骨格と顔タイプで首元が割れる|開きの深さは骨格、襟の角は顔で決める

**首元の勧めが骨格と顔で割れた人は、開きの深さを骨格の勧めに、襟の角の丸さを顔の勧めに分けてください。**どちらかを捨てる必要はありません。
骨格診断が「Vネック」と言うとき、本当に求めているのは開きの深さです。顔タイプ診断が「丸首」と言うとき、本当に求めているのは角の丸さです。だから骨格ストレートで顔が曲線の人は、深く開いたUネックで両方を満たせます。骨格ウェーブで顔が直線の人は、浅く開いた角のあるVで両方を満たせます。
境目は鏡で測れます。鎖骨のくぼみから何cm下まで開くかが深さ、襟の先が指先で丸くなぞれるか尖るかが角です。この記事では、組み合わせごとの答えと、どちらとも取れる人の決め方を順に置きます。
骨格と顔タイプの勧めがほかの場所で割れている人は、骨格と顔タイプが真逆のときで、割れた場所ごとの考え方をまとめています。
結論:首元は「深さ」と「角」の2つに分けて選ぶ
首元の形は、名前で選ぶと迷います。Vネック、Uネック、丸首、ボートネック、スクエアネック。名前が違うだけで、どれも2つの数字の組み合わせでできています。
| 決める要素 | 何で決めるか | 測り方 |
|---|---|---|
| 開きの深さ(と横の広さ) | 骨格 | 鎖骨のくぼみから襟の一番下まで何cmか |
| 襟の角の丸さ | 顔(直線か曲線か) | 襟の先が丸いか尖っているか |
| 襟まわりの大きさ・飾り | 顔(大人顔か子供顔か) | 襟の幅が目の横幅より広いか狭いか |
骨格は首から胸にかけての厚みと、鎖骨の出方で深さの適量が決まります。顔は輪郭と目の形が直線か曲線かで、首元の線が合うかどうかが決まります。深さと角は服の上で別々に選べるので、割れても両方取れます。
まず自分の2つの値を出す
骨格から:開きの深さ
鏡の前で、鎖骨のくぼみ(左右の鎖骨の間のへこみ)に指を当てます。そこから下に何cmで止まる首元が楽に見えるか、が骨格の答えです。
- 骨格ストレート:くぼみから8〜12cm下。胸の厚みがあるので、浅いと首から下が詰まって見えます
- 骨格ウェーブ:くぼみの高さ〜3cm下まで。上半身が薄いので、深いと胸元が寂しく見えます
- 骨格ナチュラル:深さより横の広さ。肩先に向けて広く開く形が、骨の大きさと釣り合います
顔から:角の丸さ
次に、顔の線を見ます。輪郭(特に顎先とエラ)と目の形の2か所です。
- 顎先が丸く、目の縦幅がある → 曲線。襟の先は丸いほうが合う
- 顎先が尖るかエラがはっきりし、目が横に長い → 直線。襟の先は角があるほうが合う
顔タイプの名前で言えば、キュート・フレッシュ・フェミニン・ソフトエレガントが曲線寄り、アクティブキュート・クールカジュアル・エレガント・クールが直線寄りです。
2つの値を並べて、深さと角が同じ方向を指していれば割れていません。骨格ストレートで顔がクールなら、深いVでそのまま決まります。割れるのは、深さの答えと角の答えがすれ違う人です。
骨格ストレート×曲線の顔:深く、丸く
いちばん相談が多い組み合わせです。骨格はVネックを、顔は丸首を勧めます。
答えは深いUネックか、先が丸く落ちたVです。鎖骨のくぼみから8〜10cm下まで開き、一番下の線は丸く収まる形。開きの深さで胸の厚みを逃がし、丸い線で顔の曲線とつなぎます。
丸首を着るなら、首の付け根から指3本ぶん下がった、ゆるい丸首を選んでください。首に沿ってぴったり詰まった丸首は、深さが足りず首から下が太く見えます。
キュートやフレッシュのように子供顔寄りなら、襟まわりの飾りは小さく。フェミニンやソフトエレガントのように大人顔寄りなら、カシュクールのような深さと丸みを同時に持つ形もよく合います。
骨格ウェーブ×直線の顔:浅く、まっすぐ
骨格は首が詰まった服やハイネックを勧め、顔は角のある襟を勧めます。
答えは浅いVか、小さなスタンドカラーです。開きは鎖骨のくぼみから3cmまで。その範囲で、襟の先に角をつけます。浅いVは鎖骨のくぼみの高さで止まる形を選んでください。深く開くと、上半身の薄さが出て寂しく見えます。
ボートネックも使えます。ただし両端がまっすぐ切れた形にします。ゆるく丸いボートネックは顔の直線とずれます。
クールカジュアルのように子供顔寄りの直線なら、襟は細めのスタンドで十分です。エレガントやクールのように大人顔寄りの直線なら、スタンドの幅を少し広げてかまいません。
骨格ナチュラル×子供顔:広く、小さく
骨格は肩先に向けて広く開く首元を勧め、子供顔は小さな首元と控えめな襟を勧めます。
答えは広く開いたボートネックに、端だけ丸みのある形です。横には広く、縦には浅く。開きの横幅で骨の大きさと釣り合わせ、縦の浅さと端の丸みで顔の小ささと合わせます。
キュートやフレッシュの曲線なら、ボートネックの端を丸く。アクティブキュートの直線なら、端はまっすぐでよく、代わりに襟の縁を細く始末したものを選ぶと、顔より首元が大きく見えません。
そのほかの割れ方の早見
上の3つ以外にも、割れる組み合わせはあります。考え方は同じで、深さを骨格、角を顔に渡します。
| 骨格 | 顔の線 | 首元の答え |
|---|---|---|
| ストレート | 直線・子供顔(クールカジュアル、アクティブキュート) | 深いV。襟の飾りはなし、縁は細く |
| ウェーブ | 曲線・大人顔(フェミニン、ソフトエレガント) | 浅い丸首か、小さく丸い立ち襟 |
| ナチュラル | 曲線・大人顔(フェミニン、ソフトエレガント) | 広く開いたスクエアネックの角を丸く |
| ナチュラル | 直線・大人顔(エレガント、クール) | 広く開いたV。割れていないのでそのまま |
ここに無い組み合わせは、深さと角が同じ方向を指しているはずです。迷ったら、次の30秒テストに進んでください。
割れているか分からない人の30秒テスト
診断結果がはっきりしない人や、そもそも割れているか分からない人は、手持ちの服で確かめられます。
- 首元の詰まった丸首を1枚、深めに開いたVネックを1枚、用意します
- 1枚ずつ着て、鏡から1歩下がって立ちます
- 鏡を見た瞬間に、目が最初にどこへ行くかを確かめます
首から下に目が行き、「詰まって見える」「胸元が寂しい」と感じたら、それは深さの問題で、骨格が反応しています。顔に目が行き、「顔だけきつい」「顔がぼやける」「顔が浮く」と感じたら、角の問題で、顔が反応しています。
丸首では首から下が詰まり、Vでは顔がきつく見える。こう両方に別々の答えが出たら、割れています。深いUネックが答えです。
どちらとも取れるとき① 首から下も顔も、両方が気になる
30秒テストで、同じ1枚に首から下と顔の両方の違和感が出ることがあります。たとえばVネックで、胸元が寂しく見えて、顔もきつく見える。
この場合は、先に深さを直します。深さは面積が大きく、遠目の印象を先に決めるからです。Vネックの開きを3cm浅くできる服(中に1枚重ねる、前を1つ留める)で試して、それでも顔がきついなら、そこで初めて角を丸くします。
順番を逆にすると、角を丸くしたのに胸元はまだ寂しい、という状態が残り、どちらが原因だったか分からなくなります。
どちらとも取れるとき② 診断結果が中間だった
骨格がストレートとウェーブの中間、顔が直線と曲線の中間、と言われた人もいます。
骨格が中間なら、深さの数字を中間に取ります。鎖骨のくぼみから4〜7cm下、という幅です。この範囲は、どちらの骨格にも大きく外れません。
顔が中間なら、角は「尖りもせず、丸くもない」形を選びます。Vの先がわずかに丸められた形や、スクエアネックの角を落とした形です。中間の人ほど、角の丸さを細かく選べる服が合います。
両方が中間なら、首元の形で迷う時間は短くしてかまいません。中間の数字の服は売り場にいちばん多く、外れる幅も小さいからです。
秋冬のタートルネックとハイネック
寒くなると、首元が開いた服を着る日が減ります。タートルネックやハイネックでも、深さと角は分けられます。
深さの代わりになるのは、首を覆う高さと折り返しの幅です。骨格ストレートは首を覆いすぎると上半身が詰まるので、低めのハイネックか、折り返しの幅を細くしたタートルを。骨格ウェーブは高く詰まったタートルがそのまま合います。骨格ナチュラルはゆるく首から離れたタートルで、横の広さを出します。
角の代わりになるのは、編み地の表面と折り返しの端です。曲線の顔はふっくらした編み地や丸く折れる端、直線の顔は目の詰まった平らな編み地や、きちんと角の立つ端が合います。
骨格だけで見たタートルの選び方は骨格別のタートルネック、顔タイプだけで見た選び方は顔タイプ別のタートルネックにあります。
羽織りを重ねる日:コートの襟と下の首元
上着を重ねると、首元は2重になります。このとき、外側のコートの襟が角を、内側の首元が深さを受け持つようにすると、割れた人でもまとまります。
骨格ストレート×曲線の顔なら、中は深いUネック、コートは丸みのあるノーカラーかショールカラー。骨格ウェーブ×直線の顔なら、中はハイネック、コートは角のあるスタンドカラーや細いラペル。
逆に、中もコートも同じ方向に寄せると、どちらかの勧めが消えます。コートの襟の形を顔タイプで選ぶ考え方は顔タイプ別のコートの襟で詳しく扱っています。
手持ちの服で直す
いま持っている服が割れた側に寄っていても、買い直さずに直せることがあります。
- 深さが足りない(詰まった丸首、骨格ストレート):首元に細いネックレスを鎖骨のくぼみから8cmほどの長さで下げると、縦の線ができて深さの代わりになります
- 深さが出すぎる(深いV、骨格ウェーブ):中に浅い丸首かハイネックのインナーを1枚重ね、開きを3cm以内にそろえます
- 角が強すぎる(尖ったV、曲線の顔):スカーフを丸く結んで先端に置くと、角が丸く見えます
- 角が足りない(丸首、直線の顔):襟付きのシャツを中に重ね、襟の先だけ外に出します
直すのは、どちらか1つにしてください。深さと角を同時に小物で直すと、首元に物が増えて、今度は顔まわりが重く見えます。
売り場で失敗しないための確かめ方
新しく買うときは、試着室で1か所だけ確かめます。
鎖骨のくぼみに指を当て、その指から襟の一番下まで、指を縦に何本置けるかを数えます。指1本はおよそ2cmです。骨格ストレートなら4〜5本、ウェーブなら0〜1本、ナチュラルは横方向に肩先まで広がっているか、を見ます。
深さが合っていたら、最後に襟の先を指でなぞります。曲線の顔なら指が引っかからずに丸く回る形、直線の顔なら角で指が一度止まる形を選びます。
この2つだけで、首元の失敗はほとんど防げます。名前(Vネック、Uネック)で探すより、指の本数と角で探すほうが、割れた人には早いです。
今日決めること
首元の勧めが割れたら、まず自分の深さの数字と角の向きを1つずつ書き出してください。
- 骨格から:鎖骨のくぼみから何cm下か(ストレート8〜12cm、ウェーブ0〜3cm、ナチュラルは横に広く)
- 顔から:襟の先は丸いか、角があるか
この2つを持って手持ちのトップスを見直すと、どちらの勧めにも沿っている1枚と、片方だけに沿っている1枚が分かれます。片方だけの服は、手持ちで直す方法を1つだけ当ててください。
髪の長さでも骨格と顔の勧めが割れている人は、骨格と顔タイプで髪の長さが割れるときも参考にしてください。首の長さと肩の厚みで、同じように分けて決められます。
よくある問い
- Q. 骨格ストレートでVネックを勧められましたが、顔がキュートで丸首を勧められました。どちらを着ればいいですか
- どちらか一方ではなく、深さと角を分けてください。骨格ストレートが必要としているのは開きの深さで、Vの尖った角そのものではありません。鎖骨のくぼみから8〜10cmほど下まで開いたUネックや、Vの先が丸く落ちた形なら、深さは骨格の勧めどおり、角は顔の勧めどおりになります。
- Q. 骨格ウェーブで首が詰まった服が楽ですが、顔がクールで甘く見えてしまいます
- 詰まり具合はそのままで、襟の線を直線にしてください。小さなスタンドカラー、角のある浅いV、ボートネックの端がまっすぐ切れた形などです。深さを変えずに角だけ変えると、上半身の薄さを埋める効果を残したまま、顔の直線と合います。
- Q. 自分が割れているのかどうかが分かりません
- 丸首とVネックを1枚ずつ着て、鏡から1歩離れて見比べてください。どちらかで首から下が詰まって見える、または間延びして見えるなら骨格の問題です。どちらかで顔だけが浮く、きつく見える、寂しく見えるなら顔の問題です。両方に別々の答えが出たら割れています。
- Q. タートルネックしか着ない季節はどうすればいいですか
- タートルでも深さと角は分けられます。深さの代わりに首を覆う高さと折り返しの幅を骨格で、編み地の表面と折り返しの端の形を顔で決めます。骨格ストレートなら低めで薄い編み地、顔が曲線ならふっくらした表面、という組み合わせです。
— メグラシ編集部





