っぽく、しかも顔だけが浮いている人は、直し方の向きが逆に見えて迷います。部屋着っぽさを消すために短く締めると顔が勝ち、顔と釣り合わせるために長くゆるくすると部屋着っぽくなります。
この2つは、目の詰まったロング丈を選ぶと一度に解けます。編みと肩で部屋着っぽさを消し、丈で面積を出すという分担です。
| 場所 | 部屋着っぽい人 | 顔が勝つ人 | 両方出る人 |
|---|---|---|---|
| 編み目 | 詰める | 中くらい | 詰める |
| 肩線 | 肩先2cm以内 | 多少落ちてもよい | 肩先2cm以内 |
| 丈 | 短くてもよい | 腰骨より下 | 腰骨より下 |
| 襟ぐり | 留めて締める | 深く開ける | 深いVネック |
どちらとも言えないときは、羽織らずに比べる
正面の鏡だけでは判断がつかないときは、同じ服装でカーディガンを羽織った状態と、脱いだ状態の写真を並べてください。
脱いだほうが「きちんとして見える」なら、カーディガンが部屋着っぽさを持ち込んでいます。編みと肩を見直す側です。脱いだほうが「顔と服の釣り合いがよい」なら、カーディガンの面積が顔に対して中途半端です。丈と襟ぐりを見直す側です。どちらも同じくらいなら、両方出る人として目の詰まったロング丈を試してください。
色は顔の強さに合わせて濃さを決める
エレガントの顔立ちは、淡すぎる色を顔のそばに置くと服がぼやけ、顔だけがくっきり残ります。顔が勝つ人ほど、淡いベージュや白っぽい色より、濃いグレー、紺、深い緑、濃い茶のように、色そのものに重さのあるものが合います。
部屋着っぽく見える人は、色の濃さより表面の質感を優先してください。同じグレーでも、毛羽立ちが少なく表面に落ち着いたつやがある生地のほうが、きちんと見えます。
仕事の日と休日で使い分ける
仕事の日は、座って上半身だけを見られる時間が長くなります。部屋着っぽく見える人は、ボタンを留めて一枚のニットとして着るとそのまま仕事に向きます。顔が勝つ人は、座った姿勢では丈の長さが効きにくいので、襟ぐりを深くして首元の余白で釣り合いを取ってください。
休日は立って歩く時間が長く、全身が見えます。顔が勝つ人はロング丈がもっとも効く場面です。部屋着っぽく見える人は、休日ほどゆるい組み合わせに寄りやすいので、下だけは張りのある生地にしておくと崩れすぎません。
カジュアルの崩し方そのものは顔タイプエレガントのカジュアル、ニットの編み目の選び方は顔タイプエレガントに似合うニットでも扱っています。顔タイプ全体でのカーディガンの見方は顔タイプ別のカーディガンにまとめています。
手持ちのカーディガンを仕分ける順番
新しく買う前に、手持ちを次の順で見てください。どれを残してどれを替えるかが、試着なしで決まります。
- 光にかざして、向こうの景色の形が見えるほど透けるものを分ける。部屋着っぽく見える人は、これを家の中だけで着る側に回す
- 残ったものを着て、肩の縫い目が肩先から2cm以内かを触って確かめる。外れるものは、上にジャケットを重ねる日だけに使う
- 横を向いて、裾が腰骨より上か下かを見る。顔が勝つ人は、腰骨より上の丈を、ジャケットの中に入れる用に回す
- ここまで残った1枚が、単体で外に着ていける土台になる
土台が1枚もなかったら、次に買うのは「目が詰まっていて、肩が合い、腰骨より下まである」1枚です。部屋着っぽい人も顔が勝つ人も、この条件を満たす1枚なら外しません。色は手持ちのボトムスにいちばん多い色と同じ系統で、一段濃いものを選ぶと、上下が自然につながります。
背が低い人は丈の基準を一段上げる
身長が低めの人がロング丈を選ぶと、カーディガンに体が包まれて、今度は服に着られて見えることがあります。顔が勝つ人で身長が低めなら、丈は腰骨より下ではなく、腰骨の少し下で止まるくらいを目安にしてください。面積はそれ以上丈で出さず、襟ぐりの深さで補います。
丈と顔のバランスの取り方は顔タイプエレガント 低身長で、着られて見える側と顔が浮く側に分けて詳しく扱っています。
よくある問い
- Q. 顔タイプエレガントにカーディガンは似合わないのですか
- 似合わないわけではありません。部屋着っぽく見えるのか、顔だけが強く見えるのかで、直す場所が違うだけです。前者は編み目と肩、後者は丈と襟ぐりを変えると、どちらもきちんと着られるようになります。
- Q. 短い丈のカーディガンしか持っていません
- 顔が勝つ人なら、前を閉じてボトムスの上に出さず、ウエストに少し入れるか、上にジャケットを重ねて面積を足してください。部屋着っぽく見える人なら、短い丈はむしろ合わせやすいので、肩と編み目が合っていればそのまま着られます。
- Q. ボタンは留めたほうがいいですか、開けたほうがいいですか
- 顔が勝つ人は、上のボタンを2つほど開けて襟ぐりを深くするほうが、顔と服の釣り合いが取れます。部屋着っぽく見える人は、全部留めてプルオーバーのように着ると、だらしなさが消えて一枚のニットとして見えます。
- Q. ざっくり編みのカーディガンは避けるべきですか
- 部屋着っぽく見える人は避けたほうが無難です。顔が勝つ人は、太い編みのほうが顔と釣り合うこともあります。ただし、目が粗くて生地が伸びるものは肩が落ちてくたびれて見えるので、編みが太くても目の詰まったものを選んでください。
— メグラシ編集部





