ブルベのブラウンリップは赤みで選ぶ|秋の茶を唇に置く境目

**ブルベのあなたが秋に唇へ置ける茶は、赤み・灰み・紫みのどれかが混ざった茶です。**秋の売り場には茶の口紅が一気に増えますが、その多くはキャラメルやテラコッタのように黄みやオレンジに寄った茶です。ブルベがそれをそのまま塗ると、口元だけが黄みに寄って、顔から少し浮いて見えることがあります。
茶が似合わないのではありません。選んだ茶の寄りが、自分と反対側だっただけです。寄りを見分けて、深さを決めれば、ブルベでも秋の茶は十分に使えます。
結論:ブルベの茶は、赤み・灰み・紫みの3方向
| 茶の寄り | 呼ばれ方の例 | ブルベ夏 | ブルベ冬 |
|---|---|---|---|
| 灰みが混ざった茶 | モーブブラウン、グレージュブラウン | ◎ 薄くぼかす | ○ 深めを選ぶ |
| 赤みが混ざった茶 | ローズブラウン、レンガより青い赤茶 | ◎ | ○ |
| 紫みが混ざった茶 | プラムブラウン、ボルドーブラウン | ○ 明るめを薄く | ◎ 輪郭まで |
| 黄み・オレンジの茶 | キャラメル、テラコッタ | 重ねる前提 | 重ねる前提 |
名前は売り場ごとにばらばらなので、名前で選ぶより、次の手順で寄りを確かめるほうが確実です。
寄りを見る|ティッシュに押した跡の縁の色
茶の寄りは、塗った面の真ん中より、薄くなった縁のほうにはっきり出ます。
手の甲ではなく、唇に1回塗ってください。そのあと白いティッシュを唇に軽く押し当てて、跡をつけます。跡の真ん中は茶に見えますが、縁のにじんだ部分がピンクや紫に寄れば青み側、オレンジや黄に寄れば黄み側です。
手の甲で見ないのは、手の甲の肌の色が唇より黄みに寄っていることが多く、塗った色がその分だけ黄みへ引っ張られるからです。唇に塗ってから紙に移すと、唇の色と口紅の色が混ざった「実際に見える色」が取れます。跡は1回だけ押してください。2回3回と押すと縁が薄くなりすぎて、寄りが読みにくくなります。
深さを決める|素の唇から2段まで
寄りが合っていても、深さが行きすぎると口元だけが目立ちます。基準にするのは、自分の素の唇の色です。
何も塗っていない唇をティッシュに押して、跡を横に並べてください。素の唇の跡を0段として、少し深い色を1段、はっきり深い色を2段、茶に近い暗さを3段と数えます。ブルベ夏は2段まで、ブルベ冬は3段までが、顔と釣り合いやすい深さです。
素の唇がもともと濃い人は、同じ口紅でも段数が少なく出ます。唇の濃さと寄りの関係は唇の色が濃いとブルベかで詳しく扱っています。
塗って確かめる|鏡から1mで4か所
寄りと深さが決まったら、塗った状態で確かめます。昼間、窓のそばで、鏡から1m離れて見てください。近すぎると唇だけに目が行き、顔全体での見え方が分からなくなります。
見るのは、歯の白さ、口角の影、頬の赤み、目の下の色の4か所です。
- 歯の白さ……黄み側の茶を塗ると、歯が一段黄みを帯びて見える
- 口角の影……深さが行きすぎると、口角の外側に影が濃く出る
- 頬の赤み……寄りが合っていると、頬の赤みが唇とつながって自然に見える
- 目の下の色……寄りがずれていると、目の下が茶や灰に沈んで見える
3か所以上が良い側なら、その1本はそのまま使えます。2か所なら、塗る量を減らすか、次の章の重ね方を試してください。1か所以下なら、寄りか深さのどちらかが大きくずれています。
ブルベ夏のブラウン|灰みと赤みを、唇の内側から薄く
ブルベ夏に合う茶は、灰みの入ったモーブブラウンと、赤みの入ったローズブラウンです。どちらも、唇の内側から外へ向かってぼかすように塗ると、秋らしい深さが出ながら、口元だけが重くなりません。
輪郭をはっきり取ると、ブルベ夏のやわらかい顔立ちに対して唇の線が強く出ます。指先でトントンと叩いて輪郭をにじませるか、塗ったあとにティッシュで1回押さえて、縁を少し薄くしてください。
紫みの茶を使うなら、明るめのものを選んで、さらに薄く。深い紫みの茶は、ブルベ夏の顔では唇だけが先に目に入ります。
ブルベ冬のブラウン|紫みの茶を、輪郭まで
ブルベ冬は、茶の中でも深く、紫みや赤みがはっきりしたものが得意です。プラムブラウンや、ボルドーに近い茶を、輪郭まできちんと塗ると、目元の強さと唇が釣り合います。
薄くぼかすと、かえって顔がぼやけることがあります。ブルベ冬の顔は明暗の差が大きいので、唇にも輪郭があるほうが顔全体が締まります。ブルベ冬で茶が物足りないときは、薄すぎることを疑ってください。
灰みの茶を選ぶ場合は、深めのものを。明るい灰みの茶は、ブルベ冬の顔ではくすんで見えやすくなります。
黄みの茶を使いたいとき|下に青みを1層
キャラメルやテラコッタのような黄みの茶を、どうしても使いたいこともあります。流行りの色を買ってしまった、贈り物でもらった、服と合わせたい。そんなときは、下に青みを1層入れてください。
- 青みのピンクかローズを、唇全体に薄く塗る
- 黄みの茶を、唇の中央だけに重ねる
- 上下の唇を軽く合わせて、境目をなじませる
- ティッシュに押して、跡の縁がピンク寄りになっていれば完成
輪郭の近くに青みが残るので、口角のまわりの色が顔となじみます。中央は流行りの茶、縁は自分の側の色という分け方です。
質感で茶は動く|マットは黄に、艶は赤に
同じ茶でも、質感で寄りが少し動きます。マットな質感は光を吸うので、茶の中の黄みや灰みが前に出ます。艶のある質感は光を返すので、赤みや紫みが前に出ます。
ブルベが迷ったら、艶のあるほうを選ぶと、青み側に寄って見えます。マットの茶を使いたいときは、赤みか紫みがはっきり入ったものを選ぶと、マットでも黄みに引っ張られません。
秋から冬にかけては空気が乾いてきて、マットな口紅は唇の縦の筋に入り込みやすくなります。塗る前に保湿のバームを薄く入れておくと、色がむらになりにくくなります。
服との合わせ方|茶の服と唇の茶を揃えない
秋は服にも茶が増えます。キャメルのコート、こげ茶のニット、茶のブーツ。服の茶と唇の茶を同じ色で揃えると、全身が同じ色でまとまりすぎて、顔の中の唇が服の一部のように見えます。
ブルベの場合は、とくに服の茶が黄み寄りのとき、唇まで黄みの茶にすると顔全体が黄みに寄ります。**服が黄みの茶なら、唇は赤みか紫みの茶に。**寄りを1段ずらすと、唇が顔の側のものとして見えます。服の茶の選び方はブルベのブラウンで扱っています。
どちらとも取れるとき①|1stブルベ、2ndイエベ秋
1stがブルベ夏で、2ndがイエベ秋という人は、茶との相性がいちばん広いタイプです。黄みの茶も、ある程度は唇に置けます。
このタイプは、寄りより深さで決めてください。黄みの茶でも、深さが素の唇から1段までなら、ブルベ夏の顔でも浮きません。2段以上深くするなら、赤みか灰みの茶に切り替えます。1stと2ndの使い分けは1stブルベ夏・2ndイエベ秋|2ndは色より先に質感で入れるにまとめてあります。
どちらとも取れるとき②|手持ちの茶が判定の境目にある
ティッシュの跡の縁が、ピンクとオレンジのちょうど中間に見える。この場合は、茶の中でも赤みがいちばん強いタイプで、寄りが中立に近い1本です。
こういう1本は、合わせるもので寄りが決まります。頬に青みのピンクを入れれば青み側に、オレンジを入れれば黄み側に見えます。ブルベなら、頬を青み側にそろえると、唇もブルベの側に引っ張られます。
どちらとも取れるとき③|昼と夜で見え方が違う
昼の自然光ではちょうどよかった茶が、夜の暖色の照明の下では黄みに寄って見える。あるいはその逆。これは口紅の問題ではなく、光の色の問題です。
秋は日が短くなって、夜の照明の下で過ごす時間が長くなります。夜の予定が多い日は、1段赤みの強い茶を選ぶと、暖色の照明で黄みに引っ張られても、ブルベの側に残ります。昼の予定しかない日は、灰みの茶でも十分です。
目元と頬の合わせ方|茶は顔の中で1か所
唇に茶を置いた日は、目元と頬に茶を重ねすぎないでください。顔の中に茶が3か所あると、どこが主役か分からなくなり、全体が沈んで見えます。
目元は、灰みのある明るいベージュや、青みのピンクを薄く。頬は、唇の茶と同じ寄りのピンクを入れると、唇と頬がつながって見えます。
目元にも秋らしさを足したいときは、茶ではなく、灰みのある紫や深い青みのグレーを、まつ毛の際に細く入れてください。茶の唇と寒色の目元は温度がそろうので、ブルベの顔の中でぶつかりません。アイシャドウに茶を使うなら、唇より1段明るい茶を、まぶたの際だけに。茶は顔の中で唇の1か所だけにしておくと、秋らしさは唇だけで十分に出ます。
店頭で試すとき|手の甲ではなく、紙と唇の縁
売り場で唇に直接塗れないときは、手の甲ではなく、手首の内側に1本線を引いてください。手首の内側は手の甲より黄みが少なく、唇に近い色をしています。線を引いたら、縁のにじんだ部分がピンクに寄るかオレンジに寄るかを見ます。
もうひとつ使えるのが、白い紙です。売り場に置いてある試し用の紙に、軽く色を移して、縁の色を見る。唇に塗ったときより黄みが少なく出ることが多いので、紙の上で少しでもオレンジに見えたら、唇では黄み側に出ると読んでください。
照明の色も確かめてください。売り場の照明は明るく白いことが多いので、そこで茶に見えた色は、家の暖色の照明ではもう一段黄みに寄って見えます。迷った2本があれば、赤みの強いほうを選ぶと、どの光の下でもブルベの側に残りやすくなります。
よくある行き違い
**「ブルベにブラウンリップは似合わない」。**似合わないのは茶そのものではなく、黄みやオレンジに寄った茶です。赤み・灰み・紫みが混ざった茶は、ブルベでも唇に置けます。秋の売り場で最初に目に入る茶が黄み側に偏っているので、そう感じやすいだけです。
**「深い色ほど秋らしい」。**秋らしさは深さより、色の温度と質感で出ます。素の唇から2段を超えて深くすると、秋らしさより先に口元の強さが目に入ります。ブルベ夏なら、1段深い灰みの茶で十分に秋の顔になります。
**「茶は唇が大人っぽく見えすぎる」。**大人っぽく見えるかどうかは、輪郭の取り方で変わります。輪郭をにじませて内側から塗れば、同じ茶でもやわらかく見えます。輪郭まで塗り切るのは、顔の明暗がはっきりしている人向けの塗り方です。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. ブルベでもブラウンリップは使えますか
- 使えます。選ぶのは、茶に赤み・灰み・紫みのどれかが混ざったものです。ローズブラウン、モーブブラウン、プラムブラウンと呼ばれることが多い色で、ティッシュに押した跡の縁がピンクや紫の色でにじみます。黄みやオレンジに寄った茶は、そのまま塗ると口元だけが黄みに寄りやすいので、下に青みのピンクを薄く1層入れてから重ねてください。
- Q. ブルベ夏とブルベ冬で、選ぶ茶は違いますか
- 違います。ブルベ夏は灰みの入ったやわらかい茶、ローズブラウンやモーブブラウンを、唇の内側から薄くぼかすのが合います。ブルベ冬は紫みや赤みがはっきりしたプラムブラウンやボルドーに近い茶を、輪郭まで塗るほうが顔と釣り合います。同じ茶でも、夏は薄く・ぼかして、冬は深く・輪郭まで、と覚えておくと選びやすくなります。
- Q. 手持ちのブラウンリップが黄み寄りでした。もう使えませんか
- 使えます。下に青みのピンクかローズを薄く1層塗ってから、黄みの茶を唇の中央だけに重ねてください。輪郭の近くに青みが残るので、口角のまわりの色が顔となじみます。重ねた色をティッシュに押して、跡の縁がピンク寄りになっていれば成功です。それでも口元が浮くなら、日中ではなく夜の暖色の照明の下で使う色に回すと、違和感が出にくくなります。
— メグラシ編集部





