似合う服診断を秋冬にやり直すべき人|薄手で出た結果が厚手で外れるとき

**夏に受けた似合う服診断が秋冬に外れたように感じるなら、やり直す前に、外れているのが「結果」なのか「当てはめ方」なのかを分けてください。**多くの場合、結果は合っていて、厚い生地や冬の光の分だけ当てはめ方がずれています。
似合う服診断と呼ばれるものには、骨格、パーソナルカラー、顔タイプの3つがよく使われます。どれも体や顔の特徴から似合う服を導くものですが、診断を受けた時期によって、その場で試した服の厚みや、部屋の光や、肌の状態が違います。夏に薄手の服で診断を受けた人が、冬に厚手の服で同じ目安を使うと、ずれが出るのは自然なことです。
この記事では、3つの診断それぞれについて、季節で変わるもの、変わらないもの、そしてやり直すべきかどうかの境目を、自分で測れる目安で書きます。どちらとも言えない場合の決め方も、厚めにまとめました。
冬の重ね着に診断の結果をどう配るかは似合う服診断を冬の重ね着に配るで扱っています。この記事は、その手前の「そもそも結果を信じていいのか」という迷いに答えるものです。
結論:やり直すのはパーソナルカラーだけ、それも条件つき
最初に答えを書きます。
| 診断 | 季節で結果が変わるか | 秋冬に外れたと感じたら |
|---|---|---|
| 骨格 | ほぼ変わらない | 生地の厚みぶん、寸法の目安をずらす |
| パーソナルカラー | 肌と髪の状態で見え方が変わる | 手首の色の差と髪色が2段以上動いたら確かめ直す |
| 顔タイプ | ほぼ変わらない | 顔の周りの面積を夏に近づけて見直す |
**やり直す価値があるのは、パーソナルカラーだけです。**しかも、日焼けの戻りや髪色の変化が大きかった場合に限ります。骨格と顔タイプは、体や顔の骨の形から見るものなので、季節で結果が変わることはほとんどありません。外れたように見えるのは、結果を服に当てはめるときの目安が、夏の服を前提にしていたからです。
つまり、多くの人がやるべきことは、診断のやり直しではなく、夏の目安を冬の服の厚みと光に合わせて調整することです。
まず5分で確かめる:夏に似合った服と、いまの服を並べる
どの診断の当てはめ方がずれているのかを知るために、夏に「似合う」と言われた服を1枚、クローゼットから出してください。薄手のブラウスやカットソーなど、診断のときの目安どおりに選んだものがいいでしょう。
次に、いま「なんだかしっくりこない」と感じている秋冬の服を1枚出します。ニット、ジャケット、コートなど、何でもかまいません。
鏡の前で、この2枚を順番に着て、次の3つを見比べてください。
1つ目は、形です。肩の位置、胸の膨らみ、腰の位置、裾の落ち方が、夏の服と秋冬の服で違って見えるか。違って見えるなら、骨格の当てはめ方がずれています。
2つ目は、顔色です。夏の服を着たときと比べて、秋冬の服で顔がくすむ、影が増える、唇の色が変わる、ということがあるか。あるなら、パーソナルカラーの当てはめ方か、結果そのものを見直す必要があります。
3つ目は、顔の印象です。夏の服では顔がはっきり見えたのに、秋冬の服では顔がぼやける、またはきつく見える、ということがあるか。あるなら、顔タイプの当てはめ方がずれています。
2つ以上当てはまる人もいると思います。その場合は、このあと書く順番どおり、形から見直してください。
骨格|結果は変わらない。厚みのぶん寸法をずらす
骨格の診断は、体の骨の太さや、肉のつき方、関節の大きさなどから、似合う服の形を導くものです。こうした特徴は、季節で変わることはありません。夏に骨格ストレートと言われた人は、冬も骨格ストレートです。
それでも冬に外れたように感じるのは、厚い生地を着ると、体の寸法が数cm大きくなるからです。
たとえば、夏に「肩の縫い目が肩の骨の端に合うものを選ぶ」と教わったとします。薄手のブラウスなら、肩の骨の端と縫い目の位置はほぼ一致します。ところが、厚手のニットを中に着て、その上にジャケットを羽織ると、肩の骨の端より外側に、ニットの厚みが1cmから2cm加わります。夏と同じサイズのジャケットでは、縫い目が肩の内側に入り込んで、窮屈に見えます。
胸や腰も同じです。厚手のニットは、胸の前に生地の厚みが重なり、薄手のときより胸が大きく見えます。腰も、中に着た服のぶん膨らみます。夏に教わった「胸の下でウエストを絞る」「腰骨の位置で裾を止める」といった目安も、厚みのぶん位置がずれます。
厚みの測り方:生地を親指と人差し指でつまむ
ずれの大きさを知るには、生地の厚みを測ります。服の裾を、親指と人差し指でつまんでください。指の間の隙間が、その生地の厚みの2枚分です。
- 指の間がほとんど開かない:薄手。夏の目安がそのまま使える
- 指の間が3mmから5mm開く:中厚手。肩と胸の目安を5mmから1cmずらす
- 指の間が5mm以上開く:厚手。肩と胸の目安を1cmから2cmずらす
重ね着をするときは、中に着る服と外に着る服の厚みを足してください。中厚手のニットに中厚手のジャケットなら、合わせて1cmから2cmずれると考えます。
骨格別に、冬にずれやすい場所
骨格のタイプによって、冬にずれやすい場所が違います。
骨格ストレートの人は、上半身に厚みがあるので、厚手のニットを着ると胸の前がさらに膨らみます。夏は「首元が開いた形」で胸の厚みを逃がしていたのに、冬はタートルネックや厚手のハイネックで首元が詰まり、胸から上が重く見えます。冬は、首元を詰めるなら生地を薄めにするか、首元を開けて厚みを逃がすか、どちらか一方にしてください。
骨格ウェーブの人は、上半身が薄く、腰から下に重心があります。厚手のニットを着ると、薄い上半身が生地に埋もれて、服に着られて見えやすくなります。夏は「短めの丈でウエスト位置を高く」と教わっていても、冬の厚手は丈が長めのものが多く、重心が下がります。冬は、厚手のニットは短めの丈を選ぶか、長めなら前だけ裾を入れて、ウエストの位置を夏と同じ高さに戻してください。
骨格ナチュラルの人は、骨格がしっかりしていて、関節が目立ちます。もともと大きめの服やざっくりした素材が似合うタイプなので、冬の厚手は得意な季節です。ただし、厚手を重ねすぎると、全体が大きくなりすぎて、体の骨格よりも服の量が目立ちます。冬は、厚手を重ねるなら1枚は薄手にして、服の量を体の骨格に合わせてください。
パーソナルカラー|肌と髪が動いたら、確かめ直す
パーソナルカラーの診断は、肌、髪、目の色から、顔になじむ色の傾向を見るものです。骨格や顔タイプと違って、肌と髪の色は、季節や生活で変わることがあります。
夏に診断を受けた人の中には、日焼けしていた人も多いと思います。日焼けした肌は、もとの肌より暗く、黄みが強く見えます。その状態で似合うと言われた色は、冬に日焼けが戻ったとき、少し暗すぎたり、黄みが強すぎたりすることがあります。
髪の色も同じです。夏に明るく染めていた髪を、秋に暗く戻した人は、顔の周りの明るさが大きく変わっています。夏の診断のときに似合った明るさの色が、冬の暗い髪では浮いて見えることがあります。
確かめ直す境目:手首の色の差と、髪の明るさ
パーソナルカラーを確かめ直すべきかどうかは、次の2つで判断します。
1つ目は、手首の内側と手の甲の色の差です。手首の内側は、日焼けしにくい場所なので、もとの肌の色に近い状態が保たれています。手の甲は日焼けしやすい場所です。この2つを並べて、夏の診断のときと比べて差がどれくらい縮んだかを見ます。
診断のときに、手首の内側と手の甲の色がはっきり違っていたのに、いまはほとんど同じに見えるなら、日焼けが大きく戻っています。この場合は、似合う色の明るさが1段から2段明るい側にずれていると考えてください。
2つ目は、髪の明るさです。夏の診断のときの髪の色と、いまの髪の色を比べて、明るさが2段以上変わっていたら、顔の周りの見え方が大きく変わっています。たとえば、明るい茶色から黒に近い色に戻した場合です。
**この2つのうち、どちらかが2段以上動いていたら、確かめ直す価値があります。**どちらも1段以内なら、夏の結果のまま、明るさを少し調整するだけで大丈夫です。
確かめ直すときに使うもの:白い紙と、診断で似合うと言われた色
確かめ直すといっても、もう一度診断を受ける必要があるとは限りません。家で、診断のときに似合うと言われた色の服を1枚、顔の真下に当ててください。
そのとき、白いコピー用紙をもう一方の手に持って、服の横に並べます。紙と服の明るさの差が、診断のときに似合うと言われた範囲に収まっているかを見ます。顔が明るく見えて、影が増えなければ、結果はいまも合っています。
影が増えたり、くすんだりして見えたら、同じ色系統の中で、1段明るいものを当ててください。1段明るいほうで顔がなじむなら、結果の系統は合っていて、明るさだけがずれています。1段明るくしても、2段明るくしてもなじまない場合は、系統そのものがずれている可能性があるので、診断を受け直すことを考えてください。
部屋の光で見え方が変わることもあります。自己診断のときの光のそろえ方はパーソナルカラー自己診断が難しい|部屋の光と時間帯をそろえるにまとめています。
顔タイプ|顔の周りの面積を、夏に近づける
顔タイプの診断は、顔の形や、目や鼻や口の大きさ、配置から、顔の印象に合う服の雰囲気を導くものです。顔の骨格や配置は、季節で変わることはありません。
冬に顔タイプの結果がしっくりこなくなるのは、顔の周りにある髪や服の面積が、夏と大きく違うからです。
夏は、髪をまとめる日が多く、首元も開いた服が多いので、顔の周りが軽くなります。顔そのものがはっきり見えるので、診断のときの印象がそのまま出ます。
冬は、髪を下ろす日が増え、マフラーやタートルネックで首元が覆われます。顔の周りに、髪と服の面積が大きく加わるので、顔そのものの印象が、周りの面積に引っ張られます。
たとえば、顔タイプで「子ども顔で、曲線的」と言われた人が、冬に厚手のタートルネックを着て、髪を下ろすと、顔の周りが重くなって、大人びた印象が強く出ます。逆に、「大人顔で、直線的」と言われた人が、冬にふわふわしたマフラーを巻くと、顔の周りがやわらかくなりすぎて、顔のはっきりした印象とかみ合わなくなります。
確かめ方:髪を耳にかけて、首元を開ける
顔タイプのずれを確かめるには、鏡の前で、冬の服を着たまま、髪を片側だけ耳にかけ、首元を少し開けてください。マフラーを外す、タートルネックの首を折り返して低くする、などです。
これで診断のときの印象に戻ったと感じたら、結果は合っていて、顔の周りの面積がずれの原因です。冬は、髪か首元のどちらか一方を、夏に近づけてください。両方を冬仕様にすると、顔の周りが重くなりすぎます。
髪を下ろしたいなら、首元は少し開けるか、薄手のものにします。首元を厚く覆いたいなら、髪はまとめるか、片側を耳にかけます。顔の周りの面積を、夏の半分くらいまでに抑えるイメージです。
どちらとも取れるとき、どう決めるか
ここからは、判断が分かれやすい場面ごとに、決め方を書きます。似合う服診断を秋冬にやり直すべきかどうかは、はっきり白黒がつかないことも多いので、迷ったときの考え方を厚めに置いておきます。
形と色の両方がずれている気がする
形と色の両方がずれているように見えるときは、**形から直してください。**形がずれていると、体に余計な影ができます。肩が窮屈で縫い目が内側に入ると、肩の周りに皺ができ、その皺が影になって、顔の下を暗くします。
形が整うと、余計な影が消えて、色のずれも小さく見えます。形を直したあとで、まだ顔色が気になるなら、そこで初めてパーソナルカラーを見直してください。
形を直す方法は、さきほど書いた生地の厚みを測る方法です。厚みのぶん、ひとつ大きいサイズを試すか、中に着る服を薄手にしてください。
日焼けは戻ったけれど、髪色は変えていない
手首の内側と手の甲の差が縮んで、日焼けが戻っているけれど、髪の色は夏と同じ、という場合です。このときは、パーソナルカラーの結果の系統は変えずに、明るさだけを1段明るい側に寄せてください。
日焼けが戻ると、肌は明るくなり、黄みが少し弱くなります。夏に似合った色をそのまま着ると、肌より服のほうが暗く見えて、顔が沈むことがあります。1段明るい同じ系統の色に替えると、肌の明るさとつり合います。
髪色は変えたけれど、日焼けはしていなかった
夏も日焼けをしていなかったけれど、秋に髪色を大きく変えた場合です。このときは、顔の真下に置く色の明るさを、髪の明るさに合わせてください。
髪を暗くしたなら、顔の真下の色は、夏より半段から1段暗くしても大丈夫です。髪と服の明るさが近づくと、顔の周りがまとまって見えます。髪を明るくしたなら、顔の真下の色も半段から1段明るくします。
髪色の変化が2段以上で、顔の真下の色を調整してもなじまない場合は、パーソナルカラーの系統が、いまの髪色では違って見えている可能性があります。そのときは確かめ直してください。
診断の結果が2タイプにまたがっていた
診断で「骨格ストレートとナチュラルの間」「イエベ春寄りのブルベ夏」のように、2つのタイプにまたがる結果を受けた人もいると思います。こうした人は、季節によってどちらのタイプが前に出るかが変わることがあります。
たとえば、骨格ストレートとナチュラルの間の人は、夏の薄手ではストレートの特徴が目立ち、冬の厚手ではナチュラルの特徴が目立つ、ということがあります。厚手を着ると、肩や関節の骨格感が強調されるからです。
この場合は、季節でタイプを切り替えて、両方の当てはめ方を持っておくのがいちばん楽です。夏はストレートの目安で選び、冬はナチュラルの目安で選ぶ。どちらの目安も、もともと自分に当てはまる範囲なので、外れることはありません。
診断を受けたのが何年も前
診断を受けたのが数年前で、そのあいだに体型や肌の状態が変わった人もいます。骨格は、体重が増えたり減ったりしても、骨の太さや関節の大きさは変わらないので、結果はそのまま使えることがほとんどです。ただし、肉のつき方が変わると、似合う服の量感が少しずれることがあります。
パーソナルカラーは、年齢とともに肌の明るさや髪の色が変わるので、数年前の結果がそのまま使えないこともあります。手首の内側と手の甲の色を比べる方法で、明るさがずれていないかを確かめてください。
顔タイプは、年齢とともに顔の印象が大人に寄っていくことがあります。子ども顔と言われた人が、数年経って大人寄りの印象になることは珍しくありません。結果の系統は変わらなくても、子ども顔の中でも大人寄りの当てはめ方に寄せると、しっくりくることがあります。
自分でやった簡易診断で、もともと自信がなかった
ネットの簡易診断や、自己診断で結果を出した人は、そもそも結果に自信がないこともあると思います。その場合は、秋冬の服を着て、もう一度同じ方法でやってみてください。
夏と冬で同じ結果が出れば、結果は信頼できます。違う結果が出た場合は、どちらの季節でも当てはまる範囲を探してください。たとえば夏はウェーブ、冬はナチュラルと出たなら、両方に共通する目安だけを使います。両方に共通するのは、肩の縫い目が肩の骨の端か少し外側、裾は腰骨の少し下、といった中間の範囲です。
冬の服のほうが、むしろしっくりくる
夏の診断の目安で選んだ服より、冬の厚手の服のほうが似合って見える、という人もいます。これは、診断が外れているのではなく、自分の体や顔に合う服の量感が、もともと夏の目安より多めだった可能性があります。
骨格ナチュラル寄りの人や、顔タイプで大人顔の人に多いのが、このパターンです。夏の薄手の服では体や顔の存在感に対して服が軽すぎ、冬の厚手でようやくつり合う、ということです。
この場合は、冬にしっくりきた服の厚みや量感を基準にして、夏の服を選び直すのも一つの方法です。夏でも、生地に少し張りがあるもの、量感のある形のものを選ぶと、冬と同じようにつり合います。冬の服が教えてくれたことを、次の夏に生かしてください。
家族や友人と、自分の感じ方が違う
自分では冬の服が外れていると思うのに、周りからは似合っていると言われる。あるいは、その逆。こういうときは、どちらを信じればいいか迷います。
自分で見るのは鏡の中の正面の姿で、距離は1mもありません。周りの人が見るのは、2mから3m離れた、斜めや横からの姿です。距離と角度が違うので、見えているものが違うのは当然です。
迷ったときは、スマホで、2mほど離れた位置から全身を撮ってもらってください。正面と斜めの2枚です。その写真を見て、形、顔色、顔の印象の3つを確かめます。写真で問題がなければ、鏡で感じた違和感は、近すぎる距離から見たことによる気のせいの可能性が高いです。写真でもずれが見えるなら、この記事の方法で直してください。
1週間だけ、冬の服の記録をつける
診断をやり直すかどうか決めきれない人は、1週間だけ、毎朝の服を記録してみてください。記録といっても、スマホで全身を1枚撮るだけです。
1週間分の写真を並べて、「今日はよかった」と思える日と、「なんだかしっくりこない」日を分けます。しっくりこない日の服に共通していることを探してください。生地が厚い日が多いなら骨格の当てはめ方、首元が詰まった日が多いなら顔タイプの当てはめ方、特定の色の日が多いならパーソナルカラーです。
共通点が見つかれば、その1つだけを直せば済みます。3つの診断を全部やり直すより、ずっと手軽です。共通点が見つからず、どの日もしっくりこないなら、そのときに診断を受け直すことを考えてください。
写真を並べるときは、同じ場所、同じ時間帯に撮ったものを比べると、光の違いに惑わされません。朝の出かける前に、玄関の同じ位置で撮るのがいちばん簡単です。
季節が変わったら見直す、3つの目安
診断の結果を毎年使っていくなら、季節が変わるたびに、次の3つだけ見直す習慣をつけてください。
1つ目は、生地の厚みです。衣替えのときに、いちばん着る回数の多い服の裾をつまんで、指の間の開きを確かめます。夏より5mm以上開いていたら、骨格の寸法の目安を1cmずらします。
2つ目は、手首の内側と手の甲の色の差です。衣替えのときに、手首と手の甲を並べて、差が大きく変わっていないかを見ます。差が縮んでいたら、似合う色の明るさを1段明るい側に寄せます。
3つ目は、顔の周りの面積です。冬の服を着て、髪を下ろした状態で鏡を見て、顔の周りが夏より重くなっていないかを見ます。重くなっていたら、髪か首元のどちらかを軽くします。
この3つを見直すだけで、診断の結果を、一年を通して使えるようになります。
見直した結果は、スマホのメモに1行ずつ残しておくと便利です。「冬は肩の目安を1cm外へ」「冬は顔の真下を半段明るく」「冬は髪を片側だけ耳にかける」のように、季節ごとの調整を書いておけば、翌年の衣替えのときに同じ迷いをくり返さずに済みます。診断の結果そのものではなく、自分の体と季節の組み合わせで決まった当てはめ方こそ、毎年使える自分だけの目安になります。
春が来て薄手の服に戻るときも、同じメモを逆向きに使ってください。冬にずらした寸法や明るさを夏の目安に戻すだけで、季節の変わり目に服選びで迷う時間がぐっと短くなります。
冬の光の中で、診断の結果を当てはめる
もう1つ、秋冬に診断がずれる原因として、光の違いがあります。夏の光は強く、高い位置から当たります。秋冬の光は弱く、低い位置から斜めに当たります。
光が弱いと、服の色は暗く見えます。夏に似合った色を、冬の弱い光の中で着ると、同じ色でも半段暗く見えることがあります。特に、夕方や曇りの日、室内の照明の下では、この差が大きくなります。
冬に顔の真下に置く色は、夏より半段明るいものを選ぶと、冬の光の中でも夏と同じように見えます。パーソナルカラーの結果の系統はそのままで、明るさだけを冬の光に合わせるのです。
光が低い位置から斜めに当たると、服の膨らみや皺に影ができやすくなります。厚手の服は特に、膨らみが大きいぶん影も大きくなります。骨格の当てはめ方で、厚手のぶん寸法をずらすことは、この影を減らすことにもつながります。
コートを着たときに、3つの診断をどう当てはめるか
秋冬にいちばんずれを感じやすいのは、コートを着たときです。コートは面積が大きく、生地が厚く、顔の真下まで覆います。3つの診断のずれが、全部まとめて出やすい服です。
コートを選ぶときは、まず骨格で形を決めてください。肩の縫い目の位置は、中に着るいちばん厚いニットの上から合わせます。夏の目安から1cmから2cm外側にずらした位置です。
次に、パーソナルカラーで、襟の周りの色を決めます。コート全体の色ではなく、顔の真下15cmに来る襟の部分が、自分に合う明るさかを見てください。コート全体の色が合わなくても、襟の周りにマフラーで合う色を足せば、顔は沈みません。
最後に、顔タイプで、襟の形とマフラーの量を決めます。顔の周りの面積が夏の倍以上にならないように、襟が大きいコートならマフラーは細め、襟が小さいコートならマフラーは太めにします。
コートが似合わないと感じたときに、3つのどれで外れているかを鏡で分ける方法は、コートが似合わない|骨格・顔タイプ・PCのどれで外れたかを鏡で分けるで詳しく書いています。
冬の小物で、3つのずれをまとめて小さくする
服を買い替えずに、冬のずれを小さくしたいなら、小物を使ってください。冬の小物は、マフラー、手袋、帽子、ブーツなど、顔や体の端に置くものが多く、3つの診断のずれをそれぞれ補うことができます。
マフラーは、パーソナルカラーのずれを補うのにいちばん向いています。顔の真下15cmを、自分に合う明るさと色に入れ替えられるからです。服の色がずれていても、マフラー1本で顔色は戻ります。巻く量を調整すれば、顔タイプのずれも補えます。顔の周りが重すぎるならマフラーを細く、軽すぎるなら太く巻いてください。
ブーツは、骨格のずれを補うのに向いています。冬の厚手の服で重心が下がって見えるなら、足元に重さのあるブーツを置くと、全身の重心が下で落ち着き、上半身の厚みが目立ちにくくなります。骨格ウェーブの人は、逆に足元を軽くして、上に視線を集めるほうがつり合います。
帽子は、顔タイプのずれを補うのに向いています。髪を下ろして顔の周りが重いときは、帽子をかぶって髪の面積を減らすと、顔の印象が診断のときに近づきます。帽子のつばの形は、顔タイプで曲線と言われた人は丸いもの、直線と言われた人は角のあるものを選ぶと、なじみやすくなります。
小物は買い足しても場所を取らず、季節が変われば外せます。診断をやり直すか迷っているあいだは、まず小物で試してみてください。
診断を受け直すなら、秋冬の服を持っていく
いろいろ試しても違和感が残り、診断を受け直すと決めた人は、**秋冬にいちばんよく着る服を1枚持っていってください。**厚手のニットや、普段着ているコートなどです。
診断の場では、多くの場合、薄手の布や服で判定します。その結果を、自分の秋冬の服にどう当てはめればいいかまで聞けると、冬にずれを感じることが少なくなります。持っていった服を着て、「この厚みのとき、肩の位置はどこを目安にすればいいか」「この服の色は、自分の結果ではどう扱えばいいか」と聞いてみてください。
受け直す時期は、日焼けが戻りきった秋の終わりから冬の初めがおすすめです。肌がもとの状態に近く、冬の服で確かめることもできるので、一年を通して使いやすい結果が出やすくなります。
鏡の前で、最後に確かめること
診断をやり直すかどうか迷ったら、夏に似合った服と、いまの冬の服を並べて着比べてください。形、顔色、顔の印象の3つを見て、どこがずれているかを分けます。
形がずれていたら、生地の厚みを測って、寸法の目安をずらす。顔色がずれていたら、手首の色の差と髪の明るさを見て、2段以上動いていたら確かめ直す。顔の印象がずれていたら、髪か首元のどちらかを軽くする。
この3つで、たいていのずれは直ります。それでも直らないときに初めて、診断を受け直してください。夏に受けた診断は、冬にも使える結果です。ずれているのは、多くの場合、当てはめ方のほうです。
診断で買った服が手持ちの服と合わないときの直し方は似合う服診断で買った服が手持ちと合わないにまとめています。
よくある問い
- Q. 夏に骨格診断を受けました。冬になって似合う服が変わった気がします。もう一度受けるべきですか
- 骨格の結果そのものは、季節で変わることはほとんどありません。冬に外れたように感じるのは、厚い生地のぶん、肩や胸や腰の寸法が数cm大きくなり、夏に教わった形の目安がそのままでは合わなくなるからです。もう一度受ける前に、生地の厚みをつまんで測り、その厚みぶん寸法の目安をずらしてみてください。それで合うなら、やり直す必要はありません。
- Q. パーソナルカラーの診断を夏に受けたら、冬に似合う色が違って見えます
- 夏に日焼けしていた場合、冬に向けて肌の色が戻ると、似合って見える色の明るさが変わることがあります。手首の内側と手の甲の色を比べて、夏の診断のときより差が大きく縮んでいたら、明るさの目安を1段ずらしてください。それでも違和感が残る場合や、髪の色を2段以上変えた場合は、確かめ直す価値があります。
- Q. 顔タイプ診断の結果どおりに選んでいるのに、冬はしっくりきません
- 顔タイプの印象は、顔の周りにある髪や服の面積で変わります。冬は髪を下ろす日が増え、首元をマフラーやタートルで覆うので、夏より顔の周りが重くなります。結果を疑う前に、顔の周りの面積を夏に近づけてみてください。髪を片側だけ耳にかける、首元を少し開けるだけで、診断のときの印象に戻ることがあります。
- Q. 3つの診断のどれを先に見直せばいいかわかりません
- 冬に外れたと感じる場所で分けてください。肩や腰の位置、着たときの膨らみなど、形が気になるなら骨格の当てはめ方を先に見直します。顔色やくすみが気になるならパーソナルカラー、顔の印象がぼやける・きつく見えるなら顔タイプです。2つ以上重なっているなら、形から直してください。形が整うと、色と印象のずれも小さくなることがよくあります。
— メグラシ編集部





