骨格と顔タイプがちぐはぐな人の冬服|首から上と下で役割を分ける

**骨格診断と顔タイプ診断の結果がちぐはぐで、どちらに合わせても何かが似合わない。**そう感じている人は、首から下を骨格に、首から上を顔タイプに任せてください。どちらか一方を選ぶのではなく、体の場所によって役割を分けます。
骨格は体の厚みや肉のつき方を見る診断で、顔タイプは顔の輪郭やパーツの形を見る診断です。見ている場所が違うのだから、結果が食い違うのは不思議なことではありません。食い違いがあるときに困るのは、片方に合わせた服をそのまま全身に広げてしまうことです。
この記事では、首から上と下の境目をどこに置くかを自分で測る手順、ちぐはぐの3つの型ごとの組み方、どちらとも取れるときの決め方、冬のコート・ニット・マフラー・靴での役割の分け方を書きます。冬は服の面積が大きくなるので、食い違いがいちばん目立つ季節です。だからこそ、役割を分けると効きます。
結論:首から下は骨格、首から上は顔タイプに任せる
先に結論を書きます。骨格と顔タイプが食い違う人の服の選び方は、次の一行です。
面積の大きいものは骨格で、顔に近いものは顔タイプで選ぶ。
| 選ぶもの | 従う診断 | 理由 |
|---|---|---|
| コート・ワンピース・パンツ・スカート | 骨格 | 体の形がいちばん出る面だから |
| 襟の形・マフラー・耳元の小物・髪型 | 顔タイプ | 顔と並んで見える場所だから |
| トップスの柄・素材・首元の開き | 境目の位置で決める | どちらの場所にも属するから |
表の3行目が、この記事でいちばん大事なところです。トップスは顔にも体にも近いので、どちらの診断に従うかは人によって変わります。その分かれ目を、鎖骨と顎の間の距離で測ります。
ちぐはぐには3つの型がある
骨格と顔タイプの食い違いには、大きく3つの型があります。自分がどれに当てはまるかを先に確かめてください。
| 型 | 骨格 | 顔タイプ | よく出る悩み |
|---|---|---|---|
| 型1 | 直線的で厚みがある(ストレート寄り) | 曲線的で幼い(キュート・フェミニン寄り) | きちんとした服を着ると顔が負ける |
| 型2 | 曲線的で薄い(ウェーブ寄り) | 直線的で大人っぽい(クール・エレガント寄り) | 柔らかい服を着ると顔が浮く |
| 型3 | 骨が目立ち大きい(ナチュラル寄り) | 小さく柔らかい(フレッシュ・キュート寄り) | ざっくりした服で顔が埋もれる |
どの型も、悩みの中身は同じです。体に合わせた服が、顔とは逆の方向を向いている。だから、どちらに合わせても片方が浮きます。
型が分かったら、次に境目の位置を測ります。同じ型の人でも、境目の位置によって、トップスをどちらに寄せるかが変わるからです。
境目をどこに置くか|鎖骨と顎の間で測る
首から上と下を分けると言っても、首の長さや肩の形は人によって違います。境目をどこに置くかを、自分の体で測ってください。
- 鏡の前で正面を向き、肩の力を抜いて立ちます
- 顎の先から、鎖骨のいちばん内側のくぼみまでの距離を、指の幅で測ります
- 指4本分より短いか、指4本分か、指4本分より長いかを見ます
指4本分より短い人は、首が短く、顔とトップスがとても近くにあります。この人は、トップスまで顔の一部として見えるので、トップスの襟や柄、素材は顔タイプで選んでください。境目は胸の高さまで下がります。
指4本分くらいの人は、境目がちょうど鎖骨にあります。トップスの首元は顔タイプで、トップスの身頃と素材は骨格で選びます。
指4本分より長い人は、首が長く、顔とトップスの間に距離があります。この人は、トップスまで体の一部として見えるので、トップスも骨格で選んでかまいません。境目は首の付け根まで上がり、顔タイプに任せるのは、襟とマフラー、髪型、耳元の小物だけになります。
型1:体は直線・顔は曲線の人
骨格がストレート寄りで、顔タイプがキュートやフェミニンのような曲線的な顔の人です。体には厚みとハリがあり、直線的でハリのある素材がきれいに見えます。一方、顔は丸みがあって柔らかいので、直線的な服を着ると顔が負けて、服だけがきつく見えます。
この型の人は、体の面にはハリのある素材と直線的な形を使い、顔の近くに丸みを足します。
コートは、肩の線が自分の肩にぴったり合い、身頃がまっすぐ落ちるものを選びます。ハリのあるウールや目の詰まった布がきれいに見えます。そのうえで、襟を丸い形にするか、襟のないコートを選んで、首元にマフラーで丸みを足します。
ニットは、目の詰まった平らな編み地を選び、身頃は体に沿いすぎず離れすぎない形にします。首元は丸首やボトルネックのように、顔の丸みと揃う形を選びます。Vネックの深いものは体には合いますが、顔の柔らかさとはぶつかるので、浅めにとどめます。
髪型は、顔のまわりに丸みのある形にすると、直線的な服の中で顔が浮かずに収まります。耳元の小物は、丸い形や小さな粒のものにします。
型2:体は曲線・顔は直線の人
骨格がウェーブ寄りで、顔タイプがクールやエレガントのような直線的で大人っぽい顔の人です。体は薄く、柔らかい素材や曲線的な形がきれいに見えます。一方、顔は線がはっきりしていて大人っぽいので、柔らかくふんわりした服を着ると、顔だけが浮いて、服が幼く見えます。
この型の人は、体の面には柔らかい素材と体に沿う形を使い、顔の近くに直線を足します。
コートは、肩が小さめで、ウエストの位置が高く見えるものを選びます。柔らかいウールや、軽い素材がきれいに見えます。そのうえで、襟は直線的な形、たとえば細めの折り襟やスタンドカラーにして、顔の線と揃えます。丸くふくらんだ襟や大きなフリルは、顔とぶつかるので避けます。
ニットは、薄手で体に沿うものを選び、身頃は短めにしてウエストの位置を見せます。首元はVネックや細いハイネックのように、縦の線が出るものを選ぶと、顔の直線と揃います。
髪型は、顔のまわりに縦の線が出る形、たとえば顔に沿って落ちる髪や、すっきりまとめた形が合います。耳元の小物は、細長い形や直線的なものにします。
型3:骨格はしっかり、顔は小さく柔らかい人
骨格がナチュラル寄りで、顔タイプがフレッシュやキュートのような小さく柔らかい顔の人です。体は骨や関節がしっかりしていて、ざっくりした素材やゆとりのある形がきれいに見えます。一方、顔は小さく柔らかいので、大きくざっくりした服を着ると、顔が服の中に埋もれて見えます。
この型の人は、体の面にはゆとりのある形と表情のある素材を使い、顔の近くは小さく軽くまとめます。
コートは、肩が少し落ちるゆとりのある形がきれいに見えます。ただし、襟の大きいものや、首元にボリュームのあるものは顔を埋もれさせるので、襟は小さめか、襟のない形を選びます。
ニットは、ざっくりした編み地でも構いませんが、首元だけは詰まりすぎない形にします。首元が大きく開くと顔の小ささが際立ちすぎ、首元が厚く詰まると顔が埋もれます。首の付け根が少し見えるくらいの丸首が、いちばん顔が収まります。
髪型は、顔の近くに軽さが出る形にします。重く下ろした髪は、ざっくりした服とつながって顔を小さく見せすぎるので、耳に掛けるか、軽くまとめて首元を見せます。
どちらとも取れるときの決め方
自分の型が分からない、あるいは境目を測っても、トップスをどちらに寄せればいいか決まらない。そういう人は少なくありません。そのときは次の順に決めてください。
1. 鏡から2m離れて、最初に何が目に入るかで決める
候補のトップスを2枚用意します。1枚は骨格に合わせたもの、もう1枚は顔タイプに合わせたものです。それぞれを着て、鏡から2m離れて立ち、目を開けた瞬間に何が目に入るかを見ます。
顔が先に目に入るほうが、あなたに合っているトップスです。服が先に目に入ったなら、その服はあなたの顔より強いか、体の形と合っていません。どちらを着ても服が先に目に入るなら、そのトップスの素材か形が、両方の診断に合っていない可能性があります。別の候補に替えてください。
2. 全身写真で、体の厚みと顔の大きさの釣り合いを見る
スマートフォンで全身を撮り、画面を腕を伸ばした距離で見ます。見るのは、体の厚みに対して顔が小さく見えすぎていないか、大きく見えすぎていないかです。
顔が小さく見えすぎるなら、体の面が強すぎます。体の服を骨格に合わせたまま、少し素材を軽くするか、色を明るくしてください。顔が大きく見えすぎるなら、体の面が弱すぎます。体の服の素材をハリのあるものにするか、形をはっきりさせてください。
3. 迷ったら、骨格を先に決めて、顔タイプは小物で足す
服の形と素材は、買い替えるのにお金も時間もかかります。小物や髪型は、その日のうちに変えられます。迷ったら、服は骨格に合わせて選び、顔タイプの要素は小物と髪型で足してください。小物と髪型なら、合わなければ明日変えればよいので、失敗しても戻せます。
4. 予定の場面で決める
人と向き合って話す時間が長い日は、顔の近くが大事になるので、顔タイプの比重を上げます。トップスの首元も顔タイプで選びます。歩く時間や移動の多い日、人から全身を見られる日は、骨格の比重を上げます。トップスも骨格で選び、顔タイプはマフラーと耳元だけにします。
この4つを順に試すと、ほとんどの人は決まります。それでも決まらない人は、境目を指4本分の位置に置き、首元だけ顔タイプ、それ以外は骨格、という真ん中の分け方にしておくと、大きく外れません。
冬のコートは骨格を優先し、襟だけ顔に合わせる
冬のコートは、一年の服の中で最も面積が大きく、体の形をいちばん左右する服です。だからコートは、骨格を優先して選んでください。
骨格で見るのは、肩の位置、身頃の落ち方、丈、素材のハリです。肩の線が自分の肩の骨と合っているか、身頃が体から離れすぎていないか、丈が骨格に合う位置で終わっているか。この3つを先に決めます。
そのうえで、顔タイプに合わせるのは襟だけです。同じ形のコートでも、襟の種類はいくつか選べることが多いので、襟の形で顔に寄せます。丸い顔なら丸みのある襟か襟なし、直線的な顔なら細めの折り襟かスタンドカラー、小さい顔なら小さめの襟、と考えます。
骨格と顔タイプの組み合わせごとのコートはコートは骨格と顔タイプで選ぶにもまとめています。この記事では、組み合わせではなく、食い違ったときの役割の分け方として読んでください。
ニットは編み地で骨格、首の形で顔
ニットは、顔にも体にも近い服です。そこで、ニットの中でも役割を分けます。
編み地と身頃の形は骨格で選びます。目の詰まった平らな編み地か、ざっくりした編み地か、薄手か厚手か。身頃が体に沿うか、ゆとりがあるか。ここは体の厚みと肉のつき方で決まるので、骨格に従います。
首の形は顔タイプで選びます。丸首、Vネック、ハイネック、タートルネック、ボトルネック。首の形は顔のすぐ下に来るので、顔の輪郭とパーツの形に揃えます。丸い顔には丸い首元、直線的な顔には縦の線が出る首元が揃います。
ここで、境目の測り方が効いてきます。鎖骨から顎までが指4本分より短い人は、ニット全体が顔の一部として見えるので、編み地の表情も顔タイプに寄せてかまいません。長い人は、首の形だけ顔タイプにして、それ以外は骨格に任せます。
マフラーとストールで首から上を足す
冬の服でいちばん役に立つのが、マフラーとストールです。首に巻くものは、顔のすぐ下に来るので、顔タイプの要素を足すのにちょうどよい場所です。しかも、服を買い替えなくても、巻くものを変えるだけで顔の近くの印象を変えられます。
曲線的な顔の人は、柔らかい素材のマフラーを丸く巻きます。首元にふくらみができて、顔の丸みと揃います。直線的な顔の人は、薄手のストールを縦に垂らすか、細く巻いて、首元に縦の線を作ります。小さい顔の人は、薄手のものを軽く巻いて、首元にボリュームを出しすぎないようにします。
マフラーの厚みと幅は、骨格で選ぶと体に合います。厚みのある体の人は薄めで幅の狭いもの、薄い体の人は柔らかくて幅のあるもの、骨のしっかりした人はざっくり大きいもの。巻き方と素材の柔らかさは顔タイプで、厚みと幅は骨格で、と分けると、マフラー1本の中でも役割分担ができます。
帽子は形を顔タイプ、深さを骨格で選ぶ
冬に増える帽子も、顔のすぐ近くにあるものです。帽子の形、つまり丸いか角があるか、つばが広いか狭いかは、顔タイプで選びます。丸い顔の人は丸みのあるニット帽やベレー帽、直線的な顔の人は折り目のある帽子や、つばのまっすぐなもの、小さい顔の人は浅めで小ぶりなものが揃います。
一方、帽子の大きさとかぶる深さは、骨格と体の釣り合いで決めます。体に厚みや大きさがある人が小さすぎる帽子をかぶると、頭だけが小さく見えて全身の釣り合いが崩れます。体の薄い人が大きな帽子をかぶると、帽子だけが目立ちます。鏡から2m離れて、帽子と体の大きさが釣り合って見えるかを確かめてください。
眼鏡の枠は顔タイプで選ぶ
眼鏡を掛ける人は、枠の形を顔タイプで選びます。眼鏡は顔の真ん中にあるので、顔の印象をいちばん強く左右します。丸い顔には丸みのある枠、直線的な顔には角のある枠、小さく柔らかい顔には細くて軽い枠が揃います。枠の太さは、骨格のしっかりした人ほど太めでも負けず、体の薄い人ほど細めが釣り合います。形は顔、太さは骨格、という分け方です。
手袋は骨格に寄せる
手袋は手に着けるものなので、骨格に寄せて選んでください。手の大きさや指の長さ、手首の太さは骨格の特徴がよく出る場所です。厚みのある手には、なめらかな革の薄手のもの、華奢な手には柔らかい素材のもの、骨のしっかりした手には厚手でざっくりしたものが合います。顔タイプの要素を足したいなら、手袋の色や、手首の小さな飾りで足す程度にとどめます。
靴と鞄は骨格に寄せる
靴と鞄は、顔から遠い場所にあるので、骨格に寄せて選んでください。靴は脚の形と重さの釣り合いに関わり、鞄は体の厚みや肩の形と並んで見えるからです。
靴は、骨格に合うつま先の形と、甲の高さを選びます。体に厚みのある人は、つま先がすっきりしたもの、体の薄い人は、甲が浅く華奢に見えるもの、骨のしっかりした人は、ある程度ボリュームのあるものが釣り合います。
鞄は、体の厚みと大きさの釣り合いで選びます。顔タイプに合わせて小さく可愛らしい鞄を選んでも、骨格がしっかりしていると鞄が小さく見えすぎることがあります。顔タイプの要素を足したいなら、鞄の形ではなく、持ち手の飾りや小さな付属品で足してください。
髪型で境目を動かす
髪型は、首から上と下の境目を、その日のうちに動かせる道具です。
髪を下ろすと、髪が首元を覆い、顔の近くの面が広がります。この日は境目が下がるので、トップスまで顔タイプ寄りで選んでも収まります。逆に、髪をまとめて首を見せると、顔と体の間に距離ができるので、境目が上がります。この日は、トップスまで骨格で選んで構いません。
食い違いのある人は、服を変えずに髪型を変えるだけで、合う合わないが入れ替わることがあります。同じ服を着ていて、髪を下ろしたら顔が負けると感じたら、髪をまとめてみてください。逆に、髪をまとめたら服がきつく見えると感じたら、下ろしてみてください。どちらが合うかで、その日の自分の境目の位置が分かります。
前髪と分け目で顔の印象を寄せる
髪の長さを変えなくても、前髪と分け目で顔の印象は動きます。顔が曲線的で幼い人が、骨格に合わせたきちんとした服を着る日は、前髪を流して額を少し見せると、顔に大人っぽさが加わり、服との差が縮まります。顔が直線的で大人っぽい人が、骨格に合わせた柔らかい服を着る日は、前髪を下ろすか、分け目をずらして顔まわりに丸みを出すと、服の柔らかさと顔がつながります。
つまり、前髪と分け目は、顔タイプを服の側へ少しだけ寄せる道具です。役割を分けたうえで、それでも差が大きすぎると感じる日に使ってください。服を替えるより手軽で、毎日変えられます。
髪の長さで境目を固定する
髪の長さは、毎日は変えられないぶん、境目の位置を長く決めてしまいます。肩より上の短い髪は首を見せるので、境目を上げます。この長さの人は、トップスまで骨格で選ぶと全身が整いやすくなります。肩より下の長い髪は、下ろしたときに首元と胸元を覆うので、境目を下げます。この長さの人は、トップスの首元から胸元までを顔タイプで選ぶと、髪と服がつながって見えます。髪を切ったり伸ばしたりしたときは、トップスの選び方も一緒に見直してください。
型ごとの冬の組み方|通勤・休日・集まりの3場面
役割の分け方が分かったら、実際の冬の予定に当てはめてみます。ここでは、3つの型それぞれについて、通勤・休日・集まりの3つの場面での組み方を書きます。手持ちの服に置き換えながら読んでください。
型1(体は直線・顔は曲線)の冬
通勤の日は、ハリのあるウールの直線的なコートに、目の詰まった平らなニットとまっすぐなパンツを合わせます。ここまでは骨格の役目です。顔の役目は、ニットの首元を丸首かボトルネックにして、首に柔らかい素材のマフラーを丸く巻くこと。耳元には丸い小さな粒を足します。人と向き合う時間が長い日は、マフラーを外しても首元の丸みが残るように、ニットの首の形を必ず丸くしておきます。
休日は、体の面を少しゆるめてもよい日です。ただし、ゆるめるのは素材ではなく形のほうにしてください。ハリのある素材のまま、少しゆとりのある形のニットを選び、顔の近くにはふんわりした髪型で丸みを出します。素材まで柔らかくすると、体の厚みが強調されて、着太りして見えやすくなります。
集まりの日は、顔の近くに華やかさを足します。直線的なワンピースか、きちんとしたスカートに、丸い襟のブラウスや、丸みのある大ぶりの耳元の小物を合わせます。体の面は骨格のまま、顔の近くだけを華やかにすると、型1の人はいちばん整って見えます。
型2(体は曲線・顔は直線)の冬
通勤の日は、柔らかいウールの短めのコートか、ウエストの位置が高く見えるコートに、薄手で体に沿うニットと、ハイウエストのスカートかパンツを合わせます。顔の役目は、ニットの首元をVネックか細いハイネックにすることと、コートの襟を細めの折り襟にすること。耳元には細長い形の小物を足します。髪は顔に沿って落とすか、すっきりまとめます。
休日は、柔らかい素材を楽しめる日です。ふんわりしたニットでも、身頃が短めで体に沿っていれば、型2の体にはきれいに収まります。顔の近くには、細く巻いたストールで縦の線を足し、顔の大人っぽさと服の柔らかさをつなぎます。
集まりの日は、体には曲線的で柔らかいワンピースやスカートを選び、顔の近くには直線を足します。首元がすっきりしたデザインを選び、大きなフリルや丸い大きな襟は避けます。耳元の小物は、細長く揺れるものか、直線的な形のものにすると、顔の強さと揃います。
型3(骨格はしっかり・顔は小さく柔らかい)の冬
通勤の日は、肩が少し落ちるゆとりのあるコートに、表情のある素材のニットと、ゆとりのあるパンツを合わせます。顔の役目は、コートの襟を小さめにするか襟なしにすること、ニットの首元を首の付け根が少し見える丸首にすること。マフラーは薄手のものを軽く巻き、首元を厚くしすぎないようにします。
休日は、ざっくりした素材を思い切り使える日です。ただし、顔の近くが埋もれないように、髪は耳に掛けるか軽くまとめます。帽子をかぶるなら、つばの小さいものか、浅めのものにして、顔が帽子の中に沈まないようにします。
集まりの日は、体には落ち感のある素材のワンピースやロングスカートを選び、顔の近くは小さく軽くまとめます。小さな粒の耳元の小物や、細い首飾りで、顔の小ささと柔らかさを引き立てます。体の面が大きく、顔の近くが小さい、という釣り合いが、型3の人の整った姿です。
よくあるつまずきと直し方
顔タイプに合わせた小物を足すと、ちぐはぐさが増す
小物を足しすぎると、顔の近くと体の面の差が広がりすぎて、かえってちぐはぐに見えます。顔タイプの要素は、マフラー・耳元・髪型・襟のうち、2か所までにしてください。4か所すべてを顔タイプに寄せると、顔の近くだけが別の装いのように見えます。
骨格に合わせた服が、顔に対して地味に見える
骨格に合わせた服は、体の形はきれいに見えても、顔の印象とは方向が違うので、地味に見えることがあります。この場合は、服の色を顔に合う色に替えてください。形は骨格、色は顔の近くに合う色、と分けると、地味さが和らぎます。顔の近くの色は、パーソナルカラーで選ぶとさらに迷いが減ります。
冬になると、似合っていた服が急に合わなくなる
秋までは合っていた組み方が、冬になって急に合わなくなることがあります。これは、コートとマフラーが重なって、首から上と下の境目が動くからです。コートの襟とマフラーで首元が厚くなると、境目が上がり、顔が服に囲まれます。冬は、秋より首元を一段軽くしてください。インナーの首元を開けるか、マフラーを薄手にします。
家族や友人に「いつもと雰囲気が違う」と言われる
役割を分けた組み方を始めると、周りの人から雰囲気が変わったと言われることがあります。それが悪い意味で言われているのでなければ、続けてください。食い違いのある人は、これまで片方の診断に合わせた服ばかり着ていたことが多く、両方を生かすと印象が変わるのは自然なことです。
試着室で確かめる順番
売り場で服を選ぶときは、次の順番で確かめると、食い違いに振り回されずに済みます。
- 最初に骨格で見ます。肩の線、身頃の落ち方、丈が合っているかを、鏡に近づいて確かめます
- 次に、鏡から一歩ずつ下がって、2m離れます。顔が先に目に入るかを見ます
- 顔が負けていたら、襟と首元を顔タイプに合わせたものに替えるか、マフラーや小物で足せるかを考えます
- 襟や首元を替えても顔が負けるなら、その服は素材が強すぎます。骨格に合う範囲で、素材が一段柔らかいものに替えます
- 最後に、手持ちのコートやマフラーと合わせたときの姿を想像します。冬は重ねて着るので、単体ではなく重ねた姿で判断します
試着室では、着てきたコートとマフラーをいったん外して確かめ、そのあともう一度重ねて確かめる、という二度見をおすすめします。外した状態で骨格に合っていても、重ねたときに首元が厚くなって顔が埋もれることがあるからです。二度見で両方とも整って見えた服だけを選べば、家に帰ってから合わないと気づくことが減ります。
骨格で合わないものは、どれだけ顔タイプに合っていても、体の面で崩れます。だから、最初の確かめは必ず骨格で行ってください。顔タイプは、その後で足し算として使います。
診断結果を見直したほうがいいとき
ここまでの役割分担を試しても、どうしても服が合わない場合は、診断結果そのものを見直したほうがいいこともあります。
見直しの目安は2つです。1つは、骨格に合わせた服を着ても、体が太って見えたり、服に着られた印象になったりすること。骨格の診断が、実際の体とずれている可能性があります。もう1つは、顔タイプに合わせた小物や髪型が、いつも顔から浮いて見えること。顔タイプの診断が、今の顔とずれている可能性があります。
年齢や体型の変化、髪型の変化で、見え方が変わることもあります。診断を受けたのが数年前なら、一度もう一度確かめてみてください。骨格・パーソナルカラー・顔タイプの3つを合わせて考えたい場合は、骨格×顔タイプの組み合わせ例のように組み合わせを一つずつ見ていく方法もあります。
見直しを受ける前に、手持ちの服で自分なりに確かめておくと、診断の場で聞きたいことがはっきりします。骨格に合わせた服を着て鏡から2m離れたときの写真と、顔タイプに合わせた小物を足したときの写真を、それぞれ1枚ずつ用意してください。どちらの写真で違和感があるのかを伝えれば、どちらの診断を見直すべきかが絞られます。
また、診断を受けたときと今とで、生活が変わっていることもあります。仕事で人と向き合う時間が増えた、休日に体を動かすことが増えた、といった変化があると、服に求める役割も変わります。同じ診断結果でも、生活に合わせて骨格と顔タイプの比重を動かしてよいのです。比重を動かしても、首から下は骨格、首から上は顔タイプという分け方の骨組みは変わりません。
診断が食い違っていることは、似合う服が少ないということではありません。体と顔で、違う方向の良さを持っているということです。役割を分けて使えば、両方を生かした冬の装いが組めます。
よくある問い
- Q. 骨格と顔タイプが合わないのは、診断が間違っているからですか
- 間違いとは限りません。骨格は体の厚みや関節の形、肉のつき方を見る診断で、顔タイプは顔の輪郭やパーツの形と配置を見る診断です。見ている場所が違うので、結果が食い違うのはよくあることです。むしろ、骨格と顔タイプの方向がそろっている人のほうが少ないくらいです。食い違っているときは、どちらかを捨てるのではなく、体に近い場所は骨格、顔に近い場所は顔タイプ、と役割を分けて使ってください。
- Q. 骨格と顔タイプ、どちらを優先すればいいですか
- 服の面積が大きいもの、たとえばコートやワンピースやパンツは骨格を優先してください。体の形が出る場所なので、骨格に合っていないと着太りや服に着られた印象になりやすいからです。顔に近い場所、たとえば襟の形やマフラー、アクセサリー、髪型は顔タイプを優先します。どちらとも言えないもの、たとえばトップスの柄や素材は、鎖骨から顎までの距離で決めます。この距離が短い人は顔タイプ寄り、長い人は骨格寄りで選ぶと崩れにくくなります。
- Q. 顔タイプに合わせた服を着ると、体が太って見えます
- 顔タイプに合わせて選んだ服を、体の大きな面にまで使っているのが原因です。たとえば、顔が曲線的で子供っぽい人が、顔に合わせて柔らかい素材の膨らんだワンピースを着ると、骨格がストレートなら上半身が厚く見えます。この場合は、ワンピースやコートの形は骨格に合う直線的なものにして、顔に合わせた柔らかさは襟の丸みやマフラー、髪のまとめ方で足してください。体の面積に顔タイプの要素を広げすぎないことが大事です。
— メグラシ編集部





