顔立ちがはっきりして服が負ける|濃いか大きいかで足す物を分ける

顔立ちがはっきりしていて、服を着ると服の方が安っぽく・薄く見える人は、まず正面の写真をモノクロにしてください。眉・まつげ・唇が肌に対してくっきり黒く出るなら、あなたのはっきりさは「濃い」です。服に足すのは色の濃さではなく、顔と同じだけの明暗差。白シャツに黒いパンツのような、差のある2色で組みます。
モノクロにしても眉や唇がそれほど濃く出ないのに、目・鼻・口が大きく、彫りが深いなら、はっきりさは「大きい」です。足すのは色ではなく大きさ。襟の幅、ボタンの直径、柄の1つの大きさ、アクセサリーの部品の大きさを、今より一段大きくします。色は中くらいの濃さで構いません。
「濃い顔だから濃い色」と勧められて、着てみたら服が負け続けた人は、おそらく大きい側です。「はっきりしている」という一つの言葉の中に、直し方の違う2つの顔立ちが入っています。この記事はその分け方と、分けたあとに秋冬の服で何を足すかを、顔を変えずに服の側で決める手順です。
先に測る:あなたは「濃い」か「大きい」か
スマートフォンで、朝の窓際で正面の写真を1枚撮ります。髪は耳にかけ、眉と輪郭を出してください。測るのは2つです。
**1つ目は明暗差。**写真をモノクロにして、眉・まつげ・唇の3か所が、肌に対してどれだけ黒く出るかを見ます。3か所とも肌と差がくっきりなら「濃い」。髪の色が暗く、肌が明るい人ほどここは強く出ます。
**2つ目は部品の大きさ。**同じ写真で、顔の横幅を目の横幅で割ります。目を5つ横に並べたときに顔の幅と同じなら標準、4つ半以下で収まるなら目が大きい側です。目に加えて、口の横幅が鼻の幅の1.5倍以上あるか、鼻筋に深い影が落ちているかも見てください。2つ以上当たれば「大きい」。
| 測る所 | 濃い側 | 大きい側 |
|---|---|---|
| モノクロ写真の眉・まつげ・唇 | 肌に対してくっきり黒い | 肌との差はほどほど |
| 髪色と肌色の差 | 大きい | どちらでもよい |
| 顔の横幅÷目の横幅 | どちらでもよい | 4.5以下 |
| 口の横幅 | どちらでもよい | 鼻の幅の1.5倍以上 |
| 鼻筋・目の下の影 | 薄い | 深く落ちる |
両方に当たる人は後の章で扱います。どちらにも当たらないのに服が負けると言われる人は、顔ではなく生地と部品の問題なので、別の章にしました。
濃い側:服に、顔と同じだけの明暗差を作る
濃い顔立ちの人の顔には、黒と肌色という大きな差がすでにあります。服の明暗差が小さい、たとえばベージュにグレージュ、淡いピンクに白のような組み合わせだと、顔の差だけが突出して、服は薄く見えます。服が負けるのは、色が薄いからではなく、差が小さいからです。
直し方は、服の中に顔と同じくらいの差を作ること。白と黒、生成りと濃紺、明るいグレーとこげ茶。明るい1色と暗い1色で組めば、差が生まれます。
差を作る場所は、顔の近くでなくても構いません。白いトップスに黒いパンツなら、上下の間に差があります。トップスの中に差を作る必要はなく、1枚は無地でよいのです。
濃い側がやってはいけないこと
- 全身を暗い色でそろえる:差がなくなり、顔の明暗差だけが残る
- 全身を淡い色でそろえる:同じ理由で顔だけ浮く
- 中間色だけで組む:グレー・ベージュ・くすんだ色だけの日は、服の差がゼロになる
**服の差が顔の差を超える必要はありません。**同じくらいで足ります。超えると今度は服がうるさくなります。
大きい側:色ではなく、部品の大きさを合わせる
目・鼻・口が大きく、彫りが深い人の顔は、部品の1つ1つに面積があります。この顔に、小さなボタンがびっしり並んだカーディガン、細かい花柄、細いチェーンのネックレスを合わせると、服の部品が顔の部品に対して小さすぎて、服が貧弱に見えます。濃い色にしても、部品が小さければ服は負け続けます。
直すのは大きさです。今着ている服の部品を、一段大きくします。
| 部品 | 負ける大きさ | 釣り合う大きさ |
|---|---|---|
| ボタン | 直径1cm台 | 直径2cm以上、数は少なく |
| 襟 | 襟幅5cm以下の小さな襟 | 襟幅7cm以上、または襟なしで首元を大きく開ける |
| 柄 | 模様1つが2cm以下 | 模様1つが5cm以上、または太い縞 |
| ピアス・イヤリング | 耳たぶに収まる小粒 | 耳たぶからはみ出す、1cm以上の部品 |
| ネックレス | 細いチェーンだけ | 部品が1つ以上ついたもの、または太いチェーン |
| バッグ | 小さなショルダー | 肩から腰まで届く大きさ |
色は中くらいで構いません。中間色のニットでも、ボタンが大きく、ピアスがはみ出す大きさなら釣り合います。
大きい側が注意すること
部品を大きくするときは、数を減らしてください。大きいボタンを10個並べると、今度は服がうるさくなります。大きなボタン3つ、大きなピアス1組、太い縞1枚。大きさを上げた分、数は下げる。この引き算を忘れると「派手になった」で終わります。
両方の人:足す場所を上下で分ける
モノクロで眉も唇もくっきり出て、かつ目も大きい。両方に当たる人は、顔の情報がもっとも多い側です。この人が明暗差と大きさを同じ場所に足すと、派手になります。
決まりは1つ、足す場所を分けることです。
- 明暗差は顔の近く:トップスと、顔から10cm以内で作る。白いトップスに黒いタートル、黒いコートに白いマフラー
- 大きさは下半身とバッグ、靴:大きな柄のスカート、太い縞のパンツ、大きめのバッグ、厚みのある靴
顔の近くには大きな柄を置かない。下半身には明暗差をあまり作らない。この2つを守れば、両方の情報を足しても、どこか1か所に集中しません。
ピアスは例外で、顔の近くですが大きさで足して構いません。ただし、その日はトップスの柄を無しにして、顔の近くの情報を明暗差とピアスの2つに絞ります。
どちらにも当たらないのに、服が負けると言われる人
モノクロで眉はそれほど濃くなく、目の比率も標準。それでも「服が安っぽく見える」と言われる人は、原因が顔ではありません。ほとんどは次のどれかです。
- 生地が薄い:トップスを指でつまんで、厚みが2mmに届かない。秋冬にこれだと、顔立ちに関係なく服が負ける
- 部品がない:無地で、襟もボタンもない服ばかり。顔の情報量に対して服の情報がなさすぎる
- 髪の量が多い:顔ではなく髪が顔の周りを埋めていて、服の面積が相対的に小さくなっている
1と2は、生地を厚くするか、襟やボタンのある服を1枚入れるだけで直ります。3は髪を結ぶか、耳にかけて服の面積を増やしてください。これで直るなら、はっきり顔の問題ではなかったということです。
秋冬のニット:濃い側と大きい側で見る場所が違う
秋冬の相談でいちばん多いのは、ニットです。ニットは無地で部品が少なく、色の濃さに頼りがちなので、どちらの側も負けやすい服です。
濃い側は、ニットと、その上下に差があるかを見ます。黒いニットに黒いパンツなら差がゼロ。ニットを白か生成りにするか、パンツを明るい色にする。首元に白いシャツの襟を1cmだけ出すのも、差を作る方法です。
大きい側は、ニットの編み目の太さを見ます。細い編み目のハイゲージは、顔の部品に対して細かすぎます。編み目が1つ5mm以上見えるローゲージか、太いケーブル編みに替えてください。色は中間色でよく、編み目の太さだけで釣り合います。
| ニットの要素 | 濃い側が見る | 大きい側が見る |
|---|---|---|
| 色 | 上下で明暗差があるか | 中くらいでよい |
| 編み目 | どちらでもよい | 5mm以上、ケーブル編み |
| 首元 | 白い襟を出せるか | 開きが大きいか、折り返しが太いか |
| 袖口・裾のリブ | どちらでもよい | 幅5cm以上の太いリブ |
秋冬のコート:面か部品か
コートは面積が大きいので、顔立ちがはっきりした人にはむしろ味方です。それでも負けるときは、見る場所が側で違います。
濃い側は、コートと中の服の差です。黒いコートの中が黒いタートルなら、差がない。中を白にするか、明るいマフラーを1周入れて、顔の近くに差を1か所作ります。
大きい側は、コートの部品です。ボタンが小さい、襟が小さい、ベルトが細いコートは、顔に対して部品が小さく見えます。大きなボタン、幅のある襟、太いベルトのどれか1つがあれば足ります。全部そろえる必要はありません。
1週間で側を確かめる手順
- 月曜:朝の窓際で正面の写真を1枚。モノクロにして明暗差を、顔の横幅÷目の横幅で部品の大きさを測り、自分の側を仮に決める
- 火曜〜木曜:仮に決めた側の足し方を1つだけ行う。濃い側なら上下に明暗差、大きい側なら部品を一段大きく。毎日同じ場所で写真を撮る
- 金曜:3日分を並べる。服が負けていなければその側。変わっていなければ、もう一方に切り替える
- 翌週:切り替えた側で3日。どちらで変わったかが、あなたの側
「服が負ける」は、顔のせいではありません。服の側に、顔と同じだけの差か大きさがなかっただけです。
まとめ:足すのは色か、大きさか
顔立ちがはっきりしていて服が負ける人は、はっきりさの中身で足す物が分かれます。濃い人は服に顔と同じだけの明暗差を。大きい人は色ではなく部品の大きさを。両方の人は、明暗差を顔の近くに、大きさを下半身に。どちらでもない人は、生地の厚みと部品の有無を先に見る。
モノクロの写真1枚と、顔の横幅÷目の横幅。この2つで、あなたがどちら側かは今日決められます。
顔タイプの大人顔・子供顔の分け方は大人顔と子供顔の違いに、顔の明暗差と服の合わせ方は地味顔に似合う服の反対側の話として読めます。
よくある問い
- Q. 顔が濃いと言われるので薄い色を着たら、もっと顔だけ目立ちました
- それは逆方向です。濃い顔立ちの人は、顔の中にすでに大きな明暗差があります。服の明暗差が小さいと、顔の差だけが際立ちます。直すのは服の色を薄くすることではなく、服の中に顔と同じくらいの明暗差を作ることです。写真をモノクロにして、眉と肌の差がくっきり出るなら、服も白と濃紺、生成りと黒のように、差のある2色で組んでください。差を作るのが顔の近くである必要はなく、トップスとボトムスの間でも足ります。
- Q. 目や口が大きいのですが、濃い色を着ても服が負けます
- 大きい側の人は、色では釣り合いません。足すのは大きさです。襟の幅、ボタンの直径、柄の1つの大きさ、ピアスやネックレスの部品の大きさを、今より一段大きくしてください。小さなボタンがびっしり並んだカーディガンより、大きなボタンが3つのもの。細かい花柄より、1つの模様が5cm以上ある柄。色は中くらいの濃さで構いません。濃い色にしても、部品が小さければ服は負け続けます。
- Q. 濃くて大きい、両方に当たります。全部足すと派手すぎませんか
- 両方を同じ場所に足すと派手になります。足す場所を分けてください。濃さ(明暗差)は顔の近く、つまりトップスと顔まわりで作る。大きさは下半身とバッグ、靴で作る。顔の近くに大きな柄と強い明暗差を同時に置かないのが決まりです。たとえば上は白と黒の2色で無地、下は大きな柄か太い縞、バッグは大きめの1つ。これなら顔も服も負けません。
- Q. 顔立ちははっきりしていないと思うのに、服が安っぽく見えると言われます
- その場合、原因は顔ではなく生地の薄さか、服の部品の少なさです。秋冬で服が安っぽく見えると言われるときは、まずトップスの生地を指でつまんでください。つまんだ厚みが2mmに届かないなら、顔立ちと関係なく生地が負けています。また、無地で部品のないトップスばかりだと、顔の情報量に対して服の情報がなさすぎて同じことが起こります。生地を厚くするか、襟やボタンのある服を1枚入れてください。それで直るなら、はっきり顔の問題ではありません。
— メグラシ編集部





