顔タイプエレガント 黒が似合わない|きつく見えるか老けるかで分ける

**黒を顎の下に当てて、最初に目が行くのが眉や目の線なら「きつく見える」側、目の下や口元の影なら「老けて見える」側です。**顔タイプエレガントで黒が似合わないと感じる人は、ほぼこの2つのどちらかに入ります。
きつく見える人は、**黒を顔から離して、艶のない生地にしてください。**黒そのものをやめる必要はありません。黒のニットをやめて、黒はパンツとコートの下半分に回すだけで、顔の線の強さは元に戻ります。
老けて見える人は逆に、黒を手放さずに、顎の下へ白や明るい色の面を手のひら1枚ぶん足します。黒が影を拾うのを、下からの明るさで打ち消すやり方です。両方起きる人は、黒を下半身へ寄せたうえで、顔の下に明るい面を置きます。ここから先は、それぞれの見分け方と置き方を順に書きます。
黒が似合うと言われる理由と、似合わないと感じる理由
顔タイプエレガントに黒が勧められるのは、大人顔で、目鼻立ちがはっきりしていて、強い色や大きな柄に負けにくいからです。この前提自体は間違っていません。
ただ「負けにくい」は「顔のすぐ下に大きく置いてよい」と同じではありません。黒は、顔のもともと強い所をさらに強く見せる色です。顔の線がはっきりしている人にはその線を、顔に影ができやすい人にはその影を、強めます。
同じエレガントでも、どちらが強く出るかは人によって違います。だから「黒が似合う」という一言だけでは、着たときの結果が割れます。
見分け方|黒と白を顎の下に当てて、最初に目が行く場所
用意するのは黒い布と白い布を一枚ずつ。タオルでも、手持ちのTシャツでも構いません。
- 窓の近く、昼間の自然光で鏡の前に立つ
- 黒を顎の下に、肩幅いっぱいに当てる
- 鏡を見た最初の2秒で、顔のどこに目が行ったかを覚える
- 白に替えて同じことをする
黒のときに目が行ったのが、眉の角、目尻の線、鼻筋、口の輪郭のような「線」なら、きつく見える側です。目の下のくぼみ、口の両脇、顎の下の影のような「暗い所」なら、老けて見える側です。
白のときと比べて差が小さいなら、黒は顔の近くでも問題なく着られています。似合わないと感じる原因は、黒ではなく形や素材の側にあるかもしれません。
きつく見える人|黒を顔から20cm下げる
きつく見える人は、黒が顔の線を縁取って、輪郭が強く出すぎています。直すのは、黒と顔の距離です。
目安は顎の先から20cm。だいたい胸の上のあたりです。ここより上に黒の面が来ないようにします。黒のタートルネックや、黒の詰まった襟のニットは、この人がいちばん避けたい形です。
黒を着たいなら、黒はボトムス、靴、バッグ、コートに回します。上半身に黒を入れるなら、Vネックで開きを鎖骨の下まで取り、黒と顔の間に肌の面を作ってください。肌が見える面積があると、黒の縁取りが顔に直接つかなくなります。
生地は艶を落とす
きつく見える人にとって、光沢のある黒はさらに線を強めます。サテン、エナメル、ハリの強い化繊の黒は、表面で光が線になって返ってくるからです。
選ぶのは、ウール、起毛、スエード、マットな綿のように、光を吸う表面の黒です。同じ黒でも、表面がざらっとしているだけで顔との段差がやわらぎます。
老けて見える人|黒は残し、顎の下に明るい面を足す
老けて見える人は、黒が顔の下から暗さを足して、目の下や口元の影を深く見せています。直すのは、顔の下の明るさです。
黒をやめる必要はありません。むしろ黒のコートや黒のニットは、この人にとって全身を締める大事な色です。そのうえで、顎の下に明るい面を手のひら1枚ぶん入れます。
- 黒のニットの襟元から、白やアイボリーのシャツの襟を出す
- 黒のコートの中に、明るいグレーやベージュのハイネックを入れる
- 黒のワンピースに、大ぶりのパールや明るい色のスカーフを顎の下で巻く
この明るい面が、下から顔に光を返す役目をします。撮影で使う白い反射板と同じ理屈です。
生地は少し艶があってよい
老けて見える人は、きつく見える人とは逆に、少し艶のある黒のほうが顔が明るく見えることがあります。表面の光が、顔の下の暗さを薄めてくれるからです。完全にマットな黒は、顔の近くでは影を吸い込んで重く見えやすいので、ほんのり光る程度の生地を選んでください。
両方起きる人|黒を下へ寄せて、顔の下は明るく
黒と白を当てたとき、線にも影にも目が行く人がいます。顔立ちがはっきりしていて、そのうえで目の下に影が出やすい人です。
この人は、2つの直し方を順番に重ねます。
- 黒を顎から20cmより下へ下げる(きつさへの対処)
- 顔の下には白やアイボリーの面を置く(老けへの対処)
具体的には、黒のパンツとブーツに、明るいニットを合わせるのが基本の形になります。コートを黒にしたいなら、前を開けて中の明るいトップスを見せてください。前を閉じて黒が顎の下まで来ると、2つとも同時に起きます。
どちらとも言えない人の決め方
鏡で見ても、線と影のどちらに目が行ったか自信がない。そういう人は、写真で決めます。
黒を着た写真と白を着た写真を、同じ場所、同じ時間に撮ってください。家族や友人に2枚を見せて、黒の写真にどう反応するかを聞きます。
| 黒の写真への反応 | 入る側 | 最初に試すこと |
|---|---|---|
| 「怒ってる?」「怖い」 | きつく見える | 黒を胸より下へ。艶を落とす |
| 「疲れてる?」「眠そう」 | 老けて見える | 顎の下に白い面を足す |
| 「大人っぽい」「いつも通り」 | 黒は外れていない | 形や丈の側を見直す |
**「いつも通り」と言われた人は、黒の問題ではありません。**似合わないと感じる理由が、肩幅に合わない上着や、重く見える丈の側にある可能性が高いです。
黒を外せない日|仕事と弔事
仕事の制服や弔事のように、顔の近くに黒を着るしかない日もあります。
きつく見える人は、**襟の開きと髪で黒と顔の距離を取ります。**ブラウスの第一ボタンを開ける、髪を下ろして顔の横に柔らかい線を作る。どちらも黒の縁取りを顔から少し遠ざけます。
老けて見える人は、**顔の下の明るさを、服以外で足します。**ベースメイクで目の下と口の両脇を明るくする、髪をまとめて耳と首を出す。弔事で光る物を足せないときも、肌の明るさなら足せます。
パーソナルカラーの側で黒が外れている場合
ここまでの方法を試しても、黒だけが沈んで見える人もいます。その場合は顔タイプではなく、パーソナルカラーの側で黒が合っていない可能性があります。
見分ける手がかりは、黒の代わりに濃いネイビーやチャコールグレーを当てたときの差です。ネイビーやチャコールに替えただけで顔色がよくなるなら、問題は黒という色そのものです。顔タイプの「強い色に負けない」という特徴は、ネイビーやチャコールでも十分に生きます。
黒の代わりに使える色
黒を顔の近くから外したとき、代わりに置く色は入る側で変わります。
| 入る側 | 顔の近くに置く色 | 理由 |
|---|---|---|
| きつく見える | チャコールグレー、濃いブラウン | 黒より輪郭がやわらぐ |
| 老けて見える | アイボリー、明るいグレー、ベージュ | 顔の下から明るさを返す |
| 両方 | オフホワイト、グレージュ | 線をぼかしつつ明るさを足す |
どの色も、顔タイプエレガントの大人っぽさを崩しません。黒にこだわるのは、下半身と小物で十分です。
秋冬の黒コートの選び方
秋冬にいちばん困るのが、黒のコートです。面積が大きいので、顔への影響もいちばん大きく出ます。
きつく見える人は、襟が小さく、前を開けて着られる形を選びます。ノーカラーか、襟幅の狭いチェスターコートなら、黒が顔の横に来ません。
老けて見える人は、中に明るい色を見せられる形を選びます。前を開けたときに、顎の下から胸までが明るい面になるようにしてください。襟の大きいコートなら、襟を立てずに寝かせて着ます。
コートの形全般については顔タイプエレガントのコート|襟の幅と丈に分けてあります。
黒のニットを着たいとき
黒のニットを着たい人は多いと思います。入る側で、形を変えてください。
きつく見える人は、Vネックか深めのUネック。首が詰まったタートルネックやクルーネックは、黒が顔の真下に来るので避けます。
老けて見える人は、襟元から白を出せる形。シャツを中に着るか、白いインナーを首元から少しのぞかせます。タートルネックを着るなら、顎の下に明るいスカーフを巻いてください。
まとめ|黒が似合わない人の直し方は2つ
顔タイプエレガントで黒が似合わないと感じたら、先に黒と白を顎の下に当てて、最初に目が行く場所を見てください。
- 線に目が行く人は、黒を顔から20cm下げて、艶を落とす
- 影に目が行く人は、黒を残したまま、顎の下に明るい面を足す
- 両方なら、黒を下半身に寄せて、顔の下を明るくする
黒をやめるかどうかではなく、黒を置く場所を決めること。それだけで、顔タイプエレガントの強さは黒の中でもそのまま生きます。
きつさ全般の直し方は顔タイプエレガントがきつく見える、老け見えの直し方は顔タイプエレガントが秋冬に老けて見えるにまとめています。
よくある問い
- Q. 顔タイプエレガントなのに黒が似合わないのは、診断が間違っているからですか
- 診断が間違っているとは限りません。顔タイプエレガントに黒が勧められるのは、大人顔で直線と曲線を併せ持つ顔立ちが、強い色に負けにくいからです。ただ、負けにくいことと、黒を顔のすぐ下に大きく置いてよいことは別の話です。顔の線がもともとはっきりしている人は、黒でその線がさらに強調されて、きつく見えます。目の下や口元に影が出やすい人は、黒がその影を拾って老けて見えます。どちらも黒の置き方で直せることが多いので、先に顎の下で見分けてから、置く場所と生地を変えてください。それでも黒だけが沈むなら、顔タイプではなくパーソナルカラーの側で黒が外れている可能性を見てください。
- Q. きつく見えるのか老けて見えるのか、自分では区別がつきません
- 黒い布と白い布を一枚ずつ用意して、窓の近くで顎の下に交互に当ててください。黒を当てた瞬間に、眉や目の輪郭、鼻筋といった線に目が行くなら、きつく見える側です。目の下のくぼみ、口の両脇、顎の下に目が行くなら、老けて見える側です。迷うときは、家族や友人に黒と白の2枚の写真を見せて、黒の写真で「怒ってる?」と言われるか「疲れてる?」と言われるかを聞くと分かりやすいです。怒っていると言われたらきつさ、疲れていると言われたら老けです。
- Q. 喪服や仕事の制服で、黒を顔の近くに着るしかありません
- 黒を外せない日は、生地と顔まわりで調整します。きつく見える人は、襟の開きを鎖骨の下まで広げて、黒と顔の間に肌の面を作ってください。老けて見える人は、白いブラウスの襟やパールのような小さく明るいものを顎の下に置きます。弔事で光る物を避けたいときは、肌の明るさを上げるベースメイクと、髪をまとめて耳を出すことで顔の下の影を減らせます。どちらの場合も、黒の生地は表面に光沢が少ないもののほうが、顔との段差が出にくくなります。
— メグラシ編集部





