顔タイプエレガントで老けて見える|秋冬の服が年上に見えた日の直し方

秋冬の写真を見返して、「実際より上に見える」と思った日。その日の服は、くすんだ濃い色、動かない重い布、長い丈、古典的な飾りのうち、3つ以上を同時に持っていませんでしたか。
顔タイプエレガントは、大人顔で、直線と曲線がまざり、目や口などのパーツが大きくはっきりしている顔立ちです。大人っぽく見えるのは、もともとの持ち味です。けれど、大人っぽく見えることと、実際より年上に見えることは別のことです。
年上に見えるのは顔のせいではなく、服の側にある年上の信号が重なったときに起きます。この記事では、秋冬に増える6つの信号を数えて、どれを外せば年上に見えなくなるかを決めます。
日常の服がよそゆきに見える悩みは顔タイプエレガントが垢抜けない理由に、顔と服の情報の釣り合いは顔診断でエレガントと出たのに服が浮くに分けてあります。この記事は、年上に見えた日の直し方です。
結論:年上の信号が3つ重なると、実際より上に見える
先に、6つの信号と、それが何個重なると年上に見えるかを並べます。
| 信号の数 | 見え方 | すること |
|---|---|---|
| 0〜1個 | エレガントらしい大人っぽさ | 直さなくてよい |
| 2個 | 落ち着いて見える | 直さなくてよい |
| 3個 | 実際より上に見え始める | 1つ外す |
| 4個 | 年上に見える | 2つ外す |
| 5個以上 | 誰かの服を借りたように見える | 1枚着替える |
**信号が2つまでなら、それはエレガントの持ち味として読まれます。**3つ目が加わると、顔立ちの大人っぽさと服の重さが同じ方向に重なり、実際の年齢より上に見え始めます。
大人っぽく見えることと、年上に見えることは別
エレガントの人が「老けて見えないように」と考えると、大人っぽさそのものを消そうとしがちです。けれど、大人っぽさは顔立ちの性質で、服で消すものではありません。
| 大人っぽく見える | 年上に見える | |
|---|---|---|
| どこから来るか | 顔立ち(大人顔・はっきりしたパーツ) | 服の信号の重なり |
| 季節で変わるか | 変わらない | 秋冬に増える |
| 服で動かせるか | 動かさなくてよい | 信号を外せば動く |
| 周りの言葉 | 「落ち着いている」「品がある」 | 「お母さんの服みたい」「疲れてる?」 |
**動かすのは、年上に見える側だけです。**大人っぽさを残したまま、服の信号を減らせば、落ち着いた印象のまま実際の年齢に近く見えます。
まず数える|6つの信号
鏡の前で、今日の一式を6つの信号で数えます。当てはまるものに1つずつ印をつけてください。
| 信号 | 当てはまる状態 | 確かめ方 |
|---|---|---|
| 顔の下の色が濁っている | 灰みのある濃い色が顔から30cm以内にある | 白い紙を横に当てて、色が灰色がかって見える |
| 布が動かない | 歩いても揺れる場所がない | 鏡の前で3歩歩いて、どこも揺れない |
| 重心が低い | 足首も甲も見えず、丈が長い | 全身の下3分の1が一つの暗い面 |
| 飾りが古典の組み合わせ | パール・スカーフ・ブローチのうち2つ以上 | 顔のまわりの飾りを数える |
| 首元も髪も閉じている | 詰まった首元に、まとめ髪かタイトな髪 | 首の前と耳の下に肌が見えない |
| 布がへたっている | 毛玉・テカリ・裾の伸びがある | 窓の光で布の表面を斜めから見る |
**3つ以上に印がついたら、年上に見える日です。**印の数を出したら、このあとの失敗の節で、自分に当てはまるものだけ読んでください。
鏡の前で数えにくいときは、2mほど離れてスマートフォンで全身を撮ってください。撮った写真を白黒にすると、色の濁りや重心の低さがはっきり見えます。白黒の写真で、顔のすぐ下に灰色の面が広がっていれば濁った色の信号、下3分の1が一つの黒い面になっていれば低い重心の信号です。歩いているところを動画で数秒撮ると、揺れる場所があるかどうかも一度に確かめられます。
エレガントで信号が重なりやすい理由
エレガントの人に似合うとされるのは、上質な素材、きれいめの形、はっきりした色、存在感のある飾りです。秋冬になると、この中の「上質」「きれいめ」が、重いウール、長い丈、濃い色に置き換わりやすくなります。
| 似合うとされる要素 | 秋冬に置き換わりやすいもの | 増える信号 |
|---|---|---|
| 上質な素材 | 張りのある重いウール | 布が動かない |
| きれいめの形 | 膝下丈のスカートとロングコート | 重心が低い |
| はっきりした色 | 灰みのある深い色 | 顔の下の色が濁る |
| 存在感のある飾り | パールとスカーフの組み合わせ | 飾りが古典の組み合わせ |
夏は、布が薄く、丈も短く、色も明るいので、似合う要素を全部入れても信号は1つか2つで収まります。秋冬に、夏と同じ考え方で「きれいめ」を足していくと、信号が自然に3つを超えます。
もう一つの理由は、エレガントの人の顔立ちそのものが、大人の信号を1つぶん持っていることです。子供顔の人なら服の信号が3つあっても年上には見えにくいのに、大人顔の人は顔の1つと服の2つで、同じ3つに届きます。だからこそ、エレガントの人は服の信号を2つまでに収めると、顔立ちと合わせてちょうど落ち着いた印象になります。
失敗1|くすんだ濃い色を、顔のすぐ下に置いた
秋冬の売り場には、灰みを含んだ深い色が多く並びます。くすんだえんじ、灰みの茶、濃いモスグリーン、青みの抜けた濃紺。エレガントの人のはっきりしたパーツは、顔のすぐ下に濁った色が来ると、目元や口元の影が強く出て、顔全体が疲れて見えます。
| 顔の下の色 | 見え方 | 直し方 |
|---|---|---|
| 澄んだ濃い色(深い青、黒) | パーツがくっきり見える | 直さなくてよい |
| 澄んだ明るい色(白、生成り) | 顔が明るく見える | 直さなくてよい |
| 灰みの濃い色 | 目元と口元の影が強く出る | 顔の下に白い縁を1〜2cm |
| 灰みの中くらいの色 | 顔の色と混ざって疲れて見える | 首元だけ澄んだ色に替える |
**濁った色の服を着たい日は、顔とのあいだに澄んだ色の縁を挟んでください。**白いシャツの襟を出す、生成りのインナーの縁を見せる、明るい色の細いストールを掛ける。顔のすぐ下に澄んだ線が1本入るだけで、信号が1つ消えます。
売り場の照明は、色を実際より澄んで見せることがあります。くすんだ色かどうかを確かめるときは、服を窓の近くまで持っていくか、自分の白いシャツの袖を横に並べてください。白の横で灰色がかって見えたら、その色は濁っている側です。
失敗2|全身が、動かない布になった
張りのある重いウールのコート、厚手のジャケット、硬いプリーツの入っていないタイトスカート。どれもきれいめですが、全身がこれでそろうと、歩いても揺れる場所がひとつもなくなります。動きのない装いは、写真の中で止まった絵のように見え、年上の印象につながります。
| 揺れる場所の数 | 見え方 |
|---|---|
| 0か所 | 止まった絵のように見える |
| 1か所 | 落ち着きの中に動きが出る |
| 2か所 | 軽やかに見える |
| 3か所以上 | エレガントの人にはやや軽い |
**揺れる場所は1か所あれば足ります。**歩くと裾が揺れるスカート、落ち感のあるパンツ、首から掛けたストールの端、揺れる耳飾り。どれか1つがあれば、全身が止まって見えません。
布が揺れるかどうかは、売り場でハンガーごと軽く左右に振ると分かります。振ったあと、裾がしばらく揺れ続ける布は動く布、すぐに止まってまっすぐ戻る布は動かない布です。上着が動かない布なら、ボトムか飾りのどちらかを動く側にしておくと、全身が止まりません。
失敗3|長い丈を重ねて、重心が下がった
膝下丈のスカートにロングコート、足首まで隠れるワイドパンツにかかとの低い靴。長い丈が2つ重なり、足首も甲も見えないと、全身の重さが下に集まります。重心が低い装いは、体の動きまで重く見せ、年上の信号になります。
| 下半身の状態 | 重心 | 直し方 |
|---|---|---|
| 足首か甲が見える | 上がる | 直さなくてよい |
| 足首は見えないが、靴が明るい | やや上がる | 直さなくてよい |
| 足首も甲も見えず、靴が暗い | 下がる | 甲の見える靴に替える |
| 長い丈が2つ重なる | 大きく下がる | どちらかの丈を短くする |
**足首の骨か、靴の甲のどちらかが見えていれば、重心は下がりません。**ロングコートを着る日は、ボトムを足首の見える丈にする。ロングスカートの日は、甲が浅く見えるパンプスを選ぶ。どちらか一方で十分です。
冬のブーツの日は、ブーツの履き口とボトムの裾のあいだに、少しだけすき間を作ってください。ロングスカートの裾がブーツの履き口に重なると、足元が長い一つの筒になって重心が下がります。裾と履き口のあいだに5cmほどタイツが見えるだけで、そこで縦の重さが一度切れます。
失敗4|パールとスカーフとブローチを、一度に付けた
パール、スカーフ、ブローチは、どれもエレガントの人に似合う飾りです。けれど、この3つは古典的な組み合わせとして読まれやすく、2つ以上を同時に付けると、装いが一つ上の世代の定番に見えます。
| 付けた飾り | 読まれ方 | 直し方 |
|---|---|---|
| パールだけ | 品がある | 直さなくてよい |
| スカーフだけ | 華やか | 直さなくてよい |
| パールとスカーフ | 古典の組み合わせ | どちらかを外す |
| パールとブローチ | 式典の装い | 普段の日はブローチを外す |
| 3つとも | 年上に見える | 1つに絞る |
**飾りは1つに絞り、大きさは下げないでください。**エレガントの人はパーツが大きいので、小さな飾りを並べると、顔のパーツに対して飾りが負けて、顔だけが強く見えます。1つにした飾りは、粒の大きいパール、幅のあるスカーフ、存在感のあるピアスのように、大きさを保つほうが顔と釣り合います。
失敗5|詰まった首元に、まとめ髪を合わせた
タートルネックや首まで詰まったニットに、耳を出したまとめ髪や、ボリュームを抑えたタイトな髪。首元も髪も閉じると、顔のまわりに肌の面も動きもなくなり、顔立ちのはっきりしたパーツだけが残ります。
| 首元 | 髪 | 見え方 | 直し方 |
|---|---|---|---|
| 詰まっている | まとめ髪 | 顔のまわりが閉じる | 耳元に揺れる飾りを1つ |
| 詰まっている | 下ろした髪 | 首元が埋まる | 毛先を外に向ける |
| 開いている | まとめ髪 | すっきり見える | 直さなくてよい |
| 開いている | 下ろした髪 | 顔のまわりが軽い | 直さなくてよい |
**首元と髪の、どちらか一方を開けてください。**タートルネックの日は髪を下ろして毛先に動きを出す、まとめ髪の日は首元をVかボートネックに開ける。両方を閉じなければ、顔のまわりは重く見えません。
冬はマフラーを巻くと、首元が自然に閉じます。マフラーの日は、髪をまとめずに下ろすか、まとめるなら耳の前に少し毛を残してください。マフラーの巻き方も、首にぐるぐる巻くより、輪にして片方の端を前に垂らすほうが、縦の線ができて顔のまわりが閉じきりません。
失敗6|へたった布が、顔の近くにある
何年も着ているコートやニットは、毛玉、袖口のテカリ、裾の伸び、襟の型崩れが少しずつ出てきます。エレガントの人は上質な素材が似合うぶん、布のへたりが目立ちやすく、顔の近くにあると疲れた印象になります。
| へたりの場所 | 目立ち方 | 扱い |
|---|---|---|
| 襟と首元 | 顔のすぐ下で目に入る | 優先して替えるか手入れする |
| 袖口 | 手を動かすたびに見える | 手入れで直す |
| 身頃の毛玉 | 光の当たり方で見える | 毛玉を取る |
| 裾の伸び | 遠目にはわかりにくい | 後回しでよい |
**顔から30cm以内のへたりから先に手を付けてください。**同じコートでも、襟の型崩れを整え、首元の毛玉を取るだけで、信号が1つ消えることがあります。
へたりは、毎日見ている本人ほど気づきにくいものです。季節の始めにコートを出したら、窓の光の中で襟と袖口を斜めから見てください。光を当てたときに、ほかの場所より白っぽく光る部分がテカリ、細かい影が粒になって見える部分が毛玉です。シーズンの最初に一度整えておくと、冬のあいだずっと信号を1つ減らしたまま着られます。
失敗7|控えめにしようと、飾りを小さくした
年上に見えたくない、落ち着かせたいと思うと、飾りを小さく、細くしたくなります。けれど、エレガントの人が小さなピアスや細いチェーンを付けると、顔の大きなパーツに対して飾りが小さすぎて、顔立ちの強さだけが目に入ります。
| 飾りの大きさ | 見え方 |
|---|---|
| 目の横幅より小さい | 顔のパーツが強く見える |
| 目の横幅くらい | 顔と釣り合う |
| 目の横幅の1.5倍まで | 華やかに見える |
控えめにしたい日は、大きさではなく数を下げてください。飾りの大きさの決め方は顔タイプエレガントの秋冬|仕事・式典・休日で飾りの大きさを変えないに、予定ごとにまとめてあります。
直せる日と、着替えたほうが早い日
信号の数を出したら、その場で直せるかどうかを決めます。
| 信号の数 | すること | 時間の目安 |
|---|---|---|
| 3個 | 小物か首元で1つ外す | 1分 |
| 4個 | 小物と靴で2つ外す | 3分 |
| 5個 | トップスか羽織りを1枚替える | 5分 |
| 6個 | 上下どちらかを丸ごと替える | 10分 |
**4個までなら、着替えずに外せます。**信号のうち、ストール・飾り・靴・髪の4つは数十秒で変えられます。服そのものを替えるのは、5個を超えたときだけで十分です。
直し方①|顔の下の色を澄ませる
いちばん早く効くのは、顔のすぐ下の色です。エレガントの人のはっきりしたパーツは、顔の下の色が澄んでいると、そのまま華やかさとして読まれます。
| 今の顔の下の色 | 替える色 | 替える場所 |
|---|---|---|
| くすんだえんじ | 澄んだ深い赤 | インナーかストール |
| 灰みの茶 | 白か生成り | シャツの襟 |
| 濃いモスグリーン | 深い緑か黒 | タートルの首元 |
| 青みの抜けた濃紺 | 澄んだ紺か白 | インナーの縁 |
色を替えるのは、顔から30cm以内の1枚だけで構いません。コートやボトムの濁った色は、そのまま残してください。顔のすぐ下が澄んでいれば、全身の色が落ち着いていても、顔は疲れて見えません。
直し方②|揺れる場所を1つ作る
全身が止まって見えるときは、揺れる場所を1つだけ足します。
| 足すもの | 揺れ方 | 合う日 |
|---|---|---|
| 揺れる耳飾り | 顔の横で小さく揺れる | 首元が詰まっている日 |
| 首から掛けたストール | 歩くと端が揺れる | 張りのあるコートの日 |
| 落ち感のあるスカート | 歩くたびに裾が揺れる | 上が重いジャケットの日 |
| 落ち感のあるパンツ | 脚の動きに沿って揺れる | 仕事でパンツの日 |
**顔に近いところで揺れるほど、効き目は大きくなります。**揺れる耳飾り1つで、首元の詰まりや重いコートの印象が、ずっと軽く見えます。
耳飾りの揺れ幅は、耳たぶから下へ2〜4cmほどが目安です。これより短いと揺れが小さく、遠目には止まった点に見えます。長すぎると、顔のまわりの飾りが大きくなりすぎて、今度は飾りの信号に数えられます。エレガントの人の大きなパーツには、短すぎない、ほどよく揺れる長さが合います。
直し方③|重心を上げる
下半身が重い日は、足首か甲のどちらかを見せます。
| 手 | 効く日 |
|---|---|
| ボトムを足首の骨が見える丈にする | ロングコートの日 |
| 甲の浅い靴に替える | ロングスカートの日 |
| 靴をボトムより1段明るい色にする | 足首を見せられない寒い日 |
| タイツを靴と同じ色にそろえる | 黒いブーツの日 |
**寒くて足首を見せられない日は、靴の色を1段明るくしてください。**足元に明るい点ができると、重心がそこで止まり、全身の重さが下に沈みません。
直し方④|飾りは1つに、大きさはそのまま
飾りの信号を外すときは、数を減らし、大きさは保ちます。
| 今の飾り | 残すもの | 外すもの |
|---|---|---|
| パール+スカーフ | 首元が詰まっている日はパール | スカーフ |
| パール+ブローチ | 普段の日はパール | ブローチ |
| スカーフ+ブローチ | 首元が開いている日はスカーフ | ブローチ |
| 3つとも | いちばん顔に近いもの | 残り2つ |
**残すのは、いちばん顔に近い飾りです。**顔に近い飾りは顔のパーツと並んで見えるので、大きさが合っていれば、顔の華やかさを引き立てます。
秋冬の色を、濁りで並べる
売り場で迷ったときのために、秋冬によく見る色を、顔の下に置いたときの澄み具合で並べます。
| 色 | 澄み具合 | 顔の下に置くとき |
|---|---|---|
| 白・生成り | 澄んでいる | そのまま置いてよい |
| 黒 | 澄んでいる | そのまま置いてよい |
| 深い青 | 澄んでいる | そのまま置いてよい |
| 深い赤 | 澄んでいる | そのまま置いてよい |
| キャメル | 中くらい | 白い縁を挟むと安心 |
| チャコールグレー | 中くらい | 白い縁を挟むと安心 |
| くすんだえんじ | 濁っている | 顔から離して使う |
| 灰みの茶 | 濁っている | 顔から離して使う |
| 濃いモスグリーン | 濁っている | 顔から離して使う |
| くすんだ紫 | 濁っている | 顔から離して使う |
濁った色も、顔から30cm以上離れたボトムやコートの裾なら、年上の信号になりにくい色です。**濁った色は「着ない色」ではなく、「顔から離す色」**と考えてください。どの色が自分の肌になじむかは、パーソナルカラーで別に確かめられます。色そのものが老けて見える仕組みは老けて見える色とはにまとめてあります。
一式で見る|仕事・学校の面談・食事
ここまでの直し方を、秋冬によくある3つの日に当てはめます。
仕事の日は、濃紺のジャケットに詰まった首元のニットを着たい日です。ニットは白にして顔の下を澄ませ、耳元に揺れる金の耳飾りを1つ。ボトムは落ち感のあるグレーのパンツで、足首が見える丈。信号は詰まった首元の1つだけです。
学校の面談の日は、くすんだえんじのワンピースを着たい日です。首元に白いシャツの襟を出して顔の下を澄ませ、パールは粒の大きいものを1本だけ。靴は甲の浅いパンプスにして重心を上げます。信号は濁った色の1つだけで、それも顔から離れています。
食事の日は、黒のロングコートにロングスカートを着たい日です。スカートは歩くと揺れる落ち感のある布にして、靴は明るい色のショートブーツ。首から澄んだ赤のストールを掛けます。信号を2つまでに収めるという決め方を、3つの日すべてで同じように使っています。
3つの日に共通しているのは、服そのものを買い替えていないことです。着たい1枚はそのまま残し、顔の下の縁、耳元の飾り、靴の3か所で信号を外しています。秋冬の朝に時間がないときも、この3か所なら1分で替えられます。
年上に見えてもいい日
式典、目上の人と会う日、改まった席。少し年上に見えるくらいの落ち着きが、むしろ助けになる日もあります。
| 場面 | 残していい信号 | 外す信号 |
|---|---|---|
| 式典・法事 | 重い布、閉じた首元、古典の飾り1つ | へたり、濁った色 |
| 目上の人との食事 | 重い布、古典の飾り1つ | 低い重心 |
| 改まった仕事の場 | 閉じた首元、重い布 | 古典の飾りの組み合わせ |
**どんな日でも、布のへたりと顔の下の濁りだけは外してください。**この2つは「落ち着き」ではなく「疲れ」として読まれる信号なので、改まった場でも助けになりません。
改まった場で信号を3つ残す日は、ほかの場所で動きを1つ足しておくと、重さだけが残りません。たとえば式典で黒のワンピースにパールを付ける日なら、髪をまとめずに肩の上で揺れる長さで下ろしておく。信号の数は変えないまま、顔のまわりに動きが1つ入ります。
どちらとも取れるとき①|ソフトエレガントとの境目
エレガントとソフトエレガントは、どちらも大人顔で、直線と曲線がまざった顔立ちです。違いは、パーツの大きさと立体感にあります。ソフトエレガント寄りの人は、パーツがエレガントより控えめなので、飾りの信号の数え方が少し変わります。
| どちら寄りか | 飾りの大きさ | 信号の数え方 |
|---|---|---|
| エレガントらしさが強い | 目の横幅くらいから1.5倍 | そのまま数える |
| ソフトエレガント寄り | 目の横幅くらいまで | 大きすぎる飾りも1つと数える |
ソフトエレガント寄りの人は、大きな飾りを付けると、それだけで重さの信号になります。飾りを1つに絞ったうえで、大きさも少し控えめにしてください。ソフトエレガントの服の考え方はソフトエレガントの服にあります。
どちらとも取れるとき②|フェミニン寄り、クール寄り
エレガントと診断されたけれど、フェミニンやクールとも言われたことがある人は、効きやすい信号が違います。
| 寄っている側 | 効きやすい信号 | 先に外すもの |
|---|---|---|
| フェミニン寄り(曲線が多い) | 動かない布、閉じた首元 | 揺れる場所を作る |
| クール寄り(直線が多い) | 顔の下の濁った色、古典の飾り | 顔の下を澄ませる |
フェミニン寄りの人は、顔に曲線が多いぶん、動かない布との差が大きく出ます。クール寄りの人は、直線の多い顔に濁った色が来ると、影が強く出ます。見分けに迷うときは顔タイプ エレガントとフェミニンの違いで、目元と鼻筋の見方を確かめられます。
どちらとも取れるとき③|髪の色が変わってきた
髪を明るく染めた人や、白い毛が増えてきた人は、顔のまわりの明るさが変わるので、顔の下の色の効き方も変わります。
髪が明るくなると、濁った濃い色が顔の下に来たときの差が大きくなり、信号が強く出ます。**髪が明るい人は、顔の下を白か生成りに寄せると、髪と服の明るさがつながって、顔のまわりが一つの明るい面になります。**反対に、髪が暗く濃い人は、黒や深い青を顔の下に置いても、髪と服がひと続きになって重く見えにくくなります。
白い毛が少しずつ増えている時期は、髪の中に明るい毛と暗い毛がまざって、顔のまわりの明るさが場所によって違って見えます。このときは、顔の下の色を髪の中間の明るさに合わせるより、白か黒のどちらかにはっきり寄せるほうが、顔のまわりがまとまります。どちらに寄せるか迷ったら、両方を顔の下に当てて写真を撮り、目元の影が浅く写るほうを選んでください。
写真で年上に見えたとき|鏡との違い
鏡では気にならないのに、写真で見ると年上に見える。そういうときは、写真と鏡で、効いている信号が違います。
| 写真で強く出る信号 | 理由 | 写真の日の直し方 |
|---|---|---|
| 顔の下の濁った色 | 写真は色の差を強く写す | 顔の下を白か生成りに |
| 動かない布 | 写真は止まった瞬間しか写さない | 揺れる飾りより、形に曲線を |
| 低い重心 | 全身写真では下半身の面が大きい | 靴を明るい色に |
| 閉じた首元と髪 | 正面の写真で顔のまわりが詰まる | 首元を開けるか髪を下ろす |
写真は止まった一瞬を写すので、揺れる飾りや動く布の効き目が鏡より小さくなります。**写真に残る日は、揺れに頼らず、顔の下の色と首元の開きで信号を減らしてください。**集合写真や記念写真の予定がある日は、前の晩に一度、同じ服で全身を撮って確かめておくと安心です。
試着室で見る順番
秋冬の服を試着するときは、次の順に確かめてください。1着あたり1分で終わります。
| 順番 | 見ること | 合格の目安 |
|---|---|---|
| 1 | 顔の下の色が澄んでいるか | 白い紙の横で灰色がからない |
| 2 | 3歩歩いて揺れる場所 | 1か所以上ある |
| 3 | 足首か甲が見えるか | どちらか見える |
| 4 | 首元か髪のどちらかが開いているか | どちらか開いている |
| 5 | 手持ちと合わせた信号の数 | 2個以下に収まる |
| 6 | 一歩下がった全身 | 服より先に顔に目が行く |
**5番目の「手持ちと合わせた数」を、買う前に必ず確かめてください。**試着室では1枚で信号が1つでも、家にあるロングコートやパールと合わせると、3つを超えることがあります。
手持ちの服を直す順番
クローゼットに「着ると年上に見えるから着ていない服」があるなら、次の順に試してください。上から順に、手間が少なく効き方の大きい手です。
| 順番 | 試すこと | 効く服 |
|---|---|---|
| 1 | 顔の下に白い縁を出す | くすんだ色のニット、ワンピース |
| 2 | 揺れる耳飾りを1つ付ける | 詰まった首元の服 |
| 3 | 甲の浅い靴に替える | ロングスカート、ワイドパンツ |
| 4 | 飾りを1つに絞る | パールとスカーフを合わせていた服 |
| 5 | 首元の毛玉と型崩れを整える | 何年も着ているコートやニット |
| 6 | ボトムを落ち感のある布に替える | 張りの強いジャケット |
**1から3までで直る服が、いちばん多いはずです。**6まで試しても年上に見える服は、式典や改まった席の1着として取っておいてください。
よくある行き違い
**「エレガント顔は老け顔」。**エレガントは大人顔ですが、大人顔は年上に見える顔という意味ではありません。年上に見えるかは、服の信号の数で決まります。
**「老けて見えないためには、明るい色と可愛い服」。**淡い色や小さな飾りの甘い服に寄せると、顔のはっきりしたパーツだけが目立ちます。変えるのは顔の下の1枚と、揺れる場所の1つで足ります。
**「パールは年上に見える」。**パールだけなら品のある飾りです。年上に見えるのは、スカーフやブローチと組み合わせたときです。
**「上質な素材ほど若々しく見えない」。**上質な素材は、エレガントの人の持ち味を引き出します。年上に見えるのは、その素材が全身で動かないときと、へたっているときです。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 顔タイプエレガントは、老けて見えやすいのですか
- 老けて見えやすいわけではありません。エレガントは大人顔で、直線と曲線がまざり、目や口などのパーツが大きくはっきりしている顔立ちです。大人っぽく見えるのは持ち味で、年上に見えることとは別です。ただ、秋冬に、くすんだ濃い色、動かない重い布、長い丈、パールやスカーフのような古典的な飾りが同じ日に重なると、顔立ちの大人っぽさに服の年上の信号が足されて、実際より上に見えることがあります。原因は顔ではなく、重なった信号の数です。
- Q. 老けて見えないように、明るい色や可愛い服を着たほうがいいですか
- 全部を明るく、可愛くする必要はありません。エレガントの人が淡い色や小さな飾りの甘い服に寄せると、今度は顔のはっきりしたパーツだけが目立ち、服が浮いて見えます。変えるのは、顔のすぐ下の1枚の色を澄ませる、歩くと揺れる場所を1つ作る、足首か甲を見せて重心を上げる、のうち1つか2つで足ります。
- Q. パールのネックレスは老けて見えますか
- パールそのものは老けて見える飾りではありません。年上に見えやすいのは、パールにスカーフやブローチを合わせて、古典的な飾りを2つ以上同時に付けたときです。パールを付ける日は、ほかの飾りを外して1つにしてください。粒の大きさは、エレガントの人の大きなパーツに合わせて、小さくしすぎないほうが顔と釣り合います。
- Q. 仕事では落ち着いて見えたいのですが、どこまで直せばいいですか
- 信号を2つまで残して構いません。落ち着いて見えることと、年上に見えることの境目は、信号が2つか3つかにあります。たとえば濃紺のジャケットと詰まった首元を残すなら、ボトムは足首の見える丈にして、布は歩くと揺れるものにする。信号が2つに収まれば、落ち着きは残ったまま、実際の年齢から離れて見えにくくなります。
— メグラシ編集部





