逆三角形の顔に似合う髪型|卵型・ベース型との違いは、額・頬骨・あごの幅の並び順

「逆三角形」と言われても、どこから手をつけるか分からない
輪郭の診断で逆三角形と出た。あごが細めで、額は広め。そこまでは分かるのに、探すと出てくるのは丸顔と面長の記事ばかりで、たまに見つかる逆三角形の説明は「あごの細さを活かして」で終わっている。
手が止まるのは当然です。輪郭の名前は、そのままでは手順になりません。 必要なのは名前ではなく、自分の顔で3か所を測った数字と、その数字がどの指示と結びつくかという対応です。
この記事は、逆三角形が卵型やベース型とどこで分かれるのかを数字で示し、そのうえで髪のどこを動かすかを決めるための記事です。
結論:動かすのは頭頂でも毛先でもなく、あご先と同じ高さの面積
逆三角形の並びで効くのはひとつです。あご先と同じ高さに、髪の面積がどれだけあるか。
上のほう、つまり頭頂の高さや分け目の位置は、この輪郭ではあまり働きません。もともと上の幅は足りているからです。動かして結果が変わるのは、顔の下3分の1と同じ高さの帯にある髪の量と横幅です。
測るのは3つ。所要3分
前髪を上げ、正面から鏡を見ます。指の幅で換算します。人差し指の幅がおよそ1.5cm。
①|額のいちばん広い横幅
生え際のすぐ下で、左右いっぱいの横幅を測ります。
②|頬骨の横幅
目の下で、いちばん外へ出ている点どうしの距離を測ります。これが基準になります。
③|口角の高さでの横幅
口角と同じ高さで、顔の左右の輪郭線までの距離を測ります。あごの幅はここで見ます。
①と③をそれぞれ②で割ります。
| 輪郭の並び | ①額÷②頬骨 | ③口角の高さ÷②頬骨 |
|---|---|---|
| 逆三角形 | 0.95以上 | 0.70未満 |
| 卵型 | 0.85〜0.95 | 0.75〜0.85 |
| ベース型 | 0.85未満 | 0.85以上 |
| 丸顔 | 0.85〜0.95 | 0.80以上で縦横比が小さい |
この表のどこにも当てはまらない場合、2つの型のあいだにいます。その場合の決め方は2つの型のあいだに入る人の髪型にまとめてあります。縦横の比から5つに分ける手順は顔の形診断が入り口になります。
なぜ卵型向けの指示が合わないのか
卵型の並びは、額から頬骨へゆるやかに広がり、あご側にもある程度の幅が残っています。だから卵型向けの記事は「どこも動かさなくてよい」「毛先を内へ入れて輪郭に沿わせる」という書き方になります。幅の余裕が前提にあるためです。
逆三角形は③が先に細くなる並びです。同じように毛先を内へ入れると、あご先の高さにあった髪の面積まで内側へ移動します。すると顔の下側の余白がさらに狭くなり、上との差が開きます。合わないのは指示の善し悪しではなく、前提にしている数字が違うからです。
卵型の数字そのものは卵型の顔は額・頬骨・エラの幅がこの順に狭くなるに、ベース型の確かめ方はベース顔のセルフチェックにあります。
判定:あご先の高さで、髪の横幅が頬骨の何倍あるか
鏡の前で、あご先と同じ高さに指を水平に置き、その高さで髪の左右がどこまで広がっているかを見ます。
- 0.9倍以上:顔の縦のラインとゆるやかにつながります。ここが目標です
- 0.7〜0.9倍:中立。前髪や分け目で寄せると届きます
- 0.7倍未満:上と下の幅の差が目に入りやすくなります
0.7倍未満のときに動かす順番は、毛先の厚み、毛先の外へのはね、耳から前に落とす毛の量の3つです。切らずに変えられるのは後ろの2つなので、まずそこから試します。
長さ別に、面積をどこへ置くか
| 長さ | 面積を置く場所 | 見る点 |
|---|---|---|
| ショート | 耳の下から襟足にかけて残す | 襟足を刈り上げない |
| ボブ | 切り口をあご先の高さにそろえる | 毛先を内へ入れすぎない |
| ミディアム | あご先から鎖骨までを均一に | 中間の段を入れすぎない |
| セミロング | 耳の高さから下に丸みを置く | 顔まわりの一段を短く |
| ロング | あご先の高さで毛束を外へ | 束ねる日は耳の前に毛を残す |
どの長さでも共通するのは、あご先の高さの帯を薄くしないことです。段を入れる位置がその帯にかかると、面積が上へ移ります。
どちらとも取れるとき|①が0.95前後にいる
①が0.93から0.97のあたりにいると、卵型の帯と逆三角形の帯の境目に立つことになります。ここでいちばん判断が割れます。
この帯にいるときは、①で迷うのをやめて③だけで決めるほうが速く終わります。③が0.70未満なら逆三角形の指示を、0.75以上なら卵型の指示を使ってください。0.70から0.75のあいだなら、どちらの指示も大きくは外れないので、試しやすいほうから始めて構いません。
もうひとつの見分け方は、あごの先が点で終わるか、面で終わるかです。手のひらであご先を包んだとき、指先に当たるのが1点なら逆三角形寄り、横に幅を感じるなら卵型寄りです。測るより速く、結果はおおむね一致します。
年代で変わるのは、優先順位のほう
比そのものは年代で大きくは動きませんが、どこから手を入れるかの順番は変わります。
髪の量が変わってくると、あご先の高さの面積は放っておくと減ります。20代から30代では毛先の向きを変えるだけで足りていたものが、40代以降は毛先の厚みを残す設計が先になります。順番としては、厚み、向き、顔まわりの毛の順で見ていくと迷いません。
前髪と分け目
①が大きい並びなので、額の横幅は素直に目に入ります。これは隠す対象ではなく、どこまで見せるかを選べる場所です。
- 前髪を作る日:横幅を黒目の外側から1cm外まで広げると、額と頬骨の差が目立ちにくくなります
- 前髪を作らない日:分け目を中央から2cmずらし、多いほうを顔の前へ流します
- 分け目を中央にする日:耳の前に髪を1束残すと、額の左右が縁取られます
よくある行き違い
- 「あごが細いから、髪は短いほうがいい」:長さではなく、あご先の高さに面積があるかで決まります。ショートでも襟足を残せば条件は満たせます
- 「額が広いから前髪は必須」:必須ではありません。分け目を2cmずらすだけでも同じ働きをします
- 「頭頂にボリュームを足すと整う」:上の幅はすでに足りている並びなので、足すと差が開きます
- 「輪郭の名前が分かれば髪型も決まる」:決まるのは名前ではなく、3つの比です。同じ名前でも比が違えば指示は変わります
丸顔向けの指示が逆三角形に効かない理由も同じ構造です。詳しくは丸顔に似合う髪型と読み比べると、どこが入れ替わっているかが見えます。
装いに活かすなら
輪郭の並びが分かると、首元の選び方にもつながります。あご先の高さに髪の面積を置く日は、襟が詰まった服だと同じ高さで線が重なります。襟の開いた服や、首元にゆとりのある形を選ぶと、髪と襟がそれぞれ別の高さに置かれます。
秋は首元の詰まったものが増える季節なので、髪の面積をどの高さに置くかを先に決めておくと、手持ちのどれと合わせるかまで自然に決まります。
まとめ
- 逆三角形は、額÷頬骨0.95以上・口角の高さ÷頬骨0.70未満という並び
- 卵型は0.85〜0.95と0.75〜0.85。ベース型はあご側が0.85以上
- 動かすのは頭頂ではなく、あご先と同じ高さの髪の面積
- その高さで髪の横幅が頬骨の0.9倍以上あれば、縦のラインとつながります
- 前髪は黒目の外側から1cm外まで。作らない日は分け目を2cmずらす
測るのは3か所、割り算は2回。名前で探すのをやめて数字で探すと、借りていい記事まで決まります。
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よくある問い
- Q. 逆三角形かどうかは、どう確かめればいいですか?
- 3か所を測って、頬骨の幅で割ります。前髪を上げて鏡の前に立ち、生え際のすぐ下で額のいちばん広い横幅、目の下の頬骨のいちばん出ている点どうしの横幅、口角の高さでの顔の横幅を、指の幅で数えます。額÷頬骨が0.95以上で、口角の高さ÷頬骨が0.70未満なら逆三角形の並びです。額÷頬骨が0.85から0.95で、あご側が0.75から0.85なら卵型の並びになります。
- Q. 卵型に似合うと書かれていた髪型が、自分には合いませんでした。
- 前提にしている幅の並びが違います。卵型の記事は、額から頬骨までがゆるやかに広がり、あご側もある程度の幅が残っていることを前提に書かれています。逆三角形はあご側の幅が先に細くなるので、同じように毛先を内へ入れると、顔の下側の余白がさらに狭くなります。合わないのは髪型のせいでも輪郭のせいでもなく、前提の数字が違うためです。
- Q. 逆三角形のとき、髪は伸ばすほうがいいですか、切るほうがいいですか?
- 長さそのものではなく、あご先と同じ高さに髪の面積があるかで決めてください。あご先の高さで毛量が残っていれば、ショートでもロングでも同じ効果が出ます。目安として、あご先の高さで髪の横幅が頬骨の幅の0.9倍以上あると、顔の縦のラインとゆるやかにつながって見えます。伸ばすかどうかは、その条件を満たしやすい長さを選ぶという順番になります。
- Q. 前髪は作ったほうがいいですか?
- 作るかどうかより、幅をどこで止めるかで変わります。逆三角形は額の幅が広い並びなので、前髪の横幅を黒目の外側までで止めると、額の横幅がそのまま見えます。黒目の外側から1cmほど外まで広げると、額と頬骨の幅の差が目に入りにくくなります。前髪を作らない場合は、分け目を中央から2cmずらして、片側に髪を寄せると同じ働きをします。
— メグラシ編集部




